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    元スレ菫「今日も泊まりにくるか?」淡「もちろん!」

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    51 = 4 :

    「はーい。あ、菫先輩、誰かをこのベッドで寝させるのって」

    「初めてだよ」ゴー

    「むう、ノリ悪いんだから」

    「………」ゴー

    「そうだ。枕まっくらー」

    「なんだ。枕持ってきたのか」ゴー

    「え?」

    「枕、持ってきたんだな」ゴー

    「ああはい。やっぱりマイ枕ですよ」

    「そうか」ゴー

    「ふんふふーん」

    「………」ゴー

    「うーん」

    「……ふう」

    「うーん」

    54 :

    部屋漁りや洗いっこや面白ハプニングやラッキースケベが無いなんて……

    55 = 4 :

    「……何を悩んでるんだ?」

    「どっち側で寝ようかと」

    「どっちでもいいだろう……」

    「菫先輩寝相いい方ですか?」

    「まあ悪くはないと思うが」

    「じゃあこっち側で寝ます。開放感あるし」

    「わかった。じゃあそろそろ寝るか」

    「はーい。なんだかワクワクしますね」

    「しかし誰かと一緒に寝るなんて初めてだな」

    「電気消すぞ?」

    「はい。ふふーん今日は菫先輩の初めてたくさんもらっちゃいましたね!」

    「そうだな。よっと。ふう、やっぱり二人いると少し狭いな」

    56 = 4 :

    「わー菫せんぱーい」

    「わっ、なんだ。いきなりくっついてくるな」

    「なんだか寝るときって人肌恋しくなりません?」

    「まあわからなくはないが……」

    「高校入ってからずっと一人でしたから、こうやって誰かと過ごすのって楽しいです」

    「一緒にご飯食べたり、お風呂入ったり、寝たり……」

    「えへ、菫先輩。今日はありがとうございました」

    「ああ」

    「ふふ。おやすみなさーい」

    58 :

    てるー抜きは珍しいな
    このコンビもなかなか良いな

    59 = 4 :

    「……来たかったら、また来ていいぞ」

    「へ?」

    「私も、それなりに楽しかったからな」

    「もちろん、またおじゃまします」

    「ああ、待ってるよ」

    「じゃあ、おやすみ」

    「はい、おやすみなさい」

    60 :

    >>58
    (俺はずっと菫淡を推してたぞ)

    61 = 4 :

    ―――――翌朝


    「……ううぅ……ふにゃ?……ふわぁぁ」

    「……朝……」

    「うーん……まだ眠い……」

    「おい、淡起きろ、朝だぞ」

    「ほえ……?」

    「ご飯ももうそろそろできるし、起きろ」

    「………」

    「大丈夫か?」

    「……菫先輩?」

    「そうだが」

    62 = 7 :

    三年と一年っていいっすよね

    63 = 4 :

    「なんでいるの……?」

    「なんでって……淡が私の家に泊まりに来たんだろう」

    「………」

    「………」

    「……あっ」

    「思い出したか?」

    「はい。……ふわぁ……ねむねむ」

    「おい、寝るな」

    「あと少し……」

    「お前なあ……」

    「菫先輩」

    「なんだ?」

    64 :

    >>60 これ見てもやっぱり照菫のが好きだわ
    照菫淡は三人一組でいいと思う

    65 = 7 :

    まあ、好きなものは人それぞれやから

    66 = 4 :

    「こっち」

    「……わかったよ」

    「………」ギュー

    「……五分だけだぞ」

    「はーい……すぅ、すぅ」

    「まったく……」

    「………」

    「………」ナデナデ

    「……えへへ……むにゃむにゃ……」

    「まったく……」ナデナデ

    68 = 4 :

    「おい、そろそろ起きろ淡。五分たったぞ?」

    「ふぇ?……ふわぁ……うーん……ふはぁっ」

    「おはよう」

    「おはようございます」

    「ご飯、よそってくるから、着替えてろ」

    「はーい。着替え着替え……」

    「よいしょよいしょ。ふんふふんふーん、ボタンとめてー……よいしょ。リボンでっと……よしっ!」

    「着替えましたよー」

    「ん。はい、水」

    「ありがとうございます」

    「それと……ご飯だ。はい、箸」

    「え……わぁ、ご飯だ」

    「さっきから何度も言ってただろう……」

    69 :

    白糸SSで照が出ないのは珍しい

    70 = 4 :

    「うわぁ、うわぁ」

    「どうしたんだよ……」

    「うわぁ朝ごはんだ! やったー!」

    「何がそんなに嬉しいんだ」

    「いや、だって朝起きたら朝ごはんがあるんですよ!?」

    「うわーい! 食べていいんですよね?」

    「そのために作ったんだ。ちゃんと食べてくれ」

    「ありがとうございます! わー嬉しい!」

    「……ふふっ、そんなに嬉しいか」

    「うん!」

    71 :

    「朝ごはんだ。たんと食え」

    「えっ今日は朝ごはん食べていいの!?」

    「おかわりもいいぞ」

    「うめうめ」

    72 = 4 :

    ―――――――
    ―――――


    「ごちそうさまでした」

    「お粗末さまでした」

    「わー久しぶりに朝ごはん食べましたよ」

    「なんだ、朝ごはん食べてなかったのか」

    「いやー、最初の方はなんとか作ってたんですけどけどね」

    「まったく、そんなんだと夜までもたないだろ」

    「一応お弁当は作ってるんですよ? けど朝ごはん食べる時間いつもとれなくて」

    「はぁ、だったらこれから朝うちに来い。朝ごはんくらいだったら作ってやるから」

    「え、いいんですか!?」

    74 = 4 :

    「ああ。一人分も二人分も変わらないからな」

    「なにより、これから大事な時期なんだ。しっかり健康でいてもらわないと困るしな」

    「菫先輩……!」

    「気にするな。これも部のためだ」

    「む、そこは私のためじゃないんですか?」

    「淡のためが部のためになるんだよ。ほら、そろそろ学校行くから準備しろ」

    「はーい」

    77 = 4 :

    「用意できたか?」

    「ばっちりです!」

    「よし。はい、弁当だ」

    「へ?」

    「弁当箱は部活のときにでも返してくれ」

    「ま、まさかお弁当まであるなんて……!」

    「ないと困るだろう?」

    「菫先輩」

    「なんだ?」

    「一緒に住みませんか!?」

    「断る」

    「なんで!?」

    78 = 4 :

    「なんでって……当たり前だろう」

    「一緒に住むメリットがまるで私になさすぎる」

    「そんなことありませんよ」

    「大体お前はご飯をたかりたいだけだろう」

    「それだったら朝食べに来るだけでいいじゃないか」

    「それに、お弁当はそれまで自分で作ってたんだから自分で作れるだろ」

    「そんなあ……」

    「なにがそんな、なんだよ……」

    79 = 4 :

    「え、でもでも昨日の夜、来てもいいって言ってたじゃないですか」

    「あれはたまにはって意味だ。毎日なわけないだろ」

    「それにすぐそこに住んでるんだ。わざわざ泊まらなくてもご飯食べにくるだけでいいじゃないか」

    「むー……はーい。でもたまには泊めてくださいね?」

    「まあたまにならかまわないが……というかそんなに泊まりたいのか?」

    「だってすっごく楽しかったんですもん」

    「わかったよ。でも毎日はダメだからな?」

    「わかりましたー」

    「よしそれじゃあ学校行くか」

    82 = 4 :

    ―――――翌朝


    「おはようございます!」

    「ああ、おはよう」

    「ふふん、ちゃんと今日は自分のお弁当作ってきましたよ!」

    「そうか。えらいえらい。もうご飯できてるからあがっていいぞ」

    「はーい。おじゃましまーす!」

    「しかし弁当作る暇があるならそのときに朝ごはんも一緒に作れるんじゃないのか?」

    「いやー、それが中々うまくいかないものでして、作ってると作るのに時間とられてご飯食べる時間なくなっちゃうんです」

    「そうなのか」

    「はい」

    「……なあ」

    「なんです?」

    84 = 4 :

    「今日は私の家で食べる時間あるよな?」

    「はい。現にこうしていますよ?」

    「じゃあ家で食べる時間もあったんじゃないのか……?」

    「あ」

    「……はあ。まあいいさ、私も一人で食べるよりは二人で食べる方が楽しいしな」

    「そ、そうそう! それですよそれ」

    「まったく、都合いいやつだな」

    「え、えーとその」

    「どうした?」

    「……やっぱり来ない方がいいんですか?」

    「……ぷっ、あはははは」

    「な、なにがおかしいんですか」

    85 = 4 :

    「あははは、いや、まさか淡がそんな心配するとは思わなくてな」

    「少し意外だったから思わず笑ってしまったよ。いや、悪い」

    「むー、私だってそれくらい少しは気にしますよ」

    「いいよいいよ。むしろ来てくれ」

    「それで淡が起きて、朝ごはんを食べるというなら私はちゃんと朝ごはんを用意して待ってるよ」

    「……ありがとうございます」

    「いやいや笑って悪かったよ」

    「……悪いと思っているなら今日のお夕飯はハンバーグにしてください」

    「お夕飯って、今日も食べに来るつもりか?」

    「いいじゃないですか。一食作るのも二食作るのも同じなんですよね?」

    「急に生意気さを取り戻したな……」

    86 :

    死遠

    87 = 4 :

    「それに、やっぱり私も、人と一緒に食べてる方が楽しいですから」

    「何もないなら、菫先輩と一緒に食べたいです」

    「ふふっ。そうだな」

    「私も淡と食べてるのは楽しいよ」

    「いいよ。今日はハンバーグにしよう」

    「え、いいんですか?」

    「ああ。ただし、作るの手伝うんだぞ」

    「え、あ、まあそれくらいは、はい」

    88 = 7 :

    えーなこーいうの

    89 = 4 :

    「じゃあ今日のお夕飯はハンバーグだ」

    「なんか、ありがとうございます」

    「いいさ、別に。気にするな」

    「はい。わかりました!」

    「変わり身早いな」

    「それじゃあ朝ごはん食べようか」

    「はい。いただきます!」

    90 = 4 :

    ―――――テスト前


    「菫先輩、今日泊まりに行ってもいいですか?」

    「何言ってるんだ。テスト前なんだから家でしっかり勉強しろ」

    「いや、だから勉強を教えてほしいなーと」

    「教えてほしいって、私だって自分の勉強しなくちゃいけないんだ」

    「わからないところがあったら、先生に聞けばいいだろう?」

    「だってー先生に聞く暇なんてないじゃないですか」

    「休み時間だと時間足りないし、放課後は先生達みんな帰っちゃってるし」

    「昼休みは」

    「ゆっくり休まないと!」

    「………」

    91 = 45 :

    しえん

    92 = 4 :

    「ね。だからお願いします。菫先輩」

    「……はあ。わかったよ。ただし私も自分の勉強してるからな」

    「やったあ!」

    「これから一週間よろしくお願いします」

    「は?」

    「ごちそうさま! じゃあ私歯みがいてきます」

    「ちょっと待て」

    「へ?」

    「なんて言った?」

    「へ?」

    「それじゃない。その前」

    94 = 4 :

    「歯みがいてきます」

    「違う、その前!」

    「ごちそうさま?」

    「それでもない! その前!」

    「えーと……よろしくお願いします」

    「そのもうちょっと前だ! お前私のこと馬鹿にしてるのか!?」

    「し、してませんよ。だって菫先輩がその前って言ってくるから」

    「いや……そうは言っていたが、なんとなくで察してくれよ……」

    「えーとその前に言ったのは……やったあ?」

    「戻りすぎだ! お前わかってて言ってるだろ! この家入れないぞ!?」

    「わわわ、ごめんなさい。てへっ」

    「ここまで怒りに震えるのは初めてだ……!」

    96 :

    ラブリー

    97 = 4 :

    「え、えーと、一週間よろしくお願いしますって言いました」

    「やっぱりわかってたんじゃないか!」

    「ま、まあまあちょっとした冗談じゃないですか」

    「冗談てお前なあ」

    「さて、解決しましたし、私歯みがいてきますね」

    「とはならないだろ」

    「もーなんですか。菫先輩は私を虫歯にしたいの?」

    「なぜ一週間も泊まる必要がある」

    「だってテストまで一週間ありますよ?」

    「だからってその一週間毎日泊まるのか?」

    「はい」

    「………」

    「も、もちろん、勉強のためですよ。一週間やらないとなーって」

    「………」

    「な、なんですか?」

    98 = 4 :

    「本当にただ勉強のためか」

    「あ、当たり前じゃないですかー」

    「本当か」

    「……だって菫先輩最近泊めてくれなかったじゃない」

    「最近って、ここ一週間の話だろ」

    「前までけっこう泊めてくれたのに」

    「それは淡がどうしても泊まりたいって言ってきたから……」

    「いいじゃないですか。一週間くらい。勉強しないといけないのは事実なんだから」

    「それは自慢にならないからな?」

    「……はあ。わかったよ。ダメだって言ってもどうせくるんだし」

    「お」

    「ただし、これからは淡もご飯を作れ」

    「お夕飯とかですか?」

    「ああ。それくらい当然だろ。それと掃除とかもしてもらうからな」

    100 = 4 :

    「おお、それで泊まっていいならやっちゃいますよ!」

    「え」

    「じゃあ今日は早速私がお夕飯作ってあげます。何がいいの?」

    「……嫌じゃないのか?」

    「なにがですか?」

    「家事」

    「別に嫌いじゃないですよ。家でもそれなりにしてるし」

    「じゃあなぜ今まで手伝おうとしなかった」

    「しなくていいなら楽かなって」

    「お前ってやつは……!」

    「こ、これからしますから!」

    「ああ、もう……」

    「えと、今日は菫先輩の好きな料理作るから!」

    「お前それで許すと……」

    「だ、だめ?」


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