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    元スレ兄「妹を思いっきり可愛がってみた」

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    101 :

    >>100
    !?

    102 = 59 :

    「二人とも、仲がいいんですね」

    「ん、まあ悪くはない……よね?」

    「かな?」

    「私、一人っ子なので……なんだか、羨ましいです」

    「まー、なんつーか、仲悪かったらやってけないしね。実質二人暮らしみたいなもんだし」

    「たしか妹友ちゃんには言ってたよね。うちの親共働きで、帰ってくるのすごく遅いからさ。色んなこと二人で頑張らないとっていうか……」

    「しかもお前は家事ぜんっぜん出来ないからな」

    「洗濯はしてるじゃん!」

    「ほんとそれだけな」

    「だって、女の子だもん」

    「流石の俺でも妹の下着にどうこうしたりとかないから安心しろよ」

    「へえ? さっき自分からシスコン宣言したくせに?」

    「ちょ」

    103 = 86 :

    ちょま

    104 :

    ちょっとまった


    ちょっ

    ちょっとまった

    105 :

    勝負はこらからさ張った張った

    107 = 59 :

    「シスコン、ですか……?」

    「おま、人前でそういう……じゃなくって! 妹友さん? 誤解のないように言っておくけど俺は……」

    「膝枕だってしてもらったのになあ」

    「膝枕、ですか……」

    「あの、」

    「膝枕しながら、いっぱい撫でてくれたのになあ」

    「」

    「女友ちゃんが来るって教えたら、至福の時間が終わる~なんて言って残念がってたのになあ」

    「」

    「……そうなんだ」スッ

    「あ、あれ? 女友ちゃん?」

    「なんだろう。なんていうのかな。……今日のところは帰らせてもらいます。ごめんなさい」バタン

    「…………あれ?」

    108 :

    はやく

    109 :

    あかん流れや

    111 = 1 :

    いやこれはいいぞ

    112 = 59 :

    数分後
    ───────────

    「そりゃさ、引くよ。普通引くって」

    「普通引くって思うことを平然と口にしちゃう兄が目の前に居るんですが」

    「それは……お前ならいいっていうか、言っても大丈夫かなっていう……とにかくそういう距離感、なんとなく分かるだろ」

    「まあ長い付き合いだし」

    「だろ? だったら頼むぞ、マジで」

    「?」

    「ちゃんと誤解を解いておいてくれってこと! もしあれを妹友さんが誰かに言いふらしたら、俺不登校コースまっしぐらだぞ!?」

    「……え、でも、そもそも誤解じゃないでしょ?」

    「そこをどうにか言い繕うのがお前の仕事だ、頼む!」

    「……お兄ちゃんはシスコンなんだよね」

    「はい、そうですけど」

    「わかった。それなら、どうにか言い繕ってあげる」

    113 = 30 :

    あげ

    115 = 59 :

    翌日
    ───────────

    「い、妹友ちゃん、おはよう!」

    「おはよう」

    「早速なんだけど、昨日のあれはさ、間違いだったんだよね、うん」

    「間違い?」

    「うん、間違いー……っていうか、冗談。ほら、いくら私でもさ、シスコ……そ、そういう人と暮らすなんてぞっとしないしさ」

    「そうなんだ」

    「うんうん。ごめんね、ドン引きさせちゃったよねー」

    「私、べつに引いてなんかいないよ」

    「そ、そう?」

    「ちょっと頭を冷やして、一人で考える時間を作りたかっただけ」

    「考える、って……」

    「結論、出たから。放課後にまた話しましょう?」

    117 = 59 :

    (妹友ちゃんは、なにを考えていたんだろう)

    (どんな形で、自分と決着をつけたんだろう)

    (嫌な予感がする)

    (授業の内容が頭に入らない。ぜんぶ、通りすぎてゆく)

    (放課後を迎えるのが怖い)

    (これじゃ、また赤点かな……)

    118 = 59 :

    放課後
    ───────────

    「誰も来ない場所の方がいいよね、お互い」

    「……」

    「校舎裏は……上に居る人に聞こえるかもしれないし、屋上でいいかな?」

    「うん」

    「そう。それじゃあ、行こっか」

    119 :

    ここからまさかの…

    120 :

    キマ・・・

    121 = 108 :

    鬱はやめろ?
    な?

    122 :

    ヤンデレ化希望

    125 = 59 :

    「私、一年生の頃はバドミントン部に入ってたんだ」

    「え? 前に帰宅部だったって言ってなかったっけ?」

    「ごめんなさい。部活を辞めた理由がちょっと恥ずかしくて、嘘ついちゃった」

    「そ、そうだったんだ」

    「兄さんはバスケ部だったでしょう。もう三年で、大会も終わったから引退しちゃったけど」

    「うん。そう、だけど……」

    「素人目に見ても、あの人はバスケットが下手だった。レギュラーの人たちがシュート練習をする傍ら、一年生に混じってボール拾いをさせられているなんてしょっちゅう」

    「……」

    「それでもあの人は楽しそうだった。後輩に八つ当たりなんて、一度もしてなかった」

    「……」

    「一度、あの人にボールを投げ返してあげたことがあったんだ。あの人は笑って、私に『ありがとう』って言ってくれた」

    「……なに。なんなの。なにが言いたいの?」

    「私は兄さんが好き」

    「は?」

    127 = 86 :

    せやろなあ

    128 :

    告白したか!

    129 = 128 :

    あれ? 止まった。

    131 :

    132 = 59 :

    「でもたぶん、あの人は今でも私がその時のバド部員だって気付いてないんだと思う」

    「や、ちょっと……」

    「妹ちゃん、私が一年生の頃どんなふうだったか知らないよね?」

    「え? だって、私たちが会ったのって二年に上がった時が初めてじゃ……」

    「芸術科目の合同授業で、書道を取っていたでしょう。私も同じだったんだよ?」

    「えっ」

    「分からないのも無理はないけど。その時の私は眼鏡で、三つ編みで、スカート丈も規定通りっていう地味な女の子だったし」

    「あー…………ええっ、うそっ!?」

    「眼鏡もコンタクトに変えた。ファッション誌もチェックするようにして、髪型から私服まで全部変えた」

    「……それって、やっぱりお兄ちゃんのため?」

    「うん。だから、あの人がシスコンでも、たとえ妹ちゃんと相思相愛でも、関係ないから」

    「…………」

    133 = 86 :

    あー

    136 :

    ひたすら妹を可愛がるだけの話じゃないのか…

    139 = 59 :

    「それじゃあ、私に話しかけてくれたのも、遊んでくれたのも、勉強を教えてくれたのも、ぜんぶ、お兄ちゃんと近づくため……?」

    「……ッ、それは違う!」

    「本当に?」

    「たしかに最初は、そういう気持ちがなかったとは言い切れない。でも……」

    「よく、わかんなくなってきたな。私、バカだから」

    「待って」

    「ごめんね。私も、今日は一人で考えたいんだ。テスト前だっていうのに、ほんと、大丈夫かな」

    「私は」

    「……」

    「今でも妹ちゃんのこと、友だちだと思ってる。それだけは分かってほしい」

    「うん。分かった」

    「……引き留めてごめんなさい。それじゃあ、また明日」

    「うん。ばいばい」

    140 :

    >>125
    は?

    じゃなくて

    い!?

    だろ

    141 = 59 :

    ───────────

    「ただいま」

    「ん、おかえり。今日の晩飯、モスでいい?」

    「なんでもいい」

    「そっか」

    「うん」

    「今日は、ちょっと遅かったな」

    「うん」

    「なんかあったのか」

    「……うん」

    「来いよ、膝枕してやる」ポンポン

    「なに、それ。頼んでないし」

    「俺がしたいの!」ポンポンポンポンポン!

    「……もー、しょうがないなー」

    143 = 59 :

    「ごめん、お兄ちゃん」ゴローン

    「んー?」

    「私、また赤点取るかも」

    「その時はその時だ」

    「……怒らないの?」

    「どうせ父さんも母さんも滅茶苦茶怒るんだからな。俺ぐらいは優しくしてやる」

    「シスコンだから?」

    「その前に、たった一人の血を分けた妹だ。大切にするに決まってるだろ」

    「……ッ」

    「え? なんで? なんで泣くの?」オロオロ

    「ッうう……優しくするから!」

    「?」

    「つらい時に優しくされると、女の子は泣いちゃうの!」

    「ふうん。やっぱ女ってわかんねーなあ」ナデナデ

    「私だってッ、分かんないよ……」

    144 :

    ぼんぽんぽんぼぽ

    146 = 13 :

    下のお口が泣いちゃうの

    147 :

    これはできる>>1

    148 = 95 :

    ほっほっほほほ

    りんご

    149 = 59 :

    「ところで、さ」

    「なに……?」グスグス

    「涙……」

    「?」

    「涙、舐めていい?」

    「いっ!?」

    「あ、いいの? それでは早速……」

    「待って待って待って! なんで!? なんでこの場面でそういう発想に至るの!?」ジタバタ

    「こらこら。危ないから暴れないで、目を閉じてなさい」

    「やだ、離してええ! どこがギリギリまともな人間なの! 思いっきり変態だよお兄ちゃん!?」ゲシゲシッ

    「大丈夫だ、超えちゃいけないラインはわきまえてる」

    「全然わきまえてな……って、やっ! ちょっと、ダメッ、およしになって……!」

    「そんなこと言って……ほら、もうこんなに濡れてるぞ?」

    「やめれー!」

    150 :

    兄が正座して膝枕してるとこ想像したら何故か吹いたwwwwwww


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