元スレ和「私の彼女と幼馴染が修羅場すぎる」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
51 = 14 :
振り回されてるな
52 = 8 :
ガタン…ガタン…ガタタン!
和(頂上に着きました。…二人の様子は…)
咲「……」ビクビク
穏乃「……」ビクビク
和(?……あれっ、もしかしてこの二人……)
ゴォォォォォォォオオオオオオオ!!!
咲「うあああぁああぁあぁああああ!!!」
穏乃「ひゃああぁあぁぁああぁぁああああ!!!」
和(なるほど…見栄を張っていたんですね…)
ゴォォォォォォォオオオオオオオ!!!
…………
54 :
これは二人がくっつくパターン
55 = 8 :
咲・穏乃「……」ゲッソリ
和「……もう。苦手なら苦手って言って下さいよ…」
咲「……別に苦手じゃないもん」
穏乃「……右に同じ」
和「ふふっ、そうですか。あっ、飲み物買って来ますね。二人は休んでいてください」
咲「…ありがとう和ちゃん…」
穏乃「ありがとー…」
和(今は二人とも弱ってますし、大丈夫ですよね)
和「では、行って来ます」タタッ
咲「……」
穏乃「……」
56 = 14 :
どうなる
58 = 8 :
咲「……」
穏乃「……」
咲「……ねぇ」
穏乃「……わかってるよ」
咲「……そう」
穏乃「……うん。一緒にトイレ行こう…」
咲「……うん……あっでも言っておくけど、私は数ミリリットルだけだからね」
穏乃「……それなら私は数ミリミリリットルだから」
咲「……」
穏乃「……」
咲「……行こっか」
穏乃「……うん」
59 = 8 :
咲「……」ゴクゴクッ
穏乃「……」ゴクゴクッ
咲・穏乃「ぷはっ!」
和「…気分、良くなりましたか?」
咲「うん!ありがと和ちゃん」
穏乃「元気百速!さっ次行こ次!できれば激しくないやつ」
和「ふふっ、そうですね。ここからだと…一番近いのはお化け屋敷ですね」
穏乃「よし!それなら大丈夫!咲ちゃんは怖くないよね!」
咲「…それ、私が悪魔っぽいからってこと…?」
穏乃「あははっ。違うよー。悪魔じゃなくて魔王だよー」
咲「…チッ」
和(…大人しくなったと思ったら、互いに罵り合う元気がなかっただけですか)
60 = 14 :
可愛いなこの二人
61 = 8 :
――お化け屋敷――
和(このアトラクションは三人一組で入るみたいです。…良かったような良くなかったような…複雑です)
咲「うわー、雰囲気出てるねー」
穏乃「でも、そんなに怖くないなぁ。もう半分くらい?」
咲「ははっ。さっき私の袖引っ張ってたでしょ」
穏乃「あ、あれはただ道連れにしようと!咲ちゃんこそずっと私の後ろに隠れてたじゃん」
咲「そ、それは生け贄にしようとしてただけ!」
和「…仲、良くなりましたね」
咲・穏乃「ないない!」
62 :
これはいい流れ
63 = 8 :
カツン…カツン…
咲「え…何の音…?」
カツン…カツン…
穏乃「何かが…近付いてきてる…?」
カツン…カツン
和「…後ろ…からですか?」
三人「……」クルッ
大きな人「…おおお……追っかけるどぉーーー!!」バッ!
咲「ぎゃああああぁぁあぁぁぁあああ!!!」ダダタッ!
穏乃「うおわあああぁあぁあああぁあああ!!!」ダダタッ!
和「あ…」
和「…置いていかれました…」ポツン
64 :
ぼっちじゃないよ~
65 :
穏咲の可能性
ありですね
66 = 8 :
和「……」
大きな人「……」
和「……えっと」
大きな人「……ぼっちじゃないよー」
和「え、あ、はい」
大きな人「……一緒に出口まで行ってあげる」
和「……お願いします」
67 :
この流れの咲穏の可能性は確かに存在する
68 = 8 :
?「ななななんでこんなとこに咲が!?」
?「それになんでピンクとジャージと一緒に遊んでいるんだ!?」
?「…いや、普通に友達同士で遊びに来ただけだろ…」
?「…ウワサでピンクと咲が付き合ってるって聞いた。認めてないけど」
?「…おい、私の話聞いてるか?」
?「仮に、万が一、あり得ないけど、付き合ってるのが本当なら、なぜジャージがいる!?」
?「…あれか?咲ちゃんはハーレムを作ろうとしているのか?私も入りた…いやけしからん!」
?「姉として、止めさせなければ!ついでにピンクもつぶす」
69 = 67 :
いい展開になってきた
支援
70 = 8 :
?「…菫、急用ができた」
菫「はぁ……まぁいい。私はシズニーマウスと戯れてるから」
菫「行ってこい。あんまり問題起こすなよ?照」
照「ピンクつぶすジャージつぶすピンクつぶすジャージつぶす……」ブツブツ
菫「……妹さんがんばれよ……あっシズニーマウスだ!こっちこっち!わあ!かわいい~!」
71 = 65 :
菫さん可愛いな
72 :
憧「シズニーマウス!?」
73 = 67 :
おさるらんど
74 = 8 :
和(……あれからいくつかアトラクションを回りました)
和(メリーゴーラウンド、ゴーカート、フリーフォール…)
和(この数時間であの二人は…)
咲「穏乃ちゃん穏乃ちゃん!あれ見て!すごく大きな山!登ってきたら?」
穏乃「うわぁ!火山だ!火とか咲ちゃん似合いそうだから咲ちゃん登れば?」
咲「あっ、穏乃ちゃんほっぺたにアイス付いてるよ?猿の赤ちゃんみたい!汚いけど取ってあげる!」ヒョイッ
穏乃「ありがと!汚いなら私が食べるよ!」ガブッ
咲「あははっ!痛い!痛いよ穏乃ちゃん!食い意地張った猿だね!」
穏乃「ひれーになへてあふぇる!」ペロペロ
咲「あははっ!くすぐったい!」
キャッキャッ
和(……うん。すごく仲良く…なったと思います思わせてください)
75 = 67 :
いいよいいよ
76 :
優希じゃないのか
77 = 8 :
穏乃「あー!かなりはしゃいだな!」
咲「うん!たまには遊園地もいいもんだね!」
和「良かったです。楽しんでもらえたみたいで」
穏乃「あと行ってないのは……観覧車か」
咲「そろそろ夜景が綺麗な時間だね!行こっ」
和「ふふっ、じゃあ観覧車でしめましょうか」
穏乃「まだまだ遊び足りないけどねー」
咲「今はまだ空いてるみたい。次のに乗れそう」
照「……そこの三人…待ちなさい」
78 = 8 :
咲・和「っ!?」
穏乃「?」
照「……咲…一体、どういうこと…?お姉ちゃんを差し置いてピンクジャージとハーレ…遊ぶなんて」
咲「……」
和(…くっ、嫌なタイミングでエンカウントしました…)
和(……おそらく、ずっと影から見ていたんでしょうね…)
和(…今穏乃を引き離してももう意味がない…イチャラブ作戦ができなくなりました…)
和(…さて、どうしますか)
79 = 8 :
咲「……お姉ちゃんには関係ないよ」
照「ある。なぜなら私は咲のお姉ちゃんだから」
照「そんなピンクとの交際は認めない」
咲「…私が誰とどうなろうと私の勝手でしょ!」
穏乃「えっ…宮永照?なんで?どういうこと?」
照「…阿知賀のジャージか。お前は別にどうでもいい。咲と仲悪いみたいだし」
照「……問題はピンク。お前だ。何勝手に人の妹に手を出してんだよ。お?」
和「……」
81 = 8 :
照「どうせその無駄な脂肪で色仕掛けしたんだろ。咲は騙されてるんだ」
咲「……っ!」
照「良いように扱われてるだけだ。好意なんて欠片もないんだよきっと」
咲「お姉ちゃん!!」
和「……好意、ですか……ふふっ」
和「ありますよ。私は咲さんが好きです」
咲「!?」
照「…ほう」
82 = 8 :
和「それだけじゃありません。私は穏乃も同じくらい好きです」
穏乃「えっ」
咲「えっ」
照「えっ」
和「……もちろん、二人とも『親友』として!」
84 = 8 :
穏乃「ビックリした……ん?」
照「…親友?お前、咲と付き合ってるんだろ?どういうことだ?」
咲「和ちゃん!」
和「咲さん。ここは私に任せて下さい」ゴニョゴニョ
咲「…でも、全部バラしたらまた……」ゴニョゴニョ
和「大丈夫です。心配いりません」ゴニョゴニョ
和「穏乃!咲さんを連れて観覧車へ!」
咲「えっ?」
穏乃「え、う、うん!」
和「……咲さん、もう気付いてるはずです。偽りでない本物の恋に!嘘を吐くのはもう終わりです!行きなさい!」
咲「……わかった。ありがとう和ちゃん」
穏乃「行こう!咲ちゃん!」
ダダタッ!……
86 = 8 :
照「……行ったか。まぁいい。当初の目的はお前をつぶすことだからな」
照「で?さっきのはどういうことなんだ?やっぱり咲を騙してたのか?」
和「……頼まれたんですよ、咲さんに。お姉さんの前では恋人のフリをしろと」
照「は?なんでそんなこと……」
和「気付いてないんですか?咲さんはあなたのその束縛に嫌気がさしてたんですよ!」
照「なっ!?」
和「…あなたから解放されたいがために偽の恋人を作った。歪んでます」
照「さ、咲はそんなことしない!!」
和「あなたがそうさせたんですよ!!」
照「っ!」
87 :
ほほう
88 = 8 :
和「……妹が心配になる気持ちはわかります。でも、少しくらい信じてあげたらどうですか?」
照「……でも咲に悪い虫が付いたらと思うと…」
和「悪い虫かどうかはあなたが決めるものではありません。咲さん自身が決めるものです」
照「……」
和「……見ていたでしょう?…穏乃と楽しそうに話す咲さんの笑顔。あれは穏乃じゃないとできないんです。あなたにはできません」
照「……」
和「……でも、あなたしかできない咲さんの表情もあるはずです。穏乃にはできない。それに気付いてください」
照「……私にしかできない…」
和「そうです。きっとすぐに見つかりますよ!」ニコッ
照「!!」
89 :
しえーん
90 = 8 :
照「……お前、意外といい奴だったんだな」
和「……いいえ、咲さんの過ちを正すことよりも自分の保身を選んだ、愚か者ですよ…」
照「……あの二人は…恋人になるのかな…?」
和「……ええ、きっと。ふふ、穏乃なら咲さんを任せられますよ」
照「……ふふっ、お前がそう言うならそうなんだろうな」
91 = 8 :
――観覧車――
咲「……」
穏乃「……和」
咲「えっ?」
穏乃「和…大丈夫かな?」
咲「…うん。きっと」
穏乃「…だよね」
咲「……」
穏乃「……」
咲「…あのね、穏乃ちゃん」
穏乃「うん?」
咲「私、今日すごく楽しかった」
穏乃「…うん、私も」
92 :
ふんふむ
93 = 8 :
咲「…穏乃ちゃんと遊ぶってなったときはどうなることかと思ったけど」
穏乃「あははっ、おんなじだ」
咲「でも今はすごく仲良くなれたと思う」
穏乃「ううん、思う、じゃなくて仲良くなったよ」
咲「ふふっ、そうだね」
穏乃「和には色々迷惑かけちゃったね」
咲「……」
咲「……あのね」
咲「……それで私、気付いたんだ」
咲「……自分の本当の気持ちに」
95 = 8 :
咲「私は――」
穏乃「待って」
咲「え?」
穏乃「もうだいたい言いたいことはわかった」
穏乃「……咲ちゃんに先に言われるのは、なんか悔しい。えへへ」
咲「あはっ。…そうだね。じゃあ一緒に」
穏乃「……いくよ。せーのっ!」
咲・穏乃「「私は――――」」
96 = 89 :
大どんでん返し期待
97 = 8 :
照「あっ、戻ってきたみたい」ポロポロ
和「本当ですね…チュロスこぼれてますよ」
照「……ほんと、いい笑顔になってる」ポロポロ
和「……穏乃のおかげです…チュロスこぼれてますよ」
穏乃「和ぁー!」タタタッ
咲「和ちゃーん!とお姉ちゃん…」タタッ
和「…もう大丈夫ですよ、咲さん。ほらお姉さん?」
照「うっ……さ、咲……その今までごめんなさい!これからは咲につきまとわったりしない!咲の恋人に文句言ったりしない!」
咲「お姉ちゃん……ううん、私のほうこそごめんなさい。騙すようなマネして」
照「いや元はといえば私が悪いんだし…」
咲「お姉ちゃん……ありがとう!」パァッ
照「!!」
99 :
まだかよ
100 = 8 :
照「ピンク!見て!私にもできた!」
和「はい。これからもよろしくお願いしますよ?」
照「うん!」
穏乃「うぅん!…えーと、和。私達、話したいことがあるんだ!」
咲「和ちゃん、聞いてほしいの」
和「ふふっ、もうわかってますよ!…ですがお二人の口から直接聞きたいです。お姉さんも一緒に。ね?」
照「…ああ」
穏乃「あれっ、バレバレだったか。へへ」
咲「……じゃあ一緒に言うね!」
咲・穏乃「「私は――――」」
咲・穏乃「「――――和ちゃんのことがだぁーい好き!!」」
和・照「えっ」
和・照「ええぇええぇぇえええぇぇええぇええええ!!!?」
みんなの評価 : ☆
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