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元スレ小鳥「バック・トゥ・ザ・ピヨちゃん」
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高木「音無君、何を?」
小鳥「ああ、いえ……昔のステージの映像があったので、つい」
高木「ほお……82年か、懐かしいね」
小鳥「もうこっちに来てずいぶん経ちますから」
高木「…………」
高木「もうすぐみんなが帰ってくる。出迎えてあげないとね」
小鳥「……はい」
タタタタタ……
小鳥「……お、この足音は」
高木「噂をすれば、だね」
ガチャッ
「「「「ただいまー!」」」」
高木「おぉ、お帰り」
伊織「疲れたわ。小鳥、お茶頂戴」
小鳥「お帰りなさい。用意するわね」
雪歩「あ、伊織ちゃん。それは私が……小鳥さんはそこにいてください」
伊織「ありがと」
真「ふぅ、最近は仕事がどんどん増えてきて嬉しい悲鳴ですね」
高木「景気がいいからね。実にいいことだ」
小鳥「お帰りなさい。どうでした?」
律子「ええ、何とか。最近はどの局に行ってもわりかし名前が通ってるのでとっても仕事がやりやすいです」
高木「うんうん。順調だね……いや、今日もお疲れ様!」
高木「帰ってきて早々で申し訳ないが……実はだね、君たちに重大ニュースがある」
1990年代に10代後半ということは2010年代ではもうBBAか
高木「わが765プロはこの春、新たなメンバーを大幅に増やす!」
小鳥「!」
律子「……ホントですか!?」
伊織「アイドルが増えるってこと?」
高木「そのとおり!」
小鳥「えっ!? 社長! それ私も聞いてませんよ!」
高木「驚かせるためにわざわざ秘密にしておいたのだ。君たちにも負けないすばらしいアイドルの卵だよ」
真「へぇ……何人増えるんですか?」
高木「9人」
雪歩「……9人!?」ビチャッ
真「わっ、雪歩!?」
雪歩「ご、ごごごめんなさいぃ……今拭きますぅ!」
律子「ま、待ってください社長! 今でさえ3人の面倒を見るのが手一杯なのに……」
律子「アイドルがいきなり4倍に増えるんですか!?」
小鳥「さすがにそれはやりすぎじゃ……」
高木「心配いらんよ、そういうと思ってな……」
高木「新しいプロデューサーも用意してある」
小鳥「……プロデューサー……」
雪歩「うぅ……どうしよう、いじめられたりしたら……」
伊織「アンタが弱気でどうするのよ……」
──────
高木「……では、これから皆で一丸となってともにがんばっていこう。いいね?」
「「「「はーい!!!」」」」
真「ずいぶん賑やかになったね」
伊織「どころか、この事務所じゃ全員入るのは狭いわね」
雪歩「ええと……1、2、3、……8人?」
律子「一人……いえ、新しいプロデューサーもあわせると二人足りない?」
小鳥「……社長? どうかしたんでしょうか」
高木「プロデューサーは少し遅めに来るように言ってあるから問題はないんだが、おかしいね……誰が来てないのだっけな」
ジリリリリリ…
小鳥「…あら、電話」
ガチャン
小鳥「お電話ありがとうございます、こちら765プロダクションです……」
『あのっ! すみません、遅くなって……もうみんな集まってますよね……?』
小鳥「? あの、どちらさまで……あ、もしかして今日来るはずの?」
『そうです、天海春香って言います…… すみませんっ! 今駅前の喫茶店にいるんですけど、ここからどう行けば……』
小鳥「天海春香……」
小鳥「……天海春香……!」
『あの、何か……?』
小鳥「いえ、なんでもないの。そうね……分かったわ、迎えに行くからそこで待っててちょうだい」
『ホントですかっ!? あ、ありがとうございます……待ってます!』
ガチャン
小鳥「……社長。天海春香……ちゃんなんですけど、私が迎えに行っても良いですか?」
高木「ふむ……道に迷っていたのか。ではお願いするよ、ありがとう」
小鳥「はい。行ってきますね」
──────
カランカラン……
小鳥「このお店って言ってたわね……ええと……」
小鳥「人がいっぱいでよく分からない……」
小鳥「!」
春香「…………」ソワソワ
小鳥「…………」
春香「…………」ソワソワ
小鳥「…………」ジィー
春香「…………?」
小鳥「……あなた……天海春香ね……」
春香「えっ!? あ、はい! あなたは……」
小鳥「…………」
春香「…………あの……?」
小鳥「…………おか……」
春香「へ?」
小鳥「っ……おか、おか……しいと思ったのよなかなか来ないから。始めまして! 私は音無小鳥」
春香「音無小鳥……さん」
小鳥「765プロの事務を担当してるものです。迎えに来たわよ」
春香「……あ、そうだったんですか! よかった……ご迷惑おかけして、ごめんなさい!」
小鳥「いいのよ。さ、行きましょう」
春香「はい!」
小鳥「……懐かしい……!」
春香「?」
──────
春香「結構簡単な道だったんですね……教えてもらえれば自分でいけたかも」
小鳥「そうね。意外とすぐ近くでしょ?」
春香「はい。わざわざ迎えに来ていただいて、本当にすみません……」
小鳥「いいのよ、私がやりたくて勝手にやったことだから。それよりも今日からみんなと一緒にがんばらないと」
春香「そうですね。……他の子達はどんな感じでしたか?仲良くできるかな……」
小鳥「大丈夫よ。春香ちゃんなら、上手くやっていけるに決まってるから」
春香「本当ですか……?」
小鳥「…………ええ。そんな気がするもの」
「……んー?おかしいなぁ、この辺りなんだけどな……」
小鳥「今、高校生?」
春香「はい! 17歳です」
小鳥「そう……あと10年遅かったら、同い年くらいだったのにね」
春香「えっ、そうなんですか? もっと若いかと……」
小鳥「若いわよ? …………実際にはあなたよりずっと……」
春香「?」
「あの、すいません」
春香「?」
「……ちょっと良いですか?」
春香「はい、なん──」
小鳥「どうかしましたか?」
「ちょっと道に迷っちゃって。この住所に行きたいんですけど……」
小鳥「どちらでしょう?」
春香「…………」
小鳥「……この住所って、もしかして……あなたも765プロに?」
「も?」
小鳥「…………」
「……あの……」
春香「……どうかしたんですか? えと……音無さん」
小鳥「……なるほど……二人の出会い……765プロか……」
──────
小鳥「……高木社長、お疲れ様です」
高木「ああ、お疲れ様。新しいアイドルたちとプロデューサーの彼はどうかね?」
小鳥「みんなとってもいい子達だと思います。プロデューサーさんもやさしそうだし……そんなことより!」
高木「ん? 何かね」
小鳥「……会ったんです、今日」
高木「……誰に?」
小鳥「お父さんとお母さんに!!!」
高木「何!?」
小鳥「もう二人ともすっごく若くて!!」
高木「…………」
小鳥「お母さんなんかまだ高校生で、ホントに可愛いし……お父さんもさわやかだし!」
高木「…………音無君」
小鳥「もうびっくりして!! それにもう何年も顔を見てなかったから……嬉しくて……」
高木「音無君」
小鳥「あ、これ見せましたっけ? 昔私と家族で撮った写真なんですけど。3人で公民館の……」
高木「音無君! 少し私の話を聞いてほしい」
小鳥「……え……? は、はい」
高木「いいかね……君がこっちの世界に来て約10年経過している」
小鳥「…………そうですね」
高木「君に頼まれたタイムマシンの修理も……ここまでかかって順調とはいえないが、着実に進んでいる」
小鳥「……はい」
高木「私は君から預かった設計図を元に 科学について色々と勉強をしたりもした。それで気づいたこともいくつかある……」
高木「すでに手遅れだが……本来君はこの世界の誰とも接触してはいけなかったのだよ」
小鳥「……それ、どういうことですか?」
高木「君はもともとここにはいなかったはずの存在だ。だが君はこれまで……さまざまなことに干渉してきた」
高木「君をアイドルとしてデビューさせたこと……それを通じて多くの人物が君の存在を知り、どこかで何かの考えを変えたりしたかも知れん」
小鳥「……?」
高木「分かるか? 君の行動ひとつで歴史にどんな影響を及ぼすか分からないということだ!」
高木「たとえば! つぶれかけの映画館があったとしよう」
高木「その映画館は、あと一人でも来場客数が足りなければ閉鎖されてしまう」
小鳥「はぁ……」
高木「しかしだ。そこへ本来この時代にいないはずの君が訪れた。するとどうなる……?」
小鳥「…………」
高木「その映画館の売り上げに変化が生じ、映画館が存続するか否かの問題で、本来は存続しなかったはずなのに……」
高木「君のぶんの売り上げで存続になったとしたら……」
小鳥「…………」
高木「さらにだ! もしその映画館が後に火事にでもなってだね」
高木「逃げ遅れた人の中に将来の総理大臣になるべく運命づけられている若者がいて、もしその火事で死んだとしたら……」
高木「そうなったら、歴史を大きく改変するかもしれないんだぞ!」
小鳥「そ、そんな大げさな……」
高木「大げさなどではない!君のどんな行動が、未来のどんなことに影響するか全く予想できんのだ!」
つまり春香さんとPがくっつかなければエロ可愛い小鳥ちゃんが・・・
小鳥「…………」
高木「……とはいえ君も765プロの一員としてすでに事務所のメンバーには存在が知られている。いまさら君をどこかに閉じ込めておくことも出来まい……」
高木「だがこれだけは約束したまえ。久しぶりにご両親に会えたと言ったな、嬉しい気持ちは分かるが決して……」
高木「決して……君が元の時代に戻るまでは、そのご両親とは関わってはいかん。顔を合わせるのもダメだ!」
小鳥「…………」
高木「二人とはどこで出会ったんだ?」
小鳥「…………むりですよ……だって……その二人は……」
高木「…………」
高木「…………まさか……765プロに……? 今日新たに入社してきた子達の中に君の母親が……!」
小鳥「……そう……なんです」
高木「なんということだ…………とんでもないことになってしまった……」
高木「……まて、当てて見せよう。そうだ、一人遅刻してきた子がいたな! 名前は……」
小鳥「天海春香」
高木「それだ……待ってくれたまえ」ゴソゴソ
高木「……やはり……」
小鳥「……履歴書?」
高木「どうして気がつかなかったんだ……彼女と……天海君と」
高木「10年前、初めて会ったときの君と……瓜二つじゃないか……!」
小鳥「…………」
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