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元スレ明彦「おいラビリス、何を持ってる?…なに?けいおん?」
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2週間後 朝 教室
さわ子「…という訳で、もうすぐ京都へ修学旅行です」
さわ子「現地では節度ある行動を心がけるようにね」
明彦「まぁ高校生にもなれば無いとは思うが」
明彦「迷子にでもなったら、目も当てられんからな」
唯「さすがにそれは無いよさなちゃん」ふんす
律「そーそー」
澪「(不安だ…)」
紬「うふふ」
さわ子「はい、おしゃべりしない」
さわ子「周る順番とか良く考えておくようにね」
さわ子「…という訳で、もうすぐ京都へ修学旅行です」
さわ子「現地では節度ある行動を心がけるようにね」
明彦「まぁ高校生にもなれば無いとは思うが」
明彦「迷子にでもなったら、目も当てられんからな」
唯「さすがにそれは無いよさなちゃん」ふんす
律「そーそー」
澪「(不安だ…)」
紬「うふふ」
さわ子「はい、おしゃべりしない」
さわ子「周る順番とか良く考えておくようにね」
昼 教室
紬「京都ってどんな所なのかしら?」
明彦「俺は一度行ったことがあるが…」
明彦「古い建物ばかりのイメージがあるが実際はそんなことは無い」
明彦「どちらかといえば都会よりの楽しむには良い街だ」
唯「ふーん、さなちゃんは京都行ったことあるのかぁ…」
明彦「ちょうど、お前達と同じ年の頃にな」
明彦「あの時は散々な目に…」
律「散々?」
澪「(遠い目だ…)」
紬「京都ってどんな所なのかしら?」
明彦「俺は一度行ったことがあるが…」
明彦「古い建物ばかりのイメージがあるが実際はそんなことは無い」
明彦「どちらかといえば都会よりの楽しむには良い街だ」
唯「ふーん、さなちゃんは京都行ったことあるのかぁ…」
明彦「ちょうど、お前達と同じ年の頃にな」
明彦「あの時は散々な目に…」
律「散々?」
澪「(遠い目だ…)」
明彦「おっと、話が逸れたな」
明彦「とにかく、さっきも山中先生が言ったが回る順番はしっかり考えておけ」
明彦「そう時間は多くないからな、効率良く回らんと間に合わないぞ」
律「かといってギチギチにスケジュール詰め込むのもなぁ」
澪「じゃあ、どこから見ていく?」
紬「はい!やっぱり金閣寺は外せないと思うの!」
唯「だよね!」
律「あたしはさー…」
さわ子「真田先生、ちょっと…」
明彦「ん?」
明彦「とにかく、さっきも山中先生が言ったが回る順番はしっかり考えておけ」
明彦「そう時間は多くないからな、効率良く回らんと間に合わないぞ」
律「かといってギチギチにスケジュール詰め込むのもなぁ」
澪「じゃあ、どこから見ていく?」
紬「はい!やっぱり金閣寺は外せないと思うの!」
唯「だよね!」
律「あたしはさー…」
さわ子「真田先生、ちょっと…」
明彦「ん?」
明彦「何か?」
さわ子「このプリント、あの子達に渡してくれない?」
さわ子「さっきみんなに渡すの忘れちゃってね」
明彦「そうですか」
さわ子「じゃ、他の子達にも探してプリント渡して来ますから」すたすた
明彦「全く…」チラッ
明彦「今度の修学旅行についてのプリントか」
明彦「!」
明彦「月光館学園との合同修学旅行だと?」
明彦「まさか…」
さわ子「このプリント、あの子達に渡してくれない?」
さわ子「さっきみんなに渡すの忘れちゃってね」
明彦「そうですか」
さわ子「じゃ、他の子達にも探してプリント渡して来ますから」すたすた
明彦「全く…」チラッ
明彦「今度の修学旅行についてのプリントか」
明彦「!」
明彦「月光館学園との合同修学旅行だと?」
明彦「まさか…」
二週間後 朝 新幹線 車内
律「唯ー!写真取ろうぜ写真!」
澪「こら、車内で騒ぐな」
唯「ムギちゃんお菓子食べる?」
紬「食べる~」あーん
澪「あまりお菓子ばかり食べ過ぎるなよ、唯」
唯「大丈夫だよ~」
律「あれ?」
紬「どうかした?りっちゃん」
律「唯ー!写真取ろうぜ写真!」
澪「こら、車内で騒ぐな」
唯「ムギちゃんお菓子食べる?」
紬「食べる~」あーん
澪「あまりお菓子ばかり食べ過ぎるなよ、唯」
唯「大丈夫だよ~」
律「あれ?」
紬「どうかした?りっちゃん」
律「さわちゃんはいるけどさなちゃん見当たらないなって」
澪「やっぱり紛らわしいなそのあだ名…」
澪「でも本当だ、真田先生がいない」
澪「別の車両にいるのかな?」
律「でも隣は月高の車両だしな…」
紬「あれ、りっちゃん知らないの?真田先生は月高に在学してたのよ?」
律「そうなの?」
紬「この前、真田先生から聞いたの」
律「なんだ、じゃあ知り合いにでも会いに行ったのかな」
紬「多分ね」
澪「やっぱり紛らわしいなそのあだ名…」
澪「でも本当だ、真田先生がいない」
澪「別の車両にいるのかな?」
律「でも隣は月高の車両だしな…」
紬「あれ、りっちゃん知らないの?真田先生は月高に在学してたのよ?」
律「そうなの?」
紬「この前、真田先生から聞いたの」
律「なんだ、じゃあ知り合いにでも会いに行ったのかな」
紬「多分ね」
唯「…なんかさ、ちょっと変じゃない?」
律「何が?」
唯「急に縁もゆかりも無い知らない高校と合同旅行なんてさ」
澪「良く考えたらそうだな…色々唐突な気がする」
律「考えすぎじゃないの?」
紬「そうよ唯ちゃん」
唯「そうかな~」どさっ
唯「あ、お菓子落としちゃった」
澪「大丈夫か?ほら拾って」
唯「てへへ」
律「何が?」
唯「急に縁もゆかりも無い知らない高校と合同旅行なんてさ」
澪「良く考えたらそうだな…色々唐突な気がする」
律「考えすぎじゃないの?」
紬「そうよ唯ちゃん」
唯「そうかな~」どさっ
唯「あ、お菓子落としちゃった」
澪「大丈夫か?ほら拾って」
唯「てへへ」
紬「あ、見て見て!富士山!」
律「うそ!どれどれ…」
律「本当だ!綺麗だなー!」
唯「私も見たい!」どさっ
澪「わ!また落としたぞ唯!」
紬「写真取りましょうか!」
律「よっし、ほらみんな集まって!」ぐいぐい
澪「ちょ、律!」
唯「わわっ」
紬「はい、チーズ!」パシャ
律「うそ!どれどれ…」
律「本当だ!綺麗だなー!」
唯「私も見たい!」どさっ
澪「わ!また落としたぞ唯!」
紬「写真取りましょうか!」
律「よっし、ほらみんな集まって!」ぐいぐい
澪「ちょ、律!」
唯「わわっ」
紬「はい、チーズ!」パシャ
澪「いきなり何するんだよ!」
律「だって、富士山をバックに撮れなくなっちゃったら勿体無いじゃん」
澪「(帰りに撮れば良いだろ…)」
律「そう怒った顔するなよ澪ー、外の景色でも見て落ち着こうぜ?」
律「高い空、雄大な自然、綺麗な富士山、走るさなちゃん…」
律「ってさなちゃん!?」がばっ
澪「え!?」
紬「う、嘘!?」
昼 新幹線の外 線路沿い
明彦「ふっ…ふっ…ふっ…」たたたっ
律「だって、富士山をバックに撮れなくなっちゃったら勿体無いじゃん」
澪「(帰りに撮れば良いだろ…)」
律「そう怒った顔するなよ澪ー、外の景色でも見て落ち着こうぜ?」
律「高い空、雄大な自然、綺麗な富士山、走るさなちゃん…」
律「ってさなちゃん!?」がばっ
澪「え!?」
紬「う、嘘!?」
昼 新幹線の外 線路沿い
明彦「ふっ…ふっ…ふっ…」たたたっ
昼 京都 駅のホーム
明彦「良し、全員いるな」
律「あ、あの、さなちゃん?」
明彦「なんだ?」
律「ど、どうやってこちらへ…?」
明彦「走ってだが」
律「やっぱりアレはさなちゃんか!」
澪「嘘だろ…」
明彦「なかなか良いトレーニングにはなったな」
唯「アレがトレーニング…」
明彦「帰りも走る予定だが、なんなら付き合うか?」
律「結構です!」
明彦「良し、全員いるな」
律「あ、あの、さなちゃん?」
明彦「なんだ?」
律「ど、どうやってこちらへ…?」
明彦「走ってだが」
律「やっぱりアレはさなちゃんか!」
澪「嘘だろ…」
明彦「なかなか良いトレーニングにはなったな」
唯「アレがトレーニング…」
明彦「帰りも走る予定だが、なんなら付き合うか?」
律「結構です!」
昼 金閣寺
紬「綺麗ね~」
澪「凄いな…ピカピカだ」
唯「アレって本当に金で出来てるのかな?…じゃなくて、出来てるん?」
律「出来てる!…やで?」
明彦「なぜ急に訛るんだ」
唯「あ、こっちで抹茶が飲めるみたいだよ!あの苦いやつだよね?」
律「お菓子付きだってさ、飲んでく?」
澪「なんだかいつもと変わらないな…」
紬「でも楽しいじゃない?」
澪「…まぁ」
明彦「プロテインは…さすがに無いか」
律「このプロテインジャンキー!」
紬「綺麗ね~」
澪「凄いな…ピカピカだ」
唯「アレって本当に金で出来てるのかな?…じゃなくて、出来てるん?」
律「出来てる!…やで?」
明彦「なぜ急に訛るんだ」
唯「あ、こっちで抹茶が飲めるみたいだよ!あの苦いやつだよね?」
律「お菓子付きだってさ、飲んでく?」
澪「なんだかいつもと変わらないな…」
紬「でも楽しいじゃない?」
澪「…まぁ」
明彦「プロテインは…さすがに無いか」
律「このプロテインジャンキー!」
昼 北野天満宮
明彦「ここが北野天満宮だ」
律「ここって…有名なの?」
唯「さぁ…」
明彦「あそこに牛の像があるだろ?アレを撫でると頭が良くなるそうだ」
澪「へぇ~」
紬「真田先生、詳しいんですね~」
明彦「ま、一度来たしな」
澪「一枚写真撮ろうっと」
明彦「…」
明彦「…平沢、田井中、撫でに行かなくて良いのか?」
唯律「「どういう意味やねん!」」
明彦「ここが北野天満宮だ」
律「ここって…有名なの?」
唯「さぁ…」
明彦「あそこに牛の像があるだろ?アレを撫でると頭が良くなるそうだ」
澪「へぇ~」
紬「真田先生、詳しいんですね~」
明彦「ま、一度来たしな」
澪「一枚写真撮ろうっと」
明彦「…」
明彦「…平沢、田井中、撫でに行かなくて良いのか?」
唯律「「どういう意味やねん!」」
昼 嵐山 モンキーパーク
唯「わー…高いねー!」
澪「良い景色だな…」
明彦「絶景かなって奴だ」
律「あー!あたしが言おうと思ってたのに!」
紬「ねぇ、あっちでお猿さんにエサをあげられるみたいなんだけど…」うずうず
律「行ってみるかー」たたたっ
澪「あ、待ってよ律!」たたたっ
唯「やっほー!」
山彦「っほー…」
明彦「…」
明彦「この落ち着きの無さは伊織以上だな…」
唯「わー…高いねー!」
澪「良い景色だな…」
明彦「絶景かなって奴だ」
律「あー!あたしが言おうと思ってたのに!」
紬「ねぇ、あっちでお猿さんにエサをあげられるみたいなんだけど…」うずうず
律「行ってみるかー」たたたっ
澪「あ、待ってよ律!」たたたっ
唯「やっほー!」
山彦「っほー…」
明彦「…」
明彦「この落ち着きの無さは伊織以上だな…」
明彦「(…しかし良い所だ)」
明彦「(こんなにのんびりしたのはどれくらいぶりだろうな)」
明彦「…」
明彦「…駄目だ、体が鈍って仕方が無い」
明彦「お前達、そろそろホテルに行くぞ。ダッシュで…」
明彦「…」
明彦「…いない?」
明彦「(こんなにのんびりしたのはどれくらいぶりだろうな)」
明彦「…」
明彦「…駄目だ、体が鈍って仕方が無い」
明彦「お前達、そろそろホテルに行くぞ。ダッシュで…」
明彦「…」
明彦「…いない?」
夕方 帰り道
律「迷った」
澪「どーするんだよぉ…」
紬「さすがに真田先生に黙って帰ったのはまずかったかな…」
唯「でもあのままいたら『ホテルまでダッシュで帰るぞー』とか言いそうだったし…」
律「うんうん」
澪「もしかしてここで私は死ぬのか?そうなのか?」
紬「落ち着いて澪ちゃん」
律「なんとかなるって」
律「ほら、きっとこっちだ」すたすた
律「迷った」
澪「どーするんだよぉ…」
紬「さすがに真田先生に黙って帰ったのはまずかったかな…」
唯「でもあのままいたら『ホテルまでダッシュで帰るぞー』とか言いそうだったし…」
律「うんうん」
澪「もしかしてここで私は死ぬのか?そうなのか?」
紬「落ち着いて澪ちゃん」
律「なんとかなるって」
律「ほら、きっとこっちだ」すたすた
P4Uの頃のじゅんぺーが気になるわ
立派なダメ大人になってるのか、それなりにチドリよろしくやってるのか
立派なダメ大人になってるのか、それなりにチドリよろしくやってるのか
夜 繁華街
律「迷った」
紬「…思いっきり道を間違えちゃったみたい」
唯「人がいっぱいだ…」
澪「(なんか怖そうな人がたくさんいる…!)」ぷるぷる
律「あたしらどっから来たっけな…」
唯「本格的に暗くなって来たね…」
DQN A「ねーねー君達どこから来たの?」
DQN B「ここらへんじゃ見ない制服だね」
律「(うわ、面倒臭いのが…)」
澪「り、りつぅ…」ぎゅっ
律「迷った」
紬「…思いっきり道を間違えちゃったみたい」
唯「人がいっぱいだ…」
澪「(なんか怖そうな人がたくさんいる…!)」ぷるぷる
律「あたしらどっから来たっけな…」
唯「本格的に暗くなって来たね…」
DQN A「ねーねー君達どこから来たの?」
DQN B「ここらへんじゃ見ない制服だね」
律「(うわ、面倒臭いのが…)」
澪「り、りつぅ…」ぎゅっ
DQN A「俺達と一緒に遊ぼーよ」
DQN B「楽しい所いっぱい知ってるよ?」へらへら
律「…なれなれしいんだよ、行くぞみんな」
DQN A「何その言い方、傷ついちゃったなー…」
DQN B「良いから来いってんだよ、こんな所に女の子がいるってことはそういうことだろ?」
紬「い、嫌です!」
澪「(そ、そういうことって…)」
DQN B「ほら来いよ!」ぐいっ
澪「きゃっ!」
唯「澪ちゃん!」
湊「やめなよ」すっ
DQN B「楽しい所いっぱい知ってるよ?」へらへら
律「…なれなれしいんだよ、行くぞみんな」
DQN A「何その言い方、傷ついちゃったなー…」
DQN B「良いから来いってんだよ、こんな所に女の子がいるってことはそういうことだろ?」
紬「い、嫌です!」
澪「(そ、そういうことって…)」
DQN B「ほら来いよ!」ぐいっ
澪「きゃっ!」
唯「澪ちゃん!」
湊「やめなよ」すっ
DQN A「なんだテメ…ぶべらっ!」
湊「君達みたいな奴は心底どうでもいい」
DQN B「なんなん…ちにゃ!」
湊「ホントどうでもいい」
律「つ、強い…」
紬「あっという間…」
唯「いちげきだ…!」
澪「はわわ…」
湊「…怪我は無い?」
澪「う、うん。ありがとう」
澪「あの…君は?」
湊「有里湊、月高の2年生」
湊「君達みたいな奴は心底どうでもいい」
DQN B「なんなん…ちにゃ!」
湊「ホントどうでもいい」
律「つ、強い…」
紬「あっという間…」
唯「いちげきだ…!」
澪「はわわ…」
湊「…怪我は無い?」
澪「う、うん。ありがとう」
澪「あの…君は?」
湊「有里湊、月高の2年生」
湊「道に迷ってここまで来たら、君達を見かけてさ」
湊「その制服…桜高でしょ?今回の合同旅行の」
律「お、おう」
湊「…ホテルまでの帰り道…知らない?」
紬「実は私達も迷子なの…」
唯「困ったね…」
湊「そっか…」しゅん
明彦「ったく、アイツら…ホテルにも戻っていないとは…」たったっ
明彦「どこをほっつき歩いているんだ!」たったっ
湊「その制服…桜高でしょ?今回の合同旅行の」
律「お、おう」
湊「…ホテルまでの帰り道…知らない?」
紬「実は私達も迷子なの…」
唯「困ったね…」
湊「そっか…」しゅん
明彦「ったく、アイツら…ホテルにも戻っていないとは…」たったっ
明彦「どこをほっつき歩いているんだ!」たったっ
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