元スレほむら「杏子、あなたは美樹さやかを愛するようになるわ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
1 :
杏子「はぁ? 一体なんの話だよ急に」
ほむら「そのままの意味よ。あなたは美樹さやかを愛するようになる」
杏子「あのトーシロなボンクラを? あたしが? ありえないね」
ほむら「そのうちわかるわ」
杏子「だいたいあいつは女じゃねーか。なんであたしが女に惚れんだよ」
ほむら「あら、性別は関係ないでしょう? あなたの場合」
杏子「意味わかんねーよ」
ほむら「本当はわかっているくせに」
杏子「黙っとけ。殺すぞ」
2 = 1 :
さやか「あっ! あんた……佐倉杏子!」
杏子「ん? またお前かよ、ボンクラ」
さやか「ボンクラって言うな! なにしに来たのよ。またあたしの邪魔しに来たの?」
杏子(あたしがこいつに惚れるってか? ありえねー)
さやか「な、なによ……なんか答えなさいよ」
杏子(結構可愛い顔してるけど、それだけだしな。そり合わないし)
さやか「なんかジロジロ見られるとむかつくんだけど」
杏子(甘っちょろい綺麗事ばっか言って現実が見えてねえ。そんなアホに惚れるわけないね)
さやか「ちょっと、話聞いてんの? なんなのよ、もう」
3 :
ふむ
4 = 1 :
さやか「話を聞けー!」
杏子「うおっ!? なんだよ、急に大声出すなよ」
さやか「あんたがずっと無視するからでしょうが!」
杏子「あん? なんか言ってたのか?」
さやか「なっ……もー頭きた! ぶっ飛ばす!」
杏子「おー面白いじゃん。やってみなよ」
さやか「すました顔してんじゃないわよー!」ブンッ
杏子「もっとしっかり狙えよ。当たんねーぞそんなんじゃ」
さやか「こ、この! このこのっ!」スカスカ
5 = 1 :
さやか「ぐえっ」
杏子「はい、またあたしの勝ち」
さやか「く、くそぉ~……」
杏子「使い魔相手にして無駄に魔力使ってるから弱いんだよ、ボンクラ」
さやか「うるさい! 他人を見殺しにするようなやつに言われたくない!」
杏子「別に見殺しにしてるわけじゃないよ。そもそも見ることがないからね」
さやか「同じことだよ!」
杏子「わかんねーならそれでいいよ。1人でくたばっとけ。じゃあな」
6 = 1 :
さやか「ちょっと、あんたどこ行くのよ」
杏子「あん? テキトーに食い物とりに」
さやか「ま、また泥棒する気!?」
杏子「そうだけど、文句あんの?」
さやか「あるに決まってんでしょ! 泥棒なんてしていいわけない!」
杏子「しょうがねーじゃん? 金ないんだから」
さやか「だからって……!」
杏子「じゃあお前がなんか食わせてくれんのか?」
さやか「う……」
杏子「はっ。口先だけなら黙っとけ」
7 = 1 :
さやか「わ、わかったわよ! なんか食べさせればいいんでしょ!?」
杏子「……は?」
さやか「うちの冷蔵庫になんかあると思うから、それあげる」
杏子「いや、いらねーから」
さやか「なんでよ! あんたが食べさせろって言ったんじゃん!」
杏子「あたしは食いたいものを食うんだよ。残り物なんかで我慢できっか」
さやか「じゃ、じゃああんたの食べたいもの言ってよ! あたしが買ってくるから!」
杏子(なんだこいつ……ちょっと強く殴りすぎちまったか?)
9 = 1 :
杏子「あたしはお前に買ってくれなんて頼んでないよ」
さやか「でもあんた盗んでくる気でしょ? それは許せない」
杏子「だからお前が買うってか? お人好しも大概にしとけよ、ボンクラ」
さやか「あんたが口先だけはやめろって言ったんでしょうが! だからあたしが買ってあげるって言ってんの!」
杏子「はあぁ……めんどくせえ」
さやか「いいから、なにが食べたいのか言いなさいよ」
杏子「お前と話してたらどうでもよくなった」
さやか「そんなこと言って、隠れて盗む気なんでしょ」
杏子「マジでうぜぇ……」
10 = 1 :
さやか「ほら、なにが食べたいのよ。たい焼き? リンゴ?」
杏子「……冷凍食品」
さやか「はい?」
杏子「冷凍食品が食いたいって言ってんだよ」
さやか「え、冷凍食品? コンビニにあるやつでいいの?」
杏子「だーっ! 鈍いやつだな! お前んちの冷蔵庫の中身でいいって言ってんだよ!」
さやか「あ、そういうことか」
杏子「ったく、自分で言ったことくらい覚えとけ」
さやか「あんたがわかりにくい言い方するから悪いんでしょ」
11 = 1 :
杏子「で、結局冷凍食品かよ」
さやか「ごめん、あんまり残ってなかった……納豆とお漬物ならあるよ」
杏子「んじゃそれもくれ」
さやか「あんたって本当によく食うね」
杏子「あんだよ、悪いか? 動いてると腹が減るんだよ」
さやか「ずっと魔女探ししてんの?」
杏子「別にそういうわけじゃないよ。ゲーセンで暇潰したり、いろいろさ」
さやか「へぇ……ちょっと待って。ゲーセンでどうやって遊んでんの? お金ないんでしょ?」
杏子「超うぜぇ……」
12 :
あんあん
14 :
杏子ちゃんが好き★
15 = 1 :
杏子「はー食った食った」
さやか「うわ、オヤジくさ」
杏子「殺すぞ? ったく……とりあえず腹は満たされたし助かったよ。ありがとな」
さやか「え……う、うん」
杏子「なんだよ、なんか言いたげな顔じゃん」
さやか「いや、あんたもお礼くらい言えるんだと思って」
杏子「悪かったね。今度からは言わないよ」
さやか「そうは言ってないでしょ! ちゃんとお礼言って!」
16 = 1 :
さやか「あんた、これからどうすんの?」
杏子「テキトーに魔女狩って、帰って寝る」
さやか「帰るってあの教会に?」
杏子「寝床は別にあるから」
さやか「あんた、いつもどこで寝てんの?」
杏子「そこらへんのホテルで」
さやか「ちゃんとお金払ってるの?」
杏子「あたしが宿泊代なんて払えると思ってんのか?」
さやか「だよね……」
17 = 14 :
あんこちゃんかっこよす
18 :
19 = 1 :
杏子「言っとくけど、宿泊代払うとか言い出すんじゃねえぞ」
さやか「言わないよ。さすがにそれは無理だし……」
杏子「ならよかった。また口先だけで綺麗事言うのかと思ったよ」
さやか「やっぱりあんた、イヤなやつだね」
杏子「はん、今さらだね」
さやか「そうかもね」
杏子「まあいいや。じゃあな」
21 = 1 :
さやか「……お、お風呂!」
杏子「あん?」
さやか「お風呂だよ。あんた、いつもお風呂はどうしてんの?」
杏子「なに言い出すかと思えばくだらねぇ……ホテルの風呂を借りてるよ」
さやか「でもそれって無断だよね」
杏子「またそれかよ。金ないんだから当たり前だろ」
さやか「じゃあうちのお風呂入っていきなよ!」
杏子「……はぁ?」
さやか「お風呂貸したげるって言ってんの。これなら口先だけじゃないでしょ?」
杏子(ホントなんなんだ、こいつ)
24 = 1 :
さやか「きょうこー、湯加減はどーう?」
杏子「あーちょうどいいよー」
さやか「じゃあタオルとかここに置いとくからねー」
杏子「あいよー」
杏子(……なんであたしはこんな平和ボケした会話してんだ)
杏子(普通の家の風呂入るなんていつ以来かな……)
杏子(そういえば昔マミのやつと一緒に入ったっけ)
杏子(マミ、今なにしてっかなぁ……)
25 :
ちゃんと設定をしってるのか
26 = 1 :
杏子「な、なんだよこれ!?」
さやか「んー? なんか問題はっせーい?」
杏子「このパンツはなんだよ! あたしのはどうした!」
さやか「洗濯物に放り込んどいたけど」
杏子「なにしてんだよ!? さっさと返せ!」
さやか「代わりにあたしの置いといたでしょ? それ穿いていいよ」
杏子「いいよ、じゃねえ! なんでお前のパンツ穿かなきゃいけないんだよ!」
さやか「さすがに下着くらいは替えたいかなと思って」
杏子「いやまあ、たしかに替えたいけど……だからってお前のなんか穿けるか!」
27 = 14 :
ははは、好きなようにやりなよ
29 = 1 :
さやか「なんで? あたしのじゃいや?」
杏子「いやだよ! お前だっていやだろ!?」
さやか「あたしは別にいいけど」
杏子「意味わかんねぇ……いいからあたしのを返せ」
さやか「でももう洗濯機回しちゃってるし」
杏子「うおぉい!?」
さやか「気持ち悪いのはわかるけどさ、今日はそれで我慢してよ」
杏子「き、気持ち悪いとは言ってないだろ。ただお前がいやがるかと思っただけで」
さやか「あたしは大丈夫だから、ほら穿いた穿いた。いつまですっぽんぽんでいるつもり?」
杏子「わかったよ……服着るから出てけ」
30 = 1 :
さやか「パンツは明日にでも返すから」
杏子「おぉ……じゃあホント帰るわ」
さやか「やっぱりホテルに戻るの……?」
杏子「なんでお前がしょぼくれてんだよ」
さやか「別にしょぼくれてないし。ほら、さっさと帰んなよ」
杏子「言われなくても帰るよ。なぁ、さやか」
さやか「なに?」
杏子「飯と風呂、ありがとな」
31 = 28 :
いいぞこれ
32 = 14 :
一宿一飯の恩でさやかに抱かれるのですね?わかります
33 = 1 :
翌日
杏子(やっぱ洗って返すべきだよなぁ。コインランドリー使うか)
杏子(パンツ1枚ってのもあれだし、ついでに自分のやつも洗お)
杏子(そーいやあのボンクラは今日返すとか言ってたけど、どうやって会うんだ)
杏子(たしかあいつ、マミと同じ学校だったな)
杏子(……)
杏子(マミには会いたくねーけど、あたしの方から行くしかないよな)
35 = 1 :
杏子「よぉ、ボンクラにちっこいの」
さやか「ボンクラって言うな!」
まどか「こ、こんにちは」
さやか「で、なんの用よ。わざわざ学校まで来て」
杏子「借りてたものを返しに来ただけだよ」
さやか「あ、パンツ?」
杏子「ぶっ!?」
まどか(あ、あれ? さやかちゃんとこの子って仲悪かったよね?)
36 :
ほうほうそれでそれで?
37 = 25 :
あれ?
さやか全然好きじゃなかったんだけど、悪くない気がしてきた
38 = 1 :
さやか「ごめん、あんたのパンツまだ家だわ」
杏子「パンツパンツ連呼すんじゃねー!」
さやか「あんただって言ってるじゃん、パンツパンツって」
杏子「もういい、もう黙れ……」
さやか「しかし意外ですなぁ。あんたってこういうの気にするタイプだったんだ」
杏子「うるせーな……ほら、借りてたやつ」
さやか「ありがと。あんたのは今から家にとりに戻るけど、どうする? ついてくる?」
杏子「それが1番手っ取り早いし、そうするよ」
さやか「オッケー。じゃあまどかも行こっか」
まどか(パンツを貸し借りする仲って……魔法少女って一体……)
39 = 14 :
オープンな間柄☆
40 = 1 :
マミ「ちょっと待って」
杏子「げ……」
まどか「マミさん、どうしたんですか?」
マミ「ごめんなさい、今用があるのは鹿目さん達じゃないの」
さやか「ということは……」
杏子「よ、よぉ……久しぶりじゃん、マミ」
マミ「佐倉さん、戻ってきてたのね」
杏子「最近ね。まあただの様子見だけど」
42 = 28 :
さやかたんとあんこのハァハァ…
43 = 14 :
どちらが攻めるのかしら・・・
44 = 1 :
さやか「あの、すいません……マミさんってこいつと知り合いなんですか?」
マミ「ええ、一応ね」
杏子(一応かよ……)
さやか「2人はどういう関係なんですか?」
マミ「私と佐倉さんは――」
杏子「おい、余計な話してんじゃないよ。あたしに話があんだろ?」
マミ「そうだったわね。美樹さん、ごめんなさい。その話はまた後でね」
さやか「あ、お構いなく」
まどか(なんか怖い雰囲気……)
45 = 1 :
マミ「さっきは様子見って言ってたけど……本当にそれだけ?」
杏子「どういう意味だい?」
マミ「他にも目的があるんじゃないかって聞いてるのよ」
杏子「目的ね……あるっちゃあるかねぇ」
マミ「それはなに?」
杏子「決まってんじゃん? あんたからこの街を奪っちまおうってことさ」
マミ「ほ、本当に? 他にはないの?」
杏子「他になにがあるって言うんだい?」
マミ「ううん、なんでもないの……」
46 :
まどまぎって1年前だよな
47 = 1 :
杏子「なんなら……今やるかい?」
さやか「たんまたんま! あんた、本当にマミさんと戦う気!?」
杏子「当たり前だろ。あたしはマミを叩きのめすために来たんだから」
マミ「本当に変わってしまったわね、佐倉さん」
杏子「変わりもするさ。あんたが変わらないだけだよ」
マミ「あなたのようになるよりはマシね」
杏子「言いたいことはそれだけかい? 場所くらいなら決めさせてやるよ」
マミ「学校の屋上でいいかしら?」
杏子「ああ」
48 = 1 :
さやか「マミさんまでなに言ってるんですか! 学校じゃまずいですよ!」
マミ「彼女はそんなのお構いなしよ。仕方ないわ」
さやか「だからって……」
マミ「あなたは鹿目さんを連れて先にパトロールしててちょうだい。大丈夫、すぐ合流するから」
杏子「はっ、できるもんならね」
さやか「杏子もちょっと冷静になってよ! あたしんちにパンツとりに行くんでしょ!?」
マミ「……パンツ?」
杏子「さやか、おまっ……なに言ってんだオイ!」
49 :
>>46
いや、1年半前
1年前はタイバニだっけ?
50 :
マミさんのデカパイ揉みたい
みんなの評価 : ★
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