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元スレ春香「こ、こちらスプリング。Pを発見しました!」
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P「周りに見られてないかな?」
春香「私は、見られたって平気です」
春香「きっと、プロデューサーさんが守ってくれますから」
P「世間にばれた時は、二人きりで逃避行としゃれこむか? ジェット機チャーターして」
春香「無人島にバカンスですか? プロデューサーさん、それは美希の曲ですよ」
P「あはは、そうだった……」
春香「私は、見られたって平気です」
春香「きっと、プロデューサーさんが守ってくれますから」
P「世間にばれた時は、二人きりで逃避行としゃれこむか? ジェット機チャーターして」
春香「無人島にバカンスですか? プロデューサーさん、それは美希の曲ですよ」
P「あはは、そうだった……」
春香「プロデューサーさん……」
P「ん?」
春香「好きです」
P「……」
P「知ってるよ」
春香「プロデューサーさんは、どうですか?」
春香「プロデューサーさんの気持ち、伝えてください」
P「さっきのが……」
春香「ちゃんと言葉で言ってくれなきゃ、女の子は嫌ですよ」
P「……」
P「ん?」
春香「好きです」
P「……」
P「知ってるよ」
春香「プロデューサーさんは、どうですか?」
春香「プロデューサーさんの気持ち、伝えてください」
P「さっきのが……」
春香「ちゃんと言葉で言ってくれなきゃ、女の子は嫌ですよ」
P「……」
P「春香……」
春香「はい」
P「俺は、君のことが好きだ」
P「お菓子が好きな可愛らしい所も、よく転んでしまうドジな所も、リボンが似合う所も」
P「君の全てが愛おしい」
春香「……」
春香「はい」
P「俺は、君のことが好きだ」
P「お菓子が好きな可愛らしい所も、よく転んでしまうドジな所も、リボンが似合う所も」
P「君の全てが愛おしい」
春香「……」
P「春香……」
春香「はい」
P「俺は、君のことが好きだ」
P「お菓子が好きな可愛らしい所も、よく転んでしまうドジな所も、リボンが似合う所も」
P「君の全てが愛おしい」
P「俺には、力も何もない。でも、世界中のだれよりも君を愛せる自信がある。だって、俺は君のプロデューサーだから」
P「だから、春香。俺の気持ち、受け取ってくれ」
春香「はい……」
P「ありがとう、春香……」
春香「……」
こちらスプリング……目標の獲得を確認、作戦大成功です!
fin
春香「はい」
P「俺は、君のことが好きだ」
P「お菓子が好きな可愛らしい所も、よく転んでしまうドジな所も、リボンが似合う所も」
P「君の全てが愛おしい」
P「俺には、力も何もない。でも、世界中のだれよりも君を愛せる自信がある。だって、俺は君のプロデューサーだから」
P「だから、春香。俺の気持ち、受け取ってくれ」
春香「はい……」
P「ありがとう、春香……」
春香「……」
こちらスプリング……目標の獲得を確認、作戦大成功です!
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千早「そう……春香、おめでとう」
千早「えっ、私のおかげ?」
千早「よして、私は春香に何もしてあげられなかったわ」
千早「プロデューサーを手に入れたのは、まぎれもない春香自身の力よ」
千早「それでも、ありがとう?」
千早「春香……あなたって、本当にお人好しね」
千早「えぇ、それじゃあプロデューサーによろしくって言っておいて」
千早「春香、本当におめでとう……」
千早「……」
千早「えっ、私のおかげ?」
千早「よして、私は春香に何もしてあげられなかったわ」
千早「プロデューサーを手に入れたのは、まぎれもない春香自身の力よ」
千早「それでも、ありがとう?」
千早「春香……あなたって、本当にお人好しね」
千早「えぇ、それじゃあプロデューサーによろしくって言っておいて」
千早「春香、本当におめでとう……」
千早「……」
千早「……」
千早「あの、プロデューサー」
千早「どうした、千早?」
千早「港に行きませんか? 海がみたいです」
千早「あぁ、構わないぞ」
千早「あの、プロデューサー」
千早「どうした、千早?」
千早「港に行きませんか? 海がみたいです」
千早「あぁ、構わないぞ」
港
千早「……潮風が気持ちいいですね」
千早「髪を傷めるらしいけどな」
千早「プロデューサー。春香、プロデューサーと結ばれたそうですよ」
千早「そっか。よかったな……」
千早「これで、俺と千早と春香の3人ってわけだ……羽ばたく準備は出来たってわけだ」
千早「プロデューサー、違います。全部が終わったんです」
千早「……」
千早「プロデューサー」
千早「うん、知っていたよ。俺がプロデューサーでも、なんでもないってことは」
千早「……潮風が気持ちいいですね」
千早「髪を傷めるらしいけどな」
千早「プロデューサー。春香、プロデューサーと結ばれたそうですよ」
千早「そっか。よかったな……」
千早「これで、俺と千早と春香の3人ってわけだ……羽ばたく準備は出来たってわけだ」
千早「プロデューサー、違います。全部が終わったんです」
千早「……」
千早「プロデューサー」
千早「うん、知っていたよ。俺がプロデューサーでも、なんでもないってことは」
千早「私、プロデューサーに気持ちを伝えることができない臆病者です」
千早「だから、春香に自分を映して……そういうことだろ? でなければ、あんなに必死にならないさ」
千早「やっぱりプロデューサーには、わかってしまうんですね」
千早「当たり前だろ。俺は千早から生まれたんだからさ」
千早「春香と俺が結ばれた時に、そうすれば千早は幸せなはずだった」
千早「でも、私は春香とプロデューサーが幸せそうにする姿を想像したら……春香を、親友を許せそうになかった」
千早「そこで、俺が出来たってことだよな? 俺に依存すれば春香への憎しみも薄れる」
千早「そうです。最初は、演技の延長でやってみただけで」
千早「でも、気が付いたら必死になっている自分がいて……」
千早「千早の歌に対する表現力が、演技の表現力につながって……それの結果かもな」
千早「はい……」
千早「だから、春香に自分を映して……そういうことだろ? でなければ、あんなに必死にならないさ」
千早「やっぱりプロデューサーには、わかってしまうんですね」
千早「当たり前だろ。俺は千早から生まれたんだからさ」
千早「春香と俺が結ばれた時に、そうすれば千早は幸せなはずだった」
千早「でも、私は春香とプロデューサーが幸せそうにする姿を想像したら……春香を、親友を許せそうになかった」
千早「そこで、俺が出来たってことだよな? 俺に依存すれば春香への憎しみも薄れる」
千早「そうです。最初は、演技の延長でやってみただけで」
千早「でも、気が付いたら必死になっている自分がいて……」
千早「千早の歌に対する表現力が、演技の表現力につながって……それの結果かもな」
千早「はい……」
千早「最初はうまく出来ませんでしたけどね」
千早「それはそうだよ。だって、俺は千早の持つ俺との記憶と俺に対するイメージで作られた」
千早「出来そこないのプロデューサーだからな」
千早「そうです……私が作り出した、とっても稀薄な存在でした」
千早「だからこそ、よりプロデューサーの存在を確かなものにするために」
千早「俺の部屋、行動、予定、口調、服装、癖……おおよそ考え付く俺の全てを取り込もうとしたよな」
千早「はい……だって、そうすればプロデューサーはいつも私のそばにいてくれることと同じですから」
千早「それはそうだよ。だって、俺は千早の持つ俺との記憶と俺に対するイメージで作られた」
千早「出来そこないのプロデューサーだからな」
千早「そうです……私が作り出した、とっても稀薄な存在でした」
千早「だからこそ、よりプロデューサーの存在を確かなものにするために」
千早「俺の部屋、行動、予定、口調、服装、癖……おおよそ考え付く俺の全てを取り込もうとしたよな」
千早「はい……だって、そうすればプロデューサーはいつも私のそばにいてくれることと同じですから」
千早「でも、いないんです」
千早「どれだけやっても……プロデューサーはいないんです」
千早「いるはずなのに……声を返しくれるのに、そこにいないんです」
千早「千早、それは当たり前じゃないか」
千早「だって、俺はそこにいないだから……」
千早「どれだけやっても……プロデューサーはいないんです」
千早「いるはずなのに……声を返しくれるのに、そこにいないんです」
千早「千早、それは当たり前じゃないか」
千早「だって、俺はそこにいないだから……」
千早「千早だって、わかっているんだろ?」
千早「……」
千早「今こうして、俺と喋っているのだって千早の頭の中で構成した脚本やら台本を……」
千早「そこに載っている台詞を読み上げているだけだろ」
千早「千早、いまの俺の言葉……千早の口から出ているんだぞ?」
千早「千早が全部、考えて喋っているんだ」
千早「プロデューサー……私、一人芝居をしているんですね」
千早「……あぁ、このやり取りさへ芝居だ」
千早「……」
千早「今こうして、俺と喋っているのだって千早の頭の中で構成した脚本やら台本を……」
千早「そこに載っている台詞を読み上げているだけだろ」
千早「千早、いまの俺の言葉……千早の口から出ているんだぞ?」
千早「千早が全部、考えて喋っているんだ」
千早「プロデューサー……私、一人芝居をしているんですね」
千早「……あぁ、このやり取りさへ芝居だ」
千早「どうしようもないですね、私」
千早「そんなことないよ」
千早「こうやって、プロデューサーに慰めの言葉を言わせているあたりが」
千早「もう……終わりにしないといけないのね」
千早「そんなことないよ」
千早「こうやって、プロデューサーに慰めの言葉を言わせているあたりが」
千早「もう……終わりにしないといけないのね」
千早「プロデューサー、お別れです」
千早「うん、俺もそれが一番いいと思う」
千早「プロデューサーと過ごした時間、夢のような時間でした」
千早「俺もだよ。でも、夢はいつか覚めるものだから」
千早「くすっ……プロデューサー、気障すぎです」
千早「千早が言わせているんだよ」
千早「それもそうですね」
千早「うん、俺もそれが一番いいと思う」
千早「プロデューサーと過ごした時間、夢のような時間でした」
千早「俺もだよ。でも、夢はいつか覚めるものだから」
千早「くすっ……プロデューサー、気障すぎです」
千早「千早が言わせているんだよ」
千早「それもそうですね」
千早「なぁ、千早。俺のことは忘れろよ。いや、俺のことは忘れちゃいけないんだけどさ」
千早「あぁ、ややこしいな」
千早「分かってますよ、プロデューサー」
千早「プロデューサーは消えてしまいますけど、プロデューサーは確かにいますから」
千早「なんだか、それだと用済みって感じだな」
千早「すみません。私が弱いばっかりに……」
千早「そっか……ならさ、せめてものお詫びに歌ってくれないか」
千早「春香の隣にいるプロデューサーじゃなくて、千早の一番近くにいたプロデューサーである俺のために」
千早「はい……私の最高の歌を」
千早「あぁ、ややこしいな」
千早「分かってますよ、プロデューサー」
千早「プロデューサーは消えてしまいますけど、プロデューサーは確かにいますから」
千早「なんだか、それだと用済みって感じだな」
千早「すみません。私が弱いばっかりに……」
千早「そっか……ならさ、せめてものお詫びに歌ってくれないか」
千早「春香の隣にいるプロデューサーじゃなくて、千早の一番近くにいたプロデューサーである俺のために」
千早「はい……私の最高の歌を」
こんなに辛い気持ち、初めて感じちゃった
映画やドラマみたいな、キレイゴトと違う
ホントにバカな私、後悔先に立たず
時間が戻せるなら、少しはマシになれる?
広い世界で一人、あなたが好きでよかった
そ・れ・だ・け
思い出をありがとう、勇気までもらえた
悲しみや切なさ、今日で全てサヨウナラ
吹き抜ける秋風、涙腺も枯れたし
行き慣れた通りを、胸を張って歩いてみる
千早「この気持ちを今あえて言葉にするなら……『ありがとう』……かな?」
愛嬌でごまかす、恋愛はできない
次こそは上手にやれる、そんな気がするのよ!
映画やドラマみたいな、キレイゴトと違う
ホントにバカな私、後悔先に立たず
時間が戻せるなら、少しはマシになれる?
広い世界で一人、あなたが好きでよかった
そ・れ・だ・け
思い出をありがとう、勇気までもらえた
悲しみや切なさ、今日で全てサヨウナラ
吹き抜ける秋風、涙腺も枯れたし
行き慣れた通りを、胸を張って歩いてみる
千早「この気持ちを今あえて言葉にするなら……『ありがとう』……かな?」
愛嬌でごまかす、恋愛はできない
次こそは上手にやれる、そんな気がするのよ!
千早「……」
千早「プロデューサーの家の鍵……」
千早「それと、プレゼントしてくれた指輪」
千早「……」
千早「ごめんなさい、プロデューサー」ギュッ
千早「……えいっ!」シュッ
ボチャンッ!
千早「……」
さようなら、プロデューサー……
fin
千早「プロデューサーの家の鍵……」
千早「それと、プレゼントしてくれた指輪」
千早「……」
千早「ごめんなさい、プロデューサー」ギュッ
千早「……えいっ!」シュッ
ボチャンッ!
千早「……」
さようなら、プロデューサー……
fin
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