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    元スレ京子「ゴメン…」結衣「…」

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    1 : 書きため無し結京 - 2013/01/19(土) 23:42:34.91 ID:5MCWuduy0 (+125,+30,-159)
    中学三年、冬――――

    京子「あーコミケ終わったー」
       「原稿ぎりぎりだったなぁ~…」

    結衣「…ちゃんと勉強やってるのか?」

    京子「大丈夫大丈夫、ちゃんとやってるってー」

    結衣(これはやってないな…)
       「一応私たち受験生なんだからさ」
       「ちゃんと勉強しなきゃダメだぞ」

    京子「分かってるって!」

    結衣「…」
       「本当に大丈夫かな…」

    京子「ラムレ買いに行こー!」

    結衣「しょうがないな、あと1問だけやったら付き合ってやるよ」

    京子「さっすが結衣~!」
       「話が分かるねぇ」

    結衣「ったく、調子のいい奴」
    2 : 以下、名無しにか - 2013/01/19(土) 23:43:05.42 ID:dSv1zL4L0 (+24,+29,-17)
    たてにげじゃないなら支援でござる
    3 : 以下、名無しにか - 2013/01/19(土) 23:47:52.49 ID:5MCWuduy0 (+95,+30,-177)
    ―――――――――――

    京子「おっす、結衣ー」

    結衣「お…結果どうだった?」

    京子「そりゃ勿論受かったよ~」
       「私が落ちるわけないじゃん?」

    結衣「っていっても、これは私立だろ?」
       「本番はあと2か月後だぞ」

    京子「まぁ、本番も大丈夫だって!」
       「だって私立ヨユーで受かっちゃったんだよ!」

    結衣「私立は大目に人をとるからな…」
       「ここで調子に乗って勉強しないなんてことになるなよ」

    京子「ふっふん、最後まで抜かりないのが私だよ」

    結衣「…ま、とりあえずおめでとう」
       「ラムレーズン買っておいたぞ」

    京子「おー!さすが、私の言いたいことが分かってるねー」

    結衣「何年一緒だったと思ってるんだよ」

    京子「へへへ~」
    4 : 以下、名無しにか - 2013/01/19(土) 23:50:42.86 ID:5MCWuduy0 (+95,+30,-144)
    ――――――――

    京子「んー…やる気起きないな」

    京子「あっ、そういえば…」
       「昨日漫画買っておいたんだった♪」

    京子「~♪」

    京子「ぷっ、あはははっ、バッカでー」

    京子「ん~」

    京子「はぁ、面白かった」

    京子「おっと、勉強は…」

    京子「…」

    京子「まぁ、いいか」
       (明日ちゃんとやるから大丈夫)

    京子(…何なら、一夜漬けでも行けたりして…)

    京子(…)

    京子「それはさすがにまずいよなー」

    京子「とりあえず今日は寝よう…」
    5 : 以下、名無しにか - 2013/01/19(土) 23:51:22.06 ID:yLTTuIF50 (+19,+29,-3)
    アンタッチャブルか…
    6 : 以下、名無しにか - 2013/01/19(土) 23:54:33.74 ID:5MCWuduy0 (+95,+30,-147)
    ―――――――――

    京子「おはよう結衣ー」

    結衣「おはよう…」
       「昨日は夜更かししてないだろうな」

    京子「ふっふ、珍しいことに、10時半にはちゃんと寝ました」

    結衣「そっか、ならいいんだけどさ」

    京子「今回は(まぁまぁ)勉強したから~」
       「私立よりもヨユーで受かっちゃいますよ!」

    結衣「お前、フラグじゃないのか、それ」

    京子「そ、そんなことないしー!」

    結衣「あははっ、冗談だって」
       「ほら、行こう」

    京子「あっ!」

    結衣「どした?」

    京子「受験票忘れた!」

    結衣「えぇっ!?」
    7 : 以下、名無しにか - 2013/01/19(土) 23:56:53.88 ID:5MCWuduy0 (+95,+30,-116)
    京子「なんてのは冗談でー」

    結衣「…」
       「…お前」

    京子「す、スンマセン…」

    結衣「ほんと、タチの悪い冗談はやめろよな」
       「縁起でもない」

    京子「へへへ…」
       「すこしでも緊張がほぐれるかな~なんて」

    結衣「逆にドキドキしたって」

    京子「申し訳ねぇ…」

    結衣「まぁ、いいや」
       「ほら、行くぞ」

    京子「おう!」

    結衣「…」
    8 : 以下、名無しにか - 2013/01/19(土) 23:58:06.09 ID:dSv1zL4L0 (+19,+29,+0)
    ふむひふむし
    9 : 以下、名無しにか - 2013/01/19(土) 23:59:16.82 ID:5MCWuduy0 (+95,+30,-83)
    ―――――――――――

    「では、チャイムが鳴ったらはじめてください」


    キーンコーンカーンコーン


    「はじめっ!」

    バサ、カランッ

    バサバサッ

    結衣「…」
       「ん…」


    京子「…」
       「っと…ここは」

    京子「…えっと…」

    京子(アレ…何だっけ)

    京子(えっ…と…)

    京子(やばい、思い出せない)
    10 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:01:53.93 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-142)
    チッ…チッ…チッ…

    京子(えっと、えっと…っ)

    京子(何だっけ…どうやって…解くんだっけ)

    カリカリカリ…ガサッ

    ガサガサッ

    京子(みんな…どんどん解いてる)

    京子(マズイ…まずいって)

    バサッ、カリカリッ

    チッ…チッ…チッ…

    京子(あぁ、もう、うるさい…!)

    京子(うぅ…!!!)


    キーンコーンカーンコーン

    「解答やめっ!」

    「筆記用具を机の上においてください」
    11 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:04:16.59 ID:Q7R2OMtz0 (-22,-10,+0)
    支援
    12 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:05:42.75 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-142)
    ―――――――――

    結衣「あ…京子」
       「お疲れ、どうだった?」

    京子「…えっ?あ、うん…」
       「まぁまぁ…できた、かなー!」

    結衣「そっか、それならよかった…」

    京子「結衣は?」

    結衣「私もまぁまぁ。ちょっとだけ間違っちゃったところあったけど、大丈夫だったかな」

    京子「そっかー!」
       「よーっし!試験も終わったし」

    京子「ちょっと、ファミレス行かない!?」
       「なんかたべよーぜ!」

    結衣「そうだな、行こっか」

    京子(…うん)
       (大丈夫、だよね)
       (きっと)

    だって、今までずっと一緒だったんだもん。

    離れるわけないよ。
    13 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:09:01.36 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-117)
    ――――――――――発表、当日

    京子「おー人やべー」

    結衣「…ど、どう?」

    京子「んー、まだ貼られてないっぽい」

    結衣「そっか…」

    京子「なに、緊張してんのー?」

    結衣「そりゃそうだろ…」
       「一応私立も受けたけど、行きたいのはこっちなんだから」

    京子「まぁ、そうだね」
       「…て、おー?きたっぽい?」

    結衣「うっ…そ、そうか」

    京子「大丈夫だってー」
       「一緒に見よう!」

    結衣「あぁ、うん…」


         キャー         ワー
    オメデトー
       オメデトーゴザイマース
    14 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:10:55.90 ID:Oat7fKPu0 (-20,-10,+0)
    支援
    15 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:11:21.86 ID:R6Y1fjGx0 (+24,+29,-15)
    このパターンはありそうでなかったな
    16 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:11:54.72 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-89)
    京子「よーっし、じゃあ見るぞー」

    結衣「あ、あぁ…」

    京子「いっせー…」

    「のっ!!」


    結衣「…」

    京子「…」
       (…私の番号…私の番号…)


    結衣「あっ…」


    京子(301…304…307…)

    京子(31・・……)



    結衣「あった…」

    結衣「あったぞ、京子!!」


    結衣「…京子?」
    17 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:12:36.89 ID:BrmA9Tuw0 (-22,-10,+0)
    支援
    18 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:13:46.80 ID:fiCj70H20 (+18,+28,+0)
    この時期にこのスレ
    19 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:14:14.92 ID:axOreDRC0 (+24,+29,-21)
    京子(318…318…!)

    『311 312 315 318』

    京子「あった!」

    結衣「やったな!二人共合格だ!」

    京子「わーい!」

    GOOD END
    20 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:16:10.52 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-109)
    京子「…」

    京子「ゴメン…」

    結衣「…」
       「京子…お前…」

    京子「…へ、へへっ」
       「私、落ちちゃったみたい」

    結衣「…うそ…だよな」

    京子「あれー、おっかしいなあ。受かってると思ってたんだけどな~」
       「見間違えちゃったかな?」

    結衣「そ、そうだろ」
       「冗談なんだよな」

    結衣「ちょ、ちょっとお前の番号見せてみろ…!」


    結衣「…312…312…」

    結衣「…」


    京子「あーそっか…はは」


    落ちちゃったのか、私。
    21 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:18:19.31 ID:l/ngtl5c0 (+24,+29,+0)
    櫻子じゃないんだから
    22 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:19:42.20 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-112)
    結衣「…う、嘘だ」
       「こんなの絶対…」

    結衣「そ、そうだ、印刷ミスとか…!」

    結衣「それか…去年のを張り出しているとか…」

    結衣「だって、お前…勉強、頑張ってたよな」


    結衣「受かってるって…」

    結衣「受かってないはずないって…」


    京子「…」

    京子「おめでとう」

    京子「結衣」


    結衣「…そんなの…」


    結衣「私だけが受かったって…」


    結衣「意味ない…」
    23 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:24:09.98 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-147)
    京子「そんなことないよ」

    京子「結衣はさ、行きたい高校に行けるんだよ」

    京子「よかったじゃん!」

    結衣「よくない…」

    結衣「私は、お前と…いっしょの高校に…」
       「行きたかったのに…」

    京子「お、寂しがり屋さんか~?」

    京子「別に一生離れるわけじゃないんだからさー」

    京子「ほら、メールとかでもできるじゃん?」

    京子「だから…」

    京子「ね」

    結衣「…」

    結衣「…っ…ぅっ…」

    京子「…なっ、何で泣いてんだよ!」
       「結衣にとってめでたい日なんだよ!」

    京子「何で…」
    24 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:27:47.75 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-125)
    ―――――――そのあとの帰り道は、二人とも何も話さなかった。

    いつもの通学路を、いつも通りに。

    歩いて帰っていくのに

    何だか、いつもよりもその道は冷たくて、静かだった。


    二人が分かれる道に着いたとき

    結衣は口を開いた。

    結衣「京子」

    京子「…なに?」

    結衣「…学校…始まっても」
       「メールとか…電話とか…」

    結衣「しても平気だよな」

    京子「も、勿論!」
       「毎日、しても良いんだぞ!」

    京子「当然だろ!」
    25 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:29:57.63 ID:R6Y1fjGx0 (-27,-17,+0)
    26 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:30:34.34 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-110)
    結衣「…そっか」

    結衣「休日…とか」

    結衣「遊べるときには…遊ぼうな」

    京子「…おう!」
       「私もさ…」

    京子「たまに、遊びに行っても良いよな」

    結衣「当然だろ…」

    結衣「また、泊りに…来いよな」

    京子「おう!」


    結衣「…」

    京子「…」

    京子「…じゃあ」

    結衣「…あぁ」

    京子「…バイバイ」

    結衣「…」
       「またな」
    27 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:33:49.46 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-92)
    ―――――――――――――――高校1年、春

    私は、二塚高等学校に入学した。

    新しい制服に身を包んだ私は

    自転車に乗って学校に向かう。

    見慣れた通学路を通るのだけれど

    その隣に、結衣の姿はなかった。


    一人って…

    結衣がいないって…

    京子「こんなに…寂しかったんだな」


    とっくに涙は枯れていたと思ったのに

    また、私の目からは涙がこぼれてきた。
    28 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:34:22.45 ID:Oat7fKPu0 (+24,+29,+0)
    鬱エンドやれてくれよ
    29 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:34:54.67 ID:l/ngtl5c0 (+29,+29,-13)
    進研ゼミだかの小冊子漫画みたくなってきた
    30 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:38:29.59 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-114)
    学校が始まると、元から人見知りをしなかった私には

    新しい友達がどんどんとできた。

    自分の性格に感謝した。

    というより、自分の性格を変えてくれた結衣に感謝した。


    友達はたくさんできる。

    お弁当も、授業も

    私の周りには、誰かがいる。


    でも、大事な何かがすっぽりと抜け落ちている。

    それは紛れもなく、結衣の存在だった。

    その1つの存在は、私にとって大きな存在だった。

    失ってから気付くって、こういうものなんだなー

    なんて、思いながら、毎日を過ごした。


    って、依存症かよ。
    32 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:42:04.92 ID:Hdgp3SU60 (-13,-1,+0)
    aaaa
    33 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:42:33.58 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-129)
    結衣とは、毎晩電話したり、メールしたりしていた。

    メールの内容は、学校でのこと、友達のこと、昨日見たテレビのこと

    雑誌のこと…話せることは、なんでも話した。

    結衣は、小さいころは活発だったけど、中学生になってからは

    だいぶクールと言うか…落ち着いた感じになっていたから

    友達ができるかどうか心配になっていたけれど

    ちゃんと、友達ができたらしい。


    聞くところによると、お弁当も、授業も

    いっしょに食べたり、受けたりする親しい友人ができたらしい。

    ちくしょう。

    その席は、私のだからな!!


    って思ったけれど、口には出さなかった。

    京子「私も大人になったんだよー」

    結衣『あー…はいはい』
    34 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:46:00.74 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-140)
    京子「そういえばさー」
       「来週の日曜、あいてる?」

    結衣『ん?あぁ…』
       『空いてる…な』

    京子「よし、ならどっか行こうぜー!」

    結衣『そう、だな』

    結衣『どこ行く?』

    京子「結衣んち」

    結衣『おいっ』
       『平日でも来れるだろ…』

    京子「そうでした…」
       「じゃあ、買い物行こうぜ!」

    京子「夏物、買いに行こう!」

    結衣『んー…そうだな』
       『じゃあ、集まる場所はあそこでいいか?』

    京子「おっけー」
       「じゃあ、せいぜい楽しみにしておくんだよ、結衣君」

    結衣『はいはい、まったく…』
    35 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:47:24.87 ID:XojDxxBP0 (+12,+27,+0)
    ふむ
    36 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:50:29.18 ID:84R/ZZZ6O (+25,+30,-17)
    学年違うから仕方ないけど、あかりも似たような経験してるんだよな
    37 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:50:49.41 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-96)
    ――――――――――――――――――日曜日

    私は、15分前に待ち合わせ場所に来ていた。

    今までの自分じゃ考えられないことだ。

    自分のしたいこと全部放り投げてでも

    私は結衣との時間を作りたくなっていた。


    結衣「おっ、早いな、京子」

    京子「へっへーん、まぁねー」

    結衣「それじゃあ、行くか、買い物」

    京子「おう、行こう行こう!」


    結衣の姿は、中学生の時より、大人びて見えた…たぶん。

    髪を伸ばしてるな?

    京子「色気づいたか!?」

    結衣「いきなり何言ってんだ」
    38 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:56:04.55 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-173)
    私は、色気づいた結衣とともに、色々な場所を歩いて回った。

    ブティックも行ったし、友達が言っていたパフェの店にも行った。

    勿論、電話で話していた通りに、夏物もちゃんと見に行った。

    結衣の選ぶセンスが、だんだんと大人っぽくなってきた…と思う。

    京子「やっぱり色気づいてんじゃん!!」

    結衣「ついてねーよ」

    京子「それにしては大胆なような…」

    結衣「…」
       「やっぱやめるか…」

    京子「じょ、冗談!冗談!」
       「めっちゃ似合ってるって!」

    結衣「…っ」
       「あー、ナシなし!これは無しだ!」


    顔を赤くして、服をもとの場所に戻す姿は

    反則的に可愛かった。

    京子「…んっ?」
    39 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 00:58:02.48 ID:2+iDPj4w0 (+19,+29,+0)
    ガチゆりくる!?
    40 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 01:00:12.27 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-121)
    まてよ、私。

    可愛い?

    色気づいてる?

    私って、そんな感じで結衣のことを見ていたっけ…?


    …中学生のころは、ちなっちゃん可愛いナーとか思っていたけれど

    結衣は…どうだったかな?

    京子「んー…」

    結衣「どうした?」
       「また何食べようか迷ってるのか?」

    京子「…はっ!ち、違うって!」

    京子「わ、私はー…えーと…えっと…」

    京子「ラムレ

    結衣「メニューに無いだろ…」
    41 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 01:05:40.77 ID:jfuDN+To0 (-22,-12,+0)
    42 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 01:05:46.13 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-131)
    最後は、いつものファミレスでしめた私たちは

    いくつかの紙袋を持ちながら、帰路に着いた。

    帰ってから、私は結衣にまた電話した。

    結衣「さっき会ったばっかりだろ」とか言っていたけれど

    なんだか、嬉しそうだったから、よかったかなーって思った。


    ベッドに寝転がった私は

    ふと、さっきの感情を思い出す。

    京子(…そういえばー)

    京子(結衣…可愛かったな)

    京子(あの服…似合ってたな。でも結局買わなかった…勿体な…)

    京子(いやいやいや、あんな服誰かに見せるなんて!)

    京子(誰かが気を持ったらどうする…)

    京子(…)

    京子(…あー…)

    これってもしかして…アレ、ですか…
    43 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 01:09:51.76 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-138)
    まさかよりによって、大親友である結衣に

    こんな感情を抱くことになるとは…。

    昔は、マスコット的な可愛さに惹かれて…ちなっちゃんによく絡んだものだけれど

    これは…

    京子(……)

    京子「うー…」ドックンドックン

    マジな…方っぽい。


    そういえば今日、手つながなかった?

    結構密着したよね…。

    食べさせ合った…ような気もする…。


    京子「う、うわぁ…!!」


    意識し始めてしまった私は

    取りあえず枕を抱いて、ベッドを転げまわった。

    お母さんがうるさい!っていう頃には、もうすでに私は眠っていた。
    44 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 01:10:53.89 ID:jfuDN+To0 (+18,+28,+0)
    乙女可愛い支援
    45 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 01:11:34.74 ID:oZv7Fv/y0 (+17,+29,-4)
    寝るのかよ・・・・
    オナニーシーンなしとか・・・
    46 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 01:17:10.70 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-145)
    ――――――――――――高校2年、夏

    2年生に上がった私は、だいぶ大人になった…成長した、と思う。

    そして、私の結衣に対する気持ちも、大いに成長した。

    毎日のメールが楽しみで、すぐ返信してしまって

    結衣「はやすぎる、勉強しろ」と返されてしまったり

    電話では、無料通話にどれほど助けられたかわからない。

    案の定、今晩も、長電話になっていた。

    京子「あー、来週の日曜楽しみだなー」

    結衣『そうだな…晴れると良いな」

    京子「うん、せっかくの海だしねー」

    結衣『って、来週の話かよ』
       『今日はまだ月曜日だぞ?』

    京子「いいじゃんいいじゃん、楽しい話はいつしたって良いんだって!」

    結衣『まったく…』
    47 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 01:22:39.76 ID:TRWdnO2P0 (+60,+30,-209)
    ―――――――――――日曜日

    天気は快晴。絶好の海日和。

    前日、眠れなくなるほどに、わくわくしていた私。

    小学生かよ。

    案の定、目の下にちょっとクマができていた。

    結衣「お前、今日眠れなかったろ」

    京子「…っ、み、見ないでくだせえ!」

    結衣が私の目を見つめて…じゃなくて、目の下のクマを見ながら言ってきたので

    とても恥ずかしくなって、ちょっとごまかすように答えた。


    海に着いてすぐ、水着に着替えたのだけれど

    結衣の水着姿は、とてもセクシーだった。

    京子「…さらにおっきくなったな」

    結衣「うるさい」
    48 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 01:23:31.69 ID:Oat7fKPu0 (-20,-10,+0)
    支援
    50 : 以下、名無しにか - 2013/01/20(日) 01:27:21.30 ID:oZv7Fv/y0 (+23,+28,-1)
    はよ
    この時期は寒い
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