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    元スレC.C.「今日はルルーシュの誕生日だな」カレン「そうね」

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    52 = 46 :

    おやすみ

    53 = 45 :

    カレン「ちょっと……C.C.?」

    C.C.「くっ、くくくっ……」プルプル

    カレン「何が、可笑しいのかしら……?」

    C.C.「ま、待て……ふ、ふふ……ダメだ……」プルプル

    カレン「C.C.ッ!!!」

    カレン「どーいう事よ!! 全っ然喜んでないじゃないっ!!」

    カレン「あんたを信じて、恥ずかしいの堪えて着たってのにぃ!!」

    C.C.「ぷっ、ぷくくっ、ぷすすすっ! あーっははははははは!!!!」

    ルルーシュ「……なんだ? わけがわからない……」

    56 = 45 :

    ルルーシュ「C.C.、どういう事だ。説明を要求する」

    C.C.「くっ、くくぷすっ! あはは、あーっはっはっはっは!」ゲラゲラゲラ

    カレン「いつまで笑ってるのよ、あんたはぁっ!!」

    C.C.「くくっ! ならいいだろ、タネ明かしだ」ニヤニヤ

    C.C.「私はな、ルルーシュ。カレンにこう言ってやったんだ」

    C.C.「『いつか着ていたバニースーツが、実はお前のお気に入りだ』ってな」

    ルルーシュ「はぁ!?」

    C.C.「そしたらコイツ、わざわざこれを着たんだよ。お前が喜ぶと思ってな?」

    C.C.「しかしここまで鵜呑みにするとは思わなかったぞ、全く素直な女だなぁ」

    C.C.「いや久々に笑わせてもらった……あーっははははは!!」

    カレン「こっ、この女……最初からあたしを騙すつもりでぇっ!!」

    ルルーシュ「なるほど、全てC.C.の差し金だったというわけか」

    C.C.「はぁーっ……ふふ、まぁ怒るなよ。お前の誕生日だからこその余興だ」

    カレン「怒るなって、あんたの台詞じゃないでしょうが!」

    57 :

    ほっほっほ

    58 = 45 :

    ルルーシュ「誕生日?……ああ」

    ルルーシュ「なるほど。朝から妙な動きをしていたのはそれでか」

    C.C.「その口振り……まさかお前、自分で自分の誕生日忘れてたんじゃあるまいな」

    カレン「いくらなんでも、まさか……」

    ルルーシュ「別に忘れたつもりはない。他に優先すべき事があっただけだ」

    ルルーシュ「そもそも自分の誕生日だからと、何かをせがむほど俗なつもりもない」

    C.C.「お前、人の誕生日は気にする割に自分のは気にしないのか?」

    ルルーシュ「所詮は年齢を一つ重ねるだけだろう。大した事じゃない」

    C.C.「ふん……強がるなよ、坊や。嬉しいくせに」

    ルルーシュ「黙れ魔女」

    59 :

    嬉しいくせに

    60 = 45 :

    C.C.「そんなわけで私達二人が祝ってやろうってわけだ。ありがたく祝福されろ」

    カレン「そうよ。黙っておめでとうって言われておけばいいのよ」ムスッ

    ルルーシュ「……ここまで盛り上がらないバースデイパーティも珍しいな」

    カレン「誰のせいよ……ったく」

    C.C.「まぁ三人しかいないしな。でもま、ぼっちよりいいだろ」

    C.C.「加えてお前に朗報だ。カレンからプレゼントがあるそうだ」

    ルルーシュ「?」

    カレン「えっと、その……これ、作っt

    C.C.「喜べ坊や。なんとカレン自身がお前へのプレゼントらしいぞ? ふふっ!」

    カレン「っ!?」

    ルルーシュ「何を言っている!?」

    61 = 45 :

    カレン「ちょっとC.C.! 何バカな事言って―――」

    C.C.「わざわざバニーなんてやったのも、全てはそのためさ」

    C.C.「紅月カレンは身も心もゼロに、お前に捧げたいそうだ。甲斐甲斐しいじゃないか」

    ルルーシュ「……」

    カレン「ちょ、ルルーシュ? 違うからね? あ、あたしはそんな事―――」

    C.C.「今なら無料でリボンで飾ってやるぞ? さぁどうだ」ニヤニヤ

    ルルーシュ「……」ズイッ

    カレン「ちょ、違うって……」

    ルルーシュ「カレン……」バサッ

    カレン(ちょっと! 待ってよ、何マント脱いでるのよぉっ!!)ドキドキ

    62 = 45 :

    C.C.「ほぅ、その気になったか?」

    カレン(ちょちょちょ、ま、ままま……ダメだって、こんなの……)

    ルルーシュ「……」ファサッ

    カレン「……え?」

    C.C.「……なんだ? マントでラッピングしてお持ち帰りか?」

    ルルーシュ「男の前で、みだりにそんな格好するものじゃない」

    ルルーシュ「それに、プレゼントに身を捧げるなんて、そんなバカな真似は求めてない」

    ルルーシュ「そういうのは、本当に心に決めた相手のために取っておけ」

    カレン「……」

    C.C.「……ち。タマなしめ」

    ルルーシュ「理性的といってもらおう」

    64 = 45 :

    C.C.「全く、これほどの餌ぶら下げられて飛びつかないとは。お前その歳で枯れてるんじゃないか?」

    ルルーシュ「モラルを尊重したまでだ」

    ルルーシュ「で、カレン。さっき何か言いかけてたよな」

    カレン「え?……うん」

    ルルーシュ「何か作ったと聞こえたが……なんだ?」

    カレン「その……これ」スッ

    ルルーシュ「……プリン?」

    カレン「作ったの。あんた、プリン好きだから」

    69 = 45 :

    ルルーシュ「これがその、プレゼントか?」

    カレン「悪かったわね、大したものじゃなくって……」

    カレン「仕方ないじゃない、あたし……あんたが欲しがるようなもの、わかんないから」

    カレン「だから……こんなものしか、用意出来なくて……」

    ルルーシュ「……そうか」

    C.C.「だ、そうだ。さっさと食べてやったらどうだ?」

    ルルーシュ「言われずともそのつもりだ……じゃあ、頂きます」ハムッ

    ルルーシュ「……」モムモム

    カレン「……どう?」

    ルルーシュ「まぁまぁだな」

    C.C.「やれやれ。こんなときまで素直じゃないヤツめ」

    71 = 45 :

    ルルーシュ「そういうお前は何かないのか?」

    C.C.「ふふっ、聞きたいか?」

    ルルーシュ「いいから言え」

    C.C.「なら聞け。日が変わるまでの間、私のベッドを使う権利を与えてやる」

    ルルーシュ「元々俺のベッドだろう」

    C.C.「そう言うな。添い寝する権利もつけてやるぞ?」

    ルルーシュ「ちなみに、日が変わったらどうなる?」

    C.C.「ベッドから強制退去願う」

    ルルーシュ「謹んで辞退する。プレゼントにすらなってないぞ」

    カレン「……あのさ、他に何か……ないの?」

    カレン「一応、その……聞ける範囲なら、聞いてあげるけど」

    C.C.「おや? 積極的だな」

    ルルーシュ「ふむ……」

    ルルーシュ「そうだな、じゃあ……」

    72 :

    じゃあ?

    73 = 45 :

    ――30分後――

    カレン「……」

    ルルーシュ「うん。料理もなかなか上出来なようだな」

    カレン「あの、さ……」

    ルルーシュ「ん?」

    カレン「お願いなら、仕方ないけどさ……」

    カレン「なんで今、みんなでアッシュフォード学園の制服着なきゃいけないわけ?」

    ルルーシュ「いいだろ。そんな気分だった」

    C.C.「知らなかったな。お前制服フェチか?」

    ルルーシュ「違うな。間違っているぞ」

    カレン「じゃあなんで……」

    ルルーシュ「せっかくの誕生日で、やる事もないんだ」

    ルルーシュ「たまにはゼロを忘れて、学生のルルーシュ・ランペルージでいさせてくれ」

    74 = 57 :

    ほっ

    75 = 45 :

    C.C.「世界に挑む反逆者が、随分と小さいお願いをするんだな」

    ルルーシュ「小さくても結構だ」

    ルルーシュ「……こういう安息の時が何よりのプレゼントだよ」

    C.C.「爺くさい事を言うなよ、老けるぞ?」

    ルルーシュ「老女に言われるのは心外だ」

    カレン「でも、あたし達が着る意味って……」

    ルルーシュ「三人だけでも、制服という記号を集めるだけで俺はここにアッシュフォードの空気を感じるよ」

    ルルーシュ「一人だけでは作れない……今ここは、そんな時・そんな空間だ」

    カレン「変な奴……」

    76 = 48 :

    77 = 65 :

    ルル一シュにとってアッシュフォード学園は家でもあったしな

    78 :

    もう書き溜め無くなったのかよ
    はよ

    79 = 45 :

    C.C.「ならせっかくだ。三人で学生らしい事でもしようか?」

    ルルーシュ「お前に学生らしい事がわかるかは疑問だが」

    カレン「あたしも、やるの?」

    ルルーシュ「言ったろ? 全てが終わったら学園に帰ろうって」

    ルルーシュ「なら、今その予行演習でもするか」

    C.C.「なんだ、予行演習って」

    ルルーシュ「そうだな……カレン。勉強でもみてやろうか?」

    カレン「はぁ!?」

    ルルーシュ「かれこれ一年以上勉強してないだろ。学力落ちてるんじゃないか?」

    ルルーシュ「戻った後落第でもされたら敵わない。未然に防ぐため、ビシビシいくぞ」

    カレン「言ってくれるじゃない……成績上位常連をなめないでよね」

    C.C.「やれやれ、誕生日にする事か?」

    ルルーシュ「こういうのもいいんじゃないか? 学生らしくて」

    80 = 45 :

    ――1時間後――

    ルルーシュ「……ほぅ? ちゃんと解けているな」ペラリ

    カレン「なめるなって言ったでしょ。ほら、次来なさいよ」

    ルルーシュ「はいはい……そこ、間違っているぞ」

    カレン「えっ!?……ほんとだ」

    C.C.「まさか本当に勉強し出すとは思わなかったぞ……ふぁ~っ」

    ルルーシュ「授業を受ける気のないヤツはさっさと寝ろ」

    カレン「サボりの常連がよく言うわよ……」

    ルルーシュ「喧しい……ところで」

    カレン・C.C.「「ん?」」

    ルルーシュ「……一度しか言わないぞ。お前達――」

    ルルーシュ「―――ありがとう」ボソッ

    81 = 45 :

    C.C.「ん~? すまんなぁ、よく聞こえなかった」ニヤニヤ

    カレン「そうねー、もっかい言ってもらおうかしら」クスクス

    ルルーシュ「一度しか言わないと、そう言っただろ」

    ルルーシュ「とりあえず、お前達の気持ちは伝わったとだけ言っておく」プイッ

    C.C.「ふふっ、いいんだぞ? もっと素直になっても」

    ルルーシュ「ふん……来年はもっと盛大にやってくれるんだろうな?」

    カレン「まぁ、考えてあげてもいいわよ」

    C.C.「顔が紅いぞ」

    カレン「うっさい!」

    ルルーシュ「まぁ、期待しないで待っているよ」

    83 = 57 :

    来年・・・

    84 = 45 :

    読んでくれてるお前らへ

    実は頭の中の展開で、このから笑い抜きの続き作ってるんだけどその流れで書いてもいい?
    書き溜めなしだから時間食うかも知れないけど…
    いらんというなら次の書き込みで幕引こうと思う。
    とりあえずちょっと返事頼むよ

    85 = 67 :

    構わんよ

    86 = 82 :

    続けたまえ
    眠いけど見てる

    87 = 45 :

    よし、じゃあいっちょ頑張ってみる
    すまんがもうちょいお付き合い頼む

    88 :

    あんまり面白くないから入らないです

    89 = 57 :

    ちょいちょい見に来て保守るよ これはまとめられるだろうし

    90 = 82 :

    >>87
    頑張って‼

    91 :

    ウザクは出てくんの?

    92 = 51 :

    C.C.が可愛ければなんでもいいや

    93 :

    カレンも可愛いしC.C.も可愛いから続けてくらはい

    94 :

    保守は任せろ三日三晩は持たせてやるよ

    95 = 45 :

    カレン「でも来年ねー……その頃には、もう日本解放出来てるかな?」

    ルルーシュ「出来てるかじゃない。するんだろ?」

    C.C.「強気だな。だが、それでこそ私の共犯者だ」

    ルルーシュ「当然だ。ブリタニアを潰し、日本を解放し、そしてナナリーを取り戻す」

    ルルーシュ「来年の誕生日はナナリーも一緒だ。そのためにも、俺は!」

    カレン「……そうね。みんな一緒に、迎えられればいいね……」

    C.C.「迎えられるさ。きっと、な―――」

    ――――――――――――――――
    ――――――――――
    ―――――

    96 :

    >>84
    読みたいお

    97 = 45 :

    ―――そして、時が流れ―――

    ――紅月家・カレンの部屋――

    カレン『ルルーシュへ。あなたが世界の在り方を変えてから、もう4年も経ちました』

    カレン『黒の騎士団のみんなも、リヴァル達も、みんな元気でやっています』

    カレン『あなたの事は、まだ世界の敵・悪逆皇帝ルルーシュとして轟いたままだけど……』

    カレン『それでも、やっぱりこの日は来ました。そう、12月5日……あなたの、誕生日』

    カレン『毎年の事だけど、私はこうして、勝手にあなたの誕生日を祝っています』

    カレン『こんなのを見て、あなたは笑うかな? 俺のことなどさっさと忘れろ、とかね』

    カレン『でも残念。忘れるなんて絶対無理。だから……今年も、祝わせてもらうね』

    98 :

    なんか終わりそうだけど支援

    99 = 45 :

    カレン『やっぱり、バカな事してるなって笑うかな? それとも怒るかな?……でもね』

    カレン『世界に憎まれるあなたが生まれた事を祝う、バカな女がいたっていいじゃない?』

    カレン『……一応ね、一人じゃないんだよ?』

    カレン『あの後も、毎年この日に誰かさんもウチに来るし。……どこで場所嗅ぎつけたのか知らないけど』

    カレン『あの時みたいに、三人だけのちっちゃなパーティ。……ごめんね、盛大にって言ったのに』

    カレン『あなたはもういないから、プレゼントを渡すなんてことは出来ないけど……』

    カレン『それでも、気持ちは伝わるよね?……伝わるといいな』

    カレン『ところで、ナナリーや咲世子さんから聞きました』

    カレン『あなたたち兄妹にとって、折り紙の鶴は特別なモノだって事をね』

    カレン『だから私は、こうして綴った手紙で鶴を折って、あなたへのプレゼントにしたいと思います』

    カレン『いつまでも変わらない想いを込めて。あなたに、贈ります』

    カレン『だから、今年も言うね。お誕生日、おめでとう……大好きです』

    カレン『12月5日、紅月カレンより』

    カレン「……これでよし、っと」


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