元スレ翔太「えっ!ドーナツが半額!?」北斗「あぁ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
1 :
九月の某日
冬馬「100円セールじゃなくて半額かよ。すげぇな」
翔太「何が半額なの!?ハニーディップあるの!?」
北斗「落ち着け翔太。ほら、これがチラシだ」
翔太「貸してっ!」
冬馬「チラシまで持ってくんなよ……」
北斗「事務所の掲示板に貼ってあったから拝借してきたんだ」
冬馬「芸能事務所になんでドーナツのチラシが貼ってるんだよ」
北斗「社長の趣味じゃないか?」
冬馬「……まぁそんなとこだろうな」
2 = 1 :
翔太「ハニーディップもダブルチョコレートも!エンゼルクリームもあるよ!」
冬馬「海老グラタンパイねーの?」
北斗「ドーナツだけみたいだな」
冬馬「Dーポップもないとかミスドわかってねぇなー」
翔太「ねぇ冬馬君!北斗君!ドーナツ買いに行こうよ!」
冬馬「今日収録入ってるだろ。これいつまでやってんの?」
北斗「明日までだったか?」
翔太「じゃあ明日行こうよっ!お願い!」
冬馬「つーか翔太一人で行けばいいじゃねーか。俺エンゼルフレンチとポンデリングな」
北斗「オールドファッションとゴールデンチョコレート」
翔太「そんなつまんないこと言わないで皆で行こうよっ!」
3 = 1 :
北斗「ドーナツのなにが翔太をそこまで駆り立てるんだろうな」
冬馬「単に食欲だろ……まぁそこまで言うなら行ってやってもいいけどよ」
翔太「やった!」
北斗「今日の夕飯からカロリー抑えておかないとな」
冬馬「ドーナツなんて久しぶりだぜ」
翔太「そういえばクロちゃんも誘うの?」
北斗「俺達だけで行ったら拗ねそうだしな……声だけかけておくか」
ガチャ
黒井「その必要はないぞ」
冬馬「うおぁ!?」
5 = 1 :
冬馬「び、びっくりさせんなよ……」
翔太「あっクロちゃん丁度いいとこに。明日なんだけど」
黒井「ウィ。話は全て聞かせてもらった。当日は私も行こう」
翔太「さっすがクロちゃん!セレブ!」
黒井「もっと褒めていいぞ。私はセレブだからなはーっはっはっは!」
北斗「ずっと聞き耳立ててたんですか……」
冬馬「ガキみたいなおっさんだな……」
黒井「では明日の夜はドーナツパーティだ」
翔太「ドーナツパーティ?」
6 :
ふむ
7 = 1 :
冬馬「ピザパみたいなもんじゃね」
北斗「ようするにドーナツ食べて喋るだけだな」
翔太「いつもの僕たちじゃん」
黒井「まぁそう言うな。最近は忙しく全員揃う時間がとれなかったからな」
黒井「社員を労うのも王者たる私の役目だ」
冬馬「ただドーナツ食いたいじゃね」
翔太「そこは黙ってようよ」
北斗「どうせですし、765のプロデューサーさんも誘っておきますか?」
黒井「既にメール済みだ。抜かりは無い」
冬馬「速すぎだろ」
翔太「有能なクロちゃんは顔からセレブが滲みでてるねっ!」
黒井「鈍感不手際765プロとは何もかもが違うのだよ」
8 = 1 :
送信者:黒井社長
件名 :ドーナツシャイニーフェスタ招待
「明日」に行われるドーナツフェスティバルに、「ジュピター」と「私黒井」が参加する予定だ
要注目のフェスティバルだから、合格すれば、「10万人」はファンが増えるだろうし
君にはいいことが、あるかもしれないな。ただし、出場を辞退し続ければ
いつか必ずしっぺ返しが来るだろう。そう、最後には必ずね
ま、ムダだと思うが、恥を晒したければ明日の昼、961プロに来てみたまえ!はっははは!
P「10万人ってなんだ……」
響 「メールか?プロデューサー」
P「え、あぁ。業者からの迷惑メールだったよ」
響 「最近多いよなー。おかげで自分アドレス変えてばっかりだぞ」
P「長いアドレスにしたら届きにくいらしいぞ」
響 「へぇー」
9 :
これは…支援せざるを得ない
10 = 1 :
美希「えぇー!すごいの!絶対行きたいって思うな!」
亜美「皆で今から行こうYO!」
あずさ「いいわね~」
P「えらく騒がしいな」
響 「どうしたんだー?」
真 「あ、響!これ見なよ!」
響 「広告?……ドーナツ、半額……半額かぁ」
P「これのことか……」
真美「ねぇりっちゃんいいっしょ?皆でドーナツ買いに行こうよ~」
律子「ダメよ!今週撮影があるのにドーナツなんて食べちゃダメ!」
亜美「えぇー!」
美希「酷いの!人権侵害なの!訴えてやるってカンジ!」
律子「馬鹿なこと言ってないでレッスンの準備しなさい!」
ギャーギャーギャー
11 :
律子が二十歳になったやつとか焼き肉奉行の人?
12 :
これなにSS
北斗って晶?
13 = 1 :
春香(ついにきたか……!)
物陰から覗くトップアイドル(予定)天海春香は、朝自宅でチラシを見た瞬間から、この機を伺っていた。
春香(春香ちゃんと言えばクッキーと言われがちな私ですが、ドーナツだって作れるんですよ!)
春香『あちゃ~まぁお店のドーナツってカロリー高いし食べ過ぎちゃうからね!』
真美『はるるん……』
春香『でも、手作りドーナツなら大丈夫なんだよ?そう、ハルカードーナツならね』
千早『素敵!抱いて!』
P『すごいな春香!さすが裏芸能界一緒に墓に入りたいランキングぶっちぎり1位なだけあるな!』
春香「うへへ……よっし」
春香「ハルカ・アマミ!インベル、出ます!」
響 「じゃあ今度自分がサーターアンダギー作ってきてあげるよ!」
春香「!?」
14 = 4 :
はるるんと墓に入りたいです
15 :
あまとうぺろぺろ
16 :
961とPが仲のいいSSは良SS
17 :
>>14
墓穴とケツ穴どっち掘られてぇんだよペニスヘッド
18 = 1 :
真美「なにそれ?」
亜美「あんたがたどこさ?」
響 「サーターアンダギーっていうのは……」
貴音「サーターアンダーギーは、沖縄県の揚げ菓子の一種ですよ」
貴音「首里方言でサーターは砂糖、アンダーギーはアンダとアギーで揚げ物を意味します」
貴音「その名の通り砂糖を多めに使用した球状の揚げドーナツで、気泡が小さくて密度が……」
真美「あ、はい」
美希「揚げパンみたいなお菓子なの」
P「揚げパンか。美希は物知りだな」
美希「ふふん、なの」
あずさ「そういえばこの前デパートで売ってたわね~」
亜美「この際ドーナツっぽいなら何でもいいから食べたいYO!」
19 = 1 :
千早「我那覇さんはお菓子も作れるの?」
響 「うん!あんまーに教えてもらったから一通りのことはできるんだ」
真 「すごいね響!」
響 「え、そ、そう?……へへっ自分完璧だからな!」
貴音「摂氏140から150度で数分間揚げるのです。低めの油温から揚げ始めそこから油温が……聞いていますか真美」
真美「はい」
やよい「おはようございまーす!」
伊織「おはよう。何盛り上がってるのよ」
雪歩「響ちゃんがお菓子作ってきてくれるんだって」
やよい「はわっ!楽しみですー!」
伊織「お菓子ぃ?あんた達今週のスケジュール忘れたの?」
小鳥「じゃあ伊織ちゃんの分は私が貰うわね!」
伊織「ちょっと!食べないなんて言ってないでしょ!」
20 = 1 :
千早「楽しみね、春香」
春香「ソウダネ」
律子「だから今週は撮影が……聞いちゃいないわ」
P「一人ひとつくらいなら大丈夫だろ。調整すればいけるさ」
律子「まぁそうですけどね……」
小鳥「ドーナツも捨てがたいんですけどねぇ。今朝すっごい行列できてましたよ」
P「並んでまで食べたいものなんですかね」
小鳥「普段より安い、というのがキモなんですよ」
律子「120円だと60円ですからね」
P「確かにでかいな……ん?お、おい!時間やばくないか!?」
律子「え……?げ!!」
律子「皆!もうレッスンまで時間ないわよ!」
響 「あ、律子!自分達今から伊織の家でお菓子作りしてくるから!」
律子「 早 く 準 備 し な さ い ! ! !」
響 「ひぃ!」
21 = 4 :
響ちゃんも可愛いけどはるるんには負けるかな
22 = 1 :
ガチャ
高木「おはよう諸君!巷で噂のドーナツを買ってきたよ!」
律子「もうドーナツの話はやめてください!」キッ
高木「な、なんだね……」
P「これから皆を送ってきますんで!失礼します!」
美希「ミキ黒糖味が食べたいな」
響 「ちゃんと用意しておくさー」
貴音「生地に南瓜、紅いも等を練り入れたばりえいしょんも存在するらしいですよ」
真美「はい」
雪歩「春香ちゃんも早く!」
春香「ウン」
小鳥「ちょっとタイミングが悪かったみたいですね」
高木「たくさん買ってきたんだがなぁ」
小鳥「じゃあ私達で食べちゃいましょうか!お茶淹れてきますね!」
高木「そうするか……」
23 = 1 :
律子「皆わかってるわね?」
真美「ガッテン!必要以上にカロリーを消費するんだNE!」
亜美「それドーナツ!ドーナツ!」
美希「ドーナツ!ドーナツ!」
やよい「ドーナツ!ドーナツ!」
講師「凄い気迫だわ……近いうちにライブでもあるのかしら」
伊織(お菓子のためなんてとても言えないわね……)
響 「ドーナツじゃなくてサーターアンダギーだぞ」
亜美「それ言いにくいからドーナツってあだ名つけたんだよ!」
響 「あだ名なら仕方ないなぁ」
24 :
経血コピペマダー?
25 = 1 :
……
高木「それでは今週もランキングどっとっぷTVが始まるよ!」
千早「今日は内容の濃いメニューで良かったわね」
雪歩「で、でも疲れるね……脚が痛くって……」
真 「普段の倍くらい動いてたしね」
伊織「小鳥なんか丸くない?」
小鳥「き、気のせいじゃないかしら……」
P「あ、そういえばメール返事してないな」
P「了解ですっと」
響 「何してるんだ?」
P「明日オフだろ?仕事の付き合いで人と会う約束してたんだよ」
響 「休みでも大変なんだなープロデューサーは」
P「半分以上遊びに行くようなもんだけどな……あ、そうだ」
響 「?」
26 = 1 :
キミニフレタカラー
黒井「ようやく返事がきたか。要領の悪い男だ」
翔太「ずっと正座で待ってたもんね」
北斗「まるで恋する乙女だな」
冬馬「気持ち悪いこと言うなよ……」
翔太「で、なんて書いてるの?」
黒井「承諾と一人同伴させたいとのことだ」
冬馬「難しいな」
北斗「ドーナツ繋がりですか」
翔太「うーん……やよいちゃん?」
北斗「どうだろうな」
冬馬「つーか俺達と765プロの連中皆で買いに行くのかよ?週刊誌にすっぱ抜かれたらどうすんだ」
黒井「厳重に変装すれば問題ないだろう。策は用意してある」
27 = 1 :
翌日
羅刹「策ってこれかよ……偽名の名札とか意味わかんねーよ」
白井「念には念を入れろと言うだろう」
南斗「そうかもしれませんが、これは……」
TOTO「……」
羅刹「お、来たみたいだぜ」
P「悪い!遅れ……」
響 「はいさ……!?」
羅刹「よう」
南斗「こんにちは。プロデューサーさん。もう一人って響ちゃんだったんですね」
TOTO「こんにちは……」
P「え、なんなのこの人たち……」
響 「うぎゃー!変態がたくさんいるぞっ!」
29 = 1 :
白井「若い客の多い場所に変装無しで行ける筈無いだろう。そんなこともわからんのか」
P「いや、普通に帽子と眼鏡だけでいいじゃないですか。名札とゼッケンとか変態ですよ」
白井「妬くなセンスの無い765プロ。ちゃんと貴様の分も用意してある」
響 「P-Dragonって書いてあるぞ」
P「完全にパクりじゃないですか……」
P「翔太は人ですらないし、訴えられますよ」
白井「訴えられるのは困るな……全く庶民の感覚はわからんものだ」
黒井「仕方あるまい。全員名札とゼッケンは外せ」
冬馬「ったく。とんだ羞恥プレイだったぜ」
北斗「スタッフさん達の生暖かい視線がきつかったな……」
翔太「ありがとうプロデューサーさん……」
P「な、泣くなよ……そんなに辛かったのか……」
30 = 1 :
響 「ねぇプロデューサー」
P「ん?」
響 「なんでプロデューサーと961プロが一緒にいるんだ?」
冬馬「今の俺達はジュピターの枠を超えた戦士なんだぜ」
翔太「意味わかんないよ冬馬君」
北斗「ライバル同士でもオフではそこまで仲は悪くないってことだよ」
P「そういうわけで今日は響が一緒だ。皆仲良くしてやってくれ」
響 「まぁプロデューサーが一緒ならなんくるないさー?」
P「なんくるないなんくるない」」
冬馬「なんくるねぇな」
北斗「あぁ。なんくるない」
黒井「では行くか。約束の地へ」
31 = 1 :
翔太「それにしても帽子と眼鏡で変装した男5人組って怪しすぎない?」
冬馬「仕方ねぇだろ。顔バレしたら大騒ぎどころじゃすまねぇし」
響 「黒井社長は変装する必要ないんじゃないの?」
P「まぁ一応有名人になるのか?」
黒井「私ほどのセレブになると顔から王気(オーラ)が滲み出るからな」
冬馬「ただの若作りしたおっさんがよく言うぜ」
黒井「何か言ったか?」
冬馬「セレブなら今日は社長の奢りだよなって言ったんだよ」
黒井「菓子の100や200など宇宙一のスーパープレジデント黒井祟男に任せておけ」
響 「なんで大統領なんだ?」
北斗「社長を英語で言ったらプレジデントなんだよ」
響 「へぇーフランス語で言わないんだな」
32 = 1 :
P「そういえばフランス語で社長ってなんて言うんです?」
黒井「えっ」
冬馬「普段からウィだのアデューだの使ってるなら知ってるよな」
黒井「……」
北斗「社長?」
冬馬「俺フランス語なんてフランスパンしか知らないぜ」
翔太「それは違うと思うよ……」
P「フランスパンはフランス語でバゲットらしい」
冬馬「うどんヌードルみたいなもんか」
北斗「その例えはどうかと思うぞ」
黒井「さぁもうすぐ到着だ!」
響 「あれ?フランスパンは……」
黒井「黙れ汚い765プロ!ドーナツを買うのが目的だったろうが!」
響 「ご、ごめん」
33 :
おっさんとPが仲良いSS久しぶりに見た
34 = 16 :
生レバーが終わったときも書いてただろ
35 :
久しぶりだなこのシリーズ
支援
36 = 1 :
冬馬「と、ところでずっと気になってたんだけどよ」
響 「なんだ?」
冬馬「ほら、あいつは今日一緒じゃないのか?」
P「あいつ?ハム蔵さんなら今日はいらっしゃらないぞ」
冬馬「あんな雑魚じゃねえ!我那覇と一緒にいた豚……」
響 「ブタ太のことか?」
冬馬「そう!あの豚だ!」
響 「今日は留守番してるぞ」
冬馬「お前もう帰れよ」
響 「んな!?」
37 = 4 :
(お、ケモナーか?)
38 :
涼ちんちんぺろぺろ
39 = 1 :
翔太「冬馬君って豚専だったんだ……」
北斗「人の趣味には寛容にいこうな」
翔太「うん」
P「お前アイドルのくせに可愛い女の子より豚を選ぶのか」
冬馬「女なんて見飽きたぜ。今の時代は豚だろ」
P「どの時代に人間より豚を選ぶ男がいるんだ……」
響 「自分ブタ太以下だったのか……」
北斗「ところで社長はさっきから黙ってどうしたんです?」
黒井「……あれを見てみろ」
ガヤガヤ
翔太「あれって目当てのドーナツ屋じゃない」
冬馬「なんか人多くねえ?」
P「いや、多いってもんじゃないだろあれ……」
響 「店外にまで行列できてるぞ!」
黒井「来るのが遅すぎたか!急げお前達!」
40 = 1 :
翔太「僕何人くらい並んでるか数えてくるねっ」
黒井「店の外だけでも20人はいたな」
P「そこまでドーナツが食べたいのか……」
響 「店員さんも大変だろうなぁ」
冬馬「今のうちに何買うか決めておこうぜ」
P「俺はなんでもいいよ」
響 「自分ココナッツチョコレートとポンデリングがいいな」
北斗「社長はどうします?」
黒井「全部だ」
冬馬「は?」
41 = 1 :
北斗「全部って買い占めるつもりですか?それは……」
黒井「ノンノン。961プロはどこぞの事務所と違って他のお客様の迷惑になるような真似はしない」
P「うちだってしませんよ……」
冬馬「じゃあ何個買うんだよ」
黒井「15種類を5個ずつだ」
響 「15×5って75個も買うのか!?」
P「すごいな響。かけざん早いじゃないか」
響 「えっそうかな……えへへ」
北斗「まぁそれでも5千円以内には収まりますか」
冬馬「半額セールはすげぇなぁ」
黒井「これだけあれば口寂しくなることもないだろう」
P「響は食べ過ぎないように注意しろよ」
響 「食べた分運動するから大丈夫さー」
43 :
かけ算なら事務員さんも得意ピヨ
44 = 1 :
冬馬「つか翔太遅いな」
P「どこまで見に行ってるんだろうな」
翔太「……」トボトボ
北斗「噂をすれば、ですよ」
冬馬「何人くらい並んでたんだ?」
翔太「お店の中まで見てきたんだけど……」
P「かなり混雑してただろ」
翔太「なかったよ……」
響 「え?」
冬馬「なかったってドーナツか?やっぱ半額だから在庫少ないのな」
北斗「どれが余ってたんだ?」
翔太「なにもなかった……」
P「」
翔太「全部売り切れてた……」
黒井「なん……だと……」
45 = 4 :
>>43
焼き鳥はレモンでも浴びてろ
46 = 1 :
冬馬「全部売り切れてたってお前15種類全部売り切れてたのかよ」
翔太「うん……お店の入り口に張り紙がしてあったよ……ぐすっ」
冬馬「な、泣くなよ……たかがドーナツだろ」
P「で、でも追加でどんどん作ってるんじゃないか?これだけの行列なのに告知もないし」
北斗「そうですよ。きっと今頃中は大忙しですよ。もう少しの辛抱だぞ翔太!」
店員「真に申し訳ございません!ドーナツの製造が追いつかないため一時閉店させていただきます!」
店員「19時をめどに再開予定になっております!真に申し訳ございません!」
P「……」
北斗「……」
響 「今何時だっけ……」
黒井「2時だな……」
P「5時間待ちですか……」
冬馬「ねずみの国じゃねぇんだぞ……」
47 = 1 :
翔太「……」
冬馬「そ、そんな落ち込むなって……ココ壱でも行くか?奢ってやるからよ」
翔太「ドーナツがいい……」
P「他だとクリスピードーナツとかか?」
北斗「今ならお客さんも少なそうですね」
翔太「半額……」
黒井「我侭を言うな翔太よ。他に策はないのだから仕方あるまい」
響 「うーん……。あ、そうだ。いい事思いついたぞ!」
P「なんだ?スーパーで特売のドーナツでも買うのか?」
冬馬「それはいくらなんでもねーよ」
響 「半額どころか無料でドーナツ食べられる場所知ってるよ!」
翔太「無料っ!?」
北斗「ひ、響ちゃん……あんまり無茶言うと翔太がまた落ち込んじゃうよ」
響 「無茶なんかじゃないぞ。自分考えたんだ」
響 「自分が作ればお店で買う必要なんかないってね!」
48 = 1 :
冬馬「自分がってお前料理できんの?」
響 「ブタ太達のご飯作ってるのも自分なんだぞ。最近は忙しくて市販のフードになってるけど」
冬馬「すげぇ……」
P「そういえば昨日ドーナツを作るとかなんとか話してたな」
響 「今日多めに作って明日皆に持って行けば丁度いいんさー」
響 「まぁ材料費はかかるけどな。きっとお店で買うより安いぞ」
冬馬「いや普通に店のほうがやすむごご」
黒井「お前は黙ってろ。では悪いが頼めるか?」
響 「わかやびたん!」
P「今のは沖縄方言でわかったって意味なんだぞ」
冬馬「なんであんたが詳しいんだよ」
翔太「ドーナツ食べられるの?」
北斗「それもタダらしいぞ」
翔太「わぁ……!あ、ありがとう響さんっ!」
響 「自分を誘ってくれたプロデューサーのおかげだなっ!」
49 = 1 :
冬馬「あれ?もしかして我那覇ん家行くの?」
響 「うん。調理器具全部家にあるし」
冬馬「じゃ、じゃあ豚いるんじゃねぇの!?」
響 「い、いるけど……」
冬馬「ファインプレーだぜ我那覇!さっさと行こうぜ!」
響 「なんか冬馬と会わせたくないさー……」
北斗「ただ動物が好きなだけだよ。……多分」
翔太「これからどうするの?響さん」
響 「昨日に足りない材料確認しといたからな。まずスーパーに行って材料を買おう」
冬馬「先に家にいかね?俺豚と遊んで待ってるからよ」
P「年頃の娘さんの部屋にお前一人置いていくとか正気の沙汰じゃない」
黒井「通報されたければ好きにするがいい」
冬馬「ちっ……わかったよ。俺も行くよ」
50 :
どうせ童貞だから何もできねえよ
みんなの評価 : ★
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