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    元スレ玄「まないた党とヘテロ党の連中を取っ捕まえるのです!」

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    1 :

    「おもち党と新党iPSが連立!?」

    の続きです

    3 = 1 :

    ―――プルル ―――プルル


    誠子『こちらフィッシャー。聞こえるか』

    ダヴァン『感度良好、よく聞こえてまスヨ』

    誠子『iPS党長野支部に潜入、3時間経過―――まないた党幹部、捕虜収容施設についての情報を入手』

    誠子『彼女たちは今大阪、東京の二つの収容所に分けられ収容、監視されていることが判明した』

    ダヴァン『大阪と東京……やはり主要都市部でしタカ……』

    誠子『愛宕洋榎、大星淡らは大阪府庁某所、清竜会が統括管理する軍事研究所に』

    誠子『白水哩、鹿倉胡桃らは東京都某所、弘世組本部に監視、軟禁されている』

    ダヴァン『それは確かなのでスカ?』

    誠子『ああ。iPS党幹部、国広一の部屋から見つかった資料の情報だ。極めて信憑性は高い』

    ダヴァン『国広一の……』

    4 :

    きたい

    5 :

    ずっと待ってた

    6 :

    前のっていつだったかな?支援

    7 :

    待っててよかった!
    支援ッス!!

    8 = 1 :

    誠子『宮永総裁たちの所に至急報告を頼む。これで具体的な救出作戦を立てられるだろう』

    ダヴァン『分かりまシタ』

    誠子『現在時刻マルサンフタマル。任務完了につきこれより』

    「おい、そこで何してやがる」

    誠子「!」

    「誰だテメェ? 部屋の清掃員には見えねえけど……泥棒か?」

    誠子「……」

    11 :

    哩さんそういえばiPSじゃないのか

    14 = 1 :

    ダヴァン『フィッシャー? どうしたまシタ。何かトラブルでスカ?』

    「いや、違うなァ……眼が違う。とてもじゃねえがコソ泥には思えねえ」

    「例えるなら……そう。兵士のそれだ。まるで何度も死線をくぐって来たような、そんな……」


    シュダッ


    「!」

    誠子「シッ!」ブォン

    「っとぉ!!」ガインッ

    15 :

    誰がどっちだかすっかり忘れた

    16 :

    クロチャーがシズを奴隷にしてて
    潜伏していた憧ちゃんとあらたそがそのことをテレビ中継で知ってしまったのは覚えてる

    17 :

    まな板でIPSと
    ノーマルでおもち
    この辺はどう折り合っているのか

    18 = 1 :

    「あっぶねえな……いきなり殴りかかってくるなんて」ギギギ…

    誠子(武器はトンファーか……)グググ

    ダヴァン『フィッシャー、どうしまシタ。応答を』

    「おかしな獲物持ってやがるし……どこの回しモンだ?」

    「こんな場所に用があるヤツなんてカタギじゃねえのは確かだが……」

    誠子「ハァ!!」

    「っと!」ガィン

    誠子(……強い)ギギギ

    「くく、良い打撃じゃねえか。防ぐ腕がビリつきやがる」

    「テメェ本当に何モンだ? アメリカかどっかの傭兵か?」

    19 = 7 :

    こういうシチュでの亦野さんはホント頼りになるな
    なお、麻雀の方は……

    20 = 1 :

    誠子「……」グググ…

    「ハッ、敵と喋ることなんざねえってか。連れねえ嬢ちゃんだ!!」ゲシ

    誠子(蹴りっ……!?)

    「らァ!!」ブン

    誠子「!」キィンッ

    「へぇ、これに反応するか。ならこいつはどうだ!」ブン

    誠子(トンファーを投げて……!?)

    誠子「くっ!」

    「うらァ!!」ブォン

    誠子「シッ!!」ガンッ

    「……くく、すげえなお前」

    (あの体勢で俺の蹴りを蹴り返すなんて……)

    21 :

    おう待ってたぞ

    22 :

    菫さんおもち党なん?
    新党iPSじゃないっぽいし
    それとも照狙い?

    23 :

    >>22
    前スレ見て来い

    24 = 1 :

    「アンタ強ぇな。俺が今まで闘った中でも3本指には入るぜ」

    誠子「……」

    「今最高に楽しいよ。俺は強いヤツとこうやってやり合うのが大好きなんだ」

    「もっと楽しもうぜ!!」シュダッ

    誠子「チィッ!!」


    ダヴァン『フィッシャー。早くその場から逃げてくだサイ』

    ダヴァン『敵の増援が来ていマス』


    誠子(それが出来たら苦労しないっ……!)

    「オラオラどうしたぁ!? もっと打ってこい!!」


    ダヴァン(通信機越しに打撃音……戦闘中でスカ……)

    25 = 22 :

    >>23
    前スレに菫さんいないから聞いてるんでしょうが

    26 = 23 :

    >>25
    出てなかったっけ
    覚えてないわ

    27 = 1 :

    「守ってばっかじゃ俺には勝てねえぞ!!」

    誠子「くっ……!」

    誠子(攻撃が速い……! 捌くだけで精一杯だ……!)

    「もっと楽しませてくれよお嬢ちゃん! アンタの強さはそんなもんじゃねえだろ!?」ガスッ

    誠子「がッ……!?」

    「オラァ!」ブン

    誠子「くっ!!」シュダ

    「どうした? 間合いを取るだけで精一杯か?」

    誠子「ごほっ、ごほっ……!!」

    「おっかしいなぁ。もっと強えと思ったんだけど……」

    誠子「ハァ……ァ……」

    29 = 1 :

    ダヴァン『大丈夫ですかフィッシャー。状況の報告を』

    誠子『敵と交戦中……増援はあとどれくらいで来そうだ……?』

    ダヴァン『5分も経たないうちに到着しマス』

    誠子『くっ……』

    「くく、意外と可愛い声してんじゃねえか。俺とは喋ってくんねえのに、ちょっと妬いちまうぜ」

    誠子「……」

    「もうそろそろ警備の連中が駆けつける。それまでに俺を倒さないと、アンタは終わりだぜ?」

    「こんな場所にわざわざ忍び込んでくる時点で、命なんて要らねえって言ってるようなもんだけどよぉ」

    誠子「……」

    「けっ。最後までだんまりかい。連れねえな」

    「まあいいさ。捕まえた後にいくらでも話せばいいしな」ジリ…

    誠子(来る……)

    30 :

    純くんつえぇ

    31 :

    こういうのを保守してこその百合豚なのに、自動保守ったら。

    32 :

    続編きてたー!!

    33 = 1 :

    「さっき俺の中で3本指って言ったけど……」

    誠子(タイミングを合わせろ……呼吸を読め……)キッ

    「あれは訂正させてもらうぜ!!」シュダッ

    誠子(ここだ!)

    誠子「フッ!!」ヒュン

    「!?」

    (棒の先から糸が出て……!?)グググ…

    誠子「セァッ!!」ブォン

    (トンファーが……!)

    誠子「隙だらけだ!!」ガス

    「がふっ……!?」

    34 = 7 :

    この亦野さんめっちゃカッコいい

    35 :

    すげーなつかしい
    よんでないしねるけどしえん

    36 = 1 :

    誠子「シッ!!」バシン

    「ぐはぁっ!」ズサァ

    誠子「ハァ……ァ……」

    「や、やるじゃねえか……まさか、そんな隠し球があっただなんて……」ゴフッ

    誠子(鳩尾に私の殴打を喰らってまだ喋れるのか……なんてタフさだ……)

    「敵の力を見誤るなんざ……くく、嬉しいような情けないような……」

    誠子「……」

    「もう一回訂正させてもらうぜ……やっぱアンタ3本指の中に入るよ……」


    ダヴァン『フィッシャー、早く逃げてください。増援がすぐそこまで』

    誠子『分かってる』タタ


    「待て!」

    誠子「……」ピク

    37 = 1 :

    「俺の名前は井上純。国広くんの側近みたいなもんだ」

    「アンタの名前は?」

    誠子「……戦場に名前なんて必要ない」

    「そう連れないこと言うなって。こうやってやり合った仲だろ?」

    「それに俺はアンタのことをすこぶる気に入ったんだ。なんでもいいから呼び名を教えてくれ」

    誠子「……フィッシャーだ。そう呼ばれてる」

    「フィッシャー? くく、なんだそりゃ。その獲物通り釣り師ってか?」


    ダヴァン『まずいデス、増援が駆けつけまシタ……扉の先はもう塞がれて……』

    誠子(クソっ……どこか他に出口は……!)キョロキョロ

    「その机の下だ」

    誠子「!」

    39 :

    あれか!

    40 :

    待ってた

    41 = 1 :

    「カーペットをめくってみな。緊急時用の脱出口がある。そこから逃げろ」

    誠子「……どういうことだ」

    「言っただろ、俺はアンタを気に入ったんだ。こんなところで捕まっちゃ面白くない」

    誠子「……」

    「次だ。次は絶対に油断しねえ。次闘う時はアンタをこの手で倒して……」


    「俺だけの奴隷にしてやるよ」ニヤァ


    誠子(コイツ……)ゾク

    「ほら、分かったらさっさと行け。もうすぐ入って来んぞ」

    誠子「……」ゴソゴソ



    (やられたのにワクワクしてるなんて、俺も酔狂だなぁ……)

    (このあと国広くんにどやされっかもな……)アハハ

    42 :

    純ニキ…

    43 = 11 :

    純亦

    う~ん、この

    44 = 1 :

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


    ―――ガタンゴトン ―――ガタンゴトン


    「……」

    (私たちは今……東京行きの新幹線に揺られていた)

    (穏乃がクロの奴隷になっているということを知ったあの日……)



    『憧! 待って憧! どこに行くの!?』

    『シズに会いに行くの!! クロのところに居るって分かったんだから今すぐにでも……!!』

    『クロはこの国の大統領なんだよ!? 行ったとしても会える訳ないよ!!』

    『そんなことない! 私たちとクロはかけがえのない仲間同士だった!!』

    『だから少しくらい融通を利かせてもらえるはず……!』

    46 = 1 :

    『で、でも……』

    『東京には晴絵もいるんだよ!?』

    『!』

    『クロにお願いしたら何か手がかりが掴めるかもしれないでしょ!』

    『このチャンスを逃したら……もう一生あの2人に会えなくなるかもしれない!』

    『灼はそれでいいの!?』

    『私は……』

    『私は嫌!!』

    『!』

    『シズに二度と会えないなんて、このままお別れなんて……』

    『絶対に嫌だよ……』ポロポロ

    『憧……』

    47 :

    二人とも二年生でオカルト系の鳴き麻雀でボーイッシュか

    48 :

    久しぶりだから各党の主要構成員を列挙してもらえると嬉しい

    49 = 1 :

    『だから、止めないで』グズッ

    『私はクロに、シズに会いに行くっ……会いに行って、クロにお願いして……シズを返してもらう』

    『止めても無駄だから』

    『……』

    『……私も行くよ、憧』



    (向こうでの滞在期間は3日)

    (私たちの目的は、穏乃とハルちゃんを阿知賀に連れ戻す事……)

    (正直、限りなく望みは薄いと思う。どちらか一人でも連れ帰れたら奇跡だ……)

    (それなのに……)

    「……」

    (憧は諦めてない。絶対に穏乃を連れ帰るつもりでいる)

    50 = 1 :

    (憧はここまで穏乃のことを思っているのに、私は……)

    (最初から諦めて、泣いてばかりで……)

    「……」ギリ

    「ねえ灼」

    「……なに?」

    「クロ……分かってくれるよね」

    「……」

    「ちゃんとお願いすれば、シズのこと返してくれるよね……晴絵のことも探してくれるよね……」

    「……うん、大丈夫だよ。遠い存在になっても……クロは私たちの仲間だから」

    「それに宥さんだっている。きっと、良くしてくれるよ」

    「……ふふ、そうだよね」ニコ

    「大丈夫だよね、きっと……」


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