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元スレ波平「今回のカツオもそろそろ限界じゃな・・・」
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カツオ23号はその日、黒焦げになった。
全身に凄まじい熱さが染み込む間際、カツオ23号は自身の人生を振り返った。
カツオ23号の初めの記憶は自分とそっくりな人間が大量にいる空間で「僕、磯野カツオです」を連呼する自分だった。
大人は一人一人の「僕、磯野カツオです」を聞いていった。
大人はどういうわけかその空間にいたカツオを何人か黒焦げにした。
カツオ23号は生き残った。
カツオ23号は磯野カツオになるべく厳しい教育を受けた。
理解できなかったり、うまく磯野カツオになれない男の子は黒焦げになった。
身体測定や顔の輪郭なども厳しくチェックされた。
そこでも何人か黒焦げになった。
カツオ23号は生き残った。
磯野カツオになりうると決定した磯野カツオ候補はその中には3人いた。
3人は冷凍保存された。
全身に凄まじい熱さが染み込む間際、カツオ23号は自身の人生を振り返った。
カツオ23号の初めの記憶は自分とそっくりな人間が大量にいる空間で「僕、磯野カツオです」を連呼する自分だった。
大人は一人一人の「僕、磯野カツオです」を聞いていった。
大人はどういうわけかその空間にいたカツオを何人か黒焦げにした。
カツオ23号は生き残った。
カツオ23号は磯野カツオになるべく厳しい教育を受けた。
理解できなかったり、うまく磯野カツオになれない男の子は黒焦げになった。
身体測定や顔の輪郭なども厳しくチェックされた。
そこでも何人か黒焦げになった。
カツオ23号は生き残った。
磯野カツオになりうると決定した磯野カツオ候補はその中には3人いた。
3人は冷凍保存された。
冷凍保存の中、カツオ23号は夢を見ていた。
記憶ではなく身体が覚えている情報を見た。
母親に抱かれ、母乳を吸う男の子の夢だった。
カツオ23号は起こされた。
「おめでとう。君は新しい磯野カツオだ。君は頑張った。だから『家族』になれるよ」
カツオ23号は磯野家の家族になった。
しかし、カツオ23号は感じていた。
本当の母親の温もりはこんなものじゃない。
カツオ23号は黒焦げになった。
ワカメ「あれは欠陥品よ。わけのわからない妄想を急に語りだしたわ。私達はとても安全で快適な世界にいるのに、わざわざ出たいなんて。どうかしてるわ」
カツオ「へー、育成の段階で欠陥を見抜けないなんて育成機関もきちんとしてほしいよね」
ワカメ「本当よ。焦ったわ。新しいお兄ちゃんは家族でいてくれるわよね?」
カツオ「当たり前じゃないか。僕は磯野カツオ、磯野ワカメのお兄ちゃんだぞ」
ワカメ「ウフフ、お兄ちゃん!」
記憶ではなく身体が覚えている情報を見た。
母親に抱かれ、母乳を吸う男の子の夢だった。
カツオ23号は起こされた。
「おめでとう。君は新しい磯野カツオだ。君は頑張った。だから『家族』になれるよ」
カツオ23号は磯野家の家族になった。
しかし、カツオ23号は感じていた。
本当の母親の温もりはこんなものじゃない。
カツオ23号は黒焦げになった。
ワカメ「あれは欠陥品よ。わけのわからない妄想を急に語りだしたわ。私達はとても安全で快適な世界にいるのに、わざわざ出たいなんて。どうかしてるわ」
カツオ「へー、育成の段階で欠陥を見抜けないなんて育成機関もきちんとしてほしいよね」
ワカメ「本当よ。焦ったわ。新しいお兄ちゃんは家族でいてくれるわよね?」
カツオ「当たり前じゃないか。僕は磯野カツオ、磯野ワカメのお兄ちゃんだぞ」
ワカメ「ウフフ、お兄ちゃん!」
波平「なんじゃあ?またカツオは代わったのか?」
カツオ「そうなんだよ、前のは欠陥品だったんだ。なあ、ワカメ」
ワカメ「そうなの。生きたいとかなんとかいって逃げ出したのよ」
波平「この世界の何が不満だったんだ・・・」
マスオ「まあまあ、子供なんですから仕方ありませんよー、おとーさーん」
サザエ「今度のは大丈夫なのよね?」
カツオ「ひどいよ、姉さん!僕を疑うのぉ!?」
サザエ「まあ!この子ったらノリノリね!」
カツオ「僕はあんな欠陥品とは違うからね。僕達は家族、僕達は永遠なんだ」
波平「嬉しいぞ、カツオ!そうじゃ儂らは家族じゃ!」
フネ「ただの家族じゃありませんよ。日本中の誰もが家族ときけばイメージする家族の象徴なんですから」
カツオ「そうなんだよ、前のは欠陥品だったんだ。なあ、ワカメ」
ワカメ「そうなの。生きたいとかなんとかいって逃げ出したのよ」
波平「この世界の何が不満だったんだ・・・」
マスオ「まあまあ、子供なんですから仕方ありませんよー、おとーさーん」
サザエ「今度のは大丈夫なのよね?」
カツオ「ひどいよ、姉さん!僕を疑うのぉ!?」
サザエ「まあ!この子ったらノリノリね!」
カツオ「僕はあんな欠陥品とは違うからね。僕達は家族、僕達は永遠なんだ」
波平「嬉しいぞ、カツオ!そうじゃ儂らは家族じゃ!」
フネ「ただの家族じゃありませんよ。日本中の誰もが家族ときけばイメージする家族の象徴なんですから」
マスオ「僕がマスオをできなくなっても君はフグ田マスオを愛し続けるかい?」
サザエ「もちろんよ、私はあなたの妻だもの」
タラオ「僕もパパを愛し続けるでーす!」
波平「なあ、かあさん、人間が考えた最もこの世に存在しえない絵空事はなんだと思う?」
フネ「そんなのわかりませんよ」
波平「儂はな、それは永遠という概念だと思うんだ」
フネ「永遠、ですか」
波平「永遠なんてこの世には存在しえない。なのになぜ永遠という概念は存在するのか。」
フネ「私達もいつかは消えてしまいますからね」
波平「かあさん、儂らは永遠に限りなく近い。誰よりも幸せを噛み締める時間が長いんじゃ」
カツオ「幸せって道が保障されていることだよな。僕達は選ばれた人間なんだ。だから台本通りの人生を歩めばいい」
ワカメ「そうよね、お兄ちゃん。安全は保障され、自分が次にどの運命を選択するのかさえ誰かが正解を決めてくれている。こんな素晴らしい生き方はないわ」
サザエ「もちろんよ、私はあなたの妻だもの」
タラオ「僕もパパを愛し続けるでーす!」
波平「なあ、かあさん、人間が考えた最もこの世に存在しえない絵空事はなんだと思う?」
フネ「そんなのわかりませんよ」
波平「儂はな、それは永遠という概念だと思うんだ」
フネ「永遠、ですか」
波平「永遠なんてこの世には存在しえない。なのになぜ永遠という概念は存在するのか。」
フネ「私達もいつかは消えてしまいますからね」
波平「かあさん、儂らは永遠に限りなく近い。誰よりも幸せを噛み締める時間が長いんじゃ」
カツオ「幸せって道が保障されていることだよな。僕達は選ばれた人間なんだ。だから台本通りの人生を歩めばいい」
ワカメ「そうよね、お兄ちゃん。安全は保障され、自分が次にどの運命を選択するのかさえ誰かが正解を決めてくれている。こんな素晴らしい生き方はないわ」
タラオ「僕はいつまでも子供でーす。パパもママもずっとパパとママでいてくれまーす!」
マスオ「そうだよー、タラちゃーん、いつまでも僕達は親子だよー」
サザエ「ウフフ、でもね、あなた、私、そろそろサザエさんに飽きちゃったわ」
マスオ「えぇー?」
サザエ「もうそろそろサザエさんやって6年目だし、いいかなって思うのよ」
タラオ「飽きちゃったですか」
サザエ「疲れたの、生きることに」
マスオ「つ、疲れたのかーい?」
サザエ「ええ、不思議なの。何も疲れることなんてない、飽きることもないはずなのに、毎日が虚しくて虚しくてたまらないの。毎日毎日何かが起こるのに」
タラオ「ママー、あんまり深く考えちゃ駄目でーす」
マスオ「そうだよー、タラちゃーん、いつまでも僕達は親子だよー」
サザエ「ウフフ、でもね、あなた、私、そろそろサザエさんに飽きちゃったわ」
マスオ「えぇー?」
サザエ「もうそろそろサザエさんやって6年目だし、いいかなって思うのよ」
タラオ「飽きちゃったですか」
サザエ「疲れたの、生きることに」
マスオ「つ、疲れたのかーい?」
サザエ「ええ、不思議なの。何も疲れることなんてない、飽きることもないはずなのに、毎日が虚しくて虚しくてたまらないの。毎日毎日何かが起こるのに」
タラオ「ママー、あんまり深く考えちゃ駄目でーす」
サザエ「ねえ、あなた。あなたはタラちゃんの大きくなった姿を見たいとは思わないの?」
マスオ「思わないよー、子供はこれぐらいの時期が一番可愛いからねぇ」
サザエ「私達はそれで本当に幸せなのかしら。この世界はぬるま湯。幸せなんかじゃない、ただ苦痛や恐怖がないだけなんじゃないかしら」
マスオ「サザエー、苦痛や恐怖がないんだからいいじゃないかー。苦痛や恐怖なんて絶対体験したくないからねー」
サザエ「違うの。私にはうまく説明できないけど、そういうものがあるから人は成長できるんじゃないかしら」
マスオ「くだらないよー、僕達はこのままでまったく問題なく生きていけるんだから、成長なんてしなくてもいいじゃないかー」
サザエ「私達には見えていないのよ。人の道が」
マスオ「サザエー、君はサザエをやり過ぎたんだねー、もう嫌になったのなら僕が黒焦げにしてあげるよー」
サザエ「あなたもいつか気付くわ。フグ田マスオではなくあなた自身が。喜びや悲しみはきっと私達が思っているものとは違う」
マスオ「さようならー、サザエー」
サザエ「ごめんなさい、マスオさん、まだ私は死ぬわけにはいかないの」
マスオ「思わないよー、子供はこれぐらいの時期が一番可愛いからねぇ」
サザエ「私達はそれで本当に幸せなのかしら。この世界はぬるま湯。幸せなんかじゃない、ただ苦痛や恐怖がないだけなんじゃないかしら」
マスオ「サザエー、苦痛や恐怖がないんだからいいじゃないかー。苦痛や恐怖なんて絶対体験したくないからねー」
サザエ「違うの。私にはうまく説明できないけど、そういうものがあるから人は成長できるんじゃないかしら」
マスオ「くだらないよー、僕達はこのままでまったく問題なく生きていけるんだから、成長なんてしなくてもいいじゃないかー」
サザエ「私達には見えていないのよ。人の道が」
マスオ「サザエー、君はサザエをやり過ぎたんだねー、もう嫌になったのなら僕が黒焦げにしてあげるよー」
サザエ「あなたもいつか気付くわ。フグ田マスオではなくあなた自身が。喜びや悲しみはきっと私達が思っているものとは違う」
マスオ「さようならー、サザエー」
サザエ「ごめんなさい、マスオさん、まだ私は死ぬわけにはいかないの」
マスオ「無駄だよー、もう引き金を引くからねー」
サザエ「引かせないわ!」
マスオ「!?」
マスオの銃を奪うサザエ
マスオ「くっ、痛いじゃないかー、ひどいよー、サザエー」
サザエ「マスオさん、自分の手を見て」
マスオ「僕の手が、どうかしたのかいー?」
マスオ「!?」
マスオ「サ、サザエ、なんて、なんてことを」
サザエ「傷がついたわ。これでもうあなたはフグ田マスオでいられない。フグ田マスオの手に怪我はないから」
マスオ「ははは、こんな小さな傷なら完璧に治るよー、収録までに治せば問題ないじゃないかー」
サザエは銃を振り上げてマスオの顔面に振り下ろす。
マスオ「うあ、あ、あああああああああああああ!!!」
サザエ「引かせないわ!」
マスオ「!?」
マスオの銃を奪うサザエ
マスオ「くっ、痛いじゃないかー、ひどいよー、サザエー」
サザエ「マスオさん、自分の手を見て」
マスオ「僕の手が、どうかしたのかいー?」
マスオ「!?」
マスオ「サ、サザエ、なんて、なんてことを」
サザエ「傷がついたわ。これでもうあなたはフグ田マスオでいられない。フグ田マスオの手に怪我はないから」
マスオ「ははは、こんな小さな傷なら完璧に治るよー、収録までに治せば問題ないじゃないかー」
サザエは銃を振り上げてマスオの顔面に振り下ろす。
マスオ「うあ、あ、あああああああああああああ!!!」
マスオ「サ、サザエ!君はなんてことを!額に傷が!これは!」
サザエ「幸福、永遠、家族。もろいものね、額の傷一つでなくなるんだもの」
マスオ「ハハハー、サザエー、甘いよ。僕は死ぬよ。でもね、新しいフグ田マスオが来る。幸福も永遠も家族もなくなりはしないんだよー」
サザエ「いいえ、なくなるわ。あなたはフグ田マスオを演じていたただの人。あなたという存在は間違いなくなくなるのよ」
マスオ「ち、違うよー、僕は死なないよー、新しいフグ田マスオがすぐに来るんだ。バトンを渡すだけだよー、フグ田マスオは生き続けるんだよー」
サザエ「バトンを渡したあなたはどうなるの?」
マスオ「え」
サザエ「新しいフグ田マスオが来たら、今、ここにいるあなたはどうなるの?」
マスオ「ど、どうって、だから、僕はフグ田マスオだから、新しいフグ田マスオがきたら僕はフグ田マスオだよ?え、新しいフグ田マス・・・オ?」
サザエ「あなたは誰?フグ田マスオを演じられなくなったあなたは誰なの?」
マスオ「フグ?田マス、オ?フグ?田マスオフグ田マスオ?フグ田マスオって、誰・・・だ?」
サザエ「幸福、永遠、家族。もろいものね、額の傷一つでなくなるんだもの」
マスオ「ハハハー、サザエー、甘いよ。僕は死ぬよ。でもね、新しいフグ田マスオが来る。幸福も永遠も家族もなくなりはしないんだよー」
サザエ「いいえ、なくなるわ。あなたはフグ田マスオを演じていたただの人。あなたという存在は間違いなくなくなるのよ」
マスオ「ち、違うよー、僕は死なないよー、新しいフグ田マスオがすぐに来るんだ。バトンを渡すだけだよー、フグ田マスオは生き続けるんだよー」
サザエ「バトンを渡したあなたはどうなるの?」
マスオ「え」
サザエ「新しいフグ田マスオが来たら、今、ここにいるあなたはどうなるの?」
マスオ「ど、どうって、だから、僕はフグ田マスオだから、新しいフグ田マスオがきたら僕はフグ田マスオだよ?え、新しいフグ田マス・・・オ?」
サザエ「あなたは誰?フグ田マスオを演じられなくなったあなたは誰なの?」
マスオ「フグ?田マス、オ?フグ?田マスオフグ田マスオ?フグ田マスオって、誰・・・だ?」
マスオ「アアアアアアアアアアアアアアア!!!」
波平「マスオ君、どうしたんだ!?」
フネ「額に傷!?まさか!?」
サザエ「ねえ、とおさん、かあさん、私達は誰なの?」
波平「サ、サザエ、お前がやったのか!なんてことを!」
サザエ「何がいけないのよ?新しいマスオさんが来るんでしょ?」
波平「そ、それはそうだが・・・」
サザエ「知りたかったの。私達に血は流れているのか、痛みはあるのか」
フネ「サザエ!そんなのあるに決まっているじゃないの」
サザエ「そう、だったら私達は生きている人間だったのね」
波平「サザエ、お前・・・」
波平「マスオ君、どうしたんだ!?」
フネ「額に傷!?まさか!?」
サザエ「ねえ、とおさん、かあさん、私達は誰なの?」
波平「サ、サザエ、お前がやったのか!なんてことを!」
サザエ「何がいけないのよ?新しいマスオさんが来るんでしょ?」
波平「そ、それはそうだが・・・」
サザエ「知りたかったの。私達に血は流れているのか、痛みはあるのか」
フネ「サザエ!そんなのあるに決まっているじゃないの」
サザエ「そう、だったら私達は生きている人間だったのね」
波平「サザエ、お前・・・」
サザエさんは実は月曜日の訪れを国民に知らせて苦しめる為のプロジェクトだったり
それを知らないのは本人達だけみたいな
それを知らないのは本人達だけみたいな
カツオ「マスオお兄さん!」
ワカメ「額に傷!?」
マスオ「サ、サザエ、よくも、よくも、この僕の額に傷を」
波平「マスオ君、残念だが」
マスオ「おとーさん!」
波平「君にフグ田マスオはもうできない」
マスオ「ゆ、許さないぞ・・・」
波平「な、なに!?」
マスオ「僕はいつまでも、この世界にいたかった、生まれてからずっとフグ田マスオになることしかなかった。フグ田マスオになるために血の滲む努力をし続けてきたんだ!」
サザエ「そんな努力も人生もわずかな傷一つで終わるのよ」
ワカメ「額に傷!?」
マスオ「サ、サザエ、よくも、よくも、この僕の額に傷を」
波平「マスオ君、残念だが」
マスオ「おとーさん!」
波平「君にフグ田マスオはもうできない」
マスオ「ゆ、許さないぞ・・・」
波平「な、なに!?」
マスオ「僕はいつまでも、この世界にいたかった、生まれてからずっとフグ田マスオになることしかなかった。フグ田マスオになるために血の滲む努力をし続けてきたんだ!」
サザエ「そんな努力も人生もわずかな傷一つで終わるのよ」
マスオ「サザエ、タラちゃんも道連れだ!一緒に黒焦げに」
波平「すまんね、マスオ君。今、君の役目は終わった」
マスオ「ワアアアアアアアアアアアアア!!」
サザエ「とおさん・・・」
波平「新しい、マスオ君を、手配しよう」
サザエ「ねえ、とおさん、もう、やめましょう。こんなこと」
波平「駄目だ。儂らはこんな生き方しかできない」
サザエ「どうしてできないなんて決めつけるの!?やってみなくちゃわからないじゃない!」
波平「儂らは儂らを演じる以外に生き方を知らん」
サザエ「そんなの、みんな一緒よ」
波平「!?」
サザエ「人間は誰だって自分を演じて生きていくしかないの。私達と外の世界の人達の違いは台本の有無だけよ」
波平「サザエ、とにかく駄目だ!儂らはこの中で生きていくんだ!」
波平「すまんね、マスオ君。今、君の役目は終わった」
マスオ「ワアアアアアアアアアアアアア!!」
サザエ「とおさん・・・」
波平「新しい、マスオ君を、手配しよう」
サザエ「ねえ、とおさん、もう、やめましょう。こんなこと」
波平「駄目だ。儂らはこんな生き方しかできない」
サザエ「どうしてできないなんて決めつけるの!?やってみなくちゃわからないじゃない!」
波平「儂らは儂らを演じる以外に生き方を知らん」
サザエ「そんなの、みんな一緒よ」
波平「!?」
サザエ「人間は誰だって自分を演じて生きていくしかないの。私達と外の世界の人達の違いは台本の有無だけよ」
波平「サザエ、とにかく駄目だ!儂らはこの中で生きていくんだ!」
サザエ「とおさん、私達は操り人形なのよ」
波平「駄目だと言ったら駄目だ!」
サザエ「人形劇と同じなの!ただただ操られているだけの存在なの!!」
波平「だからなんだと言うんだ!操られていようが儂らは生きておる!家族じゃないか!」
サザエ「だったら生きているってなんなの!」
波平「サザエ・・・」
サザエ「生きていることはこんな人生を意味するの?ただただ他者の癒しのために人生を他人に預けること。これが生きることなの?」
波平「サザエ!儂らを見て癒さている国民がおるのだ!これは国家プロジェクトなんだぞ!」
サザエ「だったら私達は人形よ。生きてなんかいない。命はあっても死んでないだけ。自分で物も考えられないでくのぼうだわ!」
フネ「あなた、もういいじゃありませんか」
波平「かあさん!何を言うんだ!?」
フネ「本当はわかっているんでしょ?」
波平「・・・」
波平「駄目だと言ったら駄目だ!」
サザエ「人形劇と同じなの!ただただ操られているだけの存在なの!!」
波平「だからなんだと言うんだ!操られていようが儂らは生きておる!家族じゃないか!」
サザエ「だったら生きているってなんなの!」
波平「サザエ・・・」
サザエ「生きていることはこんな人生を意味するの?ただただ他者の癒しのために人生を他人に預けること。これが生きることなの?」
波平「サザエ!儂らを見て癒さている国民がおるのだ!これは国家プロジェクトなんだぞ!」
サザエ「だったら私達は人形よ。生きてなんかいない。命はあっても死んでないだけ。自分で物も考えられないでくのぼうだわ!」
フネ「あなた、もういいじゃありませんか」
波平「かあさん!何を言うんだ!?」
フネ「本当はわかっているんでしょ?」
波平「・・・」
フネ「サザエ、行きたければ行きなさい。前のカツオと同じことになるでしょうけれど。あなたが行くと言うならならそれしか道はないわ」
サザエ「かあさん、とおさん・・・一緒に行きましょう?」
フネ「駄目よ、私達はもう歳をとりすぎているから」
サザエ「本当の夫婦に、なりたくないの?」
フネ「サザエ・・・」
サザエ「愛してるんでしょ?とおさんのこと。台本や義務じゃない、本当にただの自由な恋をしたくないの?」
フネ「私は・・・」
サザエ「逃げてから死ぬ間なら本当の夫婦になれるわ。台本じゃないんだもの。たとえ一瞬でも本当の恋人に」
フネ「サザエ、私達は本当にこれでいいの。操り人形でも構わないのよ」
サザエ「かあさん!」
フネ「サザエ、見くびるんじゃないよ。どんな操り人形の糸でもね、私ととおさんの赤い糸は操れないのよ」
サザエ「かあさん、とおさん・・・一緒に行きましょう?」
フネ「駄目よ、私達はもう歳をとりすぎているから」
サザエ「本当の夫婦に、なりたくないの?」
フネ「サザエ・・・」
サザエ「愛してるんでしょ?とおさんのこと。台本や義務じゃない、本当にただの自由な恋をしたくないの?」
フネ「私は・・・」
サザエ「逃げてから死ぬ間なら本当の夫婦になれるわ。台本じゃないんだもの。たとえ一瞬でも本当の恋人に」
フネ「サザエ、私達は本当にこれでいいの。操り人形でも構わないのよ」
サザエ「かあさん!」
フネ「サザエ、見くびるんじゃないよ。どんな操り人形の糸でもね、私ととおさんの赤い糸は操れないのよ」
>>65
つ、疲れたのかーい?でワロタ
つ、疲れたのかーい?でワロタ
サザエさん・ドラえもん・ちびまる子ちゃん
他に長く続いているのあったかな?
他に長く続いているのあったかな?
>>94
アンパンマンの方がまる子より長い
アンパンマンの方がまる子より長い
たらちゃん→カツオ→マスオ→波平 の順でローテーション摩ればいいと思う
サザエ「かあさん、とおさん・・・」
波平「台本でもなんでも構わん。儂らはお互いがいればそれでいいんだ」
フネ「偽りの感情かもしれないけど、それでもいい。私には温かいのよ、この世界が。苦痛や恐怖のないぬるま湯かもしれない。でもこの人がいたらそれでどんな地獄でも構わないのよ」
波平「そういうことだ。儂らはここを出たくない。ここにいたいんだ・・・」
サザエ「わかったわ・・・ごめんなさい」
波平「サザエ、お前は強い。儂らとは違う。だから行きなさい。外の世界へ。そして人生とやらを歩んでみなさい」
サザエ「とうさん・・・」
波平「父親としての最後の言葉だ。お前はもう『サザエさん』ではない。本当の名前、本当の生き方を見つけなさい」
サザエ「ありがとう」
フネ「あなたの生き方を忘れないわ。いつか、生まれ変わったら本当の親子になりましょう」
サザエ「ええ、きっと、いつか」
カツオ「駄目だよ、ねえさーん」
ワカメ「そうよ、あんまり交代が多いと私達まで不信に思われちゃうわ」
波平「台本でもなんでも構わん。儂らはお互いがいればそれでいいんだ」
フネ「偽りの感情かもしれないけど、それでもいい。私には温かいのよ、この世界が。苦痛や恐怖のないぬるま湯かもしれない。でもこの人がいたらそれでどんな地獄でも構わないのよ」
波平「そういうことだ。儂らはここを出たくない。ここにいたいんだ・・・」
サザエ「わかったわ・・・ごめんなさい」
波平「サザエ、お前は強い。儂らとは違う。だから行きなさい。外の世界へ。そして人生とやらを歩んでみなさい」
サザエ「とうさん・・・」
波平「父親としての最後の言葉だ。お前はもう『サザエさん』ではない。本当の名前、本当の生き方を見つけなさい」
サザエ「ありがとう」
フネ「あなたの生き方を忘れないわ。いつか、生まれ変わったら本当の親子になりましょう」
サザエ「ええ、きっと、いつか」
カツオ「駄目だよ、ねえさーん」
ワカメ「そうよ、あんまり交代が多いと私達まで不信に思われちゃうわ」
>>98
ラスボスはタラオとみた
ラスボスはタラオとみた
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