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    元スレみゆき「カミングアウトでウルトラハッピー!」

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    51 :

    結局どれも、本人が思ってるほど深刻な話じゃないってオチかな?

    52 = 1 :

    みゆき「……」

    あかね「……」

    やよい「……」

    れいか「……」

    なお「……」

    みゆき「なおちゃん、かっこいいもんね!」

    やよい「ありあり!全然ありだよ!」

    なお「そこ!?」

    あかね「茶化しなや、みゆき、やよい」

    れいか「なお……一体、どうしてそんなことに?」

    なお「うん……ほら、うちの男子サッカー部って、弱いでしょ?」

    53 :

    この流れから行けばみゆきだけシャレにならんレベルのカミングアウトしそう

    54 = 9 :

    なおちゃん一番タイプ支援

    55 = 1 :

    やよい「あー、小学生のチームに前半で5点差つけられたー、って聞いたことあるね」

    あかね「女子部のなおみたくエースもおらんし、まとまりもないねんな」

    なお「そうなんだ。でもね、正顧問の先生が病気でいないから仕方のない部分もあるんだよ……でも」

    みゆき「でも?」

    なお「他校との試合で、ね。それに負けたら、向こう一年間の町の大きなグラウンドの使用許可を、そちらにゆずるって、賭けをしちゃったんだ。男子部」

    れいか「……弱小なサッカー部は野球部その他にグラウンドの大半を使用されていて、週に何度か町のグラウンドを使わないと十分な練習が行えない」

    れいか「と。生徒会の方でも、問題になっていました。ですが、まさかそんなことを……」

    なお「『弱いくせに練習なんてしてなんの意味があるんだ』って、言われたらしい。それで喧嘩になったんだ、って」

    なお「それを聞いて、さ。私も頭にきちゃって。だって、連中弱いけど、真面目な奴らなんだ。部員が足りなかった去年とかは、嫌な顔一つせず女子部に混ざって練習してたし」

    あかね「それで、助っ人になったったー、ゆうわけか」

    56 :

    なおちゃんが男子サッカー部で頑張る話の作者がもし岡本倫だったら?

    57 = 45 :

    なおちゃんかっこいい

    58 = 6 :

    なおちゃんさすがだな

    59 = 9 :

    なおちゃん付き合ってくれ!

    60 = 1 :

    なお「うん。去年は髪もまだ伸ばしたてだったし、帽子に納められたから」

    れいか「私がリボンをあげたのも、去年の末ほどの話しだものね」

    なお「さらしも用意してたんだけど……使わなかったよ。何でかは聞いてくれるな」

    あかね「そか。それで、結果はどないやったん?」

    なお「10-0で勝てたよ」

    あかね「相手弱っ!?!?」

    なお「なんかあたし常時フリーだった……いや、そこはいいんだ。勝てたことは勝てたし、連中の力にもなれた。感謝も、された。でも、でも、さ」

    なお「……あたし、ルールを破ったんだ」

    みゆき「……なおちゃん、それは」

    なお「理由なんて、関係ないよ。ううん、今考えれば、その理由だってあたしの感情一つだし」

    やよい「で、でも……その場合は、えっと」

    なお「ううん、やよいちゃん。庇わなくたって、いいんだ。あたしが一番よく分かってる。あたしは、自分が一番嫌いな」

    なお「卑怯な手を使って、しまったんだ。それは変わらないよ」

    れいか「……」

    61 :

    しえん

    62 :

    >>61
    子どもが泣くからやめい

    63 = 1 :

    なお「ずっとずっと、ひっかかってた。うん、納得をしようともしたんだ」

    なお「助けてあげられたし、無理難題で筋が通ってない相手の鼻をあかせてやれた」

    なお「でもさ。それでよかったのか、って。もっともっと何か、手があったんじゃないか、って」

    なお「れいか。あたしがれいかみたいに頭がよければ、きっと話し合いでなんとかなったんじゃないのか、って」

    れいか「……なお」

    なお「あたし、直球勝負って言ってるけど。違うんだ。あたしは、直球でしか。思ったようにしか考えられないし、進めないんだ。それでいつも、事が済んでから……後悔ばかりしてる」

    なお「あたし、自分が恥ずかしいよ……弟たちに、けいたにゆうたにこうたに、はるとひなに顔向けできない」

    なお「姉ちゃんは……っ、みんなを叱れるような、姉ちゃんじゃないんだ、って」

    みゆき「……なおちゃn」

    あかね「待ったり、みゆき」

    やよい「あ、あかねちゃん?これは、大好き抱きしめの流れじゃ……」

    あかね「いや、ここは……幼馴染の特権を、発揮してもらおうや」

    れいか「……なお」

    ギュッ

    なお「れい、ぐすっ、れいか」

    64 :

    みゆきかわいい

    65 = 1 :

    れいか「あなたは何も間違ってないわ、なお」

    なお「でも、うぅ、でもぉ」

    れいか「私こそ、生徒会というそのような問題に対処できる立場にありながら、何もできなくてごめんね?」

    なお「! 違うよ!れいかは何も、悪くないよ!あたし、あたしが……相談しなかったのが、悪いんだ。直球直球って、向こう見ずに……」

    れいか「知ってる。なお、私はあなたの幼馴染よ?だからね、なお」

    れいか「私はあなたの鏡でありたいの。ずっとずっと、それは変わらないわ」

    なお「れいか……」

    れいか「なおがまっすぐにしか進めないなら、その結果で悩むなら。私がなおを映してあげる」

    れいか「なおが求める清らかな心は、あなたの中にあるんだって。私が教えてあげる」

    れいか「それが、友達でしょ?なお……もう一人で、悩まないでね?」

    なお「れいか……れいかぁあぁ」

    あかね「今や!」
    みゆき「なおちゃーん!私もなおちゃん大好きだよぉー!」
    やよい「なおちゃんかっこいいよ!ヒーローみたいだよ間違ってなんかないよぉー!」
    キャンディ「クルぅ!」

    なお「みんな、うぅ、うわぁあああん!みんなぁー!!」

    れいか「ふふっ、なおは昔から泣き虫なのよね」

    66 = 7 :

    男子としてサッカー参加ってだけで飯三杯はイケる

    67 = 47 :

    で、仕様後のユニフォームはどこへ行ったんだ?

    68 = 6 :

    ピュアななおちゃんprpr

    69 = 1 :

    なお「ぐすっ、ありがと、みんな。すっごいスッキリしたよ」

    あかね「そら良かったわ。なお番長の意外な姿はこれが初めてやないけども」

    なお「番長言うな!れいか、ありがと。あたしの幼馴染が、れいかでよかったよ」

    れいか「私もよ、なお」

    やよい「うーんと、それじゃ次はその流れでれいかちゃん?」

    れいか「私、ですか。ついに、ですね……」

    みゆき「れい、れいかちゃん顔が真剣に!」

    やよい「き、気楽にじゃなかったの!?れいかちゃん真面目すぎー」

    れいか「はっ。すいません、ですが私の発言は……みなさんの、その。この場でのやる気など、諸々を失わせて、しまいそうで」

    あかね「な、なんやそれ……プリキュアであることを、ってことか?」

    なお「れ、れいか……一体なんなのさ。話してよ」

    れいか「……実は」

    70 = 1 :

    れいか「……」

    れいか「……私、夏休みの宿題。昨日で全部、終わってるんです」

    みゆき「」

    あかね「」

    やよい「」

    なお「……」

    れいか「……」

    なお「……れいか、それ今年は我慢しようって言ってたじゃないか」

    れいか「ごめんなさい。でも、お兄様に昨晩誘われてしまって……」

    あかね「れいか!」

    れいか「な、なんでしょうあかねさん……怒ります?」

    あかね「映させてぇ!!」

    れいか「ダメです♪」

    71 = 62 :

    れいかさんさすが優等生

    72 = 6 :

    れいかさんの宿題は俺がもらった!

    73 = 7 :

    >れいか「ダメです♪」
    これの破壊力

    75 = 1 :

    あかね「この量を、れいかは一日やって……みゆき、意味わかる?」

    みゆき「わかった、れいかちゃん!小人さんを呼んでちょちょいのちょいだったんだね!」

    あかね「あかん、あんたのが分からん」

    れいか「正確には渡された一昨日も含めてですから、二日かかっていますけどね」

    やよい「で、でも凄いよ、凄すぎるよれいかちゃん……私、この計算ドリルなんて終わるまでに夏が終わっちゃってそうだよぉ」

    なお「そこは、みんなで力合わせて頑張ろう、やよいちゃん。あ、あかね。だからと言ってうつすのはなしだよ?」

    あかね「わ、分かってますー、冗談ですーもー」

    れいか「ふふっ。あ、そうでした。全て、とは言ったのですが。一つだけ、これが残っているんです」

    キャンディ「クル?そりなぁにクル?」

    みゆき「あ……そっかぁ、絵日記があるんだよね!」

    79 = 1 :

    れいか「はい、私にこの夏で残された宿題は、これだけです」

    れいか「みなさん……最高の物が出来るようにするため。協力、していただけますか?」

    なお「もちろんさ!」

    あかね「ふっふっふー、せんせが笑いすぎて皺が伸びまくるくらいのもんにしたらぁー!」

    やよい「みんなでいれば、きっと何から描こうか困るくらいだよね!」

    みゆき「うん、うん!れいかちゃん!ウルトラハッピーな絵日記に、しようね!」

    キャンディ「キャンディも描くクルぅ!」

    れいか「ふふっ、ありがとうございます。今年の夏休みは、とってもとっても楽しくなりそうだわ」

    80 :

    2日で絵日記以外の宿題全部とかやばいな

    81 :

    5教科のドリルと読書感想文とお絵かきに自由研究があるかないかくらいだから
    死ぬ気でやればできるのかもしれない

    82 = 1 :

    あかね「そんじゃ、最後はみゆきやなー」

    みゆき「わ、私かぁ……なんだか、いざ自分の番になったら緊張するね!」

    やよい「分かる、分かるよみゆきちゃん」

    なお「でもほら、これまでの流れで分かったでしょ?私達、何を言われても大丈夫だよ」

    れいか「えぇ、ですからみゆきさん。何も心配せず、おっしゃりたいことをおっしゃってください」

    みゆき「うん……そうだよね。みんな、なら。うん」

    キャンディ「キャンディもいるクル?」

    みゆき「ははっ、ありがと……あのね。私、絵本が大好きでしょ?」

    あかね「? 知っとるけど」

    83 = 1 :

    やよい「えっ。もしかして、絵本の業界でも最初の一冊が、とか……?」

    みゆき「ううん、そういうことじゃなくて。あのね、私のこの趣味を知ると、意地悪な男の子が言ってきたりしたんだ……」

    みゆき「『おい星空ー!知ってるか?グリム童話って本当はほとんど怖いオチなんだぜー!』って」

    なお「あー……き、聞いたことが、あるね」

    れいか「……戒めや風刺、教訓を強烈に分からせる目的があったものも多数だったそうですから。ですが、みゆきさん?今は……」

    みゆき「……私は、そんなことを言ってくる子には」

    みゆき「これを、貸してあげることにしています」




    エドワード・ゴーリー著『ギャシュリークラムのちびっ子たち―または 遠出のあとで』

    あかね「」

    やよい「」

    なお「」

    れいか「」

    キャンディ「」

    84 = 51 :

    >>79
    >皺が伸びまくるくらいのもんにしたらぁー!

    おい

    85 = 81 :

    こええみゆきさん

    86 = 78 :

    意地悪な男の子…まるでお前らだな

    88 = 61 :

    みゆき怖すぎ

    89 :

    あらすじ読んだら怖すぎた

    90 = 7 :

    ググったら予想以上に怖かった

    92 = 1 :

    みゆき「私ね、知ってるの。グリム童話がどんなに怖くって、恐ろしい話か、なんて」

    みゆき「世の中には、ハッピーエンドだけじゃない。たくさんたくさん、バッドエンドなお話もあるんだ、ってこと」

    みゆき「それでも、私はハッピーエンドが好き」

    みゆき「ハッピーエンドを求める、人間の心が大好き」

    みゆき「バッドエンドを作った人も、きっときっと、何か私達に伝えようとしていたはずなの」

    みゆき「辛いお話から、悲しい出来事から、私達が何か学べるように、って」

    みゆき「アンだって、楽しい出来事ばっかりじゃなかったよ。泣いたりしたこともたくさんあったよ」

    みゆき「それで本を閉じてしまったら、そこで本当にお終いなの。私は、そんなのは嫌だ」

    93 = 78 :

    >>92
    本編でもこういうこと言ってくれたらみゆきのことがもっと好きになれる

    94 :


    95 = 81 :

    こんないい娘なのになんでそんな本貸すんだwwww

    96 = 1 :

    みゆき「絵本が大好きな私は、ハッピーエンドが大好きな私は、だからこそ、バッドエンドの重要さも知ってるの」

    みゆき「人はそこから立ち直れるんだって、教えてくれるの」

    みゆき「私は、どんなバッドエンドも乗り越えて。スマイルになれる、ハッピーエンドがきっとあるって。信じてる」

    みゆき「だから私、バッドエンドからも逃げない……この前、キャンディを助けたいって思ったとき。ようやく、分かったの」

    みゆき「……私、間違ってる、かな」

    あかね「……みゆき。あんたは、凄いな」

    やよい「みゆきちゃん……みゆきちゃんは、いっつも私達の思ってるよりずーっとずーっとかっこいいことをしてくれるよね」

    なお「みゆきちゃん、ありがとう、みゆきちゃんのことを教えてくれて。私、思ったよ。みゆきちゃんと一緒なら、どんな戦いにでも憑いていきたいって」

    れいか「みゆきさん……きっと、困難な道です。ですが、私達みんな一緒なら。平気です、そうですよね?」

    キャンディ「クル!キャンディも、頑張るクル!みゆきの、ハッピーエンドのためにクルぅ!」

    97 = 9 :

    スマイル×4スマーイルプリキュア♪

    98 = 61 :

    憑いていくとかなおちゃん怖すぎ

    99 = 62 :

    童話の真実を知って凹むみゆきちゃんのスマプリSSがあったな

    100 = 7 :

    なおちゃん俺に憑いて


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