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    元スレ宥「阿知賀に麻雀部を作ろうと思う」

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    251 = 167 :

    この中なら2位いけるやろ

    254 = 97 :

    「…」

    美穂子(宮永さんの最後の親番さえ流せれば…)

    「…」

    美穂子(あの子は聴牌してるみたいだけど…迷ってるみたいね…)

    美穂子(…ならこれを切れば?)

    (…!?これなら通るの?)

    優希(あのお姉さん、危険なところ切るじぇ…)

    (やっぱりこの人強い…)

    255 = 167 :

    こんなに安心できるキャプテンは久しぶりに見たし!

    256 = 221 :

    順位は安価で決めてほしくないなぁ

    257 = 158 :

    爆発ま~だ~?

    258 = 97 :

    「お疲れ様です、美穂子さん!」

    美穂子「何とか二位にはつけたわ…」

    「決勝戦だもん…十分だよ…」

    美穂子「そう言ってもらえれば助かるわ」

    「では、次は私の番ですね」

    「気を付けてね」

    やえ「…清澄は気を付けるようにね」

    美穂子「どういうことかわからないけど、あの子は他家の上がりに敏感だから」

    「もちろん、わかっています」

    「…煌ちゃん」

    「心配はいりません。では、行ってきます」

    259 = 97 :

    次鋒戦

    「…」チラッ

    (白糸台…警戒されているようですね)

    まこ「…」

    (和のいる清澄…和了率全国1位の岩手代表を封じ手いましたし…)

    (それに加えて姫松高校…こんな状況は…すばらです!)

    (優勝のために次鋒戦、まかされました!)

    260 :

    支援だよー

    261 = 97 :

    (とはいえ、私たちの予測通りなら…)

    (…阿知賀が二位とはいえ撃ちぬくにはリスクがある)

    (ならば厄介なところを、射抜いておく)

    「ロン」

    まこ「くっ…」

    まこ(やはりこの人の打ち筋は特殊じゃけぇ…読み切れんわい…)

    (やはり、白糸台はこちらを狙ってはこない…)

    由子(この二校が争ってくれるなら私にもチャンスはあるよー)

    262 = 97 :

    まこ(…少し、慣れてきたわ)

    まこ「ツモ」

    由子(この点差であんな安い手を…?)

    (聴牌を潰されたか…)

    (どうやら、清澄が対応し始めたようですね…)

    (こちらもうかうかしてられませんね)

    263 = 97 :

    「はあ~上手くはいきませんね…」

    やえ「お疲れ様。二位を守れているんだから悪くない」

    「ですが白糸台には離されてしまい、清澄には追いつかれそうです…」

    「私がなんとかするよ!」

    「そうだね…まだ玄ちゃんも私達もいるから…」

    「みなさん…」

    美穂子「玄ちゃん、わかってると思うけどうえ…清澄の竹井さんには気を付けてね」

    「はい!」

    (美穂子ちゃんが昔苦しめられた相手…玄ちゃん…)

    265 = 97 :

    中堅戦

    (わ…みんなもう席についてる…)

    洋榎「お~随分遅い到着やな~」

    「す、すみません!」

    (今回はドラと一緒に戦う…頑張らなきゃ!)

    (確かこの子は和の話ではドラを大切にするって話なのよね~)

    (とはいえ、それを気にしすぎると準決勝の彼女みたいになる…か)

    尭深(今度はリベンジさせてもらいます…)

    266 = 167 :

    しずよけ

    267 = 97 :

    (ここは考え物ね…どうしたものかしら…?)

    洋榎(おーおー悪いこと考えてるなぁ)

    「リーチ」

    尭深(清澄の悪待ち…!)

    (美穂子さんのアドバイス通りなら…これを)

    「ロン」

    「え…!?」

    尭深(悪待ちじゃない…?)

    洋榎(やるなあ、清澄)

    268 = 97 :

    尭深「ツモ」

    洋榎(あかん…やられた…)

    (役満は止められなかったか…)

    (一気に最下位…みんな…)




    美穂子「私の教えたことが裏目に出て…」

    「いえ、美穂子先輩の教えは間違ってはいませんでした」

    やえ「そう、清澄がこちらの上を行っていただけ」

    美穂子「宥、お願いね」

    「うん…行ってくる…」

    (待ってね…玄ちゃん…)

    270 = 167 :

    クロチャー良いとこなし……

    271 = 97 :

    「またやっちゃった…大事な決勝戦なのに…」

    「最後までみんなの足をひぱっちゃった…」

    「みんなで麻雀がここまで来たのに…また私のせいで…私がいたから…」

    「そんなことないよ」

    「お姉ちゃん…ごめ、ごめんなさい…」

    「玄ちゃん、私がね麻雀部を作ろうって思ったのは玄ちゃんがいたからなんだよ」

    「え…?」

    274 = 158 :

    おやすみかの?

    275 = 97 :

    「玄ちゃん、麻雀クラブが解散しちゃってずっと元気がなかったから…」

    「だから麻雀部が出来たら玄ちゃんが元気になってくれるかなって」

    「お姉ちゃん…」

    「美穂子ちゃん、煌ちゃん、やえちゃん…」

    「玄ちゃんが昔遊んだ子達じゃないけど…でも、みんな玄ちゃんと麻雀部をやれてよかったって思ってるよ」

    「本当に…?」

    「うん…それにもちろん、私も」

    「…今からお姉ちゃんは玄ちゃんの『昔』と遊んでくるから『今』で待ってて」

    「…うん。頑張って、お姉ちゃん!」

    「ありがとう…玄ちゃん」

    276 = 167 :

    この姉妹はほっこりするのう

    278 = 272 :

    あかんか

    279 = 97 :

    「…」

    「何度も繰り返しますけど、私たちはチームで戦っています」

    「煌ちゃん…」

    やえ「私たちは五人で楽しむために大会に出てるの。もちろん、優勝は狙うけど」

    美穂子「だから私達は団体戦にしか出ていない。あなたが欠けたら私たちは駄目なの」

    「やえさん…美穂子さん…」

    やえ「過ぎたことは気にしても仕方ない」

    「今は宥さんを応援しましょう」

    「うんっ!」

    280 = 97 :

    副将戦

    「…」

    (原村和ちゃん…玄ちゃんの昔のお友達…)ペコ

    (この方が玄さんのお姉さん…)ペコ

    (うちもこのままじゃ優勝は難しい…うちがここで頑張らんと!)

    誠子(今度こそ…今度こそは…!)


    (玄ちゃん、見ててね。玄ちゃんの代りにお姉ちゃん、和ちゃんと全力で遊ぶから)

    281 :

    なんだこいつら
    天使すぎる

    282 = 158 :

    この面子だと宥姉は有利・・・だといいが・・・

    283 = 97 :

    「…」ヒュッパシッ

    (ビデオで見たままだ…判断がすごく早い…)

    (これが前年度インターミドルか…このスピードにこっちまでつられそうになる…)

    (多分うちが一年の頃よりも強いんちゃうかな…)

    誠子(私だって…白糸台の代表だ…こんな場所で負けてられない…!)

    (でも…負けない…負けらない…)

    (私がみんなを誘ってここまで来たんだから…)


    「ツモ!」


    (ここで私が頑張らなきゃ…!)

    284 = 97 :

    「…お疲れ様でした」

    「お疲れ様でした…」

    誠子(結局…落とされた…)

    (点差はほとんど無くなってる…うちにできたのはここまでです)

    (末原先輩、あとはお願いします)

    「あの…」

    「は…はい…!」

    「玄さんに伝えてください。また一緒に麻雀をしましょう、と」

    「…はい。必ず、必ず伝えます」

    285 = 167 :

    さぁ、いよいよ魔王との対決だ

    286 = 97 :

    「ふう…」

    「お帰り、お姉ちゃん」

    「どうでしたか、和は?」

    「うん…とっても強い子だったよ…」

    「玄ちゃんにまた一緒に麻雀しようって伝えてって言ってたよ…」

    「和ちゃん…」

    美穂子「良かったわね、玄ちゃん」

    (さすが、私の自慢の後輩です…)

    287 = 97 :

    やえ「さて、そろそろだね」

    「やえさん、お願いします!」

    「全力を出し切って、すばらな試合を!」

    美穂子「これで最後…お願いね、やえ」

    「やえちゃん…ありがとう、ここまで一緒に来てくれて…」

    やえ「それはまだ早いよ。ちゃんとこの試合が終わってから」

    「そうだね…優勝、しようね…」

    やえ「うん。…待っててね、みんな」

    288 = 281 :

    頂点まであと一息

    289 = 97 :

    大将戦

    「この前はどーもにわか高校さん」

    やえ「…よろしく」

    「よ、よろしくお願します…」ペコ

    (うう~緊張する…)

    恭子(二匹の怪物…か)

    恭子(とはいえ、今回は凡人が私一人ってわけじゃないのがせめてもの救い…)チラッ

    やえ(泣いても笑っても最後か…右を見ても左を見ても全国区の化け物だらけだし…)

    やえ(…せっかく大舞台だなんだし、私らしく楽しもう)




    やえ(…さあ、かかってきなよ、王者ども)

    290 = 158 :

    それでもやえさんなら・・・やえさんならきっと何とかしてくれる

    291 = 97 :

    やえ(相変わらず、ひどい配牌だな…)

    恭子(これが白糸台の大星淡…か)

    「カン」

    恭子(来た)

    「ツモ。嶺上開花」

    (さすが、やるなぁ)

    恭子(あと少しなんだからこんなことではめげてられんわ!)

    やえ(本当に嶺上開花で上がるのか)

    やえ(おそらく、私と似たような配牌から上がってるんだろうな…)

    やえ(…弱気になるな、私)

    292 = 97 :

    「やえさん、緊張してるのかな…?」

    「そうじゃないと思うけど、気負いすぎかも…」

    「こんな大舞台ですからね」

    美穂子「全国大会の決勝、しかも大将戦だもの…」

    美穂子「きっと私達では考えが及ばない相手と戦ってるのよ」

    「やえちゃん…」

    293 :

    さるよけ

    294 = 167 :

    しず

    296 = 97 :

    やえ(前半戦はこれで終わりか)

    やえ(焼き鳥ではないといえ、ひどいなこれは…)

    やえ(…少し、気分を切り替えよう)



    美穂子「やえ」

    「やえちゃん」

    やえ「…二人してどうしたの?」

    美穂子「少し、喝を入れにかしら」

    「もっと積極的になっていいんだよ…?」

    やえ「でも…」

    美穂子「私たちは挑戦者。失うものなんてないわ」

    「うん。もっと挑んだっていいんだよ」

    297 = 167 :

    ぐう聖すぎる

    299 = 272 :

    300 = 97 :

    やえ「挑戦者、か…そうだったね…」

    「相手は王者や怪物って呼ばれるような子達…」

    美穂子「それに名門中の名門。私達はそんな相手にたった5人で挑んでるんだから」

    やえ「…私達は寄せ集めだけど、そんな連中と同じ舞台に立ってるんだよね」

    美穂子「ええ。宥が私を、煌を、やえを誘ってくれてそして玄ちゃんと5人でここまで来た」

    「みんな…とってもあったかいよ…」ギュ

    やえ「…二人とも、ありがとう」


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