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    元スレ苗木「ダイイングメッセージだけで裁判を乗り切る」

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    タグ : - ダンガンロンパ + - ヒヨコンの人 + - 神スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 8 :

    飼育代行はよ

    102 = 3 :

    ガンダムの出番か

    103 = 1 :

     MorningTime 苗木の部屋


    苗木「んんっー、よく寝た」

    苗木「裁判なしの即刻オシオキタイムだったから、睡眠時間がバッチリだ 心なしか肌もツヤツヤしてるよ」

    苗木「よし、道すがらでダイイングメッセージを探しながら食堂に向かおう!」


     MorningTime 食堂


    苗木「みんなおはよう!」

    石丸「おはよう! 今朝は二番目の到着だぞ苗木くん、感心なことだ!」

    霧切「じゃあ三番目の私は?」

    石丸「男なら常に一番を目指すものである!」

    苗木「じゃあ二番目のボクも大した事ないんじゃ……」

    霧切「そもそも私は女よ」

    104 = 1 :

    「よぉ、おはよーさん」

    葉隠「ロシアンルーレットを見立てたピザで、自分の運勢を占いたいべ……」

    朝日奈「お腹にズッシリきそうな占いだね……」

    腐川「そ、それは自分の才能で占いなさいよ」

    大神「……」

    朝日奈「サクラちゃんもそう思うよね? ……サクラちゃん?」

    大神「あ、あぁ……すまぬ、何か言ったか朝日奈よ」

    朝日奈「う、ううん 何でもないよ……うん」

    105 = 3 :

    三人も死んでるのになんでこんなに呑気なんだ

    106 = 8 :

    十神が死んで戦闘に特化したパーティと化してきたな

    107 = 1 :

    苗木(大神さん……モノクマと肉体言語で語らってたし、その事で悩んでるのかも)

    苗木(それにしても、大神さんが肉弾戦とかを通した外傷で死んでしまうのは、かなり難しいんじゃないかな
       どんな人が来ても、つい条件反射で返り討ちにしてしまいそうだ)

    苗木(あるとしたら“毒殺”くらいのモノなのかも)

    苗木(毒殺かぁ……あっ)

    苗木「良いこと思いついた」

    霧切「えっ」

    108 = 1 :

     DayTime 四階 科学室


    苗木「うーん……コレかな、それともコレかなぁ」

    霧切「ジー」

    苗木(うぅ、見られながらだと探しにくいなぁ)

    霧切(苗木クンの視線を独り占めする劇薬が羨ましい……わたしも苗木クンに見られたいわ……)

    苗木「き、霧切さん 霧切さんもココに用があるの?」

    霧切「劇薬と化したい」

    苗木「えっ」

    霧切「えっ」

    109 = 20 :

    霧切さんは苗木くんと何があったんだ

    110 = 1 :

    霧切「い、今のは違うわ 毒そのものではなく
       優しい毒を吐ける人間になりたいなーという願いを込めた隠喩なの!」

    苗木(そ、それなら図書館で自己分析に関連した本を漁った方が早いんじゃ……
        でも聡明な霧切さんの事だから、何かしらの考えがあっての事なんだよね)

    苗木「そ、そうなんだ ボクがココに来た理由だけどさ、いい感じで死にかけられる毒薬を飲みに来たんだ」

    霧切「やっぱり劇薬になりたい」

    苗木「えっ」

    霧切「えっ」

    111 :

    この霧切さんは同業者に通報されそうだな

    112 :

    霧切さん…

    113 = 8 :

    もう何が何やらwww

    114 = 20 :

    この霧切さんは駄目だ

    115 = 1 :

    霧切「な、苗木クンのクセに生意気よ!」

    苗木「えぇえ!? 優しい毒を吐く決意はどこに行ったの!?」

    霧切「……いい感じに死にかけられる劇薬に心当たりはないけれど、劇薬の致死性を緩和させるワクチンになら心当たりがあるわ」

    苗木(あ、なかった事にするんだ……)

    霧切「保健室にあったから、取ってきてあげる」

    苗木「ホント? 助かるよ」


     同刻 保健室


    霧切(フフ、苗木クンの役に立てる……劇薬をのみたい苗木クンの力になれる)

    霧切(劇薬を飲みたい……?)

    霧切「なんで!?」

    116 = 1 :

     同刻 科学室


    霧切「解毒薬はもってきたけど、なぜ劇薬を飲んでまで自分の命を危機に晒したいのか その説明を求めるわ」

    苗木「……うん」

    苗木「ボクは気付いたんだよ 仲間のメッセージに耳を傾けるだけじゃ、至れない境地がある」

    苗木「自分のダイイングメッセージすら満足に得られない人間が、誰かがこぼす死に際の一言を真に理解できるとは思えないんだよ」

    苗木「だから霧切さん! 毒が体に回りきる前に、タイミングを見計らってボクに解毒薬を投与して欲しいんだ!」

    霧切(ボクを瀕死から救って欲しい=ボクの死に顔を霧切さんだけに見せてあげる
       =男を看取るのは愛する妻の役目=苗木「結婚しよう、霧切さん」)

    霧切「ふ、不束者だけど、こちらこそお願いするわ……」

    苗木(気のせいかな 霧切さんからピンク色のオーラが出てるけど……)

    117 = 8 :

    >解毒剤を投与してほしいんだ!

    こんなプロポーズがあってたまるかwwwwww

    118 = 20 :

    ベタ惚れってレベルじゃねーぞ!
    好感度振り切りすぎだろ

    119 = 1 :

    苗木「じゃあ、飲むよ」

    霧切「えぇ」

    苗木「んくっ……ゴクン」

    苗木「あぶじょりぃぎゃびりゃりりぃいいい!!!」

    霧切(地面でのたうち回る苗木クンも可愛いわね……じゃなくて)

    霧切「苗木クン! 言うのよ! ダイイングメッセージを!」

    霧切(……? ダイイングメッセージって、たいがい犯人を指すんじゃなかったかしら
       でも今現在、犯人を特定するための状況下にはない なら苗木クンのメッセージは、誰を指せばいいの……?)

    苗木「あ……あぁ……」

    霧切「……苗木クン! 好きな人の名前を言いなさい! 最初にキではじまり、最後にコで終わるミステリアスな美少女の名前を言いなさい!」

    120 = 1 :

    苗木「キ……キ……キリギリ、ス……」

    霧切「……苗木クン? 苗木クン! 苗木クゥウウウウウウン!」

    霧切「……」

    霧切「なんか悔しいから口移しで解毒剤飲ませてやるわ」


    ボクが初めて毒を飲んでから数日がたった

    あれから後も、毒を飲むことにドハマりして遊んでいたら、なぜか殺人事件もピタリとやみ、平和そのものだ。

    大神さんとイザコザもあって、みんな疑心暗鬼に取り憑かれていた節もあったけれど
    しびれを切らしたモノクマが学園の全域を解放したころには、みんなその事をスッカリ忘れていた

    そして今日――植物園で戦刃むくろという人が、爆死した。

    121 = 37 :

    しえん

    122 = 1 :

     DayTime 裁判所


    苗木「ボクにはもう、犯人が分かっている」

    モノクマ「うぷぷぷ」

    霧切「言ってやりなさい、苗木クン 鍛え上げたアナタのダイイングメッセージを」

    苗木「山田クンが残した『犯人はヤス』というダイイングメッセージ」

    苗木「これが山田クンと十神クン殺しの、第三の事件を指しているとは限らないんだ」

    苗木「そして、犯人はヤスというスラングは
       “主要人物と最も親しい人物が犯人”であった展開を指して、用いられる場合がある」

    苗木「この“主要人物”をボク“苗木 誠”と仮定し
       ボクが最も親しいと思う人物を、ここに宣言するよ」

    霧切「ドキドキ」

    苗木「ボ……ボクが最も慕っていて――信頼していた女の子は、今は亡き江ノ島さんなんだ!」

    霧切「えっ」

    苗木「えっ」

    123 = 8 :

    伏線むりやり回収してんじゃねえよwwww

    124 = 1 :

    モノクマ「な、なに言っちゃってんですかね苗木クンは 江ノ島サンは死んでるんですよ!
         とっくの昔にね!」

    モノクマ「死んだ人を名指しして犯人呼ばわりするなんて、死者に対する冒涜っすよマジで うぷぷぷ」

    朝日奈「私は、苗木を信じるよ」

    モノクマ「えっ」

    大神「我もだ」

    葉隠「オレっちもありえねーとは思うんだけどよ
       苗木っちが間違えた答えを出すなんてこと、今まで無かったしな」

    モノクマ「ちょっ」

    125 :

    石丸「僕も勉強になった……世界には倫理や常識では計れない、物事があるという事を」

    アルターエゴ「大和田くん! ボクのエンターキー
         大和田くん印のツルハシで突きまくってぇ!」

    「おう! 任せろ」

    ジェノサイダー翔「ゲラゲラゲラ! 私的にはどうでもよーし!」

    苗木「さぁモノクマ! 投票タイムだ!」

    モノクマ「\(^o^)/」

    126 :

    これが超高校級の幸運の実力か・・・

    127 :

    エンターキーで粗茶吹いたwwwwwwww

    128 = 125 :

     投票は満場一致で江ノ島盾子(霧切さんは何故か自分に押していた)だった

     ボクの睨んだ通り黒幕である江ノ島盾子が姿を現すも、投票がすでに済んでいたためオシオキを受けて敗北

     ボクは想い人の本当の名前――戦刃さんの存在を知れて万々歳だった

    ――ここまでが、絶望的な事件の全貌だ

     “死人に口なし”とは誰が言った言葉だっただろう
     それは確かに正しい この事件を通してボクはそれを痛感した

     死者は自分の意志を伝えることが出来ない だからこそ、死者が遺した事実から正しい解釈を引き出してあげるのが、死者を取り巻くボクらの義務であるとボクは思う

     だから、ボクが誰かのメッセージを聞き届けている間は キミのことを想っていてもいいよね

     今は見えず、聞こえないキミの気持ちを“愛情”として受け取ってもいいよね

     ――戦刃さん。


    おしまい

    129 :

    残姉ちゃんが報われて何よりです

    130 :


    残姉ちゃんが可愛かった

    霧切さん……

    131 :


    残姉ちゃんはもっと活躍するべきだよな

    133 :

    おつおつ
    何か綺麗に終わった風だけど、俺は騙されないからな!

    134 = 125 :

    みなさん長々と乙でした!
    今回はオマケコーナーはなしですが、いつか書くSSのスレタイだけ置いて
    オマケSSを投下するぜ !
    それってどの道オマケじゃねえかなんて突っ込みはヤボだよ! うぷぷぷ


     戦刃「お姉ちゃんの体を盾子ちゃんのバディで受け止めて刃こぼれさせて欲しい」


    そのうちスレたてるときはこれで!
    じゃあオマケで8レスほど書くよ!

    135 = 125 :

    霧切「苗木クンの11037好きがヒドくて新婚生活がヤバイ」




     夜 ナエギリ宅 寝室


    霧切「あっ、ん 苗木くん! ギュッてしてっんっ」

    苗木「うん……! あぁ、霧切さんのが良すぎてもう出ちゃうよ!」

    霧切「出して! 苗木くんの種を私の苗どころに植え付けてぇ!」

    苗木「出るっ出るよ11037ぁあ! 中で出すよお!」

    霧切「えっ」

    苗木「うっ」

    霧切「……」

    苗木「……あ」

    136 = 130 :

    ねーよwwwwwwwwwwww










    ねーよ

    137 = 127 :

    エロきたああと思ったらすでに事後だった
    オレが何を言ってるかわかんねぇかもry

    138 = 125 :

     同刻 ナエギリ宅 リビング


    霧切「……苗木くん」

    苗木「はい」

    霧切「なにか言いたいことは?」

    苗木「さすがに全裸で椅子に座らせられるのは身にこたえます」

    霧切「そう、よかったわね それで、さっきしていた苗木くんの発言だけど――」

    苗木「ご、ごめん霧切さん!」

    霧切「謝ってすむ問題じゃないわ……何よ11037って
       人の名前ならまだしも11037って何よ、苗木くんは11037のドコに何を出そうとしたのよ!」

    苗木「い、11037の苗どころにボクの種を出そうと……しました」

    霧切「こ、行為中の決め台詞をここまで引っ張るなんて悪趣味よ」

    苗木(あれ毎回言ってたけど決め台詞だったんだ……)

    139 :

    たまにはセレスさんが普通に幸せになってもいいと思うの

    140 = 130 :

    舞園さんなんか登場すらしてないんだぞ

    141 = 125 :

    霧切「いいわよ……知ってるもの 数年前に終えた希望更生プログラム内のパスワードに、その数字をいれてしまうくらい
       アナタが舞園さんのことを引きずってること位は」

    霧切「でも、世界が平和になって 私たちがこうして家をもてる位に国も復興して
       私と一緒になりたいって、アナタが言ってくれたから
       苗木くんは舞園さんより私を選んでくれたって信じてたのに……!」

    苗木「ち、違うよボクは別に舞園さんのことは――」

    霧切「うそよ! 証拠だってあるんだから」

    苗木「証拠!?」

    143 = 125 :

    霧切「ここに、11072(いいオナニー)という有名なアナグラムがあるわ」

    霧切「これを苗木くんが好きで好きでたまらない11037に当てはめると
       1(イ)1(イ)0(お)3(さ)7(ななじみ)つまり――」

    霧切「イイ幼なじみになるじゃない! さぞ舞園さんの体が良かったのでしょうね!」

    苗木「いやいやいやいやいや、おかしいよ霧切さん! ロジックエラーも甚だしいよ!」

    苗木「そもそもそれは舞園さんのメッセージであって、ボクの意志は反映されてないだろ!
       だからそのメッセージを使って、ボクが舞園さんの体を性的に褒めているという解はおかしいんだ!」

    苗木「そもそもボクと舞園さんは幼なじみなんて間柄じゃないよ!
       ていうか【良い幼なじみ】なら普通なのにわざわざ【イイ幼なじみ】だなんてエッチな邪推する
       霧切さんの頭の中が心配だよ! 超高校級の探偵がもつ灰色の脳細胞あらため
       桃色の脳細胞だよ!」

    霧切「うるさい!」

    苗木「えぇ!?」

    144 = 127 :

    2の数年後って苗木くんもイイ歳なんだろうけど
    何故だろう160センチ以上の苗木くんが想像できないww

    145 = 127 :

    霧切さんもう引退しなよwwww

    146 = 125 :

    霧切「ヒドいわ! 私は初めてだったのに!
       苗木くんはもう【使用済み】だったのね!」

    苗木「そ、それも違うよ! ボクだって霧切さんが初めてだったんだ!」

    霧切「こ、こうなったら未来機関に保管されている
       江ノ島盾子の記憶消去技術を持ち出して、私と苗木くんの初体験の記憶を消して
       もう一度“2人の初めて”をするしかないわ
       ついでに苗木くんのなかにある舞園さんに関連した記憶を全て消して
       苗木くんを真に私のモノにしてやるから……!」

    苗木「霧切さん!」

    霧切「はうっ!?」

    147 = 125 :

    霧切「い、いまさら抱き締めたって許さないから……!」

    苗木「ゴメン霧切さん――ボクは確かに引きずってたよ
       いや、今も引きずってるんだよね、多分――」

    苗木「桑田くんの事を」

    霧切「ほ、ほらやっぱり――って」

    霧切「は?」

    148 = 129 :

    あのさぁ……

    149 = 130 :

    確かにそのメッセージが示すのは舞園さんではないな

    150 = 127 :

    苗霧のノーマルラブが読めると思ったらガチホモだった
    オレがなにをry


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