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    元スレ胡桃「そーゆーのいーから愛の告白!」洋榎「あ……好きです……」

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    みんなの評価 : ★★★
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    1 :

    ID:NGs1vZk40 の代行。
    以下本文↓

    社会に出て、昔を思い出すことが増えた。

    いつもは主に、楽しかった高3の夏を思い出す。

    岩手を出て散り散りになった友人達を思い返し、ふとメールをしたりするのだ。



    でも最近は、言うほど年数が経っていない、大学時代のことを思い出す。

    それはきっと、今日結ばれる貴女と、一緒に過ごした時代だから。

    出会ったのは高校生の時だけど、やっぱり大学時代の仲間という印象が拭えない。

    だからきっと、貴女との思い出を、一つ一つ思い出すため、あの頃を懐かしむのだろう。



    迫り来る結婚式の開始時間。

    それまでの時間つぶしのように、貴女との思い出に思いを馳せる――――

    2 :

    ミラクるんかと思った

    3 :

    胡桃「……」

    胡桃(初回だけあって混んでるなあ……)

    岩手の家を出て、大阪の大学へ進学した。

    それなりに有名で偏差値の高いところだったし、何より結構麻雀部が強いことで有名だったから。

    ハズレることはないだろうと思ってのことだ。

    胡桃(……出席さえなかったら、来週には半分以下なんだろうけど)

    だがしかし、現実は非情である。

    授業中はさながらモンキーパークのような騒がしさだし、

    麻雀部も飲み会のノリが肌に合わず、新歓コンパに行っただけで入部することをやめた。

    結局前期は、学校と自宅を往復するだけの日々だった。

    4 = 3 :

    胡桃「……」

    胡桃(ああ、もう、何で授業が始まったのにおしゃべりしてるの!)

    胡桃(先生の声がよく聞こえないじゃん!)

    胡桃(しかも初回で席いっぱいだからか、私が包囲されてるし!)

    胡桃(ああ、もう、我慢出来ない!)

    胡桃「五月蝿いそこ!!」

    胡桃「聞く気がないなら外に出たら!?」

    5 :

    洋榎ー

    6 = 3 :

    シーーーーーーン

    ウワーナニアレウゼーwwwww

    ヤメナヨーカワイソウジャーンwwwww

    マジメーwwwwww

    オコラレテヤンノーwwwww

    オレジャネーヨ、アッチニイッテンダロwwwwwwwwwww

    胡桃「…………」

    ホーラジュギョウトマッチャッタwwwwwwwww

    オイダレカDSノオトキレヨwwwwwwwシュールwwwwwwwwww

    アーアノコシッテルワーイッツモヒトリデバスノッテルコーwwwwwww

    ゴハンモヒトリデタベテルンジャネーwwwwwwwwwwww

    ボッチッテヤツ?wwwwwwwwwwwwwwwwww

    エーマサカデショーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

    7 = 3 :

    胡桃「……はぁ」

    胡桃(どっと疲れた……)

    胡桃(購買でパン買って、近くの公園で食べよう……)

    胡桃(おトイレでご飯なんてする気ないし!)

    胡桃(外で食べるの気持ちいいしね!)

    ネーミテアレwwwwwwww

    サッキキョウシツデサケンデタヤツジャンwwwwwwwwwwwwwwwwww

    カシパンダケカヨwwwwwww

    チッチャイカラジャネwwwwwwwwww

    アレモッテトイレデモイクノカナwwwwwwwwwwwwwwwwww

    胡桃「……」

    胡桃(早く帰りたいな)

    8 = 3 :

     
    「おーい、そこのオチビ」

    胡桃「……」 スタスタ

    「おーい、そこのちまっこいアンタやアンタ」

    胡桃(無視無視!) スタスタ

    「え、何、自分じゃ小さいと思ってへんの?」

    胡桃(相手にしたら負け!) スタスタスタスタ

    「早歩き!? 自覚したうえで無視!?」

    胡桃(わかったなら声かけなきゃいいのにっ) スタスタ

    「あーもう待てて!」 ガシッ

    胡桃「!?」

    胡桃(手を掴まれた!? そこまでする!?)

    胡桃(な、殴られたりとかはしないよねっ……大阪ってそこまで治安悪くないよね!?) アウアウ

    「はっはっはー、捕まえたでー」

    洋榎「久しぶりやな!!」

    9 = 3 :

     
    胡桃「……」

    洋榎「……」

    胡桃「……」

    洋榎「あ、あれ? 反応薄ない?」

    洋榎「ノーリアクションだと、ドヤっとる方も恥ずかしいねんけど」

    胡桃「……」

    胡桃「ああ!」

    胡桃「インターハイでうるさかった人!!」

    洋榎「あんだけ活躍してみせたんに記憶に残っとるんそれだけ!?」

    10 = 3 :

    胡桃「え、ていうか、この大学だったんだ……」

    洋榎「それはこっちのセリフやでー」

    洋榎「自分、岩手やったっけ」

    胡桃「そうだけど。よく覚えてたね」

    洋榎「ま、アンタと打つんの、なんだかんだで楽しかったからな」

    洋榎「そら覚えとるわ!」

    胡桃「そ、そう」

    胡桃(……少し、嬉しいかな)

    胡桃(最近、楽しく麻雀打ってなかったし)

    11 = 1 :

    しえん

    13 :

     
    洋榎「しっかし、さっきの授業見たでー!」

    洋榎「めっちゃ言うやん」

    洋榎「あいっかわらず注意とかしとるんやなー」 ケラケラ

    胡桃「……」

    洋榎「あれ?」

    胡桃「……」

    洋榎「も、もしかして、あんま言われんでほしかった?」

    胡桃「……まあ、いい気分ではないかな」

    胡桃「ていうか、茶化されていい気分になる人なんていないよね」

    洋榎「す、すまん……そんなつもりじゃ……」 アセアセ

    洋榎「ま、真面目で偉いやん思ったし……」 アセアセ

    洋榎「ええと、だから……」 アセアセ

    胡桃「……」

    洋榎「……ごめん」

    胡桃「……ん」

    14 :

    胡桃はぼっちにはならないだろ

    17 :

    涙目でぼっちの胡桃ちゃんかわいい

    18 = 13 :

    洋榎「あ、そ、そや!」

    洋榎「折角再開したし、お詫びっちゅーことで、飯奢るで!」

    胡桃「えっ」

    胡桃「いいよそこまでしなくても」

    胡桃「もうパン買っちゃったし」

    洋榎「明日の朝にでも食べたらええやん」

    洋榎「ほら、こっちこっち」

    胡桃「ちょ、ちょっと!」

    胡桃(ああ、もう、なんでこう、大阪の人って強引なんだろう)

    胡桃(ちょっと苦手かも!)

    19 = 13 :

     
    洋榎「おーい」

    洋榎「おっまたせー」 ヒラヒラ

    セーラ「おーう」

    胡桃「あれ、この人って……」

    セーラ「あれ? 会ったことあったっけ?」

    胡桃「ううん、でも知ってる!」

    胡桃「千里山で大活躍だった中堅の!」

    胡桃「いつか当たるかも、と思ってチェックしてたんだよ!」

    セーラ「お、てことは同期か!」

    洋榎「え、待って、なんで直接対決したウチよりセーラの方を覚えとるん」

    20 = 13 :

     
    セーラ「成績の差やでー」 ケラケラ

    洋榎「なんでや! 学校単位でも個人でもあんま変わらんやろ!!」

    胡桃「……単純に記憶から消したいプレイスタイルだったからかも」

    洋榎「酷!!」

    セーラ「はっはっは、自分おもろいなー」

    セーラ「洋榎がおもろい知り合い見つけたっちゅーてたけど、ホンマやな!」

    洋榎「せやろーさすがやろー」

    胡桃(気持ち悪い!!)

    21 :

    しえんよー

    22 :

    しえんするお

    23 :

    ひろくるしえ

    24 :

    しえんするっきゃない

    25 :

    ふぅ~む

    26 :

    何故かスレタイで笑ってしまった
    しかも本編が結構良い雰囲気で罪悪感すら覚えている……

    しえん

    27 :

    こういうのが見たかったんだ(感涙)

    28 :

    ギャグかと思ってたら良い話っぽ!

    29 = 13 :

     
    セーラ「そーいや自分、学部なんなん?」

    胡桃「え?」

    セーラ「いや、授業で見かけたことないし、違う学部なんかなって」

    胡桃「法学部だけど……」

    洋榎「おお、法の番人!」

    セーラ「ルールの守護者!」

    洋榎「秩序の調律者!」

    セーラ「法曹界のファンタジスタ!」

    洋榎「愛と平和と勇気の支配者!」

    胡桃「意味よくわからずに言ってるでしょ」

    洋榎「まあなー。でもかっこいいわー」

    セーラ「ようわからんけどかっこいいわー」

    30 :

    支援せずにはいられないなっ!

    31 = 13 :

     
    セーラ「げ、もうこんな時間やん」

    洋榎「ああ、次授業?」

    セーラ「あのおっさんの授業春も取っとったけど、毎回始業直後に出席取るからなあ」

    胡桃「ふうん」 ジュース ズズー

    洋榎「はっはっは、ウチはこの時間は空きやー」

    洋榎「自分は?」

    胡桃「私?」

    胡桃「私も空きだけど……」 ズズー・・・ベコッ

    洋榎「おお、ナイス!」

    洋榎「ちょうど暇やってん。これで時間潰せるわ」

    胡桃「まだ付き合うとは言ってないのに!」

    洋榎「まあまあ、お菓子奢ったるから」

    胡桃「……まあ、そこまで言うなら……」

    胡桃(どうせ人の少ないベンチで音楽聞く予定しかなかったし、いっか)

    33 = 13 :

    洋榎「んで、振り返ったら恭子がマンホールで犬神家になっとってな」 ゲラゲラ

    胡桃「……よくもまあ、そんなに爆笑する話ばっかりで1時間近く潰せるね」

    洋榎「大阪人やからな!」

    洋榎「それに、まだ爆笑させられとらんし、ウチもまだまだやで」

    胡桃「まあ、そこまで気分が乗ってないし……」

    洋榎「うーん、あん時みたいに生き生きして喋ってほしいんやけどなあ」

    洋榎「やっぱり岩手の仲良しさんがおらんのがあかんのやろうか」

    胡桃「……まあ、否定はしないけど」

    洋榎「ウチじゃ代わりになろうにも、身長とか足りへんしなー」

    胡桃「胸も全然足りてないけどね」

    洋榎「アンタには言われたない」

    34 = 23 :

    末原ちゃん……

    35 :

    ここをキャンプ地とする

    36 :

    長い戦いになりそうだな

    37 = 13 :

     
    洋榎「……そーいや、今晩開いてる?」

    胡桃「へ?」

    洋榎「いやん、デートのお・さ・そ・い」 はぁと

    胡桃「気持ち悪い」

    洋榎「躊躇0であっさりバッサリ!」 ガーン

    洋榎「まあ冗談やけど」

    胡桃「だと思った」

    洋榎「あ、でも、今晩開いてたら遊んでほしいのはマジやで」

    胡桃「へ?」

    洋榎「再会を祝って、さっきのセーラと一緒にサンマでもしようや~」

    38 = 13 :

     
    胡桃「悪いけど、今日は先約があるから」

    洋榎「ありゃ、そら残念」

    洋榎「その約束相手入れて四人打ちとか」

    胡桃「無理無理」

    胡桃「御飯食べる約束だけだし、お互い明日1限だから長々夜を過ごすわけにもいかないし」

    洋榎「あ、そいつもしかして同じ大学なん?」

    洋榎「今呼んで紹介してや、友達増やしたいねん」

    胡桃「うーん、今呼ぶのは無理かなあ」

    胡桃「同じ大学だけど、別のキャンパスだし」

    洋榎「あー……あの隔離キャンパス……てことは理系か……」

    胡桃「うん。覚えてるか知らないけど、インターハイでウチの副将やってた塞って娘」

    洋榎「ああ、あの怪盗キッドみたいなメガネの」

    胡桃「他に何か言い方はなかったの……」

    洋榎「アレ、なんて言うか知らんねん……」

    39 :

    塞ちゃんもいるのか!
    じゃあぼっちじゃないやん

    40 = 16 :

    セーラと洋榎ちゃんは相性バツグンだな。

    41 :

    4人で打ってくれ 楽しみなんだ

    42 = 13 :

    洋榎「あー授業の時間迫っとるー行きたくないー!」

    胡桃「もう、まじめに出ないと!」

    胡桃「学費がもったいないでしょ!」

    洋榎「ふっふっふ」

    洋榎「ウチ、麻雀特待で入ったから、入学金かかっとらんねん!」

    胡桃「えっ」

    洋榎「オカンもいきなりプロ行って失敗するよか大学行って経験詰めばって言うとったしな!」

    洋榎「セーラと二人で殴りこみに来てん」

    洋榎「どや、すごいやろ!!」 フフン

    胡桃「ああ、それで、(そんなに頭悪そうなのに)この大学にも入れたんだ」

    洋榎「あ、あっれー!? 思ってたんと違う感じの目線向けられてる!?」

    43 = 35 :

    支援せざるえない

    44 :

    ちなみにあれはモノクルと言う

    45 = 41 :

    >>44 ご名答 名探偵クン

    46 = 13 :

     
    胡桃「あれ、でも麻雀部なら、別に私とこんなところにいなくてもいいんじゃない?」

    洋榎「へ?」

    胡桃「部室行けばいいじゃん」

    胡桃「メンツもすぐ集まるでしょ」

    洋榎「……」

    胡桃「……」

    洋榎「……」

    胡桃「……あ、あれ? 何か悪いこと言った?」

    47 :

    名作の予感

    48 = 13 :

     
    洋榎「……いや、まあ、ハードルが上がりすぎてたっちゅーかなんちゅーか」

    洋榎「姫松の大学版を求めたんが失敗だったっちゅーか」

    洋榎「いやな、あんだけ変なのもおるとは思わへんやん」

    洋榎「無駄に上下関係厳しい体育会系ノリで、イッキ強要とか定例コンパとかあるし」

    洋榎「まあ、だから、その、なんや、ウチの肌には合わんなーって……」

    胡桃「……え、もしかして辞めたの?」

    洋榎「……夏の合宿にはちょろっと出たで!」

    胡桃「ちょろっと?」

    洋榎「色々アレな感じになったから抜けだして帰った」

    胡桃「うわあ」

    50 = 13 :

     
    胡桃「まあ、でもわかるかも」

    胡桃「私も新歓で入るの辞めたクチだし」

    洋榎「え、マジで?」

    洋榎「自分どこおったん?」

    洋榎「全ッ然気付かんかったわ」

    胡桃「入り口近くのお座敷だったよーな」

    洋榎「えー、わっからへんなあ」

    洋榎「どんな先輩おったかとか覚えとるー?」

    胡桃「覚えてないよさすがに」

    洋榎「何でもええから覚えとらんの?」

    洋榎「ほら、フランケンみたいな先輩がいたとか、顎の尖った先輩がいたとか……」

    胡桃「そんな人いたら忘れたくても忘れられないよっ!」


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