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    元スレ奉太郎「千反田、最後はお前が選べ……」

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    タグ : - 千反田える + - 氷菓 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    奉太郎「里志、実はオレは千反田に告白しようと思っている」

    放課後、部室にはオレと里志の二人しかいない。

    オレは一番信頼できる親友に、募っていた思いを吐露した。

    里志は少し驚いたような表情を見せた。

    里志「あの奉太郎が告白!? 気は確かなのかい? 奉太郎?」

    奉太郎「オレだって人を好きになることぐらいある。お前も薄々分かっていたんじゃないか?」

    里志「……まあ、そうだけどさ」

    里志はオレから目線を逸らした。

    2 :

    続けて

    3 = 1 :

    里志「それで、どうしてそれを僕に?」

    奉太郎「ああ、実は少し協力して欲しいんだ」

    里志「協力? 奉太郎が告白するっていうんならどんなことでも僕は厭わないよ」

    里志が微笑みを見せた。

    やっぱりこいつに相談して良かった。

    奉太郎「別に大したことじゃない。明日、部室には来ないで欲しい。それだけでいい」

    里志「部室に来ないで欲しい? どうしてだい?」

    4 :

    ふむ

    5 :

    きたい

    6 = 1 :

    奉太郎「……オレと千反田がはじめて会ったのはここだからな。だから、千反田にはここで告白したいんだ」

    里志「つまり、僕は邪魔物ってことだね?」

    奉太郎「ああ、悪いが……」

    里志「あははは、いいよ。でも奉太郎の告白なんて珍しいからな~。カメラを仕掛けておいてもいいかい?」

    奉太郎「やめろ」

    里志「冗談だよ。奉太郎」

    7 = 1 :

    奉太郎「できれば伊原も明日は、来ないようにしてもらいたいんだが……」

    里志「お安い御用だよ。明日は僕が摩耶花を誘って、どこかに遊びにでも行ってくるよ」

    奉太郎「すまんな。気を使わせて」

    里志「ただし……」

    里志は椅子から立ち上がり、人指し指を立てて、オレの顔に向けた。

    里志「結果報告はきちんとしてもらうよ」

    奉太郎「分かってるよ」

    里志が再び席につく。

    里志「まあ、成功すると思うけどね」

    8 = 1 :

    奉太郎「本当にそう思うか?」

    里志「奉太郎は不安なのかい?」

    里志には、オレの全てを見透かされてる気がする。

    奉太郎「それは、まあ、な」

    里志「僕は、千反田さんも奉太郎のことが好きだと思うよ」

    奉太郎「そうだといいんだがな……」

    確かに自信はあった。

    千反田のオレに対する態度を見ていても、少なくとも嫌われていることはないはずだ。

    里志「健闘を祈ってるよ」
    里志は、いたずらっぽい笑みを浮かべて言った。

    9 = 1 :

    帰り道。

    オレの頭の中には、これまで見た千反田のあらゆる表情が巡っていた。

    笑った顔の千反田。

    驚いた顔の千反田。

    怒った顔の千反田。

    泣いた顔の千反田。

    明日、オレと千反田の関係に間違いなく一つの結論がでる。

    オレは明日、どんな顔で千反田に告白しているのだろう?

    千反田はなんと言うだろう?

    期待と不安が入り混じっていた。

    10 :

    最近の氷菓SSこういうの多いね

    12 = 1 :

    夜、オレは千反田への告白の言葉を考えていた。

    「好き」

    たった二文字で表せる感情を伝えるのが、どれだけ難しいだろうか?

    二人がはじめて出会った場所。

    我ながらシュチュエーションは、完璧だと思っていた。

    あとは言葉だけだ。

    千反田には結構ロマンチックなところがある。

    どんな言葉が千反田に最もよく響くだろう。

    結局、結論がでないまま眠ってしまった。

    13 = 1 :

    朝。

    いつも通りの時間に起きて、いつも通りの時間に家を出る。

    全てがいつも通り。

    一つだけいつもと違うのは、朝からオレの心臓が高鳴っていること。

    こんな気持ちになるのはいつぶりだろう?

    オレは千反田と出会ってなかったら、どんな高校生活を送っていただろう?

    灰色の生活から救ってくれたのは千反田だ。

    千反田が、オレの毎日に色を与えてくれた。

    える「おはようございます。折木さん」

    14 :

    同じ様のばかりでつまらんな

    15 :

    まをま同じ奴が書いてるんじゃないの

    16 :

    いいから続きはよ

    17 = 1 :

    奉太郎「ち、千反田!?」
    声が裏返ってしまった。

    える「すみません。少し驚かせてしまいましたか?」
    奉太郎「い、いや、少し考えことをしててな……」

    艶のある黒髪。

    吸い込まれてしまいそうな大きな目。

    白く透き通った肌。

    鼻腔を通って伝わる自然ないい匂い。

    える「何を考えてたんですか!? 私、気になります!」

    そしてこの好奇心。

    この少女に、オレは8時間後には告白している。

    18 :

    これまたオナニー臭がやべえな

    19 = 1 :

    奉太郎「それは……そうだな。放課後に教えてやる」

    える「どうして今では駄目なんですか?」

    奉太郎「オレにも色々と事情がある」

    える「……絶対ですよ! 折木さん!」

    奉太郎「分かった。分かった」

    なんとか千反田をやり過ごした。

    やがて授業がはじまったが、全く頭には入ってこない。

    頭の中は千反田のことばかり。

    そして、その時は刻々と迫っていた。

    20 = 1 :

    授業が全て終わった。

    いよいよ放課後だ。

    オレは荷物をまとめ、真っ先に教室を出ようとした。

    だがそのとき、尾道に呼び止められた。

    尾道「折木、お前今週の宿題出したか?」

    オレはその返についてはぬかりがない。

    もちろん今回も出している。

    奉太郎「出しましたよ」

    尾道「出したと言ってもないものはないんだ。とりあえず職員室に来い」

    奉太郎「でもオレは急いでいるんです」

    尾道「宿題より大事なものなんてない。とにかく来い」

    奉太郎「……分かりました」

    これ以上、尾道と問答を続けても無駄だ。

    21 = 1 :

    結局、オレは二度同じ数学のプリントを解くはめになった。

    こんなときに……なんてタイミングの悪い禿だ。

    今日は手筈通りにいけば、今、部室にいるのは千反田だけだ。

    だが、誰も来なければ帰ってしまうかもしれない。

    全力で数学の問題を解く。
    一度は解いた問題だから、一回目ほど時間はそうかからない。

    しかし、なかなかの量があったため、30分ほどかかってしまった。

    22 = 1 :

    できたプリントを尾道に提出し、走って部室に向かう。

    プリントを出したときも、尾道はなにか小言を言っていたが無視した。

    古典部の部室である地学準備室へ向けて、一段一段階段を登る。

    階段を登るごとに、自分の気持ちも高まっていく。

    とうとうこのときが来た。

    オレと千反田の関係が今日変わる。

    階段を登り終えた。

    部室はもうすぐそこだ。

    千反田の話し声が聞こえた。

    良かった。

    千反田はまだ部室にいる。


    話し声? 誰か部室に千反田の他にいるのか?

    23 = 1 :

    足が止まった。

    神経が耳に集中する。

    いったい誰が千反田と話している?

    この声は……里志?

    どうして里志が今、部室にいる?

    昨日のオレが言ったことを忘れたのか?

    これでは今日中の告白はできそうにない。

    また計画を練り直さなくてはならない。

    オレの足は、再び部室へと動き出した。

    段々、会話の内容がはっきりと聞こえてくる。

    里志「千反田さん、僕と付き合ってくれないかな?」

    オレの足は再び止まった。

    24 :

    おい

    25 :

    おい

    26 :

    里志「うん!予想通りの展開だね!」

    27 = 1 :

    嫌な汗が滲み出る。

    里志「僕はさ、千反田さんのことがずっと好きだったんだよ」

    里志、お前は何を言っている?

    里志「だから僕達がはじめて会ったこの場所で、今日千反田さんに告白しようと決めたんだ」

    殺意が沸いた。

    える「いきなり……そのようなことを言われても……困ります」

    里志「まあ、それは困るのも無理はないよね~。だって千反田さんは、奉太郎のことが好きなんでしょ?」
    える「……」

    28 :

    えっ

    29 = 1 :

    書き溜めがなくなりました。

    更新スピード落ちます。

    30 :

    SSの中でまでDBはいらない子なんだな

    31 = 18 :

    氷菓のssってエロかオナニー臭えラブコメしかねえよな
    元はミステリーなんだろ?
    つまんねえから少しは考えろよ

    32 = 1 :

    里志「ばれてないとでも思ってたの? あんなにあざといぐらいに奉太郎に付き纏ってた癖にさ」

    える「……」

    里志「あはは、でも僕は千反田さんのそういうところも好きだよ?」

    える「摩耶花さんは……」
    里志「ん? 何? 聞こえない」

    える「福部さんは摩耶花さんのことが、好きではなかったんですか?」

    里志「僕が一度でも自分から、摩耶花のことが好きだ、なんて言ったかな?」

    える「し、しかし、摩耶花さんは福部さんのことを……」

    里志「そんなことは関係ないよ。僕はむしろ摩耶花のことは嫌いなんだ」

    33 :

    さとしwwww

    34 :

    さとしェ

    35 = 5 :

    わろた

    36 = 1 :

    える「そんな……ひど過ぎます! 摩耶花さんはあんなに福部さんのことを……」

    里志「一方的な好意ほど迷惑なものはないさ」

    える「……」

    里志「それで、千反田さんは僕の告白を受け入れてくれるのかな?」

    える「……」

    里志「あははは、睨んでる千反田さんもかわいいね。でも黙ってるってことは肯定だよ?」

    える「……お断りします」
    里志「あーあ、千反田さんも何考えてるか分からないよ。僕の告白を断って盗み聞きするような男を好きになるなんて」

    里志「そこにいるのは分かってるよ。入ってきなよ。奉太郎」

    37 = 18 :

    つじつま合わせにキャラdisまでやりはじめたらもう終わり。
    これはまとめに載らねえわ
    つまんね

    38 = 1 :

    オレは今、ドアを開けてしまって大丈夫だろうか?

    里志の顔を見てしまえば、オレは自分を抑えていられないかもしれない。

    える「折木さん? いるんですか?」

    里志「さっき足音がしてからずっと僕達の会話を聞いていたみたいだよ。全く趣味が悪い」

    オレはゆっくりとドアを開けた。

    徐々に見慣れた部室が、視界に入る。

    まず最初に目があったのは――――千反田。

    その大きな目からは、大粒の涙が溢れ出ていた。

    目線を移す。

    千反田が泣いているのは、全部こいつのせいだ。

    39 :

    サトシェ

    40 :

    友達が告白すると聞いたのにそれより先に告白するのは趣味が悪くないのかと小一時間問い詰めたい

    41 = 18 :

    >>40
    ハッピーエンドに持ってくとしたらそれは全部演技でしたで終わるからいいだろ
    主人公マンセーでサブキャラdisる展開はどのssでもつまんねえわ

    42 = 39 :

    粘着キンモー

    43 = 1 :

    見慣れきったその顔。

    人を馬鹿にするような少し上がった口角。

    今では全てが憎たらしい。

    拳に自然と力が入る。

    ゆっくりと里志に向かって足が動く。

    里志「奉太郎、僕を殴るのかい? いいよ。そうすれば奉太郎を退学に追い込むこともできるからね」

    もう駄目だ。

    こいつは殴るしかない。

    そのとき、後ろからオレの歩みを阻むものがあった。
    える「いけません! 福部さんを殴ってはいけません!」

    44 = 18 :

    こんなクソみたいなssまとめに来ねえから保守してやってんだろ
    文句いうならレスつけてやれよ
    書きためして投下が5分おきとかするレス乞食なんだからレスしてやんなきゃ淋しいだろ

    45 = 34 :

    猿ってしってますかねぇ・・・

    46 = 26 :

    ほーたろーのねーちゃんの名前ってなんだっけ

    47 = 18 :

    猿されるほど容量使うほど1レス長くねえだろ
    何言ってんだ?

    48 = 5 :

    あぁ、ツンデレ

    49 = 1 :

    里志「やっぱり千反田さんは優しいね。僕を守ってくれるのかい?」

    える「違います」

    千反田の声は今までに聞いたことがないほど、冷たい声だった。

    える「折木さんがここで福部さんを殴ってしまったら、最終的に得をしてしまうのは福部さんです」

    里志「さすがは学年トップだね。こんなときでも冷静だ」

    える「大体、この一件は私が福部さんの告白を断れば、それですむ話です」

    千反田のその発言の後、突然、里志は狂ったように笑いはじめた。

    50 = 39 :

    サトシはキレるとヤバいからな


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