元スレ美緒「基地内で賭博が横行しているようだ」エイラ「大変ダナー」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
101 = 2 :
お姉ちゃん…
102 = 1 :
エーリカ「トゥルーデがしゃべったー!! かてたのにぃー!!!」ギュッ
シャーリー「不正はダメだろー」ナデナデ
エーリカ「かてたのに!! かてたのにー!!!」
エイラ「もういいか?」
ペリーヌ「エイラさん。もう終わりにしませんこと?」
エイラ「なんでだ?」
ペリーヌ「バルクホルン大尉にまで見つかってしまったんですわよ? もう言い逃れはできませんわ」
エイラ「証拠がないから何言われてもとぼけてればいいだけだろ」
ペリーヌ「そんなことで切り抜けられるとでも!?」
エイラ「切り抜ける」
ペリーヌ「どうしてそこまでするんですの?」
バルクホルン「エイラ。全額はいい。半額だけ返金してくれ」
エイラ「いやだ」
バルクホルン「シャーリー!! エイラの態度をどう思う!! 微塵の慈悲もないとは!!」
シャーリー「だから、強気で攻めたお前の所為だろ?」
103 = 31 :
アカギより先に100万$キッド思い出すわ
あとカジノロワイヤル
104 = 1 :
―翌日 坂本の部屋―
美緒「――話は以上だ」
サーニャ「……」
美緒「信じられないという顔だな」
サーニャ「はい……。エイラがそこまでしているなんて……」
美緒「止めるなら早いほうがいいかもしれないな」
サーニャ「……今晩の夜間哨戒は少し遅れます」
美緒「そうか」
サーニャ「ありがとうごさいました」
ミーナ「よかったの。サーニャさんにまで話して……」
美緒「エイラが何をしたいのか……」
ミーナ「それはサーニャさんへピアノを贈るためでしょう? シャーリーさんがそう……」
美緒「それだけなら、大金をかき集める必要などない。とっくに購入できるほどあるはずだ。そもそも本気で買うつもりならエイラの給与だけでも事足りるだろう」
ミーナ「違う何かを買おうとしているの?」
美緒「それしかあるまい。そしてすぐにでも大金が欲しかったのだろう。でなければ、エイラがこんなことを実行するわけがない」
106 = 1 :
―エイラの部屋―
エイラ「……」ペラッ
エイラ「もうちょっとかなぁ」
サーニャ「――エイラ?」
エイラ「どうした、サーニャ?」
サーニャ「……」
リーネ「エイラさん、芳佳ちゃんたちのお金、返してください。とっても困ってます」
エイラ「参加したのは宮藤だろ」
リーネ「そんな言い方……」
サーニャ「エイラ。私のためじゃないんでしょ?」
エイラ「な、なにいってんだ。ピアノをサーニャのために……」
サーニャ「そんなお金で買ったピアノを私が受け取るわけないって、分かってるくせに……」
エイラ「うっ……で、でも、もうこんなに集めたんだ!! もう私は引き返せない!!」
リーネ「そんなことありません。まだ全く使っていないなら返せるはずです」
エイラ「誰がどれだけ使ったかなんて覚えてるわけないだろ」
107 :
わかってて参加したのに負けたら金返せっておかしくね
108 = 49 :
リーネちゃんだから
109 = 105 :
博打で払った金はもう返せとはいえねえ
110 = 1 :
―食堂―
ペリーヌ「はぁ……。エイラさんにも困ったものですわ」
シャーリー「ふんふーん」
ルッキーニ「シャーリー、なにしてんのー?」
シャーリー「んー。家計簿つけてる」
ルッキーニ「おぉぉー? いっぱいつかってりゅー」
シャーリー「だろー? 新しいユニットでも買えるぐらいあるだろ?」
ルッキーニ「しゅごーい!! シャーリー、なに買うのー?」
シャーリー「そうだなぁ……。ペリーヌ」
ペリーヌ「は、はい? なんでしょうか?」
シャーリー「今、欲しいものとかある?」
ペリーヌ「欲しいものなんて山のようにありますわ。新しい橋や学び舎、それに家屋だって……。お金が空からふってこないかしら……」
シャーリー「そっか」
ルッキーニ「ペリーヌのほしいのこれで買える?」
シャーリー「そうだなぁ。足しにはなるんじゃないか?」
111 = 49 :
やっぱおっぱいが大きいと包容力あるよな
112 :
リーネちゃんは包んだら離してくれなさそうだけどね
113 = 1 :
―ブリーフィングルーム―
芳佳「え? サーニャちゃんが?」
サーニャ「うん。私がみんなの分を取り戻すわ」
芳佳「でも、エイラさん強いよ?」
リーネ「作戦があるから大丈夫だよ」
芳佳「さ、作戦?」
リーネ「芳佳ちゃん。今日、賭博する場所は屋外にして」
芳佳「そ、そとで?」
リーネ「この地図を見て。私がこの位置で待機するから、芳佳ちゃんはエイラさんをこの位置に座らせてほしいの」
芳佳「それで?」
リーネ「魔法でエイラさんのカードを覗いて、サーニャちゃんに指示を出そうかなって」
芳佳「で、できるの!?」
サーニャ「大丈夫よ。バルクホルンさんやハルトマンさんも協力してくれるみたいだから」
芳佳「サーニャちゃん……リーネちゃん……」
リーネ「絶対に取り返すから。待ってて、芳佳ちゃん」
114 :
完全にイカサマですやん・・・
115 = 1 :
―夜―
エイラ「……なんで外なんだ? 見つかるだろ」
シャーリー「宮藤がどうしてもっていうから」
エイラ「宮藤……」
芳佳「いつも室内だと息がつまるじゃないですか!!」
ペリーヌ「……」チラッ
ペリーヌ(遠方にリーネさんが居ますわね……)
エイラ「まぁ、いいけど。で、今日は誰が相手になるんだぁ?」
バルクホルン「サーニャ」
サーニャ「……はい」
エイラ「サーニャか」
サーニャ「驚かないのね」
エイラ「全員、知ってるならサーニャが来てもおかしくないかんな」
サーニャ「エイラ……」
エイラ「悪いけど。サーニャにも手加減はできないぞ」
116 = 107 :
ふぁんたぢっくをミリオンにするためのお金
117 :
118 :
イカサマもバレなきゃイカサマじゃないんだぜ
119 = 1 :
エーリカ「私がくばるよー」
エイラ「……ダメダナ。サーニャの手札がロイヤルストレートフラッシュになるのが見えた」
エーリカ「魔法禁止だろー?」
エイラ「バニー、頼む」
シャーリー「オッケー」
エーリカ「ちっ」
バルクホルン(やはり、エイラは隙を見て魔法を行使していたな……。でなければ、いつかは負けるはずだ)
シャーリー「はい」
サーニャ「……」
エイラ「……」
芳佳「すごい。表情が変わらない……」
ペリーヌ「宮藤さんはすぐに表情にでますからね」
エーリカ「トゥルーデもね」
バルクホルン「そんなはずはない。私は産まれたときからポーカーフェイスだったほどだ」
エイラ(流石、サーニャだな。何を考えているのかわからない……)
120 = 1 :
サーニャ「……」
サーニャ(ポーカーのルール、知らなかった……)オロオロ
エイラ「1枚かえる」
シャーリー「ほい」
エイラ「……」
サーニャ(どうしたらいいんだろう……。確か同じカードが多いほど有利だったような……)
リーネ『サーニャちゃん。エイラさんの手札が見えたよ。えーと……7が2枚、Qが1枚、キングが2枚だよ』
サーニャ「……」
シャーリー「サーニャ、代えなくていいのか?」
サーニャ「え、あ……はいっ」
エイラ「なに……」
サーニャ「かえないよ、エイラっ」
バルクホルン「ほう……。これはハッタリか、それとも……」
エーリカ「わかんないねー」
ペリーヌ「サーニャさん、がんばって」
123 = 1 :
エイラ「……」
バルクホルン「どうした、エイラ? サーニャはベットし終えたぞ?」
エイラ(大尉と中尉が監視してる中で魔法は一瞬もつかえないな……)
サーニャ(ルールしらないこと……バレないで……)
エイラ(サーニャの目……めちゃくちゃ怯えてるな……。演技には見えないし……勝負してほしくないんだな……)
エイラ「ダウンだ」
バルクホルン「なに……?」
芳佳「エイラさんの負けってことですね!?」
エイラ「違う。全額は払わないぞ」
芳佳「えー!?」
エイラ「ツーペアだ」
サーニャ「私は……これ」
シャーリー「ファイブカード!? 初めてみた……」
エイラ「なに!?」
エーリカ「おいおい……サーにゃん、これは勝てるかも……」
124 = 105 :
しえん
125 = 1 :
エイラ(演技だったのか……!? サーニャ、本気だな……)
サーニャ(よかった。まだバレてない……)
エイラ「もう一回だ、バニー」
シャーリー「上手く逃げたな」
エイラ「たまたまだ」
バルクホルン「エイラのやつ、魔法を使ったか?」
エーリカ「いや、そんな様子はなかったけど」
バルクホルン「まさか、天性の勘も鋭いのか」
シャーリー「はいっ」
サーニャ「……」
エイラ(サーニャがそのつもりなら、私も本気でやるしかないな……)
サーニャ(これ、役になってるのかな……?)
エイラ「2枚チェンジだ」
シャーリー「はい」
リーネ『サーニャちゃん、チャンスだよ! エイラさんの役はワンペアだよ!!』
127 = 1 :
シャーリー「サーニャは?」
サーニャ「かえません」
ペリーヌ「……もしかして、サーニャさん。ルール知らないとか、ありませんわよね?」
芳佳「え? どうしてですか?」
ペリーヌ「なんだが、考えてないように思えるのですが……」
エイラ「……勝負だ。サーニャ」
サーニャ「これっ」ドヤッ
エイラ「……」
サーニャ「……私の勝ちね。エイラ。みんなのお金、返してもらうわ」
エーリカ「サーにゃん?」
サーニャ「なんですか?」
バルクホルン「すまない。お前の手札、役はなんだ?」
サーニャ「ハートの柄が4枚あります」
芳佳「えーと……えーと……そんな役ないよ!! サーニャちゃん!!!」
シャーリー「よーし、おいでー、サーニャ」
128 = 1 :
サーニャ「……」ギュゥゥ
シャーリー「おしかったなぁ。あと1枚ハートがあればフラッシュっていう役だったのにな」ナデナデ
エイラ「他にいるか?」
バルクホルン「……軍資金がもうな」
エーリカ「ないよね」
エイラ「それじゃ、今日は――」
ペリーヌ「わたくしがやります」
エイラ「なに?」
芳佳「ペリーヌさん!?」
エイラ「いいけど、金はあるのか?」
ペリーヌ「ズボンでも服でも持っていってくださいな」
エイラ「いらないけど」
ペリーヌ「サーニャさん?」
サーニャ「は、はい?」
ペリーヌ「あなたの仇は取りますわ。これを貸してください」
129 :
さーにゃん…
130 = 1 :
リーネ「サーニャちゃんが負けちゃった……」
ルッキーニ「みんなでなにしてんのー?」
リーネ「ポーカーを……って、ルッキーニちゃん!?」
ルッキーニ「今日はここで寝ようと思ったんだけど、リーネも一緒にねる?」
リーネ「ご、ごめんね。今は忙しいから……」
ルッキーニ「そんな風に見えないけど。夜間射撃の訓練?」
リーネ「ルッキーニちゃんもきいてるよね? エイラさんがいけないことしてるの」
ルッキーニ「シャーリーが家計簿つけたやつ?」
リーネ「それは知らないけど……」
ルッキーニ「あれでね、家かうんだってー」
リーネ「家?」
ルッキーニ「あと橋とかー学校とかーノートもかわなきゃーなんていってたかもー」
リーネ「……え?」
ルッキーニ「シャーリー、今お金持ちだから、今度ねーあたしも新しい服買ってもらうんだぁー。にゃははは」
リーネ「それ、詳しく教えて!! ルッキーニちゃん!!」
131 = 1 :
ペリーヌ「(さぁ、リーネさん。お願いしますわよ……)」
エイラ「なにコソコソ話してんだ?」
ペリーヌ「な、なんでもありませんわ。さ、始めましょう」
エイラ「ふっ……後悔すんなよ。お前は明日から全裸で過ごせ」
ペリーヌ「……」
芳佳「大丈夫です!! 私の扶桑制服かしてあげますから!!」
シャーリー「全裸はないだろ。バニーになってればいいんだからさ」
バルクホルン「そんな姿で基地内を歩くつもりか。私は許さんぞ」
エーリカ「つまり、トゥルーデ的には裸で歩いてほしいってこと?」
バルクホルン「誰がそんなことを言った!?」
サーニャ(リーネちゃん、力を貸して……)
シャーリー「配るぞ」
エイラ「ふふん」
ペリーヌ「負けませんわ」
ペリーヌ(それにしてもリーネさんから応答がありませんわね……。まさか、もう部屋に戻ったなんてことは……)
132 = 129 :
これは惚れる
133 :
それでもアウトだろ軍規違反なんだから
134 :
逆にセーフ
135 = 1 :
―通信室―
美緒「まだ勝負はついていないようだな」
ミーナ「そろそろ夜間哨戒に出てもらわないと」
美緒「折角だ。今日は無しに――」
ルッキーニ『少佐ー』
美緒「ルッキーニ、どうした?」
ルッキーニ『シャーリーが言ってたことリーネに話しちゃったけど、いいのー?』
美緒「それで、リーネの様子は?」
ルッキーニ『んーとねぇ……悩んでる』
美緒「お前は見守ってやれ。事の成り行きをな」
ルッキーニ『あいっ』
美緒「行くか」
ミーナ「本人たちだけで解決できるかしら?」
美緒「エイラもペリーヌもいい子だ。心配はいらん。エイラの行為については叱ってやらねばならんがな」
ミーナ「そうね……」
136 :
シャーリーの包容力と芳佳ちゃんとの相性がやばい
時代はシャー芳エー芳、シャーゲルはオワコンですよ!バルクホルンさん!!
137 :
俺に写真撮らせろシャーリー
138 = 1 :
ペリーヌ「うむむ……」
エイラ「ノーチェンジで」
シャーリー「オッケー」
ペリーヌ(相当な自信ですわね……。リーネさん、早くエイラさんの役を……!!)
リーネ『サーニャちゃん、聴いて』
ペリーヌ(あ、あら……? インカムを付け替えたのに気づいてない……?)
リーネ『エイラさん、ガリア復興資金を集めたみたい』
ペリーヌ「え……」
エイラ「どうした? かえるのか?」
ペリーヌ「あ、あの……」
リーネ『きっとペリーヌさんが困ってるのを見てどうにかしたいって考えたと思うの。だから、あんなにも大金を……』
ペリーヌ「……」
リーネ『サーニャちゃん、どうしよう? エイラさんのやったことはいけないことだけど、私……私……』
ペリーヌ「……」
エイラ「なんだよ? 私の顔を見つめても、手札は見えないだろ」
139 = 1 :
シャーリー「ペリーヌ、どうした?」
芳佳「ペリーヌさん?」
バルクホルン「エイラのポーカーフェイスはその程度では破れないぞ。早く決断するんだ」
エーリカ「……」チラッ
エーリカ(リーネの傍にルッキーニか……。何かあったかな?)
ペリーヌ「……」
エイラ「はやくしろってー」
リーネ『ペリーヌさんは絶対に受け取らないから、こっそり寄付するつもりだったのかもしれないね……』
ルッキーニ『シャーリーも言ってたけど、これは募金じゃ無理な額だーって』
リーネ『それにエイラさんは素直じゃないから、直接集めるのも恥ずかしかったんだと思うな。サーニャちゃんはどう思う?』
ペリーヌ「……」
リーネ『サーニャちゃん? あれ、聞こえてないのかな』
ルッキーニ『さーにゃぁ~。にゃ~』
リーネ『サーニャちゃーん、応答して。やっぱり止めたほうがいいかな? ミーナ中佐は知ってるのかな?』
ペリーヌ「……いりませんわ」
みんなの評価 : ○
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