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    元スレ苗木「ダイイングメッセージだけで裁判を乗り切る」

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    1 :

     MorningTime 苗木の部屋


    苗木「はぁ……」

    苗木「昨日の裁判の疲れかな なかなか起き上がれないや……」

    苗木「それにしても、ダイイングメッセージか……」

    苗木「決め手とまでは言わないけど、解決の足がかりになったの確かだよね」

    苗木「もし次があったら、意識して探してみるのも悪くないかも」

    苗木「……いや、何を考えてるんだボクは あんなこと、二度と無いに越したことは無いじゃないか」

    苗木「……ふぅ、行こう みんな待ってるよね」

    2 :

    脳内再生よゆう

    4 :

    キリギリスさんの脱衣はよ

    6 :

    7 = 1 :

     MorningTime 一階廊下


    不二咲「あぅ」

    苗木「……あれ いま不二咲さんの声が聞こえたような」

    不二咲「イタっ」

    苗木「今度は足に感触が……って不二咲さん!?」

    苗木「踏みつけてゴメンね! 大丈夫?」

    不二咲「だ、大丈夫 こっちこそゴメンね」

    苗木「う、うん――それよりさ 何でこんな所に寝転んでたの? もしかして貧血で倒れてたとか――」

    不二咲「ち、ちがうよぉ でもありがとう――じゃあボク、先に食堂に行ってるね」

    8 :

    >>5光らせてどーすんだよ!

    9 = 1 :

    苗木「……なんだか落ち着かない様子だったな 不二咲さん」

    苗木「少し心配だけど、ボクも食堂へ急ごう」


     MorningTime 食堂


    石丸「おはよう苗木クン! 今朝は君が最後だぞ!」

    苗木「お、おはよう――ゴメン、ちょっと疲れてたみたいで……」

    石丸「疲労のコントロールはストレス社会で生きる全員に当てはまる課題だ!
       将来苦労しないように、生活リズムを秒単位で保とうではないか!」

    朝日奈「き、気疲れがスゴそうなんだけどソレ」

    10 :

    模擬刀の先制攻撃だべ!

    11 = 1 :

    大神「昨日の今日だ 仕方あるまい」

    不二咲「うん……つい昨日のこと、なんだよね……」

    霧切「……」

    セレス「……あら、アナタ 背中に汚れがついてましてよ? 足跡、のように見えますけれど」

    不二咲「えっ! あっ、さっきの――」

    セレス「山田クン、はらいて差し上げて」

    山田「ミルクティーの仕込みを終えてすぐにこの仕打ちぃ!? 悔しいでも感じてしまいますなぁ」

    山田「あ、でも 不二咲千尋タンの背中を撫で回せるなら、これはむしろご褒美では――」

    セレス「誰が“撫で回せ”っつったよこの豚がァあ!」

    山田「ひぃいいいいい! すんまそーんっ!」

    不二咲「だ、大丈夫だから 自分でやれるよぉ!」

    12 :

    再現率ぱないの

    13 = 1 :

    「よぉ苗木 お前も背中になんか付いてんぞ」

    苗木「え? ホント?」

    葉隠「なんか二スというか接着剤みたいな光沢がこびりついてるべ」

    モノクマ「あっ、ソレはね」

    葉隠「で、出たぁ!?」

    モノクマ「あっ、ソレはね」

    山田「あのー、二度言っていいのは大事な事だけなのですが 我々の界隈的に考えて」

    モノクマ「あっ、ソレはね」

    腐川「は、早く続きを言いなさいよっ」

    モノクマ「あっ、ソレはね」

    腐川「……」

    14 = 8 :

    モノクマさん安定のウザさ

    15 = 1 :

    霧切「埒があかないわ」

    苗木「えっ……き、霧切さん!?」

    霧切「ペロッ……この味はワックスね 整髪料ではないほうの」

    石丸「い、異性の服を舐めるなんて、不純異性交遊だぞ霧切くん!」

    朝日奈「そんな特殊な交遊ないって……」

    モノクマ「ハイ大正解っ! ソレはね、大和田くんのパンチで吹っ飛んだ苗木くんが
         背中をスらせた時の摩擦でついた、体育館の床ワックスなのでした!」

    モノクマ「いやぁ、みんなを迎える体育館を汚いままにしておけないと思ってさ
        直前まで清掃してたのよね」

    モノクマ「ぜんぶ乾かしたつもりが、わずかに残った部分に見事ダイブするなんて
         つくづく苗木クンは不運な子よね うぷぷふ」

    16 :

    パンチから四日以上たってるな

    17 = 1 :

    「マジかよ……悪かったな苗木、服を悪くしちまって」

    葉隠「謝るところが変だべ」

    朝日奈「タイミングもね」

    苗木「ううん、気にしてないよ 指で削れば取れそうだし」

    セレス「楽観的ですこと ワタクシが苗木君の立場なら気が気でありませんわ」

    「俺もこの長ランは大事だからよ……ったく、借りが出来ちまったな」

    「何かして欲しいことが有れば言ってくれよ 俺に出来ることでよけりゃあよ」

    苗木「う、うん 気が向いたらお願いするよ」

    不二咲「いいなぁ……」

    18 = 1 :

     それから数日は比較的、ゆるやかな時間が過ぎていったと思う 

     口喧嘩は日常茶飯事で、嬉しいことも泣きたいことも沢山あるけど、いまだ僕たちは平然を保っていられてる

     それが、死んでいった2人に報いるための精一杯の強がりだとしても、ボクは無駄だなんて思えない

     それにしても最近、大和田くんがボクと会う度に借りを返しだかる

     断りつづけるのも難しくなってきたし、そろそろ何か考えなきゃ――そんな事を考えながら眠りについた

     その、次の日の事だ――

    19 = 1 :

    Daytime 女子更衣室


    苗木「ふ、不二咲さん……!」


    十神「あまり騒ぐn 葉隠「苗木っち! 待ってたべ!」

    十神「……オイ きs 大神「くっ……幾度このような事を続けなければいかんのだ……」

    十神「ふざk 霧切「起こってしまったものは仕方ないわ」

    十神「……」

    霧切「捜査を始めましょう」

    苗木「そんなっ……」

    20 :

    十神不憫

    21 = 8 :

    強制シャットダウンさんが何したって言うんだ!

    22 :

    セレスさんはかわいいなあ!!!

    23 :

    キリギリさんは貰っときますね

    24 = 1 :

    ――捜査開始!


    苗木「……いつまでも目をそらしてちゃ駄目だ よし、やるぞ……」

    苗木「凶器はこのダンベル、だよね ダイイングメッセージは書かれてないみたいだ」

    苗木「カーペットにもメッセージはない」

    苗木「このポスターの裏や床そのものにも――ないか
       いや、カーペットが敷かれてた床にならメッセージが隠されてるかも 探してみよう」

    苗木(そうだ、霧切さんの意見も聞きたいな――前回あったダイイングメッセージの提示をすすめてくれたのは
       そもそも霧切さんだったし)

    霧切(あ……四つん這いになった苗木くんのシャツの裾がめくれて……
       パ、パンツの色は青と白のシマシマ模様 腰回りには可愛らしい産毛が生え揃っていて、それからそれから――)

    苗木(でも真剣な顔でメモに書き込んでるみたいだ うーん……)

    霧切(あ、立ち上がっちゃった……(´・ω・`)ショボーン)

    苗木(な、なんか落ち込んでる 話しかけづらいなぁ)

    25 = 3 :

    何この霧切さん
    可愛い

    26 = 1 :

    苗木「あの、霧切さん ちょっとイイかな」

    霧切「なっ、なに? 忙しいから手短にね」

    苗木「うん、ダイイングメッセージが見つかってないかなぁ と思ってさ」

    霧切「見つかってないわ 今の所はね」

    苗木「そっか……」

    霧切「……話の途中でガッカリされた、私の身にもなってほしいわね」

    苗木「あっ、ゴメン」

    霧切「……じゃあね」

    苗木「あっ、霧切さん――行っちゃった」

    苗木(怒らせちゃったかな……)

    霧切(一度部屋に戻って苗木くんデータベースをまとめなきゃ)

    27 :

    いつも通りだな

    28 = 8 :

    霧切「なっ、なに? (視姦で)忙しいから手短にね」

    29 = 1 :

    苗木(それからしばらく捜査を続けても、めぼしいメッセージは見つからなかった)

    苗木(ど、どうしよう……! メッセージ探しに集中しすぎたから、手持ちのコトダマが一切ないよ!)

    苗木(モノクマファイルは誤ってプールに落としてしまったし
       このままじゃ裸一貫で裁判に臨まなくちゃならなくなる!)

    モノクマ「学級裁判の時間だよ 集まってね!」

    苗木「マズい……早く見つけないと」

    苗木「でもメッセージを残してそうな場所は全部さがしちゃったし 残された場所があるとすれば……」

    苗木「……ゴクリ」

    苗木「ふ、不二咲さん ゴメンっ」

    苗木「あああわわわっ、ボクにやっぱり無理だよ! 女性の裸みるのも初めて……ってアレ?」

    苗木「つ、ついてる……!? じゃあ、不二咲さんは男性だったのか」

    30 :

    ダンガンssですか?やったー!

    31 = 1 :

    苗木「アレ……? よく見てみると、不二咲さんの先っちょから白い液体が……」

    苗木「それに不二咲さんの下着にこびり付いてるのは、まさか――ついに見つけたぞっ」

    苗木「これが不二咲さんのダイイングメッセージなんだ!」


    【コトダマNo.1】 不二咲千尋のダイイングメッセージ(?)

     パッと見は黒にも見える 寒色に色調された青色のブリーフ
     こびりついた謎の白い液体が、見慣れたトウモロコシを描き出している

     おねしょされた布団を見ると世界地図が描かれていた――たとえカーチャンに叱られ地図は洗われても
     ボクらの胸の中の地図はいつまでも消えなかった そんな少年時代を彷彿とさせるクオリティ

    32 :

    ふむ

    33 = 8 :

    ダンガンSS恒例だけど
    次第にカオスになってまいりました

    34 = 3 :

    どうしてパンツに白い液体が付いてるんですかね……

    35 = 1 :

     DayTime エレベーター前


    腐川「や、やっと来たわね アンタが一番最後よ」

    苗木「待たせてゴメン みんな、行こう――ん?」

    霧切(凛々しい顔してる苗木くんも可愛い)

    苗木(霧切さんがこっちを睨んでる……さっきのことまだ怒ってるのかな……うう)


     再び始まってしまう――命がけの騙し合い 命がけの裏切り
     命がけの謎解き 命がけ言い訳 命がけの信頼……命がけのメッセージ探し

     命がけの学級裁判――!

    36 = 1 :

     DayTime 裁判所


    モノクマ「では最初に、学級裁判のルールから説明し(ry)権利が与えられます!」

    十神「まずは凶器n 苗木「みんな、ボクにはもう犯人が分かってしまったんだ」

    十神「!?」

    山田「か、開始数秒で解決発言とは、これが推理モノならかませフラグですぞぉ?」

    霧切「……ひとまず聞いてみましょう なにかしらの手掛かり位ならあるかもしれない」

    苗木「まず、犯人は不二咲さん 被害者本人なんだ……!」

    38 = 8 :

    噛ませてすらもらえないかませメガネとかwwwww
    ただのメガネwwwwww

    39 = 1 :

    朝比奈「ど、どういう事!? 不二咲ちゃんは自殺だったってこと!?」

    「そんなはずねぇ! アイツは、アイツは俺が――」

    苗木「それは違うよ!」

    苗木「実際に、ダンベルで不二咲さんを殴ったのは大和田くんだったかもしれない
       だけど、その殴打を依頼したのが不二咲さん自身なら話は違ってくるはずだ」

    大神「解せぬ……仮にそうでも、なぜ不二咲は大和田にそのような事を頼んだのだ」

    苗木「すべては、不二咲さんのダイイングメッセージに描かれてある」


     [⊃ 【不二咲さんのダイイングメッセージ(?)】


    苗木「コレがボクの答えだ!」

    40 = 22 :

    ちーたんドM説?

    41 = 1 :

    葉隠「な、なんか嗅ぎなれたニオイが漂ってるような」

    苗木「当然だよ葉隠くん パンツについたこのシミは、不二咲さんの精液」

    苗木「これは恐らく、ダンベルに殴られた不二咲さんが、痛みという快感のあまり達した痕跡なんだ!」

    山田「あのぉー……そのシミが、事件前についた可能性もあるのでは?」

    霧切「貸しなさい その下着を」

    霧切「クンカクンカ……このニオイからいって、射精推定時刻は死亡推定時刻と合致している
       つまり、この精液が世に出されたのが事件当時であることは間違いない」

    葉隠(……ふぅ)

    山田(ふぅ……)

    朝比奈「あれ!? なんかさっきよりクサくない!?」

    42 = 3 :

    おい風紀委員仕事しろ

    43 = 8 :

    霧切さんゼッタイ苗木に気にいられたくてテキトー言ってるだろwww

    44 = 1 :

    苗木「そもそも正規の手段で射精をするなら、男は必ず下着を下ろす
       でも不二咲さんは下着をつけたまま射精した」

    苗木「そこには必ず、不正規な手段が存在したハズなんだ そしてその手段こそが
       ダンベルによる殴打であったと考えられるハズだよ」

    霧切「不二咲さんにとっても想定外だったのね 射精してしまう事は
       だから下着を脱ぐチャンスを逃した」

    霧切「能動性のカケラもない、無意識下のダイイングメッセージ……といったトコロかしら」

    「……苗木 もう一つだけ教えてくれ」

    苗木「うん」

    「不二咲のヤローはなんで、“俺”に殴られたかったんだろうな」

    45 = 20 :

    つか不二咲が男っていう事には皆驚かないのな

    46 = 1 :

    苗木「君じゃなきゃ駄目だったんじゃないかな」

    苗木「ボクでも、葉隠くんでも、霧切さんでも……他の誰に出来ない何かが
       大和田くんにはあったんだよ」

    朝日奈「食堂で不二咲ちゃ……不二咲くんが言ってた『いいなぁ』ってそう言う事だったんだ……」

    「バカ野郎が……だからってダンベルなんか持ち出してきやがって……不二咲ぃ……」

    苗木(蹴られるためにボクの部屋の前で寝そべってた時もあったけど、秘密にしておいた方がいいよね!)


    ――こうして、第2の裁判が終わった

    仲間の死が、ボクたちの心に亀裂を走らせているうちは、ボクたちは自分がまだ正常であると認識できる

    だからボクは、この痛みがずっと続けばいいのにと思った

    正常でいられなかった為に死した、仲間の代わりに生き続けるためにも

    47 = 1 :

     MorningTime 苗木の部屋


    苗木「……ふぁあ……よく寝た」

    苗木「……昨日の裁判はダイイングメッセージのおかげで早く終わったし
       ダイイングメッセージって、時間を節約する用途もあるんだなあ」 ※ありません

    苗木「よし、食堂に行こう」


     MorningTime 食堂


    十神「な、苗木っ 朝比奈「苗木おはよう!」

    十神「……」

    48 = 22 :

    噛ませにすらなれないなんて酷い……

    49 = 20 :

    実はこの十神は十神じゃなくて豚神

    50 = 1 :

    ジェノサイダー翔「おっはよおございまあすゲラゲラゲラ」

    苗木「うわぁあ!?」

    朝日奈「腐川ちゃんってば何でジェノサイダーになってるのさ!」

    霧切「初日以来ね……」

    ジェノサイダー翔「まーまーそんな事よりも、今から女性陣の皆々様を
           ざんばらファッションの裸ん坊にしちゃうけどいいわよねっ?
          答えは聞いてなぁーい!」

    大神「ぜぁああッ!」

    ジェノサイダー翔「熱烈な歓迎ありんすでござんすギャハハハ! でーも当たっとらんぞよぉ?」

    大神「浅かったかッ……」

    葉隠「うわぁああああ! 朝っぱらから頂上決戦だべぇええ!」

    セレス「はぁ……少し遅れて来てみれば、何の騒ぎですの?」

    霧切「さしずめ、不二咲さんの一件を省みた身体検査じゃないかしら」

    朝日奈「私達まで男だって疑ってるの!? なにそれ! 意味わかんないよ!」


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