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    元スレ穏乃「憧!増水してる川見にいこ!」 憧「濡れるからやだ」

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    101 = 50 :

    レジェンドもどっかで頭ぶつけたんじゃないか?

    102 :

    >>97
    最近わいてるアンチか
    気にしないで続けて

    103 = 1 :


    ◇◆◇◆◇◆

    「ただいま」

    「憧、しずが!また、」

    「え?」



     「たいした外傷はありません。川が深かったので助かりました」

     「今は少し眠っているだけです。じきに目を覚ましますよ」

     「それにしても、事故とは考えにくいですし……」

     「病院でメンタルチェックをしてみます。え、ええ、精神が不安定な時期でしたので」



    「私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ」

    104 :

    そうだね あなたのせいだね

    105 = 1 :




     
     『おい、起きろ、高鴨穏乃』

    穏乃「ん?え、おわ!!」

     『びびってんのかよー』

    穏乃「わ、私!?」

     『やっちゃたなー、自殺しようだなんて。当分病院出れないぞ』

    穏乃「もしかして、前の私?」

     『そうだよ。今はもうお前に体を預けちゃったけどな』

    穏乃「……、別に自殺じゃない。あれはまた事故を起こせばそのショックで」

     『それな、無理だよ。あきらめたほうがいい』

    穏乃「なんで?」

     『昔の思い出は全部私のものだ。誰にもあげないよ』

    穏乃「じゃあこれから憧とどう接したらいいの」

     『憧も頭固いからなー。これから友達になるって言っても、長い間難しいだろうね』

    106 = 1 :


    穏乃「方法、ないじゃん」

     『んーそうだな。……明日の午後、ちょっとだけ体借りるよ』

    穏乃「それができるんだったら、これからずっと入っていてよ」

     『それは無理だよ。私はいつか消滅しちゃうんだ。長くいることはできない』

     『限界が明日の日没ってところかな』

    穏乃「そっか」

     『今日はよかった。穏乃と話すことができて』

    穏乃「君も穏乃じゃん。何か変」フフ

     『そうだよ、私もお前も穏乃。時間がたてばお前も私と遜色のない穏乃になっていく』

    穏乃「なんか楽観的だね」

     『お前もそのうちそうなってくるよ。基本的にアホだからな』

    穏乃「自分にバカにされると反論できないよ」

     『ははは、そうはできない体験だね。……今日はもう寝よう』

    穏乃「ん、おやすみ」

    107 :

    コークスクリュー支援

    108 = 1 :


    ◇◆◇◆◇◆

    次の日の夕方

     「先生!穏乃ちゃんが病室から――、キャアアアア!」
     「」ダラーン

    穏乃「すまぬ、顎狙ったらあんな簡単に落ちるとは……」


    ――新子家――

    穏乃「うらー」ピンポンピンポンピンポンピンポン

    「ちょ、うるさ……、しず!体は大丈夫なの?」

    穏乃「もちろんおっけーっすよ!」グッ

    「憧なら、今日は一歩も家からでてなくて、」

    穏乃「んじゃお邪魔しまーす」

    「あ、ちょっと」

    ドタドタ

    穏乃「おらっ!憧いるんだろでてこいや!」ガチャ

    「ひっ、しず……?」

    110 = 104 :

    男前だなおい

    112 = 1 :


    穏乃「へへ、昨日はよくも好き勝手言ってくれたなー」

    穏乃「横で聞いてた私までプルっちまったよ……」

    「??」

    穏乃「とりあえず、ついてきて」ガシッ

    「や、放して!」ブンブン

    穏乃「やだよ」

    「わああああ」ズルズル

    アアアア…

    「いったいどうなってんだ?」ポカーン

    115 = 1 :


    「御神木?なんで」

    穏乃「とりあえず登ろう。話がある」

    「……」

    穏乃「はは、登るのうまくなったね。昔は高いところびびってたくせに」

    「――あんた、記憶っ」

    穏乃「それも含めてだよ。話ってのは」

    穏乃「よっこいしょ」

    「……」

    穏乃「もうすぐ昔の高鴨穏乃は完全に消える」

    穏乃「今が最後なんだ。少しの間、私の話を聞いて欲しい」

    「……うん」

    116 = 43 :

    ズルズルって内臓引きずり出したのか?

    117 = 1 :


    穏乃「最初に会ったときのこと覚えてる?」

    「んん、ごめん、覚えてないや」

    穏乃「だよね。私もだよ」

    「ええー」ガク

    穏乃「だけどいつの間にか仲良くなってたよな。中学あがるまでいっつも遊んでた」

    「うん」

    穏乃「憧んちにはじめて来た時、なんでこの木登ったか知ってる?」

    「確か……、御利益があるって私が言ったから?」

    穏乃「そう、当時は神社にあるもん全てが私にとって神様でさ、まぁそれはおかしくはないんだけど」

    穏乃「特にこいつはすさまじい霊気つうのかな、とにかくピーンときたわけだ」

    穏乃「でね、こいつに登ってお願いすれば、絶対にその願いは叶う、ってね。私の直感がささやくわけ」

    「そっか、あのときしずは……、」

    119 = 1 :


    穏乃「そう、私がお願いしたのは、」

    穏乃「新子憧っていう女の子と一生、いや、死んで生まれ変わっても友達でいてください」

    穏乃「そのほかにもお小遣い増やせだとか、麻雀うまくなれとかいっぱいしたけど、」

    穏乃「私は憧とずっと友達でいたかったんだ。だから一番強く願った」

    穏乃「だから憧、私の願いをかなえてくれないかな」

    「私に、そんな資格ないよ」

    「昨日もしずにひどいこと言って、それでしずは川に」

    穏乃「心配してくれてありがとう」

    穏乃「今の穏乃は本気で嫌われたと思ってずっと泣いてたんだぞ」

    穏乃「寝言でも、『憧、憧』って、痛っ」

    「!っ 大丈夫?」

    穏乃「いや、私の中で穏乃が暴れたんだ。結構恥ずかしがりやだからね」

    「ふふっ」

    穏乃「なんだよー本当だぞ」

    120 = 1 :


    穏乃「まぁ、何が言いたいかって言うと身体はいろいろ記憶してるんだ」

    穏乃「記憶はめちゃくちゃになっちゃったけど、身体は憧のこと覚えてる」

    穏乃「いや、その、へんな意味とかじゃないよ」

    「いやいや、わかるよ」

    穏乃「だからね、あんまり毛嫌いしないでほしい。今の穏乃のことを」

    「あれは、その……」

    穏乃「わかるよ。たぶん気持ち悪かったんだと思う。ちょっと前までの親友に敬語で話しかけられたら、誰でもそうなるよ」

    穏乃「だけど、あいつはあいつなりに一生懸命なんだ。まぁ、原因は私にもあるけどね」

    「?」

    穏乃「許して欲しい。私が私でなくなったことに」

    穏乃「だから、そのついでに新しい穏乃も受け入れてくれないかな?」

    「しずのお願いなら断れないよ」

    121 = 104 :

    昔のシズのいうことだから聞くのかよ

    122 = 1 :


    「あ、その光」

    穏乃「ああ、そろそろみたいだ」ポツポツ

    「もういっちゃうの?」

    穏乃「うん。ごめんね。――今まで楽しかったぞ!」

    「わ、私もっ!」

    穏乃「新しい穏乃によろしく。友達でいてくれ」

    「絶対友達でいる!」

    穏乃「ありがとう。やっぱり私は憧のことが――!」

    「しず!」

    穏乃「……」

    穏乃「、憧」

    「ごめん」

    123 = 1 :


    穏乃「泣くなよ」

    「ご、ごめんっ」

    穏乃「もうさ、誰も悪くないよ」

    「っ、」

    穏乃「できるだけ私を取り戻す。だけど、」

    穏乃「昔みたいな私ではなくなるかもしれない」

    穏乃「それでも、友達でいてくれる?」

    「うん!」

    穏乃「死んで生まれ変わって木や花になっても?」

    「犬でも鳥でも亀でもなんでも!」

    穏乃「そっか、じゃあ憧は私の――初めての友達だ」



    槓!

    124 = 17 :

    しえ……と思ったら終わってたか
    乙!

    125 :

    おつ

    126 = 97 :

    なぜ、ベストを尽くさないのか?

    127 = 52 :

    おつおつ

    130 = 3 :

    乙乙

    131 = 1 :

    ふざけたSSしか書いたことなかったから疲れた
    これもふざけてるっちゃあふざけてるけど

    132 = 97 :

    えっ、まだ終わりじゃないよね? >>1さん。

    134 = 31 :

    ふざけたssて?

    135 :


    しかし途中のクロチャの語りは何だったのか

    136 :

    くろちゃーがバカチャーじゃないのを暗に示してるんだよ
    そら乙すばらよ

    137 = 51 :

    おつー
    よかったで!

    138 = 1 :

    >>132
    勘弁してください

    >>134
    「この前の貸し返してほしいんだけど」 美穂子「……」
    てのと
    「穏乃ちゃんの内臓あったか~い」 穏乃「」ピクピク


    長い間保守と読んでくれてありがとうございます
    寝ます

    139 :

    おつかれさんさんさんころり~

    140 = 56 :


    ハッピーエンドでよかった

    141 = 97 :

    >>138
    なぜベストを尽くさない?
    まだまだいけるはず。

    142 :


    凄くよかった


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