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    元スレまどか「誰かに見張られてる気がする……」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - まどほむ + - 暁美ほむら + - 魔法少女まどか☆マギカ + - 鹿目まどか + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    ~学校~

    まどか「なんか夜になると見張られてるきがするんだけど気のせいかな?」

    ほむら「!?」ピクッ

    さやか「今前の方で挙動不審な奴がいたんだけど……」

    まどか「まさか……ほむらちゃんがそんなことするわけないよ」

    さやか「私にはあいつ意外に考えられないんだけど…」

    まどか「う~んでも、私の気のせいかもしれないし」

    さやか「まぁいくらほむらがアンタに熱があるからって、そこまではしないか」

    まどか「いやだなぁ、ほむらちゃんはただのお友達でしょ? 何で私なんかを」

    さやか「……」

    さやか「……まぁ、いいけど」

    2 = 1 :

    ほっ。

    まどかが天使で助かったわ。

    それにしても、美樹さやか。余計なことをまどかに吹き込むんじゃないわよ。

    あの子に余計な心配をさせてしまうじゃない。


    たとえワルプルギスの夜を倒したとはいえ、あの白い奴がまだまどかを狙っている以上、油断はできない。

    だから私は毎晩のようにまどかの家に見張りに来ている。契約を結ばないように。

    断じて、夜這いではない

    夜這いなどでないわ。

    私はまどかを守る為に、行動しているのだから。

    再度強調するけれども、夜這いなどではないわ!!

    3 :

    青なんていいから俺の赤を出せよ

    5 = 1 :

    ~深夜~

    ほむら「はぁ……はぁ……まどかの寝顔……」ダラァ

    ああ、触りたい……。目の前に柔らかそうなほっぺに触れてみたい。

    QB(毎晩、ご苦労様だね)

    ほむら(!?)

    見られた?

    QB(安心してよ。秘密さえ守ってくれればキミがこうして忍び込んでたり、まどかの寝顔をにやつきながら涎をたらしていることを告げ口したりなんてしないから)

    ほむら(何を言ってるのかしら?それでは、私がまるで変態のようではないの?)ダラァ

    QB(……)

    8 = 1 :

    QB(とにかく、このことをまどかに知られたくなければ、魔法少女の秘密を話さないことだ)

    ほむら(どこまでも卑怯な奴ね……)

    私はまどかを守るために、毎夜見張りに来ている。

    その時寝ているまどかを見ていると、なんだか興奮する自分に気がついてしまった。

    きっといつの間にかまどかを守るうちに、彼女のことを想うようになってしまったんだわ。

    せっかくワルプルギスの夜を倒したのに、まどかに嫌われて傍にいられなくなっては元も子もないじゃない。

    9 = 1 :

    QB(キミがまどかにどんなことをしようが止めはしないよ。 まどかがこの事実を知った時に交渉の材料が増えるのは望ましいからね)

    ほむら(別に私はまどかをどうにかしたいわけじゃないわ。まどかが勝手に契約を結ばないように見張ってるだけよ)

    QB(……やれやれ)

    わたしだって、絶対に侵しては行けない引き際や、人として最低限の理性は持ちあわせているつもりよ。

    いくらまどかが天使で、可愛くいいからといって、ほっぺにちゅーしたり、頬ずりしたり、その他諸々言葉では言えないぐらい恥ずかしいことをするなんてことはしないわ。

    なぜなら私は淑女。変態ではないのだから。

    10 :

    ほむほむ安定の変態度

    11 :

    >なぜなら私は淑女。変態ではないのだから。

    その二つは時として両立する事がある

    12 = 1 :

    QB(やれやれ。それじゃあぼくは退散するとするよ)

    ほむら(早く消えなさい)

    キュウべぇはどこかへ消えてしまった。まだ近くにいるのだろう。


    まったく、わたしはあいつには一生手を焼かされることになるのかしら……。

    13 = 1 :

    気分を治すためにまどかの寝顔でも眺めよう。

    まどか「すぅ……すぅ――」

    はぁーっ。癒されるわ。

    これを見るたび今まで頑張ってきたって思えるもの。


    私は予め用意しておいたブランケットを盾の中から取り出した。

    準備万端。

    そして、まどかのベッドを背にして寄れかかった。

    まどか「すぅ……すぴぃ……」

    ふふ。首筋に温かい吐息が耳に触れて、気持ちいい。

    いまごろ、まどかはどんな夢をみてるのかしらね。

    14 = 1 :

    後ろにはまどかがいてくれるのね。

    こんなことをしていて、突然まどかが目を覚ましたらと思うと、少し怖いのだけれど

    この子は一度寝たらそう簡単には起きない。

    時を止める力があるから、何度かそれを使って確かめたもの。

    きっとここで鼻息を荒くしたとしても、気づかないと思う。そんなことはしないけれど。

    15 = 1 :


    でも、わたしは寝てるまどかにキスどころか、触ったことすらない。

    万が一目を覚ましたとしても逃げるぐらいの保険はあるにも関わらず。


    じゃあ、なぜこうして息を潜めているだけなのかって?

    わたしにもどうしてかわからない。

    そんな気にはなれないの。

    確かにまどかの温もりを感じたいし、ぎゅってしたい気持ちはある。

    まどかの方から「ほむらちゃん~!」と言って肩がきしまんばかりに抱きしめてくれれば、迷わず昇天してしまう自信がある。


    それでも……。


    やっぱり、同じ女の子だから、抵抗があるのかしら。

    今まで守ってきたこの子を、わたしの手で汚すことを躊躇ってるのかもしれない。

    あるいは……。

    わたしはとんでもない夢を見ているのかもしれない。

    16 = 1 :


    まどかの方から――。

    わたしの気持ちに気づいても、それでもなお、わたしのことを避けずに……。

    それどころか「ああ、よかった。わたしも同じ気持ちなんだよ」と涙ながらに告白してくれることを。

    まどか「すぴ……すぴぃ……」

    再び首筋にまどかの温かい息がかかって、考えるのをやめた。

    ほむら「夢見すぎだよね」

    今日も元気なあなたを見れて幸せだった。

    また明日も、傍にいられれば。


    ――そこでわたしの意識は遠くなった。

    17 :

    ほむほむ

    18 = 17 :

    ほむ

    19 = 1 :


    ――っ!?

    しまった、今何時?

    あんまり気持ちよくて、ついつい眠ってしまったじゃない。


    慌てて部屋の中にある時計を確認すると、まだ夜中だということに気づいた。


    ふぅ……、そんなに時間は経ってないみたいね。

    20 :

    ふむ

    21 = 1 :

    あれ? 入り口の戸が開いてる?

    来た時には閉じてたのに……。

    誰か開けたの?


    後ろには寝ているまどか。

    まさか、家族の誰かが? あるいはまどか自身が……。


    あああああああああああああああ。

    思わず叫びだしたくなるのを堪え、

    ブランケットを回収して、その場を立ち去った。

    22 = 17 :

    ほむほむ

    23 :

    ほむ

    24 = 1 :

    ~学校~

    とにかく落ち着くのよ。

    まだ、誰かに見られたと決まったわけじゃないわ。

    わたしの気のせいだという可能性もあるし、風などで開いた可能性もあるじゃないの。

    ――後者はかなり、神頼み的な願望だけど。


    とにかくまどかの前では何食わぬ顔をするしかないわ。

    25 = 17 :

    ほむっ

    26 = 1 :

    まどか「おはよ!ほむらちゃん」

    ほむら「ほむっ!?」

    まどか「ど、どうしたの? 」

    さやか「ん……なにかあったん、まどか?」

    まどか「ええと……後ろからほむらちゃんの肩叩いただけなんだけど……」

    ほむら「大丈夫。心配には及ばないわ」

    27 = 17 :

    ほむほむ

    28 = 1 :

    まどか「ふふ、変なほむらちゃん」

    さやか「もしかして、何か後ろめたいことがあるんじゃないの?」

    ほむら「そんなことないわよ」

    まどか「そうだよね~。でもほむらちゃんは結構面白いところあるんだね。なんか意外」

    ほむら「今のは忘れてちょうだい……」


    はぁっ……びっくりした。いきなり肩を叩かれるなんて心臓に悪いじゃないの、まどか。

    でもまどかは、昨日のこと何も言ってこない……。何も知らないの?

    29 = 17 :

    さやさや

    30 = 17 :

    まどまど

    31 :

    ほむぅ…

    32 = 1 :

    もし、あの部屋のドアを開けたのが、まどか自身なら直接わたしに問い正すに違いないわ。

    あるいは昨日の時点で、声をかけるに違いない。

    今のところまどかの家族が開けたという線が濃厚ね。

    じゃあ、まどかの家族は、まどかに話してないということ?

    それもなんか変な気がするけれど……。

    とりあえず今のところ大丈夫……でいいのかしら。

    33 = 17 :

    ほむほむ

    35 = 1 :

    ほむら「……」

    まどか「ほむらちゃん!?」

    ほむら「まどか?どうしたの」

    さやか「それはこっちのセリフだっての。放課後、ケーキ屋に寄っていこって話」

    ほむら「え? そういうことなら、ご一緒させてもらおうかしら」

    まどか「うぇひひ、じゃあ、また授業おわったらね」

    さやか「マミさんにも声かけとくよ」


    よかった、やっぱりバレてないみたい。

    ケーキ屋かぁ。いいわね、そういうの学生っぽくて。

    まどかの好みとかも知ることができるかも。

    36 = 17 :

    まみまみ

    37 = 1 :

    ~ケーキ屋~

    マミ「わたしの行きつけで良かったのかしら?」

    さやか「この中じゃ一番マミさんがこういうお店には詳しそうだから、むしろありがたいです」

    杏子「アタシも来ちまったけどいいのか? 金なんてないんだぜ?」

    さやか「貸してあげるよ。その代わりちゃんとバイトして返しなよ」

    38 = 17 :

    きょこきょこ!

    40 = 1 :

    マミ「テーブルは5人用の席がないのね。4人用の席はあるみたいだけど」

    さやか「じゃあ、3:2でいいかな? 杏子とマミさんは私の席で」

    杏子「アタシは別に構わないよ。マミがいた方がおすすめ聞けるし、さやかに金の相談もできるしな」

    マミ「鹿目さんたちはそれでいいかしら?」

    まどか「うん、いいよね?ほむらちゃん」

    ほむら「え? ええ……」

    心の中でやった!と思っていたらさやかが不敵な笑みを浮かべて、こちらを見ているのに気がついた。

    まどかと二人きりにしてくれたのは嬉しいのだけれど……。感謝しなさいよと言ってるみたい。恩着せがましいわね。

    まあ、感謝してあげなくもないけれど。

    まどか「よろしくね、ほむらちゃん」

    さやかはわたしの気持ちに気づいてるみたいだけど、肝心のまどかはこの調子。

    はあっ。溜息がでそう。

    41 :

    しえん

    43 = 1 :

    まどか「ケーキの種類いっぱいあるね。どれがいい?」

    ほむら「えっと……わたしあまりこういうお店に来たことなくて」

    まどか「そっか。じゃあ一緒のやつにする?」

    ほむら「そうねそれがいいわ」

    まどか「あ、でもいろんな味を楽しみたいから、別々の方がいいかも」

    ほむら「え?」

    それってつまり……。まどかのケーキをたべてもいいってこと?

    まどか「ほむらちゃんはどっちがいいかな?」

    ほむら「じゃあせっかくだから、別々のを頼みましょうか?」

    まどか「うん!」


    一瞬、まどかと食べさせあいをするところを想像してしまったわ。

    馬鹿だ、わたし。恥ずかしいわね。

    44 :

    46 = 1 :

    まどか「ねえ、ほむらちゃんはゆうべ、何してた?」

    ドキッ……。

    ま、まさか。そんな、バレて。

    ほむら「魔法少女の仕事で……」

    まどか「あ、お疲れさま。そうだよね。」

    まどか「その後は何してたの?」

    ほむら「えっと……普通にいつも通り帰って、寝たわ」

    どうしてそんなに食いついてくるのよ?

    まどか「そっか……」

    えええ?な、なんでそんな腑に落ちないって顔してるの?

    47 = 31 :

    ほむ?

    48 = 1 :

    ほむら「昨日何かあったのかしら?」

    まどか「えへへ、なんでもないよ。ただちょっと変な夢見ちゃって」

    ほむら「夢?」

    まどか「うん。昨日夜にトイレ行こうとしたら、誰かが私のベッドにもたれかかってたの」

    ああああああああああアアーッ!

    まどか「わたし、怖くなっちゃってそのまま寝てたんだけど、そしたら、その人はいつの間にかいなくなってて……」

    そりゃ、出入りの時は念入りに時間停止使ってますからね。

    まどか「夢かなって思ってそのまま寝ちゃったんだけど」

    ほむら「そ、そう……」

    ああ……やっぱり寝過ごしたのがいけなかったのね。

    でも幸いまどかにはわたしだってバレてないみたい。

    49 :


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