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    元スレちなつ「ちっ、まーた結京と結あかかよ……」

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    51 = 1 :

    ちなつ「けほっ……げほっ!」

    ちなつ「せっかく、完成できたのに、風邪引いちゃうなんて……」ポー

    ちなつ「恋は障害があったほうが燃えるんだから、ふふ」

    ちなつ「……うぅぅ、寒いよぉ、体痛いよぉ」グスッ

    ちなつ「ネコ耳結衣先輩が一匹、ネコ耳結衣先輩が二匹、ネコ耳結衣先輩が三匹……」ウトウト

    ちなつ「にゃーん、よしよしいい子だね、えへへ、幸せ……」zzz


    結衣「ふふ、幸せそうな顔をして眠ってますね」

    ともこ「そうだね、ちなつってばどんな夢をみているのかしら」ニコニコ

    53 = 1 :

    ちなつ「……ゆい、せんぱい……えへへ」zzz

    ともこ「あれ、いま確かに結衣先輩って」

    結衣「っ……」

    ともこ(ははーん、やっぱりこの子がちなつの憧れの先輩なのね)ニヤッ

    ともこ(うふふ、可愛い妹のためにここはお姉ちゃんが人肌脱いであげましょ)


    ともこ「結衣ちゃん、このあとってなにか用事あるかしら?」

    結衣「いいえ、特に部活も無いんでお家でゴロゴロするだけです、あはは……」

    ともこ「そっか……あのね、本当に結衣ちゃんさえ良ければなんだけど……」

    ともこ「私、これからバイトがあって、本当なら姉の自分が見てなきゃいけないんだけど」

    結衣「あっ、ちなつちゃんにはいつもお世話になってますし、私で良ければ看病させて下さい」ニコッ

    ともこ(笑顔で即答とな、……こりゃちなつも惚れるわな)

    54 = 11 :

    ともこさんかわいい
    ちなつちゃんかわいい

    56 = 1 :

    ちなつ「……」zzz

    ともこ「ほ、ほんとにゴメンね結衣ちゃん、すぐ切り上げてくるから」

    結衣「アルバイトならしょうがないですよ、暑いですから気をつけて下さいね」

    結衣「ちなつちゃんも良く眠ってますし、きっと問題無いです」ニコッ

    ともこ「……いい子、ほんといい子ね」ジーン

    ともこ「あ、手持ち無沙汰だったらそのパソコン使ってね、回線も通ってるから」

    ともこ「パスワードはmofumofu、あ、あまりえっちなとこは見ちゃダメよ」モジモジ

    結衣「ぶはっ!」

    ともこ「うふふ、冗談よ冗談、帰りに美味しいもの買ってくるからね!」

    結衣「……は、はい」

    59 :

    ざわ・・・

    60 = 1 :

    結衣「行っちゃった、ほんとちなつちゃんのお姉さんって感じの人だった……」クスッ

    結衣「明るくて、可愛らしくて、もふもふで、ちなつちゃんそっくりだね」

    ちなつ「げほっ、けほ!……っはぁ、はぁ」グスッ

    結衣「……とっても辛そう、代われるなら代わってあげたいけど」

    結衣「私に出来ることってなんだろう、こんなに苦しんでるのにもどかしいな……」

    ちなつ「ゆい、せんぱい……ゆいせんぱ……」

    結衣「ちなつちゃん……、大丈夫だよ、私はここにいるからね」ナデナデ

    ちなつ「んっ……えへへ……」

    結衣「……ふふ」

    61 :

    おわた

    62 = 1 :

    お腹空いたね、そろそろお昼食べるね

    64 = 11 :

    死守する

    65 = 8 :

    もう、お昼なんて昨日食べたでしょ

    66 :

    あかねさん可愛いよ

    68 = 58 :

    お昼代行はよ

    73 :

    淫乱ピンクは死ね

    79 :

    80 :

    ちなちゅっちゅ

    81 = 79 :

    82 = 12 :

    ちなつーちなつー

    83 = 11 :

    もふもふ

    84 = 11 :

    もふもふ

    85 = 11 :

    もふもふ

    86 = 1 :

    結衣「タオル濡らしてきたよ、冷たいけど我慢してね……っと」スッ

    ちなつ「っ……!」

    ちなつ「すぅ……むにゃ……」zzz

    結衣「ふふ、ひとまず落ち着いたって感じかな」

    結衣「うーん、……確かに手持ち無沙汰かも、ちなつちゃんのお部屋漁るわけにもいかないし」

    結衣「……」キョロキョロ

    結衣「あっ、そう言えばこのパソコン使ってもいいって言ってたっけ」

    結衣「ちなつちゃんが起きるまで暇を潰させてもらおうっと」

    結衣「パスワードはmofumofu、だよね」カタカタ

    結衣「スリープモードだったんだ……あれ、テキストファイルが開いたままだ」

    87 = 80 :

    おかもふ

    88 :

    らめぇ

    89 = 1 :

    むかーしむかし、あるところにチーナという少女が住んでいました。

    山奥に家を立てて、小鳥さんや動物たちと仲良く楽しい日々。

    「おはようみんな、今日もいい天気だね、うふふ」

    チーナの問いかけに小鳥はさえずり、動物たちは歌います。

    「ずーっと、こんな平和な日が続けばいいなぁ」

    ……でもそんな幸せな日々は長くは続かなかったのです。


    結衣「へぇ、ちなつちゃんってこういう小説も作ったりしてるんだ」

    結衣「ふふ、チーナはちなつちゃんのことかな、雰囲気出てるね」

    結衣「勝手に見るのは失礼だけど、もう少しだけ……」カチカチ

    90 = 1 :

    時代はどんどんと近代化が進み、この地方も例外ではなかったのです。

    「だ、誰なのあなた達、勝手にダムの建設なんて止めてよ!!

    ダムなんか作ったら動物たちが住めなくなっちゃうじゃない!」

    「なんだぁ~この小娘は、おら、工事の邪魔だよ」

    「きゃあ!?」

    屈強な女性作業員たちの前では、チーナはあまりにも無力でした。

    それでもチーナは諦めません、……小鳥や動物を守りたい一心で立ち向かいました。

    あるときはプラカードを持って、拡声器を使って反対したのです。


    結衣「あ、あれ、ファンタジー物だとてっきり思ってたんだけど」

    結衣「思いの外現実じみてきたな……、頑張れチーナ」

    91 = 11 :

    チーナがんばれ!

    96 :

    支援やな

    97 = 1 :

    「や、やめて、離してよ!」

    あぁ、哀れにもチーナは建設を推し進めた王国に囚われてしまったのです。

    建設に反対した犯罪者として、暗くて、薄汚れた牢獄に。

    「うっ、うぅぅぅ、誰か、お願いだから助けて下さい……」

    きっとチーナはここで生涯を終えるでしょう、勇敢な誰かが彼女を連れ出さない限り。

    しかし、警備も厳重でか弱い少女に救いの手はありませんでした。

    日に日にやつれていくチーナ、このままではきっと彼女は―――


    結衣「そんな、あんまりだよ、チーナは悪いことなんかしてないのに……」グスッ

    結衣「だ、誰かチーナを助けてあげないと」

    99 = 80 :

    ユイチャー入り込んでる……なんかよかったねチナツチャー

    100 = 1 :

    「ふふふ、アンタ結構な美少女だな」

    女看守は、毎日チーナに問いかけました。

    「アタシの女になれよ、そうすりゃここから逃してやってもいい」

    「……」

    「チッ、無視か、せいぜいそこで野垂れ死ぬがいいさ」

    (昔、おとぎ話で読んだことがある、信じていればきっと誰かが助けに来てくれる)

    (素敵な王子様がわたしのこと、ここから連れ出して、幸せにしてくれる、って)


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