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    元スレ恒一「好きな人はいるかって?」 小椋「うん。気になる」

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    151 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:23:18.06 ID:fT0ISDUG0 (+95,+30,-240)

    恒一の手が金木の頭に伸びる。

    「あっ……」

    思わず声が出たことに自分でも驚く金木。

    いつも亜紀を可愛がってばかりだったから、
    他人に撫でられることはなかった。

    照れくさくて懐かしいような不思議な感覚。
    金木は何も話さずしばらくそのままでいた。


    恒一「好きだよ? 金木さん」

    金木「う……うん。ありがと。でも私には亜紀が……ん……」


    文句を言う口は、キスによって塞がれてしまった。
    さっきよりも情熱的に、唾液を交換し合いながらの
    大人の口づけ。金木の身体がぐんぐん熱くなっていった。
    152 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:24:22.76 ID:sOOiIFN50 (+18,+28,-1)
    キャラアンチの人じゃん
    153 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:27:29.79 ID:fT0ISDUG0 (+95,+30,-195)

    世の中の男なんて愚図ばっかりだと思っていた
    そんな彼女の世界が変わろうとしていた。

    閉じられた扉が開く瞬間、その先で待っていたのは
    榊原恒一という名の少年だった。

    席が隣なだけで、ほとんど話したことのない転校生。

    でも今は、こんなにも近くにいる。

    こんなに近くで自分のことを好きと言ってくれてる。

    すごく……うれしかった。


    金木「あのさ……今度は私からキスしてもいいかな?」

    恒一「いいよ。金木さんの好きにして」

    すでに風見は逃亡した。金木は両手を彼の背中に回し、
    抱きついた。胸の鼓動の高まり。
    密着するとより意識してしまう。
    154 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:31:16.37 ID:fT0ISDUG0 (+95,+30,-180)

    二人はまた舌を絡ませ、キスに没頭した。

    ここは教室なので全員から注目を浴びてるのに
    おかまいなしだ。愛ゆえに狂ってしまったのだ。

    恒一は全裸で金木だけ服を着てるという
    アンバランスな組み合わせだが、細かいことはスルーした。


    恒一は金木の上着を脱がし、ブラを見る。
    色気を感じさせるブラだった。ホックを外して
    中身の大きさを確認。

    「うおお……」

    思わずうねる。

    「好きにしていいのよ?」

    その一言で恒一のリミッターは外れる。
    豊満な果実を貪るように吸い付いた。
    155 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:32:10.71 ID:y1u5u9JU0 (-22,-12,-1)
    156 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:32:12.17 ID:goJAeOZZ0 (+19,+29,+0)
    うむ素晴らしい
    157 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:35:18.51 ID:fT0ISDUG0 (+95,+30,-304)

    恒一は金木に頭を撫でられながら赤ちゃんプレイを続けた。
    金木の胸があまりにも気持ちよくていつまでも
    そうしていたかった。


    「不純異性交遊っと……」メモメモ

    「年増の三神先生、何書いてるんですか?」

    「あとで校長に報告しようかなって。
       とりあえず二人とも退学かな?」

    小椋「退学なんてかわいそうですよ!!」

    「でも教室であそこまでやるのはアウトでしょ?」

    高林「セ、セーフですよ!! 彼らだって事情があるはずです!!」

    「でも恒一君って終始全裸だったよね。
       しかも金木さんのストーカーみたいだったし」

    久保寺「だからってまだ終わっちゃいませんよ!!」


    このように、色々と不満は出た。
    158 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:36:29.83 ID:0W2z0hhq0 (+19,+29,-1)
    追いついた


    ぶっ飛んでやがった
    159 : 忍法帖【Lv= - 2012/08/01(水) 21:36:58.93 ID:Wb0f7iYH0 (+14,+29,-2)
    新たな世界だな
    160 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:39:55.61 ID:fT0ISDUG0 (+95,+30,-262)
    だが、愛し合う二人にとって雑音に過ぎない。
    ラジオのノイズのように聞き流せばいいのだ。

    それにしても、一番納得できないのが彼女だった。


    松井(あの二人だけ気持ちいことしてずるいよぉ。
        榊原君に杏子盗られちゃうなんて思わなかッた……。
        もう杏子は私のモノじゃないのね……どうしたらいいのぉ)


    大丈夫だよ松井さんと恒一が声をかけた。


    恒一「君は金木さんの親友だ。僕は金木さんを愛する以上、
        君を一人ぼっちになんかさせない。もう金木さんは
        疲れて寝ちゃったよ? 君もパラダイスへおいで?」

    松井「私も……いいの? 一緒に居てもいいの?」

    恒一「金木さんだってそれを望んでるよ。さあ、手を伸ばして」
    161 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:42:29.72 ID:av1UD+hH0 (+24,+29,-1)
    俺もパラダイスに行ってくる
    162 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:45:36.17 ID:fT0ISDUG0 (+95,+30,-233)

    壇上の周りにはスペースがあった。
    床に軽く押し倒される松井。

    求めるようにお互いの唇が重なり、
    ネチョネチョと音を立てる。

    松井の口腔はすぐに恒一の唾液でいっぱいになった。

    「あっ……そこはだめえっ……んっ……」

    キスをしたまま、松井の胸や下腹をまさぐっていく。
    手つきがいやらしくて身体をよじらせる。

    その姿が扇情的なので恒一を燃え上がらせた。

    「そのまま大人しくしててね。すぐ気持ちよくさせてあげるから」

    愛撫しながら丁寧に服を脱がしていき、ついに裸にしてしまう。
    初めて見る松井の裸は美しかった。少女特有の幼さが残るものの、
    部分的に大人になりつつある身体。

    恒一は成長途中の胸に手を伸ばし、反応を確かめた。
    163 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:46:52.62 ID:jk+CTIjq0 (+22,+29,-1)
    相変わらず官能表現素晴らしい
    164 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:48:40.69 ID:goJAeOZZ0 (+29,+29,-2)
    うむさすがとしか言いようがない もっとやれ
    165 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:49:03.14 ID:fT0ISDUG0 (+95,+30,-119)

    「んっ……」

    目をきゅっと閉じて耐えてる松井。

    恒一の指示で足を開かされ、背後から触られる。
    片方の手で乳首を、もう片方で秘所をいじる。

    「あっ……気持ちぃ……もっと触ってっ……」

    女同士でやるのとは根本的に違った。

    やはり性行とは男女でやるべきなのだと、
    この時改めて実感させられた。

    身も心も彼に任せてしまっていいと思えるほどに。
    快楽を教えてくれた彼になら。

    「んんっ……」

    一度だけ軽く達し、その後は本番となった。
    クラス中が見守る中の本番は緊張したが、もう止まれない。
    166 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:52:52.03 ID:C8RAIoAt0 (+24,+29,-20)
    おーっと!ここで起き上がった金木さんが参戦だぁ!
    167 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:56:31.23 ID:fT0ISDUG0 (+95,+30,-206)

    「あああっ……いいよぉ!! さかきばらくぅんっ……!!」

    突いて突いて突きまくる。
    単純作業の連続だが、意外と骨が折れる。

    だが若い情熱は身体をさらに酷使させた。

    松井が喘ぎ、名前を呼び、絶頂に達して果てる。

    疲れたのためか、金木と同じように
    寝てしまった彼女の髪を優しくなでる恒一。

    他人だったはずの彼女が自分の妹のように
    愛しく思えた。


    「もう気はすんだかしら恒一?」

    風見「てめえら、観戦してる僕たちの身にもなれ。
        思わず全裸になっちまったじゃねえか」

    望月「男子の大半はトイレに駆け込んじゃったよ」
    168 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:57:30.96 ID:fT0ISDUG0 (+84,+29,+0)
    あー 風呂ターイム
    169 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 21:59:50.12 ID:J8dVy9jf0 (+19,+29,-6)
    トイレじゃ濃厚なホモ祭りか
    170 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:06:53.65 ID:y1u5u9JU0 (+1,+11,+0)
    171 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:09:22.86 ID:jt8HskPX0 (+0,+9,-1)
    172 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:14:46.88 ID:e/TKBqMuO (+8,+18,+0)
    173 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:15:18.02 ID:a+E0+FCGO (-6,+8,-1)
    174 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:16:48.95 ID:lOCDgqNO0 (+15,+30,+0)
    175 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:23:47.52 ID:goJAeOZZ0 (+1,+11,+0)
    176 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:28:21.97 ID:y1u5u9JU0 (+1,+11,+0)
    177 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:30:16.40 ID:JVvGqs0Q0 (+21,+26,+0)
    最近めっきり少なくなったanotherスレ
    178 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:37:24.48 ID:y1u5u9JU0 (+1,+11,+0)
    179 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:41:48.62 ID:goJAeOZZ0 (+0,+9,-1)
    180 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:43:21.33 ID:FrRuiJUx0 (+13,+23,+0)
    181 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:44:30.24 ID:jt8HskPX0 (+20,+30,+0)
    182 : 保守トン - 2012/08/01(水) 22:44:45.85 ID:fT0ISDUG0 (+81,+30,+0)

    この騒動が終わり、三組の人間関係に変化が生まれた。
    恒一は金木や松井と親しくなり、昼食など一緒に食べるようになった。

    前回のセックスについては久保寺先生の許可を得て不問になった。

    怜子は不満そうだったが、甥のパンツでオナニーするような
    変態だったので文句は言えなかった。

    さて、恒一が金木松井と仲良くしてるとイライラする人が何人か。
    鳴や小椋由美、多々良恵や桜木ゆかりを代表に他多数である。

    鳴は屋上の隅で恒一たちを見守ってる。

    「あのポジは私の者だったはず。
       どうして仲睦まじそうに三人で食べてるの」ジー

    恒一「松井さんって料理上手だっただねー。
        僕が食べてもおいしいよ」

    松井「あ、ありがと/// 料理得意な榊原君に褒めてもらえるとうれしいな」

    金木「亜紀ばっかり褒められてずるーい。
        私も料理覚えよっかな。帰宅部だから家帰っても暇だし」
    183 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:49:48.21 ID:fT0ISDUG0 (+95,+30,-200)

    恒一「料理なんてすぐ覚えられるよ。
       あっ、よかったら僕が教えてあげようか?」

    金木「いいねそれ。今日榊原の家行ってもいい?」

    恒一「もちろんさ!! よかったら松井さんも来るかい?」

    松井「いいの? じゃあ私もぜひ///」

    「ぐぬぬ……なんという展開……私も一緒に行きたいよぉ!!」ジー

    見守ってるのは一人ではなかった。

    小椋「ふぇぇ。あたしだって恒一君と遊びたいわ。
       スレタイに入ってんだから少しは優遇されたいわ」コソコソ

    「小椋さんじゃない。あなた、会話数なら女子でトップだから
      十分でしょ? じゃあ早く帰ってね」

    小椋「冷たいこと言わないでよ。あたしたちは負け犬コンビじゃない。
       仲良くいきましょ? 一人で活動するより二人のが確実だわ」

    「活動って何やるの?」
    184 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:51:47.39 ID:y1u5u9JU0 (-22,-12,-1)
    185 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:52:01.17 ID:jt8HskPX0 (+18,+28,+0)
    おかえり
    186 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:54:25.86 ID:fT0ISDUG0 (+95,+30,-184)

    小椋「主にストーキング活動ね。
       恒一君に悪い虫がつかないように観察するの」

    「すでに虫がついてますが」

    小椋「なら、そいつらから奪い返せば良いのよ!!」

    「やる気満々だね。なんか私も勇気が出てきた」

    小椋「でしょ? じゃあ今日からさっそくストーキング開始よ」

    「レッツ・ストーキング!!」

    有田「あのぉ。それって犯罪じゃないですか?」

    同じように影で見守っていた有田が突っ込んだが、
    答えてくれる人は誰もいなかった。

    夕方。

    恒一「HRも終わったし、さあ行こうか」

    金木・松井「うん!!」

    三人組は三神家(※怜子の家)へ向けて出発。
    鳴、小椋も尾行開始である。
    187 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:57:41.08 ID:fT0ISDUG0 (+95,+30,-285)

    三神家。

    金木「へえ。ここが榊原君の部屋なんだ」

    恒一「適当なとこガサ入れしていいよ。電動バイブとか
        オナホとか自筆の同人誌とか出てくるから」

    松井「なによそれ。本当に変態なんだから。あはは」

    恒一「あと僕のことは恒一って呼んでね」

    金木・松井「私たちのことも下の名前で呼んでいいからね」

    恒一「おk。それじゃ調理場に行こうか?」

    ガガタタタタ

    一同「……?」

    恒一(なんだ今の音? 泥棒でもいるのか?
        まあ怜子さんが帰れば退治してくれるだろ)
    188 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 22:59:46.20 ID:y1u5u9JU0 (-22,-12,-1)
    189 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 23:00:45.41 ID:JPz9TTnq0 (-13,-1,-11)
    ワロタww
    190 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 23:03:03.83 ID:fT0ISDUG0 (+95,+30,+0)

    キッチン。

    恒一「初めてだからカレーでも作るか!!」

    金木「いいわねカレー」

    松井「まずは野菜切るとこからねー。
        最初にお水で洗いましょー」ジャー

    金木「ほー。さすが亜紀は手際良いわね」

    恒一「慣れだよ慣れ。かね……杏子さんもいつか
        こんな感じになれるよ。材料となる野菜を
        切ってから鍋で炒めるんだ」

    金木「むむ、切るのって結構コツがいるわね」

    恒一「慣れないうちはゆっくりでいいからね」

    金木「ああっ。足を切ってしまったわ!!」

    恒一「金木さん、そこ足じゃなくて手の指だよ!!」

    金木「はぁはぁ……出血多量で死にそう……。
        お願いだから指チュパして?」
    191 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 23:06:57.20 ID:y1u5u9JU0 (-22,-12,-1)
    192 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 23:08:36.21 ID:fT0ISDUG0 (+95,+30,-233)

    恒一「望むとこだ!!」

    金木「ああっ……いやらしい目つきの恒一君に指を舐められてるわ!!」

    松井「ちょっとぉ。二人とも真面目にやりなさいよね」

    恒一「でも止められない止まらない」

    金木「んっ……んはぁっ……やだ……もうだめ……」

    松井「杏子ったらしょうがないわねぇ。
        痛いならばんそうこう張った方がいいよ?」

    恒一「よし!! 取ってくる!!」

    松井「あっ。待ってさかき……恒一君!!」

    恒一「ん? なんだい?」

    松井「裸でエプロンしてるのはどうかと思うから
        服は着たほうがいいと思うよ?」

    恒一「良く考えるとそうだね。
        じゃあ、ついでにズボンとか履いて来るよ!!」
    193 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 23:11:39.06 ID:TFwg9lsk0 (+24,+29,-1)
    油断したらすぐ狂いだすな
    194 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 23:12:23.74 ID:GumBZx/f0 (+22,+29,-1)
    相変わらずペース早いな
    195 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 23:13:35.43 ID:fT0ISDUG0 (+95,+30,-264)

    自室へ戻る。

    恒一「ふぅ。服を着ると新鮮な気分だな。ゴムの締め付けとか
       ウザったく感じるよね。僕だけかな? 
        さて、ばんそうこうも取ったし戻るか……」

    少し沈黙。

    恒一「僕の布団の中に鳴と由美さんがいるのは気のせいってことに
       しておくよ。うん。そうした方がいい。じゃあね二人とも」ガラッ

    「ほっ。行ったみたいね」

    由美「変なとこに隠れたからばれちゃったじゃない」

    「まさか部屋に戻ってくるとは考えられなかったのよ」

    由美「これからどうするのよ?」

    「リモコンバイブを見つける。恒一君の性癖を知りたいから」

    由美「ふぅん。あんたも私も暇人よね」
    196 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 23:13:38.57 ID:dMZu0rwI0 (+19,+29,-2)
    逢ちゃんに媚薬を使うと可愛い
    197 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 23:14:09.18 ID:dMZu0rwI0 (-17,-2,+0)
    誤爆
    198 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 23:19:03.23 ID:fT0ISDUG0 (+95,+30,-292)

    キッチンに戻り、金木の指を治療。

    松井「炒め物はこうやってするのよ?
        火の強さはこれくらいでささっとやるの」

    金木「おーさすが亜紀。勉強になるわ。私にもやらせて」

    松井「火傷しないようにね?」

    金木「うん」

    恒一(金木さんもやる気になってくれてよかった。
        僕としても料理好きが増えてくれるのはうれしいよ。
        最初は女っぽい趣味かなって思ったけど今では
        よかったと思ってる。それより由美さん達どうしよう)
     
    慣れないながらも松井や恒一の助言を受け、
    なんとかカレーを完成させる金木。

    まだ完璧とは言えない出来だけど、
    彼女なりに頑張って作った。一緒に食べた恒一も松井も
    おいしいと言ってくれた。金木は何よりそれがうれしかった。
    199 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 23:22:48.27 ID:fT0ISDUG0 (+95,+30,-217)

    三人で談笑しながらの食事は終わった。
    時刻はちょうど六時前。
    少し早い夕食となってしまった。

    恒一「ねえ二人とも。実はどうしても話さないと
       いけないことがあるんだ」

    松井「改まってどうしたの?」

    恒一「実は……僕の部屋にくせ者がいる」

    金木「な、なんですってー!?」ドンガラガッシャーン!!

    松井「杏子驚きすぎ。くせ者って泥棒ってこと?」

    恒一「それに近いかな? 困ったことに僕のよく知ってる人なんだ。
       ……小椋さんと見崎さん」

    金木「ちょ……あの二人は呼んでないんでしょ?
        完全に不法侵入じゃない。怜子さんに言いつけちゃえば?」
    200 : 以下、名無しにか - 2012/08/01(水) 23:27:02.72 ID:fT0ISDUG0 (+95,+30,-241)

    恒一「いや、それはまずい」

    松井「どして?」

    恒一「実はね、怜子さんはかなり切れる人なんだ。
        僕への執着がすごいから他所の女を排除したがる」

    金木「うわぁ。恒一君も苦労してるのね」

    松井「もてる男は辛いねぇ」

    恒一「うん。それでもうすぐ帰ってくる時間なんだ。
        僕の部屋を開けられたら一巻の終わり。
        二人はたぶん、生きて帰れない」

    金木「そんなに大げさなことなの!?」

    松井「あの二人やばいじゃーん!!」

    「ただいまー。恒一君」ガラガラ

    恒一(もう帰ってきたか。早く鳴たちを逃がさないと!!)ダダダダダッ
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