元スレP「俺と律子が相合傘で」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
52 = 18 :
ほ
53 = 13 :
P「あずささん?」
あずさ『プロデューサーさん、プリンはお食べになったんですか?』
P「いえ、まだで……どうして知って?」
あずさ『大好物だっていつもおっしゃってますよ~?』
P「そ、そうですけど」
あずさ『うふふ、実はお昼ごろに、私がたまたま冷蔵庫の中をのぞいていた時に見つけて』
あずさ『「このプリンは誰のかしら~」ってつぶやいてみたら』
あずさ『律子さんがものすごい勢いで私の方に来て』
P「……」
54 = 13 :
あずさ『「それはプロデューサーのだから食べちゃダメです!」って』
P「そ、そうですか、はは」
あずさ『律子さんたら、ひどいんですよっ。私は純粋に「誰のかしら」って聞いただけなのに』
あずさ『「絶対にダメですからね!」』
あずさ『「プロデューサーがショック受けたら慰めるの大変なんですから」って』
あずさ『私、この前春香ちゃんに教えてもらった「フリ」というものなのかと~』
P「あずささん用事の方はっ!?」
あずさ『いえ~平気ですよ~。明日の予定の確認だけでしたから』
55 = 13 :
あずさ『それと、律子さん最近疲れているみたいだから、少し心配になって』
P「あ……」
あずさ『でも、プロデューサーさんがついているのなら安心、ですね?』
P「……はい」
P「ありがとうございます、あずささん」
あずさ『ふふっ、プロデューサーさんにお礼を言われるの、ちょっとヘンです』
P「はは、そうですね」
あずさ『楽しみが増えたわ~。今度律子さんにランチをおごってもらわなくっちゃ♪』
P「ほ、ほどほどにしてあげてくださいねっ?」
56 = 13 :
あずさ『あら~? 何をおっしゃってるんですか?』
P「え?」
あずさ『プロデューサーさんも一緒、ですよ♪』
P「……」
・・・
ピッ
パタン
P「あずささんの大物感は異常だな」
P「どっと冷や汗が出た……ん?」
57 = 2 :
あずささんはどS
60 = 13 :
パカッ
P「……」
パタン
パカッ
P「……おいおい」
P「……」
P「なんで待ち受けが俺の寝顔なんだよ」
62 :
ニヨニヨ
63 = 26 :
ピヨ回のEDでPの寝顔見てたよな律っちゃん
64 = 13 :
P「だめだろこれ。仕事用だろ?」
P「――って違うそうじゃない!」
P「いつ撮られたんだよコレ! 布団で寝てる俺! なんでこんな写真が存在してるんっ……」
律子「……」スヤスヤ
P「あぁ」
P「やられた、あの時だ、二ヶ月前の泊まりの……」
P「くそっ、くそ……」
P「……結局俺たちは……似たようなことをやりあってたのか……」
65 :
これは素晴らしいスレッドですね
66 = 29 :
同僚だからセーフですよ、セーフ!
67 :
涼ちんちんぺろぺろ
68 = 13 :
P「……忘れてたけど、この相合傘は何なんだろうな」
P「律子が書いた」
P「書いて……疲れてたから、油断して、そのまま寝ちゃった?」
P「この姿勢のまま眠ったってことは、何か悩んでたんだろうか」
P「……」
P「何だろう……なんでこんなモヤモヤするんだ」
小鳥「プロデューサーさーん?」
P「わっひゃぁあい!?」ケシケシッ!
69 = 5 :
二ヶ月前だから律子の方が上手だよ!
70 = 13 :
小鳥「ご、ごめんなさいっ、驚かせちゃいましたか?」
P「おとおとおと、おとなしさん今!?」
小鳥「あの、私も今日は外に用事があって、今帰ってきたところで」
小鳥「事務所の方はどうなってるかなって、ちょっとのぞきに来たんですけど」
P「ああ……」
P(というか勢いで相合傘消してしまった……)
律子「んぅ……」
小鳥「今帰ってきたところでぇ……ぐへへぇ」
P「なんですか何もないですからね!」
71 = 13 :
小鳥「お二人はいつからこの状況なんでしょうかねぇ……?」
P「ついさっきですよさっき!」
小鳥「まあ、あとは若い二人に任せて退散するとしましょうかねぇ!」
P「その台詞を言うには母親になってからじゃないと」
小鳥「……」
P「俺が悪かったです」
小鳥「尋常ならざるダメージを受けました、今度おごってもらわないと気がすみません」
P「どいつもこいつも!」
律子「うぅ…ん……?」
73 = 13 :
P「え……?」
律子「ふぇ……今何時ぃ……?」
P「あああぁぁ今まで全然起きなかったのに!!」
小鳥「それはつまりプロデューサーさんと二人きりだったからぐっすり安心して」
P「知りませんよもう!」
小鳥「それじゃ、事務員はこれにて~」
P「え!? 音無さん!?」
バタンッ
P「……」
律子「……プロデューサー?」
74 :
P「律子……お、おはよう」
律子「……」
律子「……」
律子「……」
律子「!!!???」
律子「ぷぷぷぷプロデューサー!? あのっ、これは、えぇえと、違うんです!!」
律子「全部まぼろし、幻想! ファンタジー!! 恋物語!!」
P「律子落ち着け! 大丈夫だから!」
律子「あのこのクッションもっ、コートも、コート? わかんない何!?」
律子「ああぁぁ、やだもう……とにかくっ」
75 :
律子「……あ、あれ」
P「あ」
P(ホワイトボートの方、見てる)
律子「……」
律子「あの、プロデューサー……あそこに何か」
律子「……書いてありませんでした?」
P「……」
76 = 75 :
P「……書いて、なかったよ」
律子「そう……ですか」
P「……」
律子「……」
P(違う、これじゃダメだ)
P(俺は律子に……)
P「すまん律子、俺、嘘ついた」
律子「え?」
77 = 75 :
P「相合傘、あれ律子が書いたのか?」
律子「―――」
P「見たよ俺。あとついでに……ついでにっていうか、その」
P「すまん、携帯の、予定のやつも見てしまった」
律子「」
P「待ち受けも」
律子「」
P「いろいろ寝言も言ってたけど……このあいだの台風の時の」
律子「ころしてください」
P「律子!?」
78 :
しえん
79 :
P「律子の人生をプロデュースさせてくれ」
律子「はい死んだー」
って意味で?
80 = 75 :
律子「うわぁああんいっそ殺してくださいお願いっ、もう終わらせてぇ!」
律子「あなたになら何されたってかまいませんから!!」
P「それはそれでスゴいこと言ってるぞ!」
律子「何であなたなの、何でぇっ!?」
P「わからない! でもすまん!」
律子「なんでっ、なんで」
律子「もういやああぁああっ!!」ダッ
P「ちょ、律子! バッグ! いや戸締りっ、電気も……」
81 = 75 :
・・・
P「うぉお、外はいっそう寒いなぁ……」
律子「……」
P「ひぇえ、もうイルミネーションが飾られるような時期なんだなぁ……」
律子「……」
P「……」
P「り、律子……元気出してくれよ。悪かったと思ってるよ……」
律子「そういう問題じゃありません……」
P「プリン多めにあげたじゃないか」
律子「そ、そういう問題でもありません!」
82 :
あーんしたの?
83 :
律子「わかってます。仕事の電話だと思って出てくれようとしたんでしょう?」
律子「あなたが変なことはしない人だって知ってます」
P(最後の方は危なかったけど)
律子「私は自分が情けなくて腹が立ってるんです」
P「……」
律子「あれは、その、気にしないでくださいね……」
P「え?」
律子「遊びみたいなものですから!」
律子「そう、落書き! 疲れてたから! それでそのまま眠っちゃって……」
P「……うん」
84 = 83 :
律子「……あの」
律子「このコート、本当に返さなくても平気なんですか?」
P「大丈夫だよ。俺にはこの、前から事務所に置いてたやつがあるから」
律子「そう……ですか」
P「……」
律子「……」
P「なあ、律子」
P「やっぱり……気にしたら駄目か?」
85 = 83 :
律子「……え」
P「律子の、落書き」
律子「っ」
P「その、律子、俺さ……」
律子「プロ……デューサー」
P「……」
律子「……あ」
律子「駅……着いちゃいましたね……」
86 = 78 :
朝まで残っていますように
87 :
明日朝早いのに、なんてモン見つけてしまったんや…
支援
88 = 83 :
律子「……」
P「送ってく――」
律子「『送っていく』なんて言わないでくださいね?」
P「っ、え、なん」
律子「やっぱり、今日はやめにしましょう」
律子「プロデューサー、焦ってませんか? 今日はゆっくり、落ち着いて休んでください」
律子「色々あったし、ちゃんとゆっくり考えをまとめて……」
P「律子……」
律子「そ、そのかわり」
律子「今日は……このコートをプロデューサーだと思って帰りますからっ……」
89 = 83 :
P「え……」
律子「~~~っ」
律子「さ、さよならっ」
タタッ
P「……」
P「ま」
P「また明日な……」
90 :
明日な
92 :
明日っていつの明日なのよ!
93 :
明日っていまさ
94 = 83 :
・・・
P「だめだ」
P「だめだダメだ駄目だ」
P「ううぅ、さっきの律子の恥ずかしそうに赤らんだ顔が焼きついて離れない!」
P「中学生かよ俺情けない!」
P「……ああ」
P「家帰りたくない……」
ヴーッ! ヴーッ!
P「なんだ、誰だこんな時に……」
96 = 83 :
P「え」
P「律子……メール……」
『やっぱり、これだけは言わせてください』
P「……」
『あなたのことが好きです』
98 :
えんだあああああああああ
99 = 83 :
P「っ」
P「……」
P「……情けないな、俺」
P「向こうから言わせるなんて……」
ヴーッ!
『「向こうから言わせるなんて情けない」……なんて思ってませんか?』
P「う゛」
『そんなこと気にしないでください』
『これはきっと、私が先に始めた恋だから』
『私から先に言っておきたかったんです』
100 :
いやああああああああああああああああ
みんなの評価 : ☆
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