元スレ刃牙「親父ィ……サラリーマンやってくんね!?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
201 :
勇次郎のスーツ姿想像できるけど
だれか書いてくれる絵師いないのか
202 :
金太郎と出会って欲しいわ
204 :
>>201
リアルシャドーで映し出せ
205 = 36 :
支援ッッッッッ
206 = 194 :
通勤でオーガと乗り合わせた客、可哀想すぎる
207 = 1 :
<駅>
不思議な光景であった……。
大混雑の真っただ中にある早朝、東京都心──
その中をただ一人、無人の野を行くが如く闊歩する男があった。
勇次郎「…………」ザッザッ
権威には道を譲るべしという人としての習性か、
あるいは強者には近づくなかれという動物としての本能か、
範馬勇次郎の周囲半径1メートル圏内はまるでバリアでも張り巡らされたかのように
無人の領域と化していた。
勇次郎「フンッ」
勇次郎(避けられてるようで、いい気分じゃねェな)
208 :
満員列車で押されて押し返して人を半殺しにする勇次郎しか思い浮かばなかった
209 = 118 :
避けられています
210 :
くっそ!電車通勤じゃないのか!
211 = 1 :
<徳川商事株式会社 第六営業部四課>
満夫「はぁ……」
満夫(ただでさえ無駄に忙しいってのに、なんで俺が教育係なんか……)
満夫(──にしても、一ヶ月だけ来る新人なんていったいどんなヤツなんだろ)
満夫(無能だったら俺が苦労するし、優秀だったら扱いにくいし……)
満夫(気が重い……)
すると──
ズチャッ……
勇次郎「ここが第六営業部四課か」
満夫「!?」
満夫(なんだコイツ!? なんつう筋肉……肌とか金属っぽいし……新種の人類!?)
満夫(ま、まさか……まさか、コイツが新入社員……ッッ!?)
212 = 16 :
>>210
満員電車が地獄になる
213 :
「しかし 確信とも言える肉体信仰が―――――」
「勇次郎に乗り物を選択(えら)ばせなかった」
「急ぐのだからこそ奔(はし)るッッ」
214 = 158 :
>>198
ニヤニヤしてるんだろうな
215 = 1 :
始業時刻──
課長「えぇと……今日からウチの課に入った、範馬勇次郎君です」
勇次郎「よろしく」グニャ~
課長「は、範馬君は……皿理君についてもらうことになる」
課長「皿理君、頼んだよ」
満夫「は、はい……」
満夫(頼んだよ、か)
満夫(いつもいつもいわれるこの言葉)
満夫(いつだったか、『頼む』の意味を辞書で調べたことがある)
満夫(当てにする、信用する、委ねる……)
満夫(だけど、俺がこれらの意味でいわれたことはほとんどない)
満夫(今回だって、ただ押しつけられてるだけ……)
満夫(俺なんて、その程度の存在なんだ……)
216 :
この会社に中坊林太郎が来てほしい
217 = 1 :
満夫「え、えぇ~と……よろしくお願いします、範馬さん」
勇次郎「うむ」
満夫(なんつう威圧感だよ……まるで鬼か恐竜だ。どっちも見たことねェけど)
満夫「きょ、今日のところは初日ですので」
満夫「私が仕事をしているところを見る、という感じにいたしましょう」
勇次郎「うむ」
満夫(ぶっちゃけ、俺に他人の世話する余裕も能力もないしな)
満夫(今日のところはこれでしのぐとするか……)
218 = 170 :
やべぇ寝られん
219 = 36 :
支援ッッッッッ
220 = 1 :
満夫「さっそく外回りにいきましょうか」
満夫「ボクが運転しますので、助手席に──」
勇次郎「…………」ズチャッ…
ドカッ……!
後部座席に腰かける勇次郎。
満夫「~~~~~ッッッ!」
満夫(後部座席に……一切の迷いなく……ッッ)
満夫(どうしよう、注意すべきか?)
満夫(いや……このヒトが助手席にいたら俺への圧迫感もハンパじゃなさそうだし)
満夫(このままでいいや……)
満夫「じゃ、出発しまァ~す」ブロロロ…
222 :
明日の朝まで残しといてくださいお休み支援
223 = 154 :
>>222
専ブラで自動更新しなさい
224 = 4 :
バキどもえのノリじゃないなこれは
225 :
>>224
バキどもえはコミカルにしたおかげでかえってバキの笑える部分を台無しにしてしまっている気がする
226 = 1 :
<得意先A>
得意先課長「…………」
満夫「…………」
ソファにどっかりと腰を下ろす勇次郎。
勇次郎「どうした……? 打ち合わせを開始(はじ)めろ」
得意先課長「そ、そうですな」
満夫「は、始めましょうか」
満夫(肉食動物みたいな人間の横で、落ちついて打ち合わせなんかできるかよ……)
満夫(相手の課長さんなんか、完全に目が泳いじゃってるし……)
勇次郎「早くしろ」
満夫&得意先課長「は、はいッ!」
満夫(無理だ……ッッ)
227 = 144 :
おい車なんか乗せたら日本中のカーナビが機能しなくなるぞ
228 = 164 :
有利に契約進められそう
230 :
後ろの車が煽ったりしたら面白いなwwww
231 = 1 :
打ち合わせが終わり──
勇次郎「フン……一時間も居座って、なんも決まらなかったじゃねェか」
満夫(アンタのせいだろうが……ッッ)
満夫「範馬さん、次に向かう会社の部長さんはオヤジギャグが好きなんです」
勇次郎「オヤジギャグ?」
満夫「要は、ダジャレとかをよく口にするンですよ」
満夫「──で、愛想笑いでも浮かべないと、とたんに不機嫌になるんです」
満夫「なので、相手がギャグをいったら、たとえつまらなくても笑って下さい」
勇次郎(下らねェ……)
勇次郎(だが、全力でやらなければ、サラリーマンになった意味がねェ)
勇次郎「よかろう……」ニィ~
満夫(嫌な予感しかしない……俺の勘がそういってる)
232 = 158 :
これはまんおの成長物語
233 :
>>225
なんかコロコロっぽいよな
235 :
エフッエフッ
236 :
笑い声で窓が割れる
238 :
また椅子を引きちぎるのか
239 :
恐怖しか感じねえだろw
240 :
<得意先B>
ハハハハハ…… ワハハハハ……
満夫(最初はさっきの得意先のように、緊張感にあふれてたが──)
満夫(相手が範馬勇次郎の迫力に慣れてきた……そろそろ来るぞ)
得意先部長「それにしても、最近は洋菓子がないねェ~」
満夫(……へ?)
得意先部長「ケーキがない……不景気、なだけにね」チラッ
満夫「……あっ! あははっ! そうですよねェ~……アハハ、アハ……」
勇次郎「エフッ」
満夫&得意先部長「?」
勇次郎「エフッ! エフッ! エフッ!」
勇次郎「アハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!」
ベリベリィッ! バキバキッ! メリメリメリ……!
笑いながら、ソファをみるみるうちに破壊(こわ)す勇次郎。
満夫&得意先部長「~~~~~~~~~~ッッッ!」
241 = 235 :
やっぱりwwwwwwww
242 :
やっぱりそうなるのかwwwww
245 :
爆笑じゃねえか
246 :
マンガで読みてぇ…!
247 = 240 :
打ち合わせが終わり──
勇次郎「どうだった」
満夫「え」
勇次郎「俺の愛想笑いは……?」
満夫(あれ愛想笑いだったのかよ……ッッ)
満夫(てっきりつまらなすぎて、激怒したものかと……)
満夫(向こうの部長なんか、二度とギャグはいうまいみたいなツラしてたし……)
満夫「よ、よかったんじゃないでしょうか……オス」
勇次郎「オイ」
満夫「え」
勇次郎「世辞は許さねェ……教育係だってんならちゃんと教育しろ」
満夫「~~~~~ッッッ!」
249 = 236 :
これでまだ初日とか
250 :
おンもしれェ~~~・・・ッッ
みんなの評価 : ★
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