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元スレ智子「モテないし、弟とデートでもするか」
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智子「リハビリを続け、体調が良ければ鏡を凝視できるようになった」ジィィィ
智子「……、なんだよ睨んでんじゃねーよ目付き悪いなコラ」
智子「死んだ魚が恨みつらみで殺意の波動に目覚めたような眼しやがって」
智子「まあ私なわけだが」
智子「……はぁ……」
智子「……、なんだよ睨んでんじゃねーよ目付き悪いなコラ」
智子「死んだ魚が恨みつらみで殺意の波動に目覚めたような眼しやがって」
智子「まあ私なわけだが」
智子「……はぁ……」
智子「とりあえずこの目付きさえなんとかなればな……」
智子「絶望的に悪いぞ私、鏡見た時反射的にガン飛ばされてるのかと思った」
智子「そして極めつけはこのクマだ、オマケに瞳も濁っている」
智子「目元を隠せば美少女なんだ、だったら原因はやはりここだろうが……」
智子「絶望的に悪いぞ私、鏡見た時反射的にガン飛ばされてるのかと思った」
智子「そして極めつけはこのクマだ、オマケに瞳も濁っている」
智子「目元を隠せば美少女なんだ、だったら原因はやはりここだろうが……」
智子「駄目だ、解決策が思いつかない……」
智子「というかなんなんだこのクマは、蒸しタオルもマッサージも全然効かないぞ」
智子「寝不足どころか寝過ぎた日にもクッキリしてるし、どうすりゃいいんだよこれ」
智子「そういや弟にもあったな、なんなの姉弟揃って呪われてるの? やだ何それ怖い」
智子「というかなんなんだこのクマは、蒸しタオルもマッサージも全然効かないぞ」
智子「寝不足どころか寝過ぎた日にもクッキリしてるし、どうすりゃいいんだよこれ」
智子「そういや弟にもあったな、なんなの姉弟揃って呪われてるの? やだ何それ怖い」
智子「『お前達は神の逆鱗に触れた……、来世では我の呪いに苛まれ続けるだろう……』的な」
智子「……それで消えないクマとか嫌がらせレベルじゃねーか」
智子「うわぁ……、自分の想像ながら嫌な神だな、呪いがみみっちい」
智子「まあ嫌がらせとしては充分すぎるくらい効いてるけど」
智子「うぅ……妄想が脱線してきた、もっと前向きな解決策を考えよう」
智子「……それで消えないクマとか嫌がらせレベルじゃねーか」
智子「うわぁ……、自分の想像ながら嫌な神だな、呪いがみみっちい」
智子「まあ嫌がらせとしては充分すぎるくらい効いてるけど」
智子「うぅ……妄想が脱線してきた、もっと前向きな解決策を考えよう」
智子「そうだ、無駄に輝きを放っているリア充の真似してみるか」
智子「私の周りで言えばゆうちゃんだな、いつも明るく積極的で、にこにこしていて……」
智子「(ゆうちゃんの真似をすれば私もいける、か……!?)」
智子「いや待てよ、アイツ確か……」
智子「……彼氏、居るんだったよな……」ズーン
智子「私の周りで言えばゆうちゃんだな、いつも明るく積極的で、にこにこしていて……」
智子「(ゆうちゃんの真似をすれば私もいける、か……!?)」
智子「いや待てよ、アイツ確か……」
智子「……彼氏、居るんだったよな……」ズーン
智子「……はぁ……そりゃ彼氏出来たら誰の瞳だって輝くだろう」
智子「目を輝かせたいが目を輝かせるための相手がいない」
智子「なんだこの『服を買いに行く服が無い』みたいな状況、絶望的じゃないか」
智子「……、やっぱりもう次のワールドに希望を託すしかないのか……?」
智子「どうせ将来ナイトメアモード確定のゲームだし、もうゴールしても……」
智子「目を輝かせたいが目を輝かせるための相手がいない」
智子「なんだこの『服を買いに行く服が無い』みたいな状況、絶望的じゃないか」
智子「……、やっぱりもう次のワールドに希望を託すしかないのか……?」
智子「どうせ将来ナイトメアモード確定のゲームだし、もうゴールしても……」
智子「いや待て、落ち着け私、ここで決断するには早すぎるだろう」
智子「まだJKだぞ、いくらなんでも死に急ぎすぎだ、これからじゃないか」
智子「一人で考え込むのはよくないな、妄想がネガティブな方向にいってしまう」
智子「そうか、私の瞳がここまでくすんでいるのは、いつも一人だったからなのか……」
智子「っ、うくっ……、しまった、こんなことを考えていたら泣いてしまうっ……!!」グスッ
智子「まだJKだぞ、いくらなんでも死に急ぎすぎだ、これからじゃないか」
智子「一人で考え込むのはよくないな、妄想がネガティブな方向にいってしまう」
智子「そうか、私の瞳がここまでくすんでいるのは、いつも一人だったからなのか……」
智子「っ、うくっ……、しまった、こんなことを考えていたら泣いてしまうっ……!!」グスッ
智子「はぁ……、どうして今日の妄想はネガティブにしかならないんだ」
智子「孤独を意識してしまったというのが大きいな……」
智子「逆に言えば、孤独を脱すればこのくすんだ瞳もなんとかなるかもしれんが」
智子「問題は誘う相手がいないということだ……」
智子「ゆうちゃん、は……休日だしどーせデートの予定があるに決まってる」カチカチ
智子「孤独を意識してしまったというのが大きいな……」
智子「逆に言えば、孤独を脱すればこのくすんだ瞳もなんとかなるかもしれんが」
智子「問題は誘う相手がいないということだ……」
智子「ゆうちゃん、は……休日だしどーせデートの予定があるに決まってる」カチカチ
智子「あとは、……あと、は……」カチカチ
智子「……私の携帯、ゆうちゃん以外は家族だけしか……」
智子「家族……、……ん? 家族?」
バタンッ 「ただいまー」
智子「!」
智子「……私の携帯、ゆうちゃん以外は家族だけしか……」
智子「家族……、……ん? 家族?」
バタンッ 「ただいまー」
智子「!」
智子「あー、そうだアイツなら私と二人でも不自然ではないな」
智子「それに、早とちりビッチ共の勘違いによって私に彼氏がいるという噂が立つかもしれない」
智子「そうしたら『彼氏がいる女の子を好きになる』理論できっと私は男共からの注目を……!」
智子「うへへへ……、悪くないな」ニタァァ
智子「そうとなれば弟をデートにでも誘ってやるか」
智子「それに、早とちりビッチ共の勘違いによって私に彼氏がいるという噂が立つかもしれない」
智子「そうしたら『彼氏がいる女の子を好きになる』理論できっと私は男共からの注目を……!」
智子「うへへへ……、悪くないな」ニタァァ
智子「そうとなれば弟をデートにでも誘ってやるか」
智貴「なんだよ、俺今日試合帰りなんだけど」
智子「だからどうした?」
智貴「疲れてんだから出てけ」
智子「まあそう言うな、ゆっくりしてていいから」
智貴「お前がいたらゆっくり出来ねぇんだよ、出てけよ」
智子「だからどうした?」
智貴「疲れてんだから出てけ」
智子「まあそう言うな、ゆっくりしてていいから」
智貴「お前がいたらゆっくり出来ねぇんだよ、出てけよ」
智子「そう冷たいこと言うな、弟」
智貴「トークなら後で相手してやるから出てけ」
智子「私は今話がしたいんだ」
智貴「なんつー自分勝手な……、出てけっつってんだろ殺すぞ」
智子「いいんですかそんなこと言って、自殺しますよ」
智貴「トークなら後で相手してやるから出てけ」
智子「私は今話がしたいんだ」
智貴「なんつー自分勝手な……、出てけっつってんだろ殺すぞ」
智子「いいんですかそんなこと言って、自殺しますよ」
智貴「……で、話ってなんだよ」
智子「この脅し文句使うの二十八回目だけど智くんって結構優しいよね」
智貴「(うっぜぇ……)とっとと話して出てけ」ピキピキ
智子「弟、デートしよう」
智貴「は?」
智子「この脅し文句使うの二十八回目だけど智くんって結構優しいよね」
智貴「(うっぜぇ……)とっとと話して出てけ」ピキピキ
智子「弟、デートしよう」
智貴「は?」
智貴「この暑さでついにイカれたか」
智子「ついにとは失礼な」
智貴「そりゃこんな頭してりゃ猛暑はキツイわな」グワシッ
智子「なんだよ掴むなよー」
智貴「見てるだけで暑苦しい」ワシャワシャ
智子「やーめーろーよー」
智子「ぐしゃぐしゃになっちゃったじゃないか」
智貴「元との違いがわかんねーよ、散髪行け」
智子「こんなボサボサな頭で行けるわけないだろ恥ずかしい」
智貴「ボサボサの自覚はあったんだな」
智子「ついにとは失礼な」
智貴「そりゃこんな頭してりゃ猛暑はキツイわな」グワシッ
智子「なんだよ掴むなよー」
智貴「見てるだけで暑苦しい」ワシャワシャ
智子「やーめーろーよー」
智子「ぐしゃぐしゃになっちゃったじゃないか」
智貴「元との違いがわかんねーよ、散髪行け」
智子「こんなボサボサな頭で行けるわけないだろ恥ずかしい」
智貴「ボサボサの自覚はあったんだな」
智子「店員に『何あのモサい子、こんな店に来て散髪で夏休みデビューでも狙ってるの?プークスクス』とか思われるに決まっている!!」
智貴「考えすぎだろ……」
智子「髪を切りに行く髪がないんだ」
智貴「絶望的じゃねーか、じゃあ自分である程度切れよ」
智子「失敗したらそれこそ取り返しがつかないし……」
智貴「考えすぎだろ……」
智子「髪を切りに行く髪がないんだ」
智貴「絶望的じゃねーか、じゃあ自分である程度切れよ」
智子「失敗したらそれこそ取り返しがつかないし……」
智子「そういうわけで、今度の土曜ヒマ?」
智貴「どういうわけだよ……」
智子「………」ジッ
智貴「(土曜か、サッカーの練習誘われてたような……)」
智子「……はぁ……」
智貴「どういうわけだよ……」
智子「………」ジッ
智貴「(土曜か、サッカーの練習誘われてたような……)」
智子「……はぁ……」
智子「……そうだよな、お前が土曜ヒマなわけないよな」ハァ
智貴「え、まあ……」
智子「ぼっちの私とは違うんだもんな……人生楽しそうだね、いいな……」シュン
智貴「………」
智貴「そ、そういやその日たまたま暇だった、うん、たまたま」
智子「!」パァッ
智貴「え、まあ……」
智子「ぼっちの私とは違うんだもんな……人生楽しそうだね、いいな……」シュン
智貴「………」
智貴「そ、そういやその日たまたま暇だった、うん、たまたま」
智子「!」パァッ
智子「ふふふ、どうした弟! 休日の初めがヒマとはついに私の仲間入りか!?」
智貴「(ちょっと譲るとすぐこれだ)一緒にすんな、そういう日もあんだよ」
智子「そうならそうと即答してくれたら良かったのに、無駄に焦らしやがって」
智貴「なんなら今からキャンセルしてやってもいいんだぞ」
智子「それは駄目、クーリングオフ不可」
智貴「ったく……」
智貴「(ちょっと譲るとすぐこれだ)一緒にすんな、そういう日もあんだよ」
智子「そうならそうと即答してくれたら良かったのに、無駄に焦らしやがって」
智貴「なんなら今からキャンセルしてやってもいいんだぞ」
智子「それは駄目、クーリングオフ不可」
智貴「ったく……」
智貴「で、どこ行くんだよ」
智子「やはり王道はデパートだろうな」
智子「盛り上がりという意味では最近出来たデートスポットが一番だろうが」
智貴「常識的にそこはやばいだろ」
智子「ああ、私達を姉弟だと知っている者に見られたらまずい」
智子「やはり王道はデパートだろうな」
智子「盛り上がりという意味では最近出来たデートスポットが一番だろうが」
智貴「常識的にそこはやばいだろ」
智子「ああ、私達を姉弟だと知っている者に見られたらまずい」
智子「最悪親にまで話が伝わって家族会議、黒木家はこの先ピリピリするだろう」
智子「現実は『そんなに仲が良いのなら…』みたいな雰囲気にはならない」
智子「ああいうのが許されるのはラノベとかギャルゲーの世界だけだからな」
智子「親は間違いなく泣く、しかも責任押し付け合って夫婦喧嘩になり、そのまま離婚ルート一直線という可能性も無きに白非ずだ」
智貴「リスク高いなおい……」
智子「現実は『そんなに仲が良いのなら…』みたいな雰囲気にはならない」
智子「ああいうのが許されるのはラノベとかギャルゲーの世界だけだからな」
智子「親は間違いなく泣く、しかも責任押し付け合って夫婦喧嘩になり、そのまま離婚ルート一直線という可能性も無きに白非ずだ」
智貴「リスク高いなおい……」
智子「でもやる、何故なら私はモテたいからだ」
智貴「必死だな」
智子「人は恋人がいる相手を意識してしまうものなんだ、これを略奪愛という」
智貴「で、俺にそのための恋人役をやってほしいと」
智子「ものわかりが良くなってきたな、偉いぞ」
智貴「………」イラッ
智貴「必死だな」
智子「人は恋人がいる相手を意識してしまうものなんだ、これを略奪愛という」
智貴「で、俺にそのための恋人役をやってほしいと」
智子「ものわかりが良くなってきたな、偉いぞ」
智貴「………」イラッ
智子「それだけではない、兄弟とはいえ人と共に歩むことで私の瞳も少しは輝くかもしれない」
智貴「悲しいこと言うなよ」
智子「悲しいって言うな本当に悲しくなるだろ」
智貴「ちょっとぶらつく程度ならいいけど、その作戦成功するのか?」
智子「そうだな、流石に100%とはいかないが……」
智貴「悲しいこと言うなよ」
智子「悲しいって言うな本当に悲しくなるだろ」
智貴「ちょっとぶらつく程度ならいいけど、その作戦成功するのか?」
智子「そうだな、流石に100%とはいかないが……」
智子「私の計算によると85%、といったところだな」
智貴「(ポジティブな数字だな)」
智子「共通点が多いというのは、恋人だと思わせるのにとても適している」
智貴「俺と姉ちゃんに共通点なんて」
智子「クセ毛、澱んだ瞳、目付きの悪さ、前世で呪いを受けたであろうクマ」
智貴「(うわ……結構あった)」
智貴「(ポジティブな数字だな)」
智子「共通点が多いというのは、恋人だと思わせるのにとても適している」
智貴「俺と姉ちゃんに共通点なんて」
智子「クセ毛、澱んだ瞳、目付きの悪さ、前世で呪いを受けたであろうクマ」
智貴「(うわ……結構あった)」
智子「これらを総合し客観的に見ると、私達は『長年付き合い続けた結果お互いの悪いところばかり目につきスレにスレてお互いに多大なるストレスを抱えながらも別れるに別れられないカップル』といったところか」
智子「倦怠期どころのレベルではないが未だ離別する決意が持てず駄目元でデートに……」
智貴「………」
智子「………」
((嫌なカップルだな……))
智子「倦怠期どころのレベルではないが未だ離別する決意が持てず駄目元でデートに……」
智貴「………」
智子「………」
((嫌なカップルだな……))
見てる人いますか?
智子「そして、そんな噂を聞きつけた男が『黒木さんを救えるのは僕しかいない』と」
智貴「よくあの流れからそこまでポジティブな思考出来るな、尊敬するわ」
智子「!、脳内シミュレーションのコツ教えてやろうか? 弟ならきっとすぐマスターできるぞ!」
智貴「皮肉だ馬鹿」
智子「む……、と、とにかく土曜だからな、覚えておけよ!」タッ
バタンッ
智子「そして、そんな噂を聞きつけた男が『黒木さんを救えるのは僕しかいない』と」
智貴「よくあの流れからそこまでポジティブな思考出来るな、尊敬するわ」
智子「!、脳内シミュレーションのコツ教えてやろうか? 弟ならきっとすぐマスターできるぞ!」
智貴「皮肉だ馬鹿」
智子「む……、と、とにかく土曜だからな、覚えておけよ!」タッ
バタンッ
支援ありがとうございます
~~土曜日~~
智子「ごめんね、待った? 準備に時間かかっちゃって」
智貴「いや、今来たところだ」
智子「………」
智貴「………」
智子「王道のやりとりなのにときめきを感じない」
智貴「そりゃそうだろ」
~~土曜日~~
智子「ごめんね、待った? 準備に時間かかっちゃって」
智貴「いや、今来たところだ」
智子「………」
智貴「………」
智子「王道のやりとりなのにときめきを感じない」
智貴「そりゃそうだろ」
智貴「つーかわざわざ時間ずらさず同時に家出れば良かっただろ」
智子「デートは待ち合わせからスタートだ」
智貴「なんだよその謎のこだわり」
智子「なんだよはこっちの台詞だ」
智貴「あ?」
智子「デートは待ち合わせからスタートだ」
智貴「なんだよその謎のこだわり」
智子「なんだよはこっちの台詞だ」
智貴「あ?」
智子「なんなんだその恰好は」
智貴「別に……、普通に出かける時の格好だろ」ピシッ
智子「バッチリキメすぎだろ!? 私がダサく見えるじゃないか!!」
智貴「普通だろ。……逆にねーちゃん、仮にもデート設定でその服って……」
智子「これしか服がないんだ」
智子「勿論服を買いに行く服もないぞ」ドヤッ
智貴「(なんでちょっと得意気なんだよ)」
智貴「別に……、普通に出かける時の格好だろ」ピシッ
智子「バッチリキメすぎだろ!? 私がダサく見えるじゃないか!!」
智貴「普通だろ。……逆にねーちゃん、仮にもデート設定でその服って……」
智子「これしか服がないんだ」
智子「勿論服を買いに行く服もないぞ」ドヤッ
智貴「(なんでちょっと得意気なんだよ)」
智子「で、これからどうする?」
智貴「考えてなかったのかよ」
智子「プランは男が考えるもんだろ」
智貴「発案者が考えろよ」
智子「チッ、使えねぇな」
智貴「(帰りてぇ)」イラッ
智貴「考えてなかったのかよ」
智子「プランは男が考えるもんだろ」
智貴「発案者が考えろよ」
智子「チッ、使えねぇな」
智貴「(帰りてぇ)」イラッ
智子「そうだ、とりあえず手を繋ごう」
智貴「嫌だ」
智子「協力してくれるって言っただろ。さあ、カップルらしい行動をしよう」スッ
智貴「……わかったよ」スッ
智子「………」
智貴「………」
智貴「嫌だ」
智子「協力してくれるって言っただろ。さあ、カップルらしい行動をしよう」スッ
智貴「……わかったよ」スッ
智子「………」
智貴「………」
智子「歩き辛いだろ低くなれ」
智貴「お前が背伸びしろ」
智子「生意気だぞ弟のくせに」
智貴「誰の我儘に付き合ってやってると思ってんだ」
智子「うー……」
智貴「お前が背伸びしろ」
智子「生意気だぞ弟のくせに」
智貴「誰の我儘に付き合ってやってると思ってんだ」
智子「うー……」
智子「やめだやめ! とりあえずデパートに入ろう」バッ
智貴「なんか欲しいもんあるのか?」
智子「いいや別に、雰囲気作りがてらウィンドウショッピングみたいな」
智貴「……、欲しいもん見つけてから行った方が早いだろ」
智子「これだから男は……、効率ばかり追求しているとあっという間にフられるぞ?」
智貴「なんか欲しいもんあるのか?」
智子「いいや別に、雰囲気作りがてらウィンドウショッピングみたいな」
智貴「……、欲しいもん見つけてから行った方が早いだろ」
智子「これだから男は……、効率ばかり追求しているとあっという間にフられるぞ?」
智子「(へー、AAグッズもうこんなにシリーズ出てるのか)」
智子「(あ、この(´・ω・`)ストラップかわいい……、(^ω^)もいいな)」ジッ
智貴「………」
智子「(うーん、でもどいつもこいつもそこそこいい値段するな、この前ゲーム買っちゃったし)」
智子「(銘柄の無いストラップは投げ売りされてるのに、やっぱキャラ物は別格だなー……)」
智子「(あ、この(´・ω・`)ストラップかわいい……、(^ω^)もいいな)」ジッ
智貴「………」
智子「(うーん、でもどいつもこいつもそこそこいい値段するな、この前ゲーム買っちゃったし)」
智子「(銘柄の無いストラップは投げ売りされてるのに、やっぱキャラ物は別格だなー……)」
智貴「貸せ」ヒョイッ
智子「え? あ……」
智貴「………」
店員「ありがとうございましたー」
智貴「ん」スッ
智子「……!」
智子「え? あ……」
智貴「………」
店員「ありがとうございましたー」
智貴「ん」スッ
智子「……!」
智子「べ、べつに買ってくれなくても良かったんだけど」
智貴「要らないなら返せ」
智子「それはダメだ、もう私のものだからな!」キッ
智貴「(可愛げねぇな)」
智子「………、ありがと」
智貴「!、……おう」フイッ
智貴「要らないなら返せ」
智子「それはダメだ、もう私のものだからな!」キッ
智貴「(可愛げねぇな)」
智子「………、ありがと」
智貴「!、……おう」フイッ
智子「しかし、お前もらしいことが出来るようになってきたじゃないか」フフッ
智貴「うるせぇ、とっとと満足させて帰らせたいだけだ」
智子「素直じゃないな、性根悪そうな面で性格まで曲がってたらいよいよ終わりだぞ」
智貴「その言葉そっくりそのまま蹴り返してやろう」
智子「わ、私の心は清らかだ! 鏡には映らないが美しい心を」
優「ねぇねぇ、次はあっちみてみようよー」
智子「」ビクッ
智貴「どうした?」
智貴「うるせぇ、とっとと満足させて帰らせたいだけだ」
智子「素直じゃないな、性根悪そうな面で性格まで曲がってたらいよいよ終わりだぞ」
智貴「その言葉そっくりそのまま蹴り返してやろう」
智子「わ、私の心は清らかだ! 鏡には映らないが美しい心を」
優「ねぇねぇ、次はあっちみてみようよー」
智子「」ビクッ
智貴「どうした?」
支援どうもです!
智子「お、おお、おとっ、弟!!」サッ
智貴「な、なんだよ急に……」
智子「私というゴールを隠すキーパーになってくれ!!」ギュゥゥゥッ
智貴「ハァ!?」
優「えへへ、一緒に選びたいものがあるんだぁ」
「えー、なになに?」
智子「……ッ!」プルプル
智貴「もしかして、あのカップル知り合いか?」
智子「お、おお、おとっ、弟!!」サッ
智貴「な、なんだよ急に……」
智子「私というゴールを隠すキーパーになってくれ!!」ギュゥゥゥッ
智貴「ハァ!?」
優「えへへ、一緒に選びたいものがあるんだぁ」
「えー、なになに?」
智子「……ッ!」プルプル
智貴「もしかして、あのカップル知り合いか?」
智子「……そ、そうだ……」
智貴「噂立てたいんなら別に隠れなくても」
智子「ち、違う、知り合いどころじゃないんだ、友達なんだ!」
智貴「友達いたのか姉ちゃん」
智子「……うん、唯一の……」ギュッ
智貴「それはキツいな……」
智貴「噂立てたいんなら別に隠れなくても」
智子「ち、違う、知り合いどころじゃないんだ、友達なんだ!」
智貴「友達いたのか姉ちゃん」
智子「……うん、唯一の……」ギュッ
智貴「それはキツいな……」
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