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    元スレキョン「鶴屋さんっていつも元気ですね」鶴屋「まぁね!」

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    タグ : - 涼宮ハルヒの憂鬱 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 47 :

    みくるちゃんはかわええのう

    52 = 1 :

    翌日

    キョン(胃もたれするかと思ったが、健康重視なだけあって流石に日を跨いで胃を圧迫することはないんだな。嵐のように過ぎ去るハルヒみたいだぜ)

    鶴屋「……」スタスタ

    キョン(まぁ、あの人もまた嵐みたいにやってきて去っていくんだけどな)

    キョン「鶴屋さん、おはようございます。今日も会いましたね」

    鶴屋「キョンくん、おはよう」

    キョン(ん……?)

    鶴屋「どっかしたかい?」

    キョン「あ、えっと……鶴屋さん?」

    鶴屋「なぁに?深刻そうな顔して、水虫の告知でもうけたのー?なんちゃって。今の映画の台詞だよ。覚えてるっ?」

    キョン「ええ、勿論ですよ。そのあと鶴屋さんが吹き出してあとの台詞が言えてなかったですよね」

    鶴屋「あはは。そーそー。だってさぁ、みくるが真面目な顔で「最後の戦いに赴かなければなりませんっ」とかいうか、ぶっ!あはははははは!!」

    キョン「鶴屋さん……」

    鶴屋「あははは、あー、おかしい。ゴメン、ゴメン。思い出したらまたわらえ、ぶっ!あははははは!!!あー、だめ、またツボにはいちゃったぁー!!」

    キョン(一瞬、元気がないように見えたのは気のせいだな……)

    53 :

    ほう

    54 = 1 :

    鶴屋「ほんと、キョンくんたちと出会ってからは楽しいことばっかりで、飽きないね」

    キョン「鶴屋さんからしたらそうかもしれませんが、こっちは気苦労が多いんですよ」

    鶴屋「そうなの?あたしにはキョンくんも楽しんでるようにみえるっさ」

    キョン「そうですか?それは眼科に行くことをオススメしますよ」

    鶴屋「あはは、キョンくんってば照れちゃってぇー……んっ……」

    キョン「鶴屋さん?」

    鶴屋「ごめん……ちょっと、先にいってって……」

    キョン「どうかしたんですか?」

    鶴屋「ここで、みくると待ち合わせしててさ。ごめん、キョンくん」

    キョン「ああ、そうですか」

    鶴屋「また、あとでね」

    キョン「分かりました」

    鶴屋「うんっ」

    キョン(こんな中途半端な場所で待ち合わせって……。普通は駅前とかじゃないのか……?)

    キョン(鶴屋さん……どうしたんだ……)

    55 :

    ちんぽまさつするっさ!

    57 = 1 :

    共同玄関

    キョン「……」

    谷口「よっ。キョン。今日は鶴屋さんと一緒じゃないんだな」

    キョン「まぁな。あの人だって、いつも俺と一緒に登校は嫌だろうさ」

    谷口「ふぅん」

    朝比奈「あ、キョンくん。おはよう」

    キョン「朝比奈さん、おはようございます。……ん?」

    谷口「ああ、朝比奈さん!!おはようございます!」

    朝比奈「谷口くん、おはようございますっ」

    谷口「やっほぉー!!今日は1日ハッピー!!!」

    キョン「あ、朝比奈さん、今、来たんですか?」

    朝比奈「うん、そうだけど?」

    キョン「鶴屋さんは?」

    朝比奈「鶴屋さん?まだ、来てないと思いますけど……?」

    キョン「え?だって、橋のところで待ち合わせしてたんじゃ……?」

    58 = 1 :

    朝比奈「いえ……。今日は待ち合わせはしてないです」

    キョン「……」

    谷口「どうしたんだよ、キョン。期末テストをすっかり忘れて当日を迎えたような顔してるぜ?」

    キョン「そんな小さなことじゃねえ」

    谷口「は?」

    朝比奈「キョンくん、どうしたんですか?」

    キョン「谷口、鞄頼む」

    谷口「あ、おい、キョン!どこ行くんだよ!!」

    キョン「忘れ物だ!!」ダダダッ

    谷口「忘れものって家に帰ってたら遅刻だぞー?」

    朝比奈「キョンくぅーん」

    キョン「岡部が来たら、腹が痛くてトイレに篭ってるといっておいてくれ!!」

    谷口「はぁ?!」

    キョン「まさか……鶴屋さん……!!」

    59 = 1 :

    キョン「はぁ……はぁ……いた……!!」

    鶴屋「ふぅ……ふぅ……」

    キョン「鶴屋さん!!」

    鶴屋「あ、ありゃ、キョンくん?どうかしたのー?」

    キョン「こっちの台詞ですよ。朝比奈さんと待ち合わせなんてしてなかったんですね」

    鶴屋「ありゃぁ……バレちゃったかぁ。みくるならもう少し早く登校してると思ったんだけど……」

    キョン「体調が悪いんですね?」

    鶴屋「へーき、へーき。ちょろんと体が重いだけっさ」

    キョン「風邪ですか?」

    鶴屋「多分ね。いやー、病気になったことがないとさ、ちょっとの熱でも凄く辛いのよ。困っちゃうね、全く。あははは」

    キョン(笑い事で済ませられるぐらいなのか。鶴屋さんの顔色は悪いといえば悪いが……それほど深刻でもないような気がする)

    鶴屋「あんがと、キョンくん。大丈夫だから」

    キョン「保健室まで行きましょう」

    鶴屋「いいってば。あたしのことなんて」

    キョン「ダメです。絶対に引きませんから」

    60 = 32 :

     

    62 = 1 :

    保健室

    鶴屋「ごめんよ……」

    キョン「気にしないでください。先生は居ないみたいですから、あとで呼んできましょう」

    鶴屋「いいよぉ。そこまでしなくても。すこーし、横になれば完全復活元気バリバリになるしさっ」

    キョン「とにかく寝ててください」

    鶴屋「うん……」

    キョン(まさか、想像すらできなかった鶴屋さんの病床についた姿を見ることになるとはなぁ)

    キョン(今年の風邪はとんでもなく厄介なのか、それとも……)

    鶴屋「キョンくん、ちょいと耳をかしておくれ」

    キョン「なんですか?」

    鶴屋「……駆けつけてくれて、すっごくうれしかったよ。あんがと」

    キョン「これぐらいお安い御用ですよ。じゃ、先生を呼んできますから」

    鶴屋「うんっ」

    キョン(元気のない鶴屋さんは確かに麗しいが、お日様スマイルを輝かせる鶴屋さんのほうが何倍も素敵だね)

    キョン(早くいつもの調子を取り戻してくれないとこっちが先に参ってしまいそうだ)

    63 :

    素晴らしい

    64 = 1 :

    教室

    ハルヒ「鶴ちゃんが風邪で倒れた?」

    キョン「ああ。今、保健室で寝てる」

    キョン(朝比奈さんに言ったらすぐさま保健室へ飛んでいったから、朝比奈さんもいるだろうな)

    ハルヒ「そう。なら、お見舞いに行かないとね」

    キョン「アホか。迷惑だろ」

    ハルヒ「なによ。病人の前で騒ぐつもりなんてないわよ」

    キョン「朝比奈さんもいるから、心配するなって。大勢で押しかけたほうが迷惑だ」

    ハルヒ「いいわよ。あたし一人でいくから」

    キョン「ああ、仕方ねえな。俺もいく」

    ハルヒ「はぁ?」

    キョン「お前のことだ、ネギを持って如何わしいことをするかもしれんしな」

    ハルヒ「如何わしいことって、ネギを鼻に突っ込むとか?」

    キョン「そっちなら……いや、どっちにしろネギは突っ込んでいいものじゃねえ」

    ハルヒ「何いってんのよ。早く行くわよ、アホキョン」

    65 = 18 :

    にょろーん ちゅるやさんの、
    スモークチーズが好きって設定は何処から出てきたんだい?

    66 = 47 :

    にょろーん

    67 = 2 :

    私怨

    68 = 1 :

    保健室

    ハルヒ「鶴屋さーん!!!」ガラッ

    キョン「おいっ!おいっ!」

    ハルヒ「なによ?」

    キョン「なによ、じゃねえよ。病人がいるんだよ、ここには」

    朝比奈「あ、あの……しーっ……しーっ……」

    ハルヒ「みくるちゃん、鶴屋さんの様子は?」

    朝比奈「今、眠ったところです」

    ハルヒ「ふぅん」

    鶴屋「すぅ……すぅ……」

    ハルヒ「……本当に風邪なの?」

    朝比奈「本人はそういってますけど……」

    ハルヒ「これが鶴ちゃんが弱ったときの姿なのね。写真でも撮っておこうかしら」

    キョン「ハルヒ?冗談だよな?」

    ハルヒ「当たり前でしょ。何言ってるのよ、もう」

    69 :

    読んでる途中ほ

    70 = 1 :

    キョン(だが、この姿の鶴屋さんを撮って残しておきたいという気持ちは分からんでもない)

    鶴屋「すぅ……すぅ……」

    キョン(いつも口を開きっぱなしにしているような人が、こうしてベッドで静かな寝息をたてている光景など、鶴屋さんに選ばれた超絶羨ましい野郎だけに許された特権だろうからな)

    キョン(朝比奈さんのように女の子なら見放題であるかもしれんが)

    ハルヒ「熱は測ったの?」

    朝比奈「それが……」

    ハルヒ「ん?」

    朝比奈「……平熱なんです」

    ハルヒ「平熱?なにそれ、どこも悪くないってこと?」

    朝比奈「それは分かりません。熱はないですけど、いつもの鶴屋さんでないことは確かですから」

    ハルヒ「熱が出ないっていうなら、お腹のほうに菌がきてるんじゃないの?」

    キョン「そんな様子は無かったぞ。体が重いって言ってたしな」

    朝比奈「私もそれは聞きました」

    ハルヒ「インフルエンザとかじゃないの?あ、でも、それなら高熱がでるわよね……」

    キョン(鶴屋さん、一体どうしちゃったんですか……)

    71 :

    ハルヒぶん殴りたい

    72 :

    まさか、この歳まで来ていなかったと言うのか

    74 = 1 :

    ハルヒ「頭痛とかもない感じだったの?」

    朝比奈「はい」

    ハルヒ「てことは……鶴ちゃんは生理が重いタイプと見た」

    朝比奈「せ……!?」

    キョン「(ハルヒ、なんてこといいやがる!!!おいっ!!)」

    ハルヒ「何よ、キョン。男にはわからないでしょうけど、生理が重い女の子は倒れちゃうことは珍しくないのよ?」

    キョン「(俺が言いたいのはそんなことじゃなねえええ!!!)」

    朝比奈「あ、あの……涼宮さん……それも違うと思います……」

    ハルヒ「あら、そうなの?」

    朝比奈「鶴屋さんはここまで体調を崩すことはないですから……」

    ハルヒ「ふぅん。なら、生理でもないのね」

    キョン(ああ、誰か今だけ俺の聴覚を麻痺させてくれ)

    ハルヒ「でも、これじゃあ民間療法を試せないわね……」

    キョン(お前はやっぱり、ネギを突っ込むつもりだったのかよ!!)

    鶴屋「うぅ……すぅ……すぅ……」

    75 = 72 :

    と言う事は、まさか

    76 :

    しーえーん

    77 = 1 :

    ハルヒ「みくるちゃん、鶴ちゃんのことお願いね」

    朝比奈「はぁい」

    キョン「朝比奈さん、何か手伝えることがあれば言ってください」

    朝比奈「あ、キョンくん」

    キョン「なんでしょう?」

    朝比奈「(長門さんが昼休みに部室で待ってるって、先ほどここへ来て伝えてほしいと)」

    キョン「(長門が?)」

    朝比奈「(話があるそうです)」

    キョン(このタイミングで長門の呼び出しとなると、鶴屋さん絡みか。もしかして、鶴屋さんの体を蝕んでいるものは何かヤバいもんのか……)

    ハルヒ「キョン、何してるの?いくわよ」

    キョン「ああ」

    朝比奈「キョンくん」

    キョン「はい、なんですか?」

    朝比奈「鶴屋さんをここまで運んでくれてありがとう」

    キョン「いえいえ、いつも鶴屋さんには元気を貰っていますから、そのお礼ですよ」

    78 :

    つわりなのか…


    あの時のかな……

    79 :

    恋煩いだろ

    80 = 1 :

    昼休み 部室

    キョン「……」ガチャ

    長門「……」

    古泉「どうも」

    キョン「なんで、お前までいるんだよ」

    古泉「鶴屋さんのことを聞きましたよ。様子はどうだったのですか?」

    キョン「どうもこうもない。太陽の笑顔が無くなった」

    古泉「まさに曇天ですか。それは大変ですね。太陽は生命にとっても最も大切なものですから」

    キョン「そう思うならなんか薬でも用意しろよ」

    古泉「薬は毒にもなります。間違った処方をすると、容体を悪化させてしまうこともありえます。ですから、ここは慎重になったほうがいいでしょう。それが大事な方なら尚更です」

    キョン(それぐらいわかってる。大事だからこそ、こうして焦ってるんだろうが。長門の呼び出しって事態にな)

    キョン「長門、鶴屋さんのことなんだろ?」

    長門「……」コクッ

    キョン「言ってくれ」

    長門「不既知型濾過性情報体」

    81 = 76 :

    なにが起きたんだ!?

    82 = 1 :

    キョン「……え?」

    長門「不既知型濾過性情報体」

    キョン「長門、何の話だ?」

    長門「彼女の体内にいるもの」

    キョン「鶴屋さんの体内にそのふきちなんとかって奴がいるのか」

    長門「そう」

    キョン「なんだ、それは?」

    長門「情報統合思念体の亜種。様々な生物へと寄生し、寄生した生命体の情報を吸収。その後、他種の生命体へと移る」

    キョン「それでどうなる?」

    長門「情報を吸収された生命体は、生命機能を停止させる。これは不既知型濾過性情報体が生命体が活動するために必要な情報を持ち去ってしまうため」

    キョン「……」

    古泉「生きる術を持ち出してしまうということですか?」

    長門「そう」

    キョン「生きる術を持ち出すってなんだ?」

    古泉「我々はどうやって心臓を動かしていると思いますか?どうやって脳を、目を、腕を、足を使っていると思いますか?」

    83 = 63 :

    なんと

    84 = 1 :

    キョン「そんなもの知るかよ。無意識だろ」

    古泉「そう。我々は心臓を無意識で動かしている。脳の使い方も無意識のうちに学習し、使いこなしている」

    キョン「それがなんだ?」

    古泉「すべては情報です。生きるための情報が我々の中には存在している。道具というのは知らなければ使えませんからね」

    キョン「DNAの中に説明書でも入ってるのかよ」

    古泉「そう考えてもらっても構いません」

    キョン「それでその説明書を奪われてどうして死ぬことになる」

    古泉「目の前に用途不明の機械を置かれたら、貴方はどうしますか?」

    キョン「そりゃ、触ってみるだろ」

    古泉「動かし方が分からない場合は?」

    キョン「放置するな」

    古泉「そういうことです」

    キョン「心臓も一緒だっていうのかよ」

    古泉「情報を持っていかれるというのはそういうことですよ。突然起こる心臓発作の原因には長門さんのいう情報体が絡んでいるのかもしれませんね」

    キョン(なんとも怖いやつが居たもんだな。即死性のウイルスかよ)

    85 = 3 :

    (あ、これ完結せずに途中で終わるパターンだ)

    86 :

    太陽が雲隠れとなると
    雲の前で宴でもしてアマテラスを誘き出すか

    87 = 69 :

    致死性、のが良さげ?
    支援

    88 = 1 :

    キョン「長門、そんなやつがどうして地球にいて、しかも鶴屋さんに取り付いてるんだ?」

    長門「不既知型濾過性情報体はその名の通り、寄生先へ濾過し、外部からでは一切既知することができなくなる」

    キョン「長門でも無理なのか?」

    長門「症状が出るまでは」

    キョン「症状って今の鶴屋さんの状態か」

    長門「そう。情報体は既に情報をほぼ吸収しを得ている。彼女の体から出て行くのは時間の問題」

    キョン「出て行ったら……?」

    長門「生命活動が停止する。彼女の身体が衰弱しているのはその影響」

    キョン「なんとかなるんだろ?」

    長門「……」

    キョン「長門」

    長門「……できない」

    キョン「なんでだ?!お前なら、そのなんとか情報体を丸め込めるんじゃないのか?!」

    長門「不既知型濾過性情報体が吸収を終えてしまった以上、排除した時点で彼女の生命活動は停止する。既に彼女は情報を抜き取れている状態であり情報体によって生かされている」

    キョン「嘘だろ、長門?」

    89 :

    ハルヒが願えば全て解決
    ハルヒつえー

    91 = 1 :

    長門「不既知型濾過性情報体は非常に獰猛で狡猾。外敵に対しては完璧な対策を取る」

    古泉「抜き取った情報を消化して死ぬ、といったところでしょうか」

    長門「概ね」

    キョン「なら、その情報体を鶴屋さんの中に閉じ込めておけば」

    長門「それでも緩やかに生命維持に支障が出始める。今から押さえ込んでも2400時間以内に死に至る」

    キョン「……」

    古泉「お手上げ、というやつですか」

    キョン「古泉」

    古泉「いえ、手はあります」

    キョン「なんだ、早く言え」

    古泉「涼宮さんの力です」

    キョン「ハルヒの……」

    古泉「願望実現能力。万能の治療薬になるはず」

    長門「……」

    キョン「だが、どうやるんだ?ハルヒに自分のことを自覚させるのか?」

    93 = 1 :

    古泉「まさか。涼宮さんが鶴屋さんの回復を心から願えば解決です」

    キョン「……」

    古泉「なにか?」

    キョン「それなら、今日には回復するよな」

    古泉「どういうことでしょうか?」

    キョン「あいつは既に鶴屋さんの見舞いに行ったからな」

    古泉「おお。そうでしたか。それなら話は早いですね。もう効果は出始めているのではないでしょうか?」

    キョン「何故、そう思う?」

    古泉「涼宮さんは友達想いな方ですから、倒れたとあれば人並みに心配し、回復を願うはずですからね」

    キョン(何故だろうな。いつもの俺なら古泉の説明に諸手を挙げているところだが、漠然とした不安がある)

    長門「……」

    古泉「何も心配はいらないでしょう」

    キョン「とにかく放課後を待ってみるか。長門、放課後ちょっと付き合ってくれ」

    長門「……」コクッ

    キョン(ハルヒにも鶴屋さんの回復を願うように懇願しとくか。何なら千羽鶴でも折らせるのもいいな)

    94 :

    鶴だけに

    95 = 90 :

    千枚の鶴屋型折鶴を千羽鶴屋にするのか

    96 = 1 :

    教室

    キョン「ハルヒ」

    ハルヒ「んぁ?」

    キョン「鶴屋さんの件だがな」

    ハルヒ「鶴ちゃん?ああ、そうそう今日はSOS団は臨時休業だから」

    キョン「え?」

    ハルヒ「鶴ちゃんが心配だもの。みくるちゃんと相談して、看病してあげようって話になったのよ」

    キョン「そうなのか」

    ハルヒ「ええ。勿論、アンタも来るのよ?いいわね?」

    キョン「なんだよ。結局休みじゃねえな」

    ハルヒ「なら、別に来なくてもいいわよ?」

    キョン「行くに決まってるだろ。あの人にはかなり世話になってるんだしな」

    ハルヒ「そう。なら、荷物持ちよろしくね。あたしが鶴ちゃんのために健康料理つくってあげるのよ。食べれば一発で回復するわ」

    キョン「ほう、そうかい」

    キョン(ああ、なんだ。ハルヒなら大丈夫だな。何を不安に思うことがあったんだ、こんにゃろう。ハルヒはこういう奴じゃねえかよ)

    97 = 1 :

    放課後

    鶴屋「もう、みくるってば心配しすぎだって」

    朝比奈「でも……」

    鶴屋「ちゃんと授業も出れたし、ノートもばっちりくっきり写したし、何も心配いらないね」

    キョン(鶴屋さんには悪いがその言葉は信じられそうにないな。表情にいつもの温かさがない)

    鶴屋「キョンくんも心配してくれるのはうれしいけどさっ。ちょろんと体がだるいだけだし」

    キョン「いいじゃないですか。心配して減るものはないですよ」

    鶴屋「そっかい?……キョンくんは、やさしいね」

    キョン(かわいい……)

    ハルヒ「おっまたせー!!さーいきましょう!!」

    鶴屋「ごめんよ、ハルにゃんにまで心配かけて」

    ハルヒ「気にしないの!!困ったときはお互い様じゃない!!」

    キョン(こいつからそんな殊勝な台詞が聞けるとはな。これはいよいよ、鶴屋さんも全快間近かもしれん。嬉しい限りだ)

    古泉「では、参りましょう」

    長門「……」

    98 :

    永遠に看病し続ける

    99 :

    あー、看病したいという願望が来るのか…?

    100 = 90 :

    病弱鶴屋さんまじねがみ


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