元スレ穏乃「灼さんって、好きな人いるのかなぁ?」憧「え?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
阿知賀女子学院
麻雀部 部室
憧「・・・・・え?」
穏乃「・・だから、灼さんて好きな人いるのかなー?」
憧「・・・・・」
憧(今日のしず、なんか大人しいと思ってたけど・・・・二人きりになった途端この質問・・・・・)
穏乃「・・・・・ねえ」
憧(まさか・・灼さんに気がある?・・・いや、しずに限ってそれはないよね!しかも灼さんが相手なんてさー!)
穏乃「憧ー?聞いてるー?」
憧「え?うん、聞いてるよ?灼さんの好きな人でしょ?」
穏乃「そうそう」
憧「そんなの、晴絵に決まってるじゃん」
穏乃「・・・・・・え?」
3 = 1 :
憧「どしたの?」
穏乃「い、いや、なんで決まってるの?」
憧「灼さん、あたしたちと晴絵とで反応が全然違うし・・・」
穏乃「う・・・でもそんなのたまたまだよ!たまたま」
憧「あとさ、灼さんって制服ネクタイじゃん?そのネクタイって、晴絵のらしいよ」
穏乃「ど、どういう事?」
憧「晴絵が高校生の時、灼さんにあげたんだって」
穏乃「・・・・・な、なんで?」
憧「灼さんが晴絵のファンだったみたい」
穏乃「それ・・・本当の話?」
憧「うん。お姉ちゃんから聞いたから」
穏乃「・・・・・・」
憧「昔に貰ったネクタイを今でも持ってて、しかも付けてるなんて・・・ベタ惚れだよねー」
穏乃「・・・・・・」
4 :
シズハーレムか
5 = 1 :
憧「・・・・・しず?」
穏乃「そうなんだ・・・・」シュン
憧「・・・・え?」
穏乃「じゃあ・・・もうダメなのかな・・・」
憧(え?・・・・やだ・・・・もしかして・・・・・本当に・・・?)ドクン...
憧「あ、あの・・さ・・・」ブル..
憧「し、しずって・・・・・・・灼さんの事・・・」ドキドキドキ..
憧(・・・・・声が・・・震える・・・怖い・・・)
憧「す、好きなの?」
穏乃「・・・・・・・・うん」
憧「!!!ちょ、ちょっと待ってよ!!」
穏乃「え?憧?」
憧「どうして・・・どうして灼さんなの!?」ガシッ!
憧「普段そんなに仲良い訳じゃないのに!」ギリギリギリ..
6 = 1 :
穏乃「あ、憧・・・・いっ、痛いよ・・」
憧「・・・・あっ、ごめん・・」ハナシ
穏乃「・・・・・・」
憧「・・・・それで・・・どうして・・?」
穏乃「・・・インハイで負けた時、私・・・凄く落ち込んじゃって・・・」
憧「うん・・・・」
穏乃「その夜にさ、一人で散歩してたら灼さんとバッタリ会ってさ」
憧「・・・うん」
穏乃「落ち込んでる私を見て、灼さんが『穏乃は頑張ったよ。偉いね』って言ってくれたんだ」
憧「・・・・」
穏乃「私・・・そう言われた時に・・なんか・・・灼さんに抱きついて泣いちゃって・・・」
穏乃「そしたら・・・泣き止むまでずっと頭を撫でてくれたんだ・・・・周りの人から変な目で見られても・・・全然気にしないで、ずっと・・・」
7 :
あらたそ~
8 = 1 :
穏乃「・・それから・・・灼さんの事ばっかり考えるようになっちゃって・・・」
憧(・・・・あたしだって・・・・・・色々したじゃん・・・ずっとしずの事を考えて・・・寝るまでずっとそばにいて・・・)
穏乃「この気持ちってなんだろう?って思ったけど・・・・お母さんに聞いたら、『恋じゃない?』って・・・」
憧「っ!」ズキッ!
穏乃「そう言われた瞬間、納得したんだ。私は灼さんが好きなんだって」
憧「・・・・・でも灼さんは晴絵が好きだよきっと」
穏乃「あ・・・・」シュン
憧「・・・・・・」
穏乃「で、でも!まだ付き合ってないでしょ!?」
憧「それは・・・まだだと思うけど・・・」
穏乃「じゃあさ!まだ私にもチャンスがあるって事だよね!?」
憧「・・・・・あったらどうなの?」
穏乃「灼さんに告白するよ!」
憧「!!」
9 = 1 :
穏乃「・・・でもいきなりは難しいから・・・憧!」
憧「何?」
穏乃「協力して!」
憧「・・・・・・え?」
穏乃「私が灼さんと付き合えるように、協力して!お願い!!」ガバッ!
憧「協力・・・・あたしが・・・・?」ムッ
憧(しずが・・・・灼さんと付き合えるように協力しろって?冗談言わないでよ・・・あたしがどれだけしずの事を好きか、全然気付いてくれてないの?)
穏乃「お願い!私には憧しかいないんだよ!」
憧「っ・・・」ピクッ!
穏乃「憧!お願い!」
憧(こんな風に頼まれたら・・・断れないよ・・・)
憧「・・・・・わかった」
穏乃「っ!ありがとう!!!」
憧(・・・・大丈夫だよね、いくらしずが迫ったって灼さんは晴絵が好きなんだし)
10 = 1 :
穏乃「じゃ、じゃあさ!早速ボウリング場に行こうよ!」
憧「え?でも部活・・・」
穏乃「今日は玄さんも宥さんも用事でいないから、部活は中止なんだ!」
憧「全然聞いてないけど?」
穏乃「・・・憧に相談に乗ってほしかったから黙ってた・・・ごめん!」
憧「・・・・なるほど」
穏乃「だから灼さんは実家の手伝いでボウリング場にいるんだ!」
憧「それで?行ってどうするの?」
穏乃「とりあえず、良いところを見せてアピールする!」
憧「ふーん」
穏乃「よし!じゃあ行こう!!」タタタ
憧「あ!ちょっと待ってよしずー!」タタ
11 = 7 :
あこたそ~
12 = 1 :
ボウリング場 Sagimori Lanes
ガー
穏乃「あ・・・いた!」ニコー
憧(・・何よ、その嬉しそうな顔・・・)ムカ
穏乃「こ、こんにちはー!」スタスタ
灼「いらっしゃいませ・・・え?穏乃?・・・・と憧・・・・冷やかし?」
穏乃「ち、違いますよ~!」
灼「そう?」
穏乃「ねえ!そうだよね!憧!?」
憧「はいはい」
灼「?」
13 = 1 :
おばあちゃん「あら?高鴨さんと新子さんじゃないかい?」
穏乃「あ、どうもこんにちは!」ペコッ
憧「こんにちは」ペコッ
おばあちゃん「遊びに来てくれたのかい?」
穏乃「は、はい!」
憧「なんで緊張してんのよ?」
穏乃「だ、だって・・灼さんのおばあちゃんだし!」
憧「・・・・あそ」
おばあちゃん「灼も一緒に遊んできたらどうだい?」
灼「え?」
穏乃「!!」
憧(く・・・こいつ・・余計な事を・・・)
14 = 1 :
灼「いや、でも手伝いが」
おばあちゃん「私は大丈夫だから」
灼「それに二人で遊びに来たんだから、邪魔するのもなんか・・・」
穏乃「ああうあう~」アコー..
憧「・・・・」ハァー..
憧「いいじゃん、一緒に遊ぼうよ。せっかくのおばあちゃんの好意なんだし」
穏乃「そそ、そうですよ!一緒に遊びましょう!?」
灼「・・・・二人がそう言うなら・・・本当に大丈夫?」
おばあちゃん「もちろんだよ」
17 = 1 :
灼「じゃあ・・・いいかな?」
穏乃「はい!」
憧「うん」
穏乃「そ、それじゃあボウリングしましょう!」
灼「・・・・・」ピク
おばあちゃん「あら?外で遊ばなくていいのかい?」
穏乃「はい!元々ボウリングをしに来たので!」
おばあちゃん「そう・・・ありがとうね」ニコッ
穏乃「は、はい!」
19 :
咲SSはどのカップリングもイケる
万能や
20 = 1 :
憧「しず、あたし、灼さんの順ね」
穏乃「うん!じゃあ行くね!」
憧・灼「頑張れー」
穏乃「よおし・・・とりゃ!」ゴロゴロー!パカァン
憧「6本・・・まあまあね」
灼「上手」
穏乃(ここでいいスコアを出してアピールするか、灼さんに教えてもらって仲良くなるぞー!!)メラメラ
憧「っと、スペアならずか・・・」クルッ スタスタ
穏乃「投げる時なんですけど・・・」
灼「腕をこうやって・・・」
憧(なんか・・・楽しそうにお喋りしてるし・・・)ムカ
21 = 1 :
穏乃「あ、惜しかったね」
灼「上手」
憧「ん・・・まあね・・・次は灼さん」
灼「うん」カマエ
灼「・・・・」スタスタスタ..ビシュ!
穏乃「綺麗なフォーム・・・」
憧「確かに・・・」
ゴロゴロー..ガタン!ゴロロロ
灼「・・・・・」
憧「ガターね」ププ
穏乃「あ、灼さん次があります!!」モン!
灼「・・・うん」
灼「・・・・・っ」ビシュ!ゴロロー..ガタン!ゴロロロ
憧「またガター・・・」
22 = 7 :
あらたそ?
23 = 1 :
穏乃「あうう・・・」
灼「・・・・・」スタスタ..スワリ
憧「・・・・・」ジー
灼「べ、別に・・・ボウリングが上手いとは言ってないし・・・・」
憧「でも実家がボウリング場なのに下手ってひどいよね」
灼「あ、憧だって実家は神社だけど、お祓い出来ないでしょ?」
憧「ぐっ・・・それは出来ないけどさ!でもボウリングなんて誰でも出来る事なんですけどー!」
灼「憧しかいない時にお祓いお願いされたらどうするの?無視する気?ボウリングは出来なくても迷惑かけないけど、お祓いは違う」
憧「お祓いしなきゃいけない状況より、ボウリングする状況の方が多いのに、こんだけ下手なんてダメっしょ!?同列に扱わないでよ!」
灼「まだ1フレームだけしか見てないのに下手って決めつけるの?」
憧「さっき下手って言った時に否定しなかったじゃん!自分で気付いてるくせに!」
24 = 1 :
穏乃「あうあう~・・喧嘩はやめようよ~」オロオロ
灼「あ・・」ハッ
憧「フォームが綺麗な分、ガター出すとみっともないってーの!」
灼「・・・・ごめん」
憧「え?」
灼「ちょっと言い過ぎた・・・ごめん」
憧「え・・・あ・・・え?」
灼「次は穏乃だね。頑張って」
穏乃「は、はい!」ヨーシ!
憧「あ・・・(しずの為に・・・?)」
25 :
穏灼を期待してもいいのか?
26 :
クズ憧ちゃー可愛い
27 = 1 :
穏乃「やったか?・・・ああー、1本残った~」クー
灼「惜しい」
憧(・・・・明らかにあたしが悪いのに・・・しずの為に自分から謝るって・・・)チラッ
灼「?」
憧「・・・・あたしの方こそ・・・ごめん」
灼「・・うん、おあいこだね」
憧「うん・・・」
憧(そうだよね・・・しずが灼さんを好きなのはあたしにとって凄く嫌。でも灼さんに当たるのは違うよね・・・)フゥ
28 = 1 :
穏乃「やった!勝った~!!」ワーイ
憧「届かなかったか~」チェー
灼「・・・・・・」
憧「あ・・・灼さんも頑張ったって!」
灼「でも・・・3ゲームやって平均が62だし・・・」
穏乃「でもでも!フォームは凄い綺麗でした!」
灼「そ、そうかな///」テレ
穏乃「あ・・・」
灼「な、なに?」
穏乃「いやー別に・・・(照れた顔が・・すっげー可愛い!!)」オオオ!
憧「って、もうこんな時間か」
灼「・・・本当。結構熱中してたから」
29 = 1 :
穏乃「あ・・・」
憧「そろそろ解散だね」
灼「そうだね」
穏乃「・・・今日は楽しかったです!」
灼「うん、私も。二人とも途中で割り込んでごめんね」
穏乃「全然!いつでも大歓迎ですよ!!」
憧「うん。・・・・また遊ぼ」
灼「そうだね、ありがとう」
穏乃「・・・・じゃあ、帰ります」
灼「うん、気を付けてね」
穏乃「はい!」
憧「は~い」
30 = 1 :
帰り道
穏乃「よおおおし!イメージアップ成功だ~!!」
憧「・・・どこが?」
穏乃「だって、灼さんが『上手だね』って!」
憧「でもその言葉に浮かれて、はしゃいでただけだったじゃん」
穏乃「お?」
憧「その時に投げ方を教えてあげたりとか、そういう風にして仲良くなっていけばいいのにさ」
穏乃「・・・・・・」
31 = 1 :
憧「どしたの?」
穏乃「やっぱ憧は凄いよ!そんな事考えつかなかった!頼りになるよ!!」グッ!
憧(余計な事言っちゃった・・・)
穏乃「おおおお!憧が味方ならなんとかなるかも!!燃えてきた~!」
憧「・・・・」ハァ
穏乃「よおおし!!あ、ここから走って帰るから!お先!!」ダダダダダー!
憧「え?しず・・・・行っちゃった」
憧「・・・・・何してんだろ・・・あたし・・・」ハァ
32 :
鷺森灼ちゃんは死ね
33 = 1 :
新子家
憧「ただいま~」
望「おかえり~」ニコニコ
憧「はぁ・・・」スワル
望「あれー?お疲れちゃーん?」アハ
憧「・・・どうしたの?機嫌いいけど」
望「あ、わかる~?わかっちゃう~?」
憧「そりゃわかるって。それで?何があった訳?」
34 = 1 :
望「ふふふ・・・・お姉ちゃんね、晴絵と付き合う事になったの~!」アハハ
憧「ふーん・・・・・・え!!?」
望「遂に!お姉ちゃんにも春が来たの!」
憧「・・・・・ど、どうして!?」
望「・・・・どうしてって・・・失礼ね。両想いだからに決まってるでしょ?」
憧「・・・・・」パクパク
望「驚くのも無理ないよねー!ずっと友達同士だったからね。でも、これからは・・・」フフフ
憧(・・・・・・・)
35 = 1 :
翌日
麻雀部部室
晴絵「・・・二人きりで話って何?」
憧「・・・・・・・・」
晴絵「・・・・まぁ、検討はつくけどさ」
憧「お姉ちゃんと付き合うって本当?」
晴絵「・・・・・本当よ」
憧「・・・・それって、お姉ちゃんが好きって事?」
晴絵「・・・・ねえ、それって言わなきゃいけないの?なんか恥ずかしいしさぁ」
憧「答えて」
晴絵「・・・・・好きだよ。私は望が好き」
36 = 15 :
ひゃーこれは新しい
37 = 1 :
憧「・・・灼さんは?」
晴絵「え?灼?・・・なんで灼が出てくるの?」
憧「それは・・・・(灼さんの気持ちに気付いてない?)」
晴絵「・・灼はきっと喜んでくれると思うけど」
憧「・・・・・・」
晴絵「・・・・お姉ちゃんが心配なのはわかるよ。でもさ、私は真剣に望が好きだから、絶対悲しませたりしない」
憧「・・・・晴絵・・・」
穏乃「あれ?灼さーん!部室入らないのー!?」ドアゴシ
憧・晴絵「!?」
灼「は、入るよ」ドアゴシ
38 = 1 :
ガチャ
灼「・・・・・」
憧「あ・・・・」
憧(今の話・・・聞かれてた・・・よね)
穏乃「・・・・・?」ン?
玄・宥「?」
晴絵「・・・始めようか」
穏乃・玄・宥「はい!よろしくお願いします!」
憧・灼「・・・・・」
39 :
見てるぞ
41 = 1 :
玄「ロン!ドラ6で18000です!」ジャラッ
灼「・・・飛び」チャリ
玄「ロン!ドラ8で24000です」ジャラッ
灼「・・・・飛び」チャリ
玄「ローーン!!!ドラ12で48000です!」ジャラ
灼「・・・・・・」トビ
玄「お姉ちゃー!私無敵だよー!」ドラーン!
宥「玄ちゃん凄ーい」フルフル..
玄「私こそ!阿知賀の『どらどんどうろ』なのです!」フムン!
宥「玄ちゃんかっこいい」フルフル..
晴絵「・・・灼?調子悪いみたいだけど・・・」
灼「・・・・大丈夫」ジャラァ..
晴絵「そう・・・」
憧「・・・・・(灼さん・・・)」
42 = 39 :
下げてしまった支援
43 = 1 :
晴絵「今日はここまで。解散!」
玄「お姉ちゃん!松実旅館に帰ろ!」
宥「うん」フルフル
灼「・・・お疲れ様でした」フラフラー
晴絵「ん?二人は残るの?」
憧「あ・・・・えと」
穏乃「残ります」
晴絵「じゃあ鍵よろしくね」スタスタ
穏乃「・・・・・」
憧「・・・・・」
穏乃「・・・・・灼さん、様子が変だった」
憧「うん・・・・」
44 = 7 :
あらたそ……
46 = 1 :
穏乃「憧・・・理由知ってる?」
憧「・・・・・・・」
憧(・・・本当の事を言うしかないか・・・・嘘をついても晴絵に聞いたらすぐばれるし・・・・)
憧「・・晴絵があたしのお姉ちゃんと付き合う事になってさ」
穏乃「え・・・?」
憧「それを知ったから、灼さんは落ち込んでたんだよ」
穏乃「・・・・・・・」
憧「・・・・・・・」
穏乃「じゃあ・・・私にも望みが出てきたって事!?」
憧「・・・それは・・・・」
穏乃「だって!灼さんは赤土さんが好きだけど、赤土さんは憧のねーちゃんと付き合うんでしょ!だったら・・・」オオ!
憧「・・・・灼さんが失恋したのがそんなに嬉しいの?」
穏乃「う!そ、そういう訳じゃないけど・・・でも私にとってはチャンスっていうか・・・」
47 = 1 :
憧「・・・失恋してすぐ他の人と付き合う気になるかな?」
穏乃「で、でもさ、もう赤土さんとは付き合えないんだし、可能性はあるでしょ!?」
憧「・・・・・・・・」
穏乃「・・・・・・・」
憧「じゃあさ」
穏乃「うん」
憧「灼さんが・・・・例えば玄と付き合ったとする」
穏乃「う、うん・・・」
憧「この場合、しずは失恋したわけだよね」
穏乃「うん・・・」
憧「そこでさ・・・」
憧「あたしが、しずに告白したら・・・・しずはあたしと付き合う?」
穏乃「あ・・・・・」
憧「・・・・・・・」
48 = 40 :
あっ・・・(察し)
49 = 1 :
穏乃「・・・・・付き合わない」
憧「っ!」ズキ
穏乃「そっか・・・そうだよね・・・・・気持ちの整理とか・・・・そういうのがあるもんね・・・」
憧「・・・・そういう事!まったく、しずは鈍いんだからー!」
穏乃「うう~、そんな涙出るほど笑わなくても・・・」
憧「え?・・・あ、だ・・だってしずが間抜けなんだもん」フキフキ..
穏乃「・・・・・・」
憧「?」
穏乃「でも、灼さんが好きな気持ちに変わりはないから・・・頑張るよ」
憧「・・・・そっか・・」
50 = 1 :
穏乃「だから・・・また協力お願いしていいかな・・・?」
憧「・・・・・うん、いいよ」
穏乃「ありがとう」ニコッ
憧「友達として・・・・当然だよ・・」ハハ..
憧(次の日から・・・しずと灼さんが二人でいる光景をよく見かけるようになった)
憧(休みには一緒に出掛けたりしているらしい。順調らしく、相談に来る事もなかった)
憧(しずと一緒にいる事で、灼さんも失恋のショックから、少しずつ立ち直ってきているみたい)
憧(あたしはというと、未だにしずへの想いを捨てきれず、かといって告白する事も出来ず・・・中途半端なまま、毎日を過ごしていた)
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