私的良スレ書庫
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元スレ咲「妹選手懇親会に参加したんだけど……」
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咲「道、迷っちゃったよぉ……会場どこだろう……」
というオチにならないように、インターハイ姉妹選手の妹さん同士の懇親会を、宮永咲の地元、長野県で開こうとしたのは。
順子「どうしてお姉さん同士じゃないのかしらねぇ。うちの編集長、見る目なさすぎでしょう」
順子「だいたいみんな、ろくな打ち方しないじゃない。お姉さんの集まりのほうが絶対いい記事になるのに」
大介「偉大なお姉さんを追う妹さんの記事で考えればいいんじゃないですかね?」
順子「それでまとまればいいけどさぁ」
人選を疑ってやまない気がする、麻雀雑誌の編集部だった。
順子「だいたい、なんで宮永さんがいるのよ」
大介「突っ込みどころそこですかっ!?」
というオチにならないように、インターハイ姉妹選手の妹さん同士の懇親会を、宮永咲の地元、長野県で開こうとしたのは。
順子「どうしてお姉さん同士じゃないのかしらねぇ。うちの編集長、見る目なさすぎでしょう」
順子「だいたいみんな、ろくな打ち方しないじゃない。お姉さんの集まりのほうが絶対いい記事になるのに」
大介「偉大なお姉さんを追う妹さんの記事で考えればいいんじゃないですかね?」
順子「それでまとまればいいけどさぁ」
人選を疑ってやまない気がする、麻雀雑誌の編集部だった。
順子「だいたい、なんで宮永さんがいるのよ」
大介「突っ込みどころそこですかっ!?」
長野県上伊那郡飯島町の某お食事処。
絹恵「やっとついたわー、麻雀雑誌がただでご飯食べさせてくれるかわりに、こないな場所までとかありえへん」
絹恵「朝大阪出たのに、もう夕方やないの」
絹恵「だいたい普通やったら、うちと、奈良の子と、長野の子やったら、真ん中の名古屋とかにせえへんやろか」
絹恵「まあ仕方ないわ、来たからにはきっちりおごってもらわんと」
絹恵「やっとついたわー、麻雀雑誌がただでご飯食べさせてくれるかわりに、こないな場所までとかありえへん」
絹恵「朝大阪出たのに、もう夕方やないの」
絹恵「だいたい普通やったら、うちと、奈良の子と、長野の子やったら、真ん中の名古屋とかにせえへんやろか」
絹恵「まあ仕方ないわ、来たからにはきっちりおごってもらわんと」
絹恵「まいどー」
店員「いらっしゃいませ~、おひとりさまですか?」
絹恵(確か予約名は)
絹恵「ああ、西田で名前とってますか?」
店員「西田様は、このまま奥の和室になります」
絹恵「奥ですね。おおきに」
店員「いらっしゃいませ~、おひとりさまですか?」
絹恵(確か予約名は)
絹恵「ああ、西田で名前とってますか?」
店員「西田様は、このまま奥の和室になります」
絹恵「奥ですね。おおきに」
絹恵「こんばんは」
玄「あ、こんばんは~。えっと、確か大阪の」
絹恵「愛宕絹恵や。あんさんは」
玄「阿知賀の松実玄です」
絹恵「まだひとりなん?」
玄「西田さんは今辰野? の駅まで来たみたいです」
絹恵「そか。近いんか?」
玄「さあ……それより愛宕さん」
絹恵「なんや?」
玄「なんと素敵なものをお持ちで」ワシワシ
玄「あ、こんばんは~。えっと、確か大阪の」
絹恵「愛宕絹恵や。あんさんは」
玄「阿知賀の松実玄です」
絹恵「まだひとりなん?」
玄「西田さんは今辰野? の駅まで来たみたいです」
絹恵「そか。近いんか?」
玄「さあ……それより愛宕さん」
絹恵「なんや?」
玄「なんと素敵なものをお持ちで」ワシワシ
絹恵「ちょ、どこ見てゆうとるん」
玄「立派なことはいいことです」
絹恵「あほなこと言わんといて、だいたい松実さんかてええもの持ってるやないか」
玄「愛宕さんにはかないませんよ」
絹恵「大きければええってもんやないと思うけどな」
絹恵(でもお姉ちゃんも結構ほっぺた押し付けてくるし、心地ええんやろか)
玄「いいえ、大きなおモチはすべての美しさですから!(力説)」
絹恵「そないなこと威張ってゆう話やないやろ……」
玄「立派なことはいいことです」
絹恵「あほなこと言わんといて、だいたい松実さんかてええもの持ってるやないか」
玄「愛宕さんにはかないませんよ」
絹恵「大きければええってもんやないと思うけどな」
絹恵(でもお姉ちゃんも結構ほっぺた押し付けてくるし、心地ええんやろか)
玄「いいえ、大きなおモチはすべての美しさですから!(力説)」
絹恵「そないなこと威張ってゆう話やないやろ……」
玄「とにかく、西田さんが来るまで何か頼んでいましょうか」
絹恵「ほな頼みますわ、もうおなかすいた」
注文とかした後。
絹恵「ところで、地元のこはまだ来てへんの?」
玄「そうみたいですねぇ」
絹恵「ほな頼みますわ、もうおなかすいた」
注文とかした後。
絹恵「ところで、地元のこはまだ来てへんの?」
玄「そうみたいですねぇ」
咲「ここだよね。いくら私でも、住んでる町のお店くらいわかるよ」
がらがら。
ご主人「らっしゃい」
咲「あの、西田という名前で予約があるかと」
ご主人「ん? 今日そんな話入ってないな」
咲「そうなんですか? でもこのお店で」
ご主人「俺がいうのもなんだけどさ、○○ってとこじゃねーぇ?」
咲「あ……す、すみませんっ! 失礼しました!」
がらがら。
ご主人「らっしゃい」
咲「あの、西田という名前で予約があるかと」
ご主人「ん? 今日そんな話入ってないな」
咲「そうなんですか? でもこのお店で」
ご主人「俺がいうのもなんだけどさ、○○ってとこじゃねーぇ?」
咲「あ……す、すみませんっ! 失礼しました!」
西田「まったく、質問の内容まとめていたらもう夜7時回ってるじゃない」
大介「しかし、いくら宮永さんの都合とは言っても、長野県内を会場にすることはなかったんじゃ」
西田「通いなれてるんだからこれくらい我慢しなさい」
大介「はぁ(原村和の追っかけしてるとは言っても、一度東京に戻ってからこれはさすがにハードじゃないか)」
大介「しかし、いくら宮永さんの都合とは言っても、長野県内を会場にすることはなかったんじゃ」
西田「通いなれてるんだからこれくらい我慢しなさい」
大介「はぁ(原村和の追っかけしてるとは言っても、一度東京に戻ってからこれはさすがにハードじゃないか)」
19時30分くらい? お料理とかいろいろ届いてる。
絹恵「マフラーとか暑くない?」
玄「お姉ちゃん寒がりだから、厚着しないと凍えちゃうんです」
絹恵「そうなん。夏にマフラーとか逆に暑すぎや。シネルわ」
玄「愛宕さんのお姉さんはおもち小さめですよね」
絹恵「松実さん聞く質問がむっちゃ失礼やない?」
玄「いいえ、まず人はおもちから」
絹恵「……(おもちからとか断言するかい普通)」
玄「……っ!!」
絹恵「しゃあない人やな松実さ……どないしたん?」
玄「あ、あ」
店員「いらっしゃいませ~」
絹恵「マフラーとか暑くない?」
玄「お姉ちゃん寒がりだから、厚着しないと凍えちゃうんです」
絹恵「そうなん。夏にマフラーとか逆に暑すぎや。シネルわ」
玄「愛宕さんのお姉さんはおもち小さめですよね」
絹恵「松実さん聞く質問がむっちゃ失礼やない?」
玄「いいえ、まず人はおもちから」
絹恵「……(おもちからとか断言するかい普通)」
玄「……っ!!」
絹恵「しゃあない人やな松実さ……どないしたん?」
玄「あ、あ」
店員「いらっしゃいませ~」
大介「しかし、なぜ新子さんに声かけなかったんですか? あの人のお姉さんもインハイ経験者でしょう」
西田「今年インハイに出た姉妹の妹、にしないと記事の鮮度がよくないって編集長が言うのよ」
西田「しっかし、いつ来ても本当に何もないところよねここ」
大介「はぁ、まあ田舎ですから」
西田「今年インハイに出た姉妹の妹、にしないと記事の鮮度がよくないって編集長が言うのよ」
西田「しっかし、いつ来ても本当に何もないところよねここ」
大介「はぁ、まあ田舎ですから」
しまった、西田さん、順子で統一しないといけないのに何やっているんだろうか。
とりあえず以後気をつける。
とりあえず以後気をつける。
咲「あ、あの、西田という名前で予約を」
店員「はい、伺っております。奥のお部屋になりますね」
咲「あ、ありがとうございます(ぺこり)」
絹恵「ああ、やっと地元さんがいらしたわ。って松実さんどないしたん?」
玄「え、愛宕さん感じなかったん、ですか?」
絹恵「なして? 地元さんかわいい人やないか」
玄「確かにひかえめなおもちもかわいいかもしれませんけど」
玄(こんな凍てつくようなオーラを放っている人なのに愛宕さん気づかないの……?)
店員「はい、伺っております。奥のお部屋になりますね」
咲「あ、ありがとうございます(ぺこり)」
絹恵「ああ、やっと地元さんがいらしたわ。って松実さんどないしたん?」
玄「え、愛宕さん感じなかったん、ですか?」
絹恵「なして? 地元さんかわいい人やないか」
玄「確かにひかえめなおもちもかわいいかもしれませんけど」
玄(こんな凍てつくようなオーラを放っている人なのに愛宕さん気づかないの……?)
咲「すみません、お待たせしました」
絹恵「おっそーいわ。といいたいところだけれど、ちょうどお料理来た所だからええわ」
玄「あ、あの、はじめ、まし」
咲「あなたは、お姉ちゃんと闘った人ですよね? 始めまして、宮永咲です」
絹恵「うちは愛宕絹恵や。松実さん、手震え取るけど大丈夫なん?」
玄「ああ、はい、大丈夫です、松実玄です」
玄(ま、間近にこないでっ、お願いだから)
咲「あああの、私1年で、お二人が2年生だから、敬語とかそういうのなくても大丈夫ですよ?」
絹恵「それはあかんやろ。同じ学校ならともかく」
玄「そ、そうですよ」
玄(そ、そんな顔で見てもだまされないから)
絹恵「おっそーいわ。といいたいところだけれど、ちょうどお料理来た所だからええわ」
玄「あ、あの、はじめ、まし」
咲「あなたは、お姉ちゃんと闘った人ですよね? 始めまして、宮永咲です」
絹恵「うちは愛宕絹恵や。松実さん、手震え取るけど大丈夫なん?」
玄「ああ、はい、大丈夫です、松実玄です」
玄(ま、間近にこないでっ、お願いだから)
咲「あああの、私1年で、お二人が2年生だから、敬語とかそういうのなくても大丈夫ですよ?」
絹恵「それはあかんやろ。同じ学校ならともかく」
玄「そ、そうですよ」
玄(そ、そんな顔で見てもだまされないから)
絹恵「咲ちゃんでええか? あいとるとこ座って」
咲「あ、はい、では」
玄「あ、愛宕さんなんで仕切っちゃってるんですかっ!?」
玄(し、しししかも、宮永さんこっち来てるんですけどっ!?)
咲「こっちでいいですか?」
玄「え、ええ……」
玄(ど、どうしよ、どうしよ)
咲「あ、はい、では」
玄「あ、愛宕さんなんで仕切っちゃってるんですかっ!?」
玄(し、しししかも、宮永さんこっち来てるんですけどっ!?)
咲「こっちでいいですか?」
玄「え、ええ……」
玄(ど、どうしよ、どうしよ)
>>31
おいやめろばか
おいやめろばか
絹恵「咲ちゃんそっちいったんかぁ。じゃあうちのとなりにマスコミさんかいな」
玄「そ、そうみたいですね」
咲「松実さん、よろしくお願いします」ペコリ
玄「わ、私もよろしくされます」
玄(う、わぁ……やばいよぉ、妹さんもとんでもない威圧感だよぉぉ)
絹恵「惜しいなぁ。けどお似合いみたいでええ感じやないかお二人」
咲「え!? そ、そんなことないですよ」
玄「はっ、はい、そうかもしれませんません」
絹恵「? 松実さんどないしたん、冷や汗だらだらに見えるけど具合悪いんか?」
玄「そんなこと、だ、大丈夫ですよー」
玄「そ、そうみたいですね」
咲「松実さん、よろしくお願いします」ペコリ
玄「わ、私もよろしくされます」
玄(う、わぁ……やばいよぉ、妹さんもとんでもない威圧感だよぉぉ)
絹恵「惜しいなぁ。けどお似合いみたいでええ感じやないかお二人」
咲「え!? そ、そんなことないですよ」
玄「はっ、はい、そうかもしれませんません」
絹恵「? 松実さんどないしたん、冷や汗だらだらに見えるけど具合悪いんか?」
玄「そんなこと、だ、大丈夫ですよー」
玄(愛宕さんこのオーラ本当にわからないのかな……心臓がバクバクで握りつぶされそうなのにっ)
絹恵「咲ちゃん、好きなものどんどん食べて」
咲「あ、はい、いただきます」
玄「わ、わたしもいただき」
箸が同じものどんぴしゃする。
玄「!?」
咲「あ、ご、ごめんなさいっ!」
玄「い、いえ私もすみません」
絹恵「息ぴったりでうらやましいな。けど松実さん、もしかしておびえてるんとちゃう?」
玄「そ、そんなことありませんありませんからええありませんともっ!?」
咲「??」
絹恵「咲ちゃん、好きなものどんどん食べて」
咲「あ、はい、いただきます」
玄「わ、わたしもいただき」
箸が同じものどんぴしゃする。
玄「!?」
咲「あ、ご、ごめんなさいっ!」
玄「い、いえ私もすみません」
絹恵「息ぴったりでうらやましいな。けど松実さん、もしかしておびえてるんとちゃう?」
玄「そ、そんなことありませんありませんからええありませんともっ!?」
咲「??」
咲「あの、松実さん、大丈夫ですか?」
玄「え? あ、はい、平気ですです」
玄(やめて、稲光するような目で見ないでぇっ)
絹恵(咲ちゃん優しいこやな。うちも妹がいたらこんなこが欲しいわ)
絹恵(つまり、あの白糸台のチャンプはこんなこを「妹なんていません」なんて)
絹恵(もったいないにもほどがあるわ)
絹恵「しかし、西田さん遅いな」
玄「あ! ちょっと連絡してきますので、すこし席はずしますっ」
絹恵「ああ、頼むわ」
咲「わかりました」
玄「ふぅぅぅ」
玄(なんでなのぉ、なんで私のほうに来ちゃったのよぉ。と、とにかく、西田さんに連絡を取らないと)
玄「え? あ、はい、平気ですです」
玄(やめて、稲光するような目で見ないでぇっ)
絹恵(咲ちゃん優しいこやな。うちも妹がいたらこんなこが欲しいわ)
絹恵(つまり、あの白糸台のチャンプはこんなこを「妹なんていません」なんて)
絹恵(もったいないにもほどがあるわ)
絹恵「しかし、西田さん遅いな」
玄「あ! ちょっと連絡してきますので、すこし席はずしますっ」
絹恵「ああ、頼むわ」
咲「わかりました」
玄「ふぅぅぅ」
玄(なんでなのぉ、なんで私のほうに来ちゃったのよぉ。と、とにかく、西田さんに連絡を取らないと)
絹恵「ふぅ。なあ咲ちゃん」
咲「はい、なんでしょう?」
絹恵「どうすれば咲ちゃんみたいに麻雀強くなれるんやろか」
咲「私みたいにですか?」
絹恵「うちのお姉ちゃんは名門姫松を引っ張る主将になるくらいの人なんや」
絹恵「うちもレギュラーにはなれたけど、まだ自信なくて」
絹恵「だから、強くなってお姉ちゃんを安心させたいんや。咲ちゃん、どないしたらええんやろか?」
咲「ああ、あの、そういう話あんまり私」
絹恵「頼むわ、教えてもらえんやろか」
咲「はい、なんでしょう?」
絹恵「どうすれば咲ちゃんみたいに麻雀強くなれるんやろか」
咲「私みたいにですか?」
絹恵「うちのお姉ちゃんは名門姫松を引っ張る主将になるくらいの人なんや」
絹恵「うちもレギュラーにはなれたけど、まだ自信なくて」
絹恵「だから、強くなってお姉ちゃんを安心させたいんや。咲ちゃん、どないしたらええんやろか?」
咲「ああ、あの、そういう話あんまり私」
絹恵「頼むわ、教えてもらえんやろか」
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