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元スレえる「折木さん!折木さん!大変なんです!」
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える「で、でもこそばゆくて」
ほうたろう「それで、俺は犬の耳を触ったつもりだが、どう感じたんだ」
える「えっと、ただ、頭を触られたように感じました」
ほうたろう「……俺は頭の上にある耳を触るように手を動かしたつもりだが、特別な感触はしなかったか?」
える「……確かに、いつもよりこそばゆく感じたような?」
ほうたろう「ふむ……」
さとし「ところでほうたろう」
ほうたろう「なんだ」
さとし「ほうたろうから見るちたんださんには、犬の耳だけあるのかい?」
さとし「それとも犬の耳も人間の耳もあるのかい?」
ほうたろう「……両方あるな」
さとし「ああ、それは邪道だね」
ほうたろう「それで、俺は犬の耳を触ったつもりだが、どう感じたんだ」
える「えっと、ただ、頭を触られたように感じました」
ほうたろう「……俺は頭の上にある耳を触るように手を動かしたつもりだが、特別な感触はしなかったか?」
える「……確かに、いつもよりこそばゆく感じたような?」
ほうたろう「ふむ……」
さとし「ところでほうたろう」
ほうたろう「なんだ」
さとし「ほうたろうから見るちたんださんには、犬の耳だけあるのかい?」
さとし「それとも犬の耳も人間の耳もあるのかい?」
ほうたろう「……両方あるな」
さとし「ああ、それは邪道だね」
>>356
えるたそ~
えるたそ~
ほうたろう「邪道?」
さとし「うん。ケモとしては最も低レベルってことさ」
ほうたろう「お前、そういう趣味が……」
さとし「いや違うよ。知識としてあるだけさ」
ほうたろう(今は追求するのはやめておくか)
さとし「耳の実験は終わったし、次は手を繋ぐ実験だね」
ほうたろう「まだやるつもりか……」
ほうたろう「さっきみんなが怪しんでいるからやめたほうがいいと言ったのは、お前じゃなかったか」
さとし「そうだけど。でも、これは二人だけじゃできない実験だろう?」
さとし「千反田さんが犬に見える、僕という観測者がいなければね」
ほうたろう「分かったよ。じゃあこれが最後の実験だ」
さとし「そうだね。どのみちもうすぐそれぞれの家につきそうだし」
ほうたろう(話している間にもそれなりの数の人間が帰っていたみたいだな)キョロキョロ
さとし「うん。ケモとしては最も低レベルってことさ」
ほうたろう「お前、そういう趣味が……」
さとし「いや違うよ。知識としてあるだけさ」
ほうたろう(今は追求するのはやめておくか)
さとし「耳の実験は終わったし、次は手を繋ぐ実験だね」
ほうたろう「まだやるつもりか……」
ほうたろう「さっきみんなが怪しんでいるからやめたほうがいいと言ったのは、お前じゃなかったか」
さとし「そうだけど。でも、これは二人だけじゃできない実験だろう?」
さとし「千反田さんが犬に見える、僕という観測者がいなければね」
ほうたろう「分かったよ。じゃあこれが最後の実験だ」
さとし「そうだね。どのみちもうすぐそれぞれの家につきそうだし」
ほうたろう(話している間にもそれなりの数の人間が帰っていたみたいだな)キョロキョロ
ほうたろう「じゃあ、千反田」
える「は、はい!」
ほうたろう「……ほら」スッ
える「……はい」サッ
ほうたろう「……」
える「……」
さとし「……」
ほうたろう「おい、もういいか?」
さとし「ん?もういいけど。ほうたろうはいいのかい?」
ほうたろう「……何がだよ」
さとし「なんなら家までずっと繋いでいけばいいのに」
ほうたろう「これは実験のためだと言ったはずだ」サッ
える「あっ」
える「……」ショボーン
える「は、はい!」
ほうたろう「……ほら」スッ
える「……はい」サッ
ほうたろう「……」
える「……」
さとし「……」
ほうたろう「おい、もういいか?」
さとし「ん?もういいけど。ほうたろうはいいのかい?」
ほうたろう「……何がだよ」
さとし「なんなら家までずっと繋いでいけばいいのに」
ほうたろう「これは実験のためだと言ったはずだ」サッ
える「あっ」
える「……」ショボーン
ほうたろう「で、どう見えた?」
さとし「そうだね。僕には……」
ほうたろう「ああ」
える「……」
さとし「ほうたろうが出した手に犬が首を擦り付けにいって、ほうたろうがその首の皮をつかんだように見えた、って感じかな」
ほうたろう「……お手とかじゃなくてか」
さとし「うん」
ほうたろう「……よし、千反田。次はお手だ。ほれ」
える「あ、はい!」ポテ
ほうたろう「これはどうだ?」
さとし「それは普通にお手しているように見えるよ」
ほうたろう「なぜだ……」
ほうたろう「な、なら!こうならどうだ!」ギュッ
える「え」ピキッ
さとし「なにしたんだい?」
さとし「そうだね。僕には……」
ほうたろう「ああ」
える「……」
さとし「ほうたろうが出した手に犬が首を擦り付けにいって、ほうたろうがその首の皮をつかんだように見えた、って感じかな」
ほうたろう「……お手とかじゃなくてか」
さとし「うん」
ほうたろう「……よし、千反田。次はお手だ。ほれ」
える「あ、はい!」ポテ
ほうたろう「これはどうだ?」
さとし「それは普通にお手しているように見えるよ」
ほうたろう「なぜだ……」
ほうたろう「な、なら!こうならどうだ!」ギュッ
える「え」ピキッ
さとし「なにしたんだい?」
ほうたろう「お手から手繋ぎに変えた」
える「あ、あの、折木……さん」
さとし「僕にはまたほうたろうが首を掴んでいるように見えるよ」
ほうたろう「俺は千反田の手を離していないぞ!」
える「お、おれき……しゃん」
さとし「でも僕には一瞬で首に持ち変えたように見えたよ」
ほうたろう「くそ、いったいどういう原理なんだ……!」
える「おれきさん……てが……てが……」
さとし「想像がつかないね。ところで犬の千反田さんがなんか様子がおかしいように見えるけど?」
ほうたろう「は?」
える「……」
ほうたろう「す、すまん!手をつかんだままだった!」
える「あ、あの、折木……さん」
さとし「僕にはまたほうたろうが首を掴んでいるように見えるよ」
ほうたろう「俺は千反田の手を離していないぞ!」
える「お、おれき……しゃん」
さとし「でも僕には一瞬で首に持ち変えたように見えたよ」
ほうたろう「くそ、いったいどういう原理なんだ……!」
える「おれきさん……てが……てが……」
さとし「想像がつかないね。ところで犬の千反田さんがなんか様子がおかしいように見えるけど?」
ほうたろう「は?」
える「……」
ほうたろう「す、すまん!手をつかんだままだった!」
える「い、いえ、かまいません……かまいませんよ」
ほうたろう「い、今のは純粋に実験ためで……」
さとし「とかなんとか言っているうちに」
さとし「ついたみたいだけど」
さとし『何かあったら連絡してよ。僕に力になれることだったら、いくらでも貸すし』
ほうたろう「はぁ……」
ほうたろう(そもそもこれは、人の力でどうにかなる問題なのだろうか)ガチャッ
ぷるるるるるるるる
える「あれ。折木さん電話が鳴っていますよ?」
ほうたろう「電話?」
ぷるるるるるるるる
ほうたろう「はいはい」
ガチャッ
ほうたろう「はい、折木ですが」
まやか「おそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!!!!」
ほうたろう「い、今のは純粋に実験ためで……」
さとし「とかなんとか言っているうちに」
さとし「ついたみたいだけど」
さとし『何かあったら連絡してよ。僕に力になれることだったら、いくらでも貸すし』
ほうたろう「はぁ……」
ほうたろう(そもそもこれは、人の力でどうにかなる問題なのだろうか)ガチャッ
ぷるるるるるるるる
える「あれ。折木さん電話が鳴っていますよ?」
ほうたろう「電話?」
ぷるるるるるるるる
ほうたろう「はいはい」
ガチャッ
ほうたろう「はい、折木ですが」
まやか「おそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!!!!」
ほうたろう「」キーン
まやか「どこで道草食ってたのよ!!!」
ほうたろう「い、伊原か……」
まやか「そうよ!!私じゃ悪いっての!!!?」
ほうたろう「い、いや……」
ほうたろう(そういえば……放課後に説明すると言っていたのに、すっかり忘れていた……)
まやか「なんなのよ!?あんたも!福ちゃんも!!!」
まやか「集会が終わってあんたに問いただそうとしたら、犬が入り込んできて騒動は起きるし!!」
ほうたろう(それが千反田だ……)
まやか「あんたはその犬を連れてとっとと帰るし!!!」
まやか「わたしが!どんなにちーちゃんのこと心配だったか!!!!」
ほうたろう「……すまん。にしても、お前は帰るの早かったな」
まやか「私はお母さんが迎えにきてくれたもの!!」
まやか「だからあんたと福ちゃんも一緒に送っていってあげようとしたのに!!!もう!!!」
まやか「どこで道草食ってたのよ!!!」
ほうたろう「い、伊原か……」
まやか「そうよ!!私じゃ悪いっての!!!?」
ほうたろう「い、いや……」
ほうたろう(そういえば……放課後に説明すると言っていたのに、すっかり忘れていた……)
まやか「なんなのよ!?あんたも!福ちゃんも!!!」
まやか「集会が終わってあんたに問いただそうとしたら、犬が入り込んできて騒動は起きるし!!」
ほうたろう(それが千反田だ……)
まやか「あんたはその犬を連れてとっとと帰るし!!!」
まやか「わたしが!どんなにちーちゃんのこと心配だったか!!!!」
ほうたろう「……すまん。にしても、お前は帰るの早かったな」
まやか「私はお母さんが迎えにきてくれたもの!!」
まやか「だからあんたと福ちゃんも一緒に送っていってあげようとしたのに!!!もう!!!」
ほうたろう「それはすまなかったな……」
まやか「で、ちーちゃんは!?」
ほうたろう「それは……」
ほうたろう(ああ、もうなんだかすべてが面倒だ……)
ほうたろう「千反田ー」
える「はい?なんですか?」
ほうたろう「伊原からだ。代われ」
える「え、あ、はい」
える「こ、こんにちはまやかさん」
まやか「」
える「まやかさん?まやかさん?どうされました?」
まやか「折木ぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいい!?」
える「ひぅ」キーン
える「お、おれきしゃん」
ほうたろう「おう」
まやか「で、ちーちゃんは!?」
ほうたろう「それは……」
ほうたろう(ああ、もうなんだかすべてが面倒だ……)
ほうたろう「千反田ー」
える「はい?なんですか?」
ほうたろう「伊原からだ。代われ」
える「え、あ、はい」
える「こ、こんにちはまやかさん」
まやか「」
える「まやかさん?まやかさん?どうされました?」
まやか「折木ぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいい!?」
える「ひぅ」キーン
える「お、おれきしゃん」
ほうたろう「おう」
まやか「何よ、今のは!?ふざけてんの!!?」
ほうたろう「今の、どう聞こえた」
まやか「はぁ?なんか犬の鳴き声?がきゅんきゅんふんふん言ってたわよ!!」
ほうたろう「今のが千反田だ」
まやか「は?」
ほうたろう「今のが千反田の声だ」
まやか「……ほんとにふざけてるなら今すぐぶん殴りに行くわよ」
ほうたろう「待て待て、ふざけてない。本当なんだ」
ほうたろう「いいか、よく聞け。今から事情を話す」
ほうたろう「たとえ荒唐無稽だとか、とてつもなく馬鹿馬鹿しくて阿呆な話だと思っても、とにかく最後まで聞け。わかったな?」
まやか「……言ってみなさいよ」
ほうたろう「今の、どう聞こえた」
まやか「はぁ?なんか犬の鳴き声?がきゅんきゅんふんふん言ってたわよ!!」
ほうたろう「今のが千反田だ」
まやか「は?」
ほうたろう「今のが千反田の声だ」
まやか「……ほんとにふざけてるなら今すぐぶん殴りに行くわよ」
ほうたろう「待て待て、ふざけてない。本当なんだ」
ほうたろう「いいか、よく聞け。今から事情を話す」
ほうたろう「たとえ荒唐無稽だとか、とてつもなく馬鹿馬鹿しくて阿呆な話だと思っても、とにかく最後まで聞け。わかったな?」
まやか「……言ってみなさいよ」
>>378
持ってないよ
持ってないよ
ほうたろう「……というわけだ」
まやか「……」
まやか「……あんた、ついにおかしくなったの?」
ほうたろう「そうだったらどんなにいいか……」
まやか「……福ちゃんは、信じてるわけ?」
ほうたろう「ああ。信じてくれてる。なんなら、あとで直接聞けばいい」
まやか「……」
まやか「……どう信じろって言うのよ」
まやか「ちーちゃんが普通の人には犬にしか見えなくなって、あんたにだけ人の姿に見える!?」
まやか「ばっかじゃないの!!?」
ほうたろう「俺も誰かに聞かされた話ならそう思う……」
まやか「……」
まやか「……あんた、ついにおかしくなったの?」
ほうたろう「そうだったらどんなにいいか……」
まやか「……福ちゃんは、信じてるわけ?」
ほうたろう「ああ。信じてくれてる。なんなら、あとで直接聞けばいい」
まやか「……」
まやか「……どう信じろって言うのよ」
まやか「ちーちゃんが普通の人には犬にしか見えなくなって、あんたにだけ人の姿に見える!?」
まやか「ばっかじゃないの!!?」
ほうたろう「俺も誰かに聞かされた話ならそう思う……」
>>380
アスペ乙
アスペ乙
>>378
メールとか返すの面倒じゃん?
メールとか返すの面倒じゃん?
まやか「……でも、いいわ。いくらあんたでも、こんな時にそんな作り話をするほどド外道だとは思わないし」
ほうたろう「そうか。ありがとうよ」
まやか「でも!まだその話は信じられないし、あんたはおかしくなったんだって、正直思ってる」
ほうたろう「ああ」
まやか「……ずっとそう思われたくなかったら直接会わせて、そのちーちゃんに見える犬に」
ほうたろう「かまわんが、今日は無理だろ」
ほうたろう「お前んちだって、今外を出歩かせてはくれないだろ」
まやか「ええ、だから近いうちに必ずよ」
ほうたろう「わかった」
まやか「……折木」
ほうたろう「なんだ」
まやか「ちーちゃんの……力になってあげて」
ほうたろう「そのつもりだ」
まやか「そう……じゃあ」ブチッ
ほうたろう(嵐のような女だ)
ほうたろう「そうか。ありがとうよ」
まやか「でも!まだその話は信じられないし、あんたはおかしくなったんだって、正直思ってる」
ほうたろう「ああ」
まやか「……ずっとそう思われたくなかったら直接会わせて、そのちーちゃんに見える犬に」
ほうたろう「かまわんが、今日は無理だろ」
ほうたろう「お前んちだって、今外を出歩かせてはくれないだろ」
まやか「ええ、だから近いうちに必ずよ」
ほうたろう「わかった」
まやか「……折木」
ほうたろう「なんだ」
まやか「ちーちゃんの……力になってあげて」
ほうたろう「そのつもりだ」
まやか「そう……じゃあ」ブチッ
ほうたろう(嵐のような女だ)
える「ま、まやかさん、大丈夫でしたか?」
ほうたろう「さすがに信じられなかったみたいだ」
える「そうですか……そうですよね」
ほうたろう「まあ、仕方ないさ」
ほうたろう「ところで、千反田は腹が減っていたんだったな」
ほうたろう「昼にしよう」
える「あ、はい!」ブンブン
ほうたろう(あからさまに尻尾を大きく振っている)
ほうたろう(……耳は頭をさわられる感じだと言っていたが)
ほうたろう(尻尾に触ると、どうなるんだ……?)
ほうたろう(体から最も離れた先端を触ったら?)
える「どうされたんですか?」ブンブン
ほうたろう「……そういえば、冷蔵庫が空だった」
える「ええっ!?」ビクッショボーン
ほうたろう(……面白い)
ほうたろう「さすがに信じられなかったみたいだ」
える「そうですか……そうですよね」
ほうたろう「まあ、仕方ないさ」
ほうたろう「ところで、千反田は腹が減っていたんだったな」
ほうたろう「昼にしよう」
える「あ、はい!」ブンブン
ほうたろう(あからさまに尻尾を大きく振っている)
ほうたろう(……耳は頭をさわられる感じだと言っていたが)
ほうたろう(尻尾に触ると、どうなるんだ……?)
ほうたろう(体から最も離れた先端を触ったら?)
える「どうされたんですか?」ブンブン
ほうたろう「……そういえば、冷蔵庫が空だった」
える「ええっ!?」ビクッショボーン
ほうたろう(……面白い)
ほうたろう「すまん、嘘だ」
える「え!じゃあごはんはあるんですね!?」ブンブン
ほうたろう(嘘をつかれたことよりも、ご飯の心配か)
ほうたろう(欲求に忠実になっている?)
ほうたろう「ああ」
える「そうだ!わたしが作ります!」
ほうたろう「いや、千反田は疲れているだろうし、休んでいても」
える「大丈夫です。それに、そんなに何から何までお世話になってしまっては、いけません」
ほうたろう「そうか……なら、頼む」
える「え!じゃあごはんはあるんですね!?」ブンブン
ほうたろう(嘘をつかれたことよりも、ご飯の心配か)
ほうたろう(欲求に忠実になっている?)
ほうたろう「ああ」
える「そうだ!わたしが作ります!」
ほうたろう「いや、千反田は疲れているだろうし、休んでいても」
える「大丈夫です。それに、そんなに何から何までお世話になってしまっては、いけません」
ほうたろう「そうか……なら、頼む」
ほうたろう(さて)
える「何にしましょう」
ほうたろう「あるもので適当でいいぞ」
える「そうですねー」
ほうたろう(仮に、本体が犬になっているのだとしたら)
ほうたろう(現実問題、今の千反田に満足に料理などできるはずがない)
ほうたろう(この仮説を話して無用な心配をさせたくないし、ここは然り気無く観察しよう)
える「あ、折木さん。エプロンお借りしますね」
ほうたろう「ああ」
ほうたろう(……この姿は、俺以外の人にはどう見えるんだ?)
ほうたろう(犬がエプロンをつけて料理しているように見えるのか?)
える「何にしましょう」
ほうたろう「あるもので適当でいいぞ」
える「そうですねー」
ほうたろう(仮に、本体が犬になっているのだとしたら)
ほうたろう(現実問題、今の千反田に満足に料理などできるはずがない)
ほうたろう(この仮説を話して無用な心配をさせたくないし、ここは然り気無く観察しよう)
える「あ、折木さん。エプロンお借りしますね」
ほうたろう「ああ」
ほうたろう(……この姿は、俺以外の人にはどう見えるんだ?)
ほうたろう(犬がエプロンをつけて料理しているように見えるのか?)
ほうたろう「……」
ほうたろう(そうだ。写真を撮ってみよう)
ほうたろう(また、俺や千反田と他の人でそれぞれ写真も見え方が変わるかもしれんが)
ほうたろう(何事もためしというものだ)
ほうたろう(えっと、カメラカメラ)
える「……」トントントン
ほうたろう「……」(/【◎】
ほうたろう(不思議だ。千反田が俺のうちで料理を作っているなんて)
ほうたろう(まさか、これまでの全部が夢なんてことは)
える「……」♪~
ほうたろう「……」
ほうたろう(夢でもいいか)パシャッ
ほうたろう(そうだ。写真を撮ってみよう)
ほうたろう(また、俺や千反田と他の人でそれぞれ写真も見え方が変わるかもしれんが)
ほうたろう(何事もためしというものだ)
ほうたろう(えっと、カメラカメラ)
える「……」トントントン
ほうたろう「……」(/【◎】
ほうたろう(不思議だ。千反田が俺のうちで料理を作っているなんて)
ほうたろう(まさか、これまでの全部が夢なんてことは)
える「……」♪~
ほうたろう「……」
ほうたろう(夢でもいいか)パシャッ
つーか、その犬がえるだという証明とかやんないのか
犬を交えて伝言ゲームでもやれば、少なくともただの犬ではないことは
証明出来ると思うが
犬を交えて伝言ゲームでもやれば、少なくともただの犬ではないことは
証明出来ると思うが
える「へ?折木さん?そのカメラは」
ほうたろう「ん?ああ、カメラには今の千反田の姿がどう写るのかと思ってな」
える「そ、そうですか……」
える「それで、その……どうですか?」
ほうたろう「……見てみるか」
える「はい……やっぱり、いつものわたしですね」
ほうたろう「でも俺には、ここに、こう犬の耳が生えているように見えるんだ」サッ
える「頭にですか?やっぱりわたしには……」
ほうたろう(はっ……いつのまにか、千反田と寄り添うように)
える「……」ウーンウーン
ほうたろう「ん?ああ、カメラには今の千反田の姿がどう写るのかと思ってな」
える「そ、そうですか……」
える「それで、その……どうですか?」
ほうたろう「……見てみるか」
える「はい……やっぱり、いつものわたしですね」
ほうたろう「でも俺には、ここに、こう犬の耳が生えているように見えるんだ」サッ
える「頭にですか?やっぱりわたしには……」
ほうたろう(はっ……いつのまにか、千反田と寄り添うように)
える「……」ウーンウーン
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