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元スレ憧「シズへの気持ちが一方通行で辛い」
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憧「ね、ねえシズ」
穏乃「ん?」
憧「久々に手でも繋がない?」
穏乃「え。嫌だよ」
憧「え? ……そ、そっか」
憧(なんだろ、断られても思ったよりは平静でいられて、それは自分でもビックリなんだけど)
憧(ただ、心臓が冷たくなったみたいな嫌な感じが胸の中に広がってる……)
憧「考えてもみればそうだよね、こんな年で手繋ぐとかキモいか……」
穏乃「別に気持ち悪いとかはないよ」
憧「え!? それならどうして?」
穏乃「だーってこの暑いのに手なんて繋いだらますます暑いじゃん!」
憧「あ、あははは……、なーんだ。そんな理由」
憧(よかった。あたしだから嫌ってわけじゃなくて)
穏乃「ん?」
憧「久々に手でも繋がない?」
穏乃「え。嫌だよ」
憧「え? ……そ、そっか」
憧(なんだろ、断られても思ったよりは平静でいられて、それは自分でもビックリなんだけど)
憧(ただ、心臓が冷たくなったみたいな嫌な感じが胸の中に広がってる……)
憧「考えてもみればそうだよね、こんな年で手繋ぐとかキモいか……」
穏乃「別に気持ち悪いとかはないよ」
憧「え!? それならどうして?」
穏乃「だーってこの暑いのに手なんて繋いだらますます暑いじゃん!」
憧「あ、あははは……、なーんだ。そんな理由」
憧(よかった。あたしだから嫌ってわけじゃなくて)
穏乃「おっしゃ食べるぞー!」
憧「うら若き女子高生がチャーシュー麺とかどうなのよ」
穏乃「美味しければいいの!」
憧「ま、そのぐらいの方がシズらしいか」
穏乃「ちゅるるるっ、ちゅるっ」
憧「……」
穏乃「ちゅるるるる」
憧(こうしてみると、シズがラーメン食べてる姿って……)
憧(なんかちょっとセクシーじゃない!?)
穏乃「あの……。そんなに見られてると食べにくいんだけど」
憧「ごっ、ごめん」
憧「うら若き女子高生がチャーシュー麺とかどうなのよ」
穏乃「美味しければいいの!」
憧「ま、そのぐらいの方がシズらしいか」
穏乃「ちゅるるるっ、ちゅるっ」
憧「……」
穏乃「ちゅるるるる」
憧(こうしてみると、シズがラーメン食べてる姿って……)
憧(なんかちょっとセクシーじゃない!?)
穏乃「あの……。そんなに見られてると食べにくいんだけど」
憧「ごっ、ごめん」
憧「ふう。食べた食べた」
穏乃「美味しかったなー」
憧「ラーメンも時々はいいもんだよねー」
穏乃「私は毎日でもいけるよ」
憧「そりゃさすがにおかしい!」
穏乃「えへへへー」
憧(ああ、シズ可愛いなぁ)
穏乃「……」
憧(高校卒業しても一緒にいられるのかなあ)
穏乃「憧。私重要なことを思い出した」
憧「ん? デザートでも頼み忘れた?」
穏乃「そうじゃなくて……、いや、それもあったか……」
穏乃「おじさーん、ソフトクリーム1つー!」
憧「本当に食べるんかい! ……で、思い出したことっていうのは?」
穏乃「小さい頃に埋めたタイムカプセル!」
穏乃「美味しかったなー」
憧「ラーメンも時々はいいもんだよねー」
穏乃「私は毎日でもいけるよ」
憧「そりゃさすがにおかしい!」
穏乃「えへへへー」
憧(ああ、シズ可愛いなぁ)
穏乃「……」
憧(高校卒業しても一緒にいられるのかなあ)
穏乃「憧。私重要なことを思い出した」
憧「ん? デザートでも頼み忘れた?」
穏乃「そうじゃなくて……、いや、それもあったか……」
穏乃「おじさーん、ソフトクリーム1つー!」
憧「本当に食べるんかい! ……で、思い出したことっていうのは?」
穏乃「小さい頃に埋めたタイムカプセル!」
憧「あ、ああ。タイムカプセルね……」
穏乃「急に思い出したよ! 懐かしいな」
憧「……」
穏乃「ちょうどここに2人揃ってるわけだし今から掘り返さない?」
憧「それはえーと、どうかなー」
憧(無理無理無理! あの中には、あの中には……!)
憧(シズがまだ平仮名しか読み書きできないのをいいことに適当言ってサインさせた、2人の結婚届け(仮)が!)
憧(あれを今見られたら恥ずかしすぎる!)
穏乃「えー。付き合ってくれないの?」
憧「喜んで付き合うよ!」
穏乃「よっしゃー!」
憧(しまった! 付き合うという言葉がシズの口から出たもんだから、つい条件反射で!)
穏乃「急に思い出したよ! 懐かしいな」
憧「……」
穏乃「ちょうどここに2人揃ってるわけだし今から掘り返さない?」
憧「それはえーと、どうかなー」
憧(無理無理無理! あの中には、あの中には……!)
憧(シズがまだ平仮名しか読み書きできないのをいいことに適当言ってサインさせた、2人の結婚届け(仮)が!)
憧(あれを今見られたら恥ずかしすぎる!)
穏乃「えー。付き合ってくれないの?」
憧「喜んで付き合うよ!」
穏乃「よっしゃー!」
憧(しまった! 付き合うという言葉がシズの口から出たもんだから、つい条件反射で!)
穏乃「確か近所の公園に埋めたんだっけ。シーソーのそば」
憧「よく埋め場所なんて覚えてたね。シズのことだから忘れてるものだとばかり」
穏乃「んー、まあね。憧との大切な思い出だし」
憧「……さっきまでタイムカプセルの存在自体忘れてた癖に」
穏乃「それはそれ! これはこれ!」
憧「調子いいんだから、もう」
憧(大切な思い出、か)
憧(そうだよね。どんなに恥ずかしくても、あたしにとってもあれは大切な思い出だ)
憧(仕方無い。腹をくくるか!)
憧「よく埋め場所なんて覚えてたね。シズのことだから忘れてるものだとばかり」
穏乃「んー、まあね。憧との大切な思い出だし」
憧「……さっきまでタイムカプセルの存在自体忘れてた癖に」
穏乃「それはそれ! これはこれ!」
憧「調子いいんだから、もう」
憧(大切な思い出、か)
憧(そうだよね。どんなに恥ずかしくても、あたしにとってもあれは大切な思い出だ)
憧(仕方無い。腹をくくるか!)
穏乃「ついたついた! この公園の!」
憧「入り口から右手に見える水色のシーソーのそば、に……、えっ?」
穏乃「……」
憧「……」
穏乃「うっ、うそぉー!? コンクリートで舗装されてる!? いつの間に!」
憧「あれからだいぶ経ったもんね……。無理もないよ」
憧(そうだよね。時間が経てばどんなものだって変わっちゃう)
憧(あの日の淡い気持ちも、今は冷たいコンクリートの下、か)
憧(なんだか寂しいな……)
憧「入り口から右手に見える水色のシーソーのそば、に……、えっ?」
穏乃「……」
憧「……」
穏乃「うっ、うそぉー!? コンクリートで舗装されてる!? いつの間に!」
憧「あれからだいぶ経ったもんね……。無理もないよ」
憧(そうだよね。時間が経てばどんなものだって変わっちゃう)
憧(あの日の淡い気持ちも、今は冷たいコンクリートの下、か)
憧(なんだか寂しいな……)
穏乃「うー。気持ちが不完全燃焼ー」
憧「だねー」
穏乃「さらば私のスーパーボール」
憧「あんたそんなもの埋めてたんかい!」
穏乃「うん……。あと未来の自分宛の手紙とかも入れたかも」
憧「普通気にするのはそっちでしょうに」
穏乃「憧は何入れたのか覚えてる?」
憧「あたし? あたしは、その……」
憧「シズと一緒で未来の自分宛の手紙と、お気に入りのビーズか何かと、それから……」
穏乃「それから?」
憧「け、けっ……、けっこ……」
憧「だねー」
穏乃「さらば私のスーパーボール」
憧「あんたそんなもの埋めてたんかい!」
穏乃「うん……。あと未来の自分宛の手紙とかも入れたかも」
憧「普通気にするのはそっちでしょうに」
穏乃「憧は何入れたのか覚えてる?」
憧「あたし? あたしは、その……」
憧「シズと一緒で未来の自分宛の手紙と、お気に入りのビーズか何かと、それから……」
穏乃「それから?」
憧「け、けっ……、けっこ……」
 ̄ ̄ ̄ ̄
『タイムカプセルの中に入れられた未来宛の手紙』
未来の新子あこへ
この手紙を読むころ、あなたはいくつになっているのでしょうか
背はのびているのかな
マージャンも強くなってるとうれしいな
だけど一番の気がかりはシズと仲好くやれているかどうかです
あたしは、少なくともこの手紙を書いた時点ではシズのことが好きです
ただそれをシズに伝えるゆう気はまだありません
もしも未来のあたしが同じようにシズのことを好きなままでいて
しかも同じようにシズに気持ちを伝えられずにいるのなら
一しょに入れた結婚届けにはげまされて、がんばってみて下さい
すでにシズに思いを伝えられているのなら、こんなこともあったなとなつかしんてください
万が一、シズが一番好きな相手でなくなっていたならば……
自分が昔シズのことを好きだった気持ち、ちょっとでいいから思い出してね
でもそれはやだな。この気持ち忘れたくないや
なんだかシズのことばかりですが、これにて筆を置きたいと思います
未来のあたし、がんばってね
新子あこより
 ̄ ̄ ̄ ̄
憧「そういえばさ、舗装された地面を突き破って花が生えることもあるって言うじゃん」
穏乃「うん? 確かに聞いたことあるけど……、どうしてそんな話を?」
憧「なんていうかなー」
憧「時間が経ってコンクリに埋められて見えなくなっちゃったとしても、その上に新しい花が咲くこともあるっつーか……」
憧「ああ待って、やっぱりこれ無し。まどろっこしいのは止め止め!」
憧「……あたしね。あのタイムカプセルの中に、結婚届けを入れてたんだ」
穏乃「結婚届け?」
憧「うん。婚姻届じゃないところが、子供の浅知恵だよね。ドラマか何かでうろ覚えだったのかな」
穏乃「そんなもの入れてたんだー。憧ませてるぅー!」
憧「でね。その結婚届けってのが……、あたしとシズの結婚用のものだったの」
穏乃「ええっ!?」
憧「そういえばさ、舗装された地面を突き破って花が生えることもあるって言うじゃん」
穏乃「うん? 確かに聞いたことあるけど……、どうしてそんな話を?」
憧「なんていうかなー」
憧「時間が経ってコンクリに埋められて見えなくなっちゃったとしても、その上に新しい花が咲くこともあるっつーか……」
憧「ああ待って、やっぱりこれ無し。まどろっこしいのは止め止め!」
憧「……あたしね。あのタイムカプセルの中に、結婚届けを入れてたんだ」
穏乃「結婚届け?」
憧「うん。婚姻届じゃないところが、子供の浅知恵だよね。ドラマか何かでうろ覚えだったのかな」
穏乃「そんなもの入れてたんだー。憧ませてるぅー!」
憧「でね。その結婚届けってのが……、あたしとシズの結婚用のものだったの」
穏乃「ええっ!?」
憧「その時のあたしは、シズのことが大好きでさ」
憧「当時の気持ちは今となってはうろ覚えだけど、未来に想いを馳せて、そんなもの作ったんだったと思う」
穏乃「そうだったんだ……」
憧「馬鹿だよね。現実見えてないよね。シズは女の子なのにね」
穏乃「じっ、自分のことそんなに馬鹿なんて言っちゃ駄目だよ!」
穏乃「憧が私のこと好きでいてくれたって知って、嬉しいよ?」
憧「ありがと、シズ」
憧「でもね。あたしが馬鹿なのは今も同じなんだ」
穏乃「え? それって、その……」
憧「うん……」
憧「当時の気持ちは今となってはうろ覚えだけど、未来に想いを馳せて、そんなもの作ったんだったと思う」
穏乃「そうだったんだ……」
憧「馬鹿だよね。現実見えてないよね。シズは女の子なのにね」
穏乃「じっ、自分のことそんなに馬鹿なんて言っちゃ駄目だよ!」
穏乃「憧が私のこと好きでいてくれたって知って、嬉しいよ?」
憧「ありがと、シズ」
憧「でもね。あたしが馬鹿なのは今も同じなんだ」
穏乃「え? それって、その……」
憧「うん……」
憧「シズがあたしのこと、特別視してないのは分かってる」
憧「あたしのこと他の麻雀部メンバーと同じにしか見てないってのは痛いぐらい分かってる」
憧「でも、私、シズの特別になりたいよ……」
憧「だってシズのこと、一番大好きだから」
穏乃「憧……」
憧「だからお願い。あたしと特別な関係になって下さい」
穏乃「……」
憧「あたしのこと他の麻雀部メンバーと同じにしか見てないってのは痛いぐらい分かってる」
憧「でも、私、シズの特別になりたいよ……」
憧「だってシズのこと、一番大好きだから」
穏乃「憧……」
憧「だからお願い。あたしと特別な関係になって下さい」
穏乃「……」
穏乃「分かんないよ……」
憧「シズ?」
穏乃「どう答えればいいのか分かんないよ……」
憧「……」
穏乃「だって、憧がそんな気持ちだなんて知らなかったし。そんなこと考えてもみなかったし」
穏乃「なんかビックリしちゃって、頭の中ぐちゃぐちゃで」
憧(シズを困らせちゃった……)
憧「ごめんね、シズ」
穏乃「ううん。謝ることじゃない」
憧「でも……」
穏乃「ねえ憧。手繋ごっか」
憧「へ?」
穏乃「繋ごうよ」
憧「あ、うん」
憧「シズ?」
穏乃「どう答えればいいのか分かんないよ……」
憧「……」
穏乃「だって、憧がそんな気持ちだなんて知らなかったし。そんなこと考えてもみなかったし」
穏乃「なんかビックリしちゃって、頭の中ぐちゃぐちゃで」
憧(シズを困らせちゃった……)
憧「ごめんね、シズ」
穏乃「ううん。謝ることじゃない」
憧「でも……」
穏乃「ねえ憧。手繋ごっか」
憧「へ?」
穏乃「繋ごうよ」
憧「あ、うん」
穏乃「手繋ぐと暑いけどあったかいね」
憧「うん、そうだね」
穏乃「あのさ。憧」
憧「……」
穏乃「このまま今から山登ろう!」
憧「はぁ!? 山!?」
穏乃「ね!」
憧「まあ……、いいけど。惚れた弱味っていうか。にしても突拍子ないな」
穏乃「ありがと。頂上につくまでには気持ちの整理するから」
憧「あの、無理して急ぐことないよ……?」
穏乃「ううん。何より他でもない私自身が、この胸のもやもやを整理しちゃいたいの」
憧「そっか」
憧「うん、そうだね」
穏乃「あのさ。憧」
憧「……」
穏乃「このまま今から山登ろう!」
憧「はぁ!? 山!?」
穏乃「ね!」
憧「まあ……、いいけど。惚れた弱味っていうか。にしても突拍子ないな」
穏乃「ありがと。頂上につくまでには気持ちの整理するから」
憧「あの、無理して急ぐことないよ……?」
穏乃「ううん。何より他でもない私自身が、この胸のもやもやを整理しちゃいたいの」
憧「そっか」
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