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元スレ春香「千早ちゃんが指輪をつけて事務所に来た」

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1 :

ガチャッ



春香「おっはようございまーす!」



…………



春香「あれっ」


春香「良い朝ですね! 天海春香です! おはようございます!」



…………




春香「あれっ?」

2 = 1 :

「……おはよう、春香……」

春香「あ、おはよう真……どうしたの?」

「ああ、うん……」

春香「なんか、事務所の雰囲気が暗いっていうか」

「…………」

春香「朝イチで見ちゃいけないものを見ちゃったって感じなんだけど」

「うん……実は、ちょっと困ったことがあって」

春香「困ったこと?」

「千早が……」 チラッ

春香「千早ちゃんが?」 チラッ




千早「ふふっ……ふふっ、ふふふっ……」




春香「あぁー」

3 :

千早はキチガイという風潮

4 :

どうせ見飽きた展開なんでしょ

5 :

プラチナの首輪でもつけてろ

6 = 1 :

「朝からあんな感じでさ」

春香「うーん……でも、別に珍しいことでもないよね?」

「……まあね」

春香「千早ちゃん、嬉しいことがあるといつもあんな感じだし」

「それはそうなんだけど、今回はちょっと」

春香「?」

「千早をよく見てもらえばわかるよ」

春香「う、うん……」




千早「大好きはーにぃ……未来はなーにいーろ……♪」




春香「いつも通りじゃないかなぁ」

「もっとよく見て」

8 :

いとしいしと?

9 = 1 :

 
春香「うん……あれ?」

「…………」

春香「指輪だね」

「うん、指輪だよ」

春香「しかも、左手の薬指につけてるね」

「うん、左手の薬指に」

春香「…………」

「…………」

春香「あっ、これは一大事だね」

「だからそう言ったじゃないか」

11 = 1 :

 
春香「えっと、他の人は……」

「みんな、急な出来事にびっくりしちゃって……」



雪歩「うぅ……お茶、誰かお茶はいりませんか……お茶……」 ウロウロ

貴音「響っ、響はまだですか、響……」 オロオロ



春香「あぁ……」

「朝からこんな調子でさ……」

春香「雪歩はともかく、あんなにおろおろしてる貴音さんは初めて見たかも」

「朝からクッションを抱きしめて離さないんだ」

春香(ちょっと可愛いかも)

12 = 1 :

 
「それで、春香にお願いがあるんだけど」

春香「うん」

「ちょっと、千早に話を……っていうか、ツッコミを入れてきて欲しいんだ」

春香「私が?」

「竜宮組は朝から収録に行ってて、他に頼める人がいないんだよ……」

春香「あ、律子さんたちいないんだ」

「事務所に戻るのは夕方なんだって」

春香「えっと、小鳥さんは?」

「小鳥さんなら、あそこで……」

春香「……あー……」

「…………」

春香「……確か、あれって『見ざるの姿』って言うんだよね」

「もう、何も見たくないって……」

14 :

15 = 1 :

 
「千早の指輪を見たときの小鳥さん、すごかったんだよ」

春香「そうなの?」

「うん、何て言うか……」

「あ、ヴァンパイアに十字架を見せたらこういう表情をするのかな、って感じの……」

春香「わかりにくそうでわかりやすいなぁ」

「そういうわけだから、春香にお願いしたいんだ」

春香「うーん……うん、わかった!」

「やっぱり春香はこういう時に頼りになるね」

春香「えへへっ、千早ちゃんのことなら私に任せてよ!」

17 = 1 :






春香「ちーはーやーちゃんっ! おはよう!」

千早「…………」

春香「千早ちゃん?」

千早「はい……はい、誓います」

春香「千早ちゃん」

千早「? あ、春香……おはよう」

春香「うん、おはよう千早ちゃん」

千早「ごめんなさい、気が付かなかったわ」

春香「ううん、こっちこそ。妄想結婚式の邪魔してごめんね」

18 :

妄想結婚式の語呂がよすぎて吹いた

19 = 1 :

千早「何事も、リハーサルは大事だから」

春香「リハーサル……リハーサルかぁ」

千早「ええ」

春香「うん、ものは言いようだね」

千早「ふふっ、春香は今日も元気ね」

春香「えへへっ、私の取り得だもん!」

千早「でも、事務所のみんながどこか暗いのはどうしてかしら」

春香「千早ちゃん?」

千早「なに?」

春香「心当たりは無い?」

千早「心当たり……ごめんなさい、思いつかないわ」

春香「無いんだ」

千早「ええ」

春香「そっかぁ」

20 :

あんたのssはすごく好きだ
いつも楽しませてもらってる

21 :

支援は紳士のつとめ

22 :

妄想結婚式
想像妊娠
そして赤ちゃんの人形見せて「パパでちゅよぉぉぉ」とか

23 = 1 :

千早「ライブも近いし、みんな緊張しているのかしら……」

春香「緊張と言うか、緊迫に近いと思うんだけど」

千早「?」

春香(……どうしよう)

春香(いざとなったら、どうやって話を切り出せばいいのかわかんないよ……)

千早「ねえ、春香」

春香「うん?」

千早「今日のみんなは、いつもと少し違うように見えるけれど」

春香「うん」

千早「今日の私も、いつもと少し違うと思わない?」

春香「…………」



春香(どうしよう、まさか自分から切り出してくるなんて)

24 = 1 :

 
千早「…………」 ジッ

春香(すごく期待されてる……)

千早「春香?」

春香「えーっと、その……今日の千早ちゃん、ちょっとおしゃれな感じ、かなぁ?」

千早「そう? ……ふふっ、そうかしら」

春香(しかも、すごく嬉しそう……)

千早「具体的には?」

春香「えっと、ちょっと押しが強いかなーって」

千早「そう? それで、他には?」

春香(本当に押しが強いなぁ)

25 = 1 :

 
春香「えっと、えーっとね……」

千早「…………」 チラッ チラッ

春香(千早ちゃんがさりげなく指輪をアピールしてくる)

千早「私も、少しアクセサリーに気を遣ってみようと思って」 チラッ チラッ

春香(これはもうバーストアピールですよ、バーストアピール……)

千早「春香?」

春香「あっ、うん、その……えーっと」

千早「…………」

春香「…………」

千早「…………」

春香「……その指輪、すっごく綺麗だね」




春香(負けました)

26 :

もしかしてパッドの奴書いた人?

27 :

バストアピールって…

29 :

ガリハゲの人?

30 = 3 :

○○の人?
はい、○○です


うん

31 = 1 :

 
千早「ええ、すごく綺麗よね……ふふっ、綺麗……本当に、本当に綺麗……」

春香「千早ちゃん」

千早「なに?」

春香「えっとね、その……つ、つける指が、ちょっと違うんじゃないかなーって!」

春香(ごめん真、これが私の精一杯だよ……)

千早「……これ、おかしいのかしら?」

春香「う、うん……その、左手の薬指っていうのは、ちょっと」

千早「ちょっと?」

春香「ぷ、プロデューサーさんもびっくりしちゃうんじゃないかなぁ、あははっ」

千早「それなら大丈夫よ」

春香「えっ」

千早「この指輪、プロデューサーがくれたの」

春香「そっかぁ……えっ」

千早「…………」

春香「……えっ」

32 :

ふむ

33 :

 
千早「ふふっ、指輪……プロデューサーがくれた、指輪……ふふっ」

春香「千早ちゃん待って、ちょっと待って」

千早「なに?」

春香「その指輪、貰ったの?」

千早「ええ」

春香「プロデューサーさんに?」

千早「ええ」

春香「…………」

千早「ふふっ、春香ったらどうしたの?」

春香「えっとね、千早ちゃん。念のために聞きたいんだけど」

千早「?」

春香「妄想じゃなくって?」

千早「ええ、リハーサルじゃないわ」

春香「うん、そうそうリハーサル……あっ、リハーサルじゃないんだ」

34 = 33 :

 
千早「ふふっ、うふふ……」

春香「ご、ごめんね千早ちゃん! 私、真に用事があったんだ!」

千早「そうなの? ごめんなさい、引き止めてしまって」

春香「ううん、気にしなくていいよ……それじゃ」

千早「ええ」











「……どうだった?」

春香「うん、とりあえず一大事どころじゃなさそうだよ」

35 = 33 :

 
雪歩「うぅ、誰かお茶、お茶はいりませんか……冷めちゃいますよぅ……」 ウロウロ

「ゆ、雪歩! お茶ならボクが貰うから!」

貴音「響、ああ響っ……今すぐ響を抱きしめねば私は、わたくしはっ」 オロオロ

春香「た、貴音さん落ち着いて!」

小鳥「……見えない……何も見えないの……」

「小鳥さんも、早く顔を上げてくださいよ!」

小鳥「……まっくらくらーいくらーい……」

春香「余裕があるのか無いのかどっちなんですか!」






千早「なんだか、事務所の雰囲気が少し賑やかになってきたわね」

36 :

支援は紳士のつとめ

37 = 33 :

 
小鳥「私もね、もう先を越されるなんてことには慣れたつもりだったけど……」

春香「…………」

小鳥「まさか、一回り年下の子に先を越されるなんて、そんな」

「…………」

小鳥「そんな現実、耐えられないの! だからもう何も見ないわ!」

春香(……本気で泣いてる……)

(これはそっとしておいてあげた方がいいのかな……)

春香「! そうだ、こういう時は……」

「春香、誰にメール?」

春香「これはもう、プロデューサーさんに直接聞くしかないよ!」

「そ、そう……だね」

春香「このままじゃプロデューサーさん、自分でも知らないうちに人生プランが決定しちゃうよ!」

(もう手遅れじゃないかなぁ……)



千早「……きゅんきゅんっていうの……これってなぁに……♪」

38 :

事務所のみんなって四条のことなんて呼んでんだろな?

39 :

ちーちゃんが可愛いからよし(現実逃避

40 = 33 :

春香「もう少しで事務所に着くらしいから、外で待ってるね」

「う、うん……」

春香「中のことは真に任せるから、頑張って!」

「うん……えっ」




バタン



雪歩「お、お茶を……誰か、お茶を飲みませんかぁ……」 ウロウロ

貴音「響、響はまだですか……落ち着きません、響を抱かなくては落ち着きません」 オロオロ

小鳥「私は逃げるの、この現実から! 私にはそんな生き方しかできないから!」 

千早「……ずっと見てて、ぜったいよ……♪」




「……えっ」

41 :

任されても難易度高いよな

42 = 33 :






「やよいを送ってきたから、少し遅くなったな……」

春香「ぷ、プロデューサーさんっ!」

「ん? ああ春香、おはよう」

春香「は、はい、おはようございます」

「ドアの前でどうしたんだ? とりあえず中に……」

春香「そ、その前にですね、プロデューサーにお話が」

「話? それなら、尚更中に」

春香「で、できれば誰もいない所の方が……」

「? じゃあ……屋上でもいいか?」

春香「は、はい……」

43 :

面白い

44 :

前々から思ったんだけどお前らが想像してるPってアニメ版のあのメガネのP?

45 = 33 :

 
 
 
「それで、話って何だ?」

春香「えーっとですね、今日……その、千早ちゃんが」

「千早が?」

春香「指輪を、そのー……着けて来まして」

「ああ、あの指輪か!」

春香「多分、その指輪だと思います」

「そっかー、じゃあ千早も喜んでくれたんだな!」

春香「そ、それはもう」

「そうかそうか、それは良かった!」

春香「よ、良くありませんよ!」

46 :

>>44
Pヘッド

47 :

>>44
だいたいPヘッドだろ

48 :

やっぱりPヘッドなんだ……

49 = 33 :

「いやー、千早ってさ、あんまりアクセサリーとか見につけないだろ?」

春香「それはまあ、そうですけど」

「それで、今年の誕生日はちゃんとお祝いしてやれなかったし」

春香「は、はあ」

「そのお詫びも兼ねて、何かプレゼントしてあげようと思ってさ」

春香「それで指輪を?」

「ああ!」

春香「だ、だからって指輪は……他のアクセサリーじゃ駄目なんですか?」

「それも考えたんだけど、千早ってちょっと肌が弱いらしくてさ」

春香「そうなんですか?」

「ああ、だから金属をずっと肌につけてると赤くなっちゃったりするらしいんだ」

春香「そ、そうだったんですか……」

「うん、指以外は」

春香「指以外は!?」

50 = 41 :

なんというピンポイント


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