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    元スレ芳佳「今頃、運動会やってるのかなぁ」エイラ「ウンドウカイ?」

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    1 :

    芳佳「あ、エイラさん。独り言、聞こえちゃいましたか?」

    エイラ「バッチリな。で、ウンドウカイってなんだ? なにするんだ? なぁ」

    芳佳「えっと、扶桑の学校で行う体育行事です。楽しいんですよ」

    エイラ「ふぅん。スポーツ競技会みたいなもんか? それならスオムスにもあるぞ」

    芳佳「そうなんですか?」

    エイラ「大人数でアイス・ホッケーをやったりするんだ。大迫力なんだぞ」

    芳佳「一種目だけですか?」

    エイラ「普通はそうだろ?」

    芳佳「扶桑の運動会はいろんな種目・演技を決められたプログラム通りに進めていくんです」

    エイラ「一回の競技会で何種目もやるのか? ごちゃごちゃにならないか、それ?」

    芳佳「それがいいんですよ。お祭りみたいで」

    エイラ「そうなのか。どうでもいいけど。で、どんなことするんだ? なぁ」

    2 = 1 :

    美緒「この訓練メニューについてどう思う?」

    バルクホルン「少佐が考えたメニューだ。私からなんとも」

    美緒「遠慮するな。お前だっていつかは私と同じ立場になるときもある。こういうことを考えるのはバルクホルンにとっても有益なはずだ」

    バルクホルン「そうだろうか」

    美緒「そうだとも」

    バルクホルン「とはいえ、遠距離射撃や接近戦も考慮した訓練だ。文句のつけようがない。宮藤とリーネにとって、苦手な部分を補え、得意な部分を伸ばせる」

    美緒「理想的か?」

    バルクホルン「ああ。問題はない」

    美緒「そうか。では、これでやってみるか」

    エイラ「えー? そんなにやるのかー? 疲れる上に面倒だな」

    芳佳「話を聞くだけならそう思うかもしれませんけど、みんなでやると案外白熱するんですよ」

    エイラ「うそくさいなぁ。で、キバセンってなんだ? なぁ」

    美緒「食堂にいるのは宮藤とエイラか」

    バルクホルン「……エイラめ。楽しそうだな」

    3 :

    よし

    6 = 1 :

    芳佳「騎馬戦っていうのはですね」

    美緒「――4人1組となり、3人が1人を担ぎ上げる。これを騎馬という」

    エイラ「あ、少佐」

    美緒「複数の騎馬を作り、編隊を組む」

    エイラ「シュバルムか」

    美緒「もっと多いがな。そして担がれた者の鉢巻を取り合う。これが騎馬戦だ」

    エイラ「へー」

    美緒「何故、騎馬戦の話をしている?」

    エイラ「宮藤がすげー自慢してくるからさぁ」

    芳佳「エイラさんが運動会について聞きたいっていうからじゃないですかぁー」

    エイラ「そうだったか?」

    芳佳「そうですよぉ」

    バルクホルン「少佐、ウンドウカイとはなんだ?」

    美緒「扶桑の体育祭。競技会みたいなものだ」

    7 = 1 :

    バルクホルン「なるほど。カールスラントでも似たような催しはあるな」

    美緒「しかし、多種目でやるようなことはないだろう? 運動会は我が扶桑海軍が独自に考案したものだから」

    芳佳「そうなんですか!?」

    美緒「そうだぞ、宮藤。知らなかったのか?」

    芳佳「知りませんでした」

    エイラ「大尉、運動会ってすごいんだぞ。こんなに種目があるんだ」

    バルクホルン「これを一日でやるのか?」

    芳佳「そうですよ」

    バルクホルン「煩雑なイベントだな」

    美緒「そんなことはない。一種目一種目決められた時間で行うからな」

    バルクホルン「規律を重視するのか」

    美緒「そんなところだ」

    バルクホルン「それはすばらしいな」

    エイラ「お、大尉が食いついたぞ」

    8 :

    しえん

    9 = 1 :

    バルクホルン「玉入れ……?」

    エイラ「玉入れっていうのはなぁ。高いところにかごをおいて、その中にボールを投げ入れる競技なんだって。で、入ったボールの数だけポイントが加算されるらしい」

    バルクホルン「ふむ……」

    美緒「宮藤の通っていた学校でも似たような競技しかやらんのか」

    芳佳「どこも同じだと思いますよ」

    美緒「各地域、各学校で特色がないと面白味に欠けるな」

    芳佳「こういうのはみんなと団結してワイワイ騒ぐのがいいんじゃないですか?」

    美緒「競技の内容ではないということか」

    芳佳「そうです」

    美緒「しかし、思い出すな。私もよく飴食い競争をしたものだ」

    芳佳「どうして飴食い競争なんですか?」

    美緒「魔眼を使って飴の位置をすばやく認識できるからだ」

    芳佳「あ、そうですか」

    バルクホルン「……」

    エイラ「でな、こっちのムカデ競争ってやつはぁ……大尉? 私の話きいてるか?」

    10 :

    もっさんズル良くない

    11 :

    シャーリーが魔法力発動で、一位を取る展開だな

    12 = 1 :

    美緒「宮藤はどの競技が好きだったのだ?」

    芳佳「私はやっぱり借り物競争が――」

    バルクホルン「少佐」

    美緒「どうした?」

    バルクホルン「この運動会は何人で行うものだ?」

    美緒「多ければ多いほどいいな。とはいえ、10人以上いれば形にはなる」

    バルクホルン「そうか」

    芳佳「どうかしたんですか?」

    バルクホルン「少佐、もう一度先ほどの訓練メニューを見せてくれ」

    美緒「ああ。構わんぞ。――これだ」

    バルクホルン「ありがとう」

    美緒「それがどうかしたのか?」

    バルクホルン「運動会。中々、興味深いな。一度に様々な訓練を行える」

    芳佳「え? そ、そうですか? 確かにいろんなことをしますからね」

    エイラ「嫌な予感がするゾ……」

    13 = 4 :

    「あー!ズルいぞ美緒!」
    もっちゃん「えへへ」 許せるな

    14 = 1 :

    バルクホルン「玉入れも遠距離射撃を想定しているとしか思えないし、騎馬戦に至ってはフォーメーションとインファイトの訓練を兼ねている」

    美緒「まぁ、見様によってはそうなるか」

    バルクホルン「しかも、参加者に規律まで重視させる。こんなにすばらしいイベントが扶桑にあったとはな。感心するばかりだ」

    美緒「はっはっはっは。母国のことを褒められるのは悪い気がせんな」

    バルクホルン「……少佐。やってみないか?」

    美緒「なに?」

    芳佳「え!? やるって、運動会をですか!?」

    バルクホルン「ああ。この催しは是非とも501に導入するべきだ」

    美緒「驚いたな」

    バルクホルン「何がだ?」

    美緒「遊戯会の一種だぞ? それをバルクホルンが取り入れようなどと言い出すことがだ」

    バルクホルン「少佐の訓練メニューとも類似する部分は多いからこそ、提案したんだが」

    エイラ「えぇー? 私たちだけでやるのかぁ?」

    芳佳「や、やるんですか? 運動会っ」

    エイラ「宮藤、目が輝いてるぞ」

    15 = 11 :

    競技ときいてたまらず駆けつけたマルセイユ大尉

    16 = 1 :

    美緒「ふむ……」

    バルクホルン「私たちだけでするのならそれほど大きな場所も必要ではないし、滑走路や訓練場、格納庫でも十分にやれるはずだ」

    美緒「そうは言ってもな」

    芳佳「さ、坂本さんっ!!!」

    美緒「な、なんだ!?」

    芳佳「や、やりましょう!! 運動会っ!!」

    美緒「だが……。エイラはどう思う?」

    エイラ「私は別に興味ないかんなぁ。やるなら参加するけど」

    美緒「他の者に意見を聞いても、想像はつくな」

    バルクホルン「ダメか?」

    芳佳「坂本さん!! おねがいしますっ!!」

    美緒「……前向きに検討してみよう」

    芳佳「わぁーい!! ぃやったぁー!!」

    エイラ「宮藤、ハイタッチだ。ハイタッチ」

    芳佳「やりましたよー!! エイラさーん!!」

    17 :

    いいよー

    18 = 1 :

    美緒「こら、まだ決めたわけではないぞ」

    エイラ「やっぱり、最後はリレーだろ?」

    芳佳「勿論ですよー」

    エイラ「お昼休憩は弁当だな。宮藤、旨いものつくれよ」

    芳佳「まかせてくださいっ!! がんばります!!」

    エイラ「なぁ、この大玉ころがしって面白いのかぁ?」

    芳佳「みんなでやれば面白いですよー」

    エイラ「宮藤はそればっかだなぁ」

    美緒「やれやれ……」

    バルクホルン「ミーナのところに行こうか」

    美緒「バルクホルンもやる気だな」

    バルクホルン「特に綱引きに惹かれた」

    美緒「ほどほどにな」

    バルクホルン「分かっている。これは訓練だからな」

    美緒「……全く。子どもではないのだから、こんなことではしゃいで欲しくないのだがな」

    19 = 10 :

    ノリノリのエイラ可愛い

    20 = 1 :

    ミーナ「運動会?」

    バルクホルン「ああ。これだ」

    ミーナ「扶桑のスポーツ競技会のことね。坂本少佐から何度か話は聞いたことがあるけれど」

    美緒「私は飴食い競争が大得意だったのだ。やるなら是が非でも飴食い競争は種目にいれてくれ。確実に1位をもぎ取ってみせるぞ」

    ミーナ「うーん。この試み自体は面白いけど……」

    バルクホルン「宮藤も楽しみにしていた」

    ミーナ「そう」

    美緒「ただ遊ぶだけというわけではないし、息抜きのためと割り切れば悪いことではないはずだ」

    ミーナ「みんな日ごろからオンオフはきちんとできている気もするけれど」

    バルクホルン「宮藤の話によれば、チームワークも鍛えられるとのことだ。戦闘、フォーメーション、チームワークまで同時に鍛えられるんだぞ」

    ミーナ「そうねぇ」

    美緒「ミーナ」

    バルクホルン「ミーナ、考えてくれ」

    ミーナ「ちょ、ちょっと、そんなに迫ってこないで……」

    美緒「ミーナ、検討する価値は十分にあるはずだ」

    21 = 17 :

    お姉ちゃんの本音が

    22 = 11 :

    ぐいぐい行くおねぇちゃんかわいい

    23 :

    いいよいいよ~

    24 = 1 :

    芳佳「シャーリーさんはやっぱり100メートル走ですよね」

    シャーリー「当たり前だろ。というか、競争なら全部に出る。そして、あたしが優勝する」

    エイラ「シャーリー。それは違うぞ」

    シャーリー「なに? あたしにかけっこで勝る奴がいるっていうのか?」

    エイラ「運動会はチーム戦なんだ。シャーリー一人が活躍しても意味ないんだぞ」

    シャーリー「そうなのか?」

    芳佳「は、はい。個人競技は基本的に一人一種目までですから」

    シャーリー「そんなルールがあるのかぁ……。おいおい……。それじゃあ、どの競技に出ればいいんだ、あたしは……」

    リーネ「芳佳ちゃん、運動会はやることが決まったの?」

    芳佳「坂本さんとバルクホルンさんがやろうって言ってたから、絶対やるよ」

    リーネ「そうなんだ。私にできそうなのってどれ?」

    芳佳「リーネちゃんは玉入れなんてどうかな? 狙うの上手ならきっといっぱい玉を入れられると思うし」

    リーネ「それじゃあ、私は玉いれをがんばるねっ」

    ルッキーニ「リーネぇ。玉入れはあたしがやるからねっ」

    エイラ「ルッキーニも狙った的は外さないもんなぁ」

    25 = 1 :

    ルッキーニ「そうだよぉ!」

    芳佳「うーん。それなら、リーネちゃんとルッキーニちゃんが別チームになって競えばいいかな」

    リーネ「えぇぇ!?」

    ルッキーニ「よーし!! リーネ!! しょうぶだぁー!!」

    リーネ「そんなぁ! ルッキーニちゃんに狙撃で勝てるわけないよぉ」

    シャーリー「くそぉ……どれも楽しそうだぁ……。宮藤、せめて三種目ぐらいは出てもいいだろ?」

    芳佳「それをしちゃうとシャーリーさんのいるチームが有利になっちゃいますよぉ」

    シャーリー「でもなぁ……」

    エーリカ「――ふふん。なら、私もシャーリーが別のチームにいれば完璧だね」

    シャーリー「お、ハルトマン。どういう意味だ?」

    エーリカ「私ならシャーリーよりも早くゴールテープを切るね」

    シャーリー「ほう? 面白いなぁ。やるかぁ?」

    エーリカ「この、パン食い競争ってやつで勝負だぁー」

    シャーリー「望むところだぁ!!」

    エーリカ「ところで宮藤。これってパンの早食いだろ?」

    26 = 1 :

    >>25
    エーリカ「――ふふん。なら、私もシャーリーが別のチームにいれば完璧だね」

    エーリカ「――ふふん。なら、私とシャーリーが別のチームなら完璧だね」

    28 = 1 :

    ミーナ「とにかく、みんなの意見も聞いてみてからね」

    美緒「聞くまでもないと思うがな」

    バルクホルン「ああ。宮藤はとても期待してたからな。運動会に思い入れがあるのだろう」

    ミーナ「あのね――」

    エイラ「サーニャは私と二人三脚だよなぁ?」

    サーニャ「二人三脚ってなに?」

    エイラ「足を紐で縛って一緒に走るんだ」

    サーニャ「こけそう」

    エイラ「大丈夫。そのときはシールド張ればいいんだし」

    サーニャ「そっか」

    ペリーヌ「ちょっと、宮藤さん。なんの騒ぎですの、これは!!」

    芳佳「あ、ペリーヌさんはどの競技にでますか?」

    ペリーヌ「はぁ? これは……運動会? とりあえず説明をきいてから決めますけど、参加することでメリットはありますの?」

    美緒「かなり盛り上がっているな」

    ミーナ「みんな……」

    29 = 1 :

    ミーナ「みんな、ちょっと聞いてー」

    芳佳「ミーナ中佐!! ミーナ中佐はどの競技にでますか!?」

    ミーナ「宮藤さん。落ち着いて」

    芳佳「でも、早く決めないと出場枠が埋まっちゃいますけど」

    ミーナ「まだ運動会を開催すると決まったわけじゃありません」

    芳佳「え……」

    エイラ「中佐ぁ!! なんでだぁ!! いいっていったじゃないかぁ!!」

    ミーナ「言ってません」

    エーリカ「ミーナ、みんなでどれに出ようか話し合ってたんだぞ? 水さすなよぉ」

    ミーナ「ハルトマン中尉。いい? 私たちは今現在も戦闘待機中なのよ?」

    エーリカ「ミーナがだめって言っても、私はやるー!! 運動会やるー!!!」ジタバタ

    ルッキーニ「あたしもしゅるー!! 運動会しゅるー!!!」ジタバタ

    シャーリー「おいおい。駄々をこねるなって」

    ミーナ「静粛に!!!」バンッ!!!!

    ペリーヌ「ひっ」ビクッ

    31 = 1 :

    リーネ「あの、ダメなんですか?」

    ペリーヌ「当然ですわ。宮藤さんの話を聞いた限りでは、どうやら少し規模の大きな遊戯会のようですし。やる意味がありませんでしょ?」

    サーニャ「そう……ですか……」

    ペリーヌ「サ、サーニャさん!? そ、そんなに落ち込まなくても……」

    エーリカ「あぁー。ペリーヌがサーにゃん泣かしたぁ」

    ペリーヌ「泣かせてません!!」

    エイラ「サーニャ、嘘でも泣いとけって」

    ペリーヌ「エイラさん!! おやめなさい!!」

    美緒「ミーナ中佐、運動会については反対か?」

    ミーナ「反対というわけではないけれど……」

    バルクホルン「では、開催してもいいのだな?」

    ミーナ「話を勝手に進めないで。――私はただ、みんなが賛成なのかを聞こうと思っただけで」

    シャーリー「おい。誰か反対してるやついるのか?」

    ルッキーニ「いなーい!!」

    リーネ「わ、私も、芳佳ちゃんがやるなら、やりたいなー……なんて思ってます……けど……」

    34 :

    騎馬戦の騎馬役はぜひ整備のおっさんたちで

    35 :

    静夏ちゃんいねーの?

    36 = 1 :

    ペリーヌ「坂本少佐は、どうなのですか?」

    美緒「私か。飴食い競争があるのなら、参加させてもらうつもりだ」

    芳佳「ありますよー」

    美緒「そうかぁ。ならば、私が一肌脱ぐしかあるまい。はっはっはっはっは」

    ペリーヌ「分かりましたわ。運動会なるもの、わたくしペリーヌ・クロステルマンも参加してさしあげますわ」

    エーリカ「パン食い競争、でたーい」

    バルクホルン「純粋な力比べができるという綱引きには是非とも死ぬ前に経験しておきたい」

    サーニャ「わ、私は、その……みんなとあそ……いえ、みんなと何かができるなら、やります」

    エーリカ「だよねー? みんなで遊びたいよねー」

    サーニャ「いえ、遊びたいんじゃないくて、みんなで何かをしたいだけで……」

    シャーリー「かけっこはまかせろー」

    ミーナ「とにかく、反対する人はいないということね」

    美緒「だから言っただろう。聞くだけ無駄だとな」

    ミーナ「……わかりました。では、運動会を開催しましょうか」

    芳佳「わぁー!!」パチパチパチ

    37 = 4 :

    スオムス伝統嫁担ぎレースも種目に組み込もう

    38 :

    もっさんと淫獣の奪い合いが起こる

    39 = 11 :

    「静粛に!」バンッ

    これケツの音よな

    40 :

    チーム分けはどうなった?

    41 = 1 :

    バルクホルン「場所は滑走路および訓練場、格納庫だ。広さも申し分ない」

    ミーナ「種目のほうはどうなっているの?」

    芳佳「はい。定番のものを揃えました!! 大丈夫です!!」

    美緒「あとは紅白のチームに分かれなくてはならんな」

    エーリカ「チーム・レッドとチーム・ホワイトか。それぞれのチームリーダーはどうするの?」

    ミーナ「そうね。私や坂本少佐よりは、別の人が指揮官になったほうがいいかもしれないわね」

    エイラ「待ってくれ。ここはやっぱり、扶桑出身者がリーダーのほうがいいんじゃないか?」

    美緒「ほう?」

    芳佳「えぇぇぇ!?」

    シャーリー「お。そりゃ、いいな。少佐と宮藤。どっちが指揮官として上なのか、興味あるぞ」

    芳佳「そ、そんなの坂本さんに決まってますよぉ!!」

    美緒「はっはっは。宮藤、やる前から逃げ腰でどうする。私とて人間だ。付け入る隙はいくらでもあるぞ」

    芳佳「私から見ればないですよぉ!!」

    ミーナ「異論がないなら、宮藤さんと坂本少佐が各チームリーダーということでいいかしら?」

    芳佳「そんなぁ!!」

    42 = 4 :

    チーム・レッド 同志リトヴャクと同志ポクルイーシキンのチームか

    43 = 1 :

    ミーナ「では、チームわけだけど……」

    ルッキーニ「あたし、よっしかぁー!!」

    芳佳「あ、ありがとう。ルッキーニちゃん」

    リーネ「わ、私も……」

    ルッキーニ「えー!? リーネはあたしと玉入れで勝負するんでしょ? リーネは少佐のチームっ」

    リーネ「わ、私、芳佳ちゃんと戦いたくないのに……」

    美緒「気にするな、リーネ。好きなほうを選べ」

    リーネ「あ、えっと……」

    シャーリー「あたしは少佐のチームにしようかな」

    美緒「シャーリーが自軍だとなんとも心強いな」

    シャーリー「まぁ、任せてくださいよ。競争なら誰にも負けませんから」

    美緒「期待している」

    エーリカ「なら、私は宮藤のチームだ」

    芳佳「よかった! ハルトマンさんがいてくれると助かります!!」

    エーリカ「でしょー? まぁ、期待しててよ。パンぐらい一口で食べるから」

    44 = 40 :

    お姉ちゃんは言うまでも無いか

    45 = 1 :

    ペリーヌ「わたくしは!! 少佐の剣となりますわ!!」

    美緒「頼むぞ、ペリーヌ」

    ペリーヌ「はぁい!!」

    エイラ「私は……サーニャはどっち側につくんだ?」

    サーニャ「芳佳ちゃんにしようかな」

    エイラ「なら、私も宮藤側につくか」

    サーニャ「エイラ」

    エイラ「な、なんだ?」

    サーニャ「私はエイラと競争してみたいわ」

    エイラ「な……!?」

    サーニャ「エイラと真剣に何かで競い合ったことってないから」

    エイラ「サーニャ……。うん。そうだな。サーニャが宮藤側にいくなら、私は少佐側につく。今からは敵同士だゾ」

    サーニャ「うん」

    バルクホルン「早く決めろ。何をやっている」

    芳佳「あの、バルクホルンさんは私のチームなんですか? 私の傍にいますけど」

    47 = 1 :

    ミーナ「決まったかしら?」

    美緒「ミーナはどうする?」

    ミーナ「私は審判役をするわ」

    美緒「いいのか?」

    ミーナ「みんなが一斉に遊ぶわけにはいかないもの」

    美緒「……すまんな」

    ミーナ「気にしないで。これが隊長の務めだから」

    美緒「だか、一応私のチームにいろ。好きなときに参戦することができるからな」

    ミーナ「ありがとう。そうするわ」

    ルッキーニ「リーネは少佐とぉ!」

    リーネ「わ、私も芳佳ちゃんと一緒がいいのに……!!」

    シャーリー「こら、ルッキーニ。もういいだろ?」

    ルッキーニ「だって、こんな機会でもないとリーネと勝負なんてできないのに」

    リーネ「ルッキーニちゃん……」

    ルッキーニ「リーネ、あたしと戦ってほしいな」

    48 :

    リーネ「ソーネ」

    49 = 1 :

    芳佳「リーネちゃん、どうする?」

    リーネ「……ルッキーニちゃんは芳佳ちゃんのチームがいいの?」

    ルッキーニ「うんっ」

    リーネ「そっか。――芳佳ちゃん」

    芳佳「なに?」

    リーネ「ごめんね。私、坂本少佐のところに行く」

    芳佳「リーネちゃん……」

    リーネ「芳佳ちゃん。大好きだよ」

    芳佳「リーネちゃんっ!」

    リーネ「……バイバイ。芳佳ちゃん」

    芳佳「あぁ……!」

    エーリカ「リーネ!! 容赦しないからな!!」

    バルクホルン「敵に情けなどかけないぞ」

    ルッキーニ「うじゅー!!!」

    リーネ「はい。よろしくお願いします」


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