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    元スレ奉太郎「千反田、最後はお前が選べ……」

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    タグ : - 千反田える + - 氷菓 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 97 :

    これはネタでもやっちゃアカン奴や
    氷菓信者痛すぎやろ……

    103 :

    無いよ

    105 = 1 :

    奉太郎「千反田……」

    オレは再び千反田を抱き寄せた。

    さっきよりも強く。

    千反田もオレの腰に手を回した。

    奉太郎「千反田、オレはお前が好きだ」

    える「!……」

    奉太郎「だが里志のことを断れとは言わない……」

    奉太郎「千反田、最後はお前が決めろ……」

    106 = 82 :

    長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
    ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいました!
    パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです(正直ぎりぎりでした(汗)
    今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じています。
    皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸れたのか、それは人それぞれだと思います。
    少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちになってくれた方がいれば嬉しいです。
    長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にありがとうございました。
    またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお願いします!ではこれにて。
    皆さんお疲れ様でした!

    107 = 97 :

    もう速報でやれよ
    はよとか言ってる奴もくせえ

    108 = 1 :

    える「はい……」

    千反田はオレから身体を離した。

    明日、全て決まる。

    オレか里志か……

    古典部が壊れていく。

    でももう後戻りはできない。

    もし千反田が里志を選んだらそのときオレは…

    109 = 16 :

    まやか完全スルー

    110 = 83 :

    まやかなら俺の隣で寝てるが?
    支援

    111 = 1 :

    翌朝。

    いつもと変わらない朝がきた。

    いつも通りの時間に起きて、いつも通りの時間に家を出る。

    一つ違うのはオレの心境だけ。

    里志はどうしてこんなことをしたんだろう?

    千反田はどうするのだろう?

    考えれば考えるほど分からなくなった。

    113 = 97 :

    香ばしいなおい 
    真性かよ

    114 = 1 :

    今日も授業は頭に入ってこない。

    千反田とも里志とも今日は顔をあわせてない。

    その時は刻々と近づいていた。

    7限目終了のチャイムが鳴る。

    オレは昨日とは違い、ゆっくりと教室を出た。

    部室への階段を一段一段登る。

    いやだ。

    行きたくない。

    でも行かなきゃいけない。
    気持ちが揺れていた。

    115 :

    面白いな

    116 = 1 :

    とうとう部室の前まで来てしまった。

    人の気配がある。

    千反田と里志はもう来ている。

    オレはゆっくりとドアを開けた。

    見慣れた部室。

    ここでオレと千反田ははじまった。

    そして、今日終わるかもしれない。

    117 = 97 :

    急にペース上がってワロタwwww
    ホントレス乞食ばっかだな

    118 = 1 :

    える「折木さん……」

    里志「やあ奉太郎、まさか逃げずに来るとは思わなかったよ」

    里志は憎たらしい笑みを浮かべている。

    千反田は自分に靡くと確信しているのだろう。

    奉太郎「逃げるわけないだろ」

    オレは短く吐き捨てた。

    える「……」

    120 = 115 :

    どうなる

    122 = 1 :

    里志「じゃあ千反田さん、奉太郎も来たことだし、結論を聞かせてもらおうか……」

    える「……」

    里志「どうしたんだい? 黙ってるだけじゃ分からないよ?」

    える「……福部さん、もうやめませんか?」

    千反田の目から一筋の涙が零れた。

    里志「今さら何を言っているんだい?」

    える「私、いやなんです! 今までの楽しかった古典部が壊れていくのをみるのは……」

    千反田……

    里志「はあ、まだそんなことを言っているの……」

    里志が椅子から大きくたてて立ち上がった。

    123 = 26 :

    正義のまやかたそこい

    124 :

    続きが

    125 :

    里志は千反田へ向け真っ直ぐに距離を詰めていく。

    顔の表情から精神状態が穏やかではないことは、分かっている。

    たが気付いたときには遅かった。

    里志の拳が千反田の頬を捕らえる。

    千反田が音をたてて、椅子から転げ落ちる。

    里志はその千反田の髪を掴み、怒鳴った。

    里志「いい加減にしろって言ってんだよ! お前の綺麗事にはいつも反吐が出るんだよ! とっとと僕の告白を受けいれりゃいいんだよ!」

    殺す。

    足が動いた。

    126 :

    !!?

    127 :

    奉太郎の貯めていたエネルギーが解放されようとしている…だと…。

    128 = 125 :

    える「駄目です折木さん! 手を出しては……いけません!」

    千反田の悲痛な叫びがオレの足を止めた。

    どうして千反田はここまで……

    える「手を出したら……負けです……」

    里志が狂ったように笑い出した。

    里志「あははははは、やっぱり金持ちの娘は頭の中お花畑だね。世の中、理屈だけで生きていける程甘くないよ」

    奉太郎「その手を離せ……」

    里志「千反田さ~ん、はやく僕の告白を承諾してよ。このままじゃ僕、奉太郎に殺されちゃうよ~」

    129 :

    結局殺さないのか

    130 :

    良家のお嬢様に顔面パンチやっちゃったんだから里志の負けじゃね?

    131 :

    いやこれさとし君退学で終了じゃね?

    132 = 125 :

    奉太郎「里志、こんなことをしてまでお前が欲しいものはなんだ!?」

    里志「はあ~じゃあもう本当のこと言っちゃおうかな~」

    里志「はっきり言ってさあ、僕はこんなブスはどうでもいいんだよ」

    奉太郎「なんだと!?」

    里志「僕が欲しいのはさ、金だよ。金。いや~、本当に驚いたよ。まさか豪農のお嬢さんがこんな身近にいるなんてさ~」

    奉太郎「金だと!? お前はそんな……」

    里志「金持ちの家の千反田さんや奉太郎には分からないよ。貧乏の辛さはね……」

    133 = 129 :

    支離滅裂すぎでスイーツみたい

    134 = 125 :

    里志「千反田さんとゆくゆくは結婚して、千反田さんの両親が死ねば、土地は全部僕のものになるからね。千反田さんは風俗にでも飛ばせばいいし」

    奉太郎「……」

    里志「あきれてものも言えないかい? 貧乏人の気持ちは貧乏人にしか分からないよ」

    える「福部さんは……古典部で楽しいと思ったことはなかったんですか?」

    千反田が掠れるような声で言った。

    える「福部さんのあの笑顔は全て……嘘だったんですか?」

    135 :

    里志君SSで活躍できなから発狂寸前なのね

    136 = 125 :

    里志「僕が本気で楽しいと思ったのか一つもないよ」
    える「そう……ですか……」

    千反田は涙を拭った。

    里志「さあそろそろ聞かせてよ。千反田さんの答えを……」

    える「……」

    いよいよこの時が来た。

    オレか里志、千反田は……

    137 :

    てす

    138 = 127 :

    >>135
    そういや全部奉太郎か女帝かえるたそ~に主役級の出番持ってかれてるなw
    pixivでは多少数は多くなってるがw

    139 :

    >>138
    サブキャラですしおすし

    140 = 125 :

    える「私は……」

    空気が張りつめている。

    全てが神経が千反田の言葉を受け止めようと、集中する。

    里志は余裕そうな笑みさえ浮かべている。

    千反田の髪はまだ掴んだままだ。

    千反田に対する脅しのつもりか?

    残念だったな里志。

    千反田はそんなに弱い奴じゃない。

    える「私は……福部さんとお付き合いします……」

    141 :

    うわぁ

    142 :

    頑張ろう

    143 :

    解散

    144 = 141 :

    心がいたい
    これ以上は無理だ

    145 :

    寝よう

    146 = 139 :

    ぎゃああ

    147 = 125 :

    終わった。

    全て終わった。

    里志は再び高笑いをはじめた。

    里志「やっぱり千反田さんは優秀だね。さすがは学年トップだよ。あはははは」
    そのとき、里志の千反田の髪を掴む手が緩んでいた。
    里志が油断したその瞬間、千反田は里志の手からスマートフォンを奪い取った。
    える「折木さん!」

    千反田から里志のスマートフォンが、オレに投げられる。

    オレはそれをとると、すぐさまそれを地面に叩きつけ踏み潰した。

    149 :

    スマフォは多少踏んでも壊れない

    150 = 125 :

    そうか

    千反田ははじめからはこれを狙って……

    里志「この糞女ぁ!」

    里志が拳を振り上げる。

    もう記録媒体はない。

    オレは里志の顔へ右ストレートを打ち込んだ。

    里志の身体が2mほど空中を飛ぶ。

    里志「あぐっ……」

    奉太郎「これ以上千反田を傷つけることは、オレが絶対に許さん」


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