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    元スレ霞「いわとかすみ、10歳です!」京太郎「えっ!?」

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    タグ : - 京太郎 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    代行やで~

    2 :

    代行おつ
    終了やで~

    4 :

    いくのんかわいい!

    6 :

    京太郎「さて、買い出しは大体こんなもんかな」

    京太郎「にしても、色々見てたらすっかり遅くなっちまったぜ」

    京太郎「部長、怒ってるだろうな……」

    京太郎「まあ、丁度100円セールしてたドーナツ買っといたから、これで何とかなればいいんだがな……」

    「……」キョロキョロ

    京太郎「んっ? あのおもちは……確か二回戦で咲と打った……そうだ、石戸さんだ」ポン

    京太郎「うーん、間近で見ると、やっぱ迫力あるよな……」

    京太郎「それにしてもどうしたんだ? まさか迷子になってたりして」

    京太郎「なんてな。咲じゃあるめえし、そんな訳ない――」


    「ふえぇぇぇええええええん、迷子になっちゃったよおおお!!!」ビエーン


    京太郎「嘘!?」

    7 :

    これ続き?
    前と同じようなスレタイあるけど

    8 :

    パクリかリスペクトか続編か

    9 = 6 :

    「初美お姉ちゃん!! 巴お姉ちゃん!! 助けてええ!!!」ビエーン

    京太郎「な、な、なんだってんだ!? 石戸さんってあんな感じの人だっけ!?」

    京太郎「対局見た時は、もっと落ち着いた、大人の女性って感じだったが……」

    「うえぇぇぇええええん!!!」グスグス

    京太郎「んな事言ってる場合じゃねえ!! 大丈夫ですか、石戸さん!!」ダッ

    「ふぇっ、お、お兄ちゃん誰?」

    京太郎(お、お兄ちゃん!?)

    京太郎「あの、道に迷ったんでしたら、俺が協力しますよ?」

    「ひっく、で、でも、巴お姉ちゃんが、知らない人には、ついて行っちゃダメって」グスリ

    11 :

    中身が10歳なのか

    12 = 6 :

    京太郎「あっ、俺清澄の学生です!! ほら、石戸さんが二回戦で戦った宮永咲と同じ学校の!!」

    「宮永咲……? あっ、もしかして嶺上のお姉ちゃんのこと!?」

    京太郎「そうです、その宮永咲と同じ清澄の学生です! ほら、学生証」ピラッ

    「本当だ、清澄って書いてある……」

    京太郎「だからそんなに警戒しないで下さい」

    「うん、分かった」

    京太郎「ほっ。それで石戸さん、どこに向かってたんですか?」

    「えっとね……ドーナツ屋さんに向かってたの」

    京太郎「ドーナツ屋ですか?」

    「うん。小蒔ちゃんが甘いの食べたいって言ってたから、買って来ようと思って……」

    京太郎「それで道に迷ってしまったんですか」

    13 = 7 :

    内容まるっきしパクリじゃなければ別にいいでしょ

    14 = 10 :

    いわとちゃんかわいい

    15 :

    ババアの精神が10歳になったら痛いだけだろォがよォ~

    16 :

    見た目BBAで中身が子供か・・・

    17 = 6 :

    「ねぇ、なんでお兄ちゃんそんな丁寧なしゃべり方してるの?」

    京太郎「えっ、だって俺の方が年下ですし……」

    「えー、お兄ちゃんの方が年上だよ!!」

    京太郎(あれ? 確か石戸さんって高校三年生だったような……)

    京太郎(それにしても、石戸さんって、大人の女性っていうか、子供って感じだな)

    「ねぇねぇお兄ちゃん」グイグイ

    京太郎「んっ? なんですか?」

    「お名前教えて」

    京太郎「あっ、そういえば自己紹介してませんでしたね」

    18 :

    ほほう

    19 = 6 :

    京太郎「俺、須賀京太郎って言います。清澄高校の一年です」

    「京太郎お兄ちゃんか……よろしくお願いします!!」ペコリ

    京太郎「は、はい……」

    京太郎(おかしい……おかしすぎるぞ……どう考えてもこの感じは天江さんと同じだ……)

    「私は、石戸霞です!!」


    「いわとかすみ、10歳です!」

    京太郎「えっ!?」


    「えへへ……ちゃんと自己紹介できた」

    京太郎「」

    21 :

    周りは気にスンナ

    22 = 6 :

    京太郎(えっ、嘘だろ?)

    京太郎(いやいやいや、冗談きついって)

    京太郎(ドッキリなのか!? ドッキリだと言ってくれよ!!)

    京太郎(こんな見事なおもちを持った女性が、10歳なんてことある訳がないぜ!!)

    「京太郎お兄ちゃん? どうしたの?」

    京太郎(いや、ちょっと待て)

    京太郎(冷静に考えたら、まず10歳はないだろう)

    京太郎(これが石戸さんの本来の姿、これもないだろうな)

    京太郎(だとしたら考えられるのは……幼児退行!!)

    京太郎(それならばすべて辻褄が合う……ふっ、見事な推理だな俺)

    京太郎(だがちょっと待て……それなら早く、石戸さんと同じ学校の人に知らせないと!!)

    23 = 6 :

    京太郎「石戸さん!」

    「霞ちゃん」

    京太郎「はい?」

    「霞ちゃんって呼んでくれなきゃ、やっ」プイ

    京太郎「え、えっと……」

    京太郎(年上の女性の名前をちゃん付けで呼ぶのは恥ずかしいな……)

    京太郎「か、霞さん」

    「『さん』じゃない!! 『ちゃん』!!」

    京太郎「は、はい! か、霞ちゃん……////」

    「なあに、京太郎お兄ちゃん」ニッコリ

    京太郎(か、可愛え!!!)キュン

    25 = 16 :

    可愛いけどBBAなんだよな・・・

    27 = 6 :

    京太郎(って、ときめいてる場合じゃねえ!!)

    京太郎「あの、霞ちゃん。霞ちゃんの泊まってる場所って分かりますか?」

    「泊まってる場所? えっとね、確か○○旅館って所」

    京太郎「○○旅館か……(スマホで検索中)よし分かった。ココなら近いな」

    京太郎「霞ちゃん、今から○○旅館に戻りましょう」

    「で、でもドーナツまだ買ってない……」

    京太郎「ドーナツか……そうだ、俺が買ったやつあげますから!」

    「いいの!? ありがとう、京太郎お兄ちゃん!!」

    京太郎「だから早く戻りましょうね!!」

    「うん、分かった」

    京太郎(少しでも早く知らせないと。病院にだって行かないといけないしな)

    28 :

    駄目だ、ゼータのロザミア思い出してしまう

    29 = 6 :

    ――――――――――

    京太郎「もう少しで着きますからね」

    「ドーナツ、ドーナツ、ドーナッツ♪」ルンルン


    「霞ちゃーん!! 霞ちゃーん!!!」


    京太郎「あれ、石――霞ちゃん呼ばれてないですか?」

    「あれ、本当だ」

    「霞ちゃーん!! どこにいるの!!」

    「あっ、巴お姉ちゃんだ!! 巴お姉ちゃーん!!」タッタッ

    「霞ちゃん!? 良かった無事で」ホッ

    「うん、無事だよ」

    「もう! 一人で外に出ないでって言ったじゃない!!」

    「ご、ごめんなさい……」シュン

    30 = 6 :

    京太郎「あの、すいません……」

    「えっと、あなたは……?」

    「京太郎お兄ちゃんだよ!! 私をここまで連れてきてくれたの」

    京太郎「どうも、須賀京太郎って言います」

    「そうでしたか。ありがとうございました」ペコッ

    京太郎「いえ、気にしないでください! そ、それより大変なんです!!」

    京太郎「石戸さんがなんか子供みたいになっていて、幼児退行してしまってるんですよ!!」

    「幼児退行……? あぁ」

    京太郎「だから早く病院に行かないと、取り返しのつかないことに!!」

    「いえ、その必要はありません」

    京太郎「必要がないって、そんな訳ないじゃないですか!! 現に石戸さんは10歳って――」


    「ですから、霞ちゃんは、正真正銘10歳なんです」

    京太郎「」

    32 = 1 :

    な、なんだってー?!

    33 = 6 :

    「団体戦も終わりましたし、お話します」

    「私たち永水高校は、実はメンバー不足で本来なら団体戦には出られなかったんです」

    京太郎「そんなはずないですよね? 永水は昨年のベスト4ですし、部員不足なんて……」

    「学校は有名になっても、元々うちは麻雀に興味を持ってる生徒が少なかったんです」

    「加えて永水は巫女や神道系が専門ですので、麻雀部に入る為に受験する人もいないんです」

    「幸い部員は本家である小蒔ちゃん……姫様と分家の者たちでなんとか団体戦に出場できる数は揃っていました」

    「しかし県大会のメンバー申請の直前に出場予定の部員の子がケガで入院してしまい、その子が出場ができなくなりました」

    京太郎「で、でも他の分家の方や分家以外の部員がまだいるのでは?」

    「いえ、他の分家の子は中学生、そして小学生の霞ちゃんですから、分家で出れるのは私たち三人だけでした」

    「分家以外の麻雀部員も、入院中の子以外にはいないので……」

    京太郎「人数ギリギリとか、ウチみたいですね」

    34 = 6 :

    京太郎「それで、なんで石戸さんが出場することに?」

    「先ほどもお話した通り、本来なら団体戦は出れないため、個人戦のみに出場する予定でした」

    「しかし、霞ちゃんがエントリー用紙に自分の名前を書いてしまい、そのまま出してきてしまって……」

    京太郎「……それで石戸さんが出場することになったと」

    「はい……」

    「てへ」ペロ

    「申請されたことに気づき、出場を辞退しようにも、周りが永水の団体戦出場で盛り上がってしまい……」

    「今更辞退するとも言えず、やむなく霞ちゃんを高校生として出場させることになりました」

    京太郎「いや、普通に違反ですよねそれ」

    36 = 31 :

    おまえのような小学生がいるか!

    38 = 6 :

    「はい……ですのでこの事は内密に……」

    京太郎「まぁ、事情は分かりましたので、黙っときますけど……」

    京太郎「ところで、石戸さん対局中とずいぶん雰囲気が違いませんか?」

    「いくら見た目が大人でも、中身は子供ですからね。そのまま出したら違和感が出て、そこからバレる可能性がありましたから」

    「全国大会までに徹底的に見た目に合った話し方、仕草、立ち振る舞いを教え込みました」

    「幸い、県予選は霞ちゃんまで回ることなく終わりましたので、なんとかなりましたが」

    京太郎「でも、今はそんな感じはこれっぽっちもないみたいですが……」

    「そうなんですよ……出来れば個人戦が終わるまではバレないように演技してもらいたかったんですけどね」

    「団体戦を敗退した後に、その演技を続けるよう言ったら――」

    『やっ!! あれ疲れるからもうやだぁ!!』

    「――こんな感じで嫌がってしまい、極力人前に出さないようにしてたんですが……」

    「姫様が甘い物を食べたいと言うのを聞いて、自分が買ってくると飛び出してしまい……」

    京太郎「それで迷子になったと。なるほど」

    39 = 6 :

    京太郎「うーん、でも本当に石戸さんが10歳だなんて、正直信じられませんね……」

    「当然でしょうね」

    京太郎「見た目はもちろんですけど、何よりあのおもちが……」

    「小学生であれですから、末恐ろしいですよ。まったくもって羨ましいです」

    京太郎「でも10歳にしては、少し子供っぽ過ぎませんか? ほら、しゃべり方とか仕草とか」

    「そうなんですよ。見た目は大人、頭脳は幼児って感じなんです」

    京太郎「それなんて小学生探偵ですか? 逆ですけど」

    「ともあれ、大事になる前に霞ちゃんが戻ってきてくれて助かりました。本当にありがとうございます」

    京太郎「気にしないで下さい」

    40 = 11 :

    な、なるほどなるほど、なるほど~

    ええー……

    41 = 6 :

    「お時間あればお茶でもどうですか? 炎天下歩かれてお疲れでしょうし、お礼も兼ねてどうですか?」

    京太郎「いいんですか? それじゃいただきます」

    京太郎(ん? 何か忘れてるような……どうせ大したことじゃねえし、いいか)

    「京太郎お兄ちゃん、一緒にドーナツ食べよ!!」キャッキャッ

    京太郎「あ、ああ。いいよ石――霞ちゃん」

    「やったっ!!」

    京太郎「……」

    京太郎(話を聞いた後だと、本当に10歳なんだなって思うわ……見た目以外は、だけどな)

    42 = 28 :

    更に成長したらどうなるんだ…

    43 = 31 :

    この霞さんはまだまだ成長するのか…

    44 = 6 :

    永水高校 宿泊部屋


    「ただいま戻りました」

    初美「あっ、巴ちゃん丁度よかったのですよー!!」

    「どうしたの、ハッちゃん?」

    初美「姫様が迷子になった霞ちゃんを探そうと、神様を降ろそうとして……」


    小蒔「……」ゴゴゴゴゴッ


    初美「間違って全く関係のない、強力な神様を降ろしてしまったのですよー!!」

    「あぁ、これはマズイわね……」

    「うわっ、小蒔ちゃん大変!!」

    京太郎「一体全体どうなってんだよ!!!」

    45 = 6 :

    初美「祓おうにも、巴ちゃんじゃないと無理で、連絡しようとしてたところなんですよー!」

    「分かったわ、今すぐ祓うわ。ごめん須賀君、少し席を外してくれるかな?」

    京太郎「えっ、いいですけど、なんで?」

    「神様を祓う時は、対象者が一糸纏わぬ姿でないと出来ないので……その……」

    京太郎「一糸纏わぬ姿って……裸!? す、すいません、すぐ出て行きます!!////」ダッ

    「京太郎お兄ちゃん、顔真っ赤っかだったね」

    「まあ、健全な男性でしたら当然の反応だと思いますが」

    初美「そんな呑気に話してないで、早く姫様を戻して下さいよー!!」

    「そうだったわね。それじゃいくわよ!!」

    46 = 11 :

    忘れ去られる部長

    48 = 6 :

    ――――――――――

    「……ふぅ、祓いました」

    小蒔「……あれ、私……」ポー

    「小蒔ちゃん元に戻った!!」

    小蒔「あっ、霞ちゃん……良かったです、無事帰ってきてくれて」

    「もう、みんな心配し過ぎ!! 私一人で大丈夫だもん!!」プンプン

    「迷子になって須賀君に連れてきてもらった子の言う言葉ではないですね」

    初美「かーすーみーちゃーん」ゴゴゴ

    「はぅっ!! は、初美お姉ちゃん……?」カタカタ

    初美「今日という今日は許さないのですよー」ゴゴゴ

    「と、巴お姉ちゃん!! 初美お姉ちゃんに憑いてるモノも祓って!!」

    「残念ながら、私には祓えないですね」

    「嫌あぁあああ!!!」

    50 = 6 :

    京太郎(……俺は、今不思議な光景を目にしている)

    初美「まったく、霞ちゃんの軽はずみな行動で、一体どれだけみんなが心配したと思ってるんですかー!!」ガミガミ

    「ごめんなさーい!!」グスグス

    京太郎(それはまるで、娘に怒られて正座で大泣きしてる母親のような、そんな光景だった……)

    「すいません、お待たせしてしまって」

    京太郎「いえ、それはいいんですが……あの、お聞きしますが、あの子も10歳ってことは……」

    「残念ながら、ハッちゃんはれっきとした高校三年生です」

    京太郎「マジかよ……」

    初美「それに、もし霞ちゃんの正体がバレれば、姫様に迷惑が掛かるんですよー!!」ガミガミ

    「うぅ……分かってますぅ……」グスリ


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