元スレ優希「麻雀上手くなったな、京太郎!」京太郎「そうか?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
1 :
優希「おりゃー! ロンだじぇー!」
京太郎「おいおい……まだ5巡目だぞ……」
優希「アタシにゃタコスがついてるからなっ!」
京太郎「それ作ったの俺なんだけどな」
優希「うま~♪」モグモグ
京太郎「あ~……でもやっぱ東場はお前に勝てないなぁ」
優希「ん~……でも、お前も随分上手くなったと思うぞい?」
京太郎「おお、そう思うか?」
優希「んまっ! お前がアタシに勝つなんて1万光年早いけどな!」
京太郎「………」
優希「………」
京太郎「光年は距離だぞアホ」
優希「う、うるさいじぇ! 今気づいたわ!」
京太郎「おお、自分で気づけたとは。偉いぞ優希」ナデナデ
優希「ぬが~! 腹立つじぇ~!!」
3 = 1 :
優希「イエーイ! これで3戦3勝っとぉ!」
京太郎「お前相手に持ち点20000の東風戦は卑怯だろ……。 ……今何時だ?」
優希「9時前……だじぇ。 咲ちゃん達遅いじょ~」
京太郎「お前も入ってくりゃよかったじゃねえか」
優希「お恥ずかしながら、自由行動に入ってすぐ風呂に直行しちゃって……」
京太郎「あぁ、そうだった……。 ……合宿所の風呂ってなんかワクワクするよなぁ」
優希「そうそう! なんか特別な感じしちゃうよなっ!」
京太郎「だからと言って夕飯前に風呂入るってどうなんだ」
京太郎「……3度も」
優希「へへっ。 面目ないっ」
優希「……んぁ? ココアが無い……」
優希「きょーたろー、ココア買ってきて~」
京太郎「ああ? なんで俺が」
優希「負けたんだから文句なしだじぇ! さっさと行ってこーい!」
京太郎「お前……覚えてろよ……」
5 :
おじさんはタコスが好きでね
6 = 1 :
京太郎「自販機……ロビーの方だっけか」
京太郎「広いんだよなここ……。 咲じゃなくても迷う自信あるわ……」
京太郎「……っと、あったあった……って」
京太郎「誰かいる……」
「んー……! んー……!!」ピョンッピョンッ
京太郎「あれは……」
「あう……届かない……」
京太郎「龍門渕の……」
「こんぽた……」
京太郎「天江さん?」
衣「んぅ?」クルッ
7 :
ほほう……
8 = 5 :
子供さん!
9 = 1 :
衣「おお、清澄の」
京太郎「どうも。 覚えててくれたんですね」
衣「四校女子合宿だというのに男子が一人混淆してるんだ。 忘れるほうが難しい」
京太郎「あー、まーそうですね」
衣「御陰で、うちのとーかが『わたくしよりも目立ってる!』って哮り立ってたぞ」
京太郎「ははは……」
京太郎「天江さんはどうしてここに?」
衣「あ、う……その……」
京太郎「?」
衣「自販機でな? ……飲み物を1つと思ってたんだけど……」
京太郎「ほう」
衣「その……」
衣「とどかなくて……」
京太郎「……あぁ……」
10 = 7 :
続きを待っていたぜしえしえ
11 :
罰ゲームの人か
12 = 1 :
衣「こんぽた……」
京太郎「コンポタ? ……あぁ」
京太郎(調度良く一番上の段だな。 これじゃ届かないか)
衣「一度召してみたかったのに……」
京太郎「………」
衣「うぅ……こんぽた……」
京太郎「………」
ヒョイ
衣「ひゃぁっ!?」
京太郎「っと。 これでどうですか?」
衣「な、お、お前、清澄っ! これは……!」
京太郎「おお。 天江さん、軽いっすね。 子供みたいだ」
衣「こ、子供じゃない! 『ころも』だ!」
14 = 1 :
衣「こんな……懐抱なんて……」
京太郎「でもほら、目の前目の前」
衣「んぅ? ……おおっ!」
衣「こんぽたぁ!」パァァ
京太郎「ねっ?」
衣「こ、こうしてはいられん!」
衣「貨幣貨幣! き、清澄の! これを貨幣入れに!」スッ
京太郎「あ、はいはい。 どうぞどうぞ」チャリンチャリン
衣「おおおっ! こんぽたが光ったぞ!」
京太郎「さぁ、天江さん。 一思いに!」
衣「う、うむ……」
衣「え……えいっ!」ピッ
ガコンッ
15 = 5 :
浮気はゆるさないのじぇ!
18 = 1 :
衣「うわぁ……! うわぁ……!」
京太郎「良かったですねっ」
衣「うん! 良かった!」
衣「ありがとう! 清澄の!」
京太郎「ふふっ……」
ナデナデ
衣「ふぁっ」
京太郎「……あ。 すいません、つい」
衣「こ、子供扱いするなぁ!」
京太郎「ご、ごめんなさいっ」
衣「全く……全く……」プクー
京太郎「……」
京太郎(ああ……頬突きてえ……)
20 :
かわいい
21 :
そんなことより麻雀打とうぜ
22 = 1 :
衣「……そういえば名前を聞いてなかったな」
京太郎「……名前は覚えてくれなかったんですね……」
衣「す、すまない……」
京太郎(……可愛いなぁ)
京太郎「……ふふっ。 なら改めて」
京太郎「清澄高校麻雀部男子部員、須賀京太郎です」
衣「むっ。 なら衣もっ」
衣「龍門渕高校麻雀部女子大将!」
衣「天江衣だ!」
衣「よろしくな! きょーたろー!」スッ
京太郎「はい。 ……これから一週間」スッ
ギュッ
京太郎「よろしくお願いしますっ。 天江さんっ」
23 :
おー楽しみに待っとりましたー。
24 = 1 :
時は戻り――――同日 AM11:00
久『えー。 この度は合同合宿にご賛同いただき……』
久『そして、ばっちりお集まりいただきまして……』
久『まことにありがとうございます!』
衣『わーい』
久『移動の疲れもあることと思いますので、今日は自由行動ということで……』
久『……の前に。 須賀くーんっ』
京太郎『えっ。 あ、はいっ』
久『自己紹介なさい』
京太郎『は、はいっ』
ダンシー? セータカーイ アンナノイタッケ? キョウチャン...
京太郎(き、緊張する……)
26 = 1 :
京太郎『え、えー。 おれ……自分の名前は須賀京太郎』
京太郎『この清澄高校の麻雀部員の一名です』
京太郎『今回の合宿、部長の意向ということで自分も参加させていただきました』
エー オ、オトコノヒト... オレトオナジクライカ ? ニャー?
ザワザワ
京太郎『……女子しか居ないこの合宿所に男一人というのはどうかと思われるかもしれません』
京太郎『でも、それでも自分は……ここに来たいと思いました!』
京太郎『純粋に……麻雀がうまくなりたいから!』
シーン...
京太郎『俺は決してみなさんの邪魔はしません! 誓います!』
京太郎『むしろ俺を使ってくれてもいいです! どんな雑用だってやります!』
京太郎『だから! みなさんの腕を勉強させてください!』
京太郎『お願いします……!!』
京太郎『どうか俺を……俺を仲間に入れてください!!!』
27 :
>使ってくれても
ほう?
29 = 5 :
あれ、京ちゃんどしたの
30 :
いまどんなことでもするって言ったよね?
31 = 1 :
『………』
京太郎『……』
......パチッ
パチパチパチッ
京太郎『!!』
パチパチパチパチパチ !!
京太郎『あ……ありがとうございます! ありがとうございます!!』
イイゾー! イイヒトダ... ホウ? キョウチャン...カッコイイ...
久『……はい。 というわけで異例のメンバー追加に関しても許可を貰ったわけだしっ』
久『今から自由行動ということで!』
『『異議なーし!!』』
33 = 1 :
―――同日 PM 21:30 清澄の合宿部屋
京太郎「……ふぅ」
京太郎(緊張したなぁ……。 昼の事だってのに、まだ手が震えてる……)
京太郎「……情けねえなぁ……」
優希「んぅ……」
京太郎「あ、悪い。 起こしちまったか?」
優希「ふぁあ……。 ん……きょうたろー……」
京太郎「疲れたろ。 ゆっくり寝とけ……」ナデナデ
優希「……うん……」
京太郎「………」ナデナデ
優希「……すぅ……すぅ……」
京太郎「……寝顔は可愛いんだよな、コイツ」ボソッ
優希「、っ!」ビクッ
京太郎「ん?」
優希「ぐ、ぐぅ~……」ドキドキ
35 = 28 :
しえん
36 :
いいぞいいぞ
37 = 5 :
俺「(ニッコリ)」
38 = 1 :
―――同日 同時刻 :通路
まこ「ええ湯じゃったのぅ」
久「ホントねぇ。 どうして宿泊先のお風呂ってこんなに気持ちよく感じるのかしら」
まこ「優希が3度も入った気持ちがわかるのぅ」
久「それはないわ」
咲「お風呂上り? 私はコーヒー牛乳かなー」
和「私もコーヒー牛乳は嫌いじゃないんですけど、やっぱ普通の牛乳ですね」
咲「あっ、コーヒー牛乳と言えば。 京ちゃんコーヒー牛乳が大好きなんだった」
和「あら。 でしたら今から買ってきますか?」
咲「んー……。 いや、湯冷めしたらなんだし止めとこうよ。 明日買えばいいって」
和「そうですか? ……それもそうですね」
和(須賀くんはコーヒー牛乳派……っと……)
40 = 34 :
今日はそっちの淫ピか・・・
41 :
待て
ライバルを消すために盛るつもりかもしれんぞ
42 :
>和(須賀くんはコーヒー牛乳派……っと……)
それって、必要な情報なのか!?
43 :
ああ、コーヒー牛乳は色が濃いから異物が混入してもわかりにくいとかそういう…
44 = 1 :
久「そうそう、咲。 実はここの合宿所、11時の消灯以降はお風呂の使用が禁止されてるのよ」
咲「え? 知ってますけど……」
久「だから夜中はだーれも寄り付かないってことね」
咲「は、はぁ……それがどうかしたんですか?」
久「……わからない?」
久「11時以降なら須賀くんと混浴できるかも、ってことよ」
咲「 」
和「なっ!?」
まこ「ちょっ!?」
咲(京ちゃんと……混浴……? 混浴……こん……よく……)
咲「……えっ……えっ、えっ、えっ」
咲「えええええええええええええ!!!!!???」
47 = 1 :
久「女子の合宿所なんだから当然だけど、須賀くんは誰も入れなくなった消灯以降じゃないとお風呂に入れないわ」
久「でも消灯とは言え敷地内なら出歩きは許可されてるのよね~」
久「つまり……わかるでしょう?」
和「ちょ、ちょっと!! 何言ってんですか部長!?」
まこ「流石にソレはまずいじゃろ!?」
久「あら、そうかしら? 夏休みを麻雀打ってるだけで過ごすなんて勿体無いじゃない」
久「真夏の夜の青春を過ごしてみるのも一興だと思うけど?」
和「そそ、それでも混浴はちょっと……」
まこ「そ、そうじゃよなぁ……?」
久「ふむ……二人はあまりノリ気じゃないわね……」
久「咲はどう?」クルッ
咲「あわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ」
まこ「なんかトリップしちょる!?」
49 = 1 :
咲(きょきょきょ、京ちゃんと……こここ、混浴だなんて……!)
咲(それってつまり……京ちゃんの二の腕太もも腹筋胸板うなじが見放題ってことぉっ!!?)
咲(い、いや……それだけじゃなくて……それ以上の………!!)
咲(そんな……そんな…………そんなところおおおおおお!!!)
咲「……………らめぇ…」
バタッ...
和「咲さぁああああん!!?」
久「あら、倒れちゃった。 ……湯あたりしちゃったのかしら」
まこ「……十中八九アンタの所為じゃろ」
和「咲さん!? 大丈夫ですかっ!!? 目が虚ろです!!!」ユサユサ
咲「えへ……えへへへ……」
久「……どうでもいいけど、ご近所さんに迷惑だからあまりうるさくしないでね?」
まこ「アンタ鬼じゃな……」
50 = 5 :
こんなことが許されていいのか
みんなの評価 : ★★
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