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    元スレ女「はやく今月分の恋人料金払って」

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    101 :

    ライトノベルにありそうな設定だな

    102 = 1 :

      
    「また次のデートの時に行かない?」

    「今回は俺がエスコートするから」

    「……」イライラ

    「本屋近くにあるし行こうよ。女さん好きだよね」

    「…そうね」イライラ

    「(日頃のメモが役立った…!)」




    本屋

    「じゃ私適当に見てるから」スタスタ

    「わかった」

    「(そしてこういう時は迂闊についていかないほうがいいことも把握済み)」

    103 = 35 :

    ハリー

    104 = 29 :

    いいよーいいよー

    105 = 1 :

      
    30分後

    「(むかつくけど本屋って選択は良かったわ。すぐ近くにある喫茶店より時間つぶせるし)」

    「(ほとんど回ったしあんまチェックしないとこも見たいわね)」

    「(…なにこの本)」

    <彼氏を依存させる1000の手法>

    「(彼氏を意のままに操りたい女性必見…)」フムフム

    「(こういう本って売れるのかしら)」

    「(まぁちょっと読んでみよう。利用できるかもしれないし)」

    【尊敬する相手から褒美を与えられたとき喜びを感じます】

    【しかし飴は多すぎてはいけません。褒美の割合は少ない方がよいでしょう】

    【彼がお金を出してくれたときなどが有効な使い時です】

    【同じ単語を2回繰り返して発したりしているときや】

    【上の空であわあわ言っているときはドキドキしている証拠です】

    【相手の言動に注目しておきましょう】

    106 = 10 :

    しえん

    107 = 29 :

    女死ね

    108 :

    いいね

    109 :

    どっちも報われてほしい

    110 = 95 :

    これ今作ってんの?

    111 = 1 :

      
    「……」

    【褒美とは彼が望む小さなことで構いません】

    【小さくても褒美がもらえるなら、また褒美をもらおうと、よりあなたへ尽くします】

    「(理科の実験で習ったような気がするわ)」

    「(男が望むこと…。惚れさせるとか言ってたけどそれは無理だし)」

    「(直接聞こう)」




    「いた」

    「女さんもう回ったの?どっか違うとこ行きたい?」

    「まだ本屋で見たいのもあるんだけど」

    「?」

    「今私になにかしてほしいことない?」

    「し、してほしいこと?」

    113 = 62 :

    完全にデレてるじゃないですかー
    やだー

    114 = 1 :

      
    「うろたえてないで答えてよ」

    「えーと…」

    「はやく。設定は恋人なんだからそれ踏まえてもいいわよ」

    「設定…」

    「言い回しにショック受けなくていいの」

    「手つないでデートしたい!恋人だし!」

    「設定上はね」

    「……」

    「意外と普通ね。わかったわ」

    「え、いいの!」

    「いや別に聞いただけだから」

    「……そうすか」

    「(ぬか喜びしてしまった…)」

    115 :

    追い付いたぞ
    はよ

    116 = 10 :

    しえん

    117 :

    支援

    バイト先で読んでて電池切れそう
    だからはよ

    118 = 1 :

      
    1時間後 カラオケ

    「(女さんがストレス発散にカラオケ使うこともリサーチ済み!)」

    「先歌っていいわよ」

    「どうも」

    「カラオケ好きなの知ってたわけ?」

    「うん。女さんのこと好きだから」

    「やめてよ気持ち悪い」

    「ご、ごめん」

    「まったく…」

    119 = 13 :

    >>113
    お前はこの男か

    120 = 1 :

      
    20分後

    「てか女さん本屋で何も買わなかったけどよかったの?」

    「あの質問の後もなんか熱心に見てたみたいだけど」

    「え、覗いてたの?」

    「覗いてはないよ!ずっと同じとこにいたから」

    「そ。見てなかったらいいわ」

    「(内容薄いし、買う気が起きなかったんだけどね)」

    「(30分以上立ち読みしたからほぼマスターしたかもしれないわ)」

    121 = 10 :

    しえん

    122 = 1 :

      
    1時間後

    「もうそろそろ時間みたいだ。あと一曲歌う?」

    「いいわ」

    「じゃあ俺もいいかな」

    「会計してくるよ。先出てて」

    「わかったわ」

    「(ここが一番重要なポイントね)」








    「(会計すごい混んでるな)」

    「(ちょっと時間かかりそうだ)」

    「(待たせすぎて外で不機嫌になってないといいな…)」

    123 = 99 :

    わくてか

    124 = 1 :

      
    店外

    「(男が出てきたらお礼言ってその後に手をつなぐと効果があるわけね)」

    「……」

    「……」

    「(ていうかこんな簡単に手つないでいいのかしら。初めてなのに…)」

    「(まぁいい女になりたいし、ATMをフル活用させるために男を依存させたいからね)」

    「(他意はないわ)」

    「(それに女友が言ってたけど別に緊張もしないし余裕ね)」

    126 = 1 :

      
    「(それにしても遅いわね)」

    「……」

    「(変に待ってると少し緊張してきたような気もしてきたわね)」

    「(でもそんな一大決心ってわけでもないし平気平気)」

    「(つ、つなぐだけつなぐだけ…)」






    店員「お会計1800円です」

    「じゃ2000円で」

    店員「ありがとうございます。200円のお返しです」

    「ども」

    127 :

    は?今さらなに可愛くなってんの?

    128 = 10 :

    しえん

    129 = 1 :

      
    「あ、いた。ちょっと混んでて遅くなった」

    「(ATMのためATMのため。緊張してないしてない。将来のための練習練習…」ブツブツ

    「どうしたの?」

    「!」

    「一人でしゃべってたみたいだけど」

    「……め」

    「目つぶって!はやく!」

    「ひっ。ごめんなさいごめんなさい」

    「そ、それでいいわ」

    「……」

    「……いつもありがと」

    「……」

    「……」ギュッ

    「!!!!!」

    130 = 62 :

    えんだああああああああああああああああああああああああああああ

    131 :

    いやああああああああああああ

    132 = 13 :

    いやあああああああああああああああ

    133 = 127 :

    らああああああああぶうううううううううゆうううううううううううう

    134 = 108 :

    うぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ

    135 = 1 :

      
    「(で、できた。やった!)」ギュ-

    「ててててててて」

    「ふふ。もしかして焦ってるの?これくらいのことで情けないわね」ギュ-

    「ただ手つないであげてるだけなのに」ギュ-

    「だ、だって今までこんなこと」

    「サービスよサービス」ギュ-

    「今まで頑張ってきた甲斐があった!目あけてもいいの?」

    「もういいわよ。でも変なことしたら離すからね」ギュ-

    「も、もちろん!」

    「でも遅いからもう帰るわよ。バス停までね」ギュ-

    「なんか嬉しすぎて泣きそう」

    「大げさねー」ギュ-

    136 :

    ただの水商売じゃねーか

    137 = 13 :

    いやぁ……ATMになっちゃう……奴隷になっちゃうよぉ……

    138 = 1 :

      
    バス停

    「はい、ここまでね」パッ

    「うぅ」

    「女々しいわねまったく」

    「ありがとう。幸せすぎる」

    「はいはい」

    139 :

    可愛いとかいってるやつ、本気か?
    金の為なのに

    140 = 131 :

    創作ですから三次だったらしねと言ってる

    141 = 62 :

    いやいや、ATM(男)のためであり、将来のためだから
    つまり・・・?

    142 = 1 :

      
    「なんか姉ちゃん帰ってきてから機嫌よくない?」

    「気のせいよ」

    「うーん。なんとなく顔も緩んでるような」

    「ないない」

    「デート楽しかったの?もしかして私に奪われないように頑張っちゃったの?」ニヤニヤ

    「そんなことしてない」

    「ムキになっちゃってー」

    「……」

    「姉ちゃん怒ってる」ニヤニヤ

    「ふん」

    143 :

    妹でいい

    144 :

    今更デレようが俺の下がりきった好感度は上がんねーぞクズ女

    145 :

    キャバ嬢と何ら変わらん

    146 = 13 :

    神様は奴隷たちをこの世の楽園に案内してあげるって言ったんだけど、そこに行くまでには沢山の困難が待ち受けていたの。
    苦難に直面する度に、奴隷たちは元の生活を望んだ。
    彼らにはね、神様なんかよりご主人様の方がよかったの。
    だってご主人様の言う事さえ聞いていれば、何も考えずに生きていけるから。
    食事だって与えられるし、寝るところだってある。
    後は何も考える必要はない。

    奴隷が欲しがるものはたった一つ――”優しいご主人様”だけ。
    奴隷が可哀相なんていうのは、奴隷じゃない人たちのエゴ。

    by 未寅 愛々々

    147 :

    目から汁が…
    さて金稼がなきゃ

    148 = 1 :

      
    翌日

    「姉ちゃん行ってら」

    「行ってきまーす」ガチャ

    「おはよう女さん!」ニコニコ

    「はいはい。朝からうるっさいわね」

    「ごめんごめん」ニコニコ

    「ニヤニヤしないで」

    「うぅ」ニコニコ

    「落ち込みながら笑わないで」

    「どんだけ嬉しかったのよまったく」

    「言い表せないくらい」ニコニコ

    「はぁ…」

    「次のデートは来週の木曜日ね。わかった?」

    「オーケー」

    149 :

    はやく


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