元スレえる「今日のお昼ご飯はそうめんですよ」 奉太郎「またか」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
151 = 83 :
いろいろ凄いスレだ
152 = 9 :
誰も読みたくないよこんなんじゃ
153 = 2 :
奉太郎「お前、まさか雷が怖いのか」
何も言わずに千反田は頷く。と、そのときまた雷が鳴った。
今度はさっきよりも近い。千反田はびくっと震え、さらに強く俺の手を握った。
奉太郎「おい、大丈夫か?」
この問いに千反田は首を横に振った。そして泣きそうな声でこう言った。
える「小さいころから雷が苦手で……
どうか雷がやむまで一緒に寝てくれないでしょうか……?」
奉太郎「いや、でもそれはさすがにまずいんじゃないか?」
さすがに同じベッドで一緒に寝るのはいろいろとよくない。
154 = 22 :
いいよいいよ~
156 = 9 :
>>153
お前清楚黒髪に幻想抱いてるだろ豚
157 = 110 :
えるたそ~
158 :
悪いが我慢してもらおうと思った時、また雷が落ちた。
ひっ、と千反田が小さく声を漏らした。
いつの間にか俺の腕にしがみついていやいやをするように首を横に振っている。
さすがにここまでおびえている奴を放って一人で寝るほど俺は鬼じゃない。
奉太郎「わかった。こっちに来い」
える「ごめんなさい。ありがとうございます……」
蚊の泣くような声でそういうと、千反田は俺のベッドに入ってきた。
せめてもの抵抗で千反田に背中を向けて寝ようとしたのだが、
千反田が腕を放してくれないのでそれも失敗に終わった。
雷が鳴るたび体を強張らせていた千反田だったが、
しがみつく相手が出来たことで落ち着いたのか、しばらくすると静かな寝息が聞こえてきた。
まったく世話のかかるお嬢様だ。まあ今回は俺もこいつのことは言えんが。
昼寝をしすぎたせいだろう、俺は安らかに眠る千反田の隣でしばらく寝付くことができなかった。
160 :
おもろい
162 :
うんそれで?
163 :
千反田のおかげで比較的楽にそうめんを消費出来てはいるが、
まだまだ俺のノルマは達成されていない。
先は長そうだと思っていた矢先、しかし俺と千反田のそうめん生活は唐突に終わりを迎えることとなる。
いつものごとく昼飯に千反田のそうめん料理を食っていたとき、家の電話が鳴り出した。
旅行に行っているはずの姉貴からだった。
供恵「ねえねえ、まだあんたのそうめん残ってる?」
奉太郎「まあ、けっこう残ってる」
供恵「よかったー!あのね、友達でそうめん買ってないって子がいてね、その子にあげる約束しちゃったのよ。
いいでしょ?だからもうそうめん食べなくてもいいから!
あとさ、ちょっと事情があって旅行も途中でやめなきゃいけなくなっちゃったの。
だから明日そっちに帰るわ。だからよろしくね」
164 = 162 :
なんでこんなぐだぐだなの?
165 = 9 :
泣きながら投下するSSは嬉しいか?
166 :
そうめんとホットケーキは飽きやすい食べ物ベスト10にはいる
167 :
奉太郎「え?お、おい!」
あわてて聞き返そうとしたが時すでに遅し。
そんな暇を与えてくれずに電話は切れていた。
奉太郎「はあ、まったく」
える「あの、どうかなさいましたか?」
奉太郎「ああ。実はな、もうお前にそうめん料理を作ってもらう必要がなくなってしまった」
える「はあ……」
なんだかよく飲み込めないといった顔で千反田が首をかしげる。
いけない。説明を省きすぎる千反田の悪い癖が移ってしまったか。
改めてちゃんと順を追って説明する。
168 :
あふれ出る打ち切り臭
頑張ってくれ
169 = 162 :
なんでもっと起伏をつけれなかったの?
172 = 167 :
奉太郎「とまあそんなわけだ。
すぐに電話を切られたから詳しいことはよくわからんが」
える「そうですか」
奉太郎「だからこれが最後のそうめんだな。
お前のおかげで人間らしい食生活をすることができた。助かったよ」
える「わたしが言いだしたことですから」
あれだけうんざりしていたそうめん料理も、これで最後かと思うとなんだか名残惜しい気がしてくるから不思議なものだ。
千反田の作る最後の料理を完食して食器を片づける。
173 :
このまま終わりまで一直線とかやだぞ
174 = 162 :
あ~あどうすんだこれ
175 = 162 :
いやよ~荒らしに犯されるのいやよ~
176 = 167 :
える「それでは、わたしはそろそろおいとまさせていただこうと思います」
奉太郎「もうか?姉貴が来るのは明日だからもう少しゆっくりしていってもいいが」
える「また雨が降るかもしれないので、今のうちにと思って。
それに、あんまり長居するともう一晩泊まりたくなってしまいそうですので」
奉太郎「そうか」
える「はい。あ、お布団はどうしましょう」
奉太郎「いいよ。俺が片付けておく」
える「何から何までありがとうございます」
奉太郎「こっちこそ、助かった。礼を言う」
える「では、おあいこですね。じゃあ、また部活で会いましょう」
奉太郎「ああ、またな」
える「はい、またです」
177 :
えるたそまたね~
178 :
まだなんかあるんだろ?そうなんだろ
179 = 171 :
まだまだだろ
181 = 162 :
きえろ
182 = 167 :
玄関先で千反田を見送り、さっそく自分の部屋を片付ける。
姉貴に千反田の痕跡を見つかるわけにはいかん。
別にやましいことなど何もないが、まあ積極的に言いふらすようなことでもないだろう。
客用の布団もしまい、千反田の忘れ物も確認した。これで大丈夫なはずだ。
そして翌朝、俺はやましいことなど何もありませんでしたよ、
といった顔でいつも通り姉貴の帰りを歓迎した。
供恵「あー疲れた。一人で寂しくなかった?」
奉太郎「別に」
供恵「まあもう子供じゃないもんね。ああお腹減った。
そうめんでいいわよね?」
183 = 162 :
うわぁ…
184 :
ID変わっても頑張るってなかなかチャレンジャーだなこのもしもし
185 = 167 :
奉太郎「もうそうめんは食わなくてもいいんじゃなかったのか?」
供恵「何言ってんの。あんたが今まで食べてたのはあんた一人のノルマであって、
折木家用のそうめんは別にちゃーんとあるんだから」
いろいろなことがありすぎて忘れていた。
そういえばことの発端はそうであった。
これからは何の工夫もないただのそうめんを食わねばならんのか。
奉太郎「もう千反田のそうめんが懐かしいな」
供恵「えー?なんか言った?」
台所から姉貴が声をかけてきた。
危ない危ない。これを聞かれてしまってはなんにもならない。
186 = 162 :
おもしろくないです
187 = 167 :
奉太郎「何も」
供恵「そう。と、こ、ろ、でー」
姉貴の口調が突然おかしくなった。
まさか千反田のことがばれたのか?いや痕跡は完全に消したはず!
奉太郎「なんだよ急に気持ち悪い」
供恵「あんたは私がいない間、一体誰にご飯を作ってもらっていたのかなー?」
奉太郎「だから一人で……」
しらを切ろうと振り向くと、そこには家族の誰のものでもない黒く長い髪の毛をつまみ、
にんまりと笑った姉貴がいた。
供恵「この髪、私のよりもずっと長いのよね。一体誰の髪の毛なのかしら。
さ、白状するまでご飯はなしよ!」
やはり俺は、この人には敵いそうもない。
俺は観念して、なるべくなんでもないように千反田のことを話し始めるのだった。
END
188 = 160 :
おいおい、終わりじゃないだろおい
189 = 177 :
わーーーおもしろかったよーえるたそーーーーーーー
190 = 178 :
えっ
えっ
191 :
終わってしまった
192 = 167 :
以上です
駄文に付き合ってくれた方々に敬礼
193 :
超お疲れ
194 :
>>187
最後の一行が見えない
195 = 162 :
↓以下盛大に滑った>>1への慰め
198 :
乙
おかしい人も含めておもしろかった
199 :
>>195
二時間も保守お疲れ
みんなの評価 : ★★
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