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元スレ夏奈「アキラ。面白いゲーム貸して」アキラ「ギャルゲはどうです?」
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夏奈「アツコがいたぞ」
アツコ『うーん……うーん……』
春香「本が取れないのね。ゲームのアツコは背が低いみたいだから仕方ないか……」
夏奈「おや? これは……? ねー、ハルカー。なんか出たけど。取ってあげる、椅子を差し出す、何をしているか訊ねる……。どれを選べばいいんだ?」
春香「私なら取って欲しいかなぁ」
夏奈「いきなり本を取って来るってびっくりしないか?」
春香「そう?」
夏奈「ここは一度、訊ねるべきだな」
春香「でも、何をしようとしているのか一目瞭然なのに、訊ねてどうするの?」
夏奈「見たら分かるだろとかは言われないだろ」
春香「そう? まぁ、アツコならそうかもしれないけど」
夏奈「むしろアツコは急に取るほうが嫌がると思う」
春香「確かに」
夏奈「よし、訊ねよう」ピッ
アツコ『見たらわかるでしょ? あの上の本を取りたいの。そんなことも分からないの?』
アツコ『うーん……うーん……』
春香「本が取れないのね。ゲームのアツコは背が低いみたいだから仕方ないか……」
夏奈「おや? これは……? ねー、ハルカー。なんか出たけど。取ってあげる、椅子を差し出す、何をしているか訊ねる……。どれを選べばいいんだ?」
春香「私なら取って欲しいかなぁ」
夏奈「いきなり本を取って来るってびっくりしないか?」
春香「そう?」
夏奈「ここは一度、訊ねるべきだな」
春香「でも、何をしようとしているのか一目瞭然なのに、訊ねてどうするの?」
夏奈「見たら分かるだろとかは言われないだろ」
春香「そう? まぁ、アツコならそうかもしれないけど」
夏奈「むしろアツコは急に取るほうが嫌がると思う」
春香「確かに」
夏奈「よし、訊ねよう」ピッ
アツコ『見たらわかるでしょ? あの上の本を取りたいの。そんなことも分からないの?』
千秋「ただいまー」ガチャ
夏奈「なんだ、このアツコ!! 折角のプレゼントを可愛くないだとぉー!!」
春香「アツコ、酷いわ」
千秋「あの……。ハルカ姉さま? 何を……?」
春香「あ、チアキ。おかえりっ!」
千秋「は、はぁ……」
夏奈「チアキぃー!! きいてくれ!!」
千秋「どうした、お前はいつも騒々しいな」
夏奈「このアツコがとんでもない悪女なんだよ!!!」
千秋「ぁえ?」
アツコ『こんな可愛くないプレゼントなんて別に嬉しくないんだからね!!』
夏奈「どーおもう!?」
千秋「そんな恩知らずな女、捨てればいいじゃないか。何を拘っている」
夏奈「……それもそうか。ほっとけばいいのか。ありがとう、チアキ」
千秋「うむ」
夏奈「なんだ、このアツコ!! 折角のプレゼントを可愛くないだとぉー!!」
春香「アツコ、酷いわ」
千秋「あの……。ハルカ姉さま? 何を……?」
春香「あ、チアキ。おかえりっ!」
千秋「は、はぁ……」
夏奈「チアキぃー!! きいてくれ!!」
千秋「どうした、お前はいつも騒々しいな」
夏奈「このアツコがとんでもない悪女なんだよ!!!」
千秋「ぁえ?」
アツコ『こんな可愛くないプレゼントなんて別に嬉しくないんだからね!!』
夏奈「どーおもう!?」
千秋「そんな恩知らずな女、捨てればいいじゃないか。何を拘っている」
夏奈「……それもそうか。ほっとけばいいのか。ありがとう、チアキ」
千秋「うむ」
夏奈「あれ? 卒業式になっちゃったよ? 私は誰と付き合えるの?」
千秋「これはバッドエンドだな」
夏奈「バッドエンド!? どうして!? 私は色んな女の子に愛情を振りまいたのにか!?」
千秋「お前のバカさ加減に愛想が尽きたのだろう」
夏奈「ゲーム内の女にまでバカにされるとは!! なんてことだぁー!!」
千秋「ん? まて、カナ。靴箱にラヴレターがはいっているようだ」
夏奈「ウに点々をつけるなって! で、内容は……」
千秋「伝えたいことがあります……。放課後、教室で待っています。意味深だな」
夏奈「藤岡に貰った果たし状に似ているな」
千秋「そうか?」
夏奈「行ってみるか。誰がいるのか……」
アツコ『……き、きたのね……』
夏奈「あれ、アツコだ」
千秋「これはあれだな。途中から無視し続けた結果、アツコに恨まれたんだな」
夏奈「それはつまり、私はアツコに殺されるのか?」
千秋「これはバッドエンドだな」
夏奈「バッドエンド!? どうして!? 私は色んな女の子に愛情を振りまいたのにか!?」
千秋「お前のバカさ加減に愛想が尽きたのだろう」
夏奈「ゲーム内の女にまでバカにされるとは!! なんてことだぁー!!」
千秋「ん? まて、カナ。靴箱にラヴレターがはいっているようだ」
夏奈「ウに点々をつけるなって! で、内容は……」
千秋「伝えたいことがあります……。放課後、教室で待っています。意味深だな」
夏奈「藤岡に貰った果たし状に似ているな」
千秋「そうか?」
夏奈「行ってみるか。誰がいるのか……」
アツコ『……き、きたのね……』
夏奈「あれ、アツコだ」
千秋「これはあれだな。途中から無視し続けた結果、アツコに恨まれたんだな」
夏奈「それはつまり、私はアツコに殺されるのか?」
アツコ『ずっと、言いたいことがあったの……。私……私……』
春香「カナ、見たい番組があるからそろそろやめてくれる?」
夏奈「そうだな。私はバッドエンドに興味はないんだ」ピッ
千秋「お前はどのゲームもまともにクリアできないのか」
夏奈「なんだとぉー!? あれはアツコが悪いんだぁー!!」
千秋「まぁ、確かにアツコの言動は色々とおかしかったからな」
夏奈「まさか、アツコがあんなやつとは思わなかったよ!!」
春香「ねえ、カナ。次にやるときはカナに似ている子を狙ってみたら?」
夏奈「自分を好きになれっていうのか?」
千秋「よかったな。お家芸じゃないか」
夏奈「なんだとぉー!?」
千秋「やるかぁー」
春香「やめなさい」
夏奈「ハルカ!! 明日、アツコに会ったらきちんと言っておいてくれよ!! プレゼントを貰ったらお礼を言えって!!」
春香「うん。分かったわ。言っておく」
春香「カナ、見たい番組があるからそろそろやめてくれる?」
夏奈「そうだな。私はバッドエンドに興味はないんだ」ピッ
千秋「お前はどのゲームもまともにクリアできないのか」
夏奈「なんだとぉー!? あれはアツコが悪いんだぁー!!」
千秋「まぁ、確かにアツコの言動は色々とおかしかったからな」
夏奈「まさか、アツコがあんなやつとは思わなかったよ!!」
春香「ねえ、カナ。次にやるときはカナに似ている子を狙ってみたら?」
夏奈「自分を好きになれっていうのか?」
千秋「よかったな。お家芸じゃないか」
夏奈「なんだとぉー!?」
千秋「やるかぁー」
春香「やめなさい」
夏奈「ハルカ!! 明日、アツコに会ったらきちんと言っておいてくれよ!! プレゼントを貰ったらお礼を言えって!!」
春香「うん。分かったわ。言っておく」
翌日 高校
マキ「ハルカー。おっはよー」
春香「おはよう、マキ」
アツコ「ハルカ、おはよう」
春香「おはよう、アツ――。……ねえ、アツコ?」
アツコ「な、なに?」
春香「プレゼントを貰っておいて、恩を仇で返しちゃだめだと思うの?」
アツコ「え? え?」
春香「こっちだって、一生懸命選んだのよ? それを可愛くないだなんて……そんなことも考えられないの?」
アツコ「あ、あの……えぇ……?」
マキ「こら、アツコ! プレゼントを貰ってそんなこと言ったの!?」
アツコ「そ、そんなこと……言ってない……」
マキ「人間じゃないね。アツコの血は何色なの?」
アツコ「ご、ごめんなさい……ハルカ……私……わたし……ごめんなさ、い……」
春香「あ、アツコ。冗談だから、本気にしないで……。ごめんね」
マキ「ハルカー。おっはよー」
春香「おはよう、マキ」
アツコ「ハルカ、おはよう」
春香「おはよう、アツ――。……ねえ、アツコ?」
アツコ「な、なに?」
春香「プレゼントを貰っておいて、恩を仇で返しちゃだめだと思うの?」
アツコ「え? え?」
春香「こっちだって、一生懸命選んだのよ? それを可愛くないだなんて……そんなことも考えられないの?」
アツコ「あ、あの……えぇ……?」
マキ「こら、アツコ! プレゼントを貰ってそんなこと言ったの!?」
アツコ「そ、そんなこと……言ってない……」
マキ「人間じゃないね。アツコの血は何色なの?」
アツコ「ご、ごめんなさい……ハルカ……私……わたし……ごめんなさ、い……」
春香「あ、アツコ。冗談だから、本気にしないで……。ごめんね」
マキ「なーんだ、ゲームの話か。まぁ、アツコがそんなこというわけないよねー」
アツコ「……」
マキ「ご、ごめん」
春香「ごめんなさい、アツコ」
アツコ「ううん。いいの。でも、そんなに私に似てるの?」
春香「身長と性格はまるで違うけどね」
アツコ「そうなんだ」
マキ「でも、ハルカ。そんなゲームどうしたの?」
春香「カナが誰かから借りてきたのよ。中々、面白そうだと思ったんだけどアツコが……」
アツコ「ご、ごめ……な……さい……」
春香「ああ!! 違うの!! 便宜上、アツコって呼んでるだけで!!」
マキ「そのアツコを一度、見てみたいね!! ハルカ、今日遊びに言っても大丈夫?」
春香「うん、いいわよ」
マキ「よーし。そのアツコにお灸をすえてやろうじゃないのー」
アツコ「や、やめて……」
アツコ「……」
マキ「ご、ごめん」
春香「ごめんなさい、アツコ」
アツコ「ううん。いいの。でも、そんなに私に似てるの?」
春香「身長と性格はまるで違うけどね」
アツコ「そうなんだ」
マキ「でも、ハルカ。そんなゲームどうしたの?」
春香「カナが誰かから借りてきたのよ。中々、面白そうだと思ったんだけどアツコが……」
アツコ「ご、ごめ……な……さい……」
春香「ああ!! 違うの!! 便宜上、アツコって呼んでるだけで!!」
マキ「そのアツコを一度、見てみたいね!! ハルカ、今日遊びに言っても大丈夫?」
春香「うん、いいわよ」
マキ「よーし。そのアツコにお灸をすえてやろうじゃないのー」
アツコ「や、やめて……」
中学校
アキラ「カナさん、カナさん。どうですか、あのゲーム」
夏奈「アキラか。ああ。楽しませてもらったよ」
アキラ「そうですか!! 良かっ――」
夏奈「悪い意味でね!!」
アキラ「わ、悪い意味!?」
夏奈「アツコは何をあげても文句ばっかりじゃないか!! なんだ、あの女は!! いや、アツコだけど」
アキラ「もしかして、読者家の子ですか?」
夏奈「ああ、あの生意気な奴だ」
アキラ「あれは違うんです。彼女は自分の気持ちを素直に伝えられない子なんですよ。だから、言っていることは全て反対なんです」
夏奈「反対だと?」
アキラ「嬉しくないって言っているときは実は嬉しがっているんです」
夏奈「なんだと!?」
アキラ「むしろその子は一番落としやすい子ですから!!」
夏奈「そーだったのか。言っていることが全て反対……アツコめ……面倒なやつだ……」
アキラ「カナさん、カナさん。どうですか、あのゲーム」
夏奈「アキラか。ああ。楽しませてもらったよ」
アキラ「そうですか!! 良かっ――」
夏奈「悪い意味でね!!」
アキラ「わ、悪い意味!?」
夏奈「アツコは何をあげても文句ばっかりじゃないか!! なんだ、あの女は!! いや、アツコだけど」
アキラ「もしかして、読者家の子ですか?」
夏奈「ああ、あの生意気な奴だ」
アキラ「あれは違うんです。彼女は自分の気持ちを素直に伝えられない子なんですよ。だから、言っていることは全て反対なんです」
夏奈「反対だと?」
アキラ「嬉しくないって言っているときは実は嬉しがっているんです」
夏奈「なんだと!?」
アキラ「むしろその子は一番落としやすい子ですから!!」
夏奈「そーだったのか。言っていることが全て反対……アツコめ……面倒なやつだ……」
アキラ「ですから、諦めないでください。まぁ、その子と付き合えるようになっても本当のエンディングは見れないんですが……」
夏奈「今日もやってみるよ。それじゃあ」
アキラ「はい」
藤岡「……ねえ」
アキラ「ふ、藤岡さん?!」
藤岡「買ったよ。アキラの言っていたゲーム……」
アキラ「ど、どうですか!?」
藤岡「恥ずかしくて5分もできなかった……」
アキラ「ダメじゃないですか!! 何やってるんですか!! そんなことではあのゲームは極められませんよ!!」
藤岡「……」
アキラ「ああ、すいません。玄人みたいに言ってしまって、すいません」
藤岡「どうしたら、いいと思う?」
アキラ「藤岡さん。考え方を変えましょう。あのゲームと向き合うことができれば、もう何も怖いものがなくなると。だって、恋愛シミュレーションなんですから!!」
藤岡「な……!!」
藤岡(そうか……。あの南に似ている子とゲーム内で仲良くなることができれば、俺も南と現実で……!!)
夏奈「今日もやってみるよ。それじゃあ」
アキラ「はい」
藤岡「……ねえ」
アキラ「ふ、藤岡さん?!」
藤岡「買ったよ。アキラの言っていたゲーム……」
アキラ「ど、どうですか!?」
藤岡「恥ずかしくて5分もできなかった……」
アキラ「ダメじゃないですか!! 何やってるんですか!! そんなことではあのゲームは極められませんよ!!」
藤岡「……」
アキラ「ああ、すいません。玄人みたいに言ってしまって、すいません」
藤岡「どうしたら、いいと思う?」
アキラ「藤岡さん。考え方を変えましょう。あのゲームと向き合うことができれば、もう何も怖いものがなくなると。だって、恋愛シミュレーションなんですから!!」
藤岡「な……!!」
藤岡(そうか……。あの南に似ている子とゲーム内で仲良くなることができれば、俺も南と現実で……!!)
南家
夏奈「ただいまぁー!!」
千秋「おかえり」
夏奈「む。私の許可を得ずに何をしているのですか、チアキさん?」
千秋「武将で無双している」
夏奈「勝手に面白そうなゲームをしてんじゃねーよぉ!! 私にもやらせてー」
千秋「いいぞー」
夏奈「で、これどうしたの?」
千秋「トウマに借りた」
夏奈「おぉ! これは楽しい!! 楽しいよぉー!!」
千秋「そうだろう。爽快感は抜群だ」
夏奈「おりゃ、とりゃー。いたっ」
千秋「黙ってやれよ、バカ野郎」ゴンッ
夏奈「いたっ!! なにすんだぁー!!」
千秋「画面から目を離すな、バカ野郎」
夏奈「ただいまぁー!!」
千秋「おかえり」
夏奈「む。私の許可を得ずに何をしているのですか、チアキさん?」
千秋「武将で無双している」
夏奈「勝手に面白そうなゲームをしてんじゃねーよぉ!! 私にもやらせてー」
千秋「いいぞー」
夏奈「で、これどうしたの?」
千秋「トウマに借りた」
夏奈「おぉ! これは楽しい!! 楽しいよぉー!!」
千秋「そうだろう。爽快感は抜群だ」
夏奈「おりゃ、とりゃー。いたっ」
千秋「黙ってやれよ、バカ野郎」ゴンッ
夏奈「いたっ!! なにすんだぁー!!」
千秋「画面から目を離すな、バカ野郎」
春香「ただいまー。ねえ、カナ。あのゲームだけど……」
夏奈「お前が突っ込みすぎなんだよぉー!」
千秋「お前がちまちまザコに構っているからだろぉー!!」
春香「ちょっと、何してるの?」
夏奈「ハルカぁ! チアキが私の足をひっぱるんだ!!」
千秋「お前だよ!! お前だよ!!」
マキ「ケンカの原因はゲーム?」
アツコ「まぁまぁ……。仲良くやろうよ」
夏奈「む! アツコ!! それはもっと争えってことだな?!」
アツコ「え?」
夏奈「私は知っている!! アツコの言うことは全て反対の意味を持っていることに!!」
アツコ「え? え?」
夏奈「だからこのまま争ってやる! こいチアキ!!」
千秋「やってやるぅー!!」
アツコ「どうして……わたしが……」
夏奈「お前が突っ込みすぎなんだよぉー!」
千秋「お前がちまちまザコに構っているからだろぉー!!」
春香「ちょっと、何してるの?」
夏奈「ハルカぁ! チアキが私の足をひっぱるんだ!!」
千秋「お前だよ!! お前だよ!!」
マキ「ケンカの原因はゲーム?」
アツコ「まぁまぁ……。仲良くやろうよ」
夏奈「む! アツコ!! それはもっと争えってことだな?!」
アツコ「え?」
夏奈「私は知っている!! アツコの言うことは全て反対の意味を持っていることに!!」
アツコ「え? え?」
夏奈「だからこのまま争ってやる! こいチアキ!!」
千秋「やってやるぅー!!」
アツコ「どうして……わたしが……」
春香「それで、カナ。あのゲームは?」
夏奈「これです」
春香「ありがとう」
千秋「……」
マキ「(やっぱり、ハルカって怖いね)」
アツコ「(う、うん……)」
春香「――見て、アツコ。この子なんだけど」
アツコ「……」
マキ「おぉ、似てるねえ……」
アツコ「そう……かな……?」
マキ「よく図書室にいるところとかそっくり」
アツコ「それは似ているところなのかな?」
マキ「おぉ。放課後に一緒に帰るかどうかか……。アツコなら、どうされたい?」
アツコ「え? 知らない人とはあまり……」
春香「そうなの? でも、そうしちゃうと仲良くなれないような気がするけど……」
夏奈「これです」
春香「ありがとう」
千秋「……」
マキ「(やっぱり、ハルカって怖いね)」
アツコ「(う、うん……)」
春香「――見て、アツコ。この子なんだけど」
アツコ「……」
マキ「おぉ、似てるねえ……」
アツコ「そう……かな……?」
マキ「よく図書室にいるところとかそっくり」
アツコ「それは似ているところなのかな?」
マキ「おぉ。放課後に一緒に帰るかどうかか……。アツコなら、どうされたい?」
アツコ「え? 知らない人とはあまり……」
春香「そうなの? でも、そうしちゃうと仲良くなれないような気がするけど……」
マキ「なるほど。そういうこと」
アツコ「な、なにが?」
マキ「いや、アツコってモテるのに誰とも付き合ったことないでしょ?」
アツコ「そうだけど……」
マキ「アツコは『一緒に帰ろう』って言われても『知らない人とはあまり……』って言って断るから、一向に距離が縮まらないんだね」
アツコ「だ、だって、怖くない……?」
春香「でも、ほら、このゲームみたいに向こうも悩んでるわけだから、あまり無碍にするのも可哀相だと思うわ」
アツコ「ハルカだったら、一緒に帰るっていうの?」
春香「まぁ、それなりに仲が良ければ……」
夏奈「ハルカ、今までそんな経験があるの?」
春香「な、ないけど……」
千秋「そうなのですか?」
春香「え?」
マキ「ハルカ、男子と帰ったことすらないの?」
春香「あ、えっと……あの……」
アツコ「な、なにが?」
マキ「いや、アツコってモテるのに誰とも付き合ったことないでしょ?」
アツコ「そうだけど……」
マキ「アツコは『一緒に帰ろう』って言われても『知らない人とはあまり……』って言って断るから、一向に距離が縮まらないんだね」
アツコ「だ、だって、怖くない……?」
春香「でも、ほら、このゲームみたいに向こうも悩んでるわけだから、あまり無碍にするのも可哀相だと思うわ」
アツコ「ハルカだったら、一緒に帰るっていうの?」
春香「まぁ、それなりに仲が良ければ……」
夏奈「ハルカ、今までそんな経験があるの?」
春香「な、ないけど……」
千秋「そうなのですか?」
春香「え?」
マキ「ハルカ、男子と帰ったことすらないの?」
春香「あ、えっと……あの……」
マキ「ゲームのアツコはどうなんだろう」
アツコ『貴方と一緒に帰るなんて嫌よ!! ふざけないで!!』
アツコ「わ、私、こんなこと言わない……!」
マキ「でも、このセリフをオブラートに包むと『知らない人とはあまり……』ってなる」
アツコ「えぇ……」
マキ「アツコに振られた数多の男たちは、これぐらい言われたのと一緒のはずだよ」
アツコ「そ、そんなぁ……」
春香「そこまでかなぁ……」
マキ「悪女め」
アツコ「あく……!?」
夏奈「でも、このゲームのアツコは言っていることと思っていることは真逆だ」
千秋「つまり、アツコは本当は帰りたいということか」
夏奈「そういうことだ」
千秋「ならば、無理やりついていけば喜ぶということか」
アツコ「怖いだけなんだけど……」
アツコ『貴方と一緒に帰るなんて嫌よ!! ふざけないで!!』
アツコ「わ、私、こんなこと言わない……!」
マキ「でも、このセリフをオブラートに包むと『知らない人とはあまり……』ってなる」
アツコ「えぇ……」
マキ「アツコに振られた数多の男たちは、これぐらい言われたのと一緒のはずだよ」
アツコ「そ、そんなぁ……」
春香「そこまでかなぁ……」
マキ「悪女め」
アツコ「あく……!?」
夏奈「でも、このゲームのアツコは言っていることと思っていることは真逆だ」
千秋「つまり、アツコは本当は帰りたいということか」
夏奈「そういうことだ」
千秋「ならば、無理やりついていけば喜ぶということか」
アツコ「怖いだけなんだけど……」
アツコ『私とデートがしたい? 鏡を見てからいいなさいよ。あなたじゃ釣りあわないから』
アツコ(どうして、この私はこんなにも辛辣なんだろう)
マキ「こんなこと言われたら普通は立ちなれないよね」
夏奈「全く。アツコは酷いな」
千秋「でも、これは愛情の裏返しだ」
春香「アツコも素直じゃないのね」
アツコ「ごめん」
マキ「にしても、このゲーム結構面白いね。アツコのことを知れば知るほど、何を言えば喜ぶかわかってくるし」
夏奈「確かにそうだね。やればやるほど深みにはまるようだ」
千秋「スルメみたいなゲームだな」
春香「デート先だけど、アツコはどこがいい?」
アツコ「落ち着いたところがいいかな」
春香「よし」
アツコ『そ、そこなの? 別に行きたくもないけど、そこまでいうなら行ってあげるわ。感謝しなさい』
アツコ(あ、私が喜んでる)
アツコ(どうして、この私はこんなにも辛辣なんだろう)
マキ「こんなこと言われたら普通は立ちなれないよね」
夏奈「全く。アツコは酷いな」
千秋「でも、これは愛情の裏返しだ」
春香「アツコも素直じゃないのね」
アツコ「ごめん」
マキ「にしても、このゲーム結構面白いね。アツコのことを知れば知るほど、何を言えば喜ぶかわかってくるし」
夏奈「確かにそうだね。やればやるほど深みにはまるようだ」
千秋「スルメみたいなゲームだな」
春香「デート先だけど、アツコはどこがいい?」
アツコ「落ち着いたところがいいかな」
春香「よし」
アツコ『そ、そこなの? 別に行きたくもないけど、そこまでいうなら行ってあげるわ。感謝しなさい』
アツコ(あ、私が喜んでる)
春香「あ、卒業式になったわ。もうおしまいなの?」
千秋「いえ、このあと靴箱にラヴレターが現れます」
春香「そのラヴレターってキャラクターなの?」
マキ「教室で待ってますだって。ひゅーひゅー、アツコ大胆じゃないのー」
アツコ「……」
マキ「どうしたの?」
アツコ「いや、ちゃんと私の想いが届けばいいなって……」
マキ(思いのほかアツコが感情移入しちゃってる!?)
アツコ『きたのね……。実はずっと言いたいことがあったの……。勿論、聞いてくれるわよね……?』
春香「おぉ……」
夏奈「ついに……」
アツコ「がんばって……私……」
アツコ『貴方のことが……ずっと……す……す……好き……だったの……』
夏奈「これはずっと嫌いだったってことか!?」
千秋「どうなんだ? これは素直に受け取ったほうがいいのか?」
千秋「いえ、このあと靴箱にラヴレターが現れます」
春香「そのラヴレターってキャラクターなの?」
マキ「教室で待ってますだって。ひゅーひゅー、アツコ大胆じゃないのー」
アツコ「……」
マキ「どうしたの?」
アツコ「いや、ちゃんと私の想いが届けばいいなって……」
マキ(思いのほかアツコが感情移入しちゃってる!?)
アツコ『きたのね……。実はずっと言いたいことがあったの……。勿論、聞いてくれるわよね……?』
春香「おぉ……」
夏奈「ついに……」
アツコ「がんばって……私……」
アツコ『貴方のことが……ずっと……す……す……好き……だったの……』
夏奈「これはずっと嫌いだったってことか!?」
千秋「どうなんだ? これは素直に受け取ったほうがいいのか?」
マキ「ここまできてずっと嫌いでしたとか、このアツコはなんて酷い女なんだ」
夏奈「さいてーだ!! 色々貢いだのにぃー!!」
アツコ「え……いや……」
マキ「こんな悪女しらないね! いや、もう魔女だよ!!」
夏奈「魔女か!! この!! 純情を弄んで……!!」
千秋「まさかの大逆転劇だな。これはつまりアツコが『この3年間、お前に付き纏われて鬱陶しかったぜ』って伝えるために呼び出したのか」
夏奈「最悪のバッドエンドだね!!」
マキ「このアツコは擁護できない」
春香「あれ? でも、いい感じになってきたけど」
アツコ「あの……これ……」
夏奈「こんな魔女が現代にいていいのかぁー!!」
マキ「居ちゃだめー!! その気にさせるだけさせて、捨てる女なんてー!!」
アツコ「――これは私がやっと素直になれたってことじゃないかなぁー!!!!」
マキ「……あ、うん。そうだね」
アツコ「あ……。ごめん……」モジモジ
夏奈「さいてーだ!! 色々貢いだのにぃー!!」
アツコ「え……いや……」
マキ「こんな悪女しらないね! いや、もう魔女だよ!!」
夏奈「魔女か!! この!! 純情を弄んで……!!」
千秋「まさかの大逆転劇だな。これはつまりアツコが『この3年間、お前に付き纏われて鬱陶しかったぜ』って伝えるために呼び出したのか」
夏奈「最悪のバッドエンドだね!!」
マキ「このアツコは擁護できない」
春香「あれ? でも、いい感じになってきたけど」
アツコ「あの……これ……」
夏奈「こんな魔女が現代にいていいのかぁー!!」
マキ「居ちゃだめー!! その気にさせるだけさせて、捨てる女なんてー!!」
アツコ「――これは私がやっと素直になれたってことじゃないかなぁー!!!!」
マキ「……あ、うん。そうだね」
アツコ「あ……。ごめん……」モジモジ
春香「ハッピーエンドみたいね。めでたしめでたし」
マキ「しかし、このアツコは色々問題があるね。あんなこと言ってちゃ、男は逃げちゃうよ」
アツコ「反省します」
夏奈「次は誰を落とす?」
マキ「私としてはこの速水先輩に似ている人を……」
千秋「いいのかー? そんなことをしていると晩御飯が夜食になってしまうが」
アツコ「え? もうこんな時間だったの?」
マキ「つい夢中になっちゃったね。ハルカ、今日はありがとう」
春香「うん。気をつけてね、二人とも」
アツコ「今日はありがとう、ハルカ」
春香「どうしたの?」
アツコ「私、もう少し優しく言ってみることにする」
マキ「どういうこと?」
アツコ「一緒に下校しようって言われたら、断らないようにしてみる。少し怖いけど」
マキ「アツコ!! その気もないのにそんなこと言ったらヤバいって!!」
マキ「しかし、このアツコは色々問題があるね。あんなこと言ってちゃ、男は逃げちゃうよ」
アツコ「反省します」
夏奈「次は誰を落とす?」
マキ「私としてはこの速水先輩に似ている人を……」
千秋「いいのかー? そんなことをしていると晩御飯が夜食になってしまうが」
アツコ「え? もうこんな時間だったの?」
マキ「つい夢中になっちゃったね。ハルカ、今日はありがとう」
春香「うん。気をつけてね、二人とも」
アツコ「今日はありがとう、ハルカ」
春香「どうしたの?」
アツコ「私、もう少し優しく言ってみることにする」
マキ「どういうこと?」
アツコ「一緒に下校しようって言われたら、断らないようにしてみる。少し怖いけど」
マキ「アツコ!! その気もないのにそんなこと言ったらヤバいって!!」
アツコ「だって、私の言うことは想いの裏返し……」
マキ「それはゲームのアツコでしょーが!!」
春香「き、気をつけてね……」
夏奈「うーん。まさか、あそこまでの影響力があるとはな……」
千秋「感情移入ができる作品は良い作品ってことだな」
春香「なら、このカナに似ている子を選んだらカナはどうなるんだろうね」
夏奈「それは……どうなるんだろうな……」
千秋「明日のターゲットはカナで決まりだな」
夏奈「私かよ!! 他にもいるだろ!?」
千秋「まぁ、吉野やマコちゃんに似ている奴もいるが……」
夏奈「私はメインヒロインだからね。お楽しみはとっておかないと」
千秋「どの口がいうんだ。どの口が」
夏奈「なんだよ!! パッケージではセンター飾っている私がメインヒロインに決まっているだろぉー!!」
千秋「器を考えろ、バカ野郎」
春香「どうしてケンカになるの?」
マキ「それはゲームのアツコでしょーが!!」
春香「き、気をつけてね……」
夏奈「うーん。まさか、あそこまでの影響力があるとはな……」
千秋「感情移入ができる作品は良い作品ってことだな」
春香「なら、このカナに似ている子を選んだらカナはどうなるんだろうね」
夏奈「それは……どうなるんだろうな……」
千秋「明日のターゲットはカナで決まりだな」
夏奈「私かよ!! 他にもいるだろ!?」
千秋「まぁ、吉野やマコちゃんに似ている奴もいるが……」
夏奈「私はメインヒロインだからね。お楽しみはとっておかないと」
千秋「どの口がいうんだ。どの口が」
夏奈「なんだよ!! パッケージではセンター飾っている私がメインヒロインに決まっているだろぉー!!」
千秋「器を考えろ、バカ野郎」
春香「どうしてケンカになるの?」
翌日 高校 廊下
保坂(さてと、南ハルカにこの弁当を渡さなければ……)
マキ「ハルカぁー。昨日のゲーム、続きやったの?」
春香「ううん。1日に一人ぐらいしか時間的にちょっとね。でも、凄く楽しいからやりたくもなるから、週末にやってみようかな」
保坂(ゲーム……?)
アツコ「あの、保坂先輩……なにを……?」
保坂「アツコ」バッ!!
アツコ「服……全開ですよ……」
保坂「南ハルカの話にでてきたゲームとはなんだ?」
アツコ「え? ああ、きっと恋愛シミュレーションゲームです」
保坂「南ハルカはそれに興味があるのか?」
アツコ「え、ええ。昨日も楽しそうに……」
保坂「そうか。なるほど……。うむ……。なるほどな……」
アツコ「あの……」
保坂「そうか……。恋愛シミュレーションゲームを南ハルカは欲しているわけか……。なるほど……」
保坂(さてと、南ハルカにこの弁当を渡さなければ……)
マキ「ハルカぁー。昨日のゲーム、続きやったの?」
春香「ううん。1日に一人ぐらいしか時間的にちょっとね。でも、凄く楽しいからやりたくもなるから、週末にやってみようかな」
保坂(ゲーム……?)
アツコ「あの、保坂先輩……なにを……?」
保坂「アツコ」バッ!!
アツコ「服……全開ですよ……」
保坂「南ハルカの話にでてきたゲームとはなんだ?」
アツコ「え? ああ、きっと恋愛シミュレーションゲームです」
保坂「南ハルカはそれに興味があるのか?」
アツコ「え、ええ。昨日も楽しそうに……」
保坂「そうか。なるほど……。うむ……。なるほどな……」
アツコ「あの……」
保坂「そうか……。恋愛シミュレーションゲームを南ハルカは欲しているわけか……。なるほど……」
中学校
夏奈「あのゲームの良さが段々分かってきたぞ、アキラ」
アキラ「そうですか!!」
夏奈「アツコは完全に落ちたから、次はマコちゃんにしようと思う」
アキラ「ああ。あの一人称がオレの活発な子ですね」
夏奈「そうだ。いやぁー、早く落としたいね。それじゃあ」
アキラ「はいっ! がんばってください!!」
藤岡「……アキラ」
アキラ「ふ、藤岡さん!! こんにちは!!」
藤岡「……昨日、20分ほどできた」
アキラ「すごいじゃないですか!! 5分から20分なんて!!」
藤岡「オレがきちんと彼女に想いを伝えられると思うか……?」
アキラ「藤岡さん。恋愛は焦ったらダメです。じっくり行きましょう」
藤岡「そうか。ありがとう、アキラ。今日もがんばって見る」
アキラ「ええ。藤岡さんなら大丈夫です」
夏奈「あのゲームの良さが段々分かってきたぞ、アキラ」
アキラ「そうですか!!」
夏奈「アツコは完全に落ちたから、次はマコちゃんにしようと思う」
アキラ「ああ。あの一人称がオレの活発な子ですね」
夏奈「そうだ。いやぁー、早く落としたいね。それじゃあ」
アキラ「はいっ! がんばってください!!」
藤岡「……アキラ」
アキラ「ふ、藤岡さん!! こんにちは!!」
藤岡「……昨日、20分ほどできた」
アキラ「すごいじゃないですか!! 5分から20分なんて!!」
藤岡「オレがきちんと彼女に想いを伝えられると思うか……?」
アキラ「藤岡さん。恋愛は焦ったらダメです。じっくり行きましょう」
藤岡「そうか。ありがとう、アキラ。今日もがんばって見る」
アキラ「ええ。藤岡さんなら大丈夫です」
小学校
吉野「チアキ、今日家に行ってもいい?」
千秋「何をするんだ?」
内田「宿題!!」
千秋「……で?」
内田「みせて」
千秋「少しは自分で……」
冬馬「チアキ!! 宿題見せてくれ!!」
千秋「あのなぁ……」
マコト「チアキー!! オレも行きたい!!」
千秋「来るな」
冬馬「そうだ。あれからカナのやつ、どんなゲームしてるんだ?」
千秋「ん? ああ、恋愛シミュレーションの深みにはまっている」
内田「えぇ? あのカナちゃんが? 恋愛に?」
吉野「びっくりだね」
吉野「チアキ、今日家に行ってもいい?」
千秋「何をするんだ?」
内田「宿題!!」
千秋「……で?」
内田「みせて」
千秋「少しは自分で……」
冬馬「チアキ!! 宿題見せてくれ!!」
千秋「あのなぁ……」
マコト「チアキー!! オレも行きたい!!」
千秋「来るな」
冬馬「そうだ。あれからカナのやつ、どんなゲームしてるんだ?」
千秋「ん? ああ、恋愛シミュレーションの深みにはまっている」
内田「えぇ? あのカナちゃんが? 恋愛に?」
吉野「びっくりだね」
冬馬「アキラが貸した奴か。あれってそんなに面白いのか? オレもやったことあるけど、意味がわからなくて途中でやめたぞ」
千秋「あのゲームは登場人物のことを知るほど面白くなってくるからな」
冬馬「へぇ……そうなのか……」
千秋「昨日はアツコと付き合うことができた」
冬馬「アツコと付き合えるのか?」
内田「それどんなゲームなの!?」
千秋「今日はマコちゃんと付き合うことになるかもしれない」
吉野「マコトくんと?」
マコト「いや、吉野!! オレの名前はでてきてないだろぉー!?」
吉野「あれ? 私の聞き間違いか。ごめんごめん」
内田「そのゲームにはどんな魔法がかかってるの!?」
千秋「興味あるか?」
内田「ある!!」
千秋「なら、宿題が終わったらみんなでやろう」
内田「おー!!」
千秋「あのゲームは登場人物のことを知るほど面白くなってくるからな」
冬馬「へぇ……そうなのか……」
千秋「昨日はアツコと付き合うことができた」
冬馬「アツコと付き合えるのか?」
内田「それどんなゲームなの!?」
千秋「今日はマコちゃんと付き合うことになるかもしれない」
吉野「マコトくんと?」
マコト「いや、吉野!! オレの名前はでてきてないだろぉー!?」
吉野「あれ? 私の聞き間違いか。ごめんごめん」
内田「そのゲームにはどんな魔法がかかってるの!?」
千秋「興味あるか?」
内田「ある!!」
千秋「なら、宿題が終わったらみんなでやろう」
内田「おー!!」
南家
夏奈「さてと……」
千秋「ただいまー」
内田「おじゃましまーす!! カナちゃん!! ゲームみせて!!」
千秋「おい。宿題はどうした、宿題は」
冬馬「カナー、アキラのゲームそんなに面白いのか?」
夏奈「もうね、日課になりつつあるね」
吉野「そうなんだ。どんなゲームなの?」
千秋「おい。お前らなぁ……」
内田「あ、吉野に似てない? ねえ、似てるよね?」
吉野「そうかな?」
冬馬「何か雰囲気は似てるな」
内田「ねーねー、このゲームにかっこいい王子様とかでてこないの?」
夏奈「出てきたとしても空想上の生き物とは付き合えないぞ、内田」
内田「なんでぇー!? アツコさんとは付き合えるのに!?」
夏奈「さてと……」
千秋「ただいまー」
内田「おじゃましまーす!! カナちゃん!! ゲームみせて!!」
千秋「おい。宿題はどうした、宿題は」
冬馬「カナー、アキラのゲームそんなに面白いのか?」
夏奈「もうね、日課になりつつあるね」
吉野「そうなんだ。どんなゲームなの?」
千秋「おい。お前らなぁ……」
内田「あ、吉野に似てない? ねえ、似てるよね?」
吉野「そうかな?」
冬馬「何か雰囲気は似てるな」
内田「ねーねー、このゲームにかっこいい王子様とかでてこないの?」
夏奈「出てきたとしても空想上の生き物とは付き合えないぞ、内田」
内田「なんでぇー!? アツコさんとは付き合えるのに!?」
千秋「全く……。ゲームがあると集中力が散漫になるのか……」
マコ「おじゃましまーす!!」
千秋「マコちゃん。いらっしゃい」
夏奈「なんだ、マコちゃんも来たのか」
吉野「あ、この子、マコちゃんに似てるね」
マコ「えー? どれどれ?」
吉野「ほら」
マコ「オレはこんなに可愛くないぞ!! オレには押さえきれない精悍さがあるから!!」
夏奈「今日もとっても可愛いもの」
吉野「でも、マコトくんにも似てるかもね」
マコ「いや、だからオレは――」
吉野「え?」
マコ「……チアキー!! 何して遊ぼうかー!!!」
千秋「悪いが宿題を先に片付けなければならないから、しばらくカナのゲームを見ていてくれ」
マコ「わかったよ!!」
マコ「おじゃましまーす!!」
千秋「マコちゃん。いらっしゃい」
夏奈「なんだ、マコちゃんも来たのか」
吉野「あ、この子、マコちゃんに似てるね」
マコ「えー? どれどれ?」
吉野「ほら」
マコ「オレはこんなに可愛くないぞ!! オレには押さえきれない精悍さがあるから!!」
夏奈「今日もとっても可愛いもの」
吉野「でも、マコトくんにも似てるかもね」
マコ「いや、だからオレは――」
吉野「え?」
マコ「……チアキー!! 何して遊ぼうかー!!!」
千秋「悪いが宿題を先に片付けなければならないから、しばらくカナのゲームを見ていてくれ」
マコ「わかったよ!!」
夏奈「今日はマコちゃんにしようか……それとも吉野か……」
吉野「私とは保健室で会えるみたいだね」
冬馬「なんで保健室に吉野がいるんだ?」
吉野「体が弱いんだって」
夏奈「とりあえずまだマコちゃんは出てこないし、吉野に唾をつけておくか」
内田「カナちゃん、そんなのダメだよ。吉野が可哀相だよ」
吉野『……ごほっ……ごほっ……』
冬馬「随分と弱ってるな。これから元気になるのか?」
夏奈「黙っているか世間話をするか……。吉野だったらどうされたい?」
吉野「うーん……。きっと退屈しているだろうから、話しかけてほしいかな」
夏奈「よーし」
吉野『すいません……。今は疲れているので……』
夏奈「吉野!! 断られたぞ!!」
吉野「困ったね」
千秋「お前ら宿題をしろ」
吉野「私とは保健室で会えるみたいだね」
冬馬「なんで保健室に吉野がいるんだ?」
吉野「体が弱いんだって」
夏奈「とりあえずまだマコちゃんは出てこないし、吉野に唾をつけておくか」
内田「カナちゃん、そんなのダメだよ。吉野が可哀相だよ」
吉野『……ごほっ……ごほっ……』
冬馬「随分と弱ってるな。これから元気になるのか?」
夏奈「黙っているか世間話をするか……。吉野だったらどうされたい?」
吉野「うーん……。きっと退屈しているだろうから、話しかけてほしいかな」
夏奈「よーし」
吉野『すいません……。今は疲れているので……』
夏奈「吉野!! 断られたぞ!!」
吉野「困ったね」
千秋「お前ら宿題をしろ」
吉野『どうしてそんなに気をかけるのですか? 同情……ですか……?』
吉野「同情じゃないよ」
吉野『うそです……。だって……私は……私は……こんなにも卑しい女なのに……』
吉野「それでも君のことが好きだよ」
吉野『カナさん!! 私もずっと好きでした!!!』
吉野「わーい」
夏奈「あれ!? クリアしちゃった!!」
内田「吉野すごーい!!」
吉野「やっぱり、自分のことだから手に取るように分かっちゃうね」
冬馬「いや、この吉野は全然キャラが違うだろ!!」
吉野「でも、似ているところもあったよ? あまり目立たないようにしているところとか」
マコ「どうして吉野は目立たないようにしているんだ……」
吉野「知りたい?」
マコ「いや……いいです……」
夏奈「しかし、一発クリアとはな。何かコツでもあるの?」
吉野「同情じゃないよ」
吉野『うそです……。だって……私は……私は……こんなにも卑しい女なのに……』
吉野「それでも君のことが好きだよ」
吉野『カナさん!! 私もずっと好きでした!!!』
吉野「わーい」
夏奈「あれ!? クリアしちゃった!!」
内田「吉野すごーい!!」
吉野「やっぱり、自分のことだから手に取るように分かっちゃうね」
冬馬「いや、この吉野は全然キャラが違うだろ!!」
吉野「でも、似ているところもあったよ? あまり目立たないようにしているところとか」
マコ「どうして吉野は目立たないようにしているんだ……」
吉野「知りたい?」
マコ「いや……いいです……」
夏奈「しかし、一発クリアとはな。何かコツでもあるの?」
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