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    元スレ平塚「比企谷、悪いが手伝ってくれないか」 八幡「猫……ですか?」

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    みんなの評価 :
    タグ : - 俺ガイル ×2+ - タグ荒らし + - 豊臣秀吉もびっくり + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    102 = 95 :

    しえん

    104 = 36 :

    続けて

    105 = 21 :

    さる?

    106 :

    さすがにさるったんじゃ

    107 = 1 :

     

    平塚「…………は?」

    八幡「俺は先生の事が好きなんです。そんなに結婚したいなら俺としてくださいよ」

    平塚「ふ、ふざけるな! そんな同情で生徒を巻き込めるわけがないだろう!」

    八幡「俺が同情でこんな事しないって事は、先生がよく知ってると思いますけど」

    平塚「それは……っ」

    八幡「先生を助けたいっていう気持ちからこう言っているというのは確かです」

    八幡「その為に、俺はいろんなものを捨ててます。それでも、俺はこうしたかったんです」

    八幡「どんな事をしても先生を助けたかったんです。たぶん、これが――」


    八幡「本当に人を好きになる事だって、俺は思うんです」


    シュゥゥゥゥ……


    八幡(先生のネコミミも……白髪も……戻った、か。ぶっちゃけネコミミはちょっと惜しかった気も……)

    平塚「…………そんなのは、違う」
     

    108 :

    平塚しぇんしぇー=羽川
    ビッチヶ浜=かんばる
    雪のした=戦場ヶ原
    戸塚=撫子
    はるのさん=がえん伊豆子
    今のところこんなもんか?
    結婚となるとこれで完結ってなるかもしれないけど
    てか一発変換できない名字多すぎだろ…

    110 = 9 :

    おいおいあんだけ可愛かったゆきのんが大敗北とか許されんぞおい

    111 = 1 :

     
    八幡「俺が決めました。結局、誰が誰の事を好きかっていうのは、他人がどんな事を言ったとしても最終的には自分で決める」

    八幡「例え先生でも、それを否定する事はできないです」

    八幡「つーか、そうやって化猫の姿から元に戻ったっていう事は、俺の言葉を真に受けているっていう事じゃないんですか」

    平塚「…………」

    八幡「先生、答え聞かせてくださいよ。俺の人生初のプロポーズなんです」

    平塚「……比企谷」

    八幡「はい」


    平塚「バカな事を言うな……問題児め……」ポロポロ

     

    112 = 1 :

     

    卒業前 二月 教室


    いろは「……え、終わりですか? もう、毎回ぶん投げて終わらせないでくださいよー。後日談というか、今回のオチは?」

    八幡「後日談なんてねえし、オチただろ。こうして俺と先生は結婚する事になりました。おわり」

    いろは「あれ、やっぱり先生と結婚するんですか。『実はウソでしたテヘペロっ!』ってのはダメなんですか?」

    八幡「ダメに決まってんだろ。あの場面は俺の言葉が本気だってのを先生に知ってもらわないと意味ねえし、そこから裏切るなんて事出来るわけねえし、したくねえ」

    いろは「じゃあ、それならそれで、そこからの先生とのラブコメとか、雪ノ下先輩、結衣先輩との修羅場とか」

    八幡「ねーよ。あったとしても言いたくねえよ。語り部が何でも語ると思うなよ」

    いろは「むぅ……でも、何だかスッキリしませんねぇ」

    八幡「そうか?」

    いろは「そうですよー。だって今までの流れ的には雪ノ下先輩か結衣先輩と付き合うものとばかり……」

    八幡「戸塚抜かすなよ戸塚。最有力候補だろ」

    いろは「はいはい、あと戸塚先輩ですね。でも、そこからの平塚先生というのが意外で」
     

    113 :

    >>108
    はるのさんは忍野メメだろ

    115 = 106 :

    いろはす~

    116 = 1 :

     
    八幡「そんなもんだろ。高感度上げていけば順調に進んで誰々ルートなんてのはゲームの話だ」

    いろは「そういえばゲーム版の『俺ガイル』の平塚先生ルートは」

    八幡「バッドエンドだって言いたいのかキレるぞ。普段キレねえ奴がキレると何とも言えない空気になるぞ」

    いろは「あ、いえ、すみません失言でした。とにかく、比企谷先輩は本当に平塚先生の事が好きなんですよね?」

    八幡「お前さっきまで何聞いてたんだよ、あんだけ先生への愛を語ってやったじゃねえか。教室の中心で愛を叫んだじゃねえか」

    いろは「叫んでないですし窓際ですけどねー、ここ。雪ノ下先輩や結衣先輩とはどうなっているんですか?」

    八幡「別にどうも。二人共友達として仲良くしてもらってるよ。由比ヶ浜の腕の事があるから、雪ノ下とは堂々と会えないけどな」

    いろは「結衣先輩の腕が平塚先生を襲ったりは……」

    八幡「今は雪ノ下への願いが成就できずに中途半端になってるから、その辺は大丈夫らしい。まぁ、それが無くても、あいつはもう腕に願ったりはしないだろうけどな」

    いろは「なるほど……ともかく、比企谷先輩と平塚先生は付き合っているっていう事でいいんですよね?」

    八幡「まぁそうなるけど……くれぐれもバラすんじゃねえぞ、俺の卒業近いからって。つか何で俺は話しちまったんだか」ハァ

    いろは「大丈夫ですよ、私を信じてください」

    八幡「そこまで疑ってるわけじゃねえけど……」

    いろは「十万円から考えましょー」

    八幡「おいふざけんな信じられるのは金だけかよどんな人生送ってんのお前」

    117 = 1 :

     
    いろは「あはは、冗談ですって。でも、それなら比企谷先輩、卒業と同時に専業主夫になれるじゃないですか。どうしてわざわざ地元国立なんて受けるんですか?」

    八幡「先生が今から選択肢を狭めるのは良くないってよ。その内他にやりたい事ができるかもしれないから、大学は行っとけって」

    いろは「おぉ、なんか先生っぽい事言ってますね」

    八幡「先生だからな。ぶっちゃけ俺は他にやりたい事とかできるとは思ってねえけど」

    いろは「とは言え説得されちゃったわけですかー」

    八幡「そりゃ『これから変わるかもしれないだろう。君が私の事を好きになってくれたように』とか言われたらな。うへへ」ニヤニヤ

    いろは「先輩、惚気はいいとしても、その気持ち悪い笑い声はやめてください。泣きますよ大声あげて」

    八幡「悪かったから、隙あらば俺を社会的に殺そうとするのはやめろ」

    いろは「……うーん、でもやっぱり納得できないです」

    八幡「まだ言ってんのかよ、何お前俺の事好きなの?」

    いろは「あいにく私の恋愛対象は人間の男性なんです」

    八幡「俺は何なんだよ新種か、まさかの女の子疑惑か。女主人公のラノベは難しいぞ、キノ好きだけどよ」

    いろは「では、ハチ子先輩」

    八幡「誰がハチ子だ、いろ男……なんか色男みたいで褒め言葉みたいになっちまった……」
     

    119 = 21 :

    しずかわいい

    120 = 108 :

    >>113
    蟹でなんでも知ってるお姉さん宣言してなかったっけ立場的にはメメだけど発言的にはがえんなんだよね

    121 = 1 :

     
    八幡「人の彼女の微笑ましいエピソードを怪談とか言うな」

    いろは「あー……もう先輩は調教済みって事ですね……」

    八幡「何でそんな言い方すんだよ愛と言え愛と」

    いろは「あいあい。じゃあオチが弱い話をだらだらと聞かせてもらったお礼に、私からも一つ」

    八幡「その言い方だとこれから報復でも受けそうだな俺」


    トンッ


    八幡「……? 何だよ、俺の額の秘孔でも突いたのか?」

    いろは「可愛い女の子からおでこ突かれたんですから、もっと喜んでくださいよー」

    八幡「え、喜んでいいの? すげえ気持ち悪くなるぞ俺。先生にも『うわぁ』とか言われた笑顔が飛び出るぞ」

    いろは「彼女からも全力で引かれるとは、流石比企谷先輩ですね」

    八幡「まぁな。もっと褒めてもいいぞ」ドヤァ

    いろは「褒めてません皮肉です。それと、今の行為で『秘孔を突かれた』と言われる辺りジェネレーションギャップを感じますねぇ」

    八幡「学年一つしか違わねえじゃねえか」
     

    122 = 1 :

     
    いろは「私的には額を突く行為は、NARUTOの『許せサスケ』が出てくるんですけどねー」

    八幡「あー、まぁそっちの方が今時か」

    いろは「許せ八幡」

    八幡「うるせえよ馴れ馴れしいよ俺をそう呼ぶのは両親と戸塚と材……いや、その三人だけだ。つか何、俺に天照でも授けたのかよお前」

    いろは「確かに比企谷先輩のその目で見たものが黒い炎に包まれるっていうのは様になりますね」

    八幡「それも褒めてねえだろ絶対。で、結局何がしたかったんだよ。目潰しが失敗した結果だとか言うんじゃねえだろうな」

    いろは「いえいえ、どうやら比企谷先輩には色々と見えていないものがあるようでしたので、見えるようにしてあげただけですよ」

    八幡「何だよそれ、現実は嫌というほど見えてるぞ」

    いろは「私が先輩にみてほしいのは痛い目ですかね」

    八幡「普通にひでえ事言いやがったな。それこそうんざりするくらい見てるわ」

    いろは「あはは、それもそうですね。では、私は仕事がありますので、この辺で失礼しますー」ガタッ


    スタスタ……

     

    123 = 36 :

    痛い目(意味深)

    124 = 21 :

    やっぱり扇ポジか

    125 = 1 :

     
    八幡「……なぁ」

    いろは「はい?」クルッ

    八幡「その仕事って、生徒会のか?」

    いろは「うーん、まぁそれも兼ねていますかね。『間違っているものを正す』というのは、生徒会長としても当然の仕事でしょう?」

    八幡「どっちかっていうと風紀委員の仕事のような気がするけど」

    いろは「まぁ、どっちでもいいですよー。結局は生徒会の傘下に過ぎません」

    八幡「そんな生徒会の権力が強いのはフィクションの中だけだ」

    いろは「実はこの世界はフィクションなんですよ」

    八幡「唐突に世界全てを巻き込む衝撃の事実を明かすな」

    いろは「『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の間違いを正すのが私です」

    八幡「無理矢理原作タイトルを回収するな」

    いろは「あはは、やっぱり面白い人ですね比企谷先輩は」


    いろは「――今までありがとうございました。楽しかったですよ」ニコ


    ガラガラ……バタン

    126 = 95 :

    みずはすないろはす

    127 :

    怖いわ

    128 = 1 :

     

    通学路


    スタスタ……


    八幡(雪降ってるのは知ってたが、まさかこんな積もってるとはな。これじゃ自転車乗れねえじゃねえか)ハァ

    八幡(押すのめんどくせー、無理すれば乗っていけるか? いやこの時期に怪我とか洒落にならねえし、滑るとか縁起悪いしな……)

    八幡「……それにしても」

    八幡(一色いろは。あいつには陽乃さんからも気を付けるように言われてるのに、なんか気付けば普通に話してるんだよな俺)

    八幡(あの陽乃さんが警戒するとか相当やばいんだろうが……なんか実感湧かねえ)

    八幡(ただ……『間違っているものを正す』、か……)


    ガンッ!!!


    八幡「……?」フラッ


    ドサッ……

     

    131 = 36 :

    おい

    132 = 1 :

    八幡(……あれ、何で俺こけてんだ? つか頭メッチャいてえ)ズキンズキン

    八幡(え、すげえ血出てる。雪真っ赤じゃねえか)ドクドク

    八幡(マジで……何が……)


    相模「はぁ……はぁ……!!」ギロ


    八幡(……相模? 何だこいつ鉄パイプなんか持って……あぶねえな警察に見つかったら即補導だろ。受験生がこの時期になんつー冒険してんだ)

    八幡(つか既にあの鉄パイプ血まみれじゃねえか。人でも殴ったのかよこえーな)

    八幡(…………いや、俺が殴られたんだけどな)


    相模「あんたさえ……あんたさえいなければウチはあああああああああああああああああああああ!!!」


    八幡(よく分かんねえけど……何でこいつ、こんなデカイ蛇に巻き付かれてんだ……?)

    八幡(蛇……そういえば戸塚の件で…………ダメだ、頭働かねえ。体も動かねえ……)

    八幡(……すみません、先生。せっかく勉強教えてもらったのに……受験どころか地獄に落ちるみたいっす俺)

    八幡「…………全然笑えねえよ」


    ガンッ!!! ゴンッ!!! バキッ!!! グシャッ!!!

    133 = 96 :

    伏線だったのかw
    というかとっくに顔にも鱗出て死んだのかと

    134 = 36 :

    相模死ね
    相模死ね
    相模死ね

    135 :

    まじかよ…

    136 = 21 :

    でも貝木みたいに結局生きてるんでしょ?

    137 = 1 :

     

    薄れ行く意識の中、俺は考える。
    どこが間違っていたのか。どうすれば良かったのか。

    雪ノ下の蟹を知った時に、引き下がって手を貸せば良かったのか。

    母の日の迷子を、目的地まで連れて行ってやれば良かったのか。

    由比ヶ浜を、猿の腕から完全に解放してやれば良かったのか。

    戸塚の蛇の件で、相模にやり返さなければ良かったのか。

    平塚先生の猫は、陽乃さんの言う通りに俺は手を出さなければ良かったのか。

    あの星空の下、雪ノ下と恋人同士になれば良かったのか。

    少し考えれば迷子の件は関係が薄そうで、蛇の件が重要だったと分かる。
    でも、それだけとは言い切れない。

    バタフライエフェクトという言葉があるように、過去のどの要因が未来に影響を与えるかなんていうのは分からない。

    相模にやり返さなければ、こんな事にはならなかったかもしれないし。
    例えやり返さなかったとしても、やっぱり同じ結果になったのかもしれない。

    こんな風にかもしれないを言い出したら切りがない……かもしれない。
    様々な不確定な選択が積み重なって、今を作っている。


    それなら、俺はこの道が間違っていたとは思わない。

    138 = 96 :

    まさかの月火ポジションも八幡じゃなかろうな

    139 = 1 :

     

    選択を変えれば、確かに俺はもっと長生きできたかもしれない。

    でも、もしかしたら平塚先生とはこんな関係にはなれなかったかもしれない。
    先生の事が好きだというこの気持ちを一生知らなかったかもしれない。

    だから、間違っていない。
    むしろ、高校時代に俺が彼女持ちのリア充とか大正解だろ。

    結局、何が正解で何が間違っているかなんてのは、選んだ本人が判断するものだ。

    惜しかった。
    もう少し早く気付いていれば、一色にドヤ顔で言えたのに。


    そんな事を考えながら、俺の意識は落ちていく。


    顔はたぶん、気持ち悪い笑顔で。


    これもきっと、間違っていない。



    おわり

    140 :

    やっぱり相模ってクズだわ

    141 :

    えっ?













    えっ?

    142 = 135 :

    おい

    143 :

    終わりかよ…

    144 :

    と思うじゃん?

    145 = 36 :

    まさかの胸糞SS?

    146 :

    ところがどっこい

    147 :

    このシリーズも終わりか…

    148 :

    やっぱりBADENDだったな

    149 = 21 :

    続くんですよね?よね?

    150 = 78 :

    >>145
    まさかというか普通に予想できただろwww


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