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    元スレ妹「お兄ちゃん禁煙するの?」

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    1 :

    「ああ、ついでにオナ禁もするつもりだ」

    「それは別に構わないけど…続くの?」

    「今回はいけそうな気がするんだ」

    「…煙草買うお金がないから禁煙するだけでしょ?」

    「理由はどうあれ禁欲、禁煙!これが今年の目標だ」

    「続かないと思うなあ…」

    2 = 1 :

    「でも確かに辞めるっていうことはいいことだよね!」

    「そうだろ?」

    「じゃあ、今から禁煙スタートねっ!」

    「いや、まだ1箱残ってるから…禁煙はコレ全部吸い終わってからだ」

    「…」

    「いや、ほんとに辞める気はあるんだぞ?…いや、ほんとに
      でもお前…今タバコ1箱いくらするか知ってんのか?
      せっかくなけなしの金で買ったこの1箱を吸わずに捨てるってのは変だろ?」

    3 :

    だ、だめだこの兄

    4 = 1 :

    「やっぱり続かないよお兄ちゃん…それに禁欲も無理だよ」

    「いやいや…禁欲は以外といけそうな気がするんだなこれが」

    「絶対無理だよ…絶対に」

    「なんでそんなこというんだよ、応援しろよ」

    「そもそもPC持ってる時点で無理だよ…
      お兄ちゃん…PCにあるえっちな画像どれくらい持ってるの?」

    「500GBくらいかな」

    「無理だよ続かないよ…」

    「えー」

    5 = 1 :

    「せめてPCの電源くらい切っておこうよ」

    「やだよ、スリープモードじゃないとすぐできないじゃん」

    「もう!やる気ないでしょお兄ちゃんっ!」

    「あるって!よく考えてみろよ
      禁欲するのもちゃんとした理由があるんだ
      いいか?オナニーし終わったあとは、必ず煙草が吸いたくなるだろ?
      禁欲はその為にあるんだ
      禁欲することにより、禁煙もできる…まさに一石二鳥ってワケさ」

    「そもそも禁欲が無理だっていってるんだよ…」

    6 = 1 :

    「とにかく俺は禁欲禁煙するからな」

    「もういいよ…頑張ってねとしか言えない」

    「なんかしらけるな…」すたすた

    ・・・翌日

    「あー…くそっやばい…もうあと残り3本しかない…
      最後に今から一発抜いて吸って1本…
      いや、晩飯食った後に1本吸ってから抜いて1本…
      いやいや…それじゃ連続で吸っちまうことになる…
      今日は飯抜きにした方がいいな…抜くのは寝る前に1本にして…それから」

    ガチャ

    「お兄ちゃん」

    「明日の朝…朝一に吸う煙草を最後にしよう…
      寝起きの一服がやっぱ最高だからな…うん、うん」

    「お兄ちゃん、大丈夫?」

    「妹か……… なあ、妹」

    「なーに?」

    「500円貸してくれないか?」

    「やだ」

    7 :

    カス兄

    8 = 1 :

    「あれ?兄は?」

    「お兄ちゃん禁煙するからご飯いらないって言って寝ちゃった」

    「バカねぇ兄は…どうせ後でお腹空いて間食しちゃうのに」

    「お母さん、お金貸しちゃだめだよ?」

    「大丈夫よ、絶対貸さないから」

    ・・・

    「」ごろん ごろん

    「吸いたい…でも、あと3本しかない…」ぐぅ

    「腹も減った…全然眠れない…1本吸えばかなり楽になって寝れる…」

    「…」

    「そうだ…俺は吸える!まだ吸える…っ!
      あと、3本…3本あるじゃないか!まだ吸えるじゃないかっ!」

    9 :

    え?俺?

    11 = 1 :

    ガタッ

    「今こそ吸うべき時なんじゃないか!?
      いつもはまだ15本あるとかで何の躊躇もなく、吸うペースが速いが…
      この…ギリギリまで我慢したこの状況になってから吸えば…」

    スッ

    「…」カシュ

    「…」すー

    「……ぷはぁあああっ」

    「…うまい…頭が少しクラクラするこの感覚…気持ちいい…」

    12 :

    ヤニクラ起こしてんじゃねえか

    13 = 1 :

    「…」すー

    「…ぷふぁああぁ///」

    「…もう半分吸ってしまった …ん?待てよ?」

    「そうだ…ここで一旦消して…目が覚めたらもう半分吸えるじゃないか!
      ってことは…これであと5回吸えるってことになるっ!」

    スッ

    「この部分を…ハサミで切って…」

    ちょきん

    「…あら? …半分以下になっちゃったぞ?
      これじゃ…あと2、3吸いしかできないじゃーないか…」

    14 = 1 :

    「とにかく寝よう…」

    ・・・

    「ん…んん… 今何時だ…」

    「まだ夜中11時じゃないか…くそっ」ぐぅ

    カシュ

    「すー…ぷはあっ すー…ぷほぉあっ」

    「…もうフィルター近くまで吸っちまった…吸い足りない…」

    「結局半分も意味なし…はあ…煙草が吸いたい…吸いたいよぉ…」

    「でも母さんはお金貸してくれないだろうなあ…  !??」

    「閃いた…圧倒的閃き…ニートであるがゆえの、最高の閃きだ」

    「だけど…うまくいくかどうか」すたすた

    15 = 1 :

    ガチャ

    「母さん…」

    「あら、兄 こんな夜中にどこか行くの?」

    「今日、アルバイト雑誌見て電話したんだ…明日面接なんだけど…」

    「いいじゃない!受かればいいわねえ」

    「実は…履歴書はあるんだけど…証明写真がひとつもないんだ」

    「あれ?まだ残ってなかったっけ?」

    「いや、あるにはあるんだけど…結構前に撮ったやつなんだよ
      だから俺…明るい内にあんま証明写真とる所、人に見られたくないし…
      今撮りにいきたいんだよね…」

    「そう、わかったわ はい、1000円」

    「ありがとう」にやり

    17 :

    ゲスい

    18 = 1 :

    すたたっ

    「ひゃっほーい!1000円だっ!野口だっ!!」

    「これで2箱買えるっ!ひゃはははははははっ!!!」

    「バカな母親だっ!!誰が面接なんかに行くかってんだっ!!
      あんたのお金は俺の煙草銭として消えるのだっ!!ふはははははっ!!!」

    ぴたっ

    「そうだ…証明写真は700円くらいだったよな確か…
      煙草2箱で880円…俺の全財産120円と釣銭合わせて240円…」

    「だめだ…これじゃ1箱しか買えないじゃないか
      いや、ネコババするっていう手もないワケじゃないが…くそっ」

    19 = 1 :

    「いや、そんなことよりも…問題は帰ってからだ」

    ~妄想中~

    「おかえりー」

    「ただいま」

    「撮ってきた? …見せて?」にやり

    ~~~~~

    「こうなったらやばい…
      もちろんそうなった所で見せるつもりはさらさらないが…」

    店員「いらっしゃいませー」

    「32番、2箱」

    店員「880円になりまーす」

    「…」

    店員「120円のお返しになりまーす」

    「あ、すいませんやっぱり1箱でいいです」

    20 = 1 :

    「ただいまー」

    「おかえり」

    「はい、300円」

    「はいはい 明日面接がんばってねー」

    「…」すたすた

    「ふぅ…マジびびったわ…」

    「おかえりお兄ちゃん」

    「なんだよまだ起きてたのか…んじゃおやすm」

    「ねえ、写真撮ってきたんでしょ? …見せて?」

    「…」

    21 = 1 :

    「なんで見せなきゃなんねーの?」

    「見たいから見たいの」

    「やだよ」

    「いいのかな、そんなこといって」

    「は?」

    「ごめんねお兄ちゃん…お兄ちゃんには悪いけど…後つけさせてもらったの」

    「な、なに?」

    「これ、見て?」すっ

    「こ、これって」

    「携帯で撮ったんだー お兄ちゃんが煙草買ってる所」

    「…」

    22 = 1 :

    「どうする気だよそれ」

    「本当ならお母さんに見せてあげたい所だけど…」

    「…買った煙草を私に渡してくれたら見せないであげる」

    「お前…怖いな」

    「悪知恵働くところはお兄ちゃんそっくりでしょ?」

    「…ん」スッ

    24 = 1 :

    「あれ?1箱?…2箱のはずだよお兄ちゃん」

    「1箱だけにしたんだよ…なんかちょっと罪悪感あって」

    「そういうのもういいから!早くもう1箱だしなさーい!」

    「だから1箱しか買ってねーって…ほんとに」

    「ふーん じゃあお母さんに見せちゃおー」

    「おいっ!!本当に1箱しか買ってねーって言ってんだろ!!!」

    「…ほんとなの?」

    「はあ…ほんとに1箱だけだっていってんだろ……
      もういいか?…ストレスたまってくるんだよ…ほんとに」

    「ご、ごめんなさい」

    バタンッ

    25 :

    思わず何箱買ったか見返したわ

    26 = 1 :

    「…」

    「…ぷっ、ぷぷぷぷぷ …バカな妹め」

    「盗撮されてたのは別としても…
      母さん、妹のどちらかが問い詰めてくることは計算済みなんだよ」

    「俺は…1箱でいいって店員にいったが…
      その瞬間あるモノが目にいった…俺は最終的にそれを買ったんだ」

    「妹よ…今お前に渡したのがそのあるモノ…それは「わかば」だ!」

    「わかばとは…煙草にしては値が安い、250円だ」

    「つまりお釣りは母さんに返すことも可能っ!
      そして…俺が愛用してる煙草は…ここにあるっ!!」ばーん

    28 = 1 :

    「母さんも妹も煙草の匂いを嫌がって
      俺の部屋以外では吸うのを拒んでいた…そうだ
      二人は…俺の吸っている煙草の銘柄を知らない…っ!
      わかばでも十分、妹に通用するということなのだっ!!」

    「ショートホープなどのほうが安いが…
      あれは10本入りでヘビースモーカーの俺が吸うには怪しい本数だ
      信じ込ませるには…、わかばかエコーのいずれかということになる!」

    カシュ

    「すぅぅ…ぷふぉぁあああっ」

    「勝利の一服…あと21本吸えるというこの感じ、たまらん」ぐぅ

    「そういえば腹減ったな…母さん達が寝たら夜食しながらネットするか」

    29 = 25 :

    最初から禁煙するなんて言わなきゃいいのに

    30 = 1 :

    二日後

    「………」

    「…」スッ

    「…あと、2本」

    「なんで…なんであったらあったらであんな勢いよく吸ってしまうんだ」

    コンコン

    「お兄ちゃーん?私バイト行ってくるねー?」

    「あー…」

    「たまに思い返すことかあるんだ…吸っていなかった自分を…
      中学の時、あんなに部活に励んでいた頃の自分を…
      なんであの時、煙草なしで生きていけたんだろう…って……」

    「ちょっとワルに見られたかったから吸った煙草…
      フカシから始まって…肺に入れて咳き込んでも無理矢理吸ってたあの日…」

    「くっ…仕舞いには値上がりしても吸いたい毎日…
      情けない…うらやましい…吸わない奴らが…羨ましい…」

    33 :

    吸ってる奴がんな事考えるわけないだろ…

    34 :

    喫煙者「止めようと思えば止められる」

    35 = 1 :

    ガチャ

    「…なんだ、母さんまで帰ってないのか…はあ」

    「…母さん、どこかにお金隠してないかな」

    「…はあ」

    ・・・

    「…ぷはあー」ぎゅ

    「…残り1本…鬱になりそうだ…もう…もういやだ……」

    「最後の1本は…抜いてから吸おう…それで…禁煙だ」

    「う、ううう…禁煙、したくない…吸いたい…吸っていたいよぉ…」

    36 :

    妹がヤンデレかどうかそれが問題

    37 :

    ニートの時点でグズやないかーい

    39 :

    喫煙者の俺には良いスレ
    >>1頑張れ

    40 = 1 :

    「うっ……ふぅ」

    「…」

    「…」カシュ

    「すぅぅ…ぷはぁあああぁ…」

    「最後の一服…今まで以上に、心をこめて肺に入れる…」

    「大地震こないかな…コンビニ瓦礫に埋もれないかな…
      そしたら手伝うふりして煙草のコーナーがあったところ探すのにな…」

    「すぅぅ…ぷふぉふぃはあああ…」

    「……すぅぅぅぅぅぅ!」

    「限界まで肺に入れる…
      フィルターの限界まで、指の間が火傷寸前までいくまで…!」

    「…ぷはぁああああああああああああっ!!!」

    「…」ぎゅ

    「さあ、始めよう」

    41 :

    「やっぱり無理だったよ」

    42 :

    ダメすぎる兄www

    43 = 1 :

    1時間後

    「ただいまー」

    「母さん…お金貸して」

    「はあ?なにいってんのあんた、面接の結果どうなったの」

    「頼む早く…金かしてよ、500円でいいから、ほんとに…」

    「500円って完全に煙草買うつもりじゃないの!」

    「あーもうギャーギャーいうなよストレスたまるってほんとに…」ぼりぼり

    「いい加減にしなさい!働いて自分のお金で買いなさいよ!!」

    「働くってえ…」働いて返すって言ってんじゃん…
      誰も返さないって言ってないだろー…?
      返す気ないなら返さないって俺、ハッキリ言うし…
      返すつもりあるから返すって言ってるワケだし、ねー…貸して」

    「いつまで子供みたいなこと言ってんのよあんたはっ!!」

    「ねー貸してよ貸してえー…貸してほんとにー、お願いー…ねえー」

    45 :

    ダメな兄だな

    47 :

    ニートなのにタバコとかいい身分だな

    48 = 1 :

    「500円でどうするつもりなのあんたはっ!
      また吸い終ったら同じ事いうつもりじゃないっ!!」

    「言わないってほんとにー…もうこれが最後だからー…
      禁煙するつもりはあるんだよーほんとにー…ねー貸してえー…」

    「だったらそのまま禁煙してなさいよっ!!」

    「いやだからさーもうこれで最後だってんじゃん、もおー
      いいから貸してよー…貸してぇー…はあ…貸してえー返すってー…
      説教だったら500円くれたらいくらでも聞くからさー…ねー貸してえー」

    「貸すお母さんもお母さんよねっ!
      ほんとつくづくダメな母親よ…っ!ぐす…っ」がさがさ

    「うんー…ごめーん… (はよ貸せ)」

    「ほんと情けない…っ情けないわっほんっとうに…っ!グスッ」

    「ごめん… (500円、500円!)」

    「もう絶対に貸さないからっ!はい、500円っ!!」バッ

    49 :

    ss読む奴らよりタバコスレにいる奴らの方が多そうだな

    50 = 10 :

    母のダメが遺伝したのか


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