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男「はあ……?」
隣「困っているんです」
男「急に言われても」
隣「あ、これからお出かけですか?」
男「いえ昼食ですけど」
隣「えっ」
男「なにか?」
隣「お隣さん、昼食とかとられるんですか?」
男「そりゃまあ……人間なんで……」
隣「はー……なるほど。もりもり食べますか?」
男「まあ、男なんでそれなりにもりもり食べますけど」
隣「おおー、もりりん……」
男「えっ。なんですか」
隣「いえなんでも」
男「今もりりんっt隣「言ってないです」男「いやでm隣「言ってないです」
隣「困っているんです」
男「急に言われても」
隣「あ、これからお出かけですか?」
男「いえ昼食ですけど」
隣「えっ」
男「なにか?」
隣「お隣さん、昼食とかとられるんですか?」
男「そりゃまあ……人間なんで……」
隣「はー……なるほど。もりもり食べますか?」
男「まあ、男なんでそれなりにもりもり食べますけど」
隣「おおー、もりりん……」
男「えっ。なんですか」
隣「いえなんでも」
男「今もりりんっt隣「言ってないです」男「いやでm隣「言ってないです」
隣「あ、話がそれましたね」
男「そうですね。なんでしたっけ」
隣「かくまってください」
男「逃げてるんですか」
隣「逃げてます」
男「なにからですか?」
隣「それはまあ……ちょっと冷えてきたのでお茶でもしながらじゃだめですか?」
男「はあ、まあいいですけど」
隣「お邪魔します」
男「はいどうぞ」
隣「あの、私が言うのもなんですけど」
男「なんですか」
隣「人がいいですね!」
男「よく言われます」
男「そうですね。なんでしたっけ」
隣「かくまってください」
男「逃げてるんですか」
隣「逃げてます」
男「なにからですか?」
隣「それはまあ……ちょっと冷えてきたのでお茶でもしながらじゃだめですか?」
男「はあ、まあいいですけど」
隣「お邪魔します」
男「はいどうぞ」
隣「あの、私が言うのもなんですけど」
男「なんですか」
隣「人がいいですね!」
男「よく言われます」
男「コーヒーでいいですか?」
隣「できたら紅茶がいいです」
男「ありません」
隣「あらー。じゃあマンゴーラッシーでお願いします」
男「ありません」
隣「むう……あっ、シャトーマルゴー!?」
男「ありません。ありませんし、そんな名案思いついた! みたいなノリで出てくる飲み物ではないです」
隣「コーヒーでお願いします」
男「わかりました。砂糖は?」
隣「甘いです」
男「正解です。でもそういうことを聞いてるわけじゃないです」
隣「? …………あっ、いりません」
男「時間かかりましたね」
隣「できたら紅茶がいいです」
男「ありません」
隣「あらー。じゃあマンゴーラッシーでお願いします」
男「ありません」
隣「むう……あっ、シャトーマルゴー!?」
男「ありません。ありませんし、そんな名案思いついた! みたいなノリで出てくる飲み物ではないです」
隣「コーヒーでお願いします」
男「わかりました。砂糖は?」
隣「甘いです」
男「正解です。でもそういうことを聞いてるわけじゃないです」
隣「? …………あっ、いりません」
男「時間かかりましたね」
隣「あ、話がそれましたね」
男「そうですね。なんでしたっけ」
隣「かくまってください」
男「逃げてるんですか」
隣「逃げてます」
男「なにからですか?」
隣「それはまあ……ちょっと冷えてきたのでお茶でもしながらじゃだめですか?」
男「はあ、まあいいですけど」
隣「お邪魔します」
男「はいどうぞ」
隣「あの、私が言うのもなんですけど」
男「なんですか」
隣「人がいいですね!」
男「よく言われます」
男「そうですね。なんでしたっけ」
隣「かくまってください」
男「逃げてるんですか」
隣「逃げてます」
男「なにからですか?」
隣「それはまあ……ちょっと冷えてきたのでお茶でもしながらじゃだめですか?」
男「はあ、まあいいですけど」
隣「お邪魔します」
男「はいどうぞ」
隣「あの、私が言うのもなんですけど」
男「なんですか」
隣「人がいいですね!」
男「よく言われます」
男「はあ……?」
隣「困っているんです」
男「急に言われても」
隣「あ、これからお出かけですか?」
男「いえ昼食ですけど」
隣「えっ」
男「なにか?」
隣「お隣さん、昼食とかとられるんですか?」
男「そりゃまあ……人間なんで……」
隣「はー……なるほど。もりもり食べますか?」
男「まあ、男なんでそれなりにもりもり食べますけど」
隣「おおー、もりりん……」
男「えっ。なんですか」
隣「いえなんでも」
男「今もりりんっt隣「言ってないです」男「いやでm隣「言ってないです」
隣「困っているんです」
男「急に言われても」
隣「あ、これからお出かけですか?」
男「いえ昼食ですけど」
隣「えっ」
男「なにか?」
隣「お隣さん、昼食とかとられるんですか?」
男「そりゃまあ……人間なんで……」
隣「はー……なるほど。もりもり食べますか?」
男「まあ、男なんでそれなりにもりもり食べますけど」
隣「おおー、もりりん……」
男「えっ。なんですか」
隣「いえなんでも」
男「今もりりんっt隣「言ってないです」男「いやでm隣「言ってないです」
男「どうぞ」
隣「ありがとうございます」
男「お口に合えばいいですが」
隣「あちっ」
男「あ、気を付けてください」
隣「もうちょっと早く言ってくれれば助かりました」
男「それはすみません……」
隣「もう一度お願いできますか?」
男「え?」
隣「もう一度、気を付けるようにわたしに言ってくれますか?」
男「はあ……熱いので気を付けてください」
隣「おっけーです!! ばっちりです!!」
男「それはよかったです」
隣「あちっ」
男「ダメだこの人」
隣「ありがとうございます」
男「お口に合えばいいですが」
隣「あちっ」
男「あ、気を付けてください」
隣「もうちょっと早く言ってくれれば助かりました」
男「それはすみません……」
隣「もう一度お願いできますか?」
男「え?」
隣「もう一度、気を付けるようにわたしに言ってくれますか?」
男「はあ……熱いので気を付けてください」
隣「おっけーです!! ばっちりです!!」
男「それはよかったです」
隣「あちっ」
男「ダメだこの人」
男「寒いときはあったかいものがいいですねえ」
隣「まったく同感です」
男「こうやって午後の時間をまったりするの、好きなんですよね」
隣「いいですね。ところで」
男「なんでしょう」
隣「聞かないんですか」
男「ん…………?」
隣「すごくのんびりされた方ですね」
男「…………!」
隣「思い出しましたか?」
男「はい。えっと、かくまってくださいってなんですか?」
隣「まあ端的に言うと、これくらいの時間になると嫌な来客がくるもので」
男「え、毎日ですか?」
隣「はい」
隣「まったく同感です」
男「こうやって午後の時間をまったりするの、好きなんですよね」
隣「いいですね。ところで」
男「なんでしょう」
隣「聞かないんですか」
男「ん…………?」
隣「すごくのんびりされた方ですね」
男「…………!」
隣「思い出しましたか?」
男「はい。えっと、かくまってくださいってなんですか?」
隣「まあ端的に言うと、これくらいの時間になると嫌な来客がくるもので」
男「え、毎日ですか?」
隣「はい」
男「いやな来客っていうのは?」
隣「聖書もったおじいちゃんですね」
男「ああ、宗教勧誘」
隣「え、あれわたし勧誘されてたんですか」
男「多分ですけど」
隣「すこしお話をさせてください、なんて最初は言うからわくわくしてたんですけど」
男「面白いお話でしたか」
隣「足しびれちゃいました。長くって」
男「正座して聞いてたんですか」
隣「最初は立ってたんですけど。疲れちゃって」
男「なんかお隣さん、簡単に宗教勧誘されちゃいそうですね」
隣「騙されやすいってことでしょうか」
男「そういう感じです」
隣「わかります」
男「わかっちゃいますか」
隣「聖書もったおじいちゃんですね」
男「ああ、宗教勧誘」
隣「え、あれわたし勧誘されてたんですか」
男「多分ですけど」
隣「すこしお話をさせてください、なんて最初は言うからわくわくしてたんですけど」
男「面白いお話でしたか」
隣「足しびれちゃいました。長くって」
男「正座して聞いてたんですか」
隣「最初は立ってたんですけど。疲れちゃって」
男「なんかお隣さん、簡単に宗教勧誘されちゃいそうですね」
隣「騙されやすいってことでしょうか」
男「そういう感じです」
隣「わかります」
男「わかっちゃいますか」
何を目指してるのかわからない
コメディならもっとキャラを付けた方がいいだろうに
いっそ茶番は捨てて星新一風にした方がいいんじゃ
コメディならもっとキャラを付けた方がいいだろうに
いっそ茶番は捨てて星新一風にした方がいいんじゃ
隣「わたし、『騙されやすい顔』だと思うんです」
男「どんな顔ですか」
隣「こんな顔です」
男「なるほど」
隣「よく見てください」
男「はい」
隣「……」
男「………」
隣「………あの」
男「?」
隣「近いです……」
男「あ……失礼しました」
隣「恥ずかしいです」
男「かわいい顔ですね」
隣「!?」
男「どんな顔ですか」
隣「こんな顔です」
男「なるほど」
隣「よく見てください」
男「はい」
隣「……」
男「………」
隣「………あの」
男「?」
隣「近いです……」
男「あ……失礼しました」
隣「恥ずかしいです」
男「かわいい顔ですね」
隣「!?」
隣「あの」
男「はい」
隣「ありがとうございます……」
男「? ああ」
隣「結構誰にでも言っちゃう感じですか」
男「あ、いえ。初めて言いました」
隣「初めてですか……」
男「ええ、多分」
隣「焦っちゃいました」
男「そうなんですか」
隣「はい。あまりこういうシチュエーションで言われたことがなかったので」
男「自分も初めてです。こういうシチュエーションは」
隣「まあいきなりお隣が押し掛けてくるとか、ないですよね」
男「自覚あるんですね」
隣「それなりには」
男「はい」
隣「ありがとうございます……」
男「? ああ」
隣「結構誰にでも言っちゃう感じですか」
男「あ、いえ。初めて言いました」
隣「初めてですか……」
男「ええ、多分」
隣「焦っちゃいました」
男「そうなんですか」
隣「はい。あまりこういうシチュエーションで言われたことがなかったので」
男「自分も初めてです。こういうシチュエーションは」
隣「まあいきなりお隣が押し掛けてくるとか、ないですよね」
男「自覚あるんですね」
隣「それなりには」
男「そんなに嫌ですか。宗教勧誘」
隣「おじいちゃんはラブリーなんですけど」
男「ラブリーなんだ」
隣「でもなんかこう、お話聞くのって苦手で」
男「なるほど」
隣「校長先生の話とか、聞くの得意なタイプですか?」
男「校長先生の話聞くの得意なタイプっていなそうだなあ」
隣「ですよね」
男「ですね」
隣「とにかく、留守なら回避できるだろうということで」
男「結構必死だったんですね」
隣「死にもの狂いって言葉が頭をよぎりました」
男「っていうか居留守使えばよかったんじゃないですか」
隣「あ」
隣「おじいちゃんはラブリーなんですけど」
男「ラブリーなんだ」
隣「でもなんかこう、お話聞くのって苦手で」
男「なるほど」
隣「校長先生の話とか、聞くの得意なタイプですか?」
男「校長先生の話聞くの得意なタイプっていなそうだなあ」
隣「ですよね」
男「ですね」
隣「とにかく、留守なら回避できるだろうということで」
男「結構必死だったんですね」
隣「死にもの狂いって言葉が頭をよぎりました」
男「っていうか居留守使えばよかったんじゃないですか」
隣「あ」
男「思いつかなかったんですか」
隣「居留守……なんか禁じ手……って感じですね!」
男「いえ正攻法だと思いますけど」
隣「あう」
男「でもいいですよ」
隣「?」
男「これからもたまに、避難してきていいですよ」
隣「! 優しい言葉!! どうしたんですか」
男「いえ、お隣にこんなかわいいひとが住んでたの知りませんでしたし」
隣「!! もしかして恋心ですか」
男「いえ下心です」
隣「!!! あの、失礼だったらすみません」
男「なんでしょう」
隣「馬鹿正直って言われたことないですか?」
男「よく言われます」
隣「居留守……なんか禁じ手……って感じですね!」
男「いえ正攻法だと思いますけど」
隣「あう」
男「でもいいですよ」
隣「?」
男「これからもたまに、避難してきていいですよ」
隣「! 優しい言葉!! どうしたんですか」
男「いえ、お隣にこんなかわいいひとが住んでたの知りませんでしたし」
隣「!! もしかして恋心ですか」
男「いえ下心です」
隣「!!! あの、失礼だったらすみません」
男「なんでしょう」
隣「馬鹿正直って言われたことないですか?」
男「よく言われます」
隣「いえでも、下心でもそういっていただけるのは素直にうれしいですね」
男「よかったです」
隣「多分もうおじいちゃん行っちゃったと思うので、今日は帰ります」
男「あ、行っちゃいますか」
隣「あまり長居してもご迷惑かと」
男「急に押し掛けてきた人のセリフではないですね」
隣「う……それはすみません」
男「いえいえ。どうせ一人でもコーヒータイムでしたので」
隣「好きなんですね」
男「話し相手がいるだけですこし充実してました」
隣「お役に立ててよかったです」
男「一つお願いしていいですか」
隣「なんでしょう」
男「今度来るときは肩出しとかニーソとか、微妙な露出がある服でお願いします」
隣「美徳域ぶっちぎりの正直さですね!」
男「よかったです」
隣「多分もうおじいちゃん行っちゃったと思うので、今日は帰ります」
男「あ、行っちゃいますか」
隣「あまり長居してもご迷惑かと」
男「急に押し掛けてきた人のセリフではないですね」
隣「う……それはすみません」
男「いえいえ。どうせ一人でもコーヒータイムでしたので」
隣「好きなんですね」
男「話し相手がいるだけですこし充実してました」
隣「お役に立ててよかったです」
男「一つお願いしていいですか」
隣「なんでしょう」
男「今度来るときは肩出しとかニーソとか、微妙な露出がある服でお願いします」
隣「美徳域ぶっちぎりの正直さですね!」
翌日
男「あれ、お隣さん」
隣「あ、お隣さん」
男「いやお隣さんはあなたですけど」
隣「わたしからしたらお隣さんはあなたです」
男「ややこしいですね。男です」
隣「隣です。男くんって呼びますね」
男「いいですね。どうしたんですかうちの前で」
隣「いえ、昨日の言葉に甘えてお邪魔しようと思ったんですけど」
男「ああ、すみません。学校のほうに長居しちゃって」
隣「そうなんですか。ちょっと凍死寸前でした」
男「もしかしてずっと待ってたとか?」
隣「待ってたというか、ちょうどここで例のおじいちゃんと鉢合わせちゃって」
男「ああ」
隣「今日もありがたいお話を頂戴しました」
男「あれ、お隣さん」
隣「あ、お隣さん」
男「いやお隣さんはあなたですけど」
隣「わたしからしたらお隣さんはあなたです」
男「ややこしいですね。男です」
隣「隣です。男くんって呼びますね」
男「いいですね。どうしたんですかうちの前で」
隣「いえ、昨日の言葉に甘えてお邪魔しようと思ったんですけど」
男「ああ、すみません。学校のほうに長居しちゃって」
隣「そうなんですか。ちょっと凍死寸前でした」
男「もしかしてずっと待ってたとか?」
隣「待ってたというか、ちょうどここで例のおじいちゃんと鉢合わせちゃって」
男「ああ」
隣「今日もありがたいお話を頂戴しました」
男「とりあえず中に入りましょうか」
隣「わあ、いいんですか」
男「寒かったんでしょう?」
隣「とても」
男「多分寒かった責任僕にもありますし」
隣「?」
男「あれ、違うんですか? その肩出し、僕が昨日言ったからなのかと」
隣「あ……うん……そうです」
男「似合ってますよ」
隣「ありがとうございます。でもこの時期に肩出しはないですよ」
男「そうなんですか。女性のファッションには疎くて」
隣「安い女みたいです」
男「身持ち固いんですか?」
隣「固いつもりです。知り合ったばかりの男の人のうちにほいほい上り込むくらいの身持ち固さです」
男「結構アウトですね」
隣「わあ、いいんですか」
男「寒かったんでしょう?」
隣「とても」
男「多分寒かった責任僕にもありますし」
隣「?」
男「あれ、違うんですか? その肩出し、僕が昨日言ったからなのかと」
隣「あ……うん……そうです」
男「似合ってますよ」
隣「ありがとうございます。でもこの時期に肩出しはないですよ」
男「そうなんですか。女性のファッションには疎くて」
隣「安い女みたいです」
男「身持ち固いんですか?」
隣「固いつもりです。知り合ったばかりの男の人のうちにほいほい上り込むくらいの身持ち固さです」
男「結構アウトですね」
隣「お邪魔します」
男「今日は紅茶も買ってきましたよ」
隣「わあ、わざわざありがとうございます。優しいんですね」
男「コーヒーは、苦かったかと思いまして」
隣「いえ、とてもおいしかったですy……ひゃっ」
男「あ、すみません。綺麗な肩だったのでつい」
隣「……いきなり指でなぞらないでください」
男「ほんとにすみません」
隣「次からは事前に言ってください」
男「事前に言ったらオッケーなんですか」
隣「気分次第ですね」
男「はい!」
隣「なんでしょう」
男「肩ペロペロしていいですか」
隣「全力で遠慮してください」
男「今日は紅茶も買ってきましたよ」
隣「わあ、わざわざありがとうございます。優しいんですね」
男「コーヒーは、苦かったかと思いまして」
隣「いえ、とてもおいしかったですy……ひゃっ」
男「あ、すみません。綺麗な肩だったのでつい」
隣「……いきなり指でなぞらないでください」
男「ほんとにすみません」
隣「次からは事前に言ってください」
男「事前に言ったらオッケーなんですか」
隣「気分次第ですね」
男「はい!」
隣「なんでしょう」
男「肩ペロペロしていいですか」
隣「全力で遠慮してください」
隣「あったまりますね」
男「いい季節になりましたねえ」
隣「女性の露出は少なくなりましたが」
男「肩か太ももが出てればいいんですよ」
隣「フェチですか」
男「多分そうなんでしょうね」
隣「全身太ももの人が好みなんですねえ」
男「全身太ももの人はさすがに愛せない気がしますが」
隣「全身肩のほうがいいですか?」
男「全身肩ってどんなんですか。なんかごつごつしてそうなんですけど」
隣「もやっとボールみたいな形ですかね」
男「あーもやっとボールかあ……」
隣「です」
男「……あり、かな」
隣「!?」
男「いい季節になりましたねえ」
隣「女性の露出は少なくなりましたが」
男「肩か太ももが出てればいいんですよ」
隣「フェチですか」
男「多分そうなんでしょうね」
隣「全身太ももの人が好みなんですねえ」
男「全身太ももの人はさすがに愛せない気がしますが」
隣「全身肩のほうがいいですか?」
男「全身肩ってどんなんですか。なんかごつごつしてそうなんですけど」
隣「もやっとボールみたいな形ですかね」
男「あーもやっとボールかあ……」
隣「です」
男「……あり、かな」
隣「!?」
男「隣さんって、学生ですか?」
隣「いえ、働いてますよ」
男「えっ、もしかして年上?」
隣「男くんは大学生ですか?」
男「はい」
隣「それじゃあきっと、同じくらいですね」
男「萌えますね」
隣「えっ」
男「社会人萌えですね」
隣「そういうのあるんですか」
男「制服とか」
隣「残念ながら、ほとんどおうちにいてできる仕事なので私服が制服です」
男「じゃあ今も制服ってことですか」
隣「ああ……その発想はなかったなあ……」
男「萌えますね」
隣「いえ、働いてますよ」
男「えっ、もしかして年上?」
隣「男くんは大学生ですか?」
男「はい」
隣「それじゃあきっと、同じくらいですね」
男「萌えますね」
隣「えっ」
男「社会人萌えですね」
隣「そういうのあるんですか」
男「制服とか」
隣「残念ながら、ほとんどおうちにいてできる仕事なので私服が制服です」
男「じゃあ今も制服ってことですか」
隣「ああ……その発想はなかったなあ……」
男「萌えますね」
隣「結構男くんはなんにでも萌えるんですね」
男「なんにでも萌えていく覚悟です」
隣「わたし耳たぶとか触るの好きなんだけど」
男「ありがちですね」
隣「なんかそういわれるとちょっと辛い」
男「いえでも素敵です。さあどうぞ」
隣「触らせてとか言ってないのに耳たぶを差し出してくるあたり男くんって感じ」
男「さあ」
隣「急かすね。ではちょっとだけ失礼して」
男「………」
隣「………」
男「………あっ……」
隣「!?」
男「あ、すみませんつい」
隣「変な声出すの禁止!!」
男「なんにでも萌えていく覚悟です」
隣「わたし耳たぶとか触るの好きなんだけど」
男「ありがちですね」
隣「なんかそういわれるとちょっと辛い」
男「いえでも素敵です。さあどうぞ」
隣「触らせてとか言ってないのに耳たぶを差し出してくるあたり男くんって感じ」
男「さあ」
隣「急かすね。ではちょっとだけ失礼して」
男「………」
隣「………」
男「………あっ……」
隣「!?」
男「あ、すみませんつい」
隣「変な声出すの禁止!!」
男「あれ、もういいんですか」
隣「こんなピンク色の雰囲気の中耳たぶさわれない」
男「結構至福だったんですけどね」
隣「続けてたら、変な雰囲気になりそうです」
男「それ狙いだったんですけど」
隣「きみはあざといな……」
男「そうだ。お風呂入っていきます?」
隣「露骨すぎ!! こんな会話した後にお風呂なんて入れません!!」
男「残念です」
隣「男くんはアレだね。女の子を引っ掻き回すのが上手だね」
男「隣さんは引っ掻き回されるの上手ですね」
隣「うれしくない、うれしくないよー」
隣「こんなピンク色の雰囲気の中耳たぶさわれない」
男「結構至福だったんですけどね」
隣「続けてたら、変な雰囲気になりそうです」
男「それ狙いだったんですけど」
隣「きみはあざといな……」
男「そうだ。お風呂入っていきます?」
隣「露骨すぎ!! こんな会話した後にお風呂なんて入れません!!」
男「残念です」
隣「男くんはアレだね。女の子を引っ掻き回すのが上手だね」
男「隣さんは引っ掻き回されるの上手ですね」
隣「うれしくない、うれしくないよー」
隣「コーヒーごちそうさまでした」
男「あれ、もう帰るんですか」
隣「なんかとてつもなく恥ずかしいので」
男「顔真っ赤ですもんね」
隣「うそっ!?」
男「なんかちょくちょく素がでるようになってきましたね」
隣「うう……」
男「かわいいですよ」
隣「男くんのかわいいがなんだか信用できなくなってきました」
男「馬鹿正直がとり得なんですけどね」
隣「世間一般では男くんみたいなのを、たらしといいます」
男「不名誉ですね」
隣「ではまた」
男「また来てくれるんですね」
隣「う………」
男「あれ、もう帰るんですか」
隣「なんかとてつもなく恥ずかしいので」
男「顔真っ赤ですもんね」
隣「うそっ!?」
男「なんかちょくちょく素がでるようになってきましたね」
隣「うう……」
男「かわいいですよ」
隣「男くんのかわいいがなんだか信用できなくなってきました」
男「馬鹿正直がとり得なんですけどね」
隣「世間一般では男くんみたいなのを、たらしといいます」
男「不名誉ですね」
隣「ではまた」
男「また来てくれるんですね」
隣「う………」
翌日
男「あ、どうも」
隣「すみません。今日も図々しく」
男「いえいえ、待ってました。上がってください」
隣「お邪魔しまーす…………ん?」
女「…………?」
隣「…………」
女「…………」
隣「……こ、こんにちはー」
女「あ……ど、どうもー」
男「女はコーヒー、隣さんは紅茶でいい?」
隣「あ、はい」
女「あ、お構いなくー」
男「りょうかーい」
隣・女(誰…………!?)
男「あ、どうも」
隣「すみません。今日も図々しく」
男「いえいえ、待ってました。上がってください」
隣「お邪魔しまーす…………ん?」
女「…………?」
隣「…………」
女「…………」
隣「……こ、こんにちはー」
女「あ……ど、どうもー」
男「女はコーヒー、隣さんは紅茶でいい?」
隣「あ、はい」
女「あ、お構いなくー」
男「りょうかーい」
隣・女(誰…………!?)
隣(え、え、彼女!? 彼女さんだよね!? なにこれ修羅場!? 修羅場なの!?)
女(こんなナチュラルに家に上げるってことは……彼女!? 男、彼女できたんだ!?)
隣(でも修羅場っていってもわたし男くんとはコーヒー飲んだだけだし……)
女(今日いきなりきたのまずかった? いやでも約束してるなら一言言ってくれれば……!)
隣(あ、でもわたし肩触られたりしてる……セーフ!? いやアウトかな!? え、どっちだろ!?)
女(うわあどうしよ私帰ったほうがいいかな!? いやでもここでいきなり帰るとかそれはそれで気まずい……)
隣(いきなり頬ひっぱたかれたらどうしよう……なんかずっとこっち見てるよねこの子……)
女(かわいい人だなー……こんな人が男の彼氏に……あの変態が………)
隣(ああもうなんか考えてる間に時間経っちゃった。なんて声かければいいんだろ?)
女(男台所から戻ってこないし!! 彼女なら彼女と一言紹介してけ!! 馬鹿!!!)
隣(彼女さんですか? かな。やっぱりそうだよね! わたしはただの隣人です……これでいいのかな……)
女(付き合ってるんですか? いつから? どれくらい? キスはしましたか? これはさすがに聞き過ぎかな)
隣(考えててもしょうがない……! とりあえず第一声を!!)
女(自然に……まだ浮気とかそういう誤解を解くには遅くないはず……自然に自然に……)
隣・女「あのっ………」
女(こんなナチュラルに家に上げるってことは……彼女!? 男、彼女できたんだ!?)
隣(でも修羅場っていってもわたし男くんとはコーヒー飲んだだけだし……)
女(今日いきなりきたのまずかった? いやでも約束してるなら一言言ってくれれば……!)
隣(あ、でもわたし肩触られたりしてる……セーフ!? いやアウトかな!? え、どっちだろ!?)
女(うわあどうしよ私帰ったほうがいいかな!? いやでもここでいきなり帰るとかそれはそれで気まずい……)
隣(いきなり頬ひっぱたかれたらどうしよう……なんかずっとこっち見てるよねこの子……)
女(かわいい人だなー……こんな人が男の彼氏に……あの変態が………)
隣(ああもうなんか考えてる間に時間経っちゃった。なんて声かければいいんだろ?)
女(男台所から戻ってこないし!! 彼女なら彼女と一言紹介してけ!! 馬鹿!!!)
隣(彼女さんですか? かな。やっぱりそうだよね! わたしはただの隣人です……これでいいのかな……)
女(付き合ってるんですか? いつから? どれくらい? キスはしましたか? これはさすがに聞き過ぎかな)
隣(考えててもしょうがない……! とりあえず第一声を!!)
女(自然に……まだ浮気とかそういう誤解を解くには遅くないはず……自然に自然に……)
隣・女「あのっ………」
隣・女(出だしかぶったぁーーーー!!!!)
隣「あ、えっとどうぞ……」
女「え、いや、全然……そちらが……」
隣「あ……」
女「う……」
隣・女(また沈黙してしまった…………)
男「あれ? 二人ともなんで黙ってんの?」
女「あっ男!!」
隣「男くん!!」
男「ごめん、ちょっとフィルター切れてたから買ってくる。二人で留守番しといてくれる? それじゃ」
バタン
女「え」
隣「え……」
隣・女(えええええええええええ………)
隣「あ、えっとどうぞ……」
女「え、いや、全然……そちらが……」
隣「あ……」
女「う……」
隣・女(また沈黙してしまった…………)
男「あれ? 二人ともなんで黙ってんの?」
女「あっ男!!」
隣「男くん!!」
男「ごめん、ちょっとフィルター切れてたから買ってくる。二人で留守番しといてくれる? それじゃ」
バタン
女「え」
隣「え……」
隣・女(えええええええええええ………)
女「あ、あの……」
隣「あ、はい……」
女「お名前聞いても?」
隣「と、隣です」
女「隣さん……」
隣「はい」
女「あの……なんかすみません!!!!!!」
隣「!? えっ……ええ!?」
女「男に彼女できたとか全然知らなくて!! その……今日約束してたとかも全然……」
隣「かっかのじょっ!?」
女「はいだからその、私は別にそういうのじゃなくて……その、ただ男朝弱いから起こしたげたりとか」
隣「朝起こしたり……」
女「男低血圧だから……あとたまにご飯つくってあげたりくらいのものでええ……」
隣(それ……彼女なんじゃ……)
隣「あ、はい……」
女「お名前聞いても?」
隣「と、隣です」
女「隣さん……」
隣「はい」
女「あの……なんかすみません!!!!!!」
隣「!? えっ……ええ!?」
女「男に彼女できたとか全然知らなくて!! その……今日約束してたとかも全然……」
隣「かっかのじょっ!?」
女「はいだからその、私は別にそういうのじゃなくて……その、ただ男朝弱いから起こしたげたりとか」
隣「朝起こしたり……」
女「男低血圧だから……あとたまにご飯つくってあげたりくらいのものでええ……」
隣(それ……彼女なんじゃ……)
隣「わ、わたしも!!」
女「!?」
隣「わたしもそんなんじゃなくて!! ただ午後一緒にコーヒー飲んだり、肩いきなり触られたり!!」
女「肩……」
隣「なんかよくじろじろ肌見られたりしてるくらいでっ!! 別にそんな深い仲じゃ……!!!」
女(いやそれはもうそういうプレイの一種なのでは)
隣「とにかく! か、かか彼女なんかじゃ……!!」
女「ん……?」
隣「え……っと?」
女「彼女じゃないんですか?」
隣「彼女じゃない……?」
男「ただいまー」
隣「男くん!!」
女「男っ!!!」
男「うおお……なんで二人ともそんな食い気味に俺の名前呼ぶの」
女「!?」
隣「わたしもそんなんじゃなくて!! ただ午後一緒にコーヒー飲んだり、肩いきなり触られたり!!」
女「肩……」
隣「なんかよくじろじろ肌見られたりしてるくらいでっ!! 別にそんな深い仲じゃ……!!!」
女(いやそれはもうそういうプレイの一種なのでは)
隣「とにかく! か、かか彼女なんかじゃ……!!」
女「ん……?」
隣「え……っと?」
女「彼女じゃないんですか?」
隣「彼女じゃない……?」
男「ただいまー」
隣「男くん!!」
女「男っ!!!」
男「うおお……なんで二人ともそんな食い気味に俺の名前呼ぶの」
隣「はー……幼なじみさんでしたかー」
女「はい。男、すぐお隣の部屋にこんなかわいい人住んでたんだねー」
男「あげないよ」
女「いやどういう状況想定してんの」
隣「正直最初超焦っちゃいました。来てはいけないところに来ちゃったかと」
女「いや私もいてはいけないところにいちゃった感がすごかったです……」
男「ちゃんと自己紹介すればよかったのに」
隣「いや男くんが紹介してくれればスムーズにいったと思う……」
女「うん……」
男「いや悪い悪い。コーヒーミルの刃見つめてるの面白くって」
女「私たちが右往左往してる間そんなどうでもいいことしてたのね……」
女「はい。男、すぐお隣の部屋にこんなかわいい人住んでたんだねー」
男「あげないよ」
女「いやどういう状況想定してんの」
隣「正直最初超焦っちゃいました。来てはいけないところに来ちゃったかと」
女「いや私もいてはいけないところにいちゃった感がすごかったです……」
男「ちゃんと自己紹介すればよかったのに」
隣「いや男くんが紹介してくれればスムーズにいったと思う……」
女「うん……」
男「いや悪い悪い。コーヒーミルの刃見つめてるの面白くって」
女「私たちが右往左往してる間そんなどうでもいいことしてたのね……」
隣「ん、おいし」
女「料理はできないのに、お茶いれるのだけはすごくうまいよね男」
男「料理はほらなんていうか……難しい……」
女「でも紅茶いれるときお湯が何度とかやってるじゃん。あれよりは楽だと思うけど」
男「温度はほら触ればわかるから」
女「温度計いらずだ!!」
男「料理はほら、塩と砂糖触ってもわかんないじゃん」
女「なめろ」
隣「……ん? わあ!!?」
女「こらこらこらこら!! 隣さんの肩舐めようとしない!!!」
男「しゅん」
女「落ち込んだフリしない!!」
男「じゃあもう女の太もも舐める」
女「叩くよ? 机で」
隣(こわい……)
女「料理はできないのに、お茶いれるのだけはすごくうまいよね男」
男「料理はほらなんていうか……難しい……」
女「でも紅茶いれるときお湯が何度とかやってるじゃん。あれよりは楽だと思うけど」
男「温度はほら触ればわかるから」
女「温度計いらずだ!!」
男「料理はほら、塩と砂糖触ってもわかんないじゃん」
女「なめろ」
隣「……ん? わあ!!?」
女「こらこらこらこら!! 隣さんの肩舐めようとしない!!!」
男「しゅん」
女「落ち込んだフリしない!!」
男「じゃあもう女の太もも舐める」
女「叩くよ? 机で」
隣(こわい……)
隣「でも男くんいいねー。女ちゃん朝起こしに来たりご飯作ってくれたりするんでしょ? かいがいしいね」
女「いえーほっとくと男なにもできないんで」
隣「ここまで尽くしてくれる子なかなかいないよ? お嫁さんだねー」
女「!! お嫁さん……? って、ないないないですよー……! 別に全然そんなんじゃ……」
隣(うわあ女ちゃんわかりやすっ!! 好きなの顔に出過ぎだ!!!)
男「いやほんともう二千回くらいプロポーズしてるんですけどね。いつもお茶を濁されちゃって」
女「男の言葉は心こもった感じがしないの!」
隣(うん……それに引き替え男くんは何考えてるかほんとにわかんないなー……)
女「いえーほっとくと男なにもできないんで」
隣「ここまで尽くしてくれる子なかなかいないよ? お嫁さんだねー」
女「!! お嫁さん……? って、ないないないですよー……! 別に全然そんなんじゃ……」
隣(うわあ女ちゃんわかりやすっ!! 好きなの顔に出過ぎだ!!!)
男「いやほんともう二千回くらいプロポーズしてるんですけどね。いつもお茶を濁されちゃって」
女「男の言葉は心こもった感じがしないの!」
隣(うん……それに引き替え男くんは何考えてるかほんとにわかんないなー……)
女「じゃ、私はご飯作るね」
男「おお、悪いないつも」
女「はいはい。今度またご飯おごってねー」
隣「あ、よかったら手伝わせて!」
女「あ、ほんとですか? よかった助かりますー」
男「じゃあ俺は二人の後ろでミニ四駆走らせて鼓舞する役するね」
女「いやここでおとなしくしててくれる?」
男「御意に」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
女「あの、隣さん……」
隣「はい……」
女「カレーを作ってます」
隣「はい」
女「なんでジャガイモも人参も野菜スティック状なんですかね」
隣「…………」ニコッ
女「かわいい笑顔ですね。ごまかせてないですよ」
男「おお、悪いないつも」
女「はいはい。今度またご飯おごってねー」
隣「あ、よかったら手伝わせて!」
女「あ、ほんとですか? よかった助かりますー」
男「じゃあ俺は二人の後ろでミニ四駆走らせて鼓舞する役するね」
女「いやここでおとなしくしててくれる?」
男「御意に」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
女「あの、隣さん……」
隣「はい……」
女「カレーを作ってます」
隣「はい」
女「なんでジャガイモも人参も野菜スティック状なんですかね」
隣「…………」ニコッ
女「かわいい笑顔ですね。ごまかせてないですよ」
隣「ミニ四駆手伝ってこいと言われました」
男(ああ……追い払われたんだな)
隣「っていうか男くんミニ四駆とかしてるの?」
男「いえ、この前実家帰った時にたまたまコース見つけまして」
隣「持って帰ってきたんだ」
男「まだ売ってるんですね。一台買っちゃいましたよ」
隣「へえ……かっこいいねー」
男「お! でしょでしょ!! このバンパーがいいでしょ!! バンパーってダサくて嫌いなんですけどつけないとコースアウトしちゃってー云々」
隣(うれしそうだ……)
男「走らせてみます?」
隣「あ、みたいみたい」
男「いきますよー」
シャーーーーーーーーー
男「………………………」
シャーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
隣「……………………………これ、たのしい?」
シャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーガゴッ……ウィィィィィィィィィィィィィンッ
男(ああ……追い払われたんだな)
隣「っていうか男くんミニ四駆とかしてるの?」
男「いえ、この前実家帰った時にたまたまコース見つけまして」
隣「持って帰ってきたんだ」
男「まだ売ってるんですね。一台買っちゃいましたよ」
隣「へえ……かっこいいねー」
男「お! でしょでしょ!! このバンパーがいいでしょ!! バンパーってダサくて嫌いなんですけどつけないとコースアウトしちゃってー云々」
隣(うれしそうだ……)
男「走らせてみます?」
隣「あ、みたいみたい」
男「いきますよー」
シャーーーーーーーーー
男「………………………」
シャーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
隣「……………………………これ、たのしい?」
シャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーガゴッ……ウィィィィィィィィィィィィィンッ
男「いただきます」
女「いただきます」
隣「いただきまーす」
男「相変わらずうまい……けどなんでこれフライドポテト入ってんの?」
女「ああそれは………ね」
隣「ごめんなさいでした」
男「なんだー、隣さんも料理できない組なんですね」
隣「ち、違うんだよ。なんかちょっと遊び心が出ちゃうだけなの」
女「料理中は制御するとおいしいご飯ができますよ」ニコリ
隣「わあ……」
男「含みのある笑顔だ」モグモグ
隣「でもおいしいねー。どこのルー使ったの?」
女「ルーは使ってないですよ。カレー粉とか」
隣「えっ………ルー使わずにカレー作れるのって作り話じゃなかったんだ……」
女「隣さん……遊び心抑えても料理できなさそうですね」
女「いただきます」
隣「いただきまーす」
男「相変わらずうまい……けどなんでこれフライドポテト入ってんの?」
女「ああそれは………ね」
隣「ごめんなさいでした」
男「なんだー、隣さんも料理できない組なんですね」
隣「ち、違うんだよ。なんかちょっと遊び心が出ちゃうだけなの」
女「料理中は制御するとおいしいご飯ができますよ」ニコリ
隣「わあ……」
男「含みのある笑顔だ」モグモグ
隣「でもおいしいねー。どこのルー使ったの?」
女「ルーは使ってないですよ。カレー粉とか」
隣「えっ………ルー使わずにカレー作れるのって作り話じゃなかったんだ……」
女「隣さん……遊び心抑えても料理できなさそうですね」
お隣さんat自室
隣「ふぁああ……疲れたー」
隣(でも今日は楽しかったなー。カレーすごくおいしかったし)
隣(男くん、あんな幼なじみいるんだーいいなー。美人で料理もうまくてしっかりしてて)
隣(仲良きことは美しきかな……わたしにいたっけ? 幼なじみなんて……)
隣(あんな子が近くにいたらわたしだったらほっとかないね! 男くんも隅におけないなあ)
隣(…………………? 今わたしもやっとした?)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
女on帰路
女(今日は焦ったなー。あんなかわいい女の子部屋に連れ込んでくるなんて)
女(男いつのまにお隣さんと仲良くなんて……あいつ変態だけど妙にモテるからなー)
女(隣さん、かわいかったな……女の子ーって感じで。ふんわりしてて)
女(男ああいうの好きそうだもんなー。ラッキーなやつ、ああいう子がお隣さんとかもう)
女(どっちから話しかけたのかな? お隣さんと仲良くなる機会なんてそうそう……)
女(ん……………なんかちくちくするな……なんだろ)
隣「ふぁああ……疲れたー」
隣(でも今日は楽しかったなー。カレーすごくおいしかったし)
隣(男くん、あんな幼なじみいるんだーいいなー。美人で料理もうまくてしっかりしてて)
隣(仲良きことは美しきかな……わたしにいたっけ? 幼なじみなんて……)
隣(あんな子が近くにいたらわたしだったらほっとかないね! 男くんも隅におけないなあ)
隣(…………………? 今わたしもやっとした?)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
女on帰路
女(今日は焦ったなー。あんなかわいい女の子部屋に連れ込んでくるなんて)
女(男いつのまにお隣さんと仲良くなんて……あいつ変態だけど妙にモテるからなー)
女(隣さん、かわいかったな……女の子ーって感じで。ふんわりしてて)
女(男ああいうの好きそうだもんなー。ラッキーなやつ、ああいう子がお隣さんとかもう)
女(どっちから話しかけたのかな? お隣さんと仲良くなる機会なんてそうそう……)
女(ん……………なんかちくちくするな……なんだろ)
翌日
女「おーい」
男「…………」
女「授業終わってるよー」
男「……? ??」
女「おはよ」
男「お、おおー。女」
女「女です。そんなんじゃまた試験前苦労するよ」
男「だいじょぶだいじょぶ聞いてたよ。上底たす下底かける高さ割る2……だろ?」
女「台形の面積は求めないよこれ民法の講義だよ」
男「ああ……台形を二重に転売したときの直角二等辺三角形の気持ちを答えよみたいなやつだ」
女「法律なのか数学なのか国語なのか全然わかんない問題だね」
男「答え:つらい」
女「まとめたなあ。直角二等辺三角形さん何者なの」
女「おーい」
男「…………」
女「授業終わってるよー」
男「……? ??」
女「おはよ」
男「お、おおー。女」
女「女です。そんなんじゃまた試験前苦労するよ」
男「だいじょぶだいじょぶ聞いてたよ。上底たす下底かける高さ割る2……だろ?」
女「台形の面積は求めないよこれ民法の講義だよ」
男「ああ……台形を二重に転売したときの直角二等辺三角形の気持ちを答えよみたいなやつだ」
女「法律なのか数学なのか国語なのか全然わかんない問題だね」
男「答え:つらい」
女「まとめたなあ。直角二等辺三角形さん何者なの」
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