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元スレ芳佳「大掃除!大掃除しましょう!今すぐに!!」美緒「どうした?」
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芳佳「リーネちゃん、まだ怖い?」
リーネ「怖いというより、気持ち悪くて……」
芳佳「そっか」
リーネ「それにね、まだ居そうだから」
芳佳「それはない――」
『ウワァァアアア!!!!』
芳佳「な、なに!?」
リーネ「エイラさんの声……?」
エイラ「誰だ!? 料理の中にこんなものいれたのはぁ!!!」
シャーリー「誰って勝手に入ったんだろうな」
エイラ「うぇー!! もうくえねー!! 宮藤かサーニャの手料理以外、口にしないぞ!!! 絶対だかんな!!!」
シャーリー「まだ生き残りがいたのか、それとも外から入ってきたのか……?」
芳佳「シャーリーさん、どうかしたんですか?」
シャーリー「スープの中にこいつがさ」
リーネ「……!?」
リーネ「怖いというより、気持ち悪くて……」
芳佳「そっか」
リーネ「それにね、まだ居そうだから」
芳佳「それはない――」
『ウワァァアアア!!!!』
芳佳「な、なに!?」
リーネ「エイラさんの声……?」
エイラ「誰だ!? 料理の中にこんなものいれたのはぁ!!!」
シャーリー「誰って勝手に入ったんだろうな」
エイラ「うぇー!! もうくえねー!! 宮藤かサーニャの手料理以外、口にしないぞ!!! 絶対だかんな!!!」
シャーリー「まだ生き残りがいたのか、それとも外から入ってきたのか……?」
芳佳「シャーリーさん、どうかしたんですか?」
シャーリー「スープの中にこいつがさ」
リーネ「……!?」
芳佳「さかもとさぁぁぁん!!!」
美緒「なんだ、宮藤? 騒がしいぞ」
芳佳「大掃除!! 大掃除しましょう!! 今すぐに!!」
美緒「どうした? 大掃除なら先日済ませたばかりだろう」
芳佳「違うんです!! あれで終わらなかったんですよぉ!!!」
美緒「なんだと?」
シャーリー「少佐ぁ!!」
美緒「シャーリー。まさか、出たのか?」
シャーリー「食堂と通路。それから脱衣所にもいた」
美緒「何故だ……」
シャーリー「それからバルクホルンの部屋からまた小さな虫が出てきたらしい。数自体は前より少ないみたいだけど」
美緒「外から侵入してきたとは考えにくいな。ならば、壁の中に潜んでいたか……」
シャーリー「それはありえる。一度、徹底的に掃除するべきだよ。あのエイラですら涙目になってたしさ。このままじゃペリーヌやサーニャだってどうなるか……」
美緒「……宮藤、全員をブリーフィングルームに集めろ」
芳佳「は、はい!!」
美緒「なんだ、宮藤? 騒がしいぞ」
芳佳「大掃除!! 大掃除しましょう!! 今すぐに!!」
美緒「どうした? 大掃除なら先日済ませたばかりだろう」
芳佳「違うんです!! あれで終わらなかったんですよぉ!!!」
美緒「なんだと?」
シャーリー「少佐ぁ!!」
美緒「シャーリー。まさか、出たのか?」
シャーリー「食堂と通路。それから脱衣所にもいた」
美緒「何故だ……」
シャーリー「それからバルクホルンの部屋からまた小さな虫が出てきたらしい。数自体は前より少ないみたいだけど」
美緒「外から侵入してきたとは考えにくいな。ならば、壁の中に潜んでいたか……」
シャーリー「それはありえる。一度、徹底的に掃除するべきだよ。あのエイラですら涙目になってたしさ。このままじゃペリーヌやサーニャだってどうなるか……」
美緒「……宮藤、全員をブリーフィングルームに集めろ」
芳佳「は、はい!!」
>>26の卵ってなに?
ミーナ「これは忌々しき事態ね」
バルクホルン「害虫がまた発生するとは……。清掃班は何をしていたんだ!!! 私たちの部屋を隅々まで清掃したのではないのか!!!」
ミーナ「彼らの掃除は行き届いていたはずよ。責める事はできないわ」
バルクホルン「だが、結果的に……!!!」
リーネ「よしかちゃん……わたし……ここにいたくないよぉ……」
芳佳「リーネちゃん、大丈夫。大丈夫だから……」
バルクホルン「宮藤とリーネの心的外傷は計り知れない!!」
美緒「分かっている。もう一度、清掃班には協力してもらう。とはいえ、奴らが潜んでいると思われる範囲があまりにも広い。清掃班だけでは対処できないと思われる」
バルクホルン「どうするつもりだ」
美緒「今度は私たちも清掃に全面協力する」
バルクホルン「……それしかないか」
ミーナ「各部屋の壁の中に巣を作っている可能性もあるわ。一度、内部を見てみましょう」
エーリカ「それなら大量に出た宮藤の部屋から見るのがいいかもね」
美緒「ネウロイの巣だけでもうんざりしているというのに……」
ミーナ「行きましょう」
バルクホルン「害虫がまた発生するとは……。清掃班は何をしていたんだ!!! 私たちの部屋を隅々まで清掃したのではないのか!!!」
ミーナ「彼らの掃除は行き届いていたはずよ。責める事はできないわ」
バルクホルン「だが、結果的に……!!!」
リーネ「よしかちゃん……わたし……ここにいたくないよぉ……」
芳佳「リーネちゃん、大丈夫。大丈夫だから……」
バルクホルン「宮藤とリーネの心的外傷は計り知れない!!」
美緒「分かっている。もう一度、清掃班には協力してもらう。とはいえ、奴らが潜んでいると思われる範囲があまりにも広い。清掃班だけでは対処できないと思われる」
バルクホルン「どうするつもりだ」
美緒「今度は私たちも清掃に全面協力する」
バルクホルン「……それしかないか」
ミーナ「各部屋の壁の中に巣を作っている可能性もあるわ。一度、内部を見てみましょう」
エーリカ「それなら大量に出た宮藤の部屋から見るのがいいかもね」
美緒「ネウロイの巣だけでもうんざりしているというのに……」
ミーナ「行きましょう」
美緒「……」ガチャ
芳佳「私たちの部屋、どうなってますか……?」
美緒「……」バタンッ
ペリーヌ「少佐? あの……」
美緒「突入部隊を発表する。私とバルクホルン、それからルッキーニだ」
バルクホルン「了解」
ルッキーニ「にひぃ!!」
エイラ「な、なにを見たんだ?」
サーニャ「エイラ……訊いちゃダメよ……」
ミーナ「美緒、生きて戻ってきてね」
美緒「心配するな」
ルッキーニ「うじゃじゃしまーす」ガチャ
バルクホルン「待て!! ルッキーニ!! 不用意にあけるな!!!」
ルッキーニ「おぉぉぉ!!! 黒い絨毯が蠢いてりゅー!!! あ、これ、ゴキだ」
エイラ「うわぁぁぁ!!!」
芳佳「私たちの部屋、どうなってますか……?」
美緒「……」バタンッ
ペリーヌ「少佐? あの……」
美緒「突入部隊を発表する。私とバルクホルン、それからルッキーニだ」
バルクホルン「了解」
ルッキーニ「にひぃ!!」
エイラ「な、なにを見たんだ?」
サーニャ「エイラ……訊いちゃダメよ……」
ミーナ「美緒、生きて戻ってきてね」
美緒「心配するな」
ルッキーニ「うじゃじゃしまーす」ガチャ
バルクホルン「待て!! ルッキーニ!! 不用意にあけるな!!!」
ルッキーニ「おぉぉぉ!!! 黒い絨毯が蠢いてりゅー!!! あ、これ、ゴキだ」
エイラ「うわぁぁぁ!!!」
バルクホルン「どうして……こんな惨状に……」
ルッキーニ「にゃはー、おもしろーい」ツンッ
バッ!!
ルッキーニ「きもっ」
美緒「やめろ!! ルッキーニ!!!」
バルクホルン「本当に壁の中なのか……?」
美緒「バルクホルン。壁の一部を破壊してみてくれ」
バルクホルン「分かった。はぁぁぁ……」
ルッキーニ「えいっ、えいっ」プチップチッ
美緒「ルッキーニ……。頼もしい反面、恐ろしいな……」
バルクホルン「であぁぁ……!!!」ベリベリッ
美緒「内部の様子はどうなっ――」
カサカサカサカサカサカサカサカサ……!!!!
バルクホルン「ぉわぁ!?!」
ルッキーニ「ぎゃぁぁぁ!!!! いっぱいでてきたぁー!!!!」
ルッキーニ「にゃはー、おもしろーい」ツンッ
バッ!!
ルッキーニ「きもっ」
美緒「やめろ!! ルッキーニ!!!」
バルクホルン「本当に壁の中なのか……?」
美緒「バルクホルン。壁の一部を破壊してみてくれ」
バルクホルン「分かった。はぁぁぁ……」
ルッキーニ「えいっ、えいっ」プチップチッ
美緒「ルッキーニ……。頼もしい反面、恐ろしいな……」
バルクホルン「であぁぁ……!!!」ベリベリッ
美緒「内部の様子はどうなっ――」
カサカサカサカサカサカサカサカサ……!!!!
バルクホルン「ぉわぁ!?!」
ルッキーニ「ぎゃぁぁぁ!!!! いっぱいでてきたぁー!!!!」
そういえば海外のゴキってどんな感じなんだ?
日本とは違うよな?
日本とは違うよな?
ミーナ「美緒!? どうしたの!?」
『絶対に開けるな!!! 絶対にだ!!!』
リーネ「あ……あぁぁ……」
エイラ「少佐ぁー!!! どうなってるんだー!!!」
ペリーヌ「少佐ぁ!! 少佐ぁー!!!」
シャーリー「ルッキーニ!!! 無事か!! おい!!!」
『にゃはははは!!! 黒い雪崩ー!!!』
『ルッキーニ!!! 何を笑っている!!! なんとかしろ!!!』
『なんとかって踏めば良いじゃん』
芳佳「私たちの部屋、そんなに酷かったんだ……」
エーリカ「あ……! ミーナ!! 扉から離れて!!」
ミーナ「え!? きゃぁ!?」
シャーリー「げぇ……!? ついに隙間からでてきたか……!!」
リーネ「う……」フラッ
芳佳「リーネちゃん!? リーネちゃん!! しっかりして!! ここからにげよう!!」
『絶対に開けるな!!! 絶対にだ!!!』
リーネ「あ……あぁぁ……」
エイラ「少佐ぁー!!! どうなってるんだー!!!」
ペリーヌ「少佐ぁ!! 少佐ぁー!!!」
シャーリー「ルッキーニ!!! 無事か!! おい!!!」
『にゃはははは!!! 黒い雪崩ー!!!』
『ルッキーニ!!! 何を笑っている!!! なんとかしろ!!!』
『なんとかって踏めば良いじゃん』
芳佳「私たちの部屋、そんなに酷かったんだ……」
エーリカ「あ……! ミーナ!! 扉から離れて!!」
ミーナ「え!? きゃぁ!?」
シャーリー「げぇ……!? ついに隙間からでてきたか……!!」
リーネ「う……」フラッ
芳佳「リーネちゃん!? リーネちゃん!! しっかりして!! ここからにげよう!!」
サーニャ「こ、こんなに……」
エイラ「サーニャは私が守る!!」
サーニャ「エイラ……!!」
カサカサカサ……ブーンッ
エイラ「うわ、とんできたっ」サッ
ピトッ
サーニャ「……え?」
ペリーヌ「サーニャさん!!! 顔!! 顔に!!!」
エイラ「うわぁぁぁ!!! サーニャ!!!」
ミーナ「リーネさんは私が避難させるわ。シャーリーさん、ここはお願いできる?」
シャーリー「お願いって言われても……。仕方ない、久しぶりに拳銃使うか」チャカ
芳佳「シャーリーさん!!」
シャーリー「援護してほしいけど、宮藤は持ってないよな?」
芳佳「す、すいません」
シャーリー「気にしなくていいさ。ここはあたしが食い止めるから、早く逃げろ。リーネの傍に居てやれ、宮藤」
エイラ「サーニャは私が守る!!」
サーニャ「エイラ……!!」
カサカサカサ……ブーンッ
エイラ「うわ、とんできたっ」サッ
ピトッ
サーニャ「……え?」
ペリーヌ「サーニャさん!!! 顔!! 顔に!!!」
エイラ「うわぁぁぁ!!! サーニャ!!!」
ミーナ「リーネさんは私が避難させるわ。シャーリーさん、ここはお願いできる?」
シャーリー「お願いって言われても……。仕方ない、久しぶりに拳銃使うか」チャカ
芳佳「シャーリーさん!!」
シャーリー「援護してほしいけど、宮藤は持ってないよな?」
芳佳「す、すいません」
シャーリー「気にしなくていいさ。ここはあたしが食い止めるから、早く逃げろ。リーネの傍に居てやれ、宮藤」
かつてこれほどまでの絶望が501を襲ったことがあったであろうかいやない
ネウロイのが楽だよな
コア破壊で済むし
巣があるから無限増殖はするものの
コア破壊で済むし
巣があるから無限増殖はするものの
美緒「はぁぁぁ!!!」ザンッ!!!
バルクホルン「このっ!!!」ドゴォ
ルッキーニ「潰しても潰してもわいてくりゅー!!!」
バルクホルン「少佐、こいつらを野外に出すというのはどうだ? こんなことをしていても限が無い」
美緒「そうだな。バクルホルン、壁に大穴を開けてくれ」
バルクホルン「了解!!」
ルッキーニ「そだっ! 魔法で……。突撃ー!!!」ダダダッ
美緒「黒い海が割れていく……。モーゼのようだな……」
バルクホルン「はぁ!!!」ドゴォ!!!
バルクホルン「開けたぞ!!!」
美緒「よし!! なんとかこいつらを外に出せ!!!」
バルクホルン「宮藤の部屋を汚すな!!!」
美緒「ルッキーニも手伝え!!」
ルッキーニ「にひぃ!! ルッキーニにおまかせー。えいっ、とぉっ」ポイッポイッ
バルクホルン「しかし、どちらにせよこの部屋は放棄したほうがよさそうだな……。流石の私もこの部屋で生活はしたくない……」
バルクホルン「このっ!!!」ドゴォ
ルッキーニ「潰しても潰してもわいてくりゅー!!!」
バルクホルン「少佐、こいつらを野外に出すというのはどうだ? こんなことをしていても限が無い」
美緒「そうだな。バクルホルン、壁に大穴を開けてくれ」
バルクホルン「了解!!」
ルッキーニ「そだっ! 魔法で……。突撃ー!!!」ダダダッ
美緒「黒い海が割れていく……。モーゼのようだな……」
バルクホルン「はぁ!!!」ドゴォ!!!
バルクホルン「開けたぞ!!!」
美緒「よし!! なんとかこいつらを外に出せ!!!」
バルクホルン「宮藤の部屋を汚すな!!!」
美緒「ルッキーニも手伝え!!」
ルッキーニ「にひぃ!! ルッキーニにおまかせー。えいっ、とぉっ」ポイッポイッ
バルクホルン「しかし、どちらにせよこの部屋は放棄したほうがよさそうだな……。流石の私もこの部屋で生活はしたくない……」
ミーナ「リーネさん。しっかりして」
リーネ「ごめんなさい……ごめんなさい……」
ミーナ「いいのよ。あんなに見たら誰でも気持ち悪くなるわ」
リーネ「うぅ……」
ミーナ「しばらく医務室で休んでいればいいから」
リーネ「は、はい……」
ミーナ「それにしてもいくら古い建物とはいえ、ここまでとはね……。根絶やしにすることは難しいかもしれないわね」
リーネ「ミーナ中佐、どうしたら……いいんでしょうか……私……このままだと……」
ミーナ「心配しないで。何とかしてみせるから」
リーネ「お、おねがいしま――」
エイラ「中佐!!!」
ミーナ「今度はなに?」
エイラ「少佐たちがアレを外に出したみたいんだけど、殆どが階下に逃げ込んだんだ!! 清掃班も大パニックになってる!!」
ミーナ「えぇ……!?」
リーネ「……おやすみなさい。きっとこれは夢……そう……目を覚ませば、また芳佳ちゃんの寝顔が傍にあるの……はやく夢から覚めないと……」
リーネ「ごめんなさい……ごめんなさい……」
ミーナ「いいのよ。あんなに見たら誰でも気持ち悪くなるわ」
リーネ「うぅ……」
ミーナ「しばらく医務室で休んでいればいいから」
リーネ「は、はい……」
ミーナ「それにしてもいくら古い建物とはいえ、ここまでとはね……。根絶やしにすることは難しいかもしれないわね」
リーネ「ミーナ中佐、どうしたら……いいんでしょうか……私……このままだと……」
ミーナ「心配しないで。何とかしてみせるから」
リーネ「お、おねがいしま――」
エイラ「中佐!!!」
ミーナ「今度はなに?」
エイラ「少佐たちがアレを外に出したみたいんだけど、殆どが階下に逃げ込んだんだ!! 清掃班も大パニックになってる!!」
ミーナ「えぇ……!?」
リーネ「……おやすみなさい。きっとこれは夢……そう……目を覚ませば、また芳佳ちゃんの寝顔が傍にあるの……はやく夢から覚めないと……」
『うわぁぁ!!!』
『たすけてー!!! 服の中にはいってきたぁぁ!!!』
シャーリー「阿鼻叫喚だな……」
芳佳「シャーリーさん!! 階下が大変なことになってます!! 清掃班の人たちは今、ゴキブリの渦に飲まれて……!!」
シャーリー「なんだって?」
ルッキーニ「――シャーリー!!! タイヘンダー!!!」
シャーリー「お前!! 中でなにやったんだ!?」
バルクホルン「外に逃がそうとしたんだが、8割ぐらいが窓を通じて中に……」
シャーリー「なんで……」
美緒「先日、殺虫剤を散布した所為で外には出られなかったのだろう。外敵を退ける壁が、奴らを中に引き戻した……皮肉な話だ」
シャーリー「つまり拡散したってことですよね?」
ルッキーニ「そだよー」
ペリーヌ「掃除どころではありませんわ……」
美緒「……もう手段を選んではいられんな。ペリーヌ、頼む」
ペリーヌ「分かりました」バチッ
『たすけてー!!! 服の中にはいってきたぁぁ!!!』
シャーリー「阿鼻叫喚だな……」
芳佳「シャーリーさん!! 階下が大変なことになってます!! 清掃班の人たちは今、ゴキブリの渦に飲まれて……!!」
シャーリー「なんだって?」
ルッキーニ「――シャーリー!!! タイヘンダー!!!」
シャーリー「お前!! 中でなにやったんだ!?」
バルクホルン「外に逃がそうとしたんだが、8割ぐらいが窓を通じて中に……」
シャーリー「なんで……」
美緒「先日、殺虫剤を散布した所為で外には出られなかったのだろう。外敵を退ける壁が、奴らを中に引き戻した……皮肉な話だ」
シャーリー「つまり拡散したってことですよね?」
ルッキーニ「そだよー」
ペリーヌ「掃除どころではありませんわ……」
美緒「……もう手段を選んではいられんな。ペリーヌ、頼む」
ペリーヌ「分かりました」バチッ
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|l'-,、イ\: | | ∧,,,∧ . |::.. ヘ ̄ ̄,/:::(__)::
|l ´ヽ,ノ: | | (´・ω・`) ,l、:::  ̄ ̄::::::::::::::::
|l | :| | |,r'",´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ、l:::::
|l.,\\| :| | ,' :::::... ..::ll:::: そうだ
|l | :| | | :::::::... . .:::|l:::: これは夢なんだ
|l__,,| :| | | ::::.... ..:::|l:::: わたしは今、夢を見ているんだ
|l ̄`~~| :| | | |l:::: 目が覚めたとき、
|l | :| | | |l:::: まだ芳佳ちゃんが入隊したばかりの時だ
|l | :| | | ''"´ |l:::: 起きたら芳佳ちゃんと朝ごはんを作って、
|l \\[]:| | | |l:::: 朝ご飯を食べて、涼しい午前中に坂本少佐と訓練して、
|l ィ'´~ヽ | | ``' |l:::: 午後から芳佳ちゃんと海にいっておもいっきり遊ぶんだ・・・
|l-''´ヽ,/:: | | ''"´ |l::::
|l /:: | \,'´____..:::::::::::::::_`l__,イ::::
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|l.,\\| :| | ,' :::::... ..::ll:::: そうだ
|l | :| | | :::::::... . .:::|l:::: これは夢なんだ
|l__,,| :| | | ::::.... ..:::|l:::: わたしは今、夢を見ているんだ
|l ̄`~~| :| | | |l:::: 目が覚めたとき、
|l | :| | | |l:::: まだ芳佳ちゃんが入隊したばかりの時だ
|l | :| | | ''"´ |l:::: 起きたら芳佳ちゃんと朝ごはんを作って、
|l \\[]:| | | |l:::: 朝ご飯を食べて、涼しい午前中に坂本少佐と訓練して、
|l ィ'´~ヽ | | ``' |l:::: 午後から芳佳ちゃんと海にいっておもいっきり遊ぶんだ・・・
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サーニャ「みなさん、こっちです」
清掃班「ひぃぃ……!!」
エイラ「サーニャ!! 無事か!?」
ミーナ「清掃班は速やかに避難して!!! ここは私たちが食い止めます!!」
サーニャ「エイラ。見て……」
エイラ「うぇ……なんだ、あれ……」
ミーナ「くっ。いくらなんでも、多すぎるわ。今まで息を潜めて戦力を蓄えていたのね」
カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ……!!!!
サーニャ「私がなんとかするしか……」ジャキン
エイラ「サーニャ、屋内でロケット弾はまずいって」
ミーナ「そうよ。ここが崩落したら、宿舎だけに被害が留まらないわ」
サーニャ「でも……このままじゃ……」
ペリーヌ「――心配はいりませんわ」
エイラ「ペリーヌ!?」
ペリーヌ「一瞬で終わらせます」
清掃班「ひぃぃ……!!」
エイラ「サーニャ!! 無事か!?」
ミーナ「清掃班は速やかに避難して!!! ここは私たちが食い止めます!!」
サーニャ「エイラ。見て……」
エイラ「うぇ……なんだ、あれ……」
ミーナ「くっ。いくらなんでも、多すぎるわ。今まで息を潜めて戦力を蓄えていたのね」
カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ……!!!!
サーニャ「私がなんとかするしか……」ジャキン
エイラ「サーニャ、屋内でロケット弾はまずいって」
ミーナ「そうよ。ここが崩落したら、宿舎だけに被害が留まらないわ」
サーニャ「でも……このままじゃ……」
ペリーヌ「――心配はいりませんわ」
エイラ「ペリーヌ!?」
ペリーヌ「一瞬で終わらせます」
ミーナ「お願いね、ペリーヌさん……」
ペリーヌ「お任せを」
カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ……!!!!
ペリーヌ「これ以上の狼藉はこのペリーヌ・クロステルマンが許しませんわ」
ペリーヌ「――トネール!!!!」パチンッ
バァン!!!
ミーナ「や、やったの……!!」
エイラ「ペリーヌ!! 見直したぞ!!」
サーニャ「ペリーヌさん……」
ペリーヌ「ふっ……まぁ、これぐらいのことは余裕ですわ」
ミーナ「え、ええ……ありがとう、ペリーヌさん……」
エイラ「おぇ……」
ペリーヌ「なんですの、エイラさん? その汚物を見るような目は?」
サーニャ「ペリーヌさん……返り血というか……返り汁が……」
ミーナ「ペリーヌさん、お風呂にいってきなさい。今すぐに」
ペリーヌ「お任せを」
カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ……!!!!
ペリーヌ「これ以上の狼藉はこのペリーヌ・クロステルマンが許しませんわ」
ペリーヌ「――トネール!!!!」パチンッ
バァン!!!
ミーナ「や、やったの……!!」
エイラ「ペリーヌ!! 見直したぞ!!」
サーニャ「ペリーヌさん……」
ペリーヌ「ふっ……まぁ、これぐらいのことは余裕ですわ」
ミーナ「え、ええ……ありがとう、ペリーヌさん……」
エイラ「おぇ……」
ペリーヌ「なんですの、エイラさん? その汚物を見るような目は?」
サーニャ「ペリーヌさん……返り血というか……返り汁が……」
ミーナ「ペリーヌさん、お風呂にいってきなさい。今すぐに」
バルクホルン「全滅、したのか?」
ミーナ「それはまだわからないけど、ペリーヌさんが大群を死滅させたことは間違いないわね」
エーリカ「はぁ……なんだ。折角、銃器揃えてきたのにぃ」
ミーナ「銃器を使っていれば建物の破損はこれよりも酷いものになっていたでしょうね」
美緒「ペリーヌのおかげで被害は最小限に抑えられたということだな」
ミーナ「ええ」
エーリカ「残党はどうするの?」
美緒「既にルッキーニが動いている」
ルッキーニ「うにゃー」ポイッ
ミーナ「バルクホルン大尉、ハルトマン中尉も協力してあげて」
バルクホルン「了解」
エーリカ「しかたないかー」
美緒「リーネは大丈夫か?」
ミーナ「ええ。まだなんとか」
美緒「ならば、あとは宮藤に任せるか」
ミーナ「それはまだわからないけど、ペリーヌさんが大群を死滅させたことは間違いないわね」
エーリカ「はぁ……なんだ。折角、銃器揃えてきたのにぃ」
ミーナ「銃器を使っていれば建物の破損はこれよりも酷いものになっていたでしょうね」
美緒「ペリーヌのおかげで被害は最小限に抑えられたということだな」
ミーナ「ええ」
エーリカ「残党はどうするの?」
美緒「既にルッキーニが動いている」
ルッキーニ「うにゃー」ポイッ
ミーナ「バルクホルン大尉、ハルトマン中尉も協力してあげて」
バルクホルン「了解」
エーリカ「しかたないかー」
美緒「リーネは大丈夫か?」
ミーナ「ええ。まだなんとか」
美緒「ならば、あとは宮藤に任せるか」
芳佳「リーネちゃん、今ねペリーヌさんがやっつけてくれたって」
リーネ「そう……なんだ……」
芳佳「このあとみんなで掃除するって。リーネちゃんはどうする?」
リーネ「うん……私も……掃除しなきゃ……」
芳佳「リーネちゃん……」
リーネ「だいじょうぶだから……わたし……よしかちゃんが……いてくれたら……それで……」
芳佳「リーネちゃん、傍にいるからね」ギュッ
エイラ「リーネのやつ、このまま潰れたりしないよな?」
美緒「リーネは見た目以上に強い。心配はいらん」
エイラ「それなら、いいんだけどさ」
サーニャ「エイラ。私たちも残党をやっつけにいこう」
エイラ「そうだな」
美緒「私も行こう。食堂や風呂場も気になるしな」
エイラ「そもそもあいつら昔から壁の中にいたのか?」
美緒「そこだ。数日前にいきなり姿を現したのも妙な話だからな」
リーネ「そう……なんだ……」
芳佳「このあとみんなで掃除するって。リーネちゃんはどうする?」
リーネ「うん……私も……掃除しなきゃ……」
芳佳「リーネちゃん……」
リーネ「だいじょうぶだから……わたし……よしかちゃんが……いてくれたら……それで……」
芳佳「リーネちゃん、傍にいるからね」ギュッ
エイラ「リーネのやつ、このまま潰れたりしないよな?」
美緒「リーネは見た目以上に強い。心配はいらん」
エイラ「それなら、いいんだけどさ」
サーニャ「エイラ。私たちも残党をやっつけにいこう」
エイラ「そうだな」
美緒「私も行こう。食堂や風呂場も気になるしな」
エイラ「そもそもあいつら昔から壁の中にいたのか?」
美緒「そこだ。数日前にいきなり姿を現したのも妙な話だからな」
清掃班「バルクホルン大尉。部屋の清掃が終了しました」
バルクホルン「ありがとう。助かった」
エーリカ「はぁー。もういないよねー」
バルクホルン「どこかに卵があれば問題だが、清掃班の話ではそれはないとのことだ」
エーリカ「よかったじゃん。これで一件落着かー」
バルクホルン「だが、引っかかるな」
エーリカ「なにが?」
バルクホルン「数日前、奴ら以外にも虫が大量発生しただろう」
エーリカ「それが?」
バルクホルン「以前からこの基地内部で生息していたのなら、私たちがここに来たときから定期的に奴らの姿を見ていなければおかしい」
エーリカ「言われてみれば、そうだね」
バルクホルン「何かきっかけがあるはずだ。大量発生した……原因がな……」
エーリカ「どーでもいーじゃん。もう片付いたんだからー」
バルクホルン「……どこから湧いて出た……やつらは……」
バルクホルン「ありがとう。助かった」
エーリカ「はぁー。もういないよねー」
バルクホルン「どこかに卵があれば問題だが、清掃班の話ではそれはないとのことだ」
エーリカ「よかったじゃん。これで一件落着かー」
バルクホルン「だが、引っかかるな」
エーリカ「なにが?」
バルクホルン「数日前、奴ら以外にも虫が大量発生しただろう」
エーリカ「それが?」
バルクホルン「以前からこの基地内部で生息していたのなら、私たちがここに来たときから定期的に奴らの姿を見ていなければおかしい」
エーリカ「言われてみれば、そうだね」
バルクホルン「何かきっかけがあるはずだ。大量発生した……原因がな……」
エーリカ「どーでもいーじゃん。もう片付いたんだからー」
バルクホルン「……どこから湧いて出た……やつらは……」
ペリーヌ「リーネさん、ご無事ですの?」
リーネ「あ、ペリーヌさん……はい……」
ペリーヌ「もう奴らはいませんわ。ルッキーニさんとシャーリーさんがまだ巡回中ではありますが、もう姿を見せることはないでしょう」
リーネ「はい……」
芳佳「ペリーヌさん。大量に出てきた原因が分からないと、また繰り返すような気がするんですけど」
ペリーヌ「わたくしもそれは懸念しております。いくら綺麗にしようとも巣を排除できないのであれば意味などありませんから」
芳佳「巣はあったんですか?」
ペリーヌ「いえ……よく分からないらしいですわ」
芳佳「そんなぁ……」
ペリーヌ「今回の騒動で巣が移動してなければいいのですけど」
芳佳「私、行ってきます」
ペリーヌ「どこへ?」
芳佳「ルッキーニちゃんとシャーリーさんと一緒に巡回します!!」
ペリーヌ「わかりました。リーネさんはわたくしが看ておきます」
芳佳「ありがとう、ペリーヌさん」
リーネ「あ、ペリーヌさん……はい……」
ペリーヌ「もう奴らはいませんわ。ルッキーニさんとシャーリーさんがまだ巡回中ではありますが、もう姿を見せることはないでしょう」
リーネ「はい……」
芳佳「ペリーヌさん。大量に出てきた原因が分からないと、また繰り返すような気がするんですけど」
ペリーヌ「わたくしもそれは懸念しております。いくら綺麗にしようとも巣を排除できないのであれば意味などありませんから」
芳佳「巣はあったんですか?」
ペリーヌ「いえ……よく分からないらしいですわ」
芳佳「そんなぁ……」
ペリーヌ「今回の騒動で巣が移動してなければいいのですけど」
芳佳「私、行ってきます」
ペリーヌ「どこへ?」
芳佳「ルッキーニちゃんとシャーリーさんと一緒に巡回します!!」
ペリーヌ「わかりました。リーネさんはわたくしが看ておきます」
芳佳「ありがとう、ペリーヌさん」
ルッキーニ「どう、シャーリー?」
シャーリー「うーん。宮藤の部屋の壁にはもういないみたいだな。次いくか」
ルッキーニ「卵は?」
シャーリー「え?」
ルッキーニ「卵は殺虫剤じゃ片付かないから、あったらそこからでてきちゃうよー」
シャーリー「卵って、どんな形してるんだ?」
ルッキーニ「シャーリーしらないのー?」
シャーリー「悪いな」
ルッキーニ「それじゃ、あたしがみりゅー」
シャーリー「頼むぞ」
ルッキーニ「あいっ!!」
芳佳「シャーリーさん!! 何か手伝えることはありませんか!?」
シャーリー「宮藤。リーネはいいのか?」
芳佳「はい。今はペリーヌさんが――」
ルッキーニ「にゃはー!! みつけたー。みてみてー。これがたまごー」
シャーリー「うーん。宮藤の部屋の壁にはもういないみたいだな。次いくか」
ルッキーニ「卵は?」
シャーリー「え?」
ルッキーニ「卵は殺虫剤じゃ片付かないから、あったらそこからでてきちゃうよー」
シャーリー「卵って、どんな形してるんだ?」
ルッキーニ「シャーリーしらないのー?」
シャーリー「悪いな」
ルッキーニ「それじゃ、あたしがみりゅー」
シャーリー「頼むぞ」
ルッキーニ「あいっ!!」
芳佳「シャーリーさん!! 何か手伝えることはありませんか!?」
シャーリー「宮藤。リーネはいいのか?」
芳佳「はい。今はペリーヌさんが――」
ルッキーニ「にゃはー!! みつけたー。みてみてー。これがたまごー」
芳佳「きゃぁぁあああ!?!!?」
シャーリー「これか……。どれぐらいあるんだ?」
ルッキーニ「いっぱいありゅー。もうすぐ孵化しそうなのもあるけど」
シャーリー「それはまずいぞ」
芳佳「ど、どうするんですか!?」
ルッキーニ「いっぱいありすぎて、どうにもできないよ」
シャーリー「なんで、こんなことに……」
ルッキーニ「エサがいっぱいあったんだろうねー」
シャーリー「エサってなんだ?」
ルッキーニ「何でも食べるよ?」
芳佳「な、なんでもって……」
ルッキーニ「髪の毛とかもむしゃむしゃたべるしー。とりあえずゴミがあればいいんだよ」
芳佳「えぇぇ……」
シャーリー「……ルッキーニ。ちょっとこい」
芳佳「ど、どうしたんですか?」
シャーリー「これか……。どれぐらいあるんだ?」
ルッキーニ「いっぱいありゅー。もうすぐ孵化しそうなのもあるけど」
シャーリー「それはまずいぞ」
芳佳「ど、どうするんですか!?」
ルッキーニ「いっぱいありすぎて、どうにもできないよ」
シャーリー「なんで、こんなことに……」
ルッキーニ「エサがいっぱいあったんだろうねー」
シャーリー「エサってなんだ?」
ルッキーニ「何でも食べるよ?」
芳佳「な、なんでもって……」
ルッキーニ「髪の毛とかもむしゃむしゃたべるしー。とりあえずゴミがあればいいんだよ」
芳佳「えぇぇ……」
シャーリー「……ルッキーニ。ちょっとこい」
芳佳「ど、どうしたんですか?」
バルクホルン「小さな虫?」
シャーリー「お前の部屋から出てきたんだよな?」
バルクホルン「ああ。あれはダニの一種だ」
シャーリー「それは本当にダニか?」
バルクホルン「間違いない。何度か見たことがあるからな」
シャーリー「あいつらの幼虫ってことは……」
バルクホルン「いくらなんでもそれはない。流石に気が付く」
ルッキーニ「だよねー」
エーリカ「なんだー? 私の部屋に巣があったとでもいうのかー?」
シャーリー「そういうわけじゃないんだけどさ」
芳佳「でも、それを食べて大きくなるってこともあるんじゃ……」
バルクホルン「……エイラとサーニャの部屋にも発生していたな」
シャーリー「ああ。そう言ってたな」
バルクホルン「となれば食物連鎖だ」
芳佳「食物連鎖、ですか?」
シャーリー「お前の部屋から出てきたんだよな?」
バルクホルン「ああ。あれはダニの一種だ」
シャーリー「それは本当にダニか?」
バルクホルン「間違いない。何度か見たことがあるからな」
シャーリー「あいつらの幼虫ってことは……」
バルクホルン「いくらなんでもそれはない。流石に気が付く」
ルッキーニ「だよねー」
エーリカ「なんだー? 私の部屋に巣があったとでもいうのかー?」
シャーリー「そういうわけじゃないんだけどさ」
芳佳「でも、それを食べて大きくなるってこともあるんじゃ……」
バルクホルン「……エイラとサーニャの部屋にも発生していたな」
シャーリー「ああ。そう言ってたな」
バルクホルン「となれば食物連鎖だ」
芳佳「食物連鎖、ですか?」
バルクホルン「ダニはダニを食べる。私の……いや、ハルトマンが飼っていたというダニはそういう類だ。だからこそ、目で見えるほど大きい」
芳佳「それって、つまり……」
バルクホルン「エイラの部屋に住んでいたモノが何らかの理由で繁殖し、それをエサにするものがハルトマンの部屋にいた」
バルクホルン「そして、それらが部屋を出て他の場所に移動すし、もっと大きな存在が捕食する」
シャーリー「で、いつしか数が増えていったわけだ」
バルクホルン「どちらも短期間で爆発的に増えるからな。昔からいたというよりは、ここ数週間で増えたといったほうが正しいかもしれん」
芳佳「そ、それなら原因は……?」
バルクホルン「エイラの部屋で何故か増えてしまったダニかもしれない。しかし、しかしだ……」
エーリカ「すぅー……すぅー……」
シャーリー「ここから発生した虫が少なければ、こんなことにはならなかったかもしれない、か」
ルッキーニ「難しいことはよくわかんないけど、ハルトマン中尉がわるいってこと?」
エーリカ「なんでー!?」
バルクホルン「お前が直接の原因でなくても!! 遠因であることにはかわりが無いだろう!?」
エーリカ「また私が悪者ー!? もういい加減にしてよー!!」
芳佳「ハルトマンさん……」
芳佳「それって、つまり……」
バルクホルン「エイラの部屋に住んでいたモノが何らかの理由で繁殖し、それをエサにするものがハルトマンの部屋にいた」
バルクホルン「そして、それらが部屋を出て他の場所に移動すし、もっと大きな存在が捕食する」
シャーリー「で、いつしか数が増えていったわけだ」
バルクホルン「どちらも短期間で爆発的に増えるからな。昔からいたというよりは、ここ数週間で増えたといったほうが正しいかもしれん」
芳佳「そ、それなら原因は……?」
バルクホルン「エイラの部屋で何故か増えてしまったダニかもしれない。しかし、しかしだ……」
エーリカ「すぅー……すぅー……」
シャーリー「ここから発生した虫が少なければ、こんなことにはならなかったかもしれない、か」
ルッキーニ「難しいことはよくわかんないけど、ハルトマン中尉がわるいってこと?」
エーリカ「なんでー!?」
バルクホルン「お前が直接の原因でなくても!! 遠因であることにはかわりが無いだろう!?」
エーリカ「また私が悪者ー!? もういい加減にしてよー!!」
芳佳「ハルトマンさん……」
ミーナ「リーネさんの様子はどう?」
ペリーヌ「今、眠ったところですわ」
美緒「リーネにとって辛い一日となったな」
ミーナ「そうね……」
サーニャ「あの。いいですか?」
ミーナ「サーニャさん? どうしたの?」
エイラ「サーニャがさ、心当たりがあるって言い出してさ」
美緒「心当たり? 何に対してだ?」
サーニャ「どうして虫が大量発生したかについてです」
ペリーヌ「え……?」
サーニャ「数日前、私は体中を虫に襲われました」
美緒「ふむ、それは聞いた。ダニによる虫刺されただったのだろう?」
サーニャ「どうしてエイラが毎日掃除してくれているのに、あんなことになったのか……」
ミーナ「まぁ、ダニは必ずいるものだけど……」
サーニャ「あの日よりも前に何かがあったかもしれないと思って、色々考えたんです。そしたら――」
ペリーヌ「今、眠ったところですわ」
美緒「リーネにとって辛い一日となったな」
ミーナ「そうね……」
サーニャ「あの。いいですか?」
ミーナ「サーニャさん? どうしたの?」
エイラ「サーニャがさ、心当たりがあるって言い出してさ」
美緒「心当たり? 何に対してだ?」
サーニャ「どうして虫が大量発生したかについてです」
ペリーヌ「え……?」
サーニャ「数日前、私は体中を虫に襲われました」
美緒「ふむ、それは聞いた。ダニによる虫刺されただったのだろう?」
サーニャ「どうしてエイラが毎日掃除してくれているのに、あんなことになったのか……」
ミーナ「まぁ、ダニは必ずいるものだけど……」
サーニャ「あの日よりも前に何かがあったかもしれないと思って、色々考えたんです。そしたら――」
ミーナ「みなさん、集まってくれてありがとう。今回の騒動で判明したことが2つあります」
シャーリー「ふたつ?」
バルクホルン「ハルトマンのこと以外に何かあるのか?」
エーリカ「はいはい。また禁錮でしょ? もう慣れたよ」
ミーナ「一つはそれです。もう一つは……ルッキーニさん」
ルッキーニ「え?」
芳佳「ル、ルッキーニちゃん?」
ミーナ「数日前、貴女が何をしていたのかよく思い出してみて」
ルッキーニ「えー? うーんと、外でねてたー」
ミーナ「他には?」
ルッキーニ「他……?」
シャーリー「中佐、ルッキーニがどうしたっていうんだ?」
美緒「ルッキーニ。サーニャの部屋に行っていないか?」
ルッキーニ「あ、うん。遊びにいったー。とった虫を自慢しにー」
ミーナ「ルッキーニさん、貴女が様々なものを外から中へ持ち込んだ可能性が浮上しました」
シャーリー「ふたつ?」
バルクホルン「ハルトマンのこと以外に何かあるのか?」
エーリカ「はいはい。また禁錮でしょ? もう慣れたよ」
ミーナ「一つはそれです。もう一つは……ルッキーニさん」
ルッキーニ「え?」
芳佳「ル、ルッキーニちゃん?」
ミーナ「数日前、貴女が何をしていたのかよく思い出してみて」
ルッキーニ「えー? うーんと、外でねてたー」
ミーナ「他には?」
ルッキーニ「他……?」
シャーリー「中佐、ルッキーニがどうしたっていうんだ?」
美緒「ルッキーニ。サーニャの部屋に行っていないか?」
ルッキーニ「あ、うん。遊びにいったー。とった虫を自慢しにー」
ミーナ「ルッキーニさん、貴女が様々なものを外から中へ持ち込んだ可能性が浮上しました」
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