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元スレ音無「オペレーション・エンジェルトーカー…?」
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――朝――
音無「………あ、靴紐が全部切れてる」
音無「仕方ない、ローファーで行くか」
――登校中――
音無「………黒猫が五匹連続で横切った」
――校門前――
音無「うわっと!? ……鳥の糞に危うく当たるところだった」
音無「一体なんなんだ、見えざる何かが俺を学校に来させまいとしているみたいだ…」
音無「………あ、靴紐が全部切れてる」
音無「仕方ない、ローファーで行くか」
――登校中――
音無「………黒猫が五匹連続で横切った」
――校門前――
音無「うわっと!? ……鳥の糞に危うく当たるところだった」
音無「一体なんなんだ、見えざる何かが俺を学校に来させまいとしているみたいだ…」
日向「うーっす、おはようさん!」
直井「音無さん、おはようございます!」
音無「ああ、おはよう。 お前ら二人揃っての登校とか珍しいな」
日向「ただ校門前で鉢合わせただけだっつの」
直井「そうですよ、偶然でも働かない限り誰がこんな愚民と肩を並べて歩くものかと」
日向「んあぁ!? なんだよその言い草、こっちだって願い下げだっての!」
直井「今の貴様の考えとは息が合うが、貴様と同じ場で息を吸いたいかと言えば話は別だ」
日向「あーそーですか! だったらお前一人でさっさと前歩けばいいじゃねぇかよ!」
直井「全く、これだから愚民は…。
春月の可憐さを背負う音無さんと登校したくて僕は校門前で待っていたんだぞ。
当の目的を達する前になぜ僕が一人で行かなければならないんだ。
阿呆か貴様。阿呆だな貴様、救いがたき阿呆だ」
日向「これ見よがしにアホアホ畳み掛けるように言ってんじゃねぇよ!
チクショウ、お前なんか気まずい空気を小一時間くらい吸って人知れず悶えてろ」
音無「なんだその絶妙に陰険な捨て台詞は……」
日向「それにしても今日はやたら暑っついな。 時期的にはもう秋に差し掛かるってのに何だよこの蒸し暑さ!」
音無「さらにここ数日で急激に冷え込んできてるからな。生前だったら確実に風邪ひいてる寒暖差だ」
直井「この時期は会長の『深まる秋へ向けての清掃活動』がどうこうで、生徒会の美化作業が行われる時期なのですが…。
いかんせん広い敷地なので面倒と言えば面倒なんですよね」
音無「俺で良ければいつでも手伝ってやるさ。人手が足りなくなったら、その時は声かけてくれ」
直井「流石は気高き貴族のオーラを纏う音無さん…その慈悲深き申し出、有難く受け取らせて頂きます!」
日向「へへっ、しゃあねぇから俺もヒマだったら手伝ってやるよ」
直井「貴様の手を借りるくらいなら猫の手を借りた方がマシだ。
いや、まだ目の保養になるだけ猫の方が重畳するのやも知れないな。有体に言うと巨大なお世話だ愚民」
日向「ねぇちょっと! 扱いの差がちょっとヒドすぎやしませんか、オイ!?」
音無「うん。相変わらず仲良さそうだな、お前ら」
日向「今のやり取りでそう見えたんなら重度の疲れ目だぜ、音無……」
< はー、ぶえっきしょい!
音無「オッサンみたいなクシャミの仕方だな」
日向「へへ、悪りぃ悪りぃ」
直井「僕の制服に唾が飛んだぞ、死ね」
日向「クシャミ1つでまさかの暴言!?」
< ふぇっくしゅんっ!
日向「おいおい、大丈夫かy……」
直井「大丈夫ですか音無さん! もしや何らかの悪性ウイルスに感染している可能性があるやも知れません!
これはいけない! さぁ、早急に服を脱いで僕に全てを委ねてください!」
日向「落ち着け! 落ち着け、ステイ!」
< ……へぷちっ!
日向「おい、直井」
直井「なんだ、愚民」
日向「今のクシャミか?」
直井「咳に決まっているだろうが。神はクシャミなぞしない」
日向「……さいですか」
音無「それにしても冗談抜きで暑い。押入れにしまった扇風機を引っ張り出す必要がありそうだ」
直井「音無さん。 宜しければ、ぼ、ぼ、僕が全身全霊をかけて貴方を温めますよ!」
日向「変な部分でどもんなっつーの! 言い草的にもマジっぽくて流石に怖いわ!
しかも音無は暑いっつってるのに、さらに暖めてどうするんだよ!?」
直井「ふん、音無さんの体調を心配する故につい暖めるという発想に至っただけだ。
それに貴様のような愚民は知らないだろうな。『北風と太陽』という逸話を」
日向「そんなん誰でも知っとるわ! ていうか何、今の聞く限りだと後者が真の理由なワケ!?」
直井「ふん。荘厳たる気品を纏う音無さんならともかく、貴様はいくら体調を崩しても支障は起きない。
分かったらとっとと肺炎でも患って自宅療養でも当分していろ、愚民が」
日向「へん、生憎だがこの世界では風邪や病気の概念なんてないんだぜ。
どっかの自称神様は堂々と間違ったこと言っちまったようですけれどねー!」
直井「皮肉も分からんとはな。これは感情も一周して憐憫すら覚えてしまいそうだぞ。
知っているか? 人と猿の大きな違いは言語を理解できるか否か、だ。
その分類法でいけば貴様は猿と同意だな日向。いや、ヒナタトラロピテクス」
日向「なに勝手に新人類みたいな原人名つけてくれてんだよ!
ぬぅぅぅぅぅわぁぁぁぁぁぁぁーーー! 朝からどんだけ言ってくれるんですかチクショウ!」
音無「……朝からホント賑やかだなぁ」
日向「あー、朝から声を張り上げたから、登校前に既にグロッキーだわ」
直井「声を張り上げる貴様が悪いんだろう。自業自得だ」
日向「元を正せばお前がなぁ…って、また大声出しそうになっちまった」
音無「とりあえず一服がてらに食堂で時間つぶすか?」
日向「賛成だぜ。ハチミツ味の飴が恋しくて仕方ねぇや」
直井「音無さん、ちなみに今日のご予定は何かあるんですか?」
音無「ん? いや、別にこれといった用事は無いがな」
日向「じゃあ丁度いいや。俺と一緒に野球しようぜ音無!」
直井「おい日向、先に音無さんの予定を聞いたのは神である僕が先だ。
決定権は僕にあるに決まっているだろうが」
日向「へん、こういうのは言ったモン勝ちなんだよ!」
直井「愚民のくせに減らず口を…音無さん、今日は僕と一緒に生徒会の公務を手伝って頂けませんか!?」
日向「いいや! 今日は俺と一緒に野球で青春の汗をかくんだよな、音無!」
音無「ど、どうしようかな……」
日向「んじゃ、音無! 昼飯どうするか決めてっか?」
音無「いや、まだ何も予定は無いな」
直井「丁度良かった。でしたら僕と一緒にお昼を過ごしませんか?」
日向「なんでだよ! 会話の流れからしてどう見ても俺が誘う流れだったろうが!
なに普通に何食わぬ顔して本題をインターセプトしてるワケ!?」
直井「朝から喧しいぞ愚民。貴様はあの頭がピンクの輩と一緒に食べていればいいだろう」
日向「ユイ!? それってユイの事!?
『頭がピンク』って全然別の意味合いに聞こえて仕方ないんですけど!」
音無「あー、はいはい。いつもどおり三人で一緒にメシ食べような」
音無「いや、まだ何も予定は無いな」
直井「丁度良かった。でしたら僕と一緒にお昼を過ごしませんか?」
日向「なんでだよ! 会話の流れからしてどう見ても俺が誘う流れだったろうが!
なに普通に何食わぬ顔して本題をインターセプトしてるワケ!?」
直井「朝から喧しいぞ愚民。貴様はあの頭がピンクの輩と一緒に食べていればいいだろう」
日向「ユイ!? それってユイの事!?
『頭がピンク』って全然別の意味合いに聞こえて仕方ないんですけど!」
音無「あー、はいはい。いつもどおり三人で一緒にメシ食べような」
~~♪ ~~♪
日向「ん? 校内放送?」
直井「朝一番から珍しいな」
日向「どうせNPCの呼び出しだろ。まぁ、確かにこの時間帯で呼び出しはレアだな」
直井「ふん、杞憂で済めばいいんだが」
日向「なんでぇ、直井。お前すごい脂汗かいてるぞ」
直井「貴様はそれに含めて顔色すら真っ青になっているんだがな」
日向「どっかの誰かさんの所為でチャイム音に緊張感しか覚えなくなっちまってんだよ……」
『あ~、1年の折木。もし登校していたら職員室に来るように』
~~♪
音無「……ふぅ」
直井「普通の放送で何よりでしたね」
日向「しかして、NPCとは言え朝っぱらから呼び出されるとは災難だな」
音無「朝からの呼び出しなんてロクな事が無いって相場は決まっているからなぁ」
日向「ははっ、そりゃ言えてら!」
直井「……ええ、それは確かに言えてますね」
音無「……だろ?」
日向「……なんで朝からチャイム音で一喜一憂しなくちゃならねぇんだっての!」
~~♪ ~~♪
直井「またチャイムか」
日向「どうせまたNPCの呼び出しってんだろ」
直井「この学園のチャイムは福音のような響きで当初は好ましく思っていたのだが。
その感情のベクトルが逆を向き始めたのはいつからだったか……」
日向「悪りぃな、うちのリーダーが呼び出し音みたいにしてっから……」
『あ、あー、あー。……よし』
日向「……ん?」
直井「またえらく聞き覚えのある声だな」
音無「聞き覚えがあるというか、普段からよく聞いている声というか」
日向「……」
音無「日向、凄い汗だぞ……」
直井「またチャイムか」
日向「どうせまたNPCの呼び出しってんだろ」
直井「この学園のチャイムは福音のような響きで当初は好ましく思っていたのだが。
その感情のベクトルが逆を向き始めたのはいつからだったか……」
日向「悪りぃな、うちのリーダーが呼び出し音みたいにしてっから……」
『あ、あー、あー。……よし』
日向「……ん?」
直井「またえらく聞き覚えのある声だな」
音無「聞き覚えがあるというか、普段からよく聞いている声というか」
日向「……」
音無「日向、凄い汗だぞ……」
『SSSのメンバーに告ぐ! 繰り返す、SSSのメンバーに告ぐ!』
日向「いやぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!! やっぱりゆりっぺの声だったぁぁぁーーーーー!!
これ絶対面倒くさい事に巻き込まれるパターンのアレだぁぁーーーーーー!!」
直井「……なんという事だ」
音無「まだ内容を喋っていないのに、なんだこの絶望感は……」
直井「そうだ、そういえば僕は今日は熱があったのに無理に学校に来ていたんだ。
生徒会副会長の任があるとはいえ、流石に資本である体に無茶をさせてはいけないな」
日向「あ痛たたたたたた! なんか知んねぇけれどすっげぇ腹痛が襲ってきた!
盲腸まで三歩手前のこの痛さ、こりゃ直ぐに帰って自宅療養しないとやべぇ!」
音無「朝の不吉な出来事はこのチャイムを警告していたんだろうな……」
日向「いやぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!! やっぱりゆりっぺの声だったぁぁぁーーーーー!!
これ絶対面倒くさい事に巻き込まれるパターンのアレだぁぁーーーーーー!!」
直井「……なんという事だ」
音無「まだ内容を喋っていないのに、なんだこの絶望感は……」
直井「そうだ、そういえば僕は今日は熱があったのに無理に学校に来ていたんだ。
生徒会副会長の任があるとはいえ、流石に資本である体に無茶をさせてはいけないな」
日向「あ痛たたたたたた! なんか知んねぇけれどすっげぇ腹痛が襲ってきた!
盲腸まで三歩手前のこの痛さ、こりゃ直ぐに帰って自宅療養しないとやべぇ!」
音無「朝の不吉な出来事はこのチャイムを警告していたんだろうな……」
『ガルデモ含め戦線精鋭は全員集合! 時間は本日の9時とする!』
音無「集合時間まであと30分もあるのか。まぁ有情といえば有情か」
直井「くっ……非常に不本意だが、神である僕の体が悲鳴を上げているという一大事につき
今回の件に関してはあの女のミッションに参加できそうにない!」
日向「俺も野球で培っていた筈の健康優良ボディが痛みを訴えているからな…。
へへっ、すまねぇ、音無…俺たちの事は置いて先に行ってくれ!」
音無「サボり二名としっかり伝えておくぞ」
『もし来なかった人は、その人の秘密を集まったメンバー全員に伝えるからね。
遊佐さんのネットワークを軽んじて見ている人は無理に集まらなくてもいいのよ♪』
日向「そんなこと言われたら集まるしかないに決まってるじゃねぇかチクショウ!」
音無「集合時間まであと30分もあるのか。まぁ有情といえば有情か」
直井「くっ……非常に不本意だが、神である僕の体が悲鳴を上げているという一大事につき
今回の件に関してはあの女のミッションに参加できそうにない!」
日向「俺も野球で培っていた筈の健康優良ボディが痛みを訴えているからな…。
へへっ、すまねぇ、音無…俺たちの事は置いて先に行ってくれ!」
音無「サボり二名としっかり伝えておくぞ」
『もし来なかった人は、その人の秘密を集まったメンバー全員に伝えるからね。
遊佐さんのネットワークを軽んじて見ている人は無理に集まらなくてもいいのよ♪』
日向「そんなこと言われたら集まるしかないに決まってるじゃねぇかチクショウ!」
~ 一方その頃、別サイド ~
ひさ子「こりゃまた面倒事が始まりそうだな……」
関根「久々にガルデモ5人で登校できたと思った矢先にコレですよ!」
入江「なんか最近は前線部隊のミッションに私たちもよく呼ばれるよね~」
ユイ「練習にライブにオペレーション! 引っ張りダコ状態で売れっ子気分ですね☆」
ひさ子「願わくば前者二つくらいで留めてもらいたいんだがなぁ……」
岩沢「~~♪ ~~♪」
ひさ子「おーい、音楽キチ。 イヤホン外してアンタも放送聞いといた方がいいぞー」
ひさ子「こりゃまた面倒事が始まりそうだな……」
関根「久々にガルデモ5人で登校できたと思った矢先にコレですよ!」
入江「なんか最近は前線部隊のミッションに私たちもよく呼ばれるよね~」
ユイ「練習にライブにオペレーション! 引っ張りダコ状態で売れっ子気分ですね☆」
ひさ子「願わくば前者二つくらいで留めてもらいたいんだがなぁ……」
岩沢「~~♪ ~~♪」
ひさ子「おーい、音楽キチ。 イヤホン外してアンタも放送聞いといた方がいいぞー」
『しかして、私も毎度こうして突然呼び出すことに申し訳なさも感じているわ…。
なので今回は一番最初に来た人には特別サービスでもしちゃおうかしら!』
ユイ「なんか露骨に『申し訳なさを感じている』って部分で声に抑揚をつけてきましたね」
ひさ子「ありゃ詐欺師の喋り方に限りなく近いサムシングだな」
入江「ごめんなさいっていう風に思っているのが伝わってくるねぇ~」
関根「…みゆきちは少し人を穿って見る視点を覚えよう、うん」
岩沢「~~♪ ~~♪」
『そのサービスの内容とは……岩沢さんの恥ずかしい秘密をこっそり教えるわ!』
岩沢「~~♪ ~~♪」
岩沢「………は?」
『では、本日の9時に対天使作戦本部で待っているわね♪』
ひさ子「こうしちゃいられないぞ、ユイ!」
ユイ「合点承知!」
関根「私たちも走るよ、みゆきち!」
入江「あ、待ってよしおり~ん!」
岩沢「え、あ、ちょ、ちょっと待てお前ら!!」
――午前九時 対天使作戦本部――
ゆり「みんな、ご苦労様。よく集まってくれたわね」
音無「おい、ゆり…」
ゆり「何よ?」
音無「何よ、じゃないだろ! 一般生徒が血眼になってこの作戦本部を探してたぞ!」
高松「どこぞの紛争地帯を彷彿とさせる混沌ぶりでしたね」
松下「何やらたった30分の間に学園全体が修羅の国みたいになっていたからな」
野田「ああ、俺のハルバードが唸りを上げて共振していたぜぇ!」
大山「『お前知らないか、知らないのか!?』って血相変えてNPCが来たときは
ホントもうどうなっちゃうんだと思ったよー」
藤巻「しかも男だけならまだしも、女まで躍起になってやがったぞ…」
日向「ガルデモの認知度を朝からまざまざと体験させてもらったぜ…」
TK「I Hate Folk,A DAY IN THE GIRL'S LIFE~♪」
椎名「あさはかなり」
岩沢「それで、教えたのか……?」
ゆり「何を?」
岩沢「その、アタシの、その、あれをだ……」
ゆり「ああ、教えたわよ」
岩沢「一体誰にだ!?」
ゆり「遊佐さんよ」
遊佐「いぇい」
岩沢「なん……だと……」
ゆり「安心して頂戴。遊佐さんには最初から作戦本部でスタンバイしてもらっていたから、
結局は誰にも秘密を暴露することは無かったってワケよ」
岩沢「いや、結局はそのふわふわした奴に教えているじゃないか!」
遊佐「私が調べた秘密ですので、知っているのは私と貴方だけです。ご心配なく」
岩沢「そ、そうなのか……だったらいいのかな」
音無「おい岩沢! なんか上手い具合に言いくるめられているのに気づいてくれ!」
ゆり「何を?」
岩沢「その、アタシの、その、あれをだ……」
ゆり「ああ、教えたわよ」
岩沢「一体誰にだ!?」
ゆり「遊佐さんよ」
遊佐「いぇい」
岩沢「なん……だと……」
ゆり「安心して頂戴。遊佐さんには最初から作戦本部でスタンバイしてもらっていたから、
結局は誰にも秘密を暴露することは無かったってワケよ」
岩沢「いや、結局はそのふわふわした奴に教えているじゃないか!」
遊佐「私が調べた秘密ですので、知っているのは私と貴方だけです。ご心配なく」
岩沢「そ、そうなのか……だったらいいのかな」
音無「おい岩沢! なんか上手い具合に言いくるめられているのに気づいてくれ!」
ユイ「ね、ねぇ、ひさ子、さん………」ゼェー ゼェー
ひさ子「しゃ、喋りかけるな、呼吸が乱れる……」ゼェー ゼェー
ユイ「アタシね、実は、生前って寝たきりだったん、です、よ……」ゼェー ゼェー
ひさ子「だったら、寝たきりの、奴が、なんで、スプリンターみたいな走り方してんだよ…」ゼェー ゼェー
ユイ「走り方の技法くらい、気合と、根性で、何とか、なりますよ☆
人間、やる気になれば、不可能は……げぇっほ!げほ、ごほ!」 ゼェー ゼェー
大山「ねぇ、この人たちはなんでこんな事になっているの?」
関根「最初は岩沢さんの秘密を知ろうとしてただけなんだろうけれど…。
途中から『どっちが早く着くのか競争』みたいなテンションになっちゃいまして」
入江「二人とも芯が意固地だから、ついつい本気出しちゃったんだろうね~」
日向「いや、だからといってコンパクト酸素吸引機を使うほど本気にならなくても……」
ユイ「よ、要するに、アホ、ですねっ!」ゼェー ゼェー
日向「お前どんだけ自分にブーメラン返す気なんだよ!」
ひさ子「しゃ、喋りかけるな、呼吸が乱れる……」ゼェー ゼェー
ユイ「アタシね、実は、生前って寝たきりだったん、です、よ……」ゼェー ゼェー
ひさ子「だったら、寝たきりの、奴が、なんで、スプリンターみたいな走り方してんだよ…」ゼェー ゼェー
ユイ「走り方の技法くらい、気合と、根性で、何とか、なりますよ☆
人間、やる気になれば、不可能は……げぇっほ!げほ、ごほ!」 ゼェー ゼェー
大山「ねぇ、この人たちはなんでこんな事になっているの?」
関根「最初は岩沢さんの秘密を知ろうとしてただけなんだろうけれど…。
途中から『どっちが早く着くのか競争』みたいなテンションになっちゃいまして」
入江「二人とも芯が意固地だから、ついつい本気出しちゃったんだろうね~」
日向「いや、だからといってコンパクト酸素吸引機を使うほど本気にならなくても……」
ユイ「よ、要するに、アホ、ですねっ!」ゼェー ゼェー
日向「お前どんだけ自分にブーメラン返す気なんだよ!」
高松「思い返すと、久々に急な呼び出しを受けた気がしますね」
松下「今回はまともなミッションになるのだろうか」
大山「前回は足腰を鍛えるという名目で『鬼ごっこ』だったね」
藤巻「刃物持った鬼役の椎名に捕まったら刺されるとか、この世界では死なないと分かってても怖かったぜ…」
日向「結局ものの5分もかからずに全滅したけどな」
TK「She has a power! Fooooooooo!!」
ひさ子「更にその前は…『死んだ世界戦線でガルデモに対抗するバンド結成』だったか」
入江「アレは何ともカオスだったねぇ~」
関根「岩沢先輩が独創的すぎるバンドに、音楽キチっぷりを全力で発揮していたからね」
ユイ「メンバーの7割がドラム、2割がボイパ、1割が手拍子!」
遊佐「一番音がよく響いていたのが手拍子だったのは予想外でした」
岩沢「ボーカルが存在しないバンド……ロックだったな!」
ひさ子「お前ロック言いたいだけだろ!」
音無「まともなミッションだと今日こそは信じていいのか?」
直井「嘗てまともと呼べる内容が無かっただけに、期待は薄いですね」
日向「内容がないよう、ってな」
直井「死ね」
日向「たった一言に凝縮された辛辣さ!?」
直井「嘗てまともと呼べる内容が無かっただけに、期待は薄いですね」
日向「内容がないよう、ってな」
直井「死ね」
日向「たった一言に凝縮された辛辣さ!?」
ゆり「さて、アホは放っておいて今回のミッションについて説明するわ」
野田「ゆりっぺ、そろそろ天使との全面戦争を始めるんだな! 俺には分かる、分かるぞォ!」
ゆり「アホは放っておいて今回のミッションについて説明するわ」
大山「全力でスルーした!?」
藤巻「しかも二回目は『アホ』を強調したな」
野田「……おぅ!」
日向「おぅ! じゃねぇよ!!」
野田「ゆりっぺ、そろそろ天使との全面戦争を始めるんだな! 俺には分かる、分かるぞォ!」
ゆり「アホは放っておいて今回のミッションについて説明するわ」
大山「全力でスルーした!?」
藤巻「しかも二回目は『アホ』を強調したな」
野田「……おぅ!」
日向「おぅ! じゃねぇよ!!」
ゆり「今回のオペレーションの内容を説明するわ」
『我々の目標である神の討伐。それに立ち向かう為の登竜門である天使の存在。
天使を倒さなければ先は見えないが、肝心の天使に関する情報が不足している。
ならば、実際に本人と話をして情報を収益してみるべきではないのか。
その上で天使にこちら側との意思疎通が可能であれば、出来うる限り親密になってみる』
ゆり「以上、大まかな概要よ」
遊佐「……つまり?」
ゆり「天使と喋ってあっちから情報を引き出そうって寸法よ。
武器持ってたり敵対心を抱かなきゃ無害ってのは、もう過去の実績で分かってるしね」
遊佐「分かりやすいご説明ありがとうございます」
音無(ゆりが天使と和解を求めている、だと…!?
これは誤解を解く2つとないチャンスじゃないのか!)
直井「音無さん、どうかされたんですか? 何か思いつめるような顔をしていますが」
音無「あ、ああ。すまん、何でもない」
音無(上手く俺が立ち回れたら、奏は戦線メンバーと仲良く出来るかもしれない…!)
音無「なぁ、ゆり。ちょっと聞きたい事があるんだが」
ゆり「発言を許可するわ」
音無「今回のミッション、立候補制とかじゃダメなのか?」
ゆり「…それはどうして?」
音無「天使との対話を望む奴なんてそうそう居ないだろ。
中立的立場として気楽にあいつと喋れるのは、俺か直井くらいだ」
直井「いえ、僕は別に……」
音無「だからこそ、ここは俺が一つ矢表に立ってそのミッションを引き受けてやる!」
これは誤解を解く2つとないチャンスじゃないのか!)
直井「音無さん、どうかされたんですか? 何か思いつめるような顔をしていますが」
音無「あ、ああ。すまん、何でもない」
音無(上手く俺が立ち回れたら、奏は戦線メンバーと仲良く出来るかもしれない…!)
音無「なぁ、ゆり。ちょっと聞きたい事があるんだが」
ゆり「発言を許可するわ」
音無「今回のミッション、立候補制とかじゃダメなのか?」
ゆり「…それはどうして?」
音無「天使との対話を望む奴なんてそうそう居ないだろ。
中立的立場として気楽にあいつと喋れるのは、俺か直井くらいだ」
直井「いえ、僕は別に……」
音無「だからこそ、ここは俺が一つ矢表に立ってそのミッションを引き受けてやる!」
ゆり「音無くん、その心意気は流石ね」
音無「だったら…!」
ゆり「でも、ゴメンなさい。意見には感謝するけれど、その案は却下よ」
音無「な、それは一体なぜ!?」
ゆり「貴方は中立的と言ったけれど、私の直感としては
天使側に比重がやや向いているような気がするの」
音無「ぐっ……」
ゆり「だから、やきもきした気持ちのままで作戦を任せるのは、ちょっと、ね…」
音無「…そりゃ仕方ない、か。無理な事言って悪かったな」
野田「そうだぞ貴様、一人でしゃしゃり出ようとは笑止千万だな!」
日向「お前が出てきたらややこしくなるから下がってろっつーの!」
ゆり「それにね………」
音無「それに?」
ゆり「作っちゃったの、クジ引き用の箱……」
音無「お前絶対それ試したいだけだろ!!」
音無「だったら…!」
ゆり「でも、ゴメンなさい。意見には感謝するけれど、その案は却下よ」
音無「な、それは一体なぜ!?」
ゆり「貴方は中立的と言ったけれど、私の直感としては
天使側に比重がやや向いているような気がするの」
音無「ぐっ……」
ゆり「だから、やきもきした気持ちのままで作戦を任せるのは、ちょっと、ね…」
音無「…そりゃ仕方ない、か。無理な事言って悪かったな」
野田「そうだぞ貴様、一人でしゃしゃり出ようとは笑止千万だな!」
日向「お前が出てきたらややこしくなるから下がってろっつーの!」
ゆり「それにね………」
音無「それに?」
ゆり「作っちゃったの、クジ引き用の箱……」
音無「お前絶対それ試したいだけだろ!!」
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