元スレP「音無さんですね。よろしく」小鳥「は、はい…」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 :
俺の分も頼むわ
102 = 42 :
妹とかいうやよい
僕にください
103 :
「兄さん、今日も大量でした」
104 :
ちなみに夜10時以降はテレビに出れないアイドルの方が多いからな
105 :
.
106 = 1 :
昨日余った魚握ってやったらまたかとか言われた
腹がたつ
107 = 12 :
俺も今妹と冷やし中華食ってるわ
108 = 1 :
>>104
テレビにも年齢的なサムシングあるの?
110 = 1 :
>>109
こまけえことはいいんだよでここは一つ
ドラマ主役まこりんにしちゃったし
111 = 98 :
創作な上にSSだからそのへんのリアリティはいらないです
112 = 1 :
小鳥(今のうちに律子さんメモを再確認しておこう)
小鳥(まず予算についてですが、相手からしても、一応のエリートというメンツがありますから、基本的に予算はあまりにも低くしてくることはありません、一応別紙に表は作っておいたので、表に書いてある数字を割らないかぎりはOKです
もしも割ってくるようなら連絡を下さい
それ以上に大事なことが、絶対に一人のアイドルのみを主役にはさせないことです、これは、絶対に阻止しなくてはなりません、理由はいくつかありますが、一番は、アイドルの疲労です、これについては、最初の方で恐らく相手にも伝わるでしょう
もう一つは、765プロのアイドル全員を24時間テレビという舞台に出すことです、経営からみれば下手な鉄砲数打ちゃ当たる作戦、私個人から見ればきちんとみんなにチャンスをあげたいから、ですね
また、相手からしたらやはり演技力が高いアイドルを使いたがるでしょう、それにより、765プロのイメージが一部のアイドルのみに凝り固まるのは避けなければなりません、大手ならともかく、私たちはまだ弱小ですので、チャンスをつぶすことになりかねませんからね
ということで一人のアイドルの乱用には気をつけて下さい
114 = 1 :
小鳥(ぴよっ!分かりました!それだけに気をつければいいんですね!)
偉いディレクター「ふむう、とこれで監督、765さんのアイドルたちは演技はどうですか?」
偉い監督「良い意味でも悪い意味でも、個性がありすぎるな、生かせたら相当な武器になるだろうが、逆に生かせきれない場合毒になる」
偉い人「ではどうするのです?」
偉い監督「必然的に、一人のキャラを掘り下げる形にせざるおえないだろうな、まあ、主役級のアイドル数人と、あとはチョイ役あたりが妥当だろう」
偉いディレクター「では、その方向で」
小鳥(へ?こ、これはヤバいっ!)
小鳥「ちょっ!ちょっと待って下さい!」ガタッ!
小鳥(あうう……皆の視線を受けちゃってる……これが逆に快感に……ってそんなこと言ってる場合じゃない!)
偉い人「……なんですか?765プロさん」
115 :
続き気になるんだけど
いいところなんだからはよしろしてください
116 = 1 :
小鳥「え、えっと、できれば全員出るような形にできないですか?」
偉い監督「……さっきも言ったでしょう、私の方からしたら、あまりにも多いキャストは出来が悪くなる可能性があります、脚本家にも負担がかかりますし、全員を完璧に出すのは不可能に近いです」
小鳥「で、でもほら!先ほど言ったようにアイドル達にも疲労がありますし!あまり役者をしぼりすぎるのも!」
偉い監督「……わかりました、それでは、昼と夜のダブル主人公で行きましょう、昼のエージェントの表の世界を、夜に裏の世界を描写する、これでどうですかな?」
偉い人「おお、それは」
偉いディレクター「おもしろくなりそうですな」
偉い監督「では、このような形でどうでしょうか?」
小鳥(……ダメだ、私には着地点が分からない!
今出された条件が良いのか悪いのか、もっと引き出せる案件なのか、こちらがなにか譲歩するレベルの条件なのか、全く分からない!
もっと、私に経験があったなら違うのかもしれないけど……いや、今ここで私がそんな事言ったって変わらない、とにかく、この件についてもう少し時間を伸ばして……)
バンッ!
P「申し訳ありません!失礼します!」
117 = 12 :
速度上げるか一区切りついてから書きためした方がいいかもしれんな
118 = 59 :
見てます
119 :
この小鳥遊さんは二十代前半
120 = 1 :
小鳥「へっ?なんで……」ヒソッ
P「ごめん、待たせたね」ヒソッ
P「えっと、アイドル達のキャストについての話、でしたよね?」
偉い監督「……ええ、そうです」
P「それなら、先ほど脚本家の方と話してきました、全員を完璧な形で出すことができるそうです」
小鳥「なっ!?」
偉い監督「なんだとっ!?」
P「……それでは、もう少し話を詰めて行きましょうか」ニコッ
121 = 1 :
会議終了後
小鳥「……」
P「ふうっ、なんとか終わったな」
小鳥「……すいません」
P「ん?ああ、ダブルブッキングのこと?気にしちゃいけないよ、あの程度のトラブル、よくあることさ」
小鳥「いえ、それだけじゃありません」
P「……じゃあ、どうして?」
小鳥「……役たたずですいません」
P「……役たたずって?」
小鳥「……だって、そうじゃないですか」
125 = 1 :
小鳥「今回の事です、私がやってること、がんばったことは、プロデューサーさんの頑張りと比べたら、ほんのちょっぴりなんだなって」
P「そんなことないよ」
小鳥「そうじゃないですか、私があの監督さんから引き出した条件と、プロデューサーさんが提示した条件、天と地の差です」
P「それは、君が時間を稼いでくれたからで」
小鳥「そもそも、私がミスしなきゃ時間が足りなくなることもありませんでした」
P「……」
小鳥「私にもっと経験があったら、私がもっと早くこの世界に入っていたら!こんな無力に思うことはなかったかもしれないのに!」
P「一つだけ、言っていい?」
小鳥「……なんですか?」
P「あの紙束のエベレスト、あれ、いつの間にか無くなってたけど片づけたのは誰だい?」
小鳥「……私ですけど」
P「そもそも、仕事がまったく分からなくてなくてその日その時だったのをタイムスケジュールにしてくれたのは誰だい?」
小鳥「……私ですけど」
128 = 1 :
P「入った初日に律子さんの書類を纏めてくれてん三日目のイベントでお金の処理をしてくれて、五日目に急に決まったYAYOIキッチンのコーナーのためがんばってくれたのは誰だい?」
小鳥「……」
P「音無さんは頑張ってるよ、俺には出来ない事も一杯やってる、正直、嫉妬してしまうほどに」
小鳥「へ?」
P「知ってるかい?音無さんがきてから、ウチは劇的に良くなったんだぜ?なにもかも手不足だったのに、君が現れてから、やりたいことを君に言えば、どうすればいいか指示してくれるようになった」
小鳥「あ……」
P「ほら、君が役たたずな訳ないじゃないか、もっと、自分は凄いって誇ればいいよ」
小鳥「……まったく、女たらしです」
P「ええっ!?」
小鳥「ほらっ!事務に行きますよ!まだまだ仕事はありすぎます!」
P「ちょっ!ちょっとまってくれよ!」
小鳥「……ありがとう」ポソッ
P「へ?」
小鳥「なんでもありません!行きますよ!」
130 = 1 :
一ヶ月後 PM8:00
小鳥「……ふう、なんとか終わりました」
小鳥「でもこれで!ついに!」
テレビ小鳥「「5・4・3・2・1!」」
テレビ小鳥「「24時間テレビ!スタートです!」」
小鳥「やったー!ついに始まりましたよ!今日は夜更かししちゃいます!」
131 = 1 :
PM8:15
小鳥「いやー!仕事場で飲むビールは旨いっ!」
小鳥「ビール×からあげクン×ポテトチップス!明日は胃もたれがすごいぞー!」
ファックス「ガガガッ!ガビッ!ガービー!」
小鳥「あっはっはっはっ!気分サイコーです!あっはっはっはっ!」
ファックス「ウィーンウィーンウィーンウィーン」
132 = 1 :
PM9:00
小鳥「おおっ!CMの後に『エージェント夜を往く』初回ですか!これは絶対見なければ!」
小鳥「あ、でもその前にといれー!3番!」
小鳥「えへへー!……ん?なんですか?このファックスは?」
小鳥「……え?『エージェント夜を往く』完成台本?まだ完成してなかったの?」
小鳥「え?なんで今これがこっちにあるの?」
小鳥「……まさか」
134 = 1 :
PM9:10
プルルルル!プルルルル!ガチャ
小鳥「あのー律子さん」
律子「あっ!そっちに『エージェント夜を往く』の完成台本きてない!?」
小鳥「き、きてます!」
律子「ホント!?よかった!脚本家が突然ストーリーを変えるって言い出して!監督もそのつもりで道具用意してたみたいで!その原稿ファックスで送ってちょうだい!」
小鳥「……無理です」
律子「へ?」
小鳥「長期間使用によりファックスが壊れました!」
135 = 30 :
ほっしゅ
136 = 1 :
PM9:15
律子「えっ!ええ~~!」
小鳥「どうしましょう!台本を見る限り変わるのは第4部からみたいです!」
律子「4部……12時30分からね」
小鳥「つまりそれまでに……」
律子「ええ!なんとしても!なんとしてもこっちに届けて頂戴!頼んだわよ!」
小鳥「ラジャー!」
137 = 1 :
訂正
厳密にはAM0:30です
138 = 30 :
ホッシュ
139 = 1 :
PM9:25
小鳥「脚本家に電話して送り直してもらおう!」
プルルルル!プルルルル!
プルルルル!プルルルル!
小鳥「出ないっ!なんで!?」
小鳥「いや、よく考えてみて、書き終わった原稿、送り間違えるほどの状況これを併せて考えると……」
小鳥「……寝てる……ってことですね、エヴァ、完全に沈黙です……」
140 :
小鳥さんは事務所開いた時からだしその内長老って呼ばれるのかな
141 = 1 :
PM9:30
小鳥「ま、まだっ!ファックスが壊れても電子データに直せば!タイピングさえすれば何とかなる!」
小鳥「律子さん、メールにして送ります!送信!」
小鳥「……なっ!」
小鳥「サーバー負荷のため送信……できない……」
小鳥「……まだっ!まだぁっ!」
142 = 41 :
支援は紳士のつとめ
143 = 12 :
タイピングて……
普通PDFやろ……
144 = 1 :
やばい
145 = 1 :
PM10:00 駅
小鳥「で、電車なら!って、なんでこんなに人が一杯なの!?」
駅員「申し訳ありませーん!ただ今人身事故により遅れが出ておりまーす!」
小鳥「そ、そんなぁ、ここまで……」
小鳥「……っ!諦めちゃダメっ!タクシー!!」
146 = 95 :
トラブルが降って沸いてきてる
147 = 12 :
ハム蔵さんならなんとかしてくれる
148 :
こういう時に速そうなのはバイク便かなあ
149 = 1 :
PM11:00
小鳥(な、なんとか乗ることが出来た……)
小鳥(危なかったけどこれでなんとか、11:30には付くことができる……)
キキーッ!!
小鳥「ピヨッ!?」
運転手「あーっダメだわー!お盆だから渋滞してるなこりゃ!」
小鳥「……ます」
運転手「まあ一時間半もすりゃ渋滞抜けるからそうすりゃあとちょっとで……え?」
小鳥「降りて走りますから早くしてください!」
運転手「へっへい!」
150 = 1 :
PM11:30
小鳥「ハアッ!ハアッ!ハアッ!」
小鳥(胸が痛いっ腕が言うことを聞かない!胃袋は悲鳴をあげてるっ!でもっ!でもっ!)
小鳥「これだけは!なんとしても届けるんだぁ!」
小鳥(いやだ!もうっ!あんな風に弱音をはきたくない!絶対に御免です)
小鳥「言うことを……!聞いてよっ!私の体ぁ!」
コケッ!
小鳥「あっ……」
ズザァァァァ!
小鳥「あぁぁぁぁぁ!!」
小鳥(痛い!痛い!痛いっ!……でもっ!)
小鳥「あの時と比べたら痛くない!立て!私!もう、私は役たたずじゃないっ!」
みんなの評価 : ★
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