元スレ照「お前初めてか全国は?力抜けよ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
1 :
インターハイ移動日
長野から東京までの電車移動中
久「…がたん…ごとん…がたん…ごとん…」
まこ「どうした?部長。窓の景色見ながら黄昏ながら変な事呟きよって」
久「ん…?ああ、まこ。いい景色だなぁ~って、さ。思って」
まこ「そうじゃのう。誰かさんが出張する時に、原稿が手につかんのもわかるわい」
久「…?そうね…。私もちょっと…わかる…かな。いつまでもこの景色を楽しんでいたいくらい。けど、それ以上にこれからの出来事にワクワクしてる自分も居る」
久「それと、ちょっと、怖い…かな。この電車の行き着く先は、結末の場所。私が今までやってきた事、送ってきた日々に、全ての精算を告げる瞬間が待ってるという事でもあるから」
久「…勿論、目指してるのは全国優勝よ?けど、だとしても…その瞬間が来た時、私はどうするんだろうって…少し、不安なのよ」
まこ「…久」
久「ん。ごめんね。ちょっとだけ弱音。これが最後にするから…」
まこ「…」
久「…まこ?」
まこ「…ふう。しっかし、思えばここまで来るのに色々あったもんじゃのう~」
久「な~に?いきなり。まこ、年寄り臭い」クスクス
まこ「ぬかせ。お前さんに言われとうないわい」ケラケラ
2 = 1 :
久「あ?」
まこ「あっはっは」
久「ったく…ふふ。ま、そうかもね。最初に私が居て。1年待ってまこが来て、二人でもう1年。…今年の春に優希と和が来て、須賀君が来て。…最後に咲が来て、大会に参加できるようになった」
久「地方大会を戦って、優勝して、合同合宿。他校の力添えやみんなの日々の努力で、私達は見違えるように強くなった。…今の私達に怖いものは無いわ」
まこ「おいおい」
久「ん?」
まこ「誰か大事な人を忘れとりゃせんか」ニヤニヤ
久「…っ!」カアア
まこ「くっくっく。その様子じゃと、敢えて触れんようにしとったな?素直じゃないのはコレだから困る」
久「うっさい!ワカメ!」バシバシ
まこ「いたたた…ははは。けど、一人だけ話題に出さないのも可哀想じゃき。折角部の歴史振り返るなら、話題にしてやんさいよ」
久「うう~…」
まこ「で?なんだっけ?」
久「…ギ………ん」ボソッ
まこ「ん~?聞こえんの~」
3 = 1 :
久「…っ!ハギヨシさんよ!清澄の用務員兼引率兼臨時顧問の!」
まこ「あっはっはっは!」
久「コイツめ。何がおかしい…」ワナワナ
まこ「いや、だって、そんな大声出したら…」
久「あ…」チラッ
ハギヨシ「私がどうか致しましたか?竹井さん」
久「はうっ!?」
京太郎「ハギヨシさん?どうしたんです?」
ハギヨシ「いえ。今、竹井さんが私の名を…」
まこ「くっくっく…」
久「まこっ!…う、ううん!なんでもない!なんでもナイから!」
ハギヨシ「はあ…」
久「だ、だからハギヨシさんはそのまま相席の須賀君と会話してて!ね!?」
ハギヨシ「わかりました。折角ですのでお伝えしておきますが、あとニ十数分程で乗り換えになりますので、準備の方そろそろ考えておいて下さいね。皆さん」
まこ「ほ~い」
4 :
福路美穂子ちゃんの美乳揉みたい
5 :
ハギヨシが子どもにニンジン食わせたやつか
6 :
カンちゃんか
7 = 1 :
久「あ、う、うん!わかったから!」
まこ「うぷぷぷ…面白いわ~」
久「ったく…はぁ。ま、いいや。私ちょっと寝るから着いたら起こして。まこ」
まこ「はいはい、部長。ふて寝するが良い」
久「…ぷう」
まこ「…」
まこ(…さて。しっかし、妙なことになったわい)
まこ(まさかあの龍門渕のスーパー執事のハギヨシさんが、クビになって清澄の用務員になんぞ流れてくるとは。いやはや、人生ってのは何があるかわからんもんじゃのう)
まこ(しかも、なんだかんだで引率が来れないウチの顧問を引き受けてくれて、更にみんなに受け入れられとる。優希に和、咲、勿論ワシも)
まこ(傑作なのは、久の奴はおちょくろうとして逆に惚れよって。アホじゃのう)ククク
まこ(…ま、でも、一番良かったのはやっぱ、京太郎かの。なんだかんだで女所帯に男一人はちょっと精神的にも色々気苦労が多かったじゃろうし)
まこ(ふふ。年上とはいえ、同性の会話できる友人が来て、目に見えて嬉しそうにしとる)
まこ(ほんに、助かるわ。男同士気兼ねなく会話してるの見ると、ワシら相手にしとるのと違ごうてリラックスしてるのがようわかって微笑ましいしの)
まこ(咲も優しい子じゃから、幼馴染が楽しそうにしてるの見て物凄く嬉しそうじゃし)チラッ
咲「」ニヤニヤ
8 :
支援やな
10 :
続きか
11 :
待っていたぞ!
12 = 1 :
咲「きゅっふ…(←息の漏れるような笑い声)」
ハギヨシ「さて、なんの話をしていたんでしたっけ須賀君」
京太郎「ああ、そうそう。えっと、このタコスのレシピについてなんだけど、気になることがあって…」
ハギヨシ「ふむふむ。ああ、これは…」
咲「ぷくくく…きゅっふ(←声を殺した笑い声)」
ハギヨシ「…で、こうすると尚良いですよ。で、後はこうすると…」
京太郎「おお!なるほど~。なるほど、なるほど~」
咲「ぷくきゅきゅ…(←頑張って声を殺した笑い声)」
京太郎「うんうん。だったらこういうアレンジは…」
ハギヨシ「ああ。良いですね。それも面白いかもしれません」
咲「ぷっきゅきゅきゅきゅ…(必死に声を殺した笑い声)」
咲「きゅふふふふ…(←だだ漏れる声を殺した笑い声)」
13 :
続きなんか
14 = 1 :
続きものです。(前フリ冗長で)すまんな。あとホモ
前スレ
一個目
透華「ハギヨシ、この男に種付けなさい」
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1340194807/
二個目
ハギヨシ「衣様を騙してニンジン食べさせたらクビにされた」
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1341563834/
三個目
和「訴訟も辞しませんよ、腐女子ども!」
http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1343222323/
15 :
相変わらずカンちゃんが汚いんだよなぁ…
17 :
腐部屋ktkr
18 :
きゅふふふがかわいすぎる
19 = 1 :
咲(男二人、狭い座席の上で肩を寄せ合いタコスのレシピを話し合う)
咲(良い)
咲(良いよ)
咲(良いよ、京ちゃん。ハギヨシさん)
咲(麻雀で例えるなら大三元(適当)くらい良いよ)
咲(あまつさえ、ハギヨシさんから教わったレシピ(意味深)を流用して、京ちゃん流のアレンジすら提案するなんて)
咲(実に良い)
咲(捗る)
咲(互いにレシピを交換し合う二人)
咲(色々な食材の情報の交換。ついでに体液も交換。一緒にキッチンに立ち、料理をする二人。やがて見つめ合い抱きあう形になるのは必然)
咲(そこから京ちゃんのズッキーニをハギヨシさんがオリーブオイルかけて食べちゃうまでの一連の流れの、なんと無理のなく自然な流れなことか。まるで小川のせせらぎのようだよ)
咲(我ながら王道過ぎてj驚愕)
咲「きゅふふふ…」
和「咲さん?」
優希「どうかしたかー?咲ちゃん」ヒョコッ
20 :
ちょっと言ってる意味判らないっすねぇ……
支援
21 = 1 :
咲「ひゅっ!?」ビクッ
和「?」
優希「?」
咲「び、びっくりした…優希ちゃん、いきなり目の前に出て来ないでよ。驚いた…」
和「さっきから何度も呼んでましたよ?」
優希「ま~たボーっとしてたじぇ」
和「もうすぐ乗り換えですよ。荷物をまとめて出る準備をしましょう」
咲「あ…もうそんな時間?」
和「ええ」
優希「しっかりせい。咲ちゃん」
咲「ごめんごめん。今準備するから…」ゴソゴソ
優希「私ら先行ってるじょ?」
和「ちなみに、他の皆さんはもう行ってしまわれましたよ。須賀君とハギヨシさんが一旦私達の荷物を全部持って下さってます」
咲「そうなんだ。悪い事しちゃったな」
優希「ん。早く降りて乗り換えの電車に乗って、荷物受け取ろうじぇ」
22 :
クッソ汚い比喩だなぁ
23 = 1 :
優希「咲ちゃんの荷物は私が持つじょ。ん。このボストンバックだな?のどちゃん行こう」ヒョイッ
和「残った小物はご自身でお願いしますね。私達は電車を降りた所で待ってますから。それじゃあ優希、行きましょう。こっちです」スタスタ
咲「ありがとうー!…えっと、あとはこのお菓子と、お茶を持って…」ゴソゴソ
咲「ふう。それじゃあ降りようっと…あ、一応みんなが忘れ物してないか確認」キョロキョロ
咲「うん。忘れ物無し…」
咲「…」
咲「!?」バッ
咲「こ、これは!?」
咲「腐女子御用達、成人指定雑誌の月刊オスプレイ…!!」
咲「え?え?なんでここに?え?」キョロキョロ
咲(た、確か此処は…優希ちゃんと和ちゃんが相席してた座席の筈…!!)
咲「…一体何でここにこの本が…?わかんないよ…」
咲「…」
咲(まさか、部内に、私の同志が…!?)
咲「…あ、あはは。まさか…ね。前のお客さんが置いてったとか、そういうのだよ…ね」
24 :
オスプレイって直球すぎる
25 = 1 :
咲「…」
咲「……」キョロキョロ
咲「…」チラッ
咲「…」
咲(私未成年だから、まだ買えなかったんだよなぁ…)
咲「…」
咲「…」
咲(……欲しいなぁ)
咲「…」
咲(…けど、鞄持ってかれちゃったしなぁ…)
咲「…」
咲(…服の下に隠して、なんとか持ってけないかなぁ…)
咲「…うん。そうしよ…」スッ
「咲ちゃん!」
咲「ひっ!!?」ビクッ
26 = 8 :
毎度毎度この咲ちゃんは生き生きしててかわいいわ
27 :
続きか!
待ってたで!
28 :
カンちゃんか(歓喜)
29 = 1 :
優希「なにしてるんだ咲ちゃん!」ズンズン
咲「あ、えっと…」オロオロ
咲(し、しまった!気付かれた!?)
咲(ううう…マズいよ。この状況。優希ちゃんこういうの耐性無さそうだし、気持ち悪がられるに決まってる。それに大人しか買っちゃいけない本に興味有るなんて知られたら私…)
優希「早く外に出ないと電車出ちゃうじょ!」
咲「えっ…」
優希「急げ!」グイッ
咲「あわわ…」ヨタヨタ
咲「…」スッ
咲(…う。どさくさに紛れて制服の下に隠しちゃった…)
優希「は~や~く~」グイグイ
咲「う、うん。わかった。わかったから引っ張らないで…」
咲(それにしてもこの本、一体誰のなんだろう)
咲(こういう本を読んでても不思議じゃないのは…まさか…)
咲(…部長!?)
30 = 20 :
まさか……タコス……やっちまったのか……
31 :
いいゾ~これ
32 :
お前のことを待ってたんだよ!(迫真)
33 :
きゅふふふ……
35 = 1 :
咲ちゃん回想。前日夜
咲の部屋にて
咲「…ふう。これで明日の準備完了」
ゆみ「お疲れ様、咲」
咲「ゆみさん。すみません。遊びに来て下さったのにバタバタしちゃってて」
ゆみ「いやいや。私の方こそ悪かったよ、タイミングが悪かった」
咲「そんな事ないですよ。…でも、折角ゆみさんが来てくれるんだったら、昨日の内に荷造り終わらせておけばもっといっぱい遊ぶ時間できたのに。勿体無いことしたなあ」
ゆみ「ははは。ありがとうな、咲。けど、今日は一緒に遊ぶのも良いけど、ちょっと大事な話が先決だ」
咲「大事な話?そういえば部長から聞きましたけど、抽選決まったら蒲原さん達とみんなで応援に来て下さるんでしたっけ。凄く嬉しい」
ゆみ「ああ、それも確かに大事な話だけれど…けど、今回はそうじゃない。久対策に関してだ」
咲「…部長?」
ゆみ「ああ。なあ咲。先日、私がお前を家に泊めたあの日、久があの執事さんに気のある素振りを見せていただろう?」
咲「…ええ」
ゆみ「その時、チャットで話をしただろう?久を薔薇に染めるって話。その計画を練ってきたんだ」
咲「…!じゃあ!」
ゆみ「ああ。作戦を実行するぞ。題して、オペレーション・ローズ。…すまん。作戦名は忘れてくれ」
36 :
やっぱり今のトレンドは権田におしおき√ですか
37 :
そういえばまだこの>>1が本物だって確証がないな(棒読み)
38 :
本当に申し訳ないと思っているならどんな場所でも原稿が描ける……!
たとえそれが景色に胸躍る新幹線の中でも……!
しえん
39 :
ようえのきは出るのか?支援
40 = 1 :
咲「えっと…」
ゆみ「…こほん。あー。つまりだな。久に、薔薇はいいものだゾーって、分からせればいいんだ。本来女性の95%は潜在的なホモ好きなんだから」
咲「信じられません。残り5%も嫌いな女性が居るんですか?」
ゆみ「ああ。残りはレズだ。この世のありとあらゆるくっそ汚い部分を煮詰めて凝縮したような連中だ。特にあのネクターとか言うクソレズ」
咲「ああ、ゆみさんに意地悪したっていう…」
ゆみ「ああ。…アイツめ。今度会ったら次こそ絶対にとっちめてやる」ブツブツ
ゆみ「…っと、失礼。話が逸れた。で、だ。君なら天然でやってしまいそうだから忠告しておくが、いきなりどこかのアラサーみたいに淫夢の動画を見せるのはNGだ」
咲「え…」
ゆみ「理由はわかるか?」
咲「…?」キョトン
ゆみ「ふふ。流石だね。だと思っていたんだ。事前に忠告できて良かった」
咲「えっと…」
ゆみ「いいか?咲。君には意外かもしれないが、この世界の多くの人は、まだ『目覚めて』ないんだよ。ホモに」
咲「…?…??」
ゆみ「…そう。『まだ』目覚めてないのさ。だからこそ、ホモは隠匿される。薔薇には棘が生え、愛は迫害される。だが、だからこそ美しい」
41 = 37 :
権田がタマをオスが密集する地帯に転がして結局今までチームメイトの為に大事に守ってきたものを敵に奪われちゃうんですね
42 :
ひどい会話ですね
43 = 39 :
>本来女性の95%は潜在的なホモ好きなんだから
知らなかった
44 = 33 :
よくわからないんだよなぁ……
46 = 32 :
ノンケは存在しない素晴らしい世界ですね
47 = 38 :
こいつらはレズでもヘテロでもないのか
48 = 1 :
咲「…あ、成る程。わかりました。つまり、そのまだ『目覚めて』居ない人達を、目覚めさせて新しい次元にシフトさせるのが私達『目覚めた人』の使命なんですね」
ゆみ「そうだ。だが、いきなり強烈なのを見せては、刺激が強すぎてその対象の意識が破裂してしまいかねん。だから、事は慎重に…だ」
咲「慎重に…」
ゆみ「そう。そして、まず君がすべきことは、久がどの程度のレベルなのかを知ること」
ゆみ「アイツは唯の男同士の友情に嫌悪を感じる程狭量な人間ではないだろう。ならボディータッチは?キスは?オスプレイは?」
ゆみ「どこまでなら嫌悪感を抱かずに居られるかを調べて欲しい。そのギリギリを繰り返し、徐々にボーダーを下げて行く」
ゆみ「…これが君の全国での、もうひとつの任務だ。…勿論、第一目標は全国優勝だがね」
咲「私の、任務…」
ゆみ「私は抽選会で日程が決まったら、初戦までには東京に行くから。作戦の第2段階は向こうで話し合って決めよう。それで良いかな?」
咲「わかりました。やっぱりゆみさんは頼りになります」
ゆみ「ふ…止してくれよ。まあ、この件に関してはこれくらいかな」
咲「わかりました。それじゃあ…」
ゆみ「ああ。一緒に遊ぼうか。コレクションを見せてくれるんだって?」
咲「はい!それに、私自分で小説も書いてるんです!普段は自分で書いて満足しちゃうし恥ずかしいしで、他の人には見せないんですけど…」
ゆみ「へえ、小説。それは凄いな」
49 :
この二人は両親に土下座するレベル
50 = 28 :
小説?つまりみやながさきという証明をしてくれるということか?
みんなの評価 : ★★★×4
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