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    元スレ京太郎「おもちぶらり旅?」玄「はい!」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 京太郎 + - + - 松実玄 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 1 :

    京太郎「まぁ諸事情はこのへんにして」

    「ん」

    京太郎「それじゃあ。 早速岩手に向かいましょう」

    「おー!」




    ――――
    ―――
    ――

    53 = 1 :

    ――岩手


    「到着っ」

    京太郎「えっ。もう?」

    「うん。もう」

    京太郎「……えぇ……」

    「なにか?」

    京太郎「いや、もっとこう……岩手までの道のりの情景とか……なんか無いんすか」

    「だって玄さん起きてたの最初の30分だけでしたもん」

    京太郎「いやまあそうでしたけど」

    「朝早くに奈良から長野まで来て眠かったんですもん!」

    京太郎「……」

    「特に電車内で何かあったわけでもないでしょ?だから省略! いっぱい寝て元気いっぱいだし!」

    京太郎「はぁ」


    京太郎「もう夜なんですけどね」

    56 = 1 :

    「せっかくいっぱい寝たのにね」

    京太郎「俺ちゃんと言いましたよ。 明日がバイトだって」

    「まーまーまー! 細かいことはいいのです!」

    「それより宿行こう! 宿!」

    京太郎「そうしますか」


    「~♪」ウキウキ

    京太郎「……言っておきますけど、普通の旅館っすよ?」

    「むふふ。 私、自分のウチ以外の旅館見たこと無いんだ」

    京太郎「ああ。そういや玄さんちの実家、旅館でしたっけ」

    「言うほど人も来てなかったけどね。 あはは~」

    59 = 1 :

    ――旅館


    「普通だね」

    京太郎「普通っすよ」

    「ウチと同じくらいだよ」

    京太郎「まぁ安いんで」

    「………………」

    京太郎「……そんなにしたかったんすか? 卓球」

    「うえっ!?」

    京太郎「寝言で『お風呂上りは卓球ぅ……』ってうるさかったから……」

    「うわぁ! は、恥ずかしい!」

    京太郎「……ちなみに、温泉もありません」

    「 えっ 」 

    京太郎「……だから『炎の湯煙おもち祭り~in岩手』もできません」

    「 」

    60 :

    この2人は俺得カップル

    61 = 1 :

    ――翌朝


    「…………ほはよぅ……」

    京太郎「お、おはようございます。 朝食は7時なので顔でも洗ってきては?」

    「うん……そうする~……」

    京太郎「…………」

    京太郎「目を赤くするくらい泣く程悔しかったとは……」


    ――朝食


    「うひゃぁ京太郎くん! 見てコレ!お雑煮! おもちだよおもち!」

    京太郎「おもちですよ」

    「今まで隠してたけど、わたし玄さんはおもちのある物を見るとなんでも元気が湧くのですっ」ドヤッ

    京太郎「はぁ」

    「いまならなんでも出来る気がする~!!」クルクル

    京太郎「…………」

    京太郎(よくわからん人……)

    62 = 1 :

    64 = 47 :

    うむ

    65 = 47 :

    67 = 35 :

    保守するしかないな

    68 :

    ほぅ

    69 = 1 :

    ――道中


    「そういえば、今って夏なのに岩手は涼しいね」

    京太郎「やませの吹く時期ですからね。 奈良や長野よりは涼しいでしょう」

    「見るから見るまでみーんな田んぼと畑ばっかだし」

    京太郎「国内自給率100%を超える数少ない県の1つですしね」

    「山もあって海もあって。 いいところだね」

    京太郎「古くから穀物に畜産業、漁業が盛んらしいですよ。 ワカメ養殖では全国1位ですし」

    「へー。ワカメが」

    京太郎「はい。ワカメが」



    京太郎「っと。着きましたよ」

    「ほほぅ。 ここが噂の…………」

    70 :

    ふんふむ

    71 = 17 :

    ワカメのことまこっていうのやめろよ!

    72 = 1 :

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    「コンビニ!!?」

    京太郎「朝方、宮守の顧問のトシさんから単三10個入り買っといてって言われまして」

    「び、びっくりしたぁ……。なんだパシられただけかぁ……」

    京太郎「岩手に来てまさかこんなに早くパシられるとは思いませんでしたよ」

    73 = 47 :

    まこまこ

    75 = 1 :

    ――宮守女子高校



    京太郎「そんなわけで到着」

    「あっさり着いたね」


    トシ「来たね京太郎。遠い所からご苦労さん」

    京太郎「あ、いえいえ。 出迎えありがとうございます、トシさん」

    京太郎「これ、単三です」スッ

    トシ「ああ、ご苦労さん」

    京太郎「そんで。 こちら、同伴の」

    「松実玄です。 よろしくお願いします!」

    トシ「ようこそ宮守へ。 私は麻雀部顧問の熊倉トシ。よろしくね」

    「はい!」

    トシ「うん。 良い返事だ」

    76 = 19 :

    BBA俺だー結婚してくれー(棒)

    77 :

    トシさんのおもち力や如何に

    78 = 1 :

    ――宮守女子高校:麻雀部室


    トシ「ここがうちらの麻雀部」

    「部員、いらっしゃらないんですね」

    京太郎「そりゃまだ9時ですし」

    トシ「ああいや、一人来てるよ」



    ガチャッ

    エイスリン「タダイマ戻リマシタ!」


    トシ「この子がね」

    80 = 1 :

    京太郎「おおっ」

    「外人さんだっ」

    エイスリン「? ドチラサマ?」

    トシ「おかえりエイスリン。 この二人は……」

    京太郎「今日と明日の二日間、麻雀部の雑用バイトを受けた須賀京太郎です」

    「同じく、松実玄です」

    エイスリン「ザツヨーバイト?」

    トシ「言ってしまえばお手伝いさん。 メイドみたいなもんだよ」

    エイスリン「メイドッ!」

    トシ「ほら、自己紹介しな」

    エイスリン「ハイッ!」

    81 = 19 :

    天使きたー

    83 = 35 :

    しかしおもちはない

    84 = 1 :

    エイスリン「エイスリン・ウィッシュアート デス! エイスリンッテ呼ンデクダサイッ」

    エイスリン「須賀クン! 松実サン! ヨロシクオネガイシマス!」ペコリ

    スッ
    (握手の絵)

    京太郎「あ、ども」

    「よろしくお願いしまーすっ」



    トシ「とりあえず午前中は部室と小道具の清掃をお願いする。 そこの掃除道具を好きに使ってくれ」

    トシ「私は教員室で仕事してる。 それじゃあ、頑張るんだよ」

    京太郎「はいっ」

    「了解ですっ」

    京太郎「んじゃ玄さんは窓を。 俺、床掃いてます」

    「がってん!」

    85 = 1 :

     サッサッ

    京太郎「……意外とホコリ少ないな。 これなら廊下の掃除も出来るかも……」

    エイスリン「…………」

     クイクイッ

    京太郎「ん。 あ、エイスリンさん」

    エイスリン「ワタシモ掃除、テツダイマス!」

    京太郎「え? そんな、いいですよ」

    エイスリン「テツダイマス!」フンスッ

    京太郎「……あー。 じゃあ牌磨きをお願いしますか?」

    エイスリン「ハイッ! マカセテクダサイ!」


    エイスリン「……」キュッキュッ


    京太郎「……いい子だなぁ……」

    89 = 1 :

    「京太郎くんちょっとちょっとっ」クイクイッ

    京太郎「ん」

    「コレ見てコレっ」

    京太郎「? なんすか」

    「じゃーんっ」スチャッ

    京太郎「……伊達眼鏡?」


    「 おもちスカウター です」


    京太郎「は?」

    「これを通しておもちを見ると、相手の【おもち力】が解るという優れ物なのです」フフン

    京太郎「はぁ………」

    「ちなみに玄さんにしか使えませんっ」

    京太郎「……いいんじゃないですか?」

    京太郎(どうでも)

    90 = 19 :

    これはクロチャーですね
    玄さんじゃないです

    91 = 86 :

    さすがやで……

    92 = 1 :

    「というわけで早速エイスリンさんのおもち力チェック!」

    京太郎「……」

    エイスリン「……」キュッキュッ

    「ピピピピピ」ジー

    京太郎「自分で言うんですか」

    エイスリン「……」キュッキュッ

    「ん……ん……んー……デン!」

    「出ました! おもち力49! 一般人レベルですねー」

    「可もなく不可もなし。 誇れもしないし蔑まれもしない。 普通も普通ですね」フンフム

    「どうですっ京太郎くん!」クルッ


    京太郎「エイスリンさん、床掃除終わったんで手伝いますよ」

    エイスリン「ワァ! アリガトウゴザイマス!」


    「………あれー?」

    93 = 39 :

    クロチャーに、ときたま竜華とかも混じってる
    あと京太郎はともかく、クロチャーは雑用の一環の代打ちはできないんだよなー
    ほんとにただ雑用とおもちのためにきた感じ

    96 = 82 :

    雑用根性のせいで目的が雑用することになってるな

    97 = 1 :

    京太郎「ふぅ。 あとは雀卓とイスの清掃かな」

    エイスリン「雀卓モ掃除スルンデスカ?」

    京太郎「牌詰まりを起こさないようにとかセット時間が短縮できるようにですね。 ちょっと面倒ですよ」

    京太郎「なのでエイスリンさん。 後は俺だけで……」

    エイスリン「テツダイマスヨ!」

    京太郎「……それじゃあ、サイコロん所のビスを開けてもらえます? これ、ドライバーです」

    エイスリン「マカセテクダサイ!」グッ


    「……なんかいいムードだなぁ……」


    ガチャッ

    豊音「おはようございまーすっ」

    「あら? お客さん?」

    シロ「……誰……」


    「!!」

    99 :

    というかクロチャー、そこは率先して手伝おうよ

    100 = 1 :

    ―――
    ――


    「須賀くんに松実さんね。 お疲れ様」

    豊音「バイトかぁー。 お疲れ様ですっ」

    シロ「掃除とかダル……」

    京太郎「雀卓は今メンテ中ですので、すいませんがあと小一時間程かかります」

    京太郎「なのでその間は待っててもらうしか……」

    「ふうん」

    「……それで? 私たちは何をすればいいの?」

    京太郎「えっ。 それじゃあ俺らの意味が……」

    豊音「そうだねー。皆の物なんだから皆で掃除しなきゃねー」

    京太郎「皆さん……」


    シロ「……」ソロリ...

    「こーら。 逃げようとしないっ」グイッ

    シロ「……ダル……」


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