ふんふむ

懐かしい風評やな

咲さん小５で死んでしまったのか
幽霊の姿では成長してるの？

照「叩き返せばいいだろ！？やられたら、やり返せ！」

咲「わ、私、お姉ちゃんを叩けないよ」

照「くっ、この根性なし！麻雀だ！もう一回、勝負だ！次は全力で来い！絶対だぞ！絶対に絶対に！本気で私を殺したいくらい憎んでいいんだぞ！」


―――
――
―


咲(その日、私は最後の最後まで手を抜いた。勝ってしまって叩かれるのが嫌だから、わざと最下位になるように調整した)

咲(それがお姉ちゃんと打った、最後の麻雀)

咲(そしてその後…、私は火事に巻き込まれて…)

これは久しぶりの神SSの予感

小蒔「ふむふむ、わかりました」

霞「なるほどね。姉って、アレでしょ？チャンピオンの宮永照よねー」

初美「プライド高そうです」

巴「私もわざと負けられるのは、雀士としてちょっと腹が立ちます」

春「黒糖を助走つけて、投げつけるレベル」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ



咲(えっ！？えっ？)

咲界三菩薩のはるるになんてこと言わせんのや

霞「多分、宮永照の怨念みたいな物も、咲ちゃんを現世に縛り付けてる原因ね」

初美「同感ですねー」

小蒔「実は、成仏出来なさそうなら、神様のストックの一つにならないかなーってスカウトしようと思ってたのですが」

巴「他の神様が怒りますよ…」



霞「私達、永水女子は今日の試合で敗退…。みんな、ごめんね」

初美「先鋒かつ神を憑依できる姫様は、個人戦には出ますが…」

小蒔「個人戦より、団体戦の方が大事だと思いますよ」

小蒔「宮永さん、貴方が成仏するのには…。ズバリ。」

咲(・・・)ｺﾞｸﾝ

小蒔「阿知賀女子を初優勝に導く。そして、先鋒戦で宮永照を全力で叩き潰す事。この二つの条件です！」ﾋﾞｼｯ



咲(えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！！！！！！！)

咲(お姉ちゃんの夢を私が潰せって言うんですか！？)

しえん

>>49
今をときめくすっげーモンスター（１５）だからな

準決勝で照に勝つだけで成仏されてたら決勝でｸﾛﾁｬｰがフルボッコにされてたな

なんでｸﾛﾁｬｰだけに見えたのかな

>>63
クロちゃんは二年間独りで卓の掃除をするような純粋無垢な処女だから

>>63
きっと宥ねえが原因の火事に巻き込まれて云々

>>63
おもち・・・

>>66
ないですよ～

小蒔「そうですね。白糸台三連覇を逃せば、間違いなく宮永照さんは攻められるでしょうね」

咲(私、阿知賀も応援してますけど、最後は白糸台に勝って欲しいなって…)

小蒔「ダメです。宮永さんは阿知賀の守護神のような存在です。味方を応援しなくてどうするんですか」

咲(だって…、お姉ちゃんが…)


霞「宮永照、高校一年生の時からずっと見て来たけど、いつだって麻雀では、表情を崩さなかったわね」

霞「ポーカーフェイスって言うより、心ここに非ずって感じだと思うのよね」

この咲さんはロリのままなのか

てかどうやって奈良まで流れ着いたんだ
戒能プロに運んでもらったのか

咲(そーいえば、お姉ちゃんが機械みたいに打つようになったのはいつ頃からだろう…)

咲(白糸台に入学した時から、ずっと見て来たけど…)



小蒔「全国大会の三年生って本当はこんなものですよ」ﾎﾟﾁｯ


テレビ中継


豊音『よかったーーーーよかったよぉぉぉぉぉぉ！！まだみんなと麻雀を楽しめるよぉぉぉぉぉ』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

末原『ごめんなさい…ごめんなさい…、うちらを応援してくれた皆さん、ホンマにごめんなさい…。生きててごめんなさい…』ｶﾀｶﾀ



霞「ま、まぁ私も、これから号泣するのだけど//」

松実母に紹介された

末原先輩バッドエンドすぎる……
咲さん能力ある玄ちゃんより末原さんに憑いてあげたってや

小蒔「今の宮永照さんは、人の心を失った連続和了マシーン」

小蒔「その心を取り戻せるのは、宮永照さん最後の心残りであり、唯一互角以上に戦える宮永さんだけです」

咲(私ですか？)

初美「別に難しい事じゃないですよー。麻雀打ちは、麻雀で殴り合って語ればいいんです」

咲(それで成仏出来るんですかね？)

小蒔「えぇ、間違いなく。もちろん、宮永さんが本気を出せばですけどね」



咲(私の本気の麻雀か…。私とお姉ちゃん、どっちの方が強いんだろう…)

霞「決めたらいいじゃない。舞台は整ってるわよ」ﾆｺｯ

しえん

>>72
馬鹿言っちゃいけない
メゲルメゲル言いながら何があっても心が折れず思考を止めない末原ちゃんを全否定する行為だぞ

咲(わかりました、私の麻雀人生最初で最後の本気、お姉ちゃんにぶつけてみます！)ｺﾞｯ

小蒔「それでも成仏出来なかったら、巴さんに頼んで祓って貰いましょう」ﾆｺｯ

咲(えっ！？その時は、お願いします)ﾌﾜﾌﾜ

―――
――
―


小蒔「とは言ったものの、今の宮永照さんには勝ち目がないです」

霞「嶺上開花したら、ドラ8ついて、跳満確定でしょ？小蒔ちゃんの神様にもそんなの居ないわよね」

初美「うーん、私と違って親番や風向き関係無しに、いつでも発動なのがおそろしいですよー」

>>75
でも強大な力を手に入れた末原さんがどうなるか見てみたい

小蒔「えぇ、火力では絶対に勝てない。役満連発するくらいしかないですね」

霞「もしかして本気以上を出さないといけないのは…」

小蒔「宮永照さんですね。今の限界を超えないと、阿知賀には勝てません」

初美「うーん、チャンピオンの三年生にして、最大の試練なんですねー」

小蒔「ちなみに成仏するのは、多分、宮永照さんが負けたら条件クリアーなんですけどね」

霞「えっ、阿知賀女子を初優勝に導くってのは？」

小蒔「白糸台が三連覇しちゃったら、悔しいからですよ。阿知賀に優勝して欲しいからです」ﾃﾍｯ

ドラ８なら倍m
なんでもない

ちゃっかり嘘ついちゃう小蒔ちゃんかわいい

>>78倍満かー！？修正で



咲(玄さん、ただいまー。一回戦突破おめでとうございます)

玄(あっ、咲ちゃん。おかえりー)

和「玄さん、どうかしましたか？」

玄「えへへー、実はねー」

―――
――
―

和「幽霊なんてオカルト、信じるわけないです」

玄「だよねー。和ちゃんなら、そうゆうと思った」

玄咲いちご

>>76

霞「嶺上開花したら、ドラ8ついて、倍満確定でしょ？小蒔ちゃんの神様にもそんなの居ないわよね」

④

咲(むっ！オカルトもあるもん！ねぇ、玄さん。この人麻雀強いんですか？)

玄「へっ？超強いよ。全中の王者だし、個人戦出場選手だし」

和「なにを独り言、言ってるんですか？」

咲(ウォーミングアップにはちょうどいいかな…。玄さん、個人戦に出場する人とは麻雀打っていいんですよね？)

玄「別に打てるけど…」



咲(ちょっと体、借ります)

玄(あれーーーーーー)



玄「原村さんですか？私と打ちませんか？」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

和「久しぶりですね。いいですよ。玄さんは個人戦出てませんし」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

赤ドラも一つ二つはあるだろうし数え役満がデフォとか有り得る

>>86
三つじゃなくて一つ二つ……？

リンシャンドラ１２が基本アガリか

ぶん殴るわ

玄(はぁ…強かった…。強い人と打つ麻雀って楽しいんだなぁ)

和「くっ…、玄さん、随分と腕を上げましたね…。私が三回やっても、三回も飛ばされるなんて」

玄「麻雀って楽しいよね」ﾆｺｯ

和「ドキン！？」



和(な、なんでしょうか…。この胸の高鳴りは…。玄さんの顔見てドキッとするなんて…。)

咲(あっ、そろそろドラマの時間だ。先に帰ろう)ﾌﾜﾌﾜ


玄「うーにゅー」

和(あれ？何も感じない)



和「すいません、悔しいのでもう半荘だけお願いします」

咲さんドラ乗らないのが唯一の制約なのに……

和「あれ…、ヤキトリですか？」

玄「和ちゃん、相変わらず強すぎるよぉー」ﾊｧ

和「嶺上開花、やっぱりあれは、たまたまのたまたまですよね…？」




咲(明日はお姉ちゃんと、対戦する二回戦。新道寺女子も福岡の名門と聞くし)

咲(千里山の園城寺さんは、なかなか手強いし)

咲(あれ…でも、私、ワクワクしてる…。麻雀打つのが楽しみなの？)



咲(なんだろう…、こんな感覚初めて…)

しえん

煌「宮永さん、前はボコボコにされましたけど、なんにせよ今日は負けませんよ？」

怜「どうも、今日はよろしゅう」ﾍﾟｺﾘ

照「よろしく…」ﾍﾟｺ




恒子「あら、阿知賀の松実選手が来ませんね？」

健夜「ホントだね。もう試合開始間近なのに」



ドンガラガッシャーン！

玄「すいません！数年ぶりにトイレに行ってたら、迷ってしまって」ﾍﾟｺﾍﾟｺ

怜「数年ぶりとはまた豪快やなぁ」ｱﾊﾊ

煌「さぞ快便だったのでしょうね。しかし、運を出し過ぎると、ツキが逃げますよ」

ほしゅ

すばら先輩何言ってんだ

照(確か阿知賀のドラ爆嶺上開花使いの…。しかも迷子ね…)

玄「・・・」ｼﾞｰｰ

照「なにか？」

玄「いいえ、何でもありません」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

玄「今日は本気で相手させて貰いますね」ﾆｺｯ



煌・怜「「！？」」ｿﾞｸｿﾞｸ

照「！」ｶﾀｶﾀ


怜(なんや今のものすごい悪寒は…。まるで全裸で、冬のシベリア海峡泳いで来いって言われた気分や)

すばらっ

断固支援

照(この感覚…、すごく懐かしい…。圧倒的恐怖、圧倒的絶望)

照(かなり久しぶりだ。もしかして私、勝てないんじゃないだろうか？そんな事が頭の片隅にこびり付く感覚)



玄(お姉ちゃん…、今日は私、初めて勝つために麻雀を打つ事にするから！)



玄「リーチ！」

玄「カン！嶺上開花、リーチ、ドラ8で三倍満です」ﾆｺｯ




終わり

え