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ほむら「黙りなさい、キュウべぇ」パァン
QB「いきなり発砲するなんて、危ないじゃないか。仕方ない、後は君達の好きにすればいい」トトッ
ほむら「逃げたわね……これ以上アイツに何を言っても無駄よ、巴マミ、さん」
マミ「暁美さん、でも」
ほむら「貴女が取り乱すのも無理はない。私も最初は知らなかった。
けれど、魔法少女の契約に、クーリングオフなんてないのよ。私達に出来るのは、現実を受け止める事だけ」
マミ「そんな……そんなの……」
まどか「マミさん!」ギュ
まどか(契約しないって決めた私に、何か言う資格なんてないのかもしれない。
でも、マミさんを放っておけないよ!)
マミ「私は……もう……人間とは言えない……」
QB「いきなり発砲するなんて、危ないじゃないか。仕方ない、後は君達の好きにすればいい」トトッ
ほむら「逃げたわね……これ以上アイツに何を言っても無駄よ、巴マミ、さん」
マミ「暁美さん、でも」
ほむら「貴女が取り乱すのも無理はない。私も最初は知らなかった。
けれど、魔法少女の契約に、クーリングオフなんてないのよ。私達に出来るのは、現実を受け止める事だけ」
マミ「そんな……そんなの……」
まどか「マミさん!」ギュ
まどか(契約しないって決めた私に、何か言う資格なんてないのかもしれない。
でも、マミさんを放っておけないよ!)
マミ「私は……もう……人間とは言えない……」
まどか「マミさんはマミさんです!」
マミ「……」
まどか「魂が何処にあったって、マミさんはマミさんです!
強くて、優しくて、紅茶を淹れるのがとっても上手な、マミさんです!」
マミ「……」
まどか「だから……だから……!」
まどか(だから、どうしろって言いたいんだろう?
だからほむらちゃんと一緒に戦って下さいって?
だからこれからも魔法少女として頑張って下さいって?
だから絶望して魔女になったりなんかしないで下さいって?)
まどか(ううん、違う。
私がマミさんに伝えたいのは、そんな事じゃない!)
マミ「……」
まどか「魂が何処にあったって、マミさんはマミさんです!
強くて、優しくて、紅茶を淹れるのがとっても上手な、マミさんです!」
マミ「……」
まどか「だから……だから……!」
まどか(だから、どうしろって言いたいんだろう?
だからほむらちゃんと一緒に戦って下さいって?
だからこれからも魔法少女として頑張って下さいって?
だから絶望して魔女になったりなんかしないで下さいって?)
まどか(ううん、違う。
私がマミさんに伝えたいのは、そんな事じゃない!)
まどか「だから、人間じゃないなんて言わないでください。……ほむらちゃんもだよ?」
ほむら「私も?」
まどか「そうだよ。
魔法少女になったって、こうして一緒にいて、話して、紅茶を飲んだりできるんだよ?
契約もしてない、私と一緒に。
だから人間じゃないなんて寂しいこと言わないでよ。そんな風に線引きするような事言われたら、私……寂しい」
ほむら「まどか……」
マミ「鹿目さんの手……あったかい」
まどか「マミさん?」
マミ「ごめんなさい。取り乱したりして。可愛い後輩に、情けないところ見られちゃったわね」
まどか「仕方ないです。最初にこの事を伝えようとしたのは、私とほむらちゃんだし」
マミ「確かに、辛い事実よ。でも、知らないままいるよりは良かったと思う。
ありがごう、鹿目さん、それに、暁美さんも」
ほむら「私も?」
まどか「そうだよ。
魔法少女になったって、こうして一緒にいて、話して、紅茶を飲んだりできるんだよ?
契約もしてない、私と一緒に。
だから人間じゃないなんて寂しいこと言わないでよ。そんな風に線引きするような事言われたら、私……寂しい」
ほむら「まどか……」
マミ「鹿目さんの手……あったかい」
まどか「マミさん?」
マミ「ごめんなさい。取り乱したりして。可愛い後輩に、情けないところ見られちゃったわね」
まどか「仕方ないです。最初にこの事を伝えようとしたのは、私とほむらちゃんだし」
マミ「確かに、辛い事実よ。でも、知らないままいるよりは良かったと思う。
ありがごう、鹿目さん、それに、暁美さんも」
ほむら「私は、別に」
マミ「じゃあ、訊いてもいいかしら。
私にソウルジェムの秘密を教えたのには、理由があるんじゃない?」
まどか「実は……」
マミ「美樹さやかさんに関する事、かしら?」
ほむら「知って、いるんですか」
マミ「これ以上立ち話をするのも何だしね。私の家に行きましょう」
―マミ宅
マミ「昨日、病院での戦闘が終わった後にね。向こうから話しかけられたの。美樹さんは、私達が結界から出てくるところを見たらしくて。
確か、あの時は結界を出てから元の姿に戻ったでしょう?それで、気になって私達を探していたんですって。
鹿目さんや暁美さんが見つからなかったから、私に話しかけてきたみたい」
まどか「それで、マミさんは魔法少女の事、話したんですか?」
マミ「私は適当に誤魔化すつもりだったのよ。
でも、キュウべぇが出てきて言ったの。美樹さんにも魔法少女の素質があるって」
マミ「じゃあ、訊いてもいいかしら。
私にソウルジェムの秘密を教えたのには、理由があるんじゃない?」
まどか「実は……」
マミ「美樹さやかさんに関する事、かしら?」
ほむら「知って、いるんですか」
マミ「これ以上立ち話をするのも何だしね。私の家に行きましょう」
―マミ宅
マミ「昨日、病院での戦闘が終わった後にね。向こうから話しかけられたの。美樹さんは、私達が結界から出てくるところを見たらしくて。
確か、あの時は結界を出てから元の姿に戻ったでしょう?それで、気になって私達を探していたんですって。
鹿目さんや暁美さんが見つからなかったから、私に話しかけてきたみたい」
まどか「それで、マミさんは魔法少女の事、話したんですか?」
マミ「私は適当に誤魔化すつもりだったのよ。
でも、キュウべぇが出てきて言ったの。美樹さんにも魔法少女の素質があるって」
ほむら「キュウべぇ……」ギリ
マミ「それからすぐに、美樹さんは願い事について考えてた。自分ではない、他人の事で願ってもいいのかって言っていたわ。
但し、それは私が止めた。
他人の為に願うのなら尚の事、どうしてその奇跡を願うのか、理由をはっきりさせないとダメよって。
それで、ひとまず3日間は考えるように言っておいたわ。結果的には、それで良かったみたいね?」
まどか「はい! ……ありがとうございます」
マミ「それで、貴女達は美樹さんが契約するのをどうしても止めたいのね?」
ほむら「その理由については、もう分かった……分かって頂けたかと」
マミ「そうね。貴女達の友達があんな詐欺に引っかかるのを、黙って見過ごすなんて出来ないか。
それで、どうするつもりなの?」
まどか「さやかちゃんが、何を願おうとしているかは分かっているんです。上条君っていう子が、事故に遭ってしまって。
せっかくバイオリニストとして注目されていたのに、腕がダメになるかもって……」
マミ「それからすぐに、美樹さんは願い事について考えてた。自分ではない、他人の事で願ってもいいのかって言っていたわ。
但し、それは私が止めた。
他人の為に願うのなら尚の事、どうしてその奇跡を願うのか、理由をはっきりさせないとダメよって。
それで、ひとまず3日間は考えるように言っておいたわ。結果的には、それで良かったみたいね?」
まどか「はい! ……ありがとうございます」
マミ「それで、貴女達は美樹さんが契約するのをどうしても止めたいのね?」
ほむら「その理由については、もう分かった……分かって頂けたかと」
マミ「そうね。貴女達の友達があんな詐欺に引っかかるのを、黙って見過ごすなんて出来ないか。
それで、どうするつもりなの?」
まどか「さやかちゃんが、何を願おうとしているかは分かっているんです。上条君っていう子が、事故に遭ってしまって。
せっかくバイオリニストとして注目されていたのに、腕がダメになるかもって……」
マミ「その腕を回復させれば、美樹さんには契約する理由がなくなる、か。
そういう事なら、行きましょうか、暁美さん」
ほむら「……いいんですか」
マミ「いいわよ。魔女絡み以外では魔法を使わないって決めていたけれど。
これは未来の魔法少女絡みの事態なのよ? 放ってはおけないわ」
まどか「ありがとうございます、マミさん。
本当に、ありがとうございます!」
マミ「いいのよ、お礼なんて。
それじゃあ、ここから先は私達に任せて、鹿目さんはもう帰りなさい?」
まどか「え?」
マミ「もうすぐ夜が更けてくるもの。ご家族が心配するでしょう?
それに、病院に忍び込むなら、少人数の方がやりやすいわ」
まどか「分かりました。それじゃあ、よろしくお願いします」
そういう事なら、行きましょうか、暁美さん」
ほむら「……いいんですか」
マミ「いいわよ。魔女絡み以外では魔法を使わないって決めていたけれど。
これは未来の魔法少女絡みの事態なのよ? 放ってはおけないわ」
まどか「ありがとうございます、マミさん。
本当に、ありがとうございます!」
マミ「いいのよ、お礼なんて。
それじゃあ、ここから先は私達に任せて、鹿目さんはもう帰りなさい?」
まどか「え?」
マミ「もうすぐ夜が更けてくるもの。ご家族が心配するでしょう?
それに、病院に忍び込むなら、少人数の方がやりやすいわ」
まどか「分かりました。それじゃあ、よろしくお願いします」
―夜、マミ宅
マミ「……これで、目処は立ちそうね」
ほむら「あとは、本人の努力次第、ですね」
マミ「暁美さん、前から思っていたんだけど。敬語、苦手なら無理しなくていいのよ?」
ほむら「バレてたのね」
マミ「ソウルジェムの話になった時、自然と敬語が消えていたしね。
学年では私が上だけど、魔法少女歴は分からないんだし。敬語はナシで構わないわ。
その代わりと言ってはなんだけど。ちょっと話を聞いてくれるかしら?」
ほむら「何?」
マミ「美樹さんが契約したいって言った時、本当は嬉しかったの」
マミ「欲張りな話よね。暁美さんっていう魔法少女仲間が出来たばっかりなのに。
でも、暁美さんは私より鹿目さんとの方が仲が良いでしょう?
美樹さんはそうじゃない。いえ、鹿目さん達とも友達なんでしょうけれど。
魔法少女の先輩後輩としてなら、より深く仲良くなっていけるんじゃないかって思ってたの」
マミ「……これで、目処は立ちそうね」
ほむら「あとは、本人の努力次第、ですね」
マミ「暁美さん、前から思っていたんだけど。敬語、苦手なら無理しなくていいのよ?」
ほむら「バレてたのね」
マミ「ソウルジェムの話になった時、自然と敬語が消えていたしね。
学年では私が上だけど、魔法少女歴は分からないんだし。敬語はナシで構わないわ。
その代わりと言ってはなんだけど。ちょっと話を聞いてくれるかしら?」
ほむら「何?」
マミ「美樹さんが契約したいって言った時、本当は嬉しかったの」
マミ「欲張りな話よね。暁美さんっていう魔法少女仲間が出来たばっかりなのに。
でも、暁美さんは私より鹿目さんとの方が仲が良いでしょう?
美樹さんはそうじゃない。いえ、鹿目さん達とも友達なんでしょうけれど。
魔法少女の先輩後輩としてなら、より深く仲良くなっていけるんじゃないかって思ってたの」
ほむら「魔法少女は、基本的に孤独なものよ」
マミ「そうよね。仕方ないって分かってる。
それでも、一人は寂しかった。だからずっと背伸びして、戦ってきた気がする。
寂しがり屋の自分を覆い隠して、より強い自分であろうとして、無理をしていたのかも」
ほむら「背伸び……」
マミ「でも、もう背伸びも無理もしないでいいのかもしれない。
私には、暁美さんも、鹿目さんもいるんだもの」
ほむら「……これからも一緒に、戦ってくれるの?」
マミ「大歓迎って、最初に言ったでしょう?」
ほむら「それじゃあ、私も1つ、話をしてもいいかしら?」
マミ「暁美さんが? いいわ、話して」
マミ「そうよね。仕方ないって分かってる。
それでも、一人は寂しかった。だからずっと背伸びして、戦ってきた気がする。
寂しがり屋の自分を覆い隠して、より強い自分であろうとして、無理をしていたのかも」
ほむら「背伸び……」
マミ「でも、もう背伸びも無理もしないでいいのかもしれない。
私には、暁美さんも、鹿目さんもいるんだもの」
ほむら「……これからも一緒に、戦ってくれるの?」
マミ「大歓迎って、最初に言ったでしょう?」
ほむら「それじゃあ、私も1つ、話をしてもいいかしら?」
マミ「暁美さんが? いいわ、話して」
ほむら「私の魔法は、時間停止だけじゃない。期間限定の時間遡行……そっちが本命よ」
マミ「時間遡行? 何度も同じ時間を繰り返してきたの?」
ほむら「繰り返す、というより、パラレルワールドの同じ時間を渡り歩いてきた、という方が正しい。私はそれを、『時間軸』と呼んでいるのだけれど。
契約する時に何を願ったのかは、さすがに言えない。けれど、もうすぐこの街にワルプルギスの夜が来る。
それを倒すのが、私の重要課題の1つ。巴マミ、貴女には私と一緒に、ワルプルギスの夜と戦って欲しい」
マミ「意外ね」
ほむら「何が?」
マミ「暁美さんが、こうやって素直に私に願い出てくることが、よ。
失礼なことを言うようだけれど、暁美さんは、個人プレーに慣れていそうだったから」
ほむら「どうかしら。初めて会った時に、声をかけたのはこちらからだったでしょう?」
マミ「それは、鹿目さんがいたからなんじゃない?」
ほむら「……」
マミ「時間遡行? 何度も同じ時間を繰り返してきたの?」
ほむら「繰り返す、というより、パラレルワールドの同じ時間を渡り歩いてきた、という方が正しい。私はそれを、『時間軸』と呼んでいるのだけれど。
契約する時に何を願ったのかは、さすがに言えない。けれど、もうすぐこの街にワルプルギスの夜が来る。
それを倒すのが、私の重要課題の1つ。巴マミ、貴女には私と一緒に、ワルプルギスの夜と戦って欲しい」
マミ「意外ね」
ほむら「何が?」
マミ「暁美さんが、こうやって素直に私に願い出てくることが、よ。
失礼なことを言うようだけれど、暁美さんは、個人プレーに慣れていそうだったから」
ほむら「どうかしら。初めて会った時に、声をかけたのはこちらからだったでしょう?」
マミ「それは、鹿目さんがいたからなんじゃない?」
ほむら「……」
マミ「鹿目さんが言っていたんだっけ。
鹿目さんを守りながら戦うのは暁美さんも大変だろうから……って。
貴女も同じ事を考えていたから、私に接触を図ったんじゃないかしら」
マミ「初めて会った時も。ソウルジェムの秘密を教えてくれた時も。
あの男の子の治療をお願いしてきた時も。鹿目さんがいたわ。
きっと、貴女達は互いをとても大切にしているのね」
マミ「暁美さんが鹿目さんを大切に思う気持ちは、よく分かる。
震えている私の手を、握ってくれた鹿目さんの手が、とても温かくて。
それだけで、私はまだ生きているんだって、実感できたもの。
たとえ魂が、こうやって身体から離れているとしても。私はまだ、生きている。
そして、1人ぼっちじゃない。そんな大事なことを、鹿目さんは教えてくれた」
ほむら「そうね。もう1人ではないわ。貴女も、……私も」
マミ「……ねぇ、暁美さん。答えにくい質問で悪いんだけど。
ワルプルギスの夜には、これまで大体何人で応戦してきたのかしら?」
鹿目さんを守りながら戦うのは暁美さんも大変だろうから……って。
貴女も同じ事を考えていたから、私に接触を図ったんじゃないかしら」
マミ「初めて会った時も。ソウルジェムの秘密を教えてくれた時も。
あの男の子の治療をお願いしてきた時も。鹿目さんがいたわ。
きっと、貴女達は互いをとても大切にしているのね」
マミ「暁美さんが鹿目さんを大切に思う気持ちは、よく分かる。
震えている私の手を、握ってくれた鹿目さんの手が、とても温かくて。
それだけで、私はまだ生きているんだって、実感できたもの。
たとえ魂が、こうやって身体から離れているとしても。私はまだ、生きている。
そして、1人ぼっちじゃない。そんな大事なことを、鹿目さんは教えてくれた」
ほむら「そうね。もう1人ではないわ。貴女も、……私も」
マミ「……ねぇ、暁美さん。答えにくい質問で悪いんだけど。
ワルプルギスの夜には、これまで大体何人で応戦してきたのかしら?」
ほむら「そうね。面子は様々だったけれど。大体1人、もしくは2人」
マミ「私と暁美さん、2人で本当に大丈夫だと思う?」
ほむら「まさかとは思うけれど、まどかや美樹さやかを契約させる気?」
マミ「そんな目で見ないでちょうだい。
あんな事を知らされたんだもの。これ以上、新しい魔法少女を増やそうとは思わないわ。
でも、もう契約済みの子を、仲間に入れることができるかもしれないとしたら?
そうね。ひょっとしたら、どこかの時間軸では、貴女も彼女に会った事があるんじゃないかしら」
ほむら「佐倉杏子……」
マミ「私と暁美さん、2人で本当に大丈夫だと思う?」
ほむら「まさかとは思うけれど、まどかや美樹さやかを契約させる気?」
マミ「そんな目で見ないでちょうだい。
あんな事を知らされたんだもの。これ以上、新しい魔法少女を増やそうとは思わないわ。
でも、もう契約済みの子を、仲間に入れることができるかもしれないとしたら?
そうね。ひょっとしたら、どこかの時間軸では、貴女も彼女に会った事があるんじゃないかしら」
ほむら「佐倉杏子……」
―翌日、昼休み
まどか「じゃあ、上条君の治療魔法、上手くいったんだね!」
ほむら「ええ。まだまだリハビリは必要でしょうけれど。
努力すれば、以前のようにバイオリンを演奏できるように回復するわ」
まどか「良かったぁ……これで、さやかちゃんはきっと契約しないよね」
ほむら「そうね」
まどか「それじゃ、今日の放課後からはまたほむらちゃんとマミさんとで魔女退治?」
ほむら「いいえ。今日は佐倉杏子に会いに行く」
まどか「佐倉さん、って、ほむらちゃんが前に会った事のある魔法少女、だよね?」
ほむら「そうよ。一緒に戦ったこともある。
どうやらこの時間軸では、巴マミと佐倉杏子は面識があるらしいの。
何が起こるか分からないから……と言っても、付いてくるのよね?」
まどか「じゃあ、上条君の治療魔法、上手くいったんだね!」
ほむら「ええ。まだまだリハビリは必要でしょうけれど。
努力すれば、以前のようにバイオリンを演奏できるように回復するわ」
まどか「良かったぁ……これで、さやかちゃんはきっと契約しないよね」
ほむら「そうね」
まどか「それじゃ、今日の放課後からはまたほむらちゃんとマミさんとで魔女退治?」
ほむら「いいえ。今日は佐倉杏子に会いに行く」
まどか「佐倉さん、って、ほむらちゃんが前に会った事のある魔法少女、だよね?」
ほむら「そうよ。一緒に戦ったこともある。
どうやらこの時間軸では、巴マミと佐倉杏子は面識があるらしいの。
何が起こるか分からないから……と言っても、付いてくるのよね?」
まどか「うん。危険だとしても足手纏いだとしても、付いていくよ。それだけが、私にできることだから」
ほむら「そうね……まどかが居てくれるだけで、私も心強い。ただ、『それだけが』なんて言い方はしないで。
まどかは昨日、巴マミを混乱から立ち直らせた。やっぱりまどかには、まどかのままで、出来る事があるのよ」
まどか「うん。ありがとう、ほむらちゃん」
―放課後
マミ「きっと、こうして風見野で魔女の反応を探せば、佐倉さんに会える筈よ」
ほむら「そうね」
杏子「何だい何だい、わざわざ私に会いに来たってーの? マミ」
まどか(あの子が佐倉さん……やっぱりマミさんの事、知ってるんだ)
ほむら「そうね……まどかが居てくれるだけで、私も心強い。ただ、『それだけが』なんて言い方はしないで。
まどかは昨日、巴マミを混乱から立ち直らせた。やっぱりまどかには、まどかのままで、出来る事があるのよ」
まどか「うん。ありがとう、ほむらちゃん」
―放課後
マミ「きっと、こうして風見野で魔女の反応を探せば、佐倉さんに会える筈よ」
ほむら「そうね」
杏子「何だい何だい、わざわざ私に会いに来たってーの? マミ」
まどか(あの子が佐倉さん……やっぱりマミさんの事、知ってるんだ)
杏子「1人じゃないんだな。そっちの黒髪は魔法少女仲間ってところかい?
で、もう1人は……ただの人間、だよな?
ひょっとして、使い魔の餌にでもするつもりなのかよ?」
マミ「そんな事する筈がないでしょう!」
ほむら「冷静になって、巴マミ。私達は、お願いをしにきたのだから」
マミ「そうだったわね。ありがとう、暁美さん。佐倉さん。もうすぐ見滝原にワルプルギスの夜がくる。
その時、一緒に戦ってくれないかしら?」
杏子「ワルプルギスの夜、だって? どうしてそんな事分かるのさ」
ほむら「統計よ」
杏子「統計って……」
マミ「ワルプルギスの夜が相手だもの。私と暁美さんだけじゃ心許ないわ。だから、貴女にも一緒に戦って欲しいの」
で、もう1人は……ただの人間、だよな?
ひょっとして、使い魔の餌にでもするつもりなのかよ?」
マミ「そんな事する筈がないでしょう!」
ほむら「冷静になって、巴マミ。私達は、お願いをしにきたのだから」
マミ「そうだったわね。ありがとう、暁美さん。佐倉さん。もうすぐ見滝原にワルプルギスの夜がくる。
その時、一緒に戦ってくれないかしら?」
杏子「ワルプルギスの夜、だって? どうしてそんな事分かるのさ」
ほむら「統計よ」
杏子「統計って……」
マミ「ワルプルギスの夜が相手だもの。私と暁美さんだけじゃ心許ないわ。だから、貴女にも一緒に戦って欲しいの」
杏子「へーぇ。じゃあ聞くけどさ。そこの黒いのはともかく、アンタはあたしと手を組めるのかい?
グリーフシードの為に、使い魔を放置するようなあたしとさ」
マミ「……」
杏子「黙ってる、って事は、やっぱり無理なんだろ?
正義の魔法少女ぶってるアンタとあたしとが、手を組める訳ないよねぇ?」
マミ「……確かに、キュウべぇから貴女の噂は色々聞いているわ。でも、相手はワルプルギスの夜なの。なりふり構っていられない。
だからお願い、佐倉さん」
杏子「ヤだね」
マミ「そんな」
杏子「見たところ、そっちの黒いのもベテランっぽいじゃん。だったら、あたしなんかいなくてもどうにかなるだろ。
じゃーな」
マミ「佐倉さん……」
グリーフシードの為に、使い魔を放置するようなあたしとさ」
マミ「……」
杏子「黙ってる、って事は、やっぱり無理なんだろ?
正義の魔法少女ぶってるアンタとあたしとが、手を組める訳ないよねぇ?」
マミ「……確かに、キュウべぇから貴女の噂は色々聞いているわ。でも、相手はワルプルギスの夜なの。なりふり構っていられない。
だからお願い、佐倉さん」
杏子「ヤだね」
マミ「そんな」
杏子「見たところ、そっちの黒いのもベテランっぽいじゃん。だったら、あたしなんかいなくてもどうにかなるだろ。
じゃーな」
マミ「佐倉さん……」
ほむら「仕方ないわ、巴マミ。ワルプルギスの夜が来るまでまだ時間はある。また説得に来ればいい……って、まどか!」
まどか「ごめん、私ちょっと佐倉さんと話してくる!」
マミ「鹿目さん!?」
まどか「佐倉さん、待って!」
杏子「アンタ、さっきの」
まどか「私は鹿目まどか。マミさんと、もう1人の魔法少女、ほむらちゃんとの友達なの」
杏子「自己紹介かよ。あたしは佐倉杏子。杏子でいいよ」
まどか「私のことも、まどかでいいよ、杏子ちゃん」
杏子「調子狂うなぁ。アンタ、あたしを追いかけてきて良かったのか?巴マミと友達ってんなら、あんまりあたしに近づかない方がいい」
まどか「ごめん、私ちょっと佐倉さんと話してくる!」
マミ「鹿目さん!?」
まどか「佐倉さん、待って!」
杏子「アンタ、さっきの」
まどか「私は鹿目まどか。マミさんと、もう1人の魔法少女、ほむらちゃんとの友達なの」
杏子「自己紹介かよ。あたしは佐倉杏子。杏子でいいよ」
まどか「私のことも、まどかでいいよ、杏子ちゃん」
杏子「調子狂うなぁ。アンタ、あたしを追いかけてきて良かったのか?巴マミと友達ってんなら、あんまりあたしに近づかない方がいい」
まどか「どうしてそんな事を言うの? マミさんも杏子ちゃんも同じ魔法少女なのに」
杏子「同じ魔法少女だからさ。魔法少女は何も正義の為に魔女と戦ってるわけじゃない。
グリーフシードを得ないと、あたしらのソウルジェムは濁って魔法が使えなくなるからな。
マミやもう1人の……ほむらだっけか。そいつと一緒に行動してるならその辺は分かるだろ?
だから同じ魔法少女でも、縄張り意識を持っているし、手柄の取り合いにもなる」
杏子「ましてや、あたしはグリーフシードを確実に手にするために、使い魔は放置するからね。
使い魔さえ見逃しやしないマミとは、反りが合わないのさ」
まどか「その事が原因で、杏子ちゃんとマミさんとはこれまでずっと、会ってなかったの?
でも、マミさんはワルプルギスの夜に対抗する為にって、杏子ちゃんの名前を出したんだよ。
確かにマミさんと杏子ちゃんとでは方針が違うのかもしれないけど。
マミさんは、杏子ちゃんを頼りになる人だって思ってるんじゃないかな」
まどか(マミさんと杏子ちゃん、私とほむらちゃん、さやかちゃんの5人で戦ってた時間軸もあったみたいだし。
マミさんと杏子ちゃんが仲良くできない筈がないよ!)
杏子「あたしじゃアイツの頼りにはならないよ。
巴マミと一緒に戦えるのは、アイツと同じように、正義の為に戦える魔法少女だけさ」
杏子「同じ魔法少女だからさ。魔法少女は何も正義の為に魔女と戦ってるわけじゃない。
グリーフシードを得ないと、あたしらのソウルジェムは濁って魔法が使えなくなるからな。
マミやもう1人の……ほむらだっけか。そいつと一緒に行動してるならその辺は分かるだろ?
だから同じ魔法少女でも、縄張り意識を持っているし、手柄の取り合いにもなる」
杏子「ましてや、あたしはグリーフシードを確実に手にするために、使い魔は放置するからね。
使い魔さえ見逃しやしないマミとは、反りが合わないのさ」
まどか「その事が原因で、杏子ちゃんとマミさんとはこれまでずっと、会ってなかったの?
でも、マミさんはワルプルギスの夜に対抗する為にって、杏子ちゃんの名前を出したんだよ。
確かにマミさんと杏子ちゃんとでは方針が違うのかもしれないけど。
マミさんは、杏子ちゃんを頼りになる人だって思ってるんじゃないかな」
まどか(マミさんと杏子ちゃん、私とほむらちゃん、さやかちゃんの5人で戦ってた時間軸もあったみたいだし。
マミさんと杏子ちゃんが仲良くできない筈がないよ!)
杏子「あたしじゃアイツの頼りにはならないよ。
巴マミと一緒に戦えるのは、アイツと同じように、正義の為に戦える魔法少女だけさ」
まどか「そんな事ない!」
杏子「!」
まどか「マミさんはね、初対面の私とほむらちゃんを、受け入れてくれたの。
ほむらちゃんが、使い魔を逃がすのか倒すのかなんて、聞いたりしなかった」
杏子「ワルプルギスの夜を倒す為だろ?」
まどか「違うよ。ワルプルギスの夜が来るって、マミさんが知ったのは昨日のことだから」
杏子「じゃあ、何でマミは無条件にほむらと組んでるんだ?」
まどか「……1人じゃ寂しいから、っていうのじゃダメかな?」
杏子「はぁ? そんなの、寂しがり屋のフツーの女の子じゃあるまいし」
まどか「マミさんだって、魔法少女になる前はフツーの女の子だったんだよ。
あんな広い部屋に1人で暮らしてて。寂しくないわけない」
杏子「!」
まどか「マミさんはね、初対面の私とほむらちゃんを、受け入れてくれたの。
ほむらちゃんが、使い魔を逃がすのか倒すのかなんて、聞いたりしなかった」
杏子「ワルプルギスの夜を倒す為だろ?」
まどか「違うよ。ワルプルギスの夜が来るって、マミさんが知ったのは昨日のことだから」
杏子「じゃあ、何でマミは無条件にほむらと組んでるんだ?」
まどか「……1人じゃ寂しいから、っていうのじゃダメかな?」
杏子「はぁ? そんなの、寂しがり屋のフツーの女の子じゃあるまいし」
まどか「マミさんだって、魔法少女になる前はフツーの女の子だったんだよ。
あんな広い部屋に1人で暮らしてて。寂しくないわけない」
まどか「それにね、ほむらちゃんがマミさんに一緒に戦いたいって言った時。
マミさん、嬉しそうに笑ってたの。仲間ができるのは大歓迎だって」
杏子「仲間がいるんだったらいーじゃねーか。あたしの出る幕なんてないだろ」
まどか「どうしてそんな」
杏子「あたしとマミじゃ、やり方が違うって言ったろ?」
まどか「やり方が違ったら、一緒にいちゃダメなの? 頼りにしちゃだめなの?」
杏子「しつこいな。とにかく今日は帰んな。見滝原までなら送ってってやっから」
まどか「……うん。でも、また来るから」
杏子「……本当にしつこいな、アンタ」
マミさん、嬉しそうに笑ってたの。仲間ができるのは大歓迎だって」
杏子「仲間がいるんだったらいーじゃねーか。あたしの出る幕なんてないだろ」
まどか「どうしてそんな」
杏子「あたしとマミじゃ、やり方が違うって言ったろ?」
まどか「やり方が違ったら、一緒にいちゃダメなの? 頼りにしちゃだめなの?」
杏子「しつこいな。とにかく今日は帰んな。見滝原までなら送ってってやっから」
まどか「……うん。でも、また来るから」
杏子「……本当にしつこいな、アンタ」
なんか…うん、ありきたり過ぎて面白くない…
きららマギカにも似たようなのあったけど
きららマギカにも似たようなのあったけど
―翌朝
まどか(今日も、風見野に行こう。今日こそ、杏子ちゃんを説得するんだ)
まどか(そうすればきっと、ワルプルギスの夜を倒せる。
ほむらちゃんを、繰り返しから助けないと!)
さやか「おーい、まどか!」
まどか「あれ、さやかちゃん。いつもはもうちょっと先のところで待ってるんじゃ」
さやか「うん。ちょっとまどかに話があってね。仁美には、先に行っておくように言ったし」
まどか「私に話?」
さやか「昨日ね、恭介のお見舞いに行ったんだ。そしたらさ……急激に腕が回復に向かってるって。
一昨日から、少し違ったらしいんだけど。昨日はそれ以上に腕の調子が良くなってたみたいで。
恭介のやつ、まるで魔法みたいだって笑ってたんだけど、さ。
これって、まどか達の魔法なんじゃない?」
まどか(今日も、風見野に行こう。今日こそ、杏子ちゃんを説得するんだ)
まどか(そうすればきっと、ワルプルギスの夜を倒せる。
ほむらちゃんを、繰り返しから助けないと!)
さやか「おーい、まどか!」
まどか「あれ、さやかちゃん。いつもはもうちょっと先のところで待ってるんじゃ」
さやか「うん。ちょっとまどかに話があってね。仁美には、先に行っておくように言ったし」
まどか「私に話?」
さやか「昨日ね、恭介のお見舞いに行ったんだ。そしたらさ……急激に腕が回復に向かってるって。
一昨日から、少し違ったらしいんだけど。昨日はそれ以上に腕の調子が良くなってたみたいで。
恭介のやつ、まるで魔法みたいだって笑ってたんだけど、さ。
これって、まどか達の魔法なんじゃない?」
まどか「え?」
まどか(さやかちゃん、マミさんやほむらちゃんだけじゃなくて、私も魔法少女だって勘違いしてる?)
さやか「まどかももう知ってるだろうけど。あたし、病院でまどか達が結界から出てくるところを見てさ。
慌てて玄関まで出たところで、マミさんに会ったの。
キュウべぇにもスカウトされたし、すぐにでも契約しようと思ったんだけど。
それを、マミさんに止められた。
他人の為に奇跡を起こそうとするなら、尚の事自分の願いをはっきりさせておきなさいって」
さやか「マミさんに言われてから、ずっと考えてた。あたしの願いってなんだろうって。
ただ恭介の腕を治したいって思う事とは違うのかなって。
悩んでいるうちに……恭介の腕が治ったの。偶然じゃないよね?」
まどか「うん。偶然じゃないよ」
さやか「やっぱり……それって、あたしの為? あたしを魔女との戦いに巻き込みたくないからって事なの?
他人の為じゃなくて、自分の為に何かを願えって事なの? ねぇ、まどか、答えてよ!」
まどか「え、えぇと」
まどか(さやかちゃん、マミさんやほむらちゃんだけじゃなくて、私も魔法少女だって勘違いしてる?)
さやか「まどかももう知ってるだろうけど。あたし、病院でまどか達が結界から出てくるところを見てさ。
慌てて玄関まで出たところで、マミさんに会ったの。
キュウべぇにもスカウトされたし、すぐにでも契約しようと思ったんだけど。
それを、マミさんに止められた。
他人の為に奇跡を起こそうとするなら、尚の事自分の願いをはっきりさせておきなさいって」
さやか「マミさんに言われてから、ずっと考えてた。あたしの願いってなんだろうって。
ただ恭介の腕を治したいって思う事とは違うのかなって。
悩んでいるうちに……恭介の腕が治ったの。偶然じゃないよね?」
まどか「うん。偶然じゃないよ」
さやか「やっぱり……それって、あたしの為? あたしを魔女との戦いに巻き込みたくないからって事なの?
他人の為じゃなくて、自分の為に何かを願えって事なの? ねぇ、まどか、答えてよ!」
まどか「え、えぇと」
さやか「まどか達が恭介を助けてくれたのなら……尚の事、あたしは引き下がれない。
恭介を助けてもらっておいて、それであたしはお礼を言うだけしかできないなんて、虫が良すぎるっつーのかな?
とにかくもう1度、自分の願いを考え直して、改めて契約する」
まどか(さやかちゃん……上条君を治せばそれでもう、契約しないだろうって思ってのに。
ごめんね、私、さやかちゃんの事、まだまだ何も分かってなかったんだ。
さやかちゃんの律儀なところとか、真面目なところとか……何も見えてなかったんだ)
さやか「あたしじゃすぐには戦力にはならないかもしれないけど、少し位恩返しさせてよ、まどか」
まどか「それはダメ!」
さやか「なによ、それ。あたしだけ仲間はずれにするの?」
まどか「違うよ。さやかちゃんは、勘違いしてるの。私は……契約してないの。魔法少女なのは、ほむらちゃんとマミさんだけ」
さやか「まどかが、契約してない? そんなの」
まどか「信じられないよね。契約してないのに、ほむらちゃん達と一緒に行動してるなんて。でも、それにはちゃんとした理由があるし。それに、ね。
ほむらちゃんやマミさんが上条君の腕を治したのにも、さやかちゃんが思っているのとは違う理由があるの。だからお願い、契約はしないで!」
恭介を助けてもらっておいて、それであたしはお礼を言うだけしかできないなんて、虫が良すぎるっつーのかな?
とにかくもう1度、自分の願いを考え直して、改めて契約する」
まどか(さやかちゃん……上条君を治せばそれでもう、契約しないだろうって思ってのに。
ごめんね、私、さやかちゃんの事、まだまだ何も分かってなかったんだ。
さやかちゃんの律儀なところとか、真面目なところとか……何も見えてなかったんだ)
さやか「あたしじゃすぐには戦力にはならないかもしれないけど、少し位恩返しさせてよ、まどか」
まどか「それはダメ!」
さやか「なによ、それ。あたしだけ仲間はずれにするの?」
まどか「違うよ。さやかちゃんは、勘違いしてるの。私は……契約してないの。魔法少女なのは、ほむらちゃんとマミさんだけ」
さやか「まどかが、契約してない? そんなの」
まどか「信じられないよね。契約してないのに、ほむらちゃん達と一緒に行動してるなんて。でも、それにはちゃんとした理由があるし。それに、ね。
ほむらちゃんやマミさんが上条君の腕を治したのにも、さやかちゃんが思っているのとは違う理由があるの。だからお願い、契約はしないで!」
迷惑だから契約阻止してたことにも気付かないなんてさやかってほんとバカ
さやか「その理由っての、勿論、聞かせてくれるよね?」
まどか(本当は、さやかちゃんにはあまり聞かせたくない。
魔法少女について教えちゃったら、さやかちゃんをもっと巻き込んでしまいそうなんだもん。
でも、今のさやかちゃんは、きっと、引き下がってくれないだろうな)
まどか「それじゃあ、まずは……2人が上条君の腕を治してくれたのはね。
さやかちゃんに、魔法少女になって欲しくなかったから、っていうのは合ってるの。
でもそれは、さやかちゃんが言うような、戦いに巻き込みたくないから、というのじゃなくて。
魔法少女っていうのは……身体から魂を抜かれた存在だからなんだよ」
さやか「魂を抜かれてる? でも、2人とも普通に学校通ってるし」
まどか「それは、抜き取られた魂が、ソウルジェムっていう小さな宝石になっていて。
魔法少女は無意識に、ソウルジェムから身体を操作してるんだって。
でも、身体を動かすことができるのは、100m圏内で……」
さやか「そんなの、キュウべぇは言ってなかったよ?」
まどか「それなの!」
さやか「え!?」
まどか(本当は、さやかちゃんにはあまり聞かせたくない。
魔法少女について教えちゃったら、さやかちゃんをもっと巻き込んでしまいそうなんだもん。
でも、今のさやかちゃんは、きっと、引き下がってくれないだろうな)
まどか「それじゃあ、まずは……2人が上条君の腕を治してくれたのはね。
さやかちゃんに、魔法少女になって欲しくなかったから、っていうのは合ってるの。
でもそれは、さやかちゃんが言うような、戦いに巻き込みたくないから、というのじゃなくて。
魔法少女っていうのは……身体から魂を抜かれた存在だからなんだよ」
さやか「魂を抜かれてる? でも、2人とも普通に学校通ってるし」
まどか「それは、抜き取られた魂が、ソウルジェムっていう小さな宝石になっていて。
魔法少女は無意識に、ソウルジェムから身体を操作してるんだって。
でも、身体を動かすことができるのは、100m圏内で……」
さやか「そんなの、キュウべぇは言ってなかったよ?」
まどか「それなの!」
さやか「え!?」
まどか「キュウべぇはね、女の子を魔法少女にする為に、そういう大事な事を敢えて言わないの。
まるで詐欺師だって、ほむらちゃんは言ってた。
2人とも、魂を抜き取られるなんて知らずに契約して、後から本当の事を知ったんだよ。
だから、自分と同じ思いを、さやかちゃんにさせたくなくて、上条君の腕を治したの」
さやか「そう、だったんだ……ごめん、まどか。あたし、何も知らないまま、勢いに任せてキツイ言い方しちゃったよね」
まどか「ううん、いいの」
さやか「どうしてまどかはあの2人と一緒に行動してるの?」
まどか「それは」
杏子「そいつはあたしも気になるね」
まどか「杏子ちゃん!?」
さやか「まどか、この子誰?」
まどか「佐倉杏子ちゃん。風見野に住んでる魔法少女なんだけど」
杏子「悪いけど、話は大体聞かせてもらったよ。
そっか。マミは他人の為に祈ろうとした馬鹿を、止めようとしてくれてたんだな」
まるで詐欺師だって、ほむらちゃんは言ってた。
2人とも、魂を抜き取られるなんて知らずに契約して、後から本当の事を知ったんだよ。
だから、自分と同じ思いを、さやかちゃんにさせたくなくて、上条君の腕を治したの」
さやか「そう、だったんだ……ごめん、まどか。あたし、何も知らないまま、勢いに任せてキツイ言い方しちゃったよね」
まどか「ううん、いいの」
さやか「どうしてまどかはあの2人と一緒に行動してるの?」
まどか「それは」
杏子「そいつはあたしも気になるね」
まどか「杏子ちゃん!?」
さやか「まどか、この子誰?」
まどか「佐倉杏子ちゃん。風見野に住んでる魔法少女なんだけど」
杏子「悪いけど、話は大体聞かせてもらったよ。
そっか。マミは他人の為に祈ろうとした馬鹿を、止めようとしてくれてたんだな」
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
まどか「杏子ちゃん……?」
さやか「ていうか、さり気なくあたしの事を馬鹿って言わなかった?」
杏子「言ったよ。間違いなく言った。たった1度の奇跡を他人の為に使うなんて、馬鹿馬鹿しいにも程がある」
さやか「あんた、それ以上言ったら!」
杏子「それ以上言ったら叩く? 蹴る? あたし、これでも魔法少女なんだけどなぁ?」
さやか「……う」
杏子「大体アンタ達、こんな所で学校サボってると色々まずいんじゃないのかい?」
まどか「言われてみれば、そうかも」
杏子「付いて来な。そっちの話を盗み聞きしちゃったお代に、いい場所を提供してやるよ」
―廃墟と化した教会
杏子「ほら、ここだよ」
さやか「ここは……教会?」
まどか「でも、随分荒れてる、よね」
さやか「ていうか、さり気なくあたしの事を馬鹿って言わなかった?」
杏子「言ったよ。間違いなく言った。たった1度の奇跡を他人の為に使うなんて、馬鹿馬鹿しいにも程がある」
さやか「あんた、それ以上言ったら!」
杏子「それ以上言ったら叩く? 蹴る? あたし、これでも魔法少女なんだけどなぁ?」
さやか「……う」
杏子「大体アンタ達、こんな所で学校サボってると色々まずいんじゃないのかい?」
まどか「言われてみれば、そうかも」
杏子「付いて来な。そっちの話を盗み聞きしちゃったお代に、いい場所を提供してやるよ」
―廃墟と化した教会
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