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元スレ芳佳「大掃除!大掃除しましょう!今すぐに!!」美緒「どうした?」
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リーネ「んー……」
芳佳「すぅ……すぅ……」
リーネ(芳佳ちゃんはまだ寝てる……。静かに着替えよう……)
リーネ「今日もいい天気ー。何かいいことがありそう」
芳佳「リーネちゃぁん……だい、すき……その……おおきな……おっ……」
リーネ(芳佳ちゃん、どんな夢みてるんだろう。ふふっ)
リーネ「あれ? この黒い雑巾なんだろう?」ツンツン
バッ!! カサカサカサカサカサカサカサ…!!
リーネ「……」
芳佳「すぅ……すぅ……」
リーネ(芳佳ちゃんはまだ寝てる……。静かに着替えよう……)
リーネ「今日もいい天気ー。何かいいことがありそう」
芳佳「リーネちゃぁん……だい、すき……その……おおきな……おっ……」
リーネ(芳佳ちゃん、どんな夢みてるんだろう。ふふっ)
リーネ「あれ? この黒い雑巾なんだろう?」ツンツン
バッ!! カサカサカサカサカサカサカサ…!!
リーネ「……」
エーリカ「すー……すー……」
バルクホルン「起きろ。ハルトマン。起床時間が迫っているぞ」
エーリカ「うーん……あと30分……」
バルクホルン「全く」
『キャァァァァァ!!!!!』
バルクホルン「……朝のコーヒーでも飲むか」
バルクホルン(このマグカップにも少し飽きてきたな。宮藤が新しいのを選んでくれないだろうか……)
バルクホルン「……ん?」
バルクホルン「なんだ? 何かが蠢いて……」
エーリカ「すー……すー……」
バルクホルン「これは……? ダニか? いや、それにしては大きすぎるな」
バルクホルン「この形、どこかで……」
『イヤァァァァ!!!!!』
バルクホルン「どこだったか……」
バルクホルン「起きろ。ハルトマン。起床時間が迫っているぞ」
エーリカ「うーん……あと30分……」
バルクホルン「全く」
『キャァァァァァ!!!!!』
バルクホルン「……朝のコーヒーでも飲むか」
バルクホルン(このマグカップにも少し飽きてきたな。宮藤が新しいのを選んでくれないだろうか……)
バルクホルン「……ん?」
バルクホルン「なんだ? 何かが蠢いて……」
エーリカ「すー……すー……」
バルクホルン「これは……? ダニか? いや、それにしては大きすぎるな」
バルクホルン「この形、どこかで……」
『イヤァァァァ!!!!!』
バルクホルン「どこだったか……」
シャーリー「ふわぁぁ……ねむい……」
ミーナ「シャーリーさん。おはよう」
シャーリー「おはようございます、しょうさ」
ミーナ「勝手に降格させないで」
シャーリー「あ、中佐だったんですか」
ミーナ「また遅くまでエンジンの調整でもしていたの?」
シャーリー「いや、まぁ、そのつもりだったんだけど。途中からそれができなくなったんですよ」
『きゃぁぁぁああああ!!!!』
『リーネちゃん!! 落ち着いて!!!』
ミーナ「……なにか、あったの?」
シャーリー「これ、見てください」
ミーナ「なっ!?」
シャーリー「変な虫が大量発生したんですよ。いつの間にか機械の中にも入り込んでいたみたいで、もうその駆除に追われちゃって」
ミーナ「な、なに、この小さな虫……いっぱいいる……」
ミーナ「シャーリーさん。おはよう」
シャーリー「おはようございます、しょうさ」
ミーナ「勝手に降格させないで」
シャーリー「あ、中佐だったんですか」
ミーナ「また遅くまでエンジンの調整でもしていたの?」
シャーリー「いや、まぁ、そのつもりだったんだけど。途中からそれができなくなったんですよ」
『きゃぁぁぁああああ!!!!』
『リーネちゃん!! 落ち着いて!!!』
ミーナ「……なにか、あったの?」
シャーリー「これ、見てください」
ミーナ「なっ!?」
シャーリー「変な虫が大量発生したんですよ。いつの間にか機械の中にも入り込んでいたみたいで、もうその駆除に追われちゃって」
ミーナ「な、なに、この小さな虫……いっぱいいる……」
エイラ「すぅー……すぅー……」
サーニャ「……」バタッ
『アァァァァァアアアア!!!!!』
『だ、だれかリーネちゃんを止めてー!!』
エイラ「うぇ!? なになに!?」
サーニャ「すぅ……すぅ……」
エイラ「なに部屋まちがえてんだよぉ」
サーニャ「うーん……かゆい……」
エイラ「サーニャ?」
サーニャ「かゆぃ……」
エイラ「どうした? 蚊にでもやられたのか?」
サーニャ「うぅぅ……」
エイラ「あれ? サーニャの足、所々赤くなってんな。なんだ、これ? 虫刺されなら宮藤に診せるか」
サーニャ「た……たすけて……」
サーニャ「……」バタッ
『アァァァァァアアアア!!!!!』
『だ、だれかリーネちゃんを止めてー!!』
エイラ「うぇ!? なになに!?」
サーニャ「すぅ……すぅ……」
エイラ「なに部屋まちがえてんだよぉ」
サーニャ「うーん……かゆい……」
エイラ「サーニャ?」
サーニャ「かゆぃ……」
エイラ「どうした? 蚊にでもやられたのか?」
サーニャ「うぅぅ……」
エイラ「あれ? サーニャの足、所々赤くなってんな。なんだ、これ? 虫刺されなら宮藤に診せるか」
サーニャ「た……たすけて……」
ペリーヌ「……なんですの? 妙に騒がしいですわね」
リーネ「いやぁぁぁぁあああ!!!!」
ペリーヌ「ちょっと、リーネさん? スクランブルでもないのに廊下を走るなんて――」
リーネ「ペリーヌさーん!!!!」ギュッ!!!
ペリーヌ「な、なんですの!? ちょっと!!」
芳佳「あ、ペリーヌさん!! 大変です!!」
ペリーヌ「何かありまして?」
芳佳「私たちの部屋にあの……ゴキブリが……」
ペリーヌ「何を害虫が出たぐらいで……。この基地は歴史ある建物ですし、少しぐらいは仕方ないですわ」
芳佳「少しじゃないんです!!」
ペリーヌ「え? まぁ、1匹見かけたら10匹はいるといいますし」
芳佳「違うんです!! 20匹、いえ、25匹はいました!!!」
ペリーヌ「……ということは、250匹は宮藤さんの部屋にいる計算になりますわね」
リーネ「ひっ――」
リーネ「いやぁぁぁぁあああ!!!!」
ペリーヌ「ちょっと、リーネさん? スクランブルでもないのに廊下を走るなんて――」
リーネ「ペリーヌさーん!!!!」ギュッ!!!
ペリーヌ「な、なんですの!? ちょっと!!」
芳佳「あ、ペリーヌさん!! 大変です!!」
ペリーヌ「何かありまして?」
芳佳「私たちの部屋にあの……ゴキブリが……」
ペリーヌ「何を害虫が出たぐらいで……。この基地は歴史ある建物ですし、少しぐらいは仕方ないですわ」
芳佳「少しじゃないんです!!」
ペリーヌ「え? まぁ、1匹見かけたら10匹はいるといいますし」
芳佳「違うんです!! 20匹、いえ、25匹はいました!!!」
ペリーヌ「……ということは、250匹は宮藤さんの部屋にいる計算になりますわね」
リーネ「ひっ――」
美緒「いい汗をかいた。さてと、風呂にでも入るか」
『きゃぁぁぁああああ!!!! もういやぁぁぁぁ!!!!!』
美緒「リーネ……? なにかあったのか?」
美緒「――どうした!?」
芳佳「あ、坂本さん!!」
リーネ「さかもとしょうさぁ……たすけてくださぁい……!! ペリーヌさんが……ペリーヌさんがぁ……」
美緒「ペリーヌがどうした?」
ペリーヌ「わたくしは何もしてませんでしょう!?」
リーネ「だ、だって……250匹もいるなんて……想像しただけで……」
美緒「何が250匹もいたんだ?」
芳佳「ゴキブリです!!」
美緒「……お前たち、部屋の掃除はきちんとしろ」
芳佳「し、してますよぉ!!」
リーネ「毎日、してます!!」
『きゃぁぁぁああああ!!!! もういやぁぁぁぁ!!!!!』
美緒「リーネ……? なにかあったのか?」
美緒「――どうした!?」
芳佳「あ、坂本さん!!」
リーネ「さかもとしょうさぁ……たすけてくださぁい……!! ペリーヌさんが……ペリーヌさんがぁ……」
美緒「ペリーヌがどうした?」
ペリーヌ「わたくしは何もしてませんでしょう!?」
リーネ「だ、だって……250匹もいるなんて……想像しただけで……」
美緒「何が250匹もいたんだ?」
芳佳「ゴキブリです!!」
美緒「……お前たち、部屋の掃除はきちんとしろ」
芳佳「し、してますよぉ!!」
リーネ「毎日、してます!!」
美緒「――つまり、20匹ないし25匹の害虫が部屋で固まっていたと」
芳佳「リーネちゃんはそれを雑巾か布かと思って触ったらしいんです」
美緒「気が付くと思うがな」
芳佳「寝起きでよくわからなったみたいで」
美緒「何に集っていた?」
芳佳「わかりません」
ペリーヌ「何か食べ物を持ち込んで、それを床に落としていたとかでは?」
リーネ「そ、そんなことないとおもいますけど……」
美緒「ともかく現状を知りたい。宮藤とリーネの部屋に行くか」
リーネ「えっ!?」
美緒「なんだ?」
リーネ「も、もう、あの部屋は見るのも嫌です……」
美緒「だが、駆除はしなければならん。他の部屋に移るかもしれんぞ」
ペリーヌ「そ、それは困りますわ!!!」
芳佳「リーネちゃんはそれを雑巾か布かと思って触ったらしいんです」
美緒「気が付くと思うがな」
芳佳「寝起きでよくわからなったみたいで」
美緒「何に集っていた?」
芳佳「わかりません」
ペリーヌ「何か食べ物を持ち込んで、それを床に落としていたとかでは?」
リーネ「そ、そんなことないとおもいますけど……」
美緒「ともかく現状を知りたい。宮藤とリーネの部屋に行くか」
リーネ「えっ!?」
美緒「なんだ?」
リーネ「も、もう、あの部屋は見るのも嫌です……」
美緒「だが、駆除はしなければならん。他の部屋に移るかもしれんぞ」
ペリーヌ「そ、それは困りますわ!!!」
美緒「ここか……」
ペリーヌ「なんだか、この扉が重々しく感じますわね」
芳佳「坂本さん、気をつけてください!!」
リーネ「と、とんでくるかも……」
美緒「……」ガチャ
美緒「――なるほど」バタンッ
ペリーヌ「少佐? あの、内部の様子は?」
美緒「手遅れだ」
リーネ「あぁ……」フラッ
芳佳「リーネちゃん!? しっかりして!!」
美緒「この部屋は永久に封印する。ペリーヌ、板をもってこい。扉に打ち付けて隙間を塞ぐ」
ペリーヌ「は、はい!!」
芳佳「私とリーネちゃんの部屋が……」
美緒「諦めろ」
リーネ「うっ……うぅ……お気に入りのティーセットが……あったのに……」
ペリーヌ「なんだか、この扉が重々しく感じますわね」
芳佳「坂本さん、気をつけてください!!」
リーネ「と、とんでくるかも……」
美緒「……」ガチャ
美緒「――なるほど」バタンッ
ペリーヌ「少佐? あの、内部の様子は?」
美緒「手遅れだ」
リーネ「あぁ……」フラッ
芳佳「リーネちゃん!? しっかりして!!」
美緒「この部屋は永久に封印する。ペリーヌ、板をもってこい。扉に打ち付けて隙間を塞ぐ」
ペリーヌ「は、はい!!」
芳佳「私とリーネちゃんの部屋が……」
美緒「諦めろ」
リーネ「うっ……うぅ……お気に入りのティーセットが……あったのに……」
バルクホルン「そうか。わかったぞ。この虫はやはりダニの一種だ。本などによく這っていた奴か」
エーリカ「すぅー……すぅー……」
バルクホルン「雑食性でホコリや人間のフケなども食していたはずだ……つまり……」
エーリカ「うぅーん……もうたべられなぁーい……」
バルクホルン「おい!! 起きろ!!! ハルトマン!!!」
エーリカ「ん? もう30分たったのぉ?」
バルクホルン「お前の所為で小さな虫が沸いている!!! どうにかしろ!!!」
エーリカ「……それ、飼ってるから」
バルクホルン「ペットを数千匹と飼うやつがあるかぁ!!! さっさと駆除しろぉ!!!」
エーリカ「えー?」
バルクホルン「私の領土まで虫が侵攻している!!! しかも!!! マグカップにも侵入しているのだぞ!!!」
エーリカ「でもぉ」
バルクホルン「なんとかしろ!!!」
ミーナ「トゥルーデ、あの、手伝って……どうしたの?」
バルクホルン「ミーナか。見てくれ、あの惨劇を。流石に看過できないだろう? そろそろ清掃を義務付けるべきだと思うぞ」
エーリカ「すぅー……すぅー……」
バルクホルン「雑食性でホコリや人間のフケなども食していたはずだ……つまり……」
エーリカ「うぅーん……もうたべられなぁーい……」
バルクホルン「おい!! 起きろ!!! ハルトマン!!!」
エーリカ「ん? もう30分たったのぉ?」
バルクホルン「お前の所為で小さな虫が沸いている!!! どうにかしろ!!!」
エーリカ「……それ、飼ってるから」
バルクホルン「ペットを数千匹と飼うやつがあるかぁ!!! さっさと駆除しろぉ!!!」
エーリカ「えー?」
バルクホルン「私の領土まで虫が侵攻している!!! しかも!!! マグカップにも侵入しているのだぞ!!!」
エーリカ「でもぉ」
バルクホルン「なんとかしろ!!!」
ミーナ「トゥルーデ、あの、手伝って……どうしたの?」
バルクホルン「ミーナか。見てくれ、あの惨劇を。流石に看過できないだろう? そろそろ清掃を義務付けるべきだと思うぞ」
リーネ「うっく……ぐす……」
芳佳「リーネちゃん、泣き止んで……」
エイラ「ここにいたのか、宮藤」ポリポリ
芳佳「エイラさん。おはようございます」
エイラ「おはよー。サーニャのことでちょっとさぁ。ん? リーネ、ないてるのか?」ポリポリ
芳佳「は、はい」
リーネ「うぅぅ……ぅぅ……」
エイラ「なら、あとでいいや。じゃな」ポリポリ
芳佳「え? サーニャちゃんがどうかしたんですか? 私に頼むって事は……」
エイラ「実はさ、サーニャのやつ、至る所を虫にやられててさぁ」ポリポリ
芳佳「それは大変じゃないですか!! すぐに行きます!!」
エイラ「そうか? 頼むな」ポリポリ
芳佳「あの、エイラさん? ずっと腕を掻いてますけど……?」
エイラ「なんでもない。さっさとサーニャのところにいってくれ」ポリポリ
芳佳「ちょっと腕をみせてください!!!」
芳佳「リーネちゃん、泣き止んで……」
エイラ「ここにいたのか、宮藤」ポリポリ
芳佳「エイラさん。おはようございます」
エイラ「おはよー。サーニャのことでちょっとさぁ。ん? リーネ、ないてるのか?」ポリポリ
芳佳「は、はい」
リーネ「うぅぅ……ぅぅ……」
エイラ「なら、あとでいいや。じゃな」ポリポリ
芳佳「え? サーニャちゃんがどうかしたんですか? 私に頼むって事は……」
エイラ「実はさ、サーニャのやつ、至る所を虫にやられててさぁ」ポリポリ
芳佳「それは大変じゃないですか!! すぐに行きます!!」
エイラ「そうか? 頼むな」ポリポリ
芳佳「あの、エイラさん? ずっと腕を掻いてますけど……?」
エイラ「なんでもない。さっさとサーニャのところにいってくれ」ポリポリ
芳佳「ちょっと腕をみせてください!!!」
美緒「――よし。これでいいか」
ペリーヌ「害虫はこれで身動きが取れませんわね」
美緒「とはいえ、その場しのぎだ。いつか奴らはここから這い出てくる」
ペリーヌ「では、わたくしの魔法で根絶やしに」バチッ
美緒「待て待て、ペリーヌ。お前の魔法は強力だ。建物まで壊すつもりか」
ペリーヌ「しかし、量が量だけに……」
美緒「分かっている。発炎筒でも投げ込むという手もあるが」
ペリーヌ「それはあまりにも危険ですわ。二次被害が基地全体に及んでしまう可能性もあります」
美緒「そうだな……。どうするべきか」
シャーリー「少佐、今いいか?」
美緒「どうかしたか?」
シャーリー「あたしの部屋に虫が大量発生しちゃってさぁ。殺虫剤の類があれば欲しいんですけど」
ペリーヌ「が、害虫ですの?」
シャーリー「それはわかんないな。まぁ、噛まれたりはしてないけど」
美緒「この基地で何が起こっている……」
ペリーヌ「害虫はこれで身動きが取れませんわね」
美緒「とはいえ、その場しのぎだ。いつか奴らはここから這い出てくる」
ペリーヌ「では、わたくしの魔法で根絶やしに」バチッ
美緒「待て待て、ペリーヌ。お前の魔法は強力だ。建物まで壊すつもりか」
ペリーヌ「しかし、量が量だけに……」
美緒「分かっている。発炎筒でも投げ込むという手もあるが」
ペリーヌ「それはあまりにも危険ですわ。二次被害が基地全体に及んでしまう可能性もあります」
美緒「そうだな……。どうするべきか」
シャーリー「少佐、今いいか?」
美緒「どうかしたか?」
シャーリー「あたしの部屋に虫が大量発生しちゃってさぁ。殺虫剤の類があれば欲しいんですけど」
ペリーヌ「が、害虫ですの?」
シャーリー「それはわかんないな。まぁ、噛まれたりはしてないけど」
美緒「この基地で何が起こっている……」
芳佳「もう大丈夫だと思うよ」
サーニャ「ありがとう、芳佳ちゃん」
エイラ「よかったな、サーニャ」
サーニャ「ええ」
芳佳「だけど、サーニャちゃん。いつごろ虫に……というか、多分ダニだと思うけど、やられちゃったの?」
サーニャ「昨日、起きたらもう……」
エイラ「夜間哨戒中、大変だったらしい」
リーネ「でも、急にどうして……。今までそんなことなかったのに……」
芳佳「カビなんかがあれば爆発的に増えるっていいますよね」
エイラ「私たちの部屋はそんな不衛生にはしてないぞ!! 中尉じゃあるまいし」
サーニャ「うん。エイラが毎日掃除してくれているもの」
エイラ「サーニャが襲われないように……ずっと守ってたのに……!! ダニめぇ!!」
芳佳「エイラさん……」
ミーナ「みんな、ちょっと集まってくれるかしら?」
芳佳「は、はい」
サーニャ「ありがとう、芳佳ちゃん」
エイラ「よかったな、サーニャ」
サーニャ「ええ」
芳佳「だけど、サーニャちゃん。いつごろ虫に……というか、多分ダニだと思うけど、やられちゃったの?」
サーニャ「昨日、起きたらもう……」
エイラ「夜間哨戒中、大変だったらしい」
リーネ「でも、急にどうして……。今までそんなことなかったのに……」
芳佳「カビなんかがあれば爆発的に増えるっていいますよね」
エイラ「私たちの部屋はそんな不衛生にはしてないぞ!! 中尉じゃあるまいし」
サーニャ「うん。エイラが毎日掃除してくれているもの」
エイラ「サーニャが襲われないように……ずっと守ってたのに……!! ダニめぇ!!」
芳佳「エイラさん……」
ミーナ「みんな、ちょっと集まってくれるかしら?」
芳佳「は、はい」
芳佳「シャーリーさんとバルクホルンさんの部屋でも虫が!?」
シャーリー「参ったよ。精密機械の中で繁殖されてたら不具合がでるかもしれないしさ」
バルクホルン「ダニ程度では問題ないだろう。お前のそれはそんなに柔なのか?」
シャーリー「そんなわけないだろ」
バルクホルン「だったら、心配するな」
シャーリー「でも、気持ち悪いだろ?」
バルクホルン「野戦もあり得る私たちが虫ごときでそんなことを言ってどうする。時には虫を食して飢えを凌がなければならないんだぞ」
シャーリー「ダニやノミで腹が膨れるのか?」
バルクホルン「……」
美緒「どうやら全ての部屋で異常があったようだな」
ペリーヌ「あの清掃班を呼んで徹底的に掃除してもらうのはいけませんの?」
美緒「男が我々の宿舎に足を踏み入れることはどんな理由があってもできないことになっているからな」
エイラ「私たちだけで何とかするしかないってことか」
美緒「そうなる」
エーリカ「殺虫剤ばらまいちゃおうよ。それが一番楽じゃん」
シャーリー「参ったよ。精密機械の中で繁殖されてたら不具合がでるかもしれないしさ」
バルクホルン「ダニ程度では問題ないだろう。お前のそれはそんなに柔なのか?」
シャーリー「そんなわけないだろ」
バルクホルン「だったら、心配するな」
シャーリー「でも、気持ち悪いだろ?」
バルクホルン「野戦もあり得る私たちが虫ごときでそんなことを言ってどうする。時には虫を食して飢えを凌がなければならないんだぞ」
シャーリー「ダニやノミで腹が膨れるのか?」
バルクホルン「……」
美緒「どうやら全ての部屋で異常があったようだな」
ペリーヌ「あの清掃班を呼んで徹底的に掃除してもらうのはいけませんの?」
美緒「男が我々の宿舎に足を踏み入れることはどんな理由があってもできないことになっているからな」
エイラ「私たちだけで何とかするしかないってことか」
美緒「そうなる」
エーリカ「殺虫剤ばらまいちゃおうよ。それが一番楽じゃん」
ミーナ「空から散布する手も考えたけれど……」
サーニャ「何か問題があるんですか?」
美緒「発生源を突き止めないと奴らは永遠に出現する」
リーネ「実家に帰ります」
芳佳「リーネちゃん!!」
リーネ「でもぉ!!」
バルクホルン「発生源など確かめるまでもない。外から侵入しているだけだろう。侵入を防ぐ意味でも空からの散布は有効だと思うが」
シャーリー「各部屋にも撒いたほうがいいだろうな。その後の掃除が大変だけど」
エーリカ「死骸の処理しなきゃいけないもんね」
サーニャ「おぇ」
リーネ「……」
ミーナ「リーネさん。気持ちは分かるけどそれしか手は無いわ。協力してくれるわね?」
リーネ「は、はい……」
美緒「大丈夫か……? シャーリー、ルッキーニを呼んで来い。大事な戦力だ」
シャーリー「了解っ」
サーニャ「何か問題があるんですか?」
美緒「発生源を突き止めないと奴らは永遠に出現する」
リーネ「実家に帰ります」
芳佳「リーネちゃん!!」
リーネ「でもぉ!!」
バルクホルン「発生源など確かめるまでもない。外から侵入しているだけだろう。侵入を防ぐ意味でも空からの散布は有効だと思うが」
シャーリー「各部屋にも撒いたほうがいいだろうな。その後の掃除が大変だけど」
エーリカ「死骸の処理しなきゃいけないもんね」
サーニャ「おぇ」
リーネ「……」
ミーナ「リーネさん。気持ちは分かるけどそれしか手は無いわ。協力してくれるわね?」
リーネ「は、はい……」
美緒「大丈夫か……? シャーリー、ルッキーニを呼んで来い。大事な戦力だ」
シャーリー「了解っ」
シャーリー「おーい、ルッキーニ。起きてくれー」
ルッキーニ「んにゃ? どうかしたのー?」
シャーリー「今、基地中に虫が発生していて大変なんだ」
ルッキーニ「むしぃ!? やったぁー!!」
シャーリー「お前の考えている虫じゃないぞ。害虫の類だ」
ルッキーニ「えぇー? きもちわるーい」
シャーリー「とにかく、一緒にきてくれ」
ルッキーニ「わかったぁー」
シャーリー「宮藤とリーネの部屋が特に酷いんだ。ルッキーニは宮藤たちに協力してほしい」
ルッキーニ「何がそんなに発生してるの?」
シャーリー「ゴキブリみたいだ」
ルッキーニ「えぇぇ……きも……」
シャーリー「殺虫剤を撒くだけだ。やってくれ」
ルッキーニ「いいけどぉ」
シャーリー「助かるよ」
ルッキーニ「んにゃ? どうかしたのー?」
シャーリー「今、基地中に虫が発生していて大変なんだ」
ルッキーニ「むしぃ!? やったぁー!!」
シャーリー「お前の考えている虫じゃないぞ。害虫の類だ」
ルッキーニ「えぇー? きもちわるーい」
シャーリー「とにかく、一緒にきてくれ」
ルッキーニ「わかったぁー」
シャーリー「宮藤とリーネの部屋が特に酷いんだ。ルッキーニは宮藤たちに協力してほしい」
ルッキーニ「何がそんなに発生してるの?」
シャーリー「ゴキブリみたいだ」
ルッキーニ「えぇぇ……きも……」
シャーリー「殺虫剤を撒くだけだ。やってくれ」
ルッキーニ「いいけどぉ」
シャーリー「助かるよ」
芳佳「開けるの、怖いね」
リーネ「う、うん……」
ルッキーニ「わっ!!」
リーネ「きゃぁぁぁ!!!!」
ルッキーニ「あにゃ!?」
芳佳「ルッキーニちゃん!! 驚かさないでよぉ!!」
ルッキーニ「手伝いにきたよっ」
リーネ「あ、ありがとう。ルッキーニちゃんがいてくれるだけで、心強いよ」
芳佳「今、打ち付けた板を外したところなの。それで……」
ルッキーニ「うじゃじゃしまーす」ガチャ
リーネ「そんないきなりあけたら――!!」
ルッキーニ「おぉぉぉ!!! にゃにこれー!!! よしかぁー!! リーネー!!! しゅごいよー!! 壁に変な模様があるー!!」
芳佳「も、もよう? そんなのないはずだけど……」
ルッキーニ「あ、これ、ゴキだ」
リーネ「ひぃ……」
リーネ「う、うん……」
ルッキーニ「わっ!!」
リーネ「きゃぁぁぁ!!!!」
ルッキーニ「あにゃ!?」
芳佳「ルッキーニちゃん!! 驚かさないでよぉ!!」
ルッキーニ「手伝いにきたよっ」
リーネ「あ、ありがとう。ルッキーニちゃんがいてくれるだけで、心強いよ」
芳佳「今、打ち付けた板を外したところなの。それで……」
ルッキーニ「うじゃじゃしまーす」ガチャ
リーネ「そんないきなりあけたら――!!」
ルッキーニ「おぉぉぉ!!! にゃにこれー!!! よしかぁー!! リーネー!!! しゅごいよー!! 壁に変な模様があるー!!」
芳佳「も、もよう? そんなのないはずだけど……」
ルッキーニ「あ、これ、ゴキだ」
リーネ「ひぃ……」
美緒「――バルクホルン、ハルトマン。空中からの散布はお前たちに任せる」
バルクホルン「任せてくれ。いくぞ、ハルトマン!!」
エーリカ「しかたないなぁー」
美緒「ふむ。これで悪化することはないはずだ。あとは――」
『ぎゃぁぁあああああ!!!!』
『よしかぁー!! みてみてー!! でっかいのつかまえたぁー!!!』
『もういいからぁぁぁあ!!!!』
『だいじょーぶ!! ぱっと見ただけならカブト虫のメスだよー!!!』
『ちがうよぉぉ!!!!』
『確かに触覚があるからゴキ感は否めないけどー』
『やめてぇぇぇぇ!!!!』
美緒「何をしている……」
エイラ「少佐!! タイヘンだー!!!」
美緒「今度はなんだ?」
サーニャ「シャーリーさんがお風呂場でカマキリの卵を見つけたって……」
バルクホルン「任せてくれ。いくぞ、ハルトマン!!」
エーリカ「しかたないなぁー」
美緒「ふむ。これで悪化することはないはずだ。あとは――」
『ぎゃぁぁあああああ!!!!』
『よしかぁー!! みてみてー!! でっかいのつかまえたぁー!!!』
『もういいからぁぁぁあ!!!!』
『だいじょーぶ!! ぱっと見ただけならカブト虫のメスだよー!!!』
『ちがうよぉぉ!!!!』
『確かに触覚があるからゴキ感は否めないけどー』
『やめてぇぇぇぇ!!!!』
美緒「何をしている……」
エイラ「少佐!! タイヘンだー!!!」
美緒「今度はなんだ?」
サーニャ「シャーリーさんがお風呂場でカマキリの卵を見つけたって……」
シャーリー「孵化する前で助かった……」
ミーナ「古い建物とは言え、どうしてこんなに虫がいるのかしら」
シャーリー「他の場所も見ておいたほうがいいかもしれませんね」
ミーナ「ええ」
美緒「シャーリー。卵はどうした?」
シャーリー「ここに。今から捨てにいきます」
美緒「頼む」
シャーリー「これはルッキーニには見せられないな。飼いはじめそうだ」
ミーナ「美緒、清掃班に頼みましょう」
美緒「いいのか? お前が作った規律だが」
ミーナ「四の五の言っていられる状況ではなくなってきたわ。このままでは士気に関わるもの」
美緒「それもそうか……。では、今すぐ要請しよう」
ミーナ「私が言ってくるから。美緒は他の場所を点検してくれないかしら?」
美緒「分かった。あまり考えたくはないが食堂も見ておくか」
ミーナ「……何か異常があったとき、まずいわね」
ミーナ「古い建物とは言え、どうしてこんなに虫がいるのかしら」
シャーリー「他の場所も見ておいたほうがいいかもしれませんね」
ミーナ「ええ」
美緒「シャーリー。卵はどうした?」
シャーリー「ここに。今から捨てにいきます」
美緒「頼む」
シャーリー「これはルッキーニには見せられないな。飼いはじめそうだ」
ミーナ「美緒、清掃班に頼みましょう」
美緒「いいのか? お前が作った規律だが」
ミーナ「四の五の言っていられる状況ではなくなってきたわ。このままでは士気に関わるもの」
美緒「それもそうか……。では、今すぐ要請しよう」
ミーナ「私が言ってくるから。美緒は他の場所を点検してくれないかしら?」
美緒「分かった。あまり考えたくはないが食堂も見ておくか」
ミーナ「……何か異常があったとき、まずいわね」
ペリーヌ「うーん……これは……?」
美緒「ペリーヌ」
ペリーヌ「ああ、少佐。どうも」
美緒「どうした、難しい顔をして」
ペリーヌ「念のため、食堂も見ておこうかと思いまして」
美緒「そうか。何かあったのか?」
ペリーヌ「ここ、保管庫のところなんですが」
美緒「なんだ……?」
ペリーヌ「蓋の裏にびっしりと何かの卵が」
美緒「……」
ペリーヌ「わたくし、こういうのには疎いものでして……。少佐はご存知ですか?」
美緒「閉めろ」
ペリーヌ「え?」
美緒「今すぐ、閉めろ!!!」
ペリーヌ「は、はいぃ!!!」
美緒「ペリーヌ」
ペリーヌ「ああ、少佐。どうも」
美緒「どうした、難しい顔をして」
ペリーヌ「念のため、食堂も見ておこうかと思いまして」
美緒「そうか。何かあったのか?」
ペリーヌ「ここ、保管庫のところなんですが」
美緒「なんだ……?」
ペリーヌ「蓋の裏にびっしりと何かの卵が」
美緒「……」
ペリーヌ「わたくし、こういうのには疎いものでして……。少佐はご存知ですか?」
美緒「閉めろ」
ペリーヌ「え?」
美緒「今すぐ、閉めろ!!!」
ペリーヌ「は、はいぃ!!!」
バルクホルン「結局、清掃班頼みか」
エーリカ「よかったじゃん。みんな嬉しそうに掃除してるし」
バルクホルン「そうだが、何故あいつらの表情が緩んでいるのか……」
芳佳「これで安心だね、リーネちゃん」
リーネ「うん……」
ルッキーニ「気持ち悪いもんねー」
シャーリー「お前はその気持ち悪いのを手で掴んで二人を追い回したんだろ?」
ルッキーニ「あれはすごい大きくてかっこよかったんだよぉ?」
エイラ「かっこいいからって、よく持てるな」
ルッキーニ「そう?」
芳佳「と、とにかく、これで解決だよね!!」
サーニャ「うんっ」
清掃班「――清掃、終了しました!!」
ミーナ「はい。ご苦労様」
エーリカ「はぁー、やっとねれるよー」
エーリカ「よかったじゃん。みんな嬉しそうに掃除してるし」
バルクホルン「そうだが、何故あいつらの表情が緩んでいるのか……」
芳佳「これで安心だね、リーネちゃん」
リーネ「うん……」
ルッキーニ「気持ち悪いもんねー」
シャーリー「お前はその気持ち悪いのを手で掴んで二人を追い回したんだろ?」
ルッキーニ「あれはすごい大きくてかっこよかったんだよぉ?」
エイラ「かっこいいからって、よく持てるな」
ルッキーニ「そう?」
芳佳「と、とにかく、これで解決だよね!!」
サーニャ「うんっ」
清掃班「――清掃、終了しました!!」
ミーナ「はい。ご苦労様」
エーリカ「はぁー、やっとねれるよー」
芳佳「リーネちゃん、部屋に戻ろう」
リーネ「ごめんね、芳佳ちゃん……私はもう……」
芳佳「綺麗になったんだし」
リーネ「ダメ……なの……体が……拒んでる……」
芳佳「リーネちゃん……」
ペリーヌ「宮藤さん、いいかしら?」
芳佳「ペリーヌさん? その箱……」
ペリーヌ「この食料は全て廃棄するそうですから、手伝ってもらえるかしら?」
芳佳「廃棄ですか? もったいないですよぉ」
ペリーヌ「少佐の命令ですわ」ドサッ
芳佳「わわっ……わかりました」
ペリーヌ「それから。蓋はあけないように」
芳佳「え? 何かあるんですか?」パカッ
芳佳「おぉ……」ビクッ
リーネ「よ、芳佳ちゃん? なにがあったの?」
リーネ「ごめんね、芳佳ちゃん……私はもう……」
芳佳「綺麗になったんだし」
リーネ「ダメ……なの……体が……拒んでる……」
芳佳「リーネちゃん……」
ペリーヌ「宮藤さん、いいかしら?」
芳佳「ペリーヌさん? その箱……」
ペリーヌ「この食料は全て廃棄するそうですから、手伝ってもらえるかしら?」
芳佳「廃棄ですか? もったいないですよぉ」
ペリーヌ「少佐の命令ですわ」ドサッ
芳佳「わわっ……わかりました」
ペリーヌ「それから。蓋はあけないように」
芳佳「え? 何かあるんですか?」パカッ
芳佳「おぉ……」ビクッ
リーネ「よ、芳佳ちゃん? なにがあったの?」
>>32-33
シアタールームはどこかね?
シアタールームはどこかね?
美緒「これで全てか……? それならいいのだが」
ミーナ「美緒。各部屋の清掃は終了したわ。もう大丈夫よ」
美緒「そうか。あとで礼を言っておかなくてはな」
ミーナ「ただリーネさんが……」
美緒「あれだけの数がいたんだ。無理も無い」
ミーナ「暫くは他の部屋を使ってもらうことにしたほうがいいわね」
美緒「となると、リーネと宮藤を受け入れる者を探さなければならんか。前基地と違い、使用できる部屋が限られているからな」
ミーナ「そうね。シャーリーさんなら――」
バルクホルン「私が引き取ろうか」
美緒「バルクホルン。ありがたいが大丈夫か? ハルトマンもいるのだぞ」
バルクホルン「清掃が終わったばかりだ。暫くは平気だろう」
ミーナ「なら、バルクホルン大尉に宮藤さんとリーネさんを任せるわね」
バルクホルン「了解!!」ダダダッ
ミーナ「リーネさんが心配ね」
美緒「清掃したというだけではな。トラウマになっていなければいいが」
ミーナ「美緒。各部屋の清掃は終了したわ。もう大丈夫よ」
美緒「そうか。あとで礼を言っておかなくてはな」
ミーナ「ただリーネさんが……」
美緒「あれだけの数がいたんだ。無理も無い」
ミーナ「暫くは他の部屋を使ってもらうことにしたほうがいいわね」
美緒「となると、リーネと宮藤を受け入れる者を探さなければならんか。前基地と違い、使用できる部屋が限られているからな」
ミーナ「そうね。シャーリーさんなら――」
バルクホルン「私が引き取ろうか」
美緒「バルクホルン。ありがたいが大丈夫か? ハルトマンもいるのだぞ」
バルクホルン「清掃が終わったばかりだ。暫くは平気だろう」
ミーナ「なら、バルクホルン大尉に宮藤さんとリーネさんを任せるわね」
バルクホルン「了解!!」ダダダッ
ミーナ「リーネさんが心配ね」
美緒「清掃したというだけではな。トラウマになっていなければいいが」
>>37
最優先事項だな。
最優先事項だな。
バルクホルン「さ、入れ」
芳佳「すいません、お世話になります」
リーネ「ごめんなさい」
バルクホルン「害虫程度で精神を侵されるなど軍人としてはどうかと思うが、今回の一件は同情の余地がある。特別に許可してやる」
芳佳「はい……」
リーネ「……」
エーリカ「大変だったなぁ、二人とも。ま、ゆっくりしていきなよ」
芳佳「わぁ、すごく片付いてますね」
バルクホルン「今だけだ。三日もすれば元に戻る」
エーリカ「なんだよー。宮藤とリーネがいるなら一週間は大丈夫だろー」
バルクホルン「一ヶ月は今の状態を保とうとは思わないのか!?」
芳佳「あはは」
リーネ「はぁ……」
バルクホルン「宮藤は私のベッドを使えばいいからな」
芳佳「でも、それだとバルクホルンさんの眠る場所がないんじゃ……?」
芳佳「すいません、お世話になります」
リーネ「ごめんなさい」
バルクホルン「害虫程度で精神を侵されるなど軍人としてはどうかと思うが、今回の一件は同情の余地がある。特別に許可してやる」
芳佳「はい……」
リーネ「……」
エーリカ「大変だったなぁ、二人とも。ま、ゆっくりしていきなよ」
芳佳「わぁ、すごく片付いてますね」
バルクホルン「今だけだ。三日もすれば元に戻る」
エーリカ「なんだよー。宮藤とリーネがいるなら一週間は大丈夫だろー」
バルクホルン「一ヶ月は今の状態を保とうとは思わないのか!?」
芳佳「あはは」
リーネ「はぁ……」
バルクホルン「宮藤は私のベッドを使えばいいからな」
芳佳「でも、それだとバルクホルンさんの眠る場所がないんじゃ……?」
バルクホルン「一緒に寝ればいいだけだろう」
芳佳「い、いいんですか!? 寝袋、もってきたんですけど」
バルクホルン「宮藤がそうしたいなら、それでも構わない」
芳佳「それなら、折角ですし、一緒に……」
バルクホルン「そうか!!! それはいい考えただな!!!」
エーリカ「リーネは私と一緒に寝る?」
リーネ「……」
エーリカ「リーネ、大丈夫か?」
リーネ「あ、はい。なんとか……」
エーリカ「もういないって。綺麗になったんだしさ」
リーネ「でも、なんだが今にも物陰から出てきそうで……」
エーリカ「おいで」
リーネ「ハルトマンさん……」
エーリカ「心配ないって、出てきても私がぺちゃんこにしてあげるからさ」ナデナデ
リーネ「そのときは、お願いします……」
芳佳「い、いいんですか!? 寝袋、もってきたんですけど」
バルクホルン「宮藤がそうしたいなら、それでも構わない」
芳佳「それなら、折角ですし、一緒に……」
バルクホルン「そうか!!! それはいい考えただな!!!」
エーリカ「リーネは私と一緒に寝る?」
リーネ「……」
エーリカ「リーネ、大丈夫か?」
リーネ「あ、はい。なんとか……」
エーリカ「もういないって。綺麗になったんだしさ」
リーネ「でも、なんだが今にも物陰から出てきそうで……」
エーリカ「おいで」
リーネ「ハルトマンさん……」
エーリカ「心配ないって、出てきても私がぺちゃんこにしてあげるからさ」ナデナデ
リーネ「そのときは、お願いします……」
数日後
エイラ「あれから見なくなったなぁー」
シャーリー「隅々まで掃除してくれたみたいだしな」
エイラ「サーニャも今は安心して眠れるってさ」
シャーリー「だけど、リーネと宮藤はまだ部屋に戻れてないんだろ?」
エイラ「まぁ、私たちの状況とは違いすぎるしなぁ」
シャーリー「可哀相だけど、こればっかりは本人たちの気持ち次第だし、あたしたちの出来ることは限られるよな」
エイラ「だなー」
シャーリー「私ならメシを食べて風呂に入ったら、気持ちは切り替わるんだけど」
エイラ「みんなシャーリーみたく図太いわけじゃないだろー。それができれば苦労しないってー」
シャーリー「そうかー。ま、とにかくメシだ、メシ」
エイラ「ダナっ」
シャーリー「今日のごはんはー……?」
エイラ「なんだ? スープの中に黒いのが……」
シャーリー「んー? ボタンか? いや、違うな。つーか、動いてないか、これ?」
エイラ「あれから見なくなったなぁー」
シャーリー「隅々まで掃除してくれたみたいだしな」
エイラ「サーニャも今は安心して眠れるってさ」
シャーリー「だけど、リーネと宮藤はまだ部屋に戻れてないんだろ?」
エイラ「まぁ、私たちの状況とは違いすぎるしなぁ」
シャーリー「可哀相だけど、こればっかりは本人たちの気持ち次第だし、あたしたちの出来ることは限られるよな」
エイラ「だなー」
シャーリー「私ならメシを食べて風呂に入ったら、気持ちは切り替わるんだけど」
エイラ「みんなシャーリーみたく図太いわけじゃないだろー。それができれば苦労しないってー」
シャーリー「そうかー。ま、とにかくメシだ、メシ」
エイラ「ダナっ」
シャーリー「今日のごはんはー……?」
エイラ「なんだ? スープの中に黒いのが……」
シャーリー「んー? ボタンか? いや、違うな。つーか、動いてないか、これ?」
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